JPH03502879A - 植物組織培養用植込み切片の調製方法 - Google Patents

植物組織培養用植込み切片の調製方法

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JPH03502879A
JPH03502879A JP1500417A JP50041789A JPH03502879A JP H03502879 A JPH03502879 A JP H03502879A JP 1500417 A JP1500417 A JP 1500417A JP 50041789 A JP50041789 A JP 50041789A JP H03502879 A JPH03502879 A JP H03502879A
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河原林 和一郎
浩一 松原
光 山形
滋 高橋
元山 吉夫
平田 行正
白根 佳子
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三井化学株式会社
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Abstract

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Description

【発明の詳細な説明】 植物組織培養用植込み切片の調製方法 発明の背景 1、発明の分野 本発明は植物組織培養用植込み切片の大量調製方法に関する。
λ 関連技術の記載 従来から、植物組織培養において培養物として使用される植物器官又は組織の切 片は、植物材料をメスで細断することにより又は植物材料からコルクポーラ−で 植物ディスクを切り出すことにより手作業で調製されている。これらの方法は作 業者が培養のために最も適当な植物材料の部分を選択することができ、そして植 物材料を培養のために最も好ましい形状に切り出すことができる点において有利 である。しかしながら、この操作は熟練を必要とし、そして多大の労働力と時間 を費やさねばならないといった欠点があった。従って、従来の方法は研究室での 実験的レベルでは使用することができるが、植物の商業的な大量増殖における培 養切片の作成のためにこの様な方法を適用することは困難である。
発明の概要 驚くべきことに本発明者らは、切断されるべき植物材料の種類に応じた適切な植 物材料切断法を選択することによって、機械的切断が、効率よく目的物を増殖す ることが期待できる植込み切片を容易に問題なく大量に提供することを見出した 。
従って、本発明に従えば、植物組織培養用の多数の植込み切片の調製方法であっ て、 殺菌された又は汚染されていない植物材料を用意し、そして 該植物材料を切断装置に供給して植物切片を調製し、ここで該切断装置は、円板 3又は53の接線に対して一定の角度をもって配置された1又は複数の長い孔4 又は54を有し駆動ユニット2又は52により回転する該円板3又は53、及び 1又は複数のブレード5又は55を有し、該ブレードは前記円板3又は53に固 定されており、該ブレード5又は55の刃先6が前記孔4又は54の上方に該円 板の該ブレードに近い側の表面から延びる平面と該刃先6との間に一定の間隔を 置いて配置されている、 ことを特徴とする方法が提供される。
さらに、本発明は、植物組織培養用の多数の植込み切片の調製方法であって、 殺菌された又は汚染されていない植物材料を用意し、そして 該植物材料を切断装置の切断要素に押し付けるか又は切断装置の切断要素を該植 物材料に押し付けることによって植物切片を調製し、ここで該切断装置は相互に 平行に配置された複数の案内板12、及び該案内板12の間に且つそれに平行し て配置された切断要素17を有し、該切断要素が回転、往復又は振動して前記案 内板12の間を通過する植物材料を該切断要素17により切断する、ことを特徴 とする方法を提供する。
さらに、本発明は、植物組織培養用の多数の植込み切片の調製方法であって、 殺菌された又は汚染されていない植物材料を用意し、そして 該植物材料を切断装置の切断要素に押し付けるか又は切断装置の切断要素を該植 物材料に押し付けることにより植物切片を調製し、ここで該切断要素はサブ−要 素の2つの平面の交叉により形成される複数の刃先を有する不動のサブ−要素2 0、及び可動サブ−要素の2つの表面の交叉により形成される複数の刃先を有す る可動サブ要素21を有し、該可動サブ要素21の表面の一方が不動サブ−要素 20の表面の一方と滑り接触しており、その結果不動サブ−要素20に対する可 動サブ要素210回転、往復又は振動により1.前記切断要素に押し付けられた 植物材料を切断する、ことを特徴とする方法を提供する。
さらに、本発明は、植物組織培養用の多数の接種切片の調製方法であって 殺菌された又は汚染されていない植物材料を用意し、そして 該植物材料を切断装置の切断要素に押し付けるか又は切断装置の切断要素を該植 物材料に対して押し付け、ここで該切断装置、は一定の間隔を有しその間を通し て前記植物材料を輸送するための少なくとも一対の平行ローラー25及び該ロー ラ25の下流に配置された切断要素27を有し、該切断要素は該ローラー25の 軸と平行な軸のまわりを回転し、又は往復して該ローラーにより輸送される植物 材料を切断する、ことを特徴とする方法を提供する。
さらにまた、本発明は、植物組織培養用の多数の植込み切片の調製方法であって 、 殺菌された又は汚染されていない植物材料を用意し、そして 該植物材料を切断装置の切断要素に押し付けるか又は切断装置の切断要素を該植 物材料に押し付けることにより植物切片を調製し、ここで該切断装置は、一定の 間隔を有する少なくとも一対の平行ローラー32、及び該ローラー32の間に配 置されておりそして該ローラーの軸に平行なシャフトに固定されている切断要素 33を有し、該シャフトが駆動ユニットにより回転する、ことを特徴とする方法 を提供する。
本発明はまた、植物組織培養用の多数の植込み切片の調製方法であって、 殺菌された又は汚染されていない植物材料を用意し、そして 該植物材料を切断装置の切断要素に押し付けるか又は切断装置の切断要素を該植 物材料に押し付け、ここで該切断装置は少なくとも2個のローラー36を有し、 該ローラーの一方はその表面上に円周状に設けられた溝37を有し、そして他方 のローラーはその表面上に円周状に、相対するローラーのそれとは異る高さに設 けられた溝を有し、各溝はその底部から突出した円形の切断要素を有する、こと を特徴とする方法を提供する。
本発明はまた、植物組織培養用の多数の植込み切片の調製方法であって、 殺菌された又は汚染されていない植物材料を用意し、そして 該植物材料を切断装置の切断要素に押し付けるか又は切断装置の切断要素を該植 物材料に押し付け、ここで該装置は複数の切断要素42を有し、該要素は平行に なっていて該要素42の刃先46は同じ方向を向いているか、格子状になってお り該要素の刃先46は同じ方向を向いているか、あるいは放射状に配置されてい て該要素42の刃先46は放射中心を向いている、ことを特徴とする方法を提供 する。
さらにまた、本発明は、植物組織培養用の多数の植込み切片の調製方法であって 、 殺菌された又は汚染されていない植物材料片を含む液体媒体を調製し、そして該 植物片を回転、往復又は振動する切断要素により切断して植物の切片を調製する 、ことを特徴とする方法を提供する。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明の方法において使用される装置の具体例の垂直断面図であり; 第2図は、第1図と同じ具体例の水平断面図であり;第3図は、第2図中の線A −Aにそって得られる断面図であり; 第4図は、本発明の方法において使用される装置の具体例の断面図であり; 第5図は、第4図に示される具体例の平面図であり;第6図は、第5図中の線B −Bにそって得られる断面図であり; 第7図は、本発明の方法において使用される装置の具体例の模式図であり; 第8図は、本発明の方法において使用される装置の他の具体例の模式図であり; 第9図は、本発明の方法において使用される装置の更なる具体例の模式図であり ; 第10図は、第9図中の線C−Cにそって得られる断面図であり; 第11図は、本発明の方法において使用される装置の他の具体例の模式図であり ; 第12図は、第11図中の線D−Dにそって得られる断面図であり; 第13図は、本発明の方法において使用される装置のさらに他の具体例の模式図 であり; 第14図は、本発明の方法において使用される装置の更なる具体例の模式図であ り; 第15図は、本発明の方法において使用される装置の他の具体例の模式図であり : 第16図は、本発明の方法において使用される装置のさらに他の具体例の模式図 であり; 第17図は、植物材料が流れる液体媒体中で切断される、本発明の方法において 使用される装置の更なる具体例の模式図であり; 第18図は、植物材料が液体媒体中で切断される、本発明の方法において使用さ れる装置の具体例の模式図であり:第19図は、植物材料が液体媒体中で切断さ れる、本発明の方法において使用される装置の他の具体例の模式図であり;第2 0図は、第19図において示される装置の切断要素の拡大図であり; 第21図は、第19図において示される装置の切断要素の底面図であり; 第22図は、第20図において示される装置の切断要素の透視図であり; 第23図は、第1図において示される装置を用いて柱状のジャガイモを切断した 結果を示すグラフであって、回転速度と得られる切片の厚さ及びそのバラツキと の関係を示し;そして、 第24図は第23図のそれに類似するグラフであるが、第24図はジャガイモに 適用される重量と得られる切片の厚さ及びそのバラツキとの関係を示している。
好ましい態様の記載 本発明に従えば、色々な種類の植物の大量の植込み切片を調製することができる 。すなわち、球根、塊茎、茎等を含む植物の器官又は部分(以後、「植物材料」 と称する)を本発明の方法によって切片化することができる。植物材料は、細菌 又は真菌のごとき植物病原体により汚染されていない植物、例えば無菌条件下で 栽培された植物から得ることができ、あるいは植物の生存を破壊しない任意の常 法、例えば殺細菌剤、殺真菌剤、洗剤等による植物材料の処理により植物材料を 無菌化することができる。
本発明の具体例に従えば、第1〜6図に示す装置を用いて植物切片が調製される 。第1図に示すように、この装置はハウジング1、及び駆動ユニット2により駆 動される円板3を有する。第2図に詳細に示すように、円板3は該円板3の接線 に対して所定の角度で配置された1又は複数の孔4を有する。この具体例におい て、この角度はおよそ直角であり、すなわち孔はおよそ放射上に配置される。さ らに第2図に示すように、ブレード5は該ブレードの刃先6が前記孔の上に位置 するように円板3に取り付けられ、これによって、ブレード5によって植物材料 から切り出された植物切片が孔4を通ってハウジング1に落される。刃先6と、 円板3のブレード5に近い方の表面から伸びる平面7との間に間隔が設けられる 。この間隔は、切り出される植物切片の厚さを調節するために、ブレード5の厚 さを選択することにより、又は所望の厚さを有するスペーサー(示されていない )をブレード5と円板3との間に挿入することにより調整することができる。
植物組織の破壊を最小にするため、植物材料、特に球根又は塊茎は好ましくは、 「押切」ではなくむしろ「滑空」される。これに関して、「滑空」は植物材料の 切口端を刃先が滑り(スリップし又はスライドする)ながら植物材料を切断する ことを意味する。この目的のため、第2図に示す具体例においてはブレード5及 び孔4が弧状を有する。刃先6が鈍化した場合、又は刃先と円板3の表面にそっ て伸びる平面との間の間隔を再調整する必要がある場合、ブレード5は取り替え られる。従って、ブレード5は板3に例えばねじ8により取りはずし可能に取り 付けられる。板3はシャフトを介して電気モーターのごとき駆動ユニットにより 駆動される。ハウジング1中にたまった切片が容易に回収できるように、板3は シャフトの先端に取りはずし可能に取り付けられる。
好ましくは、第1図に示す装置はさらに入口9を有するカバー10を有する。
第1図に示す装置の運転中、電気モーターのごとき駆動ユニット2により駆動さ れる円板3の回転速度は例えば100〜400rpmに調整され、そして刃先6 と板の表面にそって伸びる平面7との間の間隔は例えば1〜4薗に調整される。
切片の所望の厚さ、切断されるべき植物材料の硬さ等に従って特定の条件が選択 される。
第1図に示される装置は好ましくはユリ等の球根、又はジャガイモ等の塊茎から 植物切片を調製するために使用される。
植物材料が入口9の中に挿入され、そして円板3の回転により動くブレード5に より植物材料が切断される。ユリの球根のごとき軟い材料を切断する場合、刃に 対して該材料を押し付けるのに該植物材料自体の重量で十分であり、そしてそれ 故にオペレーターは単に材料を円板上に置けばよい。しかしながら、ジャガイモ の塊茎のごとき比較的硬い材料を切断すべき場合、材料自体の重さに加えて追加 の力を該材料に適用しなければならず、そしてそれ故に約50〜100 g / cdの力が植物材料に加えられる。この力は、植物材料に直接に又は押板を介し ておもりを置くことにより、あるいは押仮にバネの力をかけることにより、ある いは押板を手でおさえることにより適用することができる。
この運転の間、植物材料は多数の切片に切断され、そしてウジフグ1中に蓄積し 、そして次にカバー10及び円板3が取り外されそして切片が回収される。
第4〜6図は、第1図に示す具体例の変形を示す、この変形においては、円板5 3が4個の孔54を有し、そしてそれ故に4個のブレード55が円板53上にネ ジ57により取り付けられる。
この変形においてはブレード55が直線状の刃先を有する。この場合、植物材料 の「滑空」を促進するため、第5図に示すように、ブレード55、そしてそれ故 に孔54は、円板53の接線に対して直角ではない角度で配置される。
第6図は、第5図に示す板53の第5図中線B−Bがら見た断面図を示す。第6 図に示す具体例においては、ブレード55はスペーサー56を介して板53に取 り付けられる。このスペーサー56の目的は、第1図に示す具体例の記載におい て詳細に説明した通りである。第4図に示す変形において、円板53及びその上 に取り付けられたブレード55はハウジング51中に収容される。ハウジング5 1は窓59を有し、これを通してハウジング51の内部を観察して、例えばその 中に蓄積された切片の量を決定することができる。ハウジング51はまた空気濾 過機63を付した空気導入チューブ62を有する。従って、運転の開始前に装置 全体が殺菌されておれば、空気濾過機63及び導入チューブ62を通して無菌空 気を導入することにより、運転の間ハウジング51の内部を無菌条件下に維持す ることができる。
なお、装置全体を金属で作ることができ、そしてこうして加熱、例えば蒸気によ り殺菌することができる。
ハウジング51外部に設けられる電気モーター52のごとき駆動ユニットから柔 軟性駆動シャフト61を介して伝達される駆動力により円板53が回転する。
第4図に示される装置はさらに、植物材料が供給される入口60、及び植物切片 が回収される出口61を有する。この変形において、柔軟性駆動シャフト64の 存在を考慮して、植物材料の導入を容易にするために入口60は傾斜している。
第4図に示される装置は第1図に示される装置について詳細に記載したのと同様 にして用いることができる。
さらに、第4図に示される装置は好ましくは、液体媒体、例えば水、緩衝液、植 物組織培養用培地等の中で植物材料を切断するために用いることができる。この 場合、液体媒体及び植物材料片は入口60を通して導入され、そして切断された 植物切片を含有する液体媒体は出口62を通して取り出される。
第7図は、本発明の方法において使用される装置の具体例を模式的に示しており 、この装置はハウジング11、該ハウジング11に固定された複数の案内板12 、該案内板12の間に且つそれと平行に配置された可動切断要素14、及び押板 15を有する。切断要素14は通常、その周囲に1又は複数の刃先を有する円板 であり、そして回転し、往復し又は振動して植物材料を切断するように駆動され る。
この具体例の好ましい変法においては、第7図に示すように、切断要素は円板1 4であってその周囲に刃先17を有する。
円形切断要素14は回転シャフト13に固定されており、該回転シャフトは各案 内板12中の孔を通って伸びそして駆動ユニット18により回転される。ハウジ ング11は植物材料を供給するための入口16、及び切片を取り出すための出口 17を有する。
この装置の運転においては、植物材料片が入口16を通して供給され、そして該 植物材料は押板15により案内板12に輸送される。この押板は、第7図に示す ように入口16の後方の位置から案内板12に近い位置に手動で又は機械的に動 かされ、そして植物材料片を隣接する2つの案内板12の間の空間に押し込み、 そこで2枚の案内板12の間に配置された回転する円形切断要素14により植物 材料片が切断される。
第8図は、本発明の方法において使用される装置の他の具体例を模式的に示し、 この装置はハウジング19、切断要素20及び21並びに押板22を有する。ハ ウジング19は植物材料を該ハウジング19に供給するための入口22及び切断 された植物切片を該ハウジング19から取り出すための出口23を備えている。
切断要素は2個のサブ要素、すなわちハウジング19に固定された不動サブ要素 20及び可動サブ要素21である。サブ要素20及び21のそれぞれは、各サブ 要素の2つの表面の交叉により形成される複数の刃先を有する。可動サブ要素2 1の刃先を構成する1つの表面は不動サブ要素20の刃先を構成する1つの表面 と滑り接触している。サブ要素20及び21のそれぞれは、例えば、多数の孔ま たは穴、例えば長い孔又は円い穴を有する金属板により容易に構成することがで きる。この場合、刃先は板20又は21の1つの表面と前記孔の内側の表面との 交叉により形成される。あるいは、サブ要素20及び21は、少なくとも2つの 角を有しそして相互に平行に配置された複数の棒の列により形成することができ る。
好ましくは、植物材料の動きの方向に関して不動サブ要素20は上流に配置され そして可動サブ要素21は下流に配置される。刃先への植物材料の接近を促進す るため、第8図に示すように、上流のサブ要素20の刃先の反対側は丸みを有す るか又は先細の形状を有する。
第8図に示す装置は例7に示した装置と同様に運転されるが、植物材料を切断す るために可動サブ要素21が回転し、往復し又は振動する。
第9図及び第10図は本発明の装置の他の具体例を示し、この装置はハウジング 24、間隔を置いて配置された少な(とも一対のローラー25、該ローラー25 の下流に配置された切断要素27、及び押板28を有する。この具体例において は、植物材料はローラ一対25の動きにより切断要素に押し付けられる。
切断要素27は、典型的にはその周囲に刃先を有する板であり、ローラー25の 軸に対して垂直に配置され、そしてローラー25の軸に平行な軸のまわりに回転 するか、又は往復運動する。
好ましい態様において、切断要素27はそれぞれがその周囲に刃先を有する多数 の円板により構成され、これらの板はローラー25の軸に平行に配置されたシャ フト26に固定されそして電気モーター(示してない)のごとき駆動ユニットに より駆動される。第10図に示す好ましい態様において、ローラー25はその表 面に円周状の溝31を備えており、そして円形切断要素27は該溝31にはまる がしかしそれに接触しない、この配置において、切断要素27は、切断要素27 とローラーとの間の接触を回避しながら植物材料を切断する。第10図は、第9 図の線C−Cにそってのローラー25及び切断要素27の断面図である。
第9図に示す装置は例7の装置について詳細に記載したのと同様に運転されるが 、押板28により輸送された植物材料は切断要素27に押し付けられる。この目 的のため、ローラー25のそれぞれは、電気モーターのごとき駆動ユニット(示 してない)により他方のローラー25とは逆の方向に回転することによって植物 材料を切断要素に押し付ける。なお、切断要素27は、電気モーターのごとき駆 動ユニット(示してない)によりいずれの方向にも回転せしめることができる。
第9図に示される具体例の変形として、回転する円形切断要素の代りに、植物材 料の動きの方向にそって往復する切断要素を用いることができる。さらに、切断 要素を、相互に対向する刃先を有しそしてローラーの軸の平面に平行な2個の切 断板から構成することができる。この場合、切断板の1方はハウジングに固定さ れそして他方は往復運動し、こうして切断要素が離れて窓を形成する間に植物材 料がローラーの回転により該窓を通して送られそして前記刃先が相互に接触する ときに該植物材料が切断されるようにすることができる。
第11図及び第12図は本発明の方法のための装置の他の具体例を模式的に示す 。第11図に示される装置は第9図に示される装置と類似するが、第11図にお いては切断要素がそれぞれ周囲に刃先を有する回転する円板であり、そして第1 2図に示すように一対の平行ローラー32の間に配置されている。ローラー32 はその表面上に円周状溝34を有し、そして切断要素33は線溝34にはまるが しかしそれと接触しない。
第13図に示す装置において、ローラー32はかぎ35を有する。
なお、これらのかぎは第9図及び第11図に示す装置にも設けることができる。
この構成は、植物材料が切断されることなくハウジングの壁とローラーの表面と の間の空間に入り込むのを防止し、そして植物材料をローラーの上流点にもどす 。
第14図は本発明の方法のための装置の他の具体例を模式的に示す、この装置は 少な(とも2個のローラーを有し、その一方はその表面のまわりに円周状溝37 を有し、そして他方は反対のローラーの溝37の高さとは異る高さに円周状溝3 8を有する。各溝はその底から突出する円形切断要素を有する。
例15は本発明の方法において使用される装置の他のタイプを示し、この装置は 入口44及び出口45を有するハウジング41、切断要素42、並びに押板43 を有する。この装置において、切断要素42はそれぞれが刃先を有する多数の板 から構成される。
これらの切断要素42は平行に配置されそして同じ方向を向いている。あるいは 、格子状に配置されそして同じ方向を向いていてもよい。この装置の操作におい ては、植物材料が入口44から供給され、そして実質的な量の植物材料がハウジ ング41に蓄積された後、押板43が手動で又は機械的に入口44の後方の位置 から切断要素42に近い位置に動かされ、そしてそれ故に植物材料が切断要素4 2に動かされ、刃先46に対して押し付けられそして切片に切断される。切断さ れた切片は出口45から取り出される。しかしながらこの態様においては隣接す る切断要素42間の空間が切断された植物切片により閉塞されることが時々ある 。
この問題点を解決するため、第16図に示す変形が提供される。この装置は第1 5図に示す装置に類似するが、切断要素49が放射状に配置されている。この態 様においては押板47が凸形表面を有し、この表面は切断要素49の刃先により 形成される凹形と一致している。ハウジング48は好ましくは円筒状である。
第15図及び第16図において、植物材料は押板43又は47により切断要素4 6又は49に動かされるが、しかし他の態様においては切断要素を板43又は4 7に向けて動かして植物材料を押し付けそして切断することができる。この場合 、板43又は47は動かさない。
第7図〜第16図に示す装置を、流体媒体を用いないで植物材料を切断すること に言及しながら詳細に説明したが、これらの装置は液体媒体中にある間に植物材 料を切断するために用いることもできる。この目的のため、この装置は、第17 図に模式的に示される様に、植物材料を含有する媒体の流路に挿入される。
第7図〜第16図に示す装置は水平配置を有するが、垂直配置も可能である。
第7図〜第16図に示す装置は好ましくは、側芽を有する植物、例えばバラ、ミ ニバラ、カーネーション、キク等から切片を調製するために用いられる。なお、 これらの植物のためには無傷の側芽を有する切片を調製すれば十分であり切片の 他の部分は破壊されてもよい。上記の装置は無傷の側芽を存する切片を提供する から、これらの装置の使用により上記の植物の植込み切片を多量に工業的に作成 することが可能になる。
第18図〜第22図は、流体媒体中に浮遊している間に植物材料を切断するため に設計された切断装置の2つのタイプを示す。
第18図はバラm (Rosa)に属する植物からの植込み切片の調製に特に適 する装置を示す。この装置は、好ましくは透明材料から作られたハウジング74 、電気モーターのごとき駆動ユニット(示してない)を収容した箱75、該駆動 ユニットにより回転される回転シャフト73、上部切断要素71、及び下部切断 要素72を有する。好ましくは、ハウジング74は箱75から脱着可能である。
第18図に示すように、下部切断要素72は好ましくは直線状のブレードであり 、そして上部切断要素は好ましくは弧状のブレードである。切断要素71及び7 2の両者はシャフト73にその異る位置でそして好ましくは約180°Cの角度 で固定されている。
第18図に示す装置の操作においては、植物材料及び液体媒体、例えば水、緩衝 液又は培地がハウジング74に導入され、そして切断要素71及び72が所望の 回転速度で所望の時間にわたり回転される。バラの切片の調製のためには、例え ば、切断要素71及び72は50〜110000rp、好ましくは500〜50 00rpmで0.1〜100秒間、好ましくは0.5〜20秒間回転される。
第19図は、液体媒体中での植物切片の調製のために有用な他の装置を示す。こ の装置はハウジング81、回転シャフト84のボス部85に取り付けられた切断 要素86、及びじゃま板89を有する。この装置はさらに、液体媒体中に含有さ れる切片を取り出すための出口92、該装置に植物材料を供給するための入口9 1、及び空気濾過器93を備えた空気チューブ96を有する。
切断要素は2個の上部ブレード及び2個の下部ブレードを有する。第21図に示 すように、2個の上部ブレードはボス部85から180°の角度で伸び、そして 2個の下部ブレードはボス部85から180°の角度で、しかし上部ブレードに 対して90゜の角度で伸びる。第20図は第19図に示す切断要素の拡大図であ る。第20図に示すように、下部ブレード86はボス部85に水平に固定される が、上部ブレード86は水平面に対して一定の角度をもってそれに取り付けられ る。なお、この角度は変えることができ、そしてこの目的のため、第20図及び 第22図に示すように、上部ブレード86はボス部85に、各ブレード86を2 個の半円形片88間に挟持し全体をボス部85中の孔に挿入することにより取り 付けられる。ブレード86及び半円形片88はボス部85に、ボス部85の頂部 から挿入されるネジにより固定される。
第19図に示す装置の操作において、植物材料及び液体媒体が入口91を通して 導入され、そして切断要素、すなわちブレード86が電気モーターのごとき駆動 ユニット82により、柔軟性シャフト83、シャフト84及びボス部85を介し て回転される。
ハウジング81中の液体媒体の流れは、通常ハウジング81中の相対する側に位 置するじゃま板89により撹乱され、切断要素86による植物材料の切断が助け られる。切断が終った後、液体媒体中に含まれる植物切片は出口92から取り出 される。操作の間、空気濾過器93及び空気チューブ94を通して空気がハウジ ング81に導入され、ハウジングの内部が無菌状態に維持される。ハウジング8 1に導入された空気はまた、液体媒体中の切片を出口92を通して植物組織培養 用容器(示してない)に輸送するためにも使用される。
本発明に従えば、植物組織培養用の多量の植込み切片が汚染及び植物組織の壊死 を伴わないで容易に調製される0本発明の方法は、全植物体から、あるいは植物 の部分、例えば花、葉、茎、頂部、球根、塊茎、カルス等から切片を調製するた めに使用することができ、そして得られる切片は有用物質の製造のため又は完全 な植物の再生のために培養することができる。
ここで、本発明を実施例により詳細に説明する。
ス111に この実施例においては第1図に示す装置を使用し、刃先6と円板3の表面から伸 びる平面との間の間隔を2mに調整した。キャップ10を有する装置全体をアル ミニウムフォイルに包み、そしてオートクレーブ殺菌した。次に、茎頂培養によ り得られた直径5〜8IInのリリウム・ロンギフロルム(LiliumIon  iflorum)のウィルス−フリー球根60個を入口9を通して導入し、入 口中の球根の上に押板(示してない)を置き、そしてこの押板上におもりを置い て球根に400g/cIiの圧力をかけた。円板形の切断刃を35Orpmの速 度で回転せしめた。切片を1!のミニ−ジャーファーメンタ−中で100%0□ を通気しながら15週間培養し、そして直径約3tmの球根2360個を得た。
実】114 実施例1で使用したのと同じ装置を使用したが、刃先と円板の表面から伸びる平 面との間の間隔を2−に調整した。
直径28ma+及び長さ65mのジャガイモの塊を入口9を通して挿入し、そし てこの塊に45 g /dの圧力をかけた0回転速度を2Orpmと40Orp mとの間で変化せしめた0回転速度の関数としての切片の厚さ及びそのバラツキ を第23図に示す、第23図かられかるように、1100rpと30Orpmと の間の回転速度が均一な厚さを有する切片を提供した。
11桝1 例2に記載したのと同じ方法を用いたが、回転速度を350rp−に調整し、そ してジャガイモ塊にかける圧力を50g/CIiと400g/cdとの間で変化 せしめた。第24図に示すように、200 g / cdと350 g / c dとの間の圧力が均一な厚さを有する切片を提供した。
実施■玉 第4図に示す装置を用いてリリウム・ロンギフロルム(区い」」1虹叩)の球根 の切片を調製し、そして実施例1において得られた結果に類似する結果が得られ た。
1隻拠S ミニバラ・マリーアントワネットの側芽を、ガラス製培養ビン中の、3%シュー クロースを含有しそして0.3 mベンジルアデニンが補充されたムラシゲ・ス クーグ培地(p)15.7)に植え、そして25°Cにて、16時間の明期間( 4000ルツクス)及び8時間の暗照間の照明条件下で4週間培養して再生植物 を得た。第18図に示す装置を用い、そしてその0.42のハウジング74に再 生植物100本及び0.32の液体培地を加えた。
切断要素を200Orpmで回転させて植物を切断し、そして10秒間で切断を 完了した。切片を、1戸ベンジルアデニンを補充した上記培地に接種し、そして 通気しながら4週間培養し、そして1本の出発再生植物から3.24本の植物が 新たに得られた。
f」L媚 実施例5において得られた再生植物100本をメスを用いて手作業で切断し、そ して切片を実施例5のようにして培養した。切断に必要な時間は5時間であり、 そして1本の出発再生植物当り2.28本の植物が得られた。
スJfLfL謂 上部ブレードがシャフトのボス部に水平に取り付けられておりそして上部ブレー ドがボス部に水平面に対して15°の角度で取り付けられている第19図に示す 装置に21の培地を入れ、そして全体を121°Cにて15分間オートクレーブ で殺菌した。冷却後、ミニバラの苗条100本を入口91を通してハウジング8 1に供給し、そして切断要素を1200rpn+にて90分間回転せしめた。そ の結果、95%以上の苗条が鋭く切断され4〜5朧のサイズの約400個の側芽 が生じた。培養した場合、これらの側芽から350本の植物が得られた。
1扇■工 実施例6に記載したのと同じ方法を反復したが、上部ブレードを水平面に対して 20°傾斜せしめた。この場合、3〜4閤のサイズの側芽260個が得られた。
国際調査報告 Inl*ff1Nl*Mjl &eeliea+l@、N、、PCT/JPB8 101232国際調査報告

Claims (38)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.植物組織培養用の多数の植込み切片の調製方法であって、 殺菌された又は汚染されていない植物材料を用意し、そして 該植物材料を切断装置に供給して植物切片を調製し、ここで該切断装置は円板の 接線に対して一定の角度をもって配置された1又は複数の長い孔を有し、駆動ユ ニットにより回転する該円板、及び1又は複数のブレードを有し、該刃は前記円 板に固定されており、該ブレードの刃先が各孔の上方に該円板の該ブレードに近 い側の表面から延びる平面と該刃先との間に一定の間隔を置いて配置されている 、ことを特徴とする方法。
  2. 2.前記ブレードが放射状に配置されておりそして弧状を有し、これによって植 物材料が滑切される、請求項1に記載の方法。
  3. 3.前記ブレードがネジにより前記円板に取り外し可能に固定されている、請求 項1に記載の方法。
  4. 4.前記ブレードがスペーサーにより前記円板から離されている、請求項1に記 載の方法。
  5. 5.前記円板が容器内に配置されており、該板及び容器の両者が金属で作られて おり、これにより全体を加熱により殺菌することができる、請求項1に記載の方 法。
  6. 6.前記ブレードの刃先と前記円板の該ブレードに近い側の表面から伸びる平面 との間の間隔が1〜4mmであり、該板が100〜400rpmの速度で回転し 、そして切断されるべき植物が該ブレードに対して0〜500g/cmの圧力で 押し付けられ、そしてこれらの条件が植物の種、植物の器官の種類及び切断され るべき植物の部分に依存して選択される、請求項1に記載の方法。
  7. 7.植物の球根又は塊茎が切断される、請求項1に記載の方法。
  8. 8.前記ブレードが、前記円板の直線に対して直角より小さい角度で配置されて いる、請求項1に記載の方法。
  9. 9.植物組織培養用の多数の植込み切片の調製方法であって、 殺菌された又は汚染されていない植物材料を用意し、そして 該植物材料を切断装置の切断要素に押し付けるか又は切断装置の切断要素を該植 物材料に押し付けることによって植物切片を調製し、ここで該切断装置は相互に 平行に配置された複数の案内板、及び該案内板の間に且つそれに平行して配置さ れた切断要素を有し、該切断要素が回転、往復又は振動して前記案内板の間を通 過する植物材料を該切断要素により切断する、ことを特徴とする方法。
  10. 10.前記切断装置がさらに、それに固定された前記案内板及び切断要素を包囲 するハウジング並びに押板を有し、該押板が植物材料を切断要素に押し付け、こ れによって該植物材料が該案内板の間を通りそして該切断要素により切断される 、請求項9に記載の方法。
  11. 11.前記切断要素が周囲に刃先を有する円板であり、該円板は前記案内板中の 孔を通って伸びる回転シャフトに固定されており、そして該シャフトが駆動ユニ ットにより回転する、請求項9に記載の方法。
  12. 12.植物組織培養用の多数の植込み切片の調製方法であって、 殺菌された又は汚染されていない植物材料を用意し、そして 該植物材料を切断装置の切断要素に押し付けるか又は切断装置の切断要素を該植 物材料に押し付けることにより植物切片を調製し、ここで該切断装置は、サブ− 要素の2つの平面の交叉により形成される複数の切刃を有する不動のサブ−要素 、及び可動サブ−要素の2つの表面の交叉により形成される複数の切刃を有する 可動サブ要素を有し、可動サブ要素の表面の一方が不動サブ−要素の表面の一方 と滑り接触しており、その結果不動サブ−要素に対する可動サブ要素の回転、往 復又は振動により、前記切断要素に押し付けられた植物材料を切断する、ことを 特徴とする方法。
  13. 13.前記切断装置がさらに前記切断要素を包囲するハウジングを有し、前記不 動サブ要素が該ハウジングに固定されており、そしてさらに植物材料を切断要素 に押し付けるための押板を有する、請求項12に記載の方法。
  14. 14.植物組織培養用の多数の植込み切片の調製方法であって 殺菌された又は汚染されていない植物材料を用意し、そして 該植物材料を切断装置の切断要素に押し付けるか又は切断装置の切断要素を該植 物材料に対して押し付け、ここで該切断要素は、一定の間隔を有しその間を通し て前記植物材料を輸送するための少なくとも一対の平行ローラー及び該ローラの 下流に配置された切断要素を有し、該切断要素が該ローラーの軸と平行な軸のま わりを回転し、又は往復して該ローラーにより輸送される植物材料を切断する、 ことを特徴とする方法。
  15. 15.前記切断要素が、それぞれ周囲に刃先を有する円板でありそして駆動ユニ ットにより回転する回転シャフトに固定されている、請求項14に記載の方法。
  16. 16.前記ローラーが円周状溝を有しそして円板の刃先が該溝にはまるがしかし 相互に接触しない、請求項15に記載の方法。
  17. 17.前記装置がさらに、植物材料をローラーに向けて動かすための押板、並び に該ローラー、前記切断要素及び該押板を包囲するハウジングを有する、請求項 14に記載の方法。
  18. 18.植物組織培養用の多数の植込み切片の調製方法であって、 殺菌された又は汚染されていない植物材料を用意し、そして 該植物材料を切断装置の切断要素に押し付けるか又は切断装置の切断要素を該植 物材料に押し付けることにより植物切片を調製レ、ここで該切断装置は一定の間 隔を有する少なくとも一対の平行ローラー、及び該ローラーの間に配置されてお りそして該ローラーの軸に平行なシャフトに固定されている切断要素を有し、該 シャフトが駆動ユニットにより回転する、ことを特徴とする方法。
  19. 19.前記装置がさらに、植物材料を前記ローラーに向けて動かすための押板、 並びに該ローラー、切断要素及び該押板を包囲するハウジングを有する、請求項 18に記載の方法。
  20. 20.前記ローラーが円周状溝を有し、そして前記刃の刃先が該溝にはまるが相 互に接触しない、請求項18に記載の方法。
  21. 21.植物組織培養用の多数の植込み切片の調製方法であって、 殺菌された又は汚染されていない植物材料を用意し、そして 該植物材料を切断装置の切断要素に押し付けるか又は切断装置の切断要素を該植 物材料に押し付け、ここで該切断装置は少なくとも2個のローラーを有し、該ロ ーラーの一方はその表面上に円周状に設けられた溝を有し、そして他方のローラ ーはその表面上に円周状に、相対するローラーのそれとは異る高さに設けられた 溝を有し、各溝はその底部から突出した円形の切断要素を有する、ことを特徴と する方法。
  22. 22.植物組織培養用の多数の植込み切片の調製方法であって、 殺菌された又は汚染されていない植物材料を用意し、そして 該植物材料を切断装置の切断要素に押し付けるか又は切断装置の切断要素を該植 物材料に押し付け、ここで該装置は複数の切断要素を有し、該要素は平行になっ ていて該要素の刃先が同じ方向を向いているか、格子状になっており該要素の刃 先が同じ方向を向いているか、あるいは放射状に配置されていて該要素の刃先が 放射中心を向いている、ことを特徴とする方法。
  23. 23.前記切断要素が放射状に配列されておりそして該要素の刃先が凸形を有す るように配置されている、請求項22に記載の方法。
  24. 24.前記装置がさらに、植物を前記切断要素に押し付けるための押板を有し、 そして該板の該要素に近い側の表面が次の様な形状、すなわち、該板がブレード に対して押し付けられた場合に該ブレードの刃先のすべてに該板の表面が接触す る様な形状を有している、請求項22又は23に記載の方法。
  25. 25.植物組織培養用の多数の植込み材料の調製方法であって、 殺菌された又は汚染されていない植物材料片を含む液体媒体を調製し、そして該 液体媒体中の植物材料を回転、往復又は振動する切断要素により切断して植物の 切片を調製する、ことを特徴とする方法。
  26. 26.前記方法が、請求項1,9,12,14,18,21又は22に記載され ておりそして液体媒体が流れる流路に挿入されている装置を用いて行われる、請 求項25に記載の方法。
  27. 27.前記植物材料が側芽を有する植物の茎である、請求項25に記載の方法。
  28. 28.前記方法が、駆動ユニットにより回転する回転シャフトの上部及び下部に 取り付けられた切断要素を有する装置を用いて行われる、請求項25に記載の方 法。
  29. 29.前記下部切断要素が前記シャフトから放射上に伸びる1又は複数のブレー ドを有する、請求項28に記載の方法。
  30. 30.前記下部切断要素が前記シャフトに水平に固定されており、そして前記上 部切断要素が水平面に対して一定の角度をもって該シャフトに取り付けられてお り、この角度は変えることができる、請求項28に記載の方法。
  31. 31.前記下部切断要素が前記シャフトに水平に固定されており、そして前記上 部切断要素が垂直方向に弧状となっている、請求項28に記載の方法。
  32. 32.前記上記切断要素が、2個の半円形片の間にブレードを挟持しそしてこの 全体を前記シャフトのポス部の孔に挿入することにより前記シャフトに取り付け られたブレードを有する、請求項28に記載の方法。
  33. 33.前記切断要素及びシャフトがハウジングに収容されており、そして該ハウ ジングがその内に1個又は複数個のじゃま板を有する、請求項28に記載の方法 。
  34. 34.前記じゃま板と前記容器との間との角度を変えることができる、請求項2 8に記載の方法。
  35. 35.前記ハウジングが、その頂壁に植物材料を供給するための入口を有し、該 入口が外側に傾斜している、請求項33に記載の方法。
  36. 36.前記切断要素の回転速度が50〜50000rpm、好ましくは500〜 10000rpmである、請求項28に記載の方法。
  37. 37.前記植物材料が側芽を有する茎であり、そして切片が個別の側芽であるか 又は1個の側芽を有する切断された茎である、請求項28に記載の方法。
  38. 38.前記植物材料がバラ属(Rosa)の材料である、請求項28に記載の方 法。
JP1500417A 1987-12-08 1988-12-07 植物組織培養用植込み切片の調製方法 Pending JPH03502879A (ja)

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