JPH0342926Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0342926Y2 JPH0342926Y2 JP15909986U JP15909986U JPH0342926Y2 JP H0342926 Y2 JPH0342926 Y2 JP H0342926Y2 JP 15909986 U JP15909986 U JP 15909986U JP 15909986 U JP15909986 U JP 15909986U JP H0342926 Y2 JPH0342926 Y2 JP H0342926Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- body fluid
- connecting pipe
- suction
- discharging
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 210000001124 body fluid Anatomy 0.000 claims description 29
- 239000010839 body fluid Substances 0.000 claims description 29
- 239000007788 liquid Substances 0.000 claims description 14
- 238000007599 discharging Methods 0.000 claims description 6
- 238000004891 communication Methods 0.000 claims description 4
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 5
- 239000008280 blood Substances 0.000 description 2
- 210000004369 blood Anatomy 0.000 description 2
- 210000000115 thoracic cavity Anatomy 0.000 description 2
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- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000005259 measurement Methods 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
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- 238000001356 surgical procedure Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本考案は、患者の体腔から血液やその他の体液
を吸引し排出するための装置に関する。
を吸引し排出するための装置に関する。
[従来の技術]
胸部の手術によつて流出する血液や水分などの
体液を胸腔から吸引排出する装置は周知であり広
く使用されている。このような装置の例は特開昭
57−14355号公報、特開昭57−49458号公報及び特
開昭57−112874号公報などに開示されているよう
に、排出チユーブ、体液貯溜部、吸引圧力調整部
及び吸引装置などより構成されている。
体液を胸腔から吸引排出する装置は周知であり広
く使用されている。このような装置の例は特開昭
57−14355号公報、特開昭57−49458号公報及び特
開昭57−112874号公報などに開示されているよう
に、排出チユーブ、体液貯溜部、吸引圧力調整部
及び吸引装置などより構成されている。
[考案が解決しようとする問題点]
患者の状態を知るために、体液の流出速度を知
りたいことがしばしばあるが、従来の体液排出装
置の体液貯溜部には貯溜液量を表示する目盛が付
いているだけであり、直ちに流出速度を知ること
ができなかつた。従来の装置で流出速度を知るた
めには、ある時点での液量を読み取り所定時間後
に再び液量を読み取つて、その差を計算する必要
があつた。また、目盛は全体にわたつて均等な粗
いものであるか、あるい最初の少量だけは細かく
刻まれておりそれ以上の量になると粗くなつてい
るので、流出速度を常に精度よく測定することは
困難であつた。
りたいことがしばしばあるが、従来の体液排出装
置の体液貯溜部には貯溜液量を表示する目盛が付
いているだけであり、直ちに流出速度を知ること
ができなかつた。従来の装置で流出速度を知るた
めには、ある時点での液量を読み取り所定時間後
に再び液量を読み取つて、その差を計算する必要
があつた。また、目盛は全体にわたつて均等な粗
いものであるか、あるい最初の少量だけは細かく
刻まれておりそれ以上の量になると粗くなつてい
るので、流出速度を常に精度よく測定することは
困難であつた。
本考案は上述した問題点を解決せんがためにな
されたものであり、体液の流出速度を簡単に精度
よく測定することのできる体液排出装置を提供す
ることを目的とするものである。
されたものであり、体液の流出速度を簡単に精度
よく測定することのできる体液排出装置を提供す
ることを目的とするものである。
[問題を解決するための手段]
本考案は、体腔内の体液を排出する排出チユー
ブに連結された第1の容器1と、第1の容器より
も横断面積が大きく大容量の第2の容器5と、第
1の容器の底部と第2の容器の上部とを連結する
連結管4と、第1の容器内に垂直に設けられてお
り、その頂部が第1の容器内に開口しかつその下
部は前記連結管と連通するオーバーフロー管2
と、第1の容器底部と連結管との連通を開閉する
切換コツク3と、第2の容器上部と連通する吸引
手段8とを有してなり、前記切換コツク3を開に
して吸引力により第1の容器内の体液を第2の容
器に排出した後、コツク3を閉にして第1の容器
内の液量増加速度を測定することにより、体液の
流出速度を精密に測定できるようにしたことを特
徴とする体液吸引排出装置である。
ブに連結された第1の容器1と、第1の容器より
も横断面積が大きく大容量の第2の容器5と、第
1の容器の底部と第2の容器の上部とを連結する
連結管4と、第1の容器内に垂直に設けられてお
り、その頂部が第1の容器内に開口しかつその下
部は前記連結管と連通するオーバーフロー管2
と、第1の容器底部と連結管との連通を開閉する
切換コツク3と、第2の容器上部と連通する吸引
手段8とを有してなり、前記切換コツク3を開に
して吸引力により第1の容器内の体液を第2の容
器に排出した後、コツク3を閉にして第1の容器
内の液量増加速度を測定することにより、体液の
流出速度を精密に測定できるようにしたことを特
徴とする体液吸引排出装置である。
[作用]
本考案の装置においては、体液はまず第1の容
器に貯溜され、第1の容器が一杯になるとオーバ
ーフロー管よりオーバーフローして第2の容器に
も貯溜される。そして体液の流出速度を測定する
ときは、切換コツクを開にして第1の容器の液を
第2の容器にすべて移し、次いでコツクを閉じて
第1の容器に貯溜される液量を測定すればよい。
第1の容器は第2の容器よりも横断面積が小さい
ので、液量目盛を細かく刻むことができ、流出速
度を高精度で測定することができる。また、第1
の容器から第2の容器への液の移動、吸引圧力を
利用して行うことになるので、確実かつスムーズ
である。さらに、第2の容器の目盛を第1の容器
の最高目盛から開始するようにしておば、第2の
容器の液面を読み取ることにより直ちに総流出体
液量を知ることができる。
器に貯溜され、第1の容器が一杯になるとオーバ
ーフロー管よりオーバーフローして第2の容器に
も貯溜される。そして体液の流出速度を測定する
ときは、切換コツクを開にして第1の容器の液を
第2の容器にすべて移し、次いでコツクを閉じて
第1の容器に貯溜される液量を測定すればよい。
第1の容器は第2の容器よりも横断面積が小さい
ので、液量目盛を細かく刻むことができ、流出速
度を高精度で測定することができる。また、第1
の容器から第2の容器への液の移動、吸引圧力を
利用して行うことになるので、確実かつスムーズ
である。さらに、第2の容器の目盛を第1の容器
の最高目盛から開始するようにしておば、第2の
容器の液面を読み取ることにより直ちに総流出体
液量を知ることができる。
[実施例]
第1図は、本考案の体液排出装置の実施例につ
いての正面図である。図に示すように、装置は透
明または半透明のプラスチツクで形成された第1
の容器1と第2の容器5を有しており、体腔内よ
り体液を排出する排出チユーブが第1の容器の上
部に連結されている。図からわかるように、第1
の容器は横断面積が小さく(すなわち径が細い)
比較的小容量であり、液量を精密に測定できるよ
うになつている。これに対して第2の容器は第1
の容器よりも横断面積が大きく、大容量になつて
いる。第1の容器の底部と第2の容器の上部とは
連結管4によつて連結されており、切換コツク3
を操作することにより連通を開閉するようになつ
ている。また、第1の容器内にはオーバーフロー
管2が設けられており、連結管4と連通するよう
に構成されている。そして吸引装置88が圧力調
整装置6を介して第2の容器上部と連通してお
り、装置内を陰圧にする。
いての正面図である。図に示すように、装置は透
明または半透明のプラスチツクで形成された第1
の容器1と第2の容器5を有しており、体腔内よ
り体液を排出する排出チユーブが第1の容器の上
部に連結されている。図からわかるように、第1
の容器は横断面積が小さく(すなわち径が細い)
比較的小容量であり、液量を精密に測定できるよ
うになつている。これに対して第2の容器は第1
の容器よりも横断面積が大きく、大容量になつて
いる。第1の容器の底部と第2の容器の上部とは
連結管4によつて連結されており、切換コツク3
を操作することにより連通を開閉するようになつ
ている。また、第1の容器内にはオーバーフロー
管2が設けられており、連結管4と連通するよう
に構成されている。そして吸引装置88が圧力調
整装置6を介して第2の容器上部と連通してお
り、装置内を陰圧にする。
本装置の機能を説明すると、通常の使用状態の
ときには切換コツク3は閉の位置になつており、
第1の容器1と第2の容器5とはオーバーフロー
管2及び連結管4を介して連通している。したが
つて、体液はまず第1の容器に貯溜され、一杯に
なるとオーバーフロー管より流出して連結管を通
り、第2の容器へ流れ込む。第1の容器と第2の
容器とは横に並べて取り付けられているが、吸引
圧力が負荷されるので体液は支障なく第1の容器
から第2の容器へ流れる。次に体液の流出速度を
測定するときは、まず切換コツク3及び空気取入
口9を開いて第1の容器内の液をすべて第2の容
器へ移す。このときも液の移動は吸引圧力により
行われる。そして切換コツクを閉じて第1の容器
に溜まる体液の量を測定すればよい。定が終了し
た後はそのまま放置すれば、液は再びオーバーフ
ローを始め、もとの状態になる。なお、第2の容
器に付されている液量目盛は、第1の容器の目盛
の最高値200mlから開始されており、第1の容器
がオーバーフローしている状態で第2の容器の液
量を読み取れば、直ちに総流出体液量がわかるよ
うになつている。圧力調整装置6は、水等の液体
が貯溜されており、大気と連通するチユーブ7の
末端を液中に保持して空気を吸い込ませることに
より、吸引装置8よりの陰圧度を調整するもので
ある。上述した例では、第1の容器と第2の容器
とは横に並べて設けたが、第1の容器を第2の容
器の上に設けるようにしてもよい。また、これら
の容器の形状については特に制限はなく、円筒
型、箱型など任意の形状とすることができる。さ
らに、オーバーフロー管と連結管とは切換コツク
が閉のときは連通している必要があるが、コツク
が開のときは閉止されるようにしてもよい。
ときには切換コツク3は閉の位置になつており、
第1の容器1と第2の容器5とはオーバーフロー
管2及び連結管4を介して連通している。したが
つて、体液はまず第1の容器に貯溜され、一杯に
なるとオーバーフロー管より流出して連結管を通
り、第2の容器へ流れ込む。第1の容器と第2の
容器とは横に並べて取り付けられているが、吸引
圧力が負荷されるので体液は支障なく第1の容器
から第2の容器へ流れる。次に体液の流出速度を
測定するときは、まず切換コツク3及び空気取入
口9を開いて第1の容器内の液をすべて第2の容
器へ移す。このときも液の移動は吸引圧力により
行われる。そして切換コツクを閉じて第1の容器
に溜まる体液の量を測定すればよい。定が終了し
た後はそのまま放置すれば、液は再びオーバーフ
ローを始め、もとの状態になる。なお、第2の容
器に付されている液量目盛は、第1の容器の目盛
の最高値200mlから開始されており、第1の容器
がオーバーフローしている状態で第2の容器の液
量を読み取れば、直ちに総流出体液量がわかるよ
うになつている。圧力調整装置6は、水等の液体
が貯溜されており、大気と連通するチユーブ7の
末端を液中に保持して空気を吸い込ませることに
より、吸引装置8よりの陰圧度を調整するもので
ある。上述した例では、第1の容器と第2の容器
とは横に並べて設けたが、第1の容器を第2の容
器の上に設けるようにしてもよい。また、これら
の容器の形状については特に制限はなく、円筒
型、箱型など任意の形状とすることができる。さ
らに、オーバーフロー管と連結管とは切換コツク
が閉のときは連通している必要があるが、コツク
が開のときは閉止されるようにしてもよい。
[考案の効果]
本考案においては上述した構成としたことによ
り、任意の時点で体液の流出速度を簡単に測定す
ることができる。しかも第1の容器の横断面積を
小さくしたことにより液量目盛を細かく付するこ
とができ、常に精度のよい流出速度測定が可能で
ある。
り、任意の時点で体液の流出速度を簡単に測定す
ることができる。しかも第1の容器の横断面積を
小さくしたことにより液量目盛を細かく付するこ
とができ、常に精度のよい流出速度測定が可能で
ある。
第1図は、本考案の体液排出装置の正面図であ
る。 1……第1の容器、2……オーバーフロー管、
3……切換コツク、4……連結管、5……第2の
容器、6……圧力調整装置、8……吸引装置。
る。 1……第1の容器、2……オーバーフロー管、
3……切換コツク、4……連結管、5……第2の
容器、6……圧力調整装置、8……吸引装置。
Claims (1)
- 体腔内の体液を吸引し排出するための装置であ
つて、体腔内より体液を排出する排出チユーブに
連結された第1の容器1と、第1の容器よりも横
断面積が大きく大容量の第2の容器5と、第1の
容器の底部と第2の容器の上部とを連結する連結
管4と、第1の容器内に垂直に設けられており、
その頂部が第1の容器内に開口しかつその下部は
前記連結管と連通するオーバーフロー管2と、第
1の容器底部と連結管との連通を開閉する切換コ
ツク3と、第2の容器上部と連通する吸引手段8
とを有してなり、前記切換コツク3を開にして吸
引力により第1の容器内の体液を第2の容器に排
出した後、コツク3を閉にして第1の容器内の液
量増加速度を測定することにより、体液の流出速
度を精密に測定できるようにしたことを特徴とす
る体液吸引排出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15909986U JPH0342926Y2 (ja) | 1986-10-17 | 1986-10-17 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15909986U JPH0342926Y2 (ja) | 1986-10-17 | 1986-10-17 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6365450U JPS6365450U (ja) | 1988-04-30 |
JPH0342926Y2 true JPH0342926Y2 (ja) | 1991-09-09 |
Family
ID=31083212
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15909986U Expired JPH0342926Y2 (ja) | 1986-10-17 | 1986-10-17 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0342926Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
ATE505221T1 (de) * | 2006-03-20 | 2011-04-15 | Alcon Inc | Chirurgische kassette mit blasentrennstruktur |
-
1986
- 1986-10-17 JP JP15909986U patent/JPH0342926Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6365450U (ja) | 1988-04-30 |
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