JPH03296167A - ハール変換による信号解析方法 - Google Patents
ハール変換による信号解析方法Info
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- JPH03296167A JPH03296167A JP2098953A JP9895390A JPH03296167A JP H03296167 A JPH03296167 A JP H03296167A JP 2098953 A JP2098953 A JP 2098953A JP 9895390 A JP9895390 A JP 9895390A JP H03296167 A JPH03296167 A JP H03296167A
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Landscapes
- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Complex Calculations (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、システムの状態監視等のためにそのシステム
から検出された信号の特徴をハール変換を利用して解析
する方法に関し、特に、ハール変換に基づいて定義され
た衝撃指標を、その信号の特徴を抽出するためのパラメ
ータとするハール変換による信号解析方法に関するもの
である。
から検出された信号の特徴をハール変換を利用して解析
する方法に関し、特に、ハール変換に基づいて定義され
た衝撃指標を、その信号の特徴を抽出するためのパラメ
ータとするハール変換による信号解析方法に関するもの
である。
高速オンライン監視および実時間処理のためには、信号
の振幅および周波数領域における特徴を簡単かつ有効的
に抽出できる信号解析方法が望まれている。′ 従来、この種の信号解析方法として、高速フーリエ変換
(FFT)が、もっともよく用いられている。しかし、
このFFTでは、N次元の場合には、(N/ 2 )
LogzN回の複雑な複素数の加減算が必要である。
の振幅および周波数領域における特徴を簡単かつ有効的
に抽出できる信号解析方法が望まれている。′ 従来、この種の信号解析方法として、高速フーリエ変換
(FFT)が、もっともよく用いられている。しかし、
このFFTでは、N次元の場合には、(N/ 2 )
LogzN回の複雑な複素数の加減算が必要である。
これに対して、高速ハール変換(FHT)のアルゴリズ
ムは、2(N−1)回の簡単な加減算ですむとともに、
ハール関数列を用いて連続関数を近似展開して離散化す
る場合には収束性がよく、また、パルス状の信号を抽出
するのにも適している。
ムは、2(N−1)回の簡単な加減算ですむとともに、
ハール関数列を用いて連続関数を近似展開して離散化す
る場合には収束性がよく、また、パルス状の信号を抽出
するのにも適している。
前述した従来のハール変換による信号解析方法では、歯
車の1点に生じた傷から発生する信号のように、周期的
に発生する異常信号の場合には、検出信号の取得と解析
対象システムの可動部との同期をとるようにすれば、ハ
ール変換データをそのまま使用することができる。
車の1点に生じた傷から発生する信号のように、周期的
に発生する異常信号の場合には、検出信号の取得と解析
対象システムの可動部との同期をとるようにすれば、ハ
ール変換データをそのまま使用することができる。
しかし、異常信号が不規則に発生する場合には、同期を
とることが難しいために、初期値の設定により解析結果
が異なる可能性がある。
とることが難しいために、初期値の設定により解析結果
が異なる可能性がある。
本発明の目的は、ハール変換に基づいて定義された衝撃
指標を、信号の特徴抽出のための新しいパラメータとす
ることにより、位相の違いによる解析結果の影響を少な
くし、簡単かつ高速に被解析信号の特徴を抽出すること
ができるハール変換による信号解析方法を提供すること
である。
指標を、信号の特徴抽出のための新しいパラメータとす
ることにより、位相の違いによる解析結果の影響を少な
くし、簡単かつ高速に被解析信号の特徴を抽出すること
ができるハール変換による信号解析方法を提供すること
である。
前記課題を解決するために、本発明によるハール変換に
よる信号解析方法は、被解析信号をハール関数列に展開
し、そのハール関数列の各相当シーケンス群に含まれる
ハール変換成分の平均パワーの大きさに基づいた衝撃指
標を演算し、その衝撃指標の分布から卓越成分を見出す
ことにより、前記被解析信号の特徴を抽出するように構
成しである。
よる信号解析方法は、被解析信号をハール関数列に展開
し、そのハール関数列の各相当シーケンス群に含まれる
ハール変換成分の平均パワーの大きさに基づいた衝撃指
標を演算し、その衝撃指標の分布から卓越成分を見出す
ことにより、前記被解析信号の特徴を抽出するように構
成しである。
以下、図面等を参照して、実施例につき、本発明の詳細
な説明する。
な説明する。
第1図は、本発明によるハール変換による信号解析方法
の実施例を示したブロック図、第2図は、ハール関数列
を説明するだめの図、第3図は、衝撃指標を説明するた
めの図である。
の実施例を示したブロック図、第2図は、ハール関数列
を説明するだめの図、第3図は、衝撃指標を説明するた
めの図である。
この信号解析方法は、第1図に示すように、被解析信号
X)I(N個のサンプル値から成り立つ被解析信号のベ
クトル)を、ハール関数列を用いてHHに変換しくl0
LLそのハール変換118から定義される衝撃指標1.
を演算しく102)、その衝撃指標■8の分布から被解
析信号X、の特徴を抽出するものである。
X)I(N個のサンプル値から成り立つ被解析信号のベ
クトル)を、ハール関数列を用いてHHに変換しくl0
LLそのハール変換118から定義される衝撃指標1.
を演算しく102)、その衝撃指標■8の分布から被解
析信号X、の特徴を抽出するものである。
被解析信号XNとしては、システムから発生ずる振動信
号、例えば、軸受のハウジングに設けられた加速度計に
よって検出された振動加速度などを例にあげることがで
きる。
号、例えば、軸受のハウジングに設けられた加速度計に
よって検出された振動加速度などを例にあげることがで
きる。
ハール関数列は、直交方形関数列から構成されており、
次式によって表される。
次式によって表される。
har(0,0,t)=1 fort
E(0,1)から成り立っている。例えば、8×8の変
換行列は次のようになっている。
E(0,1)から成り立っている。例えば、8×8の変
換行列は次のようになっている。
(Q<r<IogJ 、1<m< 2’ )但し、Lが
(0,1)以外の値を取るときは、(0,1)における
値を周期的に繰り返すものとする。
(0,1)以外の値を取るときは、(0,1)における
値を周期的に繰り返すものとする。
ハール変換HNは、区間[0,1] で定義されるデー
タをパルス成分に分解するものであって、最初の8個の
ハール関数を例にすれば、第2図(a)〜饋)に示すよ
うな関数列となる。この関数列における成分関数の序数
は、左上から順次づけることができる。
タをパルス成分に分解するものであって、最初の8個の
ハール関数を例にすれば、第2図(a)〜饋)に示すよ
うな関数列となる。この関数列における成分関数の序数
は、左上から順次づけることができる。
つまり、ハール関数列のhar(0,O,t)は直流成
分、har(0,1,t)は基本波成分、har(1,
1,t)、 har(1,2t)は倍調波成分、har
(2,Lt)+ har(2,2,t)、 har(2
,3,t)およびhar(2,4,t)は4倍調波成分
を表している。
分、har(0,1,t)は基本波成分、har(1,
1,t)、 har(1,2t)は倍調波成分、har
(2,Lt)+ har(2,2,t)、 har(2
,3,t)およびhar(2,4,t)は4倍調波成分
を表している。
ハール変換行列は、離散化されたノ\−ル関数列・・・
(2) N次元のデータの場合には、そのハール変換は次のよう
になる。
(2) N次元のデータの場合には、そのハール変換は次のよう
になる。
IN = IN−M ・XN
−(3)つぎに、衝撃指標ベクトル■。について説明
する。衝撃指標ベクトルエイは、次式によって定義され
るI(m) (m=0.1,2.−、M)を成分とする
ベクトルである。
−(3)つぎに、衝撃指標ベクトル■。について説明
する。衝撃指標ベクトルエイは、次式によって定義され
るI(m) (m=0.1,2.−、M)を成分とする
ベクトルである。
I(0)−1(”(0)
I(1)= H”(1)
1 (2) = [82(2) + I+2(3) ]
/2+(3)=[112(4)十82(5) +l
+2(6) −1−112(7)]/4n= 2
’ ただし、H(k)は、I+、におけるk[k=0.1,
2.・・・(N−1)1 番目の要素を表すものとする
。また、門−Log2Nは、衝撃指標の数、すなわち以
下に記述するシーケンス群の数である。シーケンスは、
周波数と類催しており、単位時間あたりの零交差数の1
/2の平均値として定義される。
/2+(3)=[112(4)十82(5) +l
+2(6) −1−112(7)]/4n= 2
’ ただし、H(k)は、I+、におけるk[k=0.1,
2.・・・(N−1)1 番目の要素を表すものとする
。また、門−Log2Nは、衝撃指標の数、すなわち以
下に記述するシーケンス群の数である。シーケンスは、
周波数と類催しており、単位時間あたりの零交差数の1
/2の平均値として定義される。
ハール関数列は、第3図に示すように、いくつかの群(
group)に分けられる。各群における構成成分は、
互いに同じ方形波になっており、互いに等しい相当シー
ケンスを有する。
group)に分けられる。各群における構成成分は、
互いに同じ方形波になっており、互いに等しい相当シー
ケンスを有する。
例えば、第2図に示すようなハール関数列では第1の成
分har (0,1、t)は群1を成し、第2.第3の
成分har(Ll、t) 、 har(1,2,t)は
群2を成し、第4〜第7の成分har(2,1,t)、
har(2,2,t)、 har(2,3,t)およ
びhar(2,4,t)は群3を成す。k番目の群にお
ける最初の成分の序数は2’−’ [k=O]2、・・
・、 (N−1)] である(第3図)。
分har (0,1、t)は群1を成し、第2.第3の
成分har(Ll、t) 、 har(1,2,t)は
群2を成し、第4〜第7の成分har(2,1,t)、
har(2,2,t)、 har(2,3,t)およ
びhar(2,4,t)は群3を成す。k番目の群にお
ける最初の成分の序数は2’−’ [k=O]2、・・
・、 (N−1)] である(第3図)。
なお、N−ポイント変換の場合、相当シーケンスには(
2ト’ /N) ・1/ΔLの周波数に相当すること
がわかる。ここで、Δtは時刻歴のサンプリング間隔で
ある。
2ト’ /N) ・1/ΔLの周波数に相当すること
がわかる。ここで、Δtは時刻歴のサンプリング間隔で
ある。
つまり、衝撃指標T (k)は、式(4)に定義したよ
うに、k番目の群における211個のハール変換成分に
含まれる平均パワーの大きさを示すことがわかる。
うに、k番目の群における211個のハール変換成分に
含まれる平均パワーの大きさを示すことがわかる。
この発明では、衝撃指標I (k)の分布、例えば、ピ
ークのあるシーケンスの変化などをモニタリングするこ
とにより、被解析信号XNの異常を検出する。
ークのあるシーケンスの変化などをモニタリングするこ
とにより、被解析信号XNの異常を検出する。
本件発明者等は、このハール変換による信号解析方法を
用いて、コンピュータによるシミュレーションを行った
。
用いて、コンピュータによるシミュレーションを行った
。
このシミュレーションでは、衝撃指標の有効性を証明す
るために、被解析信号として、正規白色雑音を受ける1
自由度非線形モデルを用いた。この機械モデルとして、
第4図(a)に衝突モデルを、第4図(b)に履歴モデ
ルを示した。サンプリング数Nは、16384 (=2
′4)で、サンプリング間隔Δtは0.1である。
るために、被解析信号として、正規白色雑音を受ける1
自由度非線形モデルを用いた。この機械モデルとして、
第4図(a)に衝突モデルを、第4図(b)に履歴モデ
ルを示した。サンプリング数Nは、16384 (=2
′4)で、サンプリング間隔Δtは0.1である。
HP−9000系コンピユータで出力信号の衝撃指標の
演算は、1.4 secかかった。なお、同し出力信号
のFFTパワースペクトルの演算には、15、7 se
cを要することがわかった。すなわち、16384−ポ
イントデータの場合には、衝撃指標の演算は、FFTパ
ワースペクトルのそれよりも11倍速いということがで
きる。
演算は、1.4 secかかった。なお、同し出力信号
のFFTパワースペクトルの演算には、15、7 se
cを要することがわかった。すなわち、16384−ポ
イントデータの場合には、衝撃指標の演算は、FFTパ
ワースペクトルのそれよりも11倍速いということがで
きる。
まず、衝突タイプについて説明する。第4図(a)に示
したモデルでは、非線形性は、質量とばねの間の隙間に
起因している。このモデルの無次元形式の運動方程式は
、次のように表される。
したモデルでは、非線形性は、質量とばねの間の隙間に
起因している。このモデルの無次元形式の運動方程式は
、次のように表される。
−η (τ) ・・・(5)
ここで、
ξ(τ) =XCt’)ル
ア) (r) =u(t)/m ω、、 ”
L。
L。
L−D/m2ω7
ただし、Lは代表長さ、ω、=$ は、このシステム
め固有周波数、u(t)は白色雑音入力、Dはu (t
)のインテンシテイである。また、ζ−c/2mωイは
減衰比、ρゎ−(k、 十に、 )/ koは剛性率、
ε−L/xgは無次元非線形パラメータ、x9は隙間幅
である。
め固有周波数、u(t)は白色雑音入力、Dはu (t
)のインテンシテイである。また、ζ−c/2mωイは
減衰比、ρゎ−(k、 十に、 )/ koは剛性率、
ε−L/xgは無次元非線形パラメータ、x9は隙間幅
である。
無次元復元力は、次のように表される。
coll(ξ、ρ0.ε)
ここでは、ρC=10. ζ−0,05とした。
この無次元パラメータε−1,八、が、0.1,0゜5
の場合について、出力信号の衝撃指標の分布を示すと、
それぞれ第5図(b)、第6図(blにようになった。
の場合について、出力信号の衝撃指標の分布を示すと、
それぞれ第5図(b)、第6図(blにようになった。
各図(a)には、時刻歴を、各図(C)には、比較のた
めに、FFTパワースペクトル密度を示しである。
めに、FFTパワースペクトル密度を示しである。
τ=ω、lt
第5図に示しているε−0,1の場合は、近憤的に線形
の場合に相当する。この場合には、衝撃指標は、k=9
において最大値をとる。k=9は、2 B/NΔt、つ
まり2I′/(16384X0.1)’−io、16の
周波数に相当しており、この周波数(0゜16)はシス
テムの無次元固有周波数である(第5図(C)参照)。
の場合に相当する。この場合には、衝撃指標は、k=9
において最大値をとる。k=9は、2 B/NΔt、つ
まり2I′/(16384X0.1)’−io、16の
周波数に相当しており、この周波数(0゜16)はシス
テムの無次元固有周波数である(第5図(C)参照)。
非線形パラメータεが増加すると、第6図に示すように
、FFTパワースペクトルでは卓越周波数成分が高周波
数域に移動し、衝撃指標の分布も同様に変化して、I(
10)が卓越成分になるが、FFTの結果よりもその変
化が明確に現れる。
、FFTパワースペクトルでは卓越周波数成分が高周波
数域に移動し、衝撃指標の分布も同様に変化して、I(
10)が卓越成分になるが、FFTの結果よりもその変
化が明確に現れる。
つぎに、履歴タイプについて説明する。第4図(b)に
示した無次元履歴モデルの運動方程式は、次のように表
される。
示した無次元履歴モデルの運動方程式は、次のように表
される。
一η (τ) ・・・(7)
ここで、
hyst(ξ、 ρC)
ここで、ε−L/λ(第4図(b)参照)は無次元非線
形パラメータであり、他の係数やバラメークは、前述の
ものと同様である。
形パラメータであり、他の係数やバラメークは、前述の
ものと同様である。
無次元パラメータεが0,5の場合について、時刻歴、
システム出力の衝撃指標およびFFTパワースペクトル
密度を示すと、第7図のようになる。
システム出力の衝撃指標およびFFTパワースペクトル
密度を示すと、第7図のようになる。
非線形パラメータεが増加すると、衝撃指標の分布のピ
ーク値は低シーケンス成分に移る。つまり、I(0)、
+(1)、 I(2)、および■(3)が線形の場合
(第5図)よりも大きくなり、特に、■(1)が卓越成
分になったことがわかる。
ーク値は低シーケンス成分に移る。つまり、I(0)、
+(1)、 I(2)、および■(3)が線形の場合
(第5図)よりも大きくなり、特に、■(1)が卓越成
分になったことがわかる。
このシミュレーションにより、高速ハール変換を用いて
、衝撃指標INが、簡単かつ高速に求められることがわ
かった。また、衝撃指標1.の有効性を示す1つの例と
して、非線形システムにお1 2 ける非線形量の変化を検出することができることが明ら
かになった。
、衝撃指標INが、簡単かつ高速に求められることがわ
かった。また、衝撃指標1.の有効性を示す1つの例と
して、非線形システムにお1 2 ける非線形量の変化を検出することができることが明ら
かになった。
また、本件発明者等は、人工的に傷付けた玉軸受を用い
て、ハール変換を用いた信号解析の実験を行った。
て、ハール変換を用いた信号解析の実験を行った。
第8図は、本発明によるハール変換を用いた信号解析方
法の実験例を説明するためのブロック図、第9図および
第10図は、前記実験例の結果を示した図である。
法の実験例を説明するためのブロック図、第9図および
第10図は、前記実験例の結果を示した図である。
この実験装置では、電動機1からの回転を動力伝達ヘル
ド2を介して回転軸3に伝達し、この回転軸3を支持す
る玉軸受4. 5 (lsO306型)からの振動信号
を被解析信号とした。
ド2を介して回転軸3に伝達し、この回転軸3を支持す
る玉軸受4. 5 (lsO306型)からの振動信号
を被解析信号とした。
玉軸受4のハウジングには、加速度ピンクアップ6が取
り付けられており、その玉軸受4からの振動信号を検出
し、増幅器7により増幅している。
り付けられており、その玉軸受4からの振動信号を検出
し、増幅器7により増幅している。
また、位相シフトの影響を少なくするために、渦電流型
センサ8により、回転軸3の回転角度を検出して、玉軸
受4の動作状態での初期値を設定している。
センサ8により、回転軸3の回転角度を検出して、玉軸
受4の動作状態での初期値を設定している。
増幅器7.渦電流型センサ8の出力は、コンピュータ9
に入力され、本発明によるハール変換による解析が行わ
れ、その結果は、CRTIOでモニタできるとともに、
プリンタ11で出力することができる。
に入力され、本発明によるハール変換による解析が行わ
れ、その結果は、CRTIOでモニタできるとともに、
プリンタ11で出力することができる。
ここでは、玉軸受4として、正常な状態のものと、玉軸
受4の外輪に幅0.2mm、深さ2mmの凹みを形成す
ることにより、人工的に傷をイ」けた状態のものについ
て解析を行った。
受4の外輪に幅0.2mm、深さ2mmの凹みを形成す
ることにより、人工的に傷をイ」けた状態のものについ
て解析を行った。
第9図(a)、 (b)は、それぞれ玉軸受4が正常な
状態と、傷付いた状態の2つの場合の時刻歴を示したも
のである。第10図(a)、 (b)は、それぞれの状
態の衝撃指標分布を示したものである。時刻歴において
は、玉軸受4が傷付いている場合には、パルスが検出さ
れている。また、これに対応して、衝撃指標分布は、卓
越成分が高シーケンス領域に移動し、特に、玉軸受4が
正常に動作している場合(第10図(a))と比較して
、■(8)が卓越成分になったことがわかる(第10図
(b))。
状態と、傷付いた状態の2つの場合の時刻歴を示したも
のである。第10図(a)、 (b)は、それぞれの状
態の衝撃指標分布を示したものである。時刻歴において
は、玉軸受4が傷付いている場合には、パルスが検出さ
れている。また、これに対応して、衝撃指標分布は、卓
越成分が高シーケンス領域に移動し、特に、玉軸受4が
正常に動作している場合(第10図(a))と比較して
、■(8)が卓越成分になったことがわかる(第10図
(b))。
以上説明した実施例に限定されることなく、木発明の範
囲内で種々の変形ができる。
囲内で種々の変形ができる。
例えば、解析対象となるシステムに応して、各ハール変
換成分に重み係数を乗するようにしてもよい。
換成分に重み係数を乗するようにしてもよい。
以上詳しく説明したように、本発明によれば、ハール変
換に基づく衝撃指標を、被解析信号の特徴抽出のための
パラメータとしたので、位相の違いによる結果への影響
が少なくなるとともに、簡単かつ高速に信号の解析を行
うことができる、という効果がある。
換に基づく衝撃指標を、被解析信号の特徴抽出のための
パラメータとしたので、位相の違いによる結果への影響
が少なくなるとともに、簡単かつ高速に信号の解析を行
うことができる、という効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明によるハール変換による信号解析方法
の実施例を示したブロック図、第2図は、ハール関数列
を説明するための図、第3図は、衝撃指標を説明するた
めの図である。 第4図は、本発明によるハール変換による信号解析方法
を用いたシミュレーションの衝突モデルおよび履歴モデ
ルを示した図、第5図から第7回は、前記シミュレーシ
ョンの結果を示した図であ第8図は、本発明によるハー
ル変換を用いた信号解析方法の実験例を説明するための
ブロック図、第9図および第10図は、前記実験例の結
果を示した図である。 χ8・・・被解析信号 HN・・・ハール変換 1、・・・衝撃指標 1・・・電動機 3・・・回転軸 6・・・加速度ピックアップ 8・・・渦電流型センサ 10・・・CRT 2・・・動力伝達ヘルド 4.5・・・玉軸受 7・・・増幅器 9・・・コンピュータ 11・・・プリンタ
の実施例を示したブロック図、第2図は、ハール関数列
を説明するための図、第3図は、衝撃指標を説明するた
めの図である。 第4図は、本発明によるハール変換による信号解析方法
を用いたシミュレーションの衝突モデルおよび履歴モデ
ルを示した図、第5図から第7回は、前記シミュレーシ
ョンの結果を示した図であ第8図は、本発明によるハー
ル変換を用いた信号解析方法の実験例を説明するための
ブロック図、第9図および第10図は、前記実験例の結
果を示した図である。 χ8・・・被解析信号 HN・・・ハール変換 1、・・・衝撃指標 1・・・電動機 3・・・回転軸 6・・・加速度ピックアップ 8・・・渦電流型センサ 10・・・CRT 2・・・動力伝達ヘルド 4.5・・・玉軸受 7・・・増幅器 9・・・コンピュータ 11・・・プリンタ
Claims (1)
- 被解析信号をハール関数列に展開し、そのハール関数
列の各相当シーケンス群に含まれるハール変換成分の平
均パワーの大きさに基づいた衝撃指標を演算し、その衝
撃指標の分布から卓越成分を見出すことにより、前記被
解析信号の特徴を抽出するように構成したハール変換に
よる信号解析方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2098953A JPH03296167A (ja) | 1990-04-13 | 1990-04-13 | ハール変換による信号解析方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2098953A JPH03296167A (ja) | 1990-04-13 | 1990-04-13 | ハール変換による信号解析方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03296167A true JPH03296167A (ja) | 1991-12-26 |
Family
ID=14233458
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2098953A Pending JPH03296167A (ja) | 1990-04-13 | 1990-04-13 | ハール変換による信号解析方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03296167A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017502293A (ja) * | 2013-12-23 | 2017-01-19 | エレクトリシテ ド フランス | 蒸気発生器のプレートの汚染を定量予測するための方法 |
-
1990
- 1990-04-13 JP JP2098953A patent/JPH03296167A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017502293A (ja) * | 2013-12-23 | 2017-01-19 | エレクトリシテ ド フランス | 蒸気発生器のプレートの汚染を定量予測するための方法 |
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