JPH03272440A - ラマン分光光度計 - Google Patents
ラマン分光光度計Info
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- JPH03272440A JPH03272440A JP31136290A JP31136290A JPH03272440A JP H03272440 A JPH03272440 A JP H03272440A JP 31136290 A JP31136290 A JP 31136290A JP 31136290 A JP31136290 A JP 31136290A JP H03272440 A JPH03272440 A JP H03272440A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
本発明は、顕微ラマン分光光度計に係り、特にレーザ照
射による試料の熱変形や変質を防止し、かつ、室内照明
光等の光の信号がラマンスペクトルに重畳するのを排除
する手段を備えたラマン分光光度計の改良に関するもの
である。
射による試料の熱変形や変質を防止し、かつ、室内照明
光等の光の信号がラマンスペクトルに重畳するのを排除
する手段を備えたラマン分光光度計の改良に関するもの
である。
従来のラマン分光光度計の一例を第7図により説明する
。同図において、レーザ光源1から発生した入射レーザ
ビーム8はミラー16.17.37.38で反射された
後、顕微鏡3に入射し、対物レンズ33下に置いた試料
9に照射される。試料9から発生したラマン光lOはモ
ノクロメータ5によって分光された後、マルチチャンネ
ル検出器73または光電増倍管65により検出される。 ところで、ラマン散乱光は極めて弱い光である。しかし
、その強度は使用するレーザ光の強度に比例するので、
−船釣に大きいパワーのレーザを用いて測定する。試料
9によってはレーザ光35を吸収し温度上昇を起こし、
試料が変形したり、変質するという問題があるが5この
従来技術では係る問題に対する考慮が為されていない、
また、試料にレーザを照射する装置は一般に試料の出し
入れを容易にするため周囲が開放されている。第7図に
示した従来技術では対物レンズ33部分が試料9にレー
ザを照射する装置に該当する。この部分から室内の光が
対物レンズを介してモノクロメータ5を通ってマルチチ
ャンネル検出器73または光電増倍管65に入り、ラマ
ンスペクトルに混入するという問題があるが、一般にこ
の光も外光と呼ばれているが、この光に対する配慮が従
来技術ではなされていない。 なお、この種の技術に関連するものとしては、例えば、
実間w!58−1151号公報が挙げられる。
。同図において、レーザ光源1から発生した入射レーザ
ビーム8はミラー16.17.37.38で反射された
後、顕微鏡3に入射し、対物レンズ33下に置いた試料
9に照射される。試料9から発生したラマン光lOはモ
ノクロメータ5によって分光された後、マルチチャンネ
ル検出器73または光電増倍管65により検出される。 ところで、ラマン散乱光は極めて弱い光である。しかし
、その強度は使用するレーザ光の強度に比例するので、
−船釣に大きいパワーのレーザを用いて測定する。試料
9によってはレーザ光35を吸収し温度上昇を起こし、
試料が変形したり、変質するという問題があるが5この
従来技術では係る問題に対する考慮が為されていない、
また、試料にレーザを照射する装置は一般に試料の出し
入れを容易にするため周囲が開放されている。第7図に
示した従来技術では対物レンズ33部分が試料9にレー
ザを照射する装置に該当する。この部分から室内の光が
対物レンズを介してモノクロメータ5を通ってマルチチ
ャンネル検出器73または光電増倍管65に入り、ラマ
ンスペクトルに混入するという問題があるが、一般にこ
の光も外光と呼ばれているが、この光に対する配慮が従
来技術ではなされていない。 なお、この種の技術に関連するものとしては、例えば、
実間w!58−1151号公報が挙げられる。
上記従来技術は、入射レーザビーム8が試料9へ長時間
入射することによって起こる試料9の温度上昇を低減す
る手段について配慮がされておらず、試料9が熱損傷す
ることや、試料9のラマンスペクトルが温度により変化
することや、試料9の膨張によりレーザビームの照射位
置がずれる問題があった。また、装置の外部から顕微M
3と試料9とのすきまを通って入る外光と試料9から発
生したラマン光とを識別する方法が配慮されておらず、
′/S定したラマンスペクトルのバックグランドが大き
くなるという問題があった。 したがって、本発明の目的は上記従来の問題点を解消す
ることにあり、入射レーザビーム8が試料9へ長時間入
射することによって起こる試料9の温度上昇を低減する
ことにある。また、本発明の他の目的は、装置の外部か
ら顕微鏡3と試料9とのすきまを通ってはいる外光と試
料9から発生したラマン光とを識別する手段を与えるこ
とにある。また本発明の更に他の目的は、この外光が上
記のすきまを通って入るのを防ぐことにある。
入射することによって起こる試料9の温度上昇を低減す
る手段について配慮がされておらず、試料9が熱損傷す
ることや、試料9のラマンスペクトルが温度により変化
することや、試料9の膨張によりレーザビームの照射位
置がずれる問題があった。また、装置の外部から顕微M
3と試料9とのすきまを通って入る外光と試料9から発
生したラマン光とを識別する方法が配慮されておらず、
′/S定したラマンスペクトルのバックグランドが大き
くなるという問題があった。 したがって、本発明の目的は上記従来の問題点を解消す
ることにあり、入射レーザビーム8が試料9へ長時間入
射することによって起こる試料9の温度上昇を低減する
ことにある。また、本発明の他の目的は、装置の外部か
ら顕微鏡3と試料9とのすきまを通ってはいる外光と試
料9から発生したラマン光とを識別する手段を与えるこ
とにある。また本発明の更に他の目的は、この外光が上
記のすきまを通って入るのを防ぐことにある。
上記目的を達成する為に、レーザ光源1と試料9との間
のレーザ光路上で、間歇的に開閉を行う光路を遮断する
手段、例えばシャッタを設け、この手段の開閉を繰り返
すことによって、試料へのレーザ光の照射を間歇的に行
い、試料の温度上昇を低減するようにする。また、試料
の冷却手段としては、気体や液体からなる冷媒で冷却し
た試料台の上に載せるとともに、これを補強するため。 更に、試料の上部からノズルで冷却気体を噴射するよう
にする。 また、ラマンスペクトルに重畳する室内光等の外光の除
去のためには、試料へのレーザ光の照射を間歇的に行う
ことにより、試料へのレーザ光の照射状態での測定と照
射のない状態での測定とを交互に行うことになり、この
両者の測定結果の差または比を求めることで試料自体の
ラマンスペクトルを求めることが可能となる。以上の方
法を達成するには次のような手段がある。 例えば、レーザ光源1から顕微#E3に至るレーザ光路
上にシャッタを設け、シャッタの開閉を繰り返すことに
よって、試料へのレーザ光の照射を間歇的に行い、試料
の温度上昇を低減するようにする。また、試料のレーザ
光吸収率や熱伝導率に応じてシャッタの開いている時間
と閉じている時間を可変し、試料の種類にかかわらず温
度上昇を低減できるようにする。 また、シャッタが閉じている期間にノズルから冷却気体
を試料上に噴射し、シャッタが開いている期間には冷却
気体の噴射を停止する手段を設け、試料の温度上昇を抑
制するようにする。ノズルに送給する冷却気体としては
例えば、液体窒素、液体酸素、液体水素、液体空気等に
より製造された気体を用いることが可能であるが、試料
と反応しないものを選ぶことが望ましい。 また、上記外光が顕微鏡と試料とのすきまから入るのを
防ぐためには、光を集光する働きをする主に凸レンズと
して顕微鏡対物レンズ、カメラレンズ、カセグレンレン
ズ等と試料と上記の冷却した試料台とを光を透過しない
容器に収納することで可能となる。
のレーザ光路上で、間歇的に開閉を行う光路を遮断する
手段、例えばシャッタを設け、この手段の開閉を繰り返
すことによって、試料へのレーザ光の照射を間歇的に行
い、試料の温度上昇を低減するようにする。また、試料
の冷却手段としては、気体や液体からなる冷媒で冷却し
た試料台の上に載せるとともに、これを補強するため。 更に、試料の上部からノズルで冷却気体を噴射するよう
にする。 また、ラマンスペクトルに重畳する室内光等の外光の除
去のためには、試料へのレーザ光の照射を間歇的に行う
ことにより、試料へのレーザ光の照射状態での測定と照
射のない状態での測定とを交互に行うことになり、この
両者の測定結果の差または比を求めることで試料自体の
ラマンスペクトルを求めることが可能となる。以上の方
法を達成するには次のような手段がある。 例えば、レーザ光源1から顕微#E3に至るレーザ光路
上にシャッタを設け、シャッタの開閉を繰り返すことに
よって、試料へのレーザ光の照射を間歇的に行い、試料
の温度上昇を低減するようにする。また、試料のレーザ
光吸収率や熱伝導率に応じてシャッタの開いている時間
と閉じている時間を可変し、試料の種類にかかわらず温
度上昇を低減できるようにする。 また、シャッタが閉じている期間にノズルから冷却気体
を試料上に噴射し、シャッタが開いている期間には冷却
気体の噴射を停止する手段を設け、試料の温度上昇を抑
制するようにする。ノズルに送給する冷却気体としては
例えば、液体窒素、液体酸素、液体水素、液体空気等に
より製造された気体を用いることが可能であるが、試料
と反応しないものを選ぶことが望ましい。 また、上記外光が顕微鏡と試料とのすきまから入るのを
防ぐためには、光を集光する働きをする主に凸レンズと
して顕微鏡対物レンズ、カメラレンズ、カセグレンレン
ズ等と試料と上記の冷却した試料台とを光を透過しない
容器に収納することで可能となる。
本発明の作用を第1図により説明する。
レーザ光源1から発生したレーザ光8は鏡16゜17.
37.38,101,102及びハーフミラ−103で
反射されて顕微IIt3に入射し、対物レンズ33によ
り試料9に照射される。このレーザ光で励起されたラマ
ン光43は対物レンズ33を通り、ハーフミラ−103
を透過し、鏡104で反射され、モノクロメータ5に入
射する。モノクロメータ5内の回折格子56゜60.1
05により、ラマン光43を分光し、これをマルチチャ
ンネル検出器73で検出することによりラマンスペクト
ルを得る、 一方、シャッタ106を開閉することによりレーザ光8
を試料9へ間歇的に入射することが出来る。 これにより、レーザによる試料の温度上昇を低減するこ
とが出来る。シャッタ106の開いている時間と閉じて
いる時間を試料9のレーザ光吸収率や熱伝導率に応じて
可変とすることにより、試料9の種類にかかわらず温度
上昇を低減することが出来る。 また、顕微鏡の対物レンズ33と試料9との間のすきま
から装置内部に入射する迷光はレーザ光8の入射の有無
には依存しない。そのため、シャッタを開いてレーザ光
を入射する期間にマルチチャンネル検出器73に入射し
た信号と、シャッタを閉じてレーザ光を遮断する期間に
マルチチャンネル検出器73に入射した信号をそれぞれ
別個に測定し、両者の差を求めることにより、ラマンス
ペクトルだけを抽出することが出来る。 また、試料9の冷却手段としての例えば冷却窒素ガスは
、窒素ボンベ107から供給された窒素ガスを液体窒素
を内蔵するデユワ108内の熱交換器109により冷却
された後、弁110,111に導かれる。 シャッタ106が閉じている期間、弁110.11】は
開き、冷却窒素ガス112がノズル113から試料9上
に噴射されるとともに、試料台122を冷却することに
より試料9を冷却する。
37.38,101,102及びハーフミラ−103で
反射されて顕微IIt3に入射し、対物レンズ33によ
り試料9に照射される。このレーザ光で励起されたラマ
ン光43は対物レンズ33を通り、ハーフミラ−103
を透過し、鏡104で反射され、モノクロメータ5に入
射する。モノクロメータ5内の回折格子56゜60.1
05により、ラマン光43を分光し、これをマルチチャ
ンネル検出器73で検出することによりラマンスペクト
ルを得る、 一方、シャッタ106を開閉することによりレーザ光8
を試料9へ間歇的に入射することが出来る。 これにより、レーザによる試料の温度上昇を低減するこ
とが出来る。シャッタ106の開いている時間と閉じて
いる時間を試料9のレーザ光吸収率や熱伝導率に応じて
可変とすることにより、試料9の種類にかかわらず温度
上昇を低減することが出来る。 また、顕微鏡の対物レンズ33と試料9との間のすきま
から装置内部に入射する迷光はレーザ光8の入射の有無
には依存しない。そのため、シャッタを開いてレーザ光
を入射する期間にマルチチャンネル検出器73に入射し
た信号と、シャッタを閉じてレーザ光を遮断する期間に
マルチチャンネル検出器73に入射した信号をそれぞれ
別個に測定し、両者の差を求めることにより、ラマンス
ペクトルだけを抽出することが出来る。 また、試料9の冷却手段としての例えば冷却窒素ガスは
、窒素ボンベ107から供給された窒素ガスを液体窒素
を内蔵するデユワ108内の熱交換器109により冷却
された後、弁110,111に導かれる。 シャッタ106が閉じている期間、弁110.11】は
開き、冷却窒素ガス112がノズル113から試料9上
に噴射されるとともに、試料台122を冷却することに
より試料9を冷却する。
以下、図面を用いて本発明の一実施例を具体的に説明す
る。 実施例1゜ 第1図に本発明の装置の全体構成を示す。同図において
、1はArレーザ光源、16.17.37.38゜10
1.102.104.57.58.114.115は平
面鏡、103はハーフミラ−133は対物レンズ、9は
試料、123はスリットフォーカスレンズ、55はスリ
ット、116はテレスコープ、5はモノクロメータ、1
16゜117.11.8.1.19.120.121は
凹面鏡、56.60.105は回折格子、73はマルチ
チャンネル検出器である。 Arレーザ光源1から発生した波長514.5n mの
レーザ光は鏡16.17.37.3g、 101.10
2及びハーフミラ−103で反射されて顕微鏡3に入射
し、対物レンズ33により試料9に照射される。このレ
ーザ光8で励起されたラマン光43は対物レンズ33を
通り、ハーフミラ−103,を透過し、鏡104で反射
され、モノクロメータ5に入射する。モノクロメータ5
内の回折格子56.60.105により、 ラマン光4
3を分光し、これをマルチチャンネル検出器73で検出
することによりラマンスペクトルを得る。 一方、シャッタ106を開閉することによりレーザ光8
を試料9へ間歇的に入射することが出来る。 これにより、レーザによる試料の温度上昇を低減するこ
とが出来る。シャッタ106の開いている時間と閉じて
いる時間を試料9のレーザ光吸収率や熱伝導率に応じて
可変することにより、試料90種類にかかわらず温度上
昇を低減することが出来る。なお、このシャッタ106
の開閉機構としては、通常の光学装置に用いられる機械
的に或いは電気的に動作するものでよく、特別のものは
必要としない。開と閉との時間間隔を容易に変更できる
ものであればよい。 また、顕微鏡の対物レンズ33と試料9との間のすきま
から装置内部に入射する外光はレーザ光の入射の有無に
は依存しない。そのため、シャッタを開いてレーザ光を
入射する期間にマルチチャンネル検出器73に入射した
信号と、シャッタを閉じてレーザ光を遮断する期間にマ
ルチチャンネル検出器73に入射した信号をそれぞれ別
個に測定し、両者の差を求めることにより、ラマンスペ
クトルだけを抽出することが出来る。 また、冷却窒素ガス112は窒素ボンベ107から供給
された窒素ガスを、液体窒素を内蔵するデユワ108内
の熱交換器109により冷却された後、弁110゜11
1に導かれる。シャッタ106が閉じている期間、弁1
10.11.1は開き、冷却窒素ガス112がノズル1
】3から試料9上に噴射されるとともに、試料台122
を冷却することにより試料9を冷却することが出来る構
成と成っている。 実施例2゜ この実施例は、試料を取り巻くレーザ照射部に、試料を
含む試料台およびレーザ照射部端を収納する外光を遮断
する機能を備えた容器を配設して改良した装置例を示す
ものである。 以下、第2図に本装置で用いた容器の断面図をを示す。 この容器は密閉構造を有し、9は試料、122は試料台
、130は冷却窒素ガス通路、33は対物レンズ、】3
】は容器、132はつば付きパイプ、133は非冷却乾
燥窒素ガス入口、134は窒素ガス出口、135はパツ
キンである。この方法では、対物レンズ33と試料9と
がともに容器131に入っているので、室内照明等の外
光が対物レンズ33と試料9との間から装置内部に入射
するのを防ぐことができる。また、対物レンズ33と試
料9を一体として箱131内に入れ、非冷却乾燥窒素ガ
ス人口133から乾燥窒素ガスを充満させることにより
、冷却による試料9及び対物レンズ33の結露を防ぐこ
とができる。この乾燥窒素ガスの露点を試料の冷却温度
以下とすることで、結露を防ぐことが可能である。 本装置では試料の実際の温度は約−50’Cであるので
、露点が一50℃以下の窒素ガスを用いることで、結露
を防止できる。また、乾燥窒素ガスとして、液体窒素を
蒸発させて製造したガスを用いれば、露点が一50℃以
下であるので、結露を防止できる。 さらに、対物レンズ33とつば付きパイプ1.32との
間にパツキン135をはさむことにより、気密性を保っ
たまま対物レンズ33を自由に上下することができ、ピ
ント合わせが可能になる。 なお、容器131やつば付きパイプ132は、光を通さ
ず、低温に耐え、加工容易な材質が好ましく、例えばス
テンレスやアルミ等が使用される。また。 試料台122は例えば、銅や白金等の熱伝導良好な材質
が好ましい。更にまた、試料を冷却する冷媒としでは、
ここではパイプ1.30から冷却窒素ガスを送給したが
、試料台122内には所定の温度に設定できるものであ
れば気体に限らず、液体でも良い。ただし、ノズル11
3から送給する冷媒は気体の、しかも試料とは反応しな
いガスを選択使用することが好ましい。ノズル113か
ら冷却ガスを流さないで試料台122の冷却手段だけで
試料を冷却する場合には、非冷却乾燥ガス人口133か
ら窒素の如き乾燥ガスを送給し、容器133内に外気が
侵入するのを防止することが望ましい。 試料冷却の一例を示すと、初めに非冷却乾燥ガスを13
3から導入し容器131内の空気を追い出す。 次いで、パイプ130から冷却ガスを導入して試料台を
冷却すると共に試料9表面に冷却ガスを吹き付ける。こ
のノズル113からの冷却ガスの吹き付けは第1図に示
したシャッタ106の開閉と同期して動作するようにし
ても良い。試料台からの冷却のみで十分な冷却効果が得
られる場合には、ノズル113からの冷却ガスの吹き付
けを止めることができる。また、その逆にノズル113
からの冷却ガスの吹き付けで十分な冷却効果が得られる
場合には、試料台122内への冷却ガスの導入を止める
ことができる。 実施例3゜ 第3図及び第4図に、本発明装置で測定したテトラフル
オロエチレンのラマンスペクトルを示す。 横軸はArレーザ8の波数(19,435cm−”)と
ラマン光43の波数の差を示す。 第3図は比較例を示したもので、シャッタ106を開放
にしたまま、冷却気体112による試料9の冷却を行わ
ずに測定したスペクトルである。この測定では実験室内
の蛍光灯の光が対物レンズから入り、これによる水銀の
輝線スペクトル(546nm)が、図中にAで表示した
ように1,1200m−”に現れた。 第4図は本発明装置で測定した結果を示したもので、シ
ャッタ106を間歇的に開閉し、試料の冷却を行わずに
測定し、シャッタ106を開いた期間のスペクトルから
シャッタ106を閉じた期間のスペクトルを引いたスペ
クトルを示したものである。 このスペクトルから水銀の輝線スペクトル(第3図のA
)を除去できることがわかる。 実施例4゜ 第5図及び第6図に本装置で測定したポリスチレンのラ
マンスペクトルを示す。横軸はArレーザ8の波数(1
9,435cm−1)とラマン光43の波数の差を示す
。 第5図は比較例を示したもので、容器131を用いず、
かつ、試料の冷却を行わず、シャッタ106を開放した
まま測定したスペクトルである。この測定では低波数側
から高波数側へと順次測定を行ったため、高波数側で試
料の温度上昇が起こり、試料の変形によるバックグラン
ドの上昇が起こった。また1図中にAで表示した水銀の
輝線スペクトルは、第3図の場合と同様に現れた。 第6図は容器131内に試料を封入し、かつシャッタ1
06を間歇的に開閉し、シャッタ106が閉じている期
間冷却窒素112による試料の冷却を行いながら測定し
たスペクトルであるにのスペクトルから試料の温度上昇
によるバックグランドの上昇を防ぐことが出来、かつ実
験室内の蛍光灯による水銀の輝線スペクトルAを除去す
ることができることがわかる。
る。 実施例1゜ 第1図に本発明の装置の全体構成を示す。同図において
、1はArレーザ光源、16.17.37.38゜10
1.102.104.57.58.114.115は平
面鏡、103はハーフミラ−133は対物レンズ、9は
試料、123はスリットフォーカスレンズ、55はスリ
ット、116はテレスコープ、5はモノクロメータ、1
16゜117.11.8.1.19.120.121は
凹面鏡、56.60.105は回折格子、73はマルチ
チャンネル検出器である。 Arレーザ光源1から発生した波長514.5n mの
レーザ光は鏡16.17.37.3g、 101.10
2及びハーフミラ−103で反射されて顕微鏡3に入射
し、対物レンズ33により試料9に照射される。このレ
ーザ光8で励起されたラマン光43は対物レンズ33を
通り、ハーフミラ−103,を透過し、鏡104で反射
され、モノクロメータ5に入射する。モノクロメータ5
内の回折格子56.60.105により、 ラマン光4
3を分光し、これをマルチチャンネル検出器73で検出
することによりラマンスペクトルを得る。 一方、シャッタ106を開閉することによりレーザ光8
を試料9へ間歇的に入射することが出来る。 これにより、レーザによる試料の温度上昇を低減するこ
とが出来る。シャッタ106の開いている時間と閉じて
いる時間を試料9のレーザ光吸収率や熱伝導率に応じて
可変することにより、試料90種類にかかわらず温度上
昇を低減することが出来る。なお、このシャッタ106
の開閉機構としては、通常の光学装置に用いられる機械
的に或いは電気的に動作するものでよく、特別のものは
必要としない。開と閉との時間間隔を容易に変更できる
ものであればよい。 また、顕微鏡の対物レンズ33と試料9との間のすきま
から装置内部に入射する外光はレーザ光の入射の有無に
は依存しない。そのため、シャッタを開いてレーザ光を
入射する期間にマルチチャンネル検出器73に入射した
信号と、シャッタを閉じてレーザ光を遮断する期間にマ
ルチチャンネル検出器73に入射した信号をそれぞれ別
個に測定し、両者の差を求めることにより、ラマンスペ
クトルだけを抽出することが出来る。 また、冷却窒素ガス112は窒素ボンベ107から供給
された窒素ガスを、液体窒素を内蔵するデユワ108内
の熱交換器109により冷却された後、弁110゜11
1に導かれる。シャッタ106が閉じている期間、弁1
10.11.1は開き、冷却窒素ガス112がノズル1
】3から試料9上に噴射されるとともに、試料台122
を冷却することにより試料9を冷却することが出来る構
成と成っている。 実施例2゜ この実施例は、試料を取り巻くレーザ照射部に、試料を
含む試料台およびレーザ照射部端を収納する外光を遮断
する機能を備えた容器を配設して改良した装置例を示す
ものである。 以下、第2図に本装置で用いた容器の断面図をを示す。 この容器は密閉構造を有し、9は試料、122は試料台
、130は冷却窒素ガス通路、33は対物レンズ、】3
】は容器、132はつば付きパイプ、133は非冷却乾
燥窒素ガス入口、134は窒素ガス出口、135はパツ
キンである。この方法では、対物レンズ33と試料9と
がともに容器131に入っているので、室内照明等の外
光が対物レンズ33と試料9との間から装置内部に入射
するのを防ぐことができる。また、対物レンズ33と試
料9を一体として箱131内に入れ、非冷却乾燥窒素ガ
ス人口133から乾燥窒素ガスを充満させることにより
、冷却による試料9及び対物レンズ33の結露を防ぐこ
とができる。この乾燥窒素ガスの露点を試料の冷却温度
以下とすることで、結露を防ぐことが可能である。 本装置では試料の実際の温度は約−50’Cであるので
、露点が一50℃以下の窒素ガスを用いることで、結露
を防止できる。また、乾燥窒素ガスとして、液体窒素を
蒸発させて製造したガスを用いれば、露点が一50℃以
下であるので、結露を防止できる。 さらに、対物レンズ33とつば付きパイプ1.32との
間にパツキン135をはさむことにより、気密性を保っ
たまま対物レンズ33を自由に上下することができ、ピ
ント合わせが可能になる。 なお、容器131やつば付きパイプ132は、光を通さ
ず、低温に耐え、加工容易な材質が好ましく、例えばス
テンレスやアルミ等が使用される。また。 試料台122は例えば、銅や白金等の熱伝導良好な材質
が好ましい。更にまた、試料を冷却する冷媒としでは、
ここではパイプ1.30から冷却窒素ガスを送給したが
、試料台122内には所定の温度に設定できるものであ
れば気体に限らず、液体でも良い。ただし、ノズル11
3から送給する冷媒は気体の、しかも試料とは反応しな
いガスを選択使用することが好ましい。ノズル113か
ら冷却ガスを流さないで試料台122の冷却手段だけで
試料を冷却する場合には、非冷却乾燥ガス人口133か
ら窒素の如き乾燥ガスを送給し、容器133内に外気が
侵入するのを防止することが望ましい。 試料冷却の一例を示すと、初めに非冷却乾燥ガスを13
3から導入し容器131内の空気を追い出す。 次いで、パイプ130から冷却ガスを導入して試料台を
冷却すると共に試料9表面に冷却ガスを吹き付ける。こ
のノズル113からの冷却ガスの吹き付けは第1図に示
したシャッタ106の開閉と同期して動作するようにし
ても良い。試料台からの冷却のみで十分な冷却効果が得
られる場合には、ノズル113からの冷却ガスの吹き付
けを止めることができる。また、その逆にノズル113
からの冷却ガスの吹き付けで十分な冷却効果が得られる
場合には、試料台122内への冷却ガスの導入を止める
ことができる。 実施例3゜ 第3図及び第4図に、本発明装置で測定したテトラフル
オロエチレンのラマンスペクトルを示す。 横軸はArレーザ8の波数(19,435cm−”)と
ラマン光43の波数の差を示す。 第3図は比較例を示したもので、シャッタ106を開放
にしたまま、冷却気体112による試料9の冷却を行わ
ずに測定したスペクトルである。この測定では実験室内
の蛍光灯の光が対物レンズから入り、これによる水銀の
輝線スペクトル(546nm)が、図中にAで表示した
ように1,1200m−”に現れた。 第4図は本発明装置で測定した結果を示したもので、シ
ャッタ106を間歇的に開閉し、試料の冷却を行わずに
測定し、シャッタ106を開いた期間のスペクトルから
シャッタ106を閉じた期間のスペクトルを引いたスペ
クトルを示したものである。 このスペクトルから水銀の輝線スペクトル(第3図のA
)を除去できることがわかる。 実施例4゜ 第5図及び第6図に本装置で測定したポリスチレンのラ
マンスペクトルを示す。横軸はArレーザ8の波数(1
9,435cm−1)とラマン光43の波数の差を示す
。 第5図は比較例を示したもので、容器131を用いず、
かつ、試料の冷却を行わず、シャッタ106を開放した
まま測定したスペクトルである。この測定では低波数側
から高波数側へと順次測定を行ったため、高波数側で試
料の温度上昇が起こり、試料の変形によるバックグラン
ドの上昇が起こった。また1図中にAで表示した水銀の
輝線スペクトルは、第3図の場合と同様に現れた。 第6図は容器131内に試料を封入し、かつシャッタ1
06を間歇的に開閉し、シャッタ106が閉じている期
間冷却窒素112による試料の冷却を行いながら測定し
たスペクトルであるにのスペクトルから試料の温度上昇
によるバックグランドの上昇を防ぐことが出来、かつ実
験室内の蛍光灯による水銀の輝線スペクトルAを除去す
ることができることがわかる。
本発明によれば、レーザによる試料の熱変形や変質を防
止し、かつ室内照明光等の光のラマンスペクトルへの重
畳がない、良好なラマンスペクトルを得ることが可能で
ある。
止し、かつ室内照明光等の光のラマンスペクトルへの重
畳がない、良好なラマンスペクトルを得ることが可能で
ある。
第1図は本発明装置の一実施例を示した装置全体の構成
図、第2図は同じく本発明の一実施例となる容器の断面
図、第3図は比較例の装置にて測定したテトラフルオオ
ロエチレンのスペクトル曲線図、第4図は本発明の実施
例となる装置で測定したテトラフルオオロエチレンのス
ペクトル曲線図、第5図は比較例の装置にて測定したポ
リスチレンのスペクトル曲線図、第6図は本発明の実施
例となる装置で測定したポリスチレンのスペクトル曲線
図そして第7図は従来装置の構成図である。 〈符号の説明〉 1・・・レーザ光源、 3・・・顕**、
5・・・モノクロメータ、 8・・・レーザ光
、9・・・試料、 33・・・対物
レンズ、43・・・ラマン光、 55・
・・スリット、56、60.105・・・回折格子、 73・・・マルチチャンネル検出器、 16.17.37.38.57.58.101.102
.104.114゜115・・・平面鏡、
103・・・ハーフミラ−106・・・シャッタ、
107・・・窒素ガスボンベ、108・・・デ
ユワ、 109・・・熱交換器。 110.111・・・弁、 112・・・冷
却窒素ガス、113・・・ノズル、 11
5・・・テレスコープ、116.117.118.11
9.120,121・・・凹面鏡、122・・・試料台
、 123・・・スリットフォーカスレンズ、130・
・・冷却窒素ガス入口、 131・・・容器、133・
・・非冷却乾燥窒素ガス入口、134・・・窒素ガス出
口、 135・・・つば付きパイプ、A・・・水銀
の*、Sスペクトル。
図、第2図は同じく本発明の一実施例となる容器の断面
図、第3図は比較例の装置にて測定したテトラフルオオ
ロエチレンのスペクトル曲線図、第4図は本発明の実施
例となる装置で測定したテトラフルオオロエチレンのス
ペクトル曲線図、第5図は比較例の装置にて測定したポ
リスチレンのスペクトル曲線図、第6図は本発明の実施
例となる装置で測定したポリスチレンのスペクトル曲線
図そして第7図は従来装置の構成図である。 〈符号の説明〉 1・・・レーザ光源、 3・・・顕**、
5・・・モノクロメータ、 8・・・レーザ光
、9・・・試料、 33・・・対物
レンズ、43・・・ラマン光、 55・
・・スリット、56、60.105・・・回折格子、 73・・・マルチチャンネル検出器、 16.17.37.38.57.58.101.102
.104.114゜115・・・平面鏡、
103・・・ハーフミラ−106・・・シャッタ、
107・・・窒素ガスボンベ、108・・・デ
ユワ、 109・・・熱交換器。 110.111・・・弁、 112・・・冷
却窒素ガス、113・・・ノズル、 11
5・・・テレスコープ、116.117.118.11
9.120,121・・・凹面鏡、122・・・試料台
、 123・・・スリットフォーカスレンズ、130・
・・冷却窒素ガス入口、 131・・・容器、133・
・・非冷却乾燥窒素ガス入口、134・・・窒素ガス出
口、 135・・・つば付きパイプ、A・・・水銀
の*、Sスペクトル。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、レーザ光源と、このレーザ光源から発するレーザ光
を試料に照射する光学手段と、分光器及び検出器とを有
するラマン分光光度計において、前記レーザ光源と試料
との間のレーザ光路上に、間歇的に開閉を行って光路を
遮断する手段を設けて成るラマン分光光度計。 2、上記光路を遮断する手段は、開と閉の時間的間隔を
自在に可変できる機能を有して成る請求項1記載のラマ
ン分光光度計。 3、上記レーザ光を試料に照射する光学手段と共に、冷
媒により試料を冷却する手段を設けて成る請求項1もし
くは2記載のラマン分光光度計。 4、上記冷媒により試料を冷却する手段としては、試料
上に冷媒を吹き付けるノズルを配設するか、試料台に冷
媒を循環させる機構を配設するかの少なくとも一方によ
る冷却手段として成る請求項3記載のラマン分光光度計
。 5、上記冷媒により試料を冷却する手段として、試料上
に冷媒を吹き付けるノズルを配設するに際し、上記光路
を遮断する手段と同期して、上記ノズルに冷媒気体を送
給し、試料上に吹き付ける時間を制御する手段を設けて
成る請求項4記載のラマン分光光度計。 6、上記ノズルに送給する冷媒気体は、試料に化学変化
を起させない気体から成る請求項4記載のラマン分光光
度計。 7、上記冷媒により試料を冷却する手段の冷媒は、液体
窒素、液体酸素、液体水素および液体空気からなる群か
ら選択された液体から製造された気体から成る請求項3
記載のラマン分光光度計。 8、レーザ光源と、このレーザ光源から発するレーザ光
を試料に照射する光学手段と、分光器及び検出器とを有
するラマン分光光度計において、レーザ光を試料に照射
する光学手段の内、試料に対面するレーザ光照射端部お
よび試料を含む試料台を収容する外光遮断機能を有する
容器を配設し、外光を遮断した状態で計測可能としたラ
マン分光光度計。 9、上記外光遮断機能を有する容器は、レーザ光照射端
部として少なくとも対物レンズを囲うつば付きパイプと
、試料台を囲う箱との組合せにより形成されて成る請求
項8記載のラマン分光光度計。 10、上記容器内に乾燥気体を充満させる手段を配設し
て成る請求項8もしくは9記載のラマン分光光度計。 11、レーザ光源と、このレーザ光源から発するレーザ
光を試料に照射する光学手段と、分光器及び検出器とを
有するラマン分光光度計において、前記レーザ光源と試
料との間のレーザ光路上に、間歇的に開閉を行って光路
を遮断する手段と、前記レーザ光を試料に照射する光学
手段の内、試料に対面するレーザ光照射端部および試料
を含む試料台を収容する外光遮断機能を有する容器とを
配設して成り、外光を遮断した状態で計測可能としたラ
マン分光光度計。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31136290A JPH03272440A (ja) | 1990-02-16 | 1990-11-19 | ラマン分光光度計 |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3374390 | 1990-02-16 | ||
JP2-33743 | 1990-02-16 | ||
JP31136290A JPH03272440A (ja) | 1990-02-16 | 1990-11-19 | ラマン分光光度計 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03272440A true JPH03272440A (ja) | 1991-12-04 |
Family
ID=26372486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31136290A Pending JPH03272440A (ja) | 1990-02-16 | 1990-11-19 | ラマン分光光度計 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03272440A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1131611A2 (en) * | 1998-06-29 | 2001-09-12 | San Diego State University Foundation | Method and apparatus for determination of carbon-halogen compounds and applications thereof |
JP2013108998A (ja) * | 2013-03-13 | 2013-06-06 | Hamamatsu Photonics Kk | 分光測定装置 |
JP2014500963A (ja) * | 2010-11-24 | 2014-01-16 | フラウンホーファー−ゲゼルシャフト ツル フェルデルング デル アンゲヴァンテン フォルシュング エー ファウ | 低温保存された生体試料を監視するための方法および装置 |
JP2020519849A (ja) * | 2017-03-20 | 2020-07-02 | スペクトラル プラットフォームス インコーポレイテッド | 微生物を検出し特徴づけるための分光法 |
-
1990
- 1990-11-19 JP JP31136290A patent/JPH03272440A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1131611A2 (en) * | 1998-06-29 | 2001-09-12 | San Diego State University Foundation | Method and apparatus for determination of carbon-halogen compounds and applications thereof |
EP1131611A4 (en) * | 1998-06-29 | 2003-01-02 | Univ State San Diego | METHOD AND DEVICE FOR DETERMINING HYDROCARBON COMPOUNDS AND THEIR APPLICATIONS THEREOF |
JP2014500963A (ja) * | 2010-11-24 | 2014-01-16 | フラウンホーファー−ゲゼルシャフト ツル フェルデルング デル アンゲヴァンテン フォルシュング エー ファウ | 低温保存された生体試料を監視するための方法および装置 |
JP2013108998A (ja) * | 2013-03-13 | 2013-06-06 | Hamamatsu Photonics Kk | 分光測定装置 |
JP2020519849A (ja) * | 2017-03-20 | 2020-07-02 | スペクトラル プラットフォームス インコーポレイテッド | 微生物を検出し特徴づけるための分光法 |
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