JPH0334939Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、テレビジヨン受像機等において調整
用のボリユームを設ける部分に設けるような扉を
補強するために用いることができる補強装置に関
するものである。

従来例の構成とその問題点 第１図に従来例の扉の補強装置を示す。この装
置は、扉１の回転支持リブ３を扉保持本体５の回
転ピン４に嵌合させ、扉のリブ２を本体５のスイ
ツチ６に入れて固定する。この時、扉の上に大き
な力がかかると、ピン４が折れたり、扉が割れる
現象が起きるなどの問題があつた。

考案の目的 本考案は、扉の上に大きな力が加わつた時にも
扉及び回転ピンを保護して、破損を免れるように
した扉の補強装置を提供するものである。

考案の構成 扉に大きな力が加わつたときには、扉が変形し
て扉自身に応力が発生し、回転ピンに力が作用す
るので、本考案においては、扉の変形を防ぐよう
に扉と本体とにリブを設けるようにしている。た
だし、このリブどうしが回転の邪魔になつてはな
らないので、両者は一定のすき間を有するように
設けて、扉が変形した場合にのみ接触するように
する。

実施例の説明 以下に本考案の一実施例を図面を参照して説明
する。。第２図、第３図において、扉にその回転
中心と同心円状にリブ８を設け、扉支持本体５に
はやはり扉の回転中心と同心円状にリブ７を設け
る。リブ８とリブ７との間には少しのすき間を設
ける。

このような構成において、扉１に力Ｆが作用し
た時には扉１が変形するが、ある程度まで変形す
るとリブ７とリブ８が接触し、それ以上扉１の変
形は進行しない。従つて、回転ピン４に無理な力
が作用することがなくなり、破損することが防止
されるものである。

なお、リブ８が回転時に接触しないようにする
すき間は１mm以内にするとよい。

考案の効果 このように、本考案によれば、扉の回転に支障
を与えることなく、扉に加わる力から回転ピンの
破損を保護することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来例の扉取付装置の斜視図、第２図
は本考案の一実施例の補強装置の斜視図、第３図
は第２図のＡ−Ａ断面図、第４図は第２図のＢ−
Ｂ断面図である。 １……扉、３……支持リブ、４……ピン、５…
…本体、７，８……リブ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 扉に前記扉の回転中心同心円状のリブを設け、
   前記扉を保持する本体に、前記扉の回転中心と同
   心円状に前記リブとすき間を開け又相対する位置
   にリブを設けた補強装置。