JPH0337080A - 自動消火装置起動方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、火災発生前に自動消火装置を起動させるよ
うにして未然に火災を防止するようにした自動消火装置
起動方法に関する。

［従来の技術］ 従来における自動消火装置は、熱感知器、煙感知器、炎
感知器あるいはガス感知器といった既に発生した火災を
感知する感知手段の感知結果に基づいて起動されるよう
になっている。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、上記のような従来における自動消火装置
の起動方法は、あくまで火災が発生したあとでこの火災
を消火するための方法であり、したがって、いくら迅速
に消火をすることができたとしても、焼損を完全に防止
することはできながった。

発明はこのような事情に鑑みなされたものであって、火
災の発生を事前に防止すべく自動消火装置を起動させる
方法を提供することを目的としている。

［課題を解決するための手段１ 発明による自動消火装置起動方法は、上記目的を達成す
るために、液体流入路にその流れを遮断する油類吸収壁
を設け、この油類吸収壁の壁内に溜まった可燃性液体及
び／または油類吸収壁に吸収された可燃性液体を検知し
、この検知結果に基づいて火災発生前に自動消火装置を
起動させることを特徴としている。油類吸収壁に吸収さ
れた可燃性液体の検知は、例えば油類吸収壁からの気化
熱の感知あるいはこの油類吸収壁の電気抵抗値の計測に
より行うことができる。

［作　用］ 上記のようにすることにより、油類吸収壁を設けた箇所
に可燃性液体が流入してくると、火災が発生する前に自
動消火装置を起動させることができる。

［実施例１ 以下、発明を図示した実施例の基づいて説明する。

第１図は本発明方法を実施する装置の概略楕戒図であっ
て、図において１は自動消火装置、２は油類吸収壁であ
る。

自動消火装置１は、消火薬剤を放射する薬剤放射８！１
楕（不図示）、及び警報音や警報表示を行う警報機ｆｌ
ｌｌ（不図示）等を備えてなるもので、これら薬剤放射
機構や警報ａｉｔ＊は外部信号によって起動されうるよ
うになっている。

油類吸収壁２は、例えば第２図に示すように。

油類のみを吸収する吸収部材２１を液体流入路Ａを遮断
するようにしてその床面Ａ１上に固定し、この吸収部材
２１に油類を含む全ての液体を吸収する吸収シート２２
を装着してなるものである。吸収シート２２は、液体流
入ｆｉｌｌ（図中矢符Ｆｒｆｓ）面の手前で床面と接触
するとともに吸収部材２１を横切って反対側面に延設さ
れており、油類すなわち可燃性液体以外の液体が流入し
てきた場合には、その表面張力によってこうした液体を
流入側面から反対側面に流通させる通路となる。したが
って、こうした可燃性液体以外の液体は油類吸収壁２の
液体流入側に溜まることはない、また、この可燃性液体
以外の液体はもちろん吸収部材２１に吸収されることも
ない、一方、流入してきた液体が可燃性液体である場合
、この可燃性液体は吸収部材２１及び吸収シート２２に
吸収されるとともに、この油類吸収壁２の液体流入側に
溜まって行く、但し、第２図における２３は床面Ａ１と
の間に吸収部材２１を挟着する固定部材、２４は固定部
材２３を床面Ａ１側へ締め付ける取り付はボルトである
。この取り付はボルト２４は床面Ａ１に埋設されたアン
カーボルト２５に螺合されている。

第１図において、３は前記油類吸収壁２の電気抵抗値を
計測する抵抗計測器であって、この抵抗計測器３が発生
する検知信号が前記自動消火装置１に送出されている。

この検知信号は、例えば所定の電気抵抗値を設定値し、
感知した電気抵抗値がこの設定電気抵抗値に達した時点
で発生するようにされている。この検知信号は前記自動
消火装置１の薬剤放射機構あるいは警報機構等を起動さ
せる外部信号となる。

以上のような第１図に示す構成のものにおいて、油類吸
収壁２の液体流入側から可燃性液体が流入し吸収部材２
１及び吸収シート２２がこの可燃性液体を吸収すると、
＋ｉｉｆ記浦類吸収壁２の電気抵抗値は可燃性液体の吸
収量が多くなるのに伴って大きくなる。そして、吸収さ
れた可燃性液体量が所定量以上となると抵抗計測器３は
検知信号を発生し、これを自動消火装置ｌに送出する。

自動消火装置ｌは、受は取った検知信号により警報機構
あるいは薬剤放射機構を起動させる。警報機構は、例え
ば流入してきた可燃性液体量が油類吸収壁２を越えて流
出してくるおそれがあることを知らしめるために起動さ
れる。また、薬剤放射８１横は火災発生前に消火薬剤を
放射し、流出してきた可燃性液体を原因とする火災の発
生を未然に防止するために起動される。

尚、抵抗計測器３を異なる二つの電気抵抗値を計測した
ときにおいてそれぞれ別個に検知信号を発生ずるように
しておき、自動消火装置ｔは、抵抗計測器３から第一の
検知信号を受けたときは警ｔａ機横を起動させ、第二の
検知信号を受けたときに薬剤放射ｔｌ！横を起動させる
ようにしていてもよい。

ところで、上記実施例では抵抗計測器３によって油類吸
収壁２の電気抵抗値を計測することにより、油類吸収壁
２に吸収された可燃性液体量を検知するようにしている
が、油類吸収壁２から発生される気化熱を感知し、この
気化熱が感知されたときに自動消火装置ｌの警報機構あ
るいは薬剤放射機構を起動させるようにしてもよい、こ
の場合、第１図における抵抗計測器３が気化熱感知器に
代わるだけである。

自動消火装置１を起動させる検知信号として、油類吸収
壁２の液体流入側に溜まった可燃性液体量を計測し、こ
れが所定量に達したときに発生するようにした検知信号
を用いてもよい、このような検知信号は、第１図に一点
鎖線で示すように油類吸収壁２の液体流入側に設けた液
体レベル感知器４によって発生させることができる。こ
の場合、液体レベル感知器４が検知した二またはそれ以
上の各液体量に応じてそれぞれ別個に検知信号を発生ず
るようにし、各検知信号により自動消火装置ｌの種々の
機能を別個に起動させるようにしてもよい。

さらにまた、発明による自動消火装置起動方法では、上
述のような油類吸収壁２の電気抵抗値、油類吸収壁２か
ら発生される気化熱、及び油類吸収壁２の液体流入側に
溜まった液体量を同時に計測あるいは感知し１例えば液
体量が所定値に達し、且つ電気抵抗値が所定値に達する
かもしくは気化熱が感知されたときに自動消火装置１に
送出する検知信号を発生ずるようにしていてもよい。

尚、油類吸収壁２は液体流入路を遮断するとともに可燃
性液体を吸収するものであればよい。

［発明の効果］ 請求項１によれば、火災発生の可能性が生じたときに自
動消火装置を起動させることができるから、火災を未然
の防止できこれによる焼損を確実に防止することができ
るという効果を奏する。

請求項２によれば、可燃性液体が流入してきただけで自
動消火装置を起動させることができる。

請求項３によれば、可燃性液体の流入量に応じて段階的
に自動消火装置を起動させることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は発明方法を突膝する装置の構成図、２図は油類
吸収壁の拡大縦断面図である。 Ａ・・・液体流入路 １・・・自動消火装置 ２・・・油類吸収壁 ３・・・抵抗計測器 ４・・・液体レベル感知器 第

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）液体流入路にその流れを遮断する油類吸収壁を設
   け、この油類吸収壁の壁内に溜まつた可燃性液体及び／
   または油類吸収壁に吸収された可燃性液体を検知し、こ
   の検知結果に基づいて火災発生前に自動消火装置を起動
   させることを特徴とする自動消火装置起動方法。
2. （２）気化熱を感知することにより油類吸収壁に吸収さ
   れた可燃性液体を検知することを特徴とする請求項１の
   自動消火装置起動方法。
3. （３）油類吸収壁の電気抵抗値を計測することにより、
   この吸収壁に吸収された可燃性液体を検知することを特
   徴とする請求項１の自動消火装置起動方法。