JPH03264800A - 油拡散ポンプ - Google Patents

油拡散ポンプ

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Publication number
JPH03264800A
JPH03264800A JP6180790A JP6180790A JPH03264800A JP H03264800 A JPH03264800 A JP H03264800A JP 6180790 A JP6180790 A JP 6180790A JP 6180790 A JP6180790 A JP 6180790A JP H03264800 A JPH03264800 A JP H03264800A
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JP
Japan
Prior art keywords
jet
oil diffusion
diffusion pump
casing
iron
Prior art date
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Pending
Application number
JP6180790A
Other languages
English (en)
Inventor
Noriyoshi Takada
高田 則義
Hideo Yasuda
安田 秀夫
Yasuhiro Ogishima
荻島 泰裕
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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  • Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は油拡散ポンプに係わる。
〔発明の概要〕
本発明は油拡散ポンプに係わり、ケーシング内にチムニ
−と、ノズルを構成するジェット構成部とを有して威る
油拡散ポンプにおいて、ジェット構成部き鉄またはステ
ンレスより構成することによって、ジェット構成部の変
形を回避して特性の劣化を回避する。
〔従来の技術〕
油拡散ポンプは、安価で排気速度が高く動作が安定なこ
となどから、真空管例えばTVにおける陰極線管等の排
気工程において使われている。
このような油拡散ポンプは、ケーシングと、これに収容
されるチムニ−1油を噴出させるジェット構成部等より
なる本体、冷却部、排気口及び吸入口等で構成される。
通常そのジェット構成部を含んでその本体は安価で熱伝
導率が良く、軽量な材料例えばAI (アルミニウム)
より構成されている。
ところが、上述した陰極線管等の排気工程において、そ
のガラス材料より戒る管体の例えばパネル及びファンネ
ル間のフリットガラスによる接合部等において歪みやき
すがある場合、管体が割れることがあり、このガラスの
微細な破片が油拡散ポンプ内に高速度で侵入する。この
場合、このガラス破片を除去するために油拡散ポンプの
分解清掃等のメンテナンスを行う必要がある。
一方ジエツト構成部は、そのノズル部分において油拡散
蒸気を一定の角度により噴射させるものであり、この角
度やノズルの形状等がその排気速度、排気量などの特性
に影響を及ぼす。
ところが、上述した油拡散ポンプのジェット構成部等の
本体は比較的柔らかいA/材料よりなるため、上述した
メンテナンス時の取扱い中に、他物に突き当ることによ
って変形し易く、また上述したような管体が割れた時の
ガラス破片の衝撃によってAtジェット構成部が変形し
、著しい特性の劣化を招く恐れがある。
従来のMによるジェット構成部を含む本体を有する油拡
散ポンプによる排気時の、真空度の時間に対する変化を
第2図に示す。第2図において、符号aを付して示す曲
線はAtよりなる正常なジェット構成部を有する場合、
符号すを付して示す曲線はAtよりなる変形したジェッ
ト構成部を有する場合を示す。なお、各側共にロータリ
ーポンプにより15分間排気を行った後に油拡散ポンプ
を動作させて真空度を測定した。
第2図に示すように、曲線aで示される正常ジェットの
場合は油拡散ポンプ動作後5分で10− ’Torr以
下に達するが、曲線すで示される変形ジェットの場合は
10−’Torr以下に達する゛までに30分以上必要
とし、最終的に到達する真空度も低い。このように、M
ジェット構成部の変形によって特性の劣化を招来するこ
とがわかる。
また、特開昭61−101700号公報に示されている
、大型の油拡散ポンプを得るために複数個のジェット構
成部を有して戒る油拡散ポンプを用いる場合においても
、上述したガラス管体が割れた場合における分解消掃等
のメンテナンスは必要であり、このようなより複雑な構
成の油拡散ポンプの場合は、メンテナンス時におけるジ
ェット構成部の変形によって、さらに特性の劣化を招く
恐れがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、上述したような問題の解決をはかり、油拡散
ポンプのメンテナンス時及びガラス管体の破損時の変形
を回避して特性の劣化を回避する。
〔課題を解決するための手段〕
本発明による油拡散ポンプの一例の路線的断面図を第1
図に示す。
本発明は、第1図に示すように、ケーシング(1)内に
、チムニ−(2)と、ノズル図示の例では3段のノズル
(6)、(7)及び(8)を構成するジェット構成部(
3)、(4)及び(5)とを有して成る油拡散ポンプに
おいて、ジェット構成部(3)、(4)及び(5)が鉄
またはステンレスより構成される。
〔作用〕
上述したように、本発明による油拡散ポンプは、各ジェ
ット構成部(3)、(4)及び(5)ヲ鉄またはステン
レスより構成するものであることから、ジェット構成部
(3)、(4)及び(5)は比較的強固であり、これら
が変形し難いものであるために、分解消掃等のメンテナ
ンス時における他物との衝撃、排気時におけるガラス管
体の破損時のガラス破片の衝撃等による変形を確実に回
避することができる。従って、ジェット構成部(3)、
(4)及び(5)、即ちノズル(6)、(7)及び(8
)の変形による排気速度や排気量の低下等の特性の劣化
を抑制することができる。そして、このようなメンテナ
ンス時における変形を回避したことにより、油拡散ポン
プの長寿命化をはかることができる。
(実施例) 以下、本発明による油拡散ポンプの一例を、その要部の
路線的断面図を示す第1図を参照して詳細に説明する。
第1図において、(1)は鉄またはステンレスよりなる
円筒形状のケーシングであり、この上部には、図示しな
いが排気しようとする容器側例えば真空管側へ油蒸気が
入り込むことを防ぐためのいわゆるバッフルやトラップ
等(図示せず)を介して連結される、吸入口(11)が
配置され、下部側面には図示しないがロータリーポンプ
等に連結される排気口(10)が配置される。
この円筒形状のケーシング(1)の内側には、チムニ−
(2)すなわち例えば内側チムニ−(23)及び外側チ
ムニ−(24)と、例えば3段のジェット権威部(3)
、(4)及び(5)よりなる本体(20)が配置される
第1、第2及び第3のジェット権威部(3)、(4)及
び(5)は、それぞれが傘部(32)、(42)及び(
52)と円筒部(33)1. (43)及び(53)よ
り構威され、各傘部(32)、(42)及び(52)の
下面と各円筒部(33)、(43)及び(53)の上端
とにおいて間隙が形成されて、それぞれジェットすなわ
ち第1〜第3のノズル(6)、(7)及び(8)が構威
される。
図示の例では第1のジェット権威部(6)の円筒部(3
3)の下端に第2のジェット構成部(7)の傘部(42
)の中心部が連結され、第2のジェット権威部(7)の
円筒部(43)の下端に第3のジェット権威部(8)の
傘部(52)の中心部が連結され、第3のジェット権威
部(8)の円筒部(53)の下端にはかま(9)が連結
され、これらは鉄またはステンレスによって構威される
第3のジェット構成部(5)の円筒部(53)下部のは
かま(9)は、その直径がケーシング(1)の内側の直
径よりわずかに小とされ、ケーシング(1)の下部すな
わちはかま(9)の下部に注入されたシリコン油等の油
拡散ポンプ用の油(12)が、ジェット構成部(3)、
(4)及び(5)の内側にのみ油(12)の蒸気が導か
れるようになされる。
そして第1のジェット構成部(3)の円筒部(33)の
下端に二重構造によるチムニ−(2)の内側チムニ−(
23)が連通され、第2のジェット権威部(4)の円筒
部(43)の下端にチムニ−(2)の外側チムニ−(2
4)7り<連通される。そしてこのチムニ−(2)すな
わち内外両側チムニ−(23)及び(24)は、熱伝導
性が大であるAt等より威る。
また、図示しないがケーシング(1)の円筒側壁の外部
には、冷却水用配管が巻装された冷却手段が設けられて
なり、ケーシング(1)の底部の下側には図示しないが
ヒーター等の加熱手段が配置される。
このような構成においてケーシング(1)下部の加熱手
段により加熱されると、油(12)が熱せられて蒸発し
、各ジェット権威部(3)、(4)及び(5)の内部に
拡散される。そして第1、第2及び第3のノズル(6)
、(7)及び(8)から油(12)の蒸気が噴出し、ケ
ーシング(1)内に拡散した気体をとらえて排気口(1
0)から排気される。一方、上述した冷却手段によって
冷却されたケーシング(1)の内壁で凝縮した油滴は、
このケーシング(1)の内壁面をつたわって下部に戻る
実施例1 上述の構成において、各ジェット権威部(3)、(4)
及び(5)を鉄によって構威し、ケーシング(1)をス
テンレスによって構成し、バッフルを空冷バッフルとし
た。
実施例2 上述の構威において、各ジェット構成部(3)、(4)
及び(5)を鉄によって構威し、ケーシング(1)をス
テンレスによって構威し、パンフルを水冷バッフルとし
た。
実施例3 上述の構成において、各ジェット権威部(3)、(4)
及び(5)を鉄によって構威し、ケーシング(1)を鉄
によって構威し、パンフルを空冷バッフルとした。
実施例4 上述の構威において、各ジェット権威部(3)、(4)
及び(5)を鉄によって構成し、ケーシング(1)を鉄
によって構威し、バッフルを水冷バッフルとした。
比較例1 上述の構威において、各ジェット権威部(3)、(4)
及び(5)をAIによって構成し、ケーシング(11を
ステンレスによって構威し、パンフルを空冷バッフルと
した。
比較例2 上述の構成において、各ジェット権威部(3)、(4)
及び(5)をAtによって構威し、ケーシング(1)を
ステンレスによって構成し、ハッフルヲ水冷バッフルと
した。
比較例3 上述の構威において、各ジェット構成部(3)、(4)
及び(5)をAIによって構威し、ケーシング(1)を
鉄によって構威し、バッフルを空冷バッフルとした。
比較例4 上述の構成において、各ジェット権威部(3)、(4ン
及び(5)をAtによって構威し、ケーシング(1)を
鉄によって構威し、バッフルを水冷パンフルとした。
従来の油拡散ポンプにおける通常のメンテナンス時にお
いて2%程度の台数についてジェット構成部に変形がみ
られたが、上述の本発明番こよる実施例1〜4の油拡散
ポンプでは、ジェット構成部の変形はメンテナンス時 た。
また、上述の各実施例及び各比較例における排気速度、
排気量と背圧の各測定結果を表1に示す。
各測定値は真空度が9.9X10−4Torr時の値を
示す。
表1 表1かられかるように、本発明による油拡散ポンプは、
従来の変形していないAtジェットを有する油拡散ポン
プに比しても排気速度が約20%以上向上し、排気量は
約30%以上向上し、さらに背圧の改善がみられ、同条
件下において鉄ジエ、7トより成る油拡散ポンプは、A
tジェットより成る油拡散ポンプに比して、より高い真
空度が得られた。
〔発明の効果〕
上述したように、本発明による油拡散ポンプは、各ジェ
ット構成部(3)、(4)及び(5)が鉄またはステン
レスより戒ることにより、比較的強固で変形し難いもの
であるために、分解清掃等のメンテナンス時における他
物との衝撃、排気時におけるガラス管体の破損時のガラ
ス破片の衝撃等による変形を回避することができる。従
って、ジェット構成部(3)、(4)及び(5)、即ち
ノズル(6)、(7)及び(8)の変形による排気速度
や排気量の低下等の特性の劣化を抑制することができた
。そして、このようなメンテナンス時における変形を回
避したことにより、油拡散ポンプの長寿命化をはかるこ
とができた。
また本発明による鉄ジェットより威る油拡散ポンプは表
1かられかるように、従来のAtジェットより成る油拡
散ポンプに比して、排気速度が約20%以上向上し、排
気量は約30%以上向上した。さらに本発明による鉄ジ
ェットより戒る油拡散ポンプは、従来のAtジェットよ
り威る油拡散ポンプに比して背圧が低く、より高い真空
度が得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による油拡散ポンプの一例の路線的断面
図、第2図は従来の油拡散ポンプの真空度の時間に対す
る変化を示す図である。 (1)はケーシング、(2)はチムニ−1(23)は内
側チムニ−1(24)は外側チムニ−1(3)、(4)
及び(5)は第1、第2及び第3のジェット構成部、(
6)、(7)及び(8)は第1、第2及び第3のノズル
、(9)ははかま、(10)は排気口、(11)は吸入
口、(12)は油、(32)、(42)及び(52)は
傘部、(33)、(43)及び(53)は円筒部、(2
0)は本体である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ケーシング内にチムニーと、ノズルを構成するジェット
    構成部とを有して成る油拡散ポンプにおいて、 上記ジェット構成部が鉄またはステンレスより成る ことを特徴とする油拡散ポンプ。
JP6180790A 1990-03-13 1990-03-13 油拡散ポンプ Pending JPH03264800A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6180790A JPH03264800A (ja) 1990-03-13 1990-03-13 油拡散ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6180790A JPH03264800A (ja) 1990-03-13 1990-03-13 油拡散ポンプ

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JPH03264800A true JPH03264800A (ja) 1991-11-26

Family

ID=13181733

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6180790A Pending JPH03264800A (ja) 1990-03-13 1990-03-13 油拡散ポンプ

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JP (1) JPH03264800A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105298943A (zh) * 2015-11-27 2016-02-03 辽宁真龙真空设备制造有限公司 大抽速卧式油增压泵

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105298943A (zh) * 2015-11-27 2016-02-03 辽宁真龙真空设备制造有限公司 大抽速卧式油增压泵

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