JPH0338727Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この考案は、卓上に載置し主として装飾目的に
用いる小型の照明具に関するものである。

（従来の技術および考案が解決しようとする課
題） 近年、室内を暗くして机上、卓上等に本来の照
明とは別に装飾を主体とした小型の電気スタンド
状照明具を置くことが行われているが、これら照
明具は卓上の他の置物や食器などを照射するにす
ぎず、室内全体の雰囲気を盛り上げるには至つて
いない。

（課題を解決するための手段） このためには、上記電気スタンド型の局部照明
よりも、小さな光源を広いシユードで囲つたあん
どん状の照明具を用い、しかもシエード以外の部
分は目立たない小型構造として卓上面全体を柔か
く照らす方がよいわけである。この考案は上記の
点を考慮し、かつシエードに当る部分を表示面に
も利用できるようにしてなるものである。

（考案の実施例） この考案の実施例を図面について説明すると、
第１図および第２図に示すように全体は例えば縦
横５cm、厚さ1.5cmの四角形板片状の照明具主体
１を合成樹脂板をコ状に折曲した挟持台２に上方
から挟入して形成され、これらの間にＵ状にまる
めた適宜の透光性の紙片ａの下縁をさし込んで使
用するものである。照明具主体１は、金属合成樹
脂等の材料を以つて蝶番３を介して左右に開閉可
能の密閉容器状に作られ、内部に電池（図示せ
ず）を収容するとともに、上端面の適所に電球等
の照明体４、また下端面には常時バネにより電路
が開かれ、押圧によつて上記照明体４を点灯する
押ボタン型スイツチ５が各設けられている。

挟持台２は、弾力性を有する硬質合成樹脂板を
断面コ状に折曲して底板６上に立板７，７を並立
した形状に作られ、これら立板７，７間に照明具
主体１を挟止できるようになつている。

（考案の効果） この考案は上記の構造であつて、前記したよう
に挟持台２の立板７，７内面と照明具主体１の外
面との間に、適具の紙片ａを挟んで使用するもの
であつて、照明具主体１を紙片ａごと指先で挟ん
で上下することにより消灯、点灯が行われるが、
この紙片ａとしては和紙あるいはパルプ状のもの
を用いてシエードの役をさせるとか、あるいは予
め所要の事項を記入した白紙を用いることによ
り、例えば集会における招待者の席表示や食堂に
おけるメニユー等に応用できる。

すなわち、照明具主体１を挟持台２の底板に圧
接支持させることにより照明体４を点灯させて使
用し、紙片ａが不必要となつたのちは紙片ａを上
方に抜き取れば同時に照明具主体１も若干上方に
引き上げられるから押ボタン型スイツチ５を介し
て照明体４は消灯される。

以上のように、この考案は構造簡単で、しかも
照明具、表示具等として効率的に使用できる。

なお、照明具主体１は第３図Ａ乃至Ｋに示すよ
うに正方形板状、多角形板状、円板状、その他任
意の形状に作ることができ、また照明体４は豆電
球に限らず例えば輝度性の高い発光ダイオード等
を使用することもできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は斜面図、第２図は側面図、第３図Ａ乃
至Ｋは照明具主体の正面形状の各例を示す。 １は照明具主体、２は挟持台、４は照明体、５
は押しボタン型スイツチ、６は底板、７は立板。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 内部に電池を収容し、かつ一端面に照明体４、
   他端面に押ボタン型スイツチ５を各突設した板片
   状の照明具主体１を、別に合成樹脂板を折曲して
   底板６に連なる前後立板７，７を設けた挟持台２
   に、前記照明体１を立板７上方に位置させるとと
   もに押ボタン型スイツチ５を台板上面に圧接させ
   て立設してなる卓上照明具。