JPH03501725A - 気管支疾患の治療用のチエノトリサイクレン - Google Patents

気管支疾患の治療用のチエノトリサイクレン

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JPH03501725A
JPH03501725A JP50034589A JP50034589A JPH03501725A JP H03501725 A JPH03501725 A JP H03501725A JP 50034589 A JP50034589 A JP 50034589A JP 50034589 A JP50034589 A JP 50034589A JP H03501725 A JPH03501725 A JP H03501725A
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グルントラー,ゲルハルト
ウルリツヒ,ヴオルフ‐リユーデイガー
キリアン,ウルリツヒ
フイガラ,フオルカー
クレム,クルト
シユート,クリスチアン
ベール,ライナー
エルツエ,マンフリツト
リーデル,リヒアルト
ボイメ,ロルフ
ガルフアン,マルチン
ライナー,ゲオルク
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ビイク グルデン ロンベルク ヒエーミツシエ フアブリーク ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

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【発明の詳細な説明】 気管支疾患の治療用のチエノトリザイクレン発明の利用分野 本発明は、気管支疾患の治療用の医薬の製造のためのジヒドロチェノベンゾジア ゼピノンの新規用途、このジヒドロチェノベンゾジアゼピノンの鏡像体純粋形、 その製造方法ならびにその用途に関する。
公知の技術的背景 欧州特許第0039519号羽細書からジヒドロチェノベンゾジアゼピノンおよ びその胃または腸の疾患の治療のための用途は公知である。さらにジベンゾジア ゼピノンならびにピリド−ベンゾジアゼピノンは相互に鏡像的なキラル配座で存 在することは公知であり、この場合、配座異性体混合物は所定の場合に、つまり 状況に応じて、光学的鏡像体に分離することができる(西ドイツ国特許出願公開 第3531682号明細書)。
発明の記載 欧州特許第0039519号明細書に記載されI;ジヒドロチェノベンゾジアゼ ピノン、つまり化合物4゜9−ジヒドロ−3−メチル−4−[(4−メチル−1 −ピペラジニル)アセチル]−10H−チェノ [3゜4−bl [1,5]ベ ンゾジアゼピン−1o−オン(INN:テレンゼピン)は意想外の優れた気管支 鎮痙特性を示すことが見出だされた。さらに、適当に置換されI;ジヒドロチェ ノベンゾジアゼピノン、とくにテレンゼピンを、容易にかつ高収率でその光学的 鏡像体の形に分離することができる方法が見出だされt;。
従って、本発明の対象は、気管支疾患の治療および予防のための医薬を製造する ための4.9−ジヒドロ−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ピペラジニル )アセチル]−10H−チェノ [3,4−bl [1,51ベンゾジアゼピン −10−オンおよびその薬理学的に認容の塩の用途である。
本発明のもうひとつの対象は、気管支疾患の治療および予防のための医薬を製造 するためのテレンゼピンの(+)−鏡像体、つまり(+)−4,9−ジヒドロ− 3−メチル−4−((4−メチル−1−ピペラジニル)アセチル]−10H−チ ェノ [3,4−bl [1,51ベンゾジアゼピン−10−オンおよびその薬 理学的に認容性の塩の用途である。
本発明のもうひとつの対象は、化合物(+)−4゜9−ジヒドロ−3−メチル− 4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)アセチル]−10H−チェノ [3゜ 4−bl N、5]ベンゾジアゼピン−10−オンおよび/またはその薬理学的 に認容性の塩を含有する医薬である。
塩としては、この関係で有利に、薬学的に常用の無機および有機酸との薬理学的 に認容性の塩が挙げられる。たとえば、フマル酸(7マレート)、酒石酸(タル トレート)またはマレイン酸(マレエート)との塩が挙げられる。有利な酸付加 塩としてジヒドロクロリドが挙げられる。
この医薬は公知の方法により製造することができ、その際この化合物は、単独で または場合により適当な調剤学的助剤または担持剤と組み合わせて錠剤、糖衣錠 、カプセル剤、坐剤、軟IF(たとえばTTS) 、エマルシヨン、懸濁液、エ アゾールまたは溶液の形で使用される。新規の薬理学的調製剤が作用物質の他に 薬理学的担持剤を有する場合、この混合物の作用物質含量は全混合物の0.5〜 95重量%、有利に15〜75重量%である。
所望の医薬調製剤にどの助剤もしくは担持剤が適しているかは、当業者がその専 門知識に基づき周知である。溶剤、ゲル形成剤、生薬基剤、錠剤−助剤およびそ の他の作用物質担持剤のほかに、たとえば酸化防止剤、分散剤、溶解助剤、着色 剤まt;は特に浸透助剤むよび錯形成剤(たとえばシクロデキシトリン)を使用 してもよい。
この医薬は、十分な作用物質血中濃度の形成もしくは維持を保証していることを 前提として、それぞれ適した調製剤の形で適用することができる。これはたとえ ば経口または腸管外投与により、適当な投与量で、達成することができる。通常 、作用物質の調剤学的調製剤は、単位投与量の形で存在し、この単位投与量は所 亘の投与に合わせることができる。一単位投与量はたとえば御飯の錠剤、糖衣錠 、カプセル剤、層剤または所定の容量の粉剤、顆粒剤、溶液、エマルシコンまl ;は懸濁液である。
本発明における意味の「単位投与量」とは、薬理学的担持剤との組み合わせにお ける活性成分の個々の量を含めた物理学的に一定の単位であり、この作用物質含 量は治療用・の個々の投与単位の端数または複数に相当する。単位投与量は、適 用する際に投与されかつ通常−日の投与の全て、半分、三分の−または四分の− に相当する作用物質の量を包括するのが有利である。
個々の治療のための投与に対して、この単位投与量の半分または四分の−のよう な端数が必要な場合に、この単位投与量は、たとえば切れ込みを有する錠剤の形 で、分割可能であるのが有利である。
本発明によるこの薬理学的調製剤は、単位投与量で存在する場合およびたとえば 人に投与するために決められている場合、作用物質量0.1〜l Omg、有利 に0.5〜5mg、特に1〜4mgを含有することもできる。
薬理学的調製剤の治療的投与は、−日に1〜4回、一定の時期でまたは変化する 時期で、たとえばそれぞれ食前および/または夕方に行なわれる。しかし必要な 場合に、つまり治療すべき個体の種類、体重および年齢、疾患の種類および程度 、調製剤の種類、医薬の適用、投与を行なう時期もしくはインターバ、ルに依存 して、前記投与から外れてもよい。このように若干の場合に、前記の量より少な い作用物質で済ますこともできるが、その他の場合に、前記しt;作用物質量を 上回らなければならない。緊急の場合に、治療の初めに比較的高い投与量が投与 される。所望の効果が生じt;後に、比較的低い投与量に戻される。
作用物質のそれぞれ必要な最適の投与および適用法の決定は、それぞれの当業者 が、その知識に基づき行なうことができる。
薬理学的調製剤は通常、作用物質および非毒性の薬理学的に認容性の医薬用担持 剤からなり、この担持剤は、固体、半固体および液体の形の混和剤および希釈剤 として、またはカプセル、錠剤外被、サックおよびケースの形の被覆剤として、 使用される。この担持剤は、たとえば体に薬剤を吸収させるための助剤として、 製剤助剤として、甘味剤として、矯味剤として、着色剤としてまたは保存剤とし て用いられる。
経口投与のため、たとえば錠剤、糖衣錠、たとえばゼラチンからなる硬質および 軟質カプセル剤、分散性粉末剤、顆粒剤、水性または油性懸濁液、エマルシコン 、溶液またはシロップ剤を用いることができる。
錠剤は、不活性希釈剤、たとえば、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム、リン酸 ナトリウムまたはラクトース;造粒剤または分散剤、たとえばコーンスターチま たはアルギン酸塩;結合剤たとえばでんぷん、ゼラチンまたはアラビアゴム;お よび滑沢剤t;とえばステアリン酸アルミニウムまt;はステアリン酸マグネシ ウム、タルクまたはシリコーン油を含有してもよい。この錠剤は付加的に被覆を 備えていてもよく、これは、胃腸域中での薬剤の遅延溶解および吸収を引き起こ すようにすることができ、そのt;めt;とえばよりよい相容性、長時間持続性 または遅延を達成することができる。ゼラチンカプセルは固体の希釈剤たとえば 炭酸カルシウムまたはカオリンまたは油性の希釈剤たとえばオリーブ油、ラッカ セイ油、パラフィン油を含有してもよい。
場合により、短期間に調製される水性懸濁液は、懸濁剤たとえばナトリウムカル ボキシメチルセルロース、メチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、 アルギン酸ナトリウム、ポリビニルピロリドン、トラガカントゴムまたはアラビ アゴム;分散剤および湿潤剤たとえばポリオキシエチレンステアレート、ヘプタ デカエチレンオキシセタノール、ポリオキシエチレンソルビトールモノオレエー ト、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートまたはレシチン;保存剤たと えばメチル−またはプロピルヒドロキシベンゾエート:嬌味剤;甘味剤たとえば サッカロース、ラクトース、ナトリウムシクラメート、デキストローゼ、転化糖 シロップを含有してもよい。
油性懸濁液はt;とえばラッカセイ油、オリーブ油、ゴマ油、ココナツツ油また はパラフィン油および蜜蝋、硬質パラフィンまt;はセチルアルコール;さらに 甘味剤、矯味剤および酸化防止剤を含有してもよい。
水に分散可能な粉末剤および顆粒剤には、薬効物質を、分散剤、湿潤剤および懸 濁剤、たとえば前記したようなもの、並びに甘味剤、矯味剤および着色剤と混合 して含有してもよい。
エマルシヨンは乳化剤、アラビアゴム、トラガカントゴム、リン脂質、ソルビタ ンモノオレエート、ポリオキシエチレンソルビタンモノオレエートのほかに、オ リーブ油、ラッカセイ油またはパラフィン油、および甘味剤および矯味剤を含有 してもよい。
薬効物質を直腸に適用するために、生剤が使用され、この生剤は直腸の温度で溶 融する結合剤、たとえばカカオバターまたはポリエチレングリコールによって製 造される。
薬効物質の薬理学的適用のために、無菌注射可能な、場合により短期間で製造可 能な、水性懸濁液、生理食塩水または、分散剤または湿潤剤および/または薬学 的に認容性の希釈剤、たとえばプロピレングリコールまたはブチレングリコール を含有するその他の溶液が用いられる。
薬効物質の経口的適用が有利である。
気管支鎮痙剤としての適用のために有利なのは、作用物質の成人的適用である。
これは、粉末として[接か、または作用物質を含有する溶液または懸濁液の噴霧 により投与される。この場合、この噴霧は通常の方法で、たとえば圧縮空気噴霧 器または超音波噴霧器により行なうことができる。噴射計量器、とくに従来の投 与弁(計量−エアロゾル)を有するようなものからの投与するのが特に有利であ る。計量−エアロゾルを用いると、−回の噴射あたり、作用物質につき一定量が 供給できる。ここで特に有利なのは、いわゆる同時−吸引器であり、これは吸気 と同時に作用物質の投与を行なうことができる。適当な同時−吸引装置はたとえ ば西ドイツ国特許第1945257号、同第1917911号および同国特許出 願公開第2055734号明細書に開示されている。
吸引の目的に対して、この作用物質はミクロン単位の形で投与するのが有利であ り、その際lOμmより小さい粒度が有利である。噴射計量器からの投与のため に、作用物質は、有利に分散剤を利用して、常用の推進剤中に分散させる。推進 剤として特に、トリクロロフルオロメタン(Frigen@l 1 )およびジ クロロジフルオロメタン(Frigen・12)の混合物が挙げられる。その際 、トリクロロフルオロメタンは全部かまたは一部1.1.2.−トリクロロトリ フルオロエタン(Frigen” 113 )に換えられていてもよい。分散剤 として特に、この目的で常用のソルビタンエステル(5pane・ At1as  GmbH社)およびレシチンが挙げられる。この分散剤は冷却して存在する難 揮発性の推進成分中に溶かされる。この溶液中でミクロ化された作用物質は撹拌 される。この分散液は噴射缶に入れられる。クリンプしf: (Vercri+ ++pan)後に易揮発性推進剤成分を圧入する。
この作用物質は場合により一種以上の前記した担持剤まt;は添加剤とともにマ イクロカプセルの形で調製してもよい。
気管支疾患として、ヒトまたは動物における様々な起源(たとえば気管支炎、気 管支喘息)のたとえば慢性のアブストルクチブ(abstruktiv)な気道 疾患が挙げられる。これらは、テレンゼビンもしくは(+)−テレンゼピンとと もに優れた気管支鎮痙特性に基づき治療することができる。本発明の対象は、従 って、気管支疾患の哺乳類、特にヒトの治療方法である。この方法は、気管支疾 患の個体に、治療作用量のおよび薬理学的に認容量のテレンゼビンならびに(+ )−テレンゼビンを投与することを特徴としている。
テレンゼピンは欧州特許第0039519号明細書から公知である。テレンゼピ ンの(+)−鏡像体は新規方法により製造され、これも同様に本発明の対象であ る。西ドイツ国特許出願公開第3531682号明細書に開示された鏡像体分離 はジアステレオマーの塩を介して励起を示すことができないが、この方法は、テ レンゼビン(一式lの化合物)をそれ自体または脱プロトン化した形で、 式11[式中、Rは配置単位のキラル基を表し、Xは脱離基を表す]で示される の配置単位のキラル化合物と反応させ、得られたジアステレオマー混合物111 を分離し、光学的に純粋なジアステレオマーから配座単位の化合物Iを遊離する ことを特徴とする。
式!■の化合物として、原則として全てのキラルの配置単位の化合物が挙げられ 、化合物!またはそのアニオンで脱離基Xの分離を行ないながら反応させること ができ、この基Rはジアステレオマー分離により、容易にかつ望ましくない副反 応なしに分割することができる。
脱離基Xとして、特に全ての核性の原子または基、t;とえばハロゲン原子(+ 、BrまI;はCl2)またはたとえばスルフォン酸によるエステル化による活 性化したヒドロキシル基(−0−502−CHs、−0−502−CF3または −0−3O2−C6H4−1)−CH3げられる。
基Rとして全ての配座単位の基が挙げられ、これは天然のまたは合成のキラル化 合物から誘導することができ、かつ可溶媒分解的に、温和な、有利に軽度に酸性 の条件下で化合物II+から分割することができる。
基Rとして、特に次のようなものが挙げられる。
グリコピラノース、グリコフラノースまたはオリゴ糖類から誘導し、かつ所望の 場合に、炭水化物化学において、通常の保護基で部分的にまI;は完全に保護し であるグリコジル基、ま・たは キラルの、酸素を介して結合したテルペンアルコール基、または 他のキラルの、酸素を介して結合したアルコール基、これらはそれぞれ結合原子 団として機能する酸素原子に結合するカルボニル基まI;は特にメチレン基を有 する。
有利な基Rは式IV R1−0−CH2−(IV) [式中、R1はこれと結合する酸素原子と一緒になってグリコジル基、キラルの テルペンアルコール基、またはその他のキラルのアルコール基を表す]で示され る基である。
グリフシル基R1−0−C)12として、たとえば天然のモノまたジサッカリド たとえばアラビノース、フルクトース、ガラクトース、グルコース、ラクトース 、マンノース、リポース、キシロース、マルトース、ソルボースまたはN−アセ チル−D−グルコースアミンから誘導される基が挙げられる。
キラルのテルペンアルコール基として、特に天然のまt;は合成により容易に得 られるテルペンアルコールから誘導されるような基が挙げられる。たとえばテル ペンアルコールとして、この場合次のものが挙げられる:インプレグロール、ネ オメントール、インメントール、メントール、カルベオール、ジヒドロカルベオ ール、テルピネン−4−オール、ミルテノール、シトロネロール、イソボルネオ ール、ボルネオール、7エンフールおよび特にイソビノカムフェオール。
その他のキラルのアルコール基R1−0−とじてたとえば次のアルコールから誘 導される基が挙げられる:マンデル酸エステル、キンコニジン、キンフニン、ニ フェドリン、セリンメチルエステル ル、3−ヒドロ−2−メチル−プロピオン酸メチルエステルおよび乳酸エチルエ ステル。
特に有利な基Rはインピノカムフェニルオキシメチル基である。
化合初夏と化合物■!との反応は、当業者に公知の方法で行なう。化合物Iの核 性を高めるために、これを脱プロトンするのが好ましい。脱プロトン剤として、 類似の反応に対して有機化学分野で使用する常用の塩基を使用することができる 。この例は、水酸化物、I;とえば水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム、ま たは炭酸塩、たとえば炭酸カリウム、またはアルコラード、たとえばナトリウム メチラアートまたはナトリウムニチラート、まt二はアミンたとえばピリジン、 トリエチルアミンまたはエチルジイソプロピルアミン、または有機金属化合物、 たとえばt−ブチルリチウム、まt;は有利に水素化物たとえば水素化ナトリウ ムである。
化合物lの脱プロトン化および引き続く化合物■!との反応は、脱プロトン剤に 応じてプロトン性または非プロトン性の不活性溶剤中で行なわれる。このような ものとしてたとえばメタノール、インプロパツール、ジメチルスルフオキシド、 アセトン、アセトニトリル、ジオキサンおよび有利にジメチルホルムアミドが適 化合物Xの脱プロトン化は脱プロトン化剤の反応度に依存して、有利に一30℃ 〜+100℃の温度で、特にO℃〜+100°Cの温度で実施される。引き続く 、脱プロトン化した化合物Iと化合物11との反応は望ましくない副反応を避け るために、50℃を上回らずに有利に一20℃〜+20℃にある温度で行なわれ る夏と!■との反応から得られたジアステレオマーの分離は、公知の方法により t;とえば適当なカラムのクロマトグラフィー、有利に分留により行なわれる。
晶出により分離を行なう場合に、得られt;ジアステレオマーを、適当な容易に 結晶する塩に変えることが有利である。このようなものとしてたとえばオキサレ ート、トシレート、フマレート、および特にマレエートが適している。
有効なジアステレオマー分離によるこれらの塩からの化合物il+の分離は適当 な強すぎない塩基を用いて行なわれる。このためたとえば炭酸水素塩たとえば炭 酸水素ナトリウムが適している。
光学的純粋のジアステレオマーからの配座単位の化合物Iの分離は、可溶剤分解 により、穏やかな軽度の酸性条件下で行なわれる。可溶剤分解に適した試薬とし て、たとえば塩酸を添加しt;ギ酸無水物が挙げられる。
式I+の化合物は公知であるか、または当業者に公知の方法により公知化合物か ら同様の方法で得ることができる。従って、たとえば化合物I+ [式中、Rは 式IVに記載しt;ものを表し、Xは塩素原子を表す]は、相応するアルコール のクロロメチル化により製造することができる[たとえばAnalogie z u R.C. Ronald et al 、 、 J 、Org.Chem. 45(1980)2224]。
光学的純粋なジアステレオマーから分離により得られた配座単位の化合物l(こ れは波長589nmの線状の偏光が(+)−もしくは(−)一方向に旋回する) 、つまり(+)−4.9−ジヒドロ−3−メチル−4−[(4−メチル−l−ピ ペラジニル)−アセチル]−10H−チェノ−[3.4−bl [1.51ベン ゾジアゼピン−lO−オンおよび(−)−4.9−ジヒドロ−3−メチル−4− [(4−メチル−l−ピペラジニル)−アセチル]−10H−チェノ−[3.4 −bl [1.51ベンゾジアゼピン−lO−オンおよびその塩は意想外の薬理 学的特性を有する新規の化合物である。
従って、本発明のもうひとつの対象は、(+)−4、9−ジヒドロ−3−メ″チ ル−4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)−アセチル1−10H−チェノ− [3.4−bl N.5]ベンゾジアゼピン−10−オンおよびその塩である。
同様に、(−)−4,9−ジヒドロ−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ピ ペラジニル)−アセチルゴー10H−チエノ−[3,4−bl [1,51ベン ゾジアゼピン−10−オンおよびその塩も本発明の対象である。
塩として、この関係において有利に、薬学的に常用の無機および有機酸との薬理 学的に認容性の塩が挙げられる。有利な酸付加塩としてジヒドロクロリドが挙げ られる。
本発明のもうひとつの対象は、本発明による方法において、中間体として代表さ れる式I11 [式中、Rは前記したものを表す]の化合物およびその塩である 。
[実施例〕 次ぎに、本発明を実施例により詳説するが、これは本発明を制限するものではな い。
例1 4.9−ジヒドロ−9−[(+)−イソピノカン7エイルオキシメチル〕−3− メチル−4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)−アセチルゴー10H−チエ ノ [3,4−bl N、5]ベンゾジアゼピン−1O−オン 4.9−ジヒドロ−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)−ア セチルゴー10H−チエノ−[3,4−bl [1,5]ベンゾジアゼピン−1 0−オン109.6gを窒素雰囲気下で水不含のジメチルホルムアミド2.2Ω 中に懸濁させ、40°Cに温めた。2.5時間に水素化ナトリウム14.2g  (パラフィン油中の80%の懸濁液)を撹拌下に添加した。引き続きこの混合物 を室温で16時間撹拌した。その後、+5℃に冷却し、30分間に(+)−イソ ピノカン7エイルークロロメチルエーテル 加しt;。この混合物をさらになお30分5℃で撹拌し、引き続き氷酢酸150 mffを添加した。この溶液を回転蒸発器で濃縮した。残分を水300rrlに 溶かした。この溶液をまず2N MCI2でpH1−2に調節した。5分後に、 pH値が9に達するまで、固体炭酸水素ナトリウムを添加した。酢酸エステル3 X200mlで抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濃縮すると、粘性油として粗 製生成物97.0gが得られた。精製をシリカゲルのクロマトグラフィーで行っ た。(展關剤:トルエン/ジオキサン/メタノール−7o:is:15)。目的 化合物76、1g (69%)を無色の、無定形の固体として単離しI;。([ α]”2−+25。
2’);c−+ジクロロメタン/メタノールーl=1)。
例2 4、9−ジヒドロ−9−[(−)−イソピノカンフエイルオキシメチル]−3− メチル−4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)−アセチル]−108−チェ ノ [3.4−bl N.5]ベンゾジアゼピン−10−オン 例1に記載した方法により、4.9−ジヒドロ−3−メチル−4−[(4−メチ ル−l−ピペラジニル)ーアセチル] −10H−チェノ [3.4−bl[l 。
5〕ベンゾジアゼピン−lO−オン10.0gと(−)−イソピノカンフエイル −クロロメチルエーテル4、1gとから出発し目的化合物6.3gが無色無定形 固体として単離した。( [al ”−−23− 1” ; c”” 1 +  ジクロロメタン/メタノール−1:1)。
例3 (+)−4.9−ジヒドロ−9・−[(+)−イソピノカンフエイルオキシメチ ル]−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)−アセチルゴー1 OH−チエノ [3.4−bl [1.51ベンゾジアゼピン−lO−オン−マ レエート 4、9−ジヒドロ−9−[(+)−イソピノカンフエイルオキシメチル]−3− メチル−4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)−アセチル]−10H−チ二 ノ [3.4−bl [1.5]ベンゾジアゼピン−10−オン76、0gおよ びマレイン酸16.4gを温めながら(70℃に)エタノール1.51に溶かし た。この溶液から室温で16時間および+10℃で1時間後に、目的化合物19 .2g (20%)が晶出した。融点=205℃;([σ] 22−+98.2 6 i ””l,ジクロロメタン/メタノール−1:l)。
例4 (−)−4.9−ジヒドロ−9−[(−)−イソピノカンフエイルオキシメチル 1−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)−アセチルゴー10 H−チエノ [3, 4−bl [1.5]ベンゾジアゼピン−lO−オン−マ レエート 4、9−ジヒドロ−9−[(−)−イソピノカン7エイルオキシメチル]−3− メチル−4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)−アセチル]−10H−チ二 ノ [3. 4−bl [1,5]ベンゾジアゼピン−1O−オン5.8gおよ びマレイン酸1.25gをエタノール140m12に溶かした。この溶液から室 温で16時間および0℃で1時間後にジアステレオマー混合物( [al 22 −−77’ ; c−1.ジクロロメタン/メタノール−1:1)2.1gが晶 出した。この混合物1.8gをエタノール30ml中で再結晶させた。
目的化合物850mg(14%)が無色結晶として単離した。融点:207℃。
( [ffl 22−−96. 4”; c = 1 +ジクロロメタン/メタ ノールー1:l)。
例5 (4−メチル−1−ピペラジニル)−アセチルゴー10H−チエノ [3. 4 −bl [1.51ベンゾジアゼピン−lO−オン (+)−4,9−ジヒドロ−9−[(+)−イソピノカンフエイルオキシメチル 1−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)−アセチル]−10 H−チェノ (3,4−bl [1,5]ベンゾジアゼピン−1O−オン−マレ エート10.Ogを水100m1に懸濁させ、炭酸水素ナトリウム1.4gを添 加した。この溶液を酢酸エステル3X100mlで抽出しI:。有機抽出物を硫 酸ナトリウムで乾燥し、引き続き濃縮した。目的化合物8.1g(99%)が無 色無定形固体として単離した。([ff122−+96.1”Hc = 1 +  ジクロロメタン/メタノール−1:l)。
例6 (−)−4,9−ジヒドロ−9−[(−)−イソピノカンフエイルオキシメチル 1−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)−アセチル]−10 H−チェノ [3,4−bl [1,5]ベンゾジアゼピン−10−オン 例5に記載した方法により、(−)−4,9−ジヒドロ−9−[(−)−イソピ ノカン7エイルオキシメチル]−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ピペラ ジニル)−アセチル] −10H−チェノ[3,4−bl[l、5]ベンゾジア ゼピン−10−オン−マレエート700gおよび炭酸水素ナトリウム200mg を反応させた。目的化合物550mg (96%)が無色無定形固体として単離 した。([6]”2−+96゜6° ;awl、ジクロロメタン/メタノール− 1:1)。
例7 (+)−4,9−ジヒドロ−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ピペラジニ ル)−アセチル]−10H−チェノ [3,4−bl [1,5]ベンゾジアゼ ピン−10−オン (+)−4,9−ジヒドロ−9−[(+)−イソピノカンフエイルオキシメチル 〕−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)−アセチル1−1O H−チェノ [3,4−N N、5]ベンゾジアゼピン−1O−オン6.6gを 室温で塩化水素を添加したギ酸(乾燥塩化水素ガスを室温で5分間ギ酸に通しt ::)66m4に溶かした。5分後にこの溶剤を回転蒸発器で留去し、残分を水 100m12に取つt;。2N MCI2でこの溶液をpH1−2に調節し、次 いでジクロロメタン3X50mQで抽出した。引き続き水相を炭酸水素ナトリウ ムでpH9に調し、ジクロロメタン3X100m4で抽出した。i酸ナトリウム で乾燥した後、有機抽出物を濃縮した。残分をシリカゲルのクロマトグラフィー (展開剤:トルエン/ジオキサン/メタノール−70:15715)により精製 した。目的化合物3.5g(67%)を無色無定形固体として単離した。([a l 22−+41.2° HC−1+ジクロロ 4° ;c−1,クロロホルム一二のジヒドロクロリド(2HCI X 1.I  H2O)は223−229℃の融点(分解)を有する; [irl 22−+ 26.4° ;C−1;水)。
例8 (−)−4,9−ジヒドロ−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ピペラジニ ル)−アセチル]−10H−チェノ [3,4−bl [1,5]ベンゾジアゼ ピン−1O−オン (−)−4,9−ジヒドロ−9−((−)−イソピノカンフエイルオキシメチル ]−’3−メチルー4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)−アセチル]−1 0H−チェノ [3゜4−bl N、5]ベンゾジアゼピン−10−オン400 mgを、例7に記載したと同様に、ギ酸/HCQ4mO中で叉応させ、精製した 。目的化合物250mg(90%)が無色無定形固体として単離した。([al  22=−41、0″’;c−1+ ジクロロメタン/メタノール−1: l  ; [ffl 22−−32.5” ;c−1,クロロホルム;このジヒドロク ロリド(2HCQXH20)は223−229℃の融点(分解)を有する; [ rl 22−−26.3” ; c−1;水)。
工業的利用性 化合物4.9−ジヒドロ−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ピペラジニル )アセチル]−10H−チオ[3,4−bl [1,51ベンゾジアゼピン−1 0−オンおよび(+) −4,9−ジヒドロ−3−メチル−4−((4−メチル −1−ピペラジニル)アセチル] −10H−チェノ [3,4−b]ベンゾジ アゼピン−10−オンおよびその薬理学的に認容の塩は今まで公知でない新規の 薬理効果を示し、この効果はこの化合物を工業的に利用可能にしている。この化 合物は気管支疾患の治療のために極めて有効であることが立証され、従って、医 学および獣医学においての使用にとって特に優れている。
双方の化合物の優れた気管支治療特性は、特に優れた気管支鎮痙活性の点で表さ れる。この気管支鎮痙活性は極めてわずかな投与量の投与で観察することができ る。この関係において、高い特異性、i、v、−注射の後に連続的に生じかつ多 すぎない効果、ならびに特に著しく長時間持続する気管支鎮痙作用は、特に意想 外であり、前記物質が卓越して、喘息疾患の治療に適して、前記の効果を現し、 この場合、予期しなかった特に長い作用時間に基づき、この物質は特に夜間の喘 息発作の治療に用いられる。
著しい副作用なしで生じかつ心臓血管系にあまり影響を与えない表うなこの優れ t;効果の点で、この化合物(±)−テレンゼビンおよび(+)−テレンゼピン は先行技術から公知の気管支鎮痙剤よりも明らかに勝っている。(±)−テレン ゼビンおよび(+)−テレンゼビンはこの作用タイプの今まで唯一の化合物とし て動脈内、気管支内(i、t、)およびさらに経口投与により良好な効果を示す ことは優れている。
さらに化合物(+) −4,9−ジヒドロ−3−メチル−4−[(4−メチル− 1−ペラジニル)−アセチルゴー10H−チエノ [3,4−bI [1,5] ベンゾジアゼピン−IO−オンは著しく有効なアンチムスカリン効果が立証され 、この化合物はその優れt;抗踵瘍性および胃酸分泌阻害特性に基づき医学およ び獣医学において使用するために特に適当である。意想外にこの(+)−4,9 −ジヒドロ−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ベラジニル)−アセチル] −1OH−チェノ[3,4−bl [1,5]ベンゾジアゼピン−10−オンは 、レセプター親和性試験により検出できるように、(−)−4,9−ジヒドロ− 3−メチル−4−[(4−メチル−1−ベラジニル)−アセチルゴー10H−チ エノ [3,4−bl [1,5]ベンゾジアゼピン−10−オンよりも著しく 優れたムスカリン拮抗特性を示す。
化合物(+)−4,9−ジヒドロ−3−メチル−4−【(4−メチル−1−ペラ ジニル)−アセチル1−10H−チェノ [3,4−bI El、5]ベンゾジ アゼピン−1O−オンは、明らかに温血動物の胃酸分泌を抑制し、さらに混血動 物において優れた胃および腸保護効果を示す。この胃および腸保護効果はすでに 酸分泌を抑制する投与量を下回る投与量の投与ですでに観察される。さらに化合 物(+)−4,9−ジヒドロ−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ベラジニ ル)−アセチルゴー10H−チエノ [3,4−bl N、5]ベンゾジアゼピ ン−10−オンは、著しい副作用がなくおよび治療上の広い用途により優れてい る。
この「胃および腸保護」とは゛この関係において、胃腸疾患、特に胃腸炎疾患お よび障害(たとえば、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、胃炎、過酸または薬剤が原因の刺 激胃)の防止および治療であり、これはたとえば微生物、バクテリア、医薬(t ;とえば消炎剤および抗リウマチ剤)、化学物質(たとえばエタノール)、胃酸 またはストレス状態により引き起こされる。
この優れた特性において、化合物(+)−4,9−ジヒドロ−3−メチル−4− [(4−メチル−1−ベラジニル)−アセチルゴー10H−チエノ [3,4− bI N、5+]ベンゾジアゼピン−10−オンは、意想外に、先行技術(欧州 特許第0039519号明細書)から公知の配座混合物、つまり(±)−4,9 −ジヒドロ−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ペラジニル)−アセチル]  −10H−チェノ [3,4−bI [1,5]ベンゾジアゼピン−10−オ ンより優れていることが立証された。この特性に基づき(+)−配座異性体およ び薬理学的に認容の塩は、胃および腸の疾患ならびに著しく高い胃酸分泌に基づ くような疾患の治療および/または予防のためにヒトまI;は温血動物に使用す るために特に優れている。
従って、本発明のもう一つの対象は、胃および腸の疾患ならびに著しく高い胃酸 分泌に基づくような疾患の治療および/または予防の際に適用するための化合物 (+)−4,9−ジヒドロ−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ペラジニル )−アセチルゴー10H−チエノ [3,4−bl [1,5]ベンゾジアゼピ ン−10−オンである。
同様に、本発明は、化合物(+) −4,9−ジヒドロ−3−メチル−4−[( 4−メ≠ルー1−ペラジニル)−アセチルゴー10H−チエノ[3,4−bl  [l、5]ベンゾジアゼピン−1O−オンを胃および腸の疾患ならびに著しく高 い胃酸分泌に基づくような疾患の治療および/または予防のために使用する用途 である。
化合物(+)−4,9−ジヒドロ−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ペラ ジニル)−アセチルゴー10H−チエノ [3,4−bl [1,5]ベンゾジ アゼピン−IO−オンおよび/またはその塩を、胃および腸の疾患ならびに著し く高い胃酸分泌に基づくような疾患の治療および/または予防のために使用しよ うとする場合、この調剤学的調製剤は、他の種類の医薬の一種または数種の薬剤 学的活性成分、たとえば制酸剤、たとえば水酸化アルミニウム、アルミン酸マグ ネシウム;酸分泌抑制剤、t;とえばH2−ブロッカ−(を二とえばシメチジン 、ラニチジン);トランキライザーt;とえばベンゾジアゼピン、t;とえばジ アゼパム;鎮痙剤たとえばビエタミベリン(Bietamiverin) 、カ ミロフィン(Camylof in) 、抗コリン剤t;とえばオキシフェンシ クリミン(Oxyphencyclimin) 、フェンカルバミド(Phen carbamid) ;局所麻酔剤たとえばテトラカイン(Tetracain ) 、プロカイン(Procain) ;場合により、酵素、ビタミンまたはア ミノ酸を含有してもよい。この化合物(+)−4,9−ジヒドロ−3−メチル− 4−[(4−メチル−1−ベラジニル)−アセチルゴー10H−チエノ [3, 4−bl [1,5]ベンゾジアゼピン−10−オンは、さらに胃腸疾患の予防 の目的で、その潰瘍性能に拮抗しかつそのような副作用を減少するために、作用 物質たとえば消炎剤および抗リウマチ剤と組み合わせて使用してもよい。さらに 化合物(+)−4,9−ジヒドロ−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ベラ ジニル)−アセチルゴー10H−チエノ [3,4−bI [1,5]ベンゾジ アゼピン−10−オンは、コリン作動のメカニズムにおいて著しく関与している 疾患状態(たとえば喘息)の治療ために、作用物質と組み合わせて用いてもよい 。
薬理効果 テレンゼビンの優れた効果は、麻酔しt;自然呼吸しているモルモット(i、v 、−注射およびi、t、一点滴注射)ならびに麻酔なしのモルモット(p、o、 −投与)につき、アセチルコリン誘因性の気管支痙縮のモデルで検出した。
麻酔した自然呼吸しているモルモットのアセチルコリン誘因性の気管支痙縮に関 するi、v、−投与したテレンゼビンの効果 試験法:内部の感応可能なレセプターおよびモルモットの呼吸についての薬理動 的および毒性の効果の同時記録方法(U、K11ian、E、MQl !er、 E、ch、DittmannおよびJ、Hamacher 、 Arzne i m、−Forsch 、28 、1699−1708 、1978)モルモット : ビルブライトホワイI・(Pirbright White)、インター7アウ ナ(Interfauna Tuttlingen)、350−450g sオ ス麻酔; エチルウI/タン1.2g/kg i、p、 12.5%の水溶液として。
記録: 呼吸速度描写装置:呼息の間の呼吸空気の最大流動速度(Vmax 、”pea k flow−)、呼吸量(TV)投与量: μmol/kg i、v、+0.9%のNaCl2−溶液に溶かした(±)−テ レン(ビン 0.03 0.05 0.1 1 5(÷)−テレンゼビン 0. 03 0.05 0.1 0.5 1(−)−テレンゼビン 0.1 1 5  10 30スバスモゲンとしてアセチルコリン0.2−02−0−31z/kg i;v、、0.9%のNaCl2−溶液に溶かした試験経過: 対照痙縮−10分、物質適用 0分、試験痙縮+2.+lO1+20+30.  +60分。
評価: 測定対照(平均値および平均値の標準誤差、n=10)に関するテレンゼビンの 効果の記録およびそれからアセチルコリンに起因するVmaxおよびTVの減少 の百分率による阻止率としての気管支鎮痙活性度の時間効果曲線による算定。時 間降下曲線のもとての面積から観察時間(0−60分)の間の平均的気管支鎮痙 活性度の投与量効果曲線の計算による測定および1h−ED5〇−値の読み取り 。60分の時点での気管支鎮痙活性度の投与量効果曲線の測定およびED5Q− 値の読み取り。
結果: (±)−テレンゼビンおよび(+)−テレンゼビンは、アセチルコリンに起因す る気管支痙縮を、投与量および時間に依存して、O−03−1umol/ kg  i、v。
著しく低い投与量で阻止する。この効果はi、v、−投与にもかかわらず、顕著 に緩慢に現れ、10−30μmol/kgi、v、で最大値に達する。この時間 降下曲線は両方の異なるテレアゼピン形のそれに比較することができる。
表1および2は、0−SO分の全観察時間にわt;るまt;は60分p、a、の 時点での平均活性度の投与量効果曲線によるテレンゼビンの効果を記載した。こ れから導き出されるED5Q−値は表38よび4に示した。
表1 全観察時間(0−60分)の間の(±)−9(+)−および(−)−テレンゼビ ンの平均的気管支鎮痙活性は、対照痙縮と比較したアセチルコリン誘因性の試験 痙縮における子息の間の呼吸気量の最大流速(Vmax )μ薗lAg1.v、  0.03 0.05 0.1 0.5 1 5 10 30(±)−テレンゼ ビン 7±3 22±3 61±8 81±4 75±3(−)−テレンぞビン  2±l 17土3 65±4 79±2 89±3(±)−テ1〆ンゼビン  7±3 26±4 68±9 84±4 86±2TV (+)−tレンゼtン  17f4 25t5 62t5 92f3 a5t3(−)−テレンゼビン  O±2 20±5 74±4 87±2 98±3表2 60分p、a、の時点での(±)−0(+)−および(−)−テレンゼビンの気 管支鎮痙活性は、対照痙縮と比較したアセチルコリン誘因性の試験痙縮における 子息の間の呼吸気量の最大流速(Vmax )および呼吸流量μ1lIol/k gi、v、0.03 0.05 0.1 0.5 1 5 10 30(±)− テレンゼビン ll±4 25±3 70±9 82±5 80±4(−)−テ レンゼビン 1thl 18±3 77±5 77±3 88±4(±)−テレ ンゼビン 12±6 32±5 78±11 85±5 91±3TV (+) −テレンゼビン 23*7 39*7 64*7 100*4 88*4(−) −テレンゼビン −3±3 22±5 88±6 89±3 94±3表3 (±)−、(+)−および(−)−テレンゼビンの平均的な気管支鎮痙活性のE D5Q値。
ED5(1μmol/kg i、v、 (±)−テレンゼビン (+)−テレンゼビン (−)−テレンゼビンTV O ,070,082,5 表4 60分p、a、の時点での(±)−、(+)−および(−)−テ1/ンゼビンの 気管支鎮痙活性のED5Q値。
EDHμmol/kg i、v。
(±)−テレンゼビン (÷)−テレンゼビン (−)−テレンゼビンVmax  O,0B 0.07 3.2TV O,070,072,0 麻酔しt;モルモットの肺機能係数のアセチルコリン誘因性の変化に関する(± )−テレンゼビン(気管内i、t、)の効果 試験方法: 麻酔しt;モルモットについての小動物完全体の容積描写器(Methode  nach U、He1nrichおよびA、Wilhalm、in bga−S chriften 5/8C255−266頁、MMW−Verlag+ 19 8モルモット: ピルブライトホワイト(Pirbright White)、インターファウナ (Interfauna Tuttlingen)、290−350g、オス麻 酔: エチルウレタン1.2g/kg i、p、 12.5%の水溶液として。
記録: 容積描写における自然道に挿入しt;気管カテーテルによる呼吸気の流速および 呼吸容量ならびに自然道に挿入した食道カテーテルによる胸膜内圧の測定投与量 : 0.9%のNaCl2+0.1%のTween 80 0 、 1mQ中の(± )−テレンゼピンi、L、0.001 、0−01.0.1および1μ市o1/ kgを痙縮剤として、0゜18%のAchlo、9%のNa(12溶液の超音波 噴霧により投与した。
試験経過: 対照痙縮−10分、物質適用 0分、試験痙縮+5.+30分。
評価: 痙縮の最大値の前および最大値におけるおよび差の形成における、Amdur  and Meadの方法による自動記録されるパラメータからのコンダクタンス (空気に対する呼吸道の通過性、呼吸道抵抗の逆数に相応する)およびコンプリ アンス(肺の膨張性)の計算による測定、対照と比較した物質投与後の痙縮の阻 止率の算定、投与量効果曲線およびこの鎮痙活性のED5Q値の算定。
結果: (±)−テレンゼビンはアセチルコリン誘因性のコンダクタンスおよびコンプリ アンスの減少を、時間および投与量に応じて、広範囲であるが著しく低い0゜0 01−1μmol/kg i、t、の投与範囲で阻止する。この効果は5分p、 a、よりも30分p、a、のほうが著しい。
表5は投与量効果曲線による(±)−テレンゼビン5−30分p、a、の気管支 鎮痙効果を記載した。ここから導かれるEDBo値は表6にまとめI;。
表5 5−30分p、a、での(±)−テレンゼピンの気管支鎮痙活性は、対照痙縮と 比較したアセチルコリン誘因性の試験痙縮におけるコンダクタンスおよびコンプ リアンスの増加率として表される(X±SEM、N−10)。
μmol/kg i、t、 0.001 0.01 0.1 1コンダクタンス  12±3 62±10 46±10 65±9コンプリアンス 5±1 50 ±9 34±10 57±9コンダクタンス 20±5 51±9 54±7  84±2コンプリアンス 13±3 49±9 51*9 89±4表6 i、t、注射による(±)−テレンゼビンの気管支鎮痙効果のEDQQ値 ED50 μmol/kg i、t。
5分p、a、 30分p、a。
コンダクタンス 0.05 0.03 フンプリアンス 0.3 0.03 麻酔していないモルモットの、アセチルコリン誘因性の呼吸減少に関する、p、 o、投与しt;(±)−テレンゼピンの影響 実験方法: R、Beu+oe 、 U、 Ki 1 fan、 NJolassa 、 K  、Muss ler 、Atemv 、 −Luモットの気管支鎮痙物質の試 験″)の記載と同様モルモット: ビルブライトホワイト(Pirbright White)、インターファウナ (Interfauna Tuttlingen)、250−450g 、オス 、1回の投与および試験につき10匹 記録および評価: 呼吸活動の胸周計による測定、アセチルコリンの噴霧の開始から喘息発作の開始 までの潜伏時間の測定;30分p、a、で試験発作の潜伏時間が対照発作に関し て3倍以上になった時の動物の数の確認、;ここからのだいたいのED5Qの評 価。
投与量: (±)−テレンゼピンp、o、0.l、0.3,1.3.10および30 ga ol/kg (4%のメトセル(Methocel)0.9%のNaC1で投与 ):吸入による0、9%のNaCl中のアセチルコリン(超音波噴霧)。
結果: p、o、投与した(±)−テレンゼビンの投与量に依存して、アセチルコリンに 起因する試験発作の潜伏時間が対照発作と比較して3倍以上になった時の動物の 数を次に記載しt;。
このことからだいたいのEDso O,7(0,3−1゜795%−T nt  、 ) μmol/kg p、o、が得られた。
レセプター親和性試験: (±)−4,9−ジヒドロ−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ピペラジニ ル)−アセチル] l0H−チェノ [3,4−b] [1,51ベンゾジアゼ ピン−10−オン(テレンゼピン、次の表7の化合物2)およびその配座異性体 [(+)−読像体一化合物l。
(=)−鏡像体−化合物31のムスカリン性Mx(神経節タイプgangoli onlirer Typ)レセプターおよびM2(心臓タイプcardiale r Typ)レセプターに対する親和性を次の方法により調べた。
方法l: 臓器浴中でのウサギの電気的に刺激された輸精管(Eltze、M、、198g 、Submitted for publication in Europ、 J、Pharmacol、) 臓器浴(10mff、31℃、カルボジエンでガス処理、臓器0.75gを吊し た)中で、ウサギの分離した輸精管断片(オス、veisse Neuseel aender、2.5−3.5kg)を、電気的刺激(HSE−刺激機;浴の水 面下1cmで盤状のPt電極)下での等尺性収縮(HSE−力記録機、K−3Q ;KippおよびZonen、 BD−9記・録機)を記録した。30分の平衡 化の後で、van Rossum (1963)に記載された技術により、それ ぞれ8個の臓器断片について相似したMcN−A−343(l O−7−2X  l O−’ M)の累積投与量効果曲線を設定した。3種類の対照曲線により、 臓器断片当りの一定濃度のアゴニスト(たとえば5X10−7. 1 0−6.  3 x 1 0−6. l O−6もしくは3X10−5M)が投与され、効 果の安定化の後に試験すべき高濃度のアンタゴニストを添加しt;。使用した培 養溶液は次の組成(m M )を有していた:NaCQl18、KCQ4.7. CaCQ2x2Hz02.5.Mg5O4X7H200,6,KH2PO41, 2,NaHCO325,0およびグルコース1l−1oa2−アドレノセプター の遮断のため、培養液は付加的にヨヒンビン10−6Mを含有する。
方法2: 電気的に刺激したラットの左心房(Eltze et、 al、、1985、E urop、J、Pharmacol、122.211224)臓器浴(10ra Q、タイロード培養液(Tyrode)、31℃、カルボジエンでガス処理、臓 器0.75gを吊した)中で、ラットの分離した左心房(オス、250−350 g)を、電気的刺激(HSE−刺激機;浴の底に盤状のPt電極および浴の水面 下lamで浸漬したリング状のPt電極;7V、 3ms、2Hz)下での等尺 性収縮(HSE−力記録機、K −30; Watanabe Linear  Corder Mark 5)を記録しt;。30分の平衡化の後で、van  Rossum (1963)に記載された技術により、それぞれ4個の臓器につ いて相似したカルバコール(10−8−10″″6M。
アンタゴニストの存在で1O−5またはto−4Mまで)の累積投与量効果曲線 を設定しt;゛。試験すべき物質はカルバコールの投与の20分前に臓器浴に添 加した。
個々の投与量効果曲線の間の中断は、30−45分である。
使用したタイロード培養液は次の組成(mM)を有している。NaC11130 ,KCQ2.O,CaC(12X2H201,8,Mg(、+22x6H200 ,98,NaHCOsl 2.0.NaH2PO4およびグル:I−ス%/I= トレード5.6゜ pA2−億(競合的アンタゴニスト−レセプター複合体のモルの解離定数の員対 数)はシルト−プロット(Schild−Plot)において線の回帰により測 定される: pA2= −1Og[B/(x−1)] +(Arunlaksh anaおよび5child、 1959)次の表7に、物質のpへ2−値を示し t;。この値において、理論上の競合的拮抗作用に対する回帰度の上昇が1.0 0に規定される(Tallarida et al、、1979)。
表7 (±)−4,9−ジヒドロ−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ピペラジニ ル)−アセチル] −10H−チェノ [3,4−b] [1,5]ベンゾジア ゼピン−10−オン(テレンゼビン、−化合物2)およびその配座異性体[(+ )−読像体一化合物1.(−)−鏡像体−化合物3]の、MlおよびM2レセプ ターに対する親和性 物質 闘1−レ七ブタ−(gangolion証rer) M2−1/七ブタ− (cardia+er)ウサギの輸精管 ラットの左心房 pA2±SEM n pA2±SEM n化合物1 9.12±0.08 7− 18 7.67±0.08 15−20化合物2 8.86±0.06 20  7.32±0.09 6−11化合物3 6.98±0.14 11−18 6 .12±0.06 11−15注: Van Rossuw J、M、、1963. Arch、int、Pharm acodyn、143.299゜ Eltze、M、et al、+1985+Europ、J、Phartoac ol、112+211゜A、runlakshana O,およびH,O,5c hild、 1959.Br、J 、Pharmacol、14.48 Tallarida R,J、et at、J979.Life Sci、25 ,637゜Eltze M、、1988.Subumitted for pu blication tn Eur。
p、J、Pharmacol。
変性セイーラット(5hay−Ratte)に関する抗踵瘍性および選択的阻止 作用の試験 化合物(+)−4,9−ジヒドロ−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ピペ ラジニル)アセチル1−10H−チェノ [3,4−b] [1,5]ベンゾジ アゼピン−10−オン(次の表8において一化合物l)の、相応する(−)−鏡 像体(−化合物3)およびラセミ体(−化合物2)と比較した優れた胃保護効果 および胃液分泌阻止効果は変性セイラットの実験で検出することができる。次の 表8において、変性セイラットにおいて静脈内投与により病巣形成ならびに酸分 泌に関する前記の化合物の影響を示した。
表8 胃保護効果 酸分泌阻止 治療したグループにおけるラットの胃の病巣インデックスもしくはHCff分泌 が、対照グループに比較してほぼ50%に減少する。
*3mgによる阻止:46% 方法論 潰瘍の誘発は、空腹のラット(メス、180−200g、高い格子のケージ当り 4匹)を、幽門結紮(ジエチルエーテル麻酔)およびアセチルサリチル1210 0 mg/ l Oml/kgの経口投与により行った。試験すべき物質は静脈 内(l ml/kg)に幽門結紮の直後に投与した。創傷の閉鎖はミシェルクリ ップを用いて行った。
4時間後、エーテル麻酔中で環椎脱臼により動物を殺し、胃の摘出を行った。
胃は大弯に沿って切開し、あらかじめ分泌した胃液の量(容量)を測定し、次い でHCQ含量(苛性ソーダ液を用いた滴定)を測定しt;後に、コルクプレート に張り付けた。ステレオミクロスコープを用いて10倍の拡大で存在するIII 瘍の数および大きさく一直径)を測定した。重度(次のポイントスケールによる )および腫瘍の数からの結果は個々の病巣インデックスに用いられる。
ポイントスケール: 腫瘍無し 腫瘍直径 0.1−1.4mm 1 1.5−2.4mm 2 2.5−3.4mm 3 3.5−4.4mm 4 4.5−5.4mm 5 >5.5mm 5 抗腫瘍効果に対する尺度として対照グループ(−100%)と比較したそれぞれ の治療しt;グループの平均病巣インデックスの減少が用いられた。このED5 ゜は対照に比べて平均病巣インデックスもしくはHCQ分泌を50%だけ減少さ せる投与量を表わす。
蘭 を 屯 審 韻 惜 l□□lll& PCT/EPa8101173−一―−1静−一一一 PCτ /ΣPea104173−一一−^−maw”LPCT/EP88.’0117 3国際調査報告

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.気管支疾患の治療および予防のための医薬を製造するための4,9−ジヒド ロ−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)アセチル]−10H −チエノ[3,4−b〕[1,5]ベンゾジアゼピン−10−オンおよびその薬 理学的に認容性の塩の使用。
  2. 2.気管支疾患の治療および予防のための医薬を製造するための(+)−4,9 −ジヒドロ−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)アセチル] −10H−チエノ[3,4−b][1,5]ベンノジアゼピン−10−オンおよ びその薬理学的に認容性の塩の使用。
  3. 3.気管支疾患の治療および予防のための4,9−ジヒドロ−3−メチル−4− [(4−メチル−1−ピペラジニル)アセチル]−10H−チエノ[3,4−b ][1,5]ベンゾジアゼピン−10−オンおよびその薬理学的に認容性の塩の 使用。
  4. 4.気管支疾患の治療および予防のための(+)−4,9−ジヒドロ−3−メチ ル−4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)アセチル]−10H−チエノ[3 ,4−b][1,5]ベンゾジアゼピン−10−オンおよびその薬理学的に認容 性の塩の使用。
  5. 5.4,9−ジヒドロ−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ピペラジニル) アセチル]−10H−チエノ[3,4−b][1,5]ベンゾジアゼピン−10 −オン(−式Iの化合物)の(+)−および(−)−配座異性体を製造する方法 において式I:▲数式、化学式、表等があります▼(I)▲数式、化学式、表等 があります▼(III)の化合物の配座異性体を、式II[式中、立体配置単位 のキテル基およびXは脱離基を表わす]で示される立体配置単位のキラル化合物 と反応させ、こうして得られたジアステレオマー混合物IIIを分離し、光学的 純粋のジアステレオマーから配座単位の化合物1を分離させることを特徴とする 4,9−ジヒドロ−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ピペラジニル)アセ チル]−10H−チエノ[3,4−b]〔1,5]ベンゾジアゼピン−10−オ ンの(+)−および(−)−配座異性体を製造する方法。
  6. 6.Rがイソピノカンフェイルオキシメチル基である請求項5記載の方法。
  7. 7.(+)−4,9−ジヒドロ−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ピペラ ジニル)アセチル]−10H−チエノ[3,4−b〕[1,5]ベンゾジアゼピ ン−10−オンおよびその塩。
  8. 8.請求項5記載の式III[式中、R請求項5記載のものを表わす]の中間体 およびその塩。
  9. 9.請求項5記載の式III[式中、R請求項6記載のものを表わす]の中間体 およびその塩。
  10. 10.(+)−4,9−ジヒドロ−3−メチル−4−[(4−メチル−1−ピペ ラジニル)アセチル〕−10H−チエノ[3,4−b][1,5]ベンゾジアゼ ピン−10−オンおよび/またはその薬理学的に認容の塩。
JP50034589A 1987-07-11 1988-12-19 気管支疾患の治療用のチエノトリサイクレン Pending JPH03501725A (ja)

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