JPH033831Y2 - - Google Patents

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JPH033831Y2
JPH033831Y2 JP1985128737U JP12873785U JPH033831Y2 JP H033831 Y2 JPH033831 Y2 JP H033831Y2 JP 1985128737 U JP1985128737 U JP 1985128737U JP 12873785 U JP12873785 U JP 12873785U JP H033831 Y2 JPH033831 Y2 JP H033831Y2
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JP
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aluminum
cooling
intercooler
brazing
headers
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JP1985128737U
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野 この考案は、インタークーラーすなわち給気用
中間冷却器に関するものである。 この明細書において、アルミニウムとは、純ア
ルミニウムおよびアルミニウム合金を含んで意味
するものとする。 従来の技術 従来、アルミニウム製インタークーラーとして
は、一対のヘツダと、両ヘツダの間に並列状に渡
された偏平状冷却管と、冷却管に取り付けられた
外部フインとを備えたもの知られている、従来の
インタークーラーは、冷却管が周壁とこれの内部
に並列状に設けれた隔壁とよりなるアルミニウム
押出型材より一体につくられていたため、重量が
量く、かつ冷却性能が低いうえに、寸法が大きい
ものであつた。 ところが近年、四輪自動車においては高性能化
およびコンパクト化によりエンジン部が非常に狭
くなつており、従来のような寸法の大きいインタ
ークーラーは取付けが困難であるし、冷却性能が
低いために自動車のエンジン部の高性能化に寄与
しないという間題があつた。 そこで従来、各偏平状冷却管の内部に、横断面
波形の内部フインが収められたアルミニウム製イ
ンタークーラーが提案された(例えば実開昭59−
148978号公報参照)。 考案が解決しようとする課題 このような先提案による従来のインタークーラ
ーは、軽量で、冷却性能がすぐれており、しかも
コンパクトで、その寸法が小さくてすみ、広い取
付スペースを必要とせず、自動車エンジン部の高
性能化およびコンパクト化に寄与し得るものであ
る。 この考案の目的は、このような自動車エンジン
部の高性能化およびコンパクト化に寄与し得るイ
ンタークーラーについて、その製造をきわめて容
易になし得て、市場に安価に供給し得る構造を提
供しようとするにある。 課題を解決するための手段 この考案は、上記の目的を達成するために、ア
ルミニウム・ブレージング・シートよりなるヘツ
ダ・プレートおよびこれ嵌め合わせられかつアル
ミニウム・ブレージング・シートよりなる略箱形
のヘツダ本体によつてそれぞれ構成された一対の
ヘツダと、両ヘツダの間に並列状に渡されかつろ
う材層を有していないアルミニウム押出型材また
はアルミニウム電縫管によりつくられた偏平状冷
却管と、隣り合う冷却管同志の間に介在されたア
ルミニウム製外部フインと、各冷却管の略全長に
わたつて内側に収められかつ該管の長さ方向に伸
びる凹凸部を有する横断面波形のアルミニウム・
ブレージング・シートよりなる内部フインと、ろ
う材層のないアルミニウム材よりなるチヤージ・
エア導入および排出用パイプとを備えている、イ
ンタークーラーを要旨としている。 実施例 つぎに、この考案の実施例を図面に基づいて説
明する。 第1図〜第3図において、この考案によるイン
タークーラー1はアルミニウム製であつて、これ
は上下一対のヘツダ2,2と、両ヘツダ2,2の
間に並列状に渡された偏平状冷却管3と、冷却管
3の外面に取り付けられた外部フイン4とを備え
ている。各冷却管3の略全長にわたつて内側に、
該管3の長さ方向に伸びる凹凸部7,8を有する
横断面波形のアルミニウム板よりなる内部フイン
5が収められている。 内部フイン5は、この実施例ではいわゆるマル
チエントリー・フインが用いられており、これは
第3図に示すように、横断面波形の凹凸部7,8
の列9がフイン5の長さ方向に並列状にかつ相互
に隣り合うもの同志が半ピツチずつずれた状態に
形成せられているのである。なお、内部フイン5
としては、図示のものに限らず、単に横断面波形
のフインあるいは横断面波形のフインに多数のル
ーバーが設けられたいわゆるルーバーフイン等を
用いてもよい。 上下一対のヘツダ2,2には、加圧されたチヤ
ージ・エアの導入用パイプ10と同排出用パイプ
11が接続されている。 上記インタークーラー1において、ヘツダ2,
2はヘツダ・プレートおよびこれ嵌め合わせられ
た略箱形のヘツダ本体とによつてそれぞれ構成さ
れ、これらの部材は両面にろう材層を有する両面
アルミニウム・ブレージング・シートによりつく
られている。 各冷却管3はろう材層を有していないアルミニ
ウム押出型材(いわゆるベア材)によりつくられ
ており、これに対し内部フイン5は両面アルミニ
ウム・ブレージング・シートによりつくられてい
る。なお冷却管3は、アルミニウム板を折り曲げ
てその両側縁部を接合してなる電縫管などにより
つくられていても勿論よい。 チヤージ・エア導入および排出用パイプ10,
11はろう材層のないアルミニウム材(ベア材)
によりつくられている。 そして、インタークーラー1は、これらの構成
部材を組み合わせて治具(図示略)によりセツト
したのち、例えば真空ブレージング法により加熱
炉内で一括ろう付けされることにより製造される
ものである。 加圧されたチヤージ・エアが上記インタークー
ラー1の導入用パイプ10から上部ヘツダ2内に
導入されると、チヤージ・エアはヘツダ2より多
数の冷却管3内に分かれて流れ込み、各冷却管5
内を通過する間に内部フイン5,管壁3aと接触
し、さらに外部フイン4を介して外部空気と熱交
換され、冷却される。冷却後のチヤージ・エアは
下部ヘツダ2を経て排出用パイプ11より排出さ
れる。この場合、冷却管3の内側に内部フイン5
が収められているので、熱の伝達が非常に速やか
であり、従つて放熱量が多く、冷却性能がすぐれ
ている。 参考比較試験 つぎに、この考案によるインタークーラーの参
考比較試験について説明する。 上記実施例に示すこの考案によるインタークー
ラーと、従来のアルミニウム押出型材製の隔壁付
き冷却管を有するインタークーラーとの性能を比
較するために、下記のように試験を行ない、その
性能を評価した。 各インタークーラーの前面風速は6m/秒、チ
ヤージ・エアの温度(ΔT)は78℃、加圧力は
0.45Kg/cm2、およびチヤージ・エア流量は2.0
m3/分とした。また各インタークーラーの全体幅
Aは140mmであつた。 試験の結果を下記表にまとめて示した。なお性
能評価数値は、本考案品を100とした場合の相対
比較数値で表わした。 また各インタークーラーについて、チヤージ・
エア流量とチヤージ・エア圧力損失との関係およ
びチヤージ・エア流量と放熱量との関係をグラフ
にして第4図と第5図にそれぞれ示した。
【表】 上記表および第4図と第5図のグラフから明ら
かなように、本考案品に比べて最も軽量であり、
かつ放熱量が最も大きく、すぐれた冷却性能を有
している。 なお、チヤージ・エア圧力損失は本考案品のも
のは2番目に少ないが、最も少ない従来品に比
べてさほど大きな差はないばかりか、他の従来品
およびに比べると、圧力損失はかなり少ない
ものである。 考案の効果 この考案は、上述にように、ヘツダプレートお
よびこれ嵌め合わせられた略箱形のヘツダ本体に
よつてそれぞれ構成された一対のヘツダと、両ヘ
ツダの間に並列状に渡された偏平状冷却管と、隣
り合う冷却管同志の間に介在された外部フイン
と、各冷却管の略全長にわたつて内側に収められ
かつ該管の長さ方向に伸びる凹凸部を有する横断
面波形の内部フインと、チヤージ・エア導入およ
び排出用パイプとを備えているインタークーラー
について、各ヘツダのヘツダ・プレートおよびヘ
ツダ本体が、それぞれアルミニウム・ブレージン
グ・シート製であり、偏平状冷却管が、ろう材層
を有していないアルミニウム押出型材またはアル
ミニウム電縫管製であり、横断面波形の内部フイ
ンが、アルミニウム・ブレージング・シート製で
あり、外部フインが、アルミニウム製であり、チ
ヤージ・エア導入および排出用パイプが、ろう材
層のないアルミニウム材製であるから、これらの
インタークーラー構成部材を組み合わせて治具に
よりセツトしたのち、例えば真空ブレージング法
により加熱炉内で一括ろう付することにより、イ
ンタークーラーをきわめて容易に製造することが
できて、市場に安価に供給し得るという効果を奏
する。 そして、この考案によるインタークーラーは、
きわめて軽量であり、冷却性能が非常にすぐれて
いるうえに、コンパクトであつてその寸法が小さ
くてすみ、従つて自動車の車体等への取付けに広
いスペースを要せず、自動車エンジン部の高性能
化およびコンパクト化に寄与し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す斜視図、第2図
は第1図−線に沿う拡大水平断面図、第3図
は冷却管の部分切欠拡大斜視図である。第4図は
インタークーラーの性能評価試験におけるチヤー
ジ・エア流量とチヤージ・エア圧力損失との関係
を示すグラフ、第5図は同じくチヤージ・エア流
量と放熱量との関係を示すグラフである。 1……インタークーラー、2……ヘツダ、2a
……ヘツダ・プレート、2b……ヘツダ本体、3
……冷却管、4……フイン、5……内部フイン、
7……凹部、8……凸部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アルミニウム・ブレージング・シートよりなる
    ヘツダ・プレート2aおよびこれ嵌め合わせられ
    かつアルミニウム・ブレージング・シートよりな
    る略箱形のヘツダ本体2bによつてそれぞれ構成
    された一対のヘツダ2,2と、両ヘツダ2,2の
    間に並列状に渡されかつろう材層を有していない
    アルミニウム押出型材またはアルミニウム電縫管
    によりつくられた偏平状冷却管3と、隣り合う冷
    却管3,3同志の間に介在されたアルミニウム製
    外部フイン4と、各冷却管3の略全長にわたつて
    内側に収められかつ該管3の長さ方向に伸びる凹
    凸部7,8を有する横断面波形のアルミニウム・
    ブレージング・シートよりなる内部フイン5と、
    ろう材層のないアルミニウム材よりなるチヤー
    ジ・エア導入および排出用パイプ10,11とを
    備えている、インタークーラー。
JP1985128737U 1985-08-22 1985-08-22 Expired JPH033831Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985128737U JPH033831Y2 (ja) 1985-08-22 1985-08-22

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JP1985128737U JPH033831Y2 (ja) 1985-08-22 1985-08-22

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JPS6239182U JPS6239182U (ja) 1987-03-09
JPH033831Y2 true JPH033831Y2 (ja) 1991-01-31

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JPS59148978U (ja) * 1983-03-23 1984-10-04 カルソニックカンセイ株式会社 熱交換器

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JPS6239182U (ja) 1987-03-09

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