JPH03294216A - パーマネントウェーブ処理方法 - Google Patents

パーマネントウェーブ処理方法

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JPH03294216A
JPH03294216A JP9730390A JP9730390A JPH03294216A JP H03294216 A JPH03294216 A JP H03294216A JP 9730390 A JP9730390 A JP 9730390A JP 9730390 A JP9730390 A JP 9730390A JP H03294216 A JPH03294216 A JP H03294216A
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JP
Japan
Prior art keywords
hair
chemical solution
treatment
solution containing
permanent wave
Prior art date
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Pending
Application number
JP9730390A
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English (en)
Inventor
Shinichi Yamada
申一 山田
Yukio Nakagawa
幸雄 中川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toray Industries Inc
Original Assignee
Toray Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、美容・理容分野で用いられているパーマネン
トウェーブ処理による毛髪の成形固定方法に関するもの
である。
[従来の技術] 毛髪の主成分ケラチンを構成しているポリペプチド鎖は
、その隣接した主鎖がシスチン結合、水素結合などの側
鎖結合によって架橋され網目構造を形成しており、その
ため毛髪は弾力性に富み高い引張強度を有している。こ
の弾力性を側鎖の切断によって低下させた後、毛髪を所
望の形に成形した後に側鎖を再結合させることにより持
続性のあるパーマネントウェーブが形成されている。
従来のパーマネントウェーブ加工において、ケラチンに
含まれるシスチン結合などの側鎖結合を切断する方法と
してはチオグリコール酸またはその塩などを含有するア
ルカリ性の第1薬液によって毛髪を処理する方法が用い
られており、また、第1薬液により還元軟化された毛髪
は、成形後に臭素酸塩、過ホウ酸塩、過酸化水素などの
酸化剤を含んだpH3〜10の第2薬液で通常処理され
成型固定化されている。
上記従来法においては第2薬液によりケラチンの側鎖結
合を再結合し毛髪を固定化するものであることから固定
化に要する時間が長くなるという問題点があり、また固
定化時間を短縮するためには第2薬液を多量に用いるこ
となどにより酸化力を維持する必要があるが、この場合
毛髪や頭皮などが第2薬液の大量使用により損傷を受け
る虞れがあった。
この従来法の欠点を改善するために、特開昭63−19
4604号公報には第1液により還元軟化した毛髪を成
形した後、酸素または少量のオゾンを含んだ酸素或いは
オゾンを含んだ空気を集中的に毛髪に接触させて固定す
るパーマネントウェーブのガス処理方法が示されている
。この方法は、従来法において用いられている第2薬液
による処理に代えて酸素やオゾンなどの気体により毛髪
を自然乾燥状態のまま空気酸化によって酸化固定する方
法である。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記方法においては毛髪を固定化するに
要する時間が長く、またオゾンは刺激臭が強く人に不快
感を与えるだけでなく、人体に有害となる問題がありパ
ーマネントウェーブ法きしては満足できるものではなか
った。
本発明は、以上の問題点を解決するために毛髪の固定化
に要する時間が短く仕上がりが速く、人体、頭皮、毛髪
に害の少ないパーマネントウェーブ処理方法を提供する
ことを目的としたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、かかる課題を解決するために、下記の構成か
らなる。
「第1薬液により還元軟化処理した毛髪を酸化剤を含有
する第2薬液と成形後に接触せしめ酸化固定化する毛髪
のパーマネントウェーブ処理方法において、第1薬液処
理後から酸化固定までの間あるいは酸化固定時に遷移金
属イオンを含む水溶液により毛髪を処理することを特徴
とするパーマネントウェーブ処理方法。」 本発明で使用される第1薬液による毛髪の還元軟化法は
、従来法において用いられている方法と同様であり、チ
オグリコール酸、チオグリコール酸アンモニウム、チオ
グリコール酸モノエタノールアミンやシスティンなどの
チオール基を含む有機酸ないしはその塩を含む第1薬液
により処理する方法が用いられる。また、還元軟化され
た毛髪を成形する方法としては、カーラ−などに巻くか
へアーアイロンにより成形する方法など従来から使用さ
れている成形方法が適用できる。
還元軟化した毛髪を固定化するための第2薬液に含まれ
る酸化剤としては、臭素酸ナトリウム、臭素酸カリウム
などの臭素酸塩、過ホウ酸ナトリウムなどの過ホウ酸塩
、過酸化水素などが用いられるが、固定化の速度が比較
的速くまた毛髪に与える影響が少ないことから臭素酸塩
が好ましく用いられる。第2薬液としては、pH3〜1
0好ましくはpH5〜9の水溶液を用いることができる
が、第2薬液のpHの調整方法としては薬液中への弱酸
および弱塩基ないしはその塩などの適当な混合によって
第2薬液を緩衝溶液とする方法が好ましく用いられる。
酸化剤として過酸化水素を用いる場合は、酸化剤の安定
性を考慮して第2薬液のpHをより酸性に保つことが好
ましい。また、第2薬液には浸透剤、乳化剤、湿潤剤、
色素、香料などが添加されていても差し支えない。
本発明では遷移金属イオンを含む水溶液により毛髪を処
理するが、この処理を行うことにより毛髪の固定化速度
は向上する。該水溶液による処理は第1薬液処理後から
酸化固定までの間あるいは酸化固定時に行えば差支えな
いが、第1薬液処理後から酸化固定までの間に該水溶液
により処理を行う場合、第1薬液と該水溶液との反応を
防ぐために第1薬液の洗浄時あるいはそれ以降に該水溶
液による処理を行うことが好ましい。また、酸化固定時
に該水溶液により処理を行う場合は第2薬液中に遷移金
属イオンを存在させればよいが、この場合第2薬液のp
Hを遷移金属イオンが析出しない範囲に制御することが
好ましい。遷移金属イオンを含む水溶液中の遷移金属イ
オンの濃度は、好ましくは1〜110000pp、より
好ましくは10〜11000ppである。遷移金属イオ
ンとしてはCuXFe1Co、Mnイオンから選ばれる
一種あるいは混合物が好ましく用いられるが、より好ま
しくは3価ないしは2価のFeイオンや2価ないしは1
価のCuイオンが使用できる。
また、還元軟化した毛髪の酸化固定化は酸素富化空気雰
囲気下で行うことにより固定化をより速めることができ
好ましい。酸素富化空気は、大気中の酸素濃度(約21
%)よりもその酸素濃度が高ければ効果が認められるが
、好ましい酸素濃度としては25〜90%であり、より
好ましくは25〜40%である。酸素濃度が25%より
低い場合は、毛髪の固定化に要する時間が長くなり、ま
た、酸素濃度が90%を越える場合は、作業環境下にお
ける安全性に問題があり好ましくない。また、酸素富化
空気の供給手段としては、酸素富化膜モジュールや吸着
剤を組み込んだ酸素富化機、酸素ボンベないしは酸素発
生能を有する薬剤から供給される酸素あるいは酸素富化
空気をそのままないしは希釈して使用できるが、酸素富
化膜モジュールを組み込んだ酸素富化機から供給される
酸素富化空気はパーマネントウェーブ処理に適切な湿気
を含有しているために毛髪の乾燥を防ぎ仕上り状態が良
好であることから好ましい。
[実施例コ 以下の実施例により本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1 直径1a11のカーラ−に巻いて成形した毛髪にチオグ
リコール酸アンモニウムを主成分とする第1薬液を塗布
し約10分間浸透させ還元軟化した後、毛髪を水洗し水
分を拭き取る。塩化第二鉄を1100pp添加し、酸化
剤として臭素酸ナトリウムを用いた第2薬液を毛髪に浸
透させ10分間放置した。 毛髪に含まれるシスチン(
ジスルフィド化合物)およびシスティン(チオール化合
物)はアミノ酸分析により定量できるが、アミ、l酸分
板により求めたパーマネントウェーブ処理後の毛髪のシ
スチン再結合率R(=C/Co5Cは酸化固定化後の毛
髪中に含まれるシスチン結合の量、C8はパーマネント
ウェーブ処理前の毛髪中に含まれるシスチン結合の量を
示す。)は90%であり、その引張強度はパーマネント
処理を行なう前の原毛の引張強度の約82%に回復して
いた。
実施例2 直径10のカーラ−に巻いて成形した毛髪にチオグリコ
ール酸アンモニウムを主成分とする第1薬液を塗布し約
10分間浸透させ還元軟化した後、毛髪を水洗し水分を
拭き取る。塩化第二鉄を1100pp添加し、酸化剤と
して臭素酸ナトリウムを用いた第2薬液を毛髪に浸透さ
せ10分間放置した。第2薬液による処理は、頭髪をキ
ャップで覆い、そこへ酸素富化膜モジュールを組み込ん
だ酸素富化機から酸素濃度35%の酸素富化空気を供給
した。処理後の毛髪のシスチン再結合率は94%であり
、その引張強度はパーマネント処理を行なう前の原毛の
引張強度の約88%に回復していた。
比較例1 塩化第二鉄を添加していない第2薬液を用いた以外は、
実施例1と同様にパーマネントウェーブ処理を行った。
処理後の毛髪のシスチン再結合率は80%であり、その
引張強度はパーマネント処理を行なう前の原毛の引張強
度の約68%であった。
実施例3 塩化第2鉄に代えて硫酸第2銅をtoppm添加した第
2薬液を用いた以外は、実施例2と同様にパーマネント
ウェーブ処理を行った。処理後の毛髪のシスチン再結合
率は96%であり、その引張強度はパーマネント処理を
行なう前の原毛の引張強度の約90%に回復していた。
実施例4 直径ICI[Iのカーラ−に巻いて成形した毛髪にチオ
グリコール酸アンモニウムを主成分とする第1薬液を塗
布し約10分間浸透させ還元軟化した後、毛髪を水洗し
水分を拭き取る。毛髪を塩化第二鉄を11000ppを
含有する中間リンス(酸リンス)液でリンスした後、酸
化剤として臭素酸ナトリウムを用いた第2薬液を毛髪に
浸透させ10分間放置した。第2薬液による処理は、頭
髪をキャップで覆い、そこへ酸素富化膜モジュールを組
み込んだ酸素富化機から酸素濃度35%の酸素富化空気
を供給した。処理後の毛髪のシスチン再結合率は93%
であり、その引張強度はパーマネント処理を行なう前の
原毛の引張強度の約88匂に回復していた。
[発明の効果コ 本発明のパーマネントウェーブ処理方法により安全かつ
処理速度が速い毛髪の酸化固定化が可能となり、本発明
により以下の効果がもたらされる。
(1)毛髪の固定化に要する時間が短く、仕上りの速い
パーマネントウェーブ処理が可能となる。
(2)毛髪を傷めることが少なく、仕上がり感の良好な
パーマネントウェーブ処理が可能となる。
(3)毛髪の固定化に必要な薬液の量を減少させること
が可能となる。
(4)人体に安全な処理が可能となる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)第1薬液により還元軟化処理した毛髪を酸化剤を
    含有する第2薬液と成形後に接触せしめ酸化固定化する
    毛髪のパーマネントウェーブ処理方法において、第1薬
    液処理後から酸化固定までの間あるいは酸化固定時に遷
    移金属イオンを含む水溶液により毛髪を処理することを
    特徴とするパーマネントウェーブ処理方法。
  2. (2)酸化固定化を酸素富化空気雰囲気下で行うことを
    特徴とする請求項1記載のパーマネントウェーブ処理方
    法。
  3. (3)遷移金属イオンがCu、Fe、Co、Mnイオン
    から選ばれる一種あるいは混合物であることを特徴とす
    る請求項1記載のパーマネントウェーブ処理方法。
JP9730390A 1990-04-11 1990-04-11 パーマネントウェーブ処理方法 Pending JPH03294216A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003070206A1 (fr) * 2002-02-21 2003-08-28 Yugen Kaisha Okada Giken Agent de traitement servant a proteger une fibre animale

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