JPH03295553A - 陰茎を勃起させて勃起した状態を維持する装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、請求項１の最初の部分に記載したような、陰
茎を勃起させて勃起した状態を維持する装置に関する。

本発明は、男性における陰茎勃起不能という問題、及び
、その陰茎の勃起状態維持不能という問題を解消するこ
とを意図しているものであり、すなわち、陰茎を女性の
膣の中に充分深く挿入し得るように充分に堅く勃起させ
ることができない男性は女性に自然妊娠させることが不
可能であり、また、性交を成功させ得るだけ充分に長く
勃起状態を維持することができない男性も女性に自然妊
娠させることができないという問題を解消することを意
図している。

（従来技術） 男性における陰茎の勃起不能の問題は、多数の公知の方
法、例えば、特殊な射精の使用する方法、半剛性コンド
ームを使用する方法、陰茎の内部に弾力を有する挿入部
材を埋め込む方法、又は、陰茎の本体部の内部に海綿状
の筒状挿入部材を埋め込み、この埋め込んだ挿入部材に
、陰茎を堅くするための液体を充填する方法等を用いて
解消されて来た。

また、この問題は、上述の従来の方法の他に、陰茎を勃
起させる目的で陰茎の本体部に減圧した空気圧を加える
ことと、勃起状態を維持する目的で陰茎の基部に弾力を
有するリングを使用することとを組み合わせるという公
知の方法によって解消されて来た。

この目的のために使用される装置は、未だ、患者の欲求
と要求とに応じて、開発し、形状を改良している段階に
ある。

これらの装置は、改良すれば非常に良い結果が得られる
ものであり、さらに有効なものにすることができ、特に
、取扱いと使用を容易にすることかできるものである。

これらの装置の主な欠点は、 １、　　これらの装置は、陰茎が勃起する時に、勃起の
程度に応じて、（陰茎を挿入する）筒状部材から排出さ
せる空気の量を自動的に制御することができない。

２、　　これらの装置は、陰茎の外部表面全体（特に陰
茎の基部）に、減圧した空気圧を加えることが不可能で
ある。

３、　陰茎の基部を締めつけるための弾力を有するリン
グを、陰茎が勃起した後に、この陰茎を勃起させて勃起
を維持する装置の首部から、陰茎の基部に、充分に素早
く滑動させることができない。

４、　筒状部材の開口部と同じ直径を有する装置を、直
径の異なる器官に対して、汎用的に使用することができ
ない。

５、　　この陰茎を勃起させて勃起を維持する装置の自
由端部を同時に保持し、一方の手でポンプを操作し、他
方の手で、陰茎の基部を締めつけるための弾力を有する
リングを滑動させる機構を自由に操作することが不可能
である。

６、　筒状部材を内側から洗浄し清掃する目的で、この
陰茎を勃起させて勃起を維持する装置の全ての鋭敏な部
分を、陰茎を挿入する筒状部材から物理的に分離するこ
とが不可能である。

７、　陰茎の基部を締めつけるための弾力を有する同一
リングを、２回以上使用することが不可能であるという
点にある。

（発明が解決しようとする課題） 本発明が解決しようとする問題点は、容易かつ安全に使
用することができ、しかも、陰茎が自然に勃起する時に
発生する生理学的経過に出来るだけ類似させることがで
きる装置を提供することにある。

（課題を解決するための手段） この問題点は、請求項１に記載したような装置によって
解消される。さらに、この装置を便利なように開発させ
たものと形態は請求項の従属項に記載しである。

この本発明の装置、すなわち、本装置を設計するに当っ
ては、この目的のための公知の装置を使用する患者と共
に行った４年間の研究の経験を活用した。すなわち、陰
茎が自然に勃起する時に発生する生理学的過程に最も良
く類似させるために、医学的に要求される要素を、特に
、より厳密に検討した。この問題点は、医学的見地から
、最も良く容認することができる原理を用いて、すなわ
ち、減圧した空気圧を陰茎の外部の表面に加えることに
よって解決した。医学的には、この原理を応用しても、
人体の機能に障害を与えることは全くない。本装置は使
用し易いものである。本装置を使用して、非常に良い結
果を得ており、この処置の方法は患者に喜ばれている。

医学的見地から見れば、陰茎の勃起は、陰茎の海綿体組
織に充填された血液の圧力によって引き起こされる陰茎
の単純な膨脹（堅さの増大）である。陰茎の内部に（何
等かの理由によって）このような血液の圧力が全く存在
しない場合、又は、陰茎の内部におけるこのような血液
の圧力が充分でない場合には、陰茎は勃起することがで
きない。

陰茎を勃起させて勃起した状態を維持する装置、すなわ
ち、本装置の機能の原理は、男性の身体に自然に発生す
る生理学的経過に非常に良く類似している。すなわち、
サブプレッシャを発生させ、この発生させたサブプレッ
シャを陰茎の外部表面に作用させる効果によって、陰茎
それ自体の血液の圧力を相対的に増大させ、その後に、
自然な経過におけると同様に、陰茎の海綿体組織に血液
を充填させる。これを別の言葉で表現すれば、陰茎の外
部表面に作用させるサブプレッシャの効果によって、陰
茎を膨脹させ、その陰茎の体積を増大させ、勃起性海綿
体組織に血液を充填させて、勃起を開−始させる。勃起
した後に、弾力を有するリングを滑らせて陰茎の基部に
移動させて、陰茎からの血液の逆流を防止する。これを
行うのは、得られた勃起した状態を、性交を行っている
間、維持するためである。このリングは陰茎の基部を締
めつけるためのものであり、このリングの端部に取り付
けられている小球を引くことによって、容易に取り外す
（締めつけを解除する）ことができる。このリングの取
外しく締めつけの解除）は、リングの端部を持たずに、
必要な時に何時でも行うことができ、また、必要とする
任意の瞬間に、陰茎を膣から抜き田すことなく、行うこ
とができる。

本発明は、工学的、及び医学的見地から見て、全体とし
て新しい構造であり、この新しい構造は、陰茎が自然に
勃起する時に発生する自然な生理学的過程に、可能のか
ぎり最も良く類似させるために、医学的に要求される要
素を、より厳密に検討した結果によって得られたもので
ある。この構造によって、公知の装置の全ての欠点を除
去することができる。

陰茎に低い空気圧を加えている時に技術的、及び医学的
に要求される事項を満足させるために、筒状部材から空
気を排出するための自動方式のレギュレータを提供する
。このレギュレータは、筒状部材の中の空気圧の減少の
程度に対応するように、すなわち、勃起の程度に対応す
るように作動するものである。

すなわち、勃起を開始させる段階には、陰茎に大量の血
液を、時間に比例するように流入させることができた時
に、筒状部材から排出する空気の量を多くして、陰茎の
基部の組織（この部分が空気のサブプレッシャの作用に
対して最も鋭敏である）を迅速に膨脹させることが必要
であり、このようにすれば、弾力を有する前部ラビリン
スリングを閉じることができ、すなわち、陰茎をより大
きく勃起させる過程のために不可欠な良好なシールを、
筒状部材の首部とシールリングとの間に形成することが
できる。

この過程の第二段階では、陰茎の全長に亘る海綿体組織
に血液を流入させ、すなわち、この血液を充填させるこ
とができる。この陰茎を勃起させる段階は、生理学的理
由によって、ゆっくり実施しなければならず、これは、
陰茎の海綿体組織が徐々に、かつ、その全体に血液を吸
収することができるようにするためである。また、この
陰茎を勃起させる段階は、筒状部材の中の空気圧が低下
すればするほど（すなわち、陰茎の海綿体組織に血液が
充填される程度が進捗すればするほど）、ゆっくり行わ
なければならない。

この手順の第三段階は最終段階であり、この段階におい
ては、すなわち、筒状部材の中のサブプレッシャが（定
められた）最小の値になった時に、筒状部材の内部の空
気の吸い出しを完全に、かつ、安全に、停止しなければ
ならない。陰茎はこのような「環境」に、その陰茎が最
も長くなるまで、すなわち、この陰茎が完全に勃起しき
るまで維持される。

この開示した計画に基づいて陰茎を勃起させるための手
順の全ての段階は、本装置の内部に設けられた空気排出
用レギュレータを使用して、失敗しないように実施しな
ければならない。

本装置の適当な構造の筒状部材は、陰茎を勃起させる段
階を実施している時に、陰茎の外部表面全体に、より低
い空気圧を確実に作用させることができる。すなわち、
筒状部材の首部が前部ラビリンスシールによって絞られ
て細くなり、シールリングから陰茎を挿入した後に、こ
の筒状部材の内部で、陰茎の外部の全表面の周囲に充分
に大きい自由空間が形成され、この自由空間から空気を
、ポンプを用いて吸い出して、陰茎を（全ての方向に）
完全に、かつ、妨げられることなく、勃起させることが
できる。

衛生上の問題点は、ねじ部を有する結合装置を用いて本
装置のヘッドに筒状部材を結合して、これらの構成部材
を容易に取り外し得る構造にすることによって解消する
ことができる。筒状部材は、本装置から取り外して、水
等の洗浄剤用いて容易に洗浄することができる。これが
出来るのは、この筒状部材に、水等の洗浄剤によって損
傷を受ける恐れのある鋭敏な機構が全く含まれていない
からである。

本装置は、各個人が使用する場合に優れた機能を発揮す
ることを予見しているものである。本装置は、右利きの
人も左利きの人も同様に使用することができるものであ
り、右利きの人が使用するか、左利きの人が使用するか
によって、ポンプの位置を、レバーの右側にするか、左
側にするかを決めれば良く、このレバーに対するポンプ
の位置は、筒状部材を本装置のヘッドに対して回転させ
ることによって容易に調節することができる。適当な内
径の弾力を有するリングを使用するだけで、１種類の寸
法の筒状部材を、あらゆる直径の陰茎に使用することが
できる。

〔実施例〕

以下、図面に示した実施例に基づいて、本発明の詳細な
説明する。

第１図に、本発明に基いて陰茎を勃起させて勃起した状
態を維持する装置、すなわち本装置の形態を、部分的に
破断した状態の断面図で示す。本装置は、一体形の透明
な筒状部材１９と、本装置のヘッド１７と、ベローポン
プ１５とから成り、これらの各構成部は、弾力を有する
シールリングに螺合装着されている結合装置によって連
結される。

本装置の筒状部材１９は均一な直径を有する透明な筒状
部材であり、この透明な筒状部材の一方の端部（この筒
状部材の陰茎を挿入する首部を形成する側の端部）は前
部ラビリンスシール部１０に整合され、この前部ラビリ
ンスシール部１０は弾力を有する材料で作られている。

サイズの種類を１種類だけにした筒状部材１９を、あら
ゆる直径の陰茎に使用することができるようにするため
に、弾力を有する着脱可能のシールリング１０を設ける
ことができ、このシールリング１０を内径の異なるシー
ルリングにすることができる。このシールリング１０は
、手で簡単に押すだけで、筒状部材１９の首部の中に、
容易に整合させることができる。シールリング１０の内
径の寸法は、必要に応じて、すなわち、陰茎の勃起状態
における直径に応じて選択する。

シールリングの構造を用いて、筒状部材１９の首部を陰
茎の基部に接触させた状態で安全にシールするという問
題は、前部シール（面）とラビリンスシールを、シール
リング１０を形成している一体形弾性材料に組み合せる
ことによって解消することができる。筒状部材１９の首
部の外側部には、陰茎の基部を締めつけるための弾力を
有するリング９と、この弾力を有するリングを筒状部材
の首部から滑らせながら移動させるための摺動ブッシン
グ２２がある。この摺動ブッシング２２は、レバー装置
２０を用いて移動させる。このレバー装置２０は弾力を
有するリング９を筒状部材の首部から迅速に摺動させる
ためのものである。

この弾力を有するリングは断面形状が丸くて弾力を有す
るリボン（第４図乃至第７図）によって形成され、この
リボンの一方の端部には、小球２３と、輪郭が与えられ
た開口部２７とが取り付けられており、また、このリボ
ンの他方の端部には、半球形の小さいヘッド２４が取り
付けられている。このシールリングは、固定されている
時には、取り外すことができる（小球２３を手で符号Ｅ
で示す方向（第３図）に押すことによって、陰茎から取
り外すことができる）。弾力を有するリング９は、この
リングの小さいヘッド２４を、弾力を有するリボンの他
方の端部にある開口部の中に整合させることによって、
再び固定することができる。

弾力を有するリング９を筒状部材の首部から陰茎の基部
に迅速に摺動させるという問題は、陰茎を勃起させるた
めに非常に重要である。その理由は、このリングを筒状
部材の首部から陰茎の基部に移行させた時には、常に、
シールリング１０の機能が短い時間阻害され、外部の空
気が成る程度、この筒状部材の中に侵入するからである
。筒状部材１９の中に対する、外部の（好ましくない）
空気の侵入を最少の限度に止どめるために、この手順を
出来得るかぎり短時間で行わなければならない。

しかしながら、この問題点は、ダブルレバー２０を一使
用することによって、解決することに成功した。これは
、このダブルレバー２０を手で（第１図に符号Ｆで示す
方向に）移動させた時に、このダブルレバーの２つの突
出部２１が摺動ブッシング２２を押し、このブッシング
のヘッド８が弾力を有するリング９を押し、このブッシ
ングのヘッド８によるリング９の移動を、このリングが
筒状部材１９の首部から滑りなから陰茎の基部に移行す
るまで行って、陰茎が充分に勃起した瞬間に、その陰茎
を締めつけるというものである。この手順は、本装置を
使用している時に、非常に迅速に行う（約１秒）。

筒状部材１９の他方の端部には螺合部７が設けられてお
り、この螺合部によって、筒状部材１９が本装置のヘッ
ド１７に結合される。

本装置のヘッド１７は、筒状部材１９をベローポンプ１
５に接続させる。このヘッドは輪郭が一体形に形成され
た部材から成り、この部材が自動的に空気を排除するレ
ギュレータ１．４．５と、フィルタ１８と、筒状部材の
内部に空気を入れるための弁２．３とを収容している。

筒状部材１９がら空気を排除するレギュレータは、弾力
を有する気密のベロー５から成り、このベロー５は空気
（又は他の気体）を通常の大気圧に維持する。このベロ
ー５は、弁４に気密に結合されて、筒状部材２つからの
空気の排出を遮断する。この筒状部材からの空気の排出
は、このベロー５の弾力を有するベローの高さを増大さ
せて、（ベローポンプ１５の作動によって）サブプレッ
シャを筒状部材１９の内部における許容最低値に到達さ
せる時に行われる。この弁の本体部の延長部にはレギュ
レータ１のピストンが配設されており、このピストンは
、筒状部材１９の内部の空気圧の変化によってベローの
高さが変化した時に、このピストンのヘッドの縁を用い
てボアホール１６を開閉し、このようにして、筒状部材
１９がらの空気の排出を制御する。この筒状部材１９が
らの空気の排出の制御は充分に自動的に機能して、陰茎
に作用する空気圧が低下した時に要求される技術的、及
び、医学的要素を充分に満足させる。

この要求される技術的、及び、医学的要素は、筒状部材
１９から空気を自動的に排出するレギュレータ１．４．
５が、筒状部材１９の内部の空気の密度の低下、すなわ
ち、勃起の程度に従うように動作するということである
。これを、より詳細に説明すれば、勃起を開始させる段
階では、陰茎に大量の血液を、時間に比例するように流
入させることができた時に、筒状部材から排出する空気
の量を多くして、陰茎の基部の組織（この部分が空気の
サブプレッシャの作用に対して最も鋭敏である）を迅速
に膨脹させることが必要であり、このようにすれば、弾
力を有する前部ラビリンスリング１０を閉じることがで
き、すなわち、陰茎をより大きく勃起させる過程のため
に不可欠な良好なシールを、筒状部材の首部とシールリ
ング１０との間に形成することができる。

この過程の第二段階では、陰茎の全長に亘る海綿体組織
に血液を流入させ、すなわち、この血液を充填させる。

この陰茎を勃起させる段階は、生理学的理由によって、
ゆっくり実施しなければならず、これは、陰茎の海綿体
組織が徐々に、かつ、その全体に血液を吸収することが
できるようにするためである。また、この陰茎を勃起さ
せる段階は、筒状部材の中の空気圧が低下すればするほ
ど（すなわち、陰茎の海綿体組織に血液が充填される程
度が進捗すればするほど）、ゆっくり行わなければなら
ない。

この手順の第三段階は最終段階であり、この段階におい
ては、すなわち、筒状部材の中のサブプレッシャが（定
められた）最小の値になった時に、筒状部材の内部の空
気の吸い出しを完全に、がっ、安全に、停止しなければ
ならない。陰茎はこのような「環境」に、その陰茎が最
も長くなるまで、すなわち、この陰茎が完全に勃起しき
るまで維持される。

この開示した計画に基づいて陰茎を勃起させるための手
順の全ての段階は、本装置の内部に設けられた空気排出
用レギュレータを使用して、失敗しないように実施しな
ければならない。

リング形フィルタ１８は、ヘッド１７の拡大された部分
に設けられて、ヘッド１７とベローポンプ１５との機構
の鋭敏な部分の内部に汚染物が侵人しないようにしてい
る。このヘッド１７は、さらに、弁３を収容しており、
この弁３は、陰茎が勃起した後に、陰茎を勃起させて勃
起した状態を維持する装置の筒状部材１９の中に、手動
で、外部の空気を入れて、筒状部材１９から陰茎を抜去
できるようにするために設けられている。この弁３は、
この弁のキャップ又は押し釦２を押した時に開き、内外
の空気圧を等しくして、陰茎を抜去できる状態にする。

ベローポンプ１５は弾力を有するベロー１４を備えてお
り、このベロー１４の内側が、ベロー１４の膨脹する部
分の張力を増大させるために、スプリング１３によって
補強されており、ベローポンプ１５は、さらに入口弁１
２と出口弁１３とを備えている。この本装置のへラド１
７は、ねじ部を有する結合装置によって、弾力を有する
シールリングに取り付けられている。このベローポンプ
１５の作用容積は少なくとも２５立方センチメートルに
すべきであり、このポンプは少なくともマイナス４００
００パスカルのサブプレッシャを発生させ得るようにす
べきである。

第４図乃至第７図に、陰茎の基部を締めつけて固定する
ための弾力を有するリング９を示す。第５図は第６図の
線Ｃ−Ｃに沿った縦断面図である。

第７図に、第５図及び第６図のリングの横断面を示す。

この弾力を有するリング９は、断面形状が丸くて弾力を
有するテープによって形成され、このテープの一方の端
部には小球２３と、輪郭が与えられている開口部２７が
取り付けられている。このテープの他方の端部には、半
球形の小さいヘッド２４が設けられている。

このリングを作る時には、小球２３と、弾力を有するリ
ボンの小球と開口部２７との間に配置されている部分と
、この開口部の一部分とを、補強しなければならない。

この補強を行うための材料は、繊維で作られて可撓性を
有するらせん形の材料２５である。さらに、ヘッド２４
と、弾力を有するリング９の一部分も、繊維で作られて
可撓性を有するらせん形の材料２５を用いて補強しなけ
ればならない。リング９の端部を補強して弾力を小さく
する。その理由は、所要の時に、すなわち射精の直前に
、リング９の端部を容易に開放して固定されない状態に
することが、基本的なことであるからである。

以上説明した形態の、陰茎を勃起させて勃起状態を維持
する装置は、次のように作用する。

陰茎を筒状部材１９の中に挿入し、この筒状部材の首部
のシールリング２０を筒状部材の首部で陰茎の基部に、
これを締め付けるように装着した後に、スプリング１３
が許す限り、ポンプ１５のベロー１４を一定の周期で押
し続け、かつ、ベロー１４をスプリング１３の圧力の作
用で最初の位置に復帰させることによって、筒状部材１
９の内部の空気圧を減少させる。この操作を行っている
時に、ベローポンプ１５が、入口弁１２と出口弁１１と
の作用に支援されて、筒状部材１９から空気を吸い出す
。この陰茎を勃起させるための（最初の）段階を実施し
ている時に、レギュレータ４は全開にされる。吸い出さ
れた空気は筒状部材１９から自由に、フィルタ１８を通
り、レギュレータのベロー５の作用によってレギュレー
タ１のピストンの開口部を通り、ポンプの大口弁１２を
通り、このポンプの出口弁１１を通って、大気中に放出
される。

この段階で、ベロー５は得られたサブプレッシャに応じ
て僅かに伸長するか、筒状部材からの空気流は妨げられ
ることがなく、遮断されることもない。

（筒状部材１９の内部の空気をさらに稀薄にするための
）ポンピングの動作がさらに継続されている時に、陰茎
を勃起させるための手順の第二段階が開始される。この
筒状一部材の内部の空気圧の減少が進行すれば、これに
応じて、ベロー５が膨脹する。弁４は未だ開かれている
が、ピストンヘッド１かボアホール１６を益々閉じる。

このようにすれば、稀薄にされた空気の流れが徐々に妨
げられ、筒状部材１９の内部の空気圧の減少によって、
ボアホール１６を通る空気流が次第に絞られる。

筒状部材１９が適当なサブプレッシャになった時に、陰
茎を勃起させるための手順の第三段階が開始される。す
なわち、ベロー５が完全に伸ばされ、弁４が完全に閉じ
られ、所定のサブプレッシャが一定に保持され（患者の
意思によって影響されない）、陰茎が勃起の最終の状態
に到達する。

この所定のサブプレッシャは約マイナス１００００乃至
マイナス２７０００パスカルの範囲にすることができる
。

この要領で陰茎を勃起させた後に、得られた勃起状態を
維持するための手順が開始される。レバー２０を、符号
Ｆで示す方向（第１図）に、手動で移動させ、これによ
って、突出部２１を用いてブッシング２２を押し、その
後に、このブッシングのヘッド８を用いて、陰茎基部を
締めつけるための弾力を有するリング９を押して、筒状
部材１９の首部から充分に勃起させる陰茎の基部まで滑
りながら移動させる。弁３の押し釦２を押して、筒状部
材１９に外部の空気を入れ、内外の空気の圧力を等しく
すれば、陰茎を筒状部材から抜去することができる。弾
力を有するリング９が陰茎の基部に残置されているので
、血液の逆流が防止されて、性交を行っている間、勃起
を維持することができる。

性交末期の射精を行う直前に、陰茎を女性の膣から抜去
することなく、弾力を有するリング９の小球２３を、符
号Ｅで示す方向（第３図）に移行させる。

その後に、弾力を有するリング９の端部を固定しない状
態、すなわち、アンロック状態にして、開放する。陰茎
が、これを締め付けるためのリング９から迅速に開放さ
れて、精液を何等妨げられることなく射出することがで
きる。

この本装置は、細部説明を省略して要約して表現すれば
、次のような要領；すなわち、−陰茎を本装置の筒状部
材１９の中に挿入し；−陰茎が充分に膨脂するまで、ポ
ンプ１５のベローを周期的に押して開放し； 一レバー２０を、符号Ｆで示す方向に、可能のかぎり移
行させ； −押し釦２を２乃至３秒間押し； 一陰茎を本装置の筒状部材１９から抜去するという要領
で使用される。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に基づいて陰茎を勃起させて勃起を維持
する装置を部分的に破断した状態で示す断面図、第２図
は第１図の装置の線Ａ−Ａに沿った断面図、第３図は第
１図の装置の線Ｂ−Ｂに沿った断面図、第４図は陰茎の
基部を締めつけるための弾力を有するリングの上面図及
び側面図、第５図は第４図のリングの固定されていない
状態における第６図の線Ｃ−Ｃに沿った断面図、第６図
は第４図のリングの固定されていない状態における上面
図、第７図は第４図のリングを形成するリボンの第６図
に示したのと同様にこのリボンの長さに沿った断面図で
ある。 １乃至５・・・自動的に空気を排除するレギュレータ、
２，３・・・筒状部材の中に空気を入れるための弁、４
・・・筒状部材の中の空気を排出するための弁、５・・
・ベロー、７・・・ねじ部を有する結合部、８・・・ブ
ッシングのヘッド、９・・・弾力を有するリング、１０
・・・前部ラビリンスシールリング、１１・・・出口弁
、１２・・・入口弁、１３・・・スプリング、１４・・
・ベロー　１５・・・ベローポンプ、１６・・・ボアホ
ール、１７・・・本装置のヘッド、１８・１．フィルタ
、１９５．。 筒状部材、２０・・・レバー、２０・・・シールリング
、２０・・・ダブルレバー、２１・・・突出部、２２・
・・摺動ブッシング、２３・・・小球、２４・・・小さ
いヘッド、２７・・・輪郭が与えられている開口部。

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. １．陰茎の外部表面に対する減圧した空気圧の作用を基
   本として、陰茎を勃起させて勃起した状態を維持する装
   置において、細長い透明な筒状部材（１９）が第一端部
   と第二端部とを有し、第一端部にヘッド（１７）が設け
   られ、ヘッド（１７）が筒状部材（１９）から空気を排
   出する自動レギュレータ（１乃至４）を有し、前記第一
   端部に、さらに、前記透明な筒状部材（１９）の内部の
   空気圧を減少させるための真空ポンプ（１５）とが設け
   られ、前記筒状部材（１９）の第二端部に着脱可能の面
   、すなわち、ラビリンスシールリング（１０）が設けら
   れ、前記ラビリンスシールリング（１０）から筒状部材
   （１９）の中に陰茎が挿入されることを特徴とする陰茎
   を勃起させて勃起した状態を維持する装置。
2. ２．弾力を有するリング（９）が膨脹した状態で筒状部
   材の第二端部を取り囲み、ブッシング（８）が筒状部材
   の第二端部に、前記筒状部材の第一端部と弾力を有する
   リング（９）との間で摺動し得るように配置され、かつ
   、ブッシング（８）を筒状部材の第二端部の方向に移行
   させるための操作装置（２０）が設けられ、この操作装
   置を用いて弾力を有するリング（９）を筒状部材の第二
   端部から移動させることを特徴とする請求項１に記載の
   装置。
3. ３．自動レギュレータ（１乃至４）が弾力を有するベロ
   ー（５）を備え、ベロー（５）が気体を充填されてピス
   トン（１）を作動させ、ピストン（１）が、前記弾力を
   有するベロー（１５）の外側に作用する筒状部材（１９
   ）の内部の空気のサブプレッシャに対応するように、筒
   状部材（１９）からポンプ（１５）までの通路の断面積
   を減少させる動作を行うことを特徴とする請求項１又は
   ２に記載の装置。
4. ４．前記弾力を有するベロー（１５）にさらに弁（４）
   が設けられ、この弁（４）が前記筒状部材（１９）から
   前記ポンプ（１５）への前記空気の通路を閉じることを
   特徴とする請求項３に記載の装置。
5. ５．前記自動レギュレータ（１乃至４）がヘッド（１７
   ）の内部に配置され、ヘッド（１７）が筒状部材（１９
   ）とポンプ（１５）とに取り外し得るように接続されて
   いることを特徴とする請求項１乃至４の何れかの項に記
   載の装置。
6. ６．前記ポンプ（１５）が弾力を有するベロー（１４）
   によって形成され、ベロー（１４）が内側から螺旋形の
   スプリング（１３）によって補強され、前記ポンプが、
   さらに、入口弁及び出口弁（１２，１１）を備えて成る
   ことを特徴とする請求項１乃至５の何れかの項に記載の
   装置。
7. ７．前記ポンプが前記陰茎を勃起させて勃起した状態を
   維持する装置のヘッド（１７）に、ねじ部を有する結合
   部によって接続され、前記陰茎が輪郭を与えられた開口
   部であり、前記リボンの他方の端部に半球形の小さいヘ
   ッド（２４）が設けられ、前記リボンの小球と、開口部
   と、小さいヘッドとが、前記陰茎を勃起させて勃起した
   状態を維持する装置の使用の都度、その使用後に、閉じ
   た円の形になるようにリングの端部を反復接続すること
   を予見されていることを特徴とする請求項１乃至９の何
   れかの項に記載の装置。