JPH03256388A - 半導体レーザの製造方法 - Google Patents
半導体レーザの製造方法Info
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- JPH03256388A JPH03256388A JP5544190A JP5544190A JPH03256388A JP H03256388 A JPH03256388 A JP H03256388A JP 5544190 A JP5544190 A JP 5544190A JP 5544190 A JP5544190 A JP 5544190A JP H03256388 A JPH03256388 A JP H03256388A
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Landscapes
- Semiconductor Lasers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、光情報処理、光通信等の分野で用いられる半
導体レーザの製造方法に関する。
導体レーザの製造方法に関する。
半導体レーザは小型かつ低消費電力であるため、光情報
処理、光通信等に広く用いられている。この半導体レー
ザを多数集積化した光ICに用いるためには、現状より
もさらに低消費電力でかつ高い歩留まりが要求される。
処理、光通信等に広く用いられている。この半導体レー
ザを多数集積化した光ICに用いるためには、現状より
もさらに低消費電力でかつ高い歩留まりが要求される。
これらの要求に応えるため、近年量子井戸レーザが盛ん
に研究されている。
に研究されている。
量子井戸レーザの報告例としてアプライドフィッジクス
レターズ47巻1239ページ記載の半導体レーザがあ
る。この半導体レーザではSi拡散によって活性層に含
まれる量子井戸を無秩序化して実質的な埋めこみ構造と
している。しかしながらこの構造ではSi拡散を表面か
ら行うために拡散深さが1μm以上と深く、850℃の
高温で8,5時間もの長い時間拡散する必要があった。
レターズ47巻1239ページ記載の半導体レーザがあ
る。この半導体レーザではSi拡散によって活性層に含
まれる量子井戸を無秩序化して実質的な埋めこみ構造と
している。しかしながらこの構造ではSi拡散を表面か
ら行うために拡散深さが1μm以上と深く、850℃の
高温で8,5時間もの長い時間拡散する必要があった。
高温かつ長時間の熱処理においてはSi拡散しない領域
の量子井戸においてもその熱変成が生じてレーザ特性の
悪化が予想される。そこで拡散深さを浅くするために良
く用いられる方法として例えばエレクトロニクスレター
ズ’22巻1117ページ記載の半導体レーザがある。
の量子井戸においてもその熱変成が生じてレーザ特性の
悪化が予想される。そこで拡散深さを浅くするために良
く用いられる方法として例えばエレクトロニクスレター
ズ’22巻1117ページ記載の半導体レーザがある。
この半導体レーザではメサエッチングを施して必要なZ
n拡散の拡散深さを浅くしている。しかしながらこの半
導体レーザに用いられたZn拡散では、メサストライプ
の活性層のpn接合の両脇にZn拡散で形成される余計
なpn接合が大きな面積にわたって形成されるため、リ
ーク電流が大きいという欠点があった。
n拡散の拡散深さを浅くしている。しかしながらこの半
導体レーザに用いられたZn拡散では、メサストライプ
の活性層のpn接合の両脇にZn拡散で形成される余計
なpn接合が大きな面積にわたって形成されるため、リ
ーク電流が大きいという欠点があった。
この問題を解決するためにはn型基板の半導体レーザに
おいてはSiの様なn型不純物を拡散すれば良い。そこ
でメサエッチングを施した後にターズ文献の様に全面拡
散をすると電流通路が無くなるので好ましくない。そこ
でメサストライプの底部のみ拡散する必要が生ずる。
おいてはSiの様なn型不純物を拡散すれば良い。そこ
でメサエッチングを施した後にターズ文献の様に全面拡
散をすると電流通路が無くなるので好ましくない。そこ
でメサストライプの底部のみ拡散する必要が生ずる。
メサストライプ底部のみへのSi拡散は、メサストライ
プ形成領域とSi拡散領域のバターニングを行なう事に
よって実現出来るが、1〜3μm程度の細いメサストラ
イプに目合せする必要があるために歩留まりが悪かった
。
プ形成領域とSi拡散領域のバターニングを行なう事に
よって実現出来るが、1〜3μm程度の細いメサストラ
イプに目合せする必要があるために歩留まりが悪かった
。
311174号公報に記載された製造方法によれば、ま
ず、第2図(a)に示す様にn型GaAs(100)基
板l上にn型クラッド層2 (n A J xc e
a 1−++cAs、0.45≦xc≦0.85.厚
さ0.8〜3μm)、n型ガイド層3 (n−Ai7.
、Ga+−x、A s 、 x g<XC,厚さ500
A〜3000人典型的には1ooo人)、活性層4(G
aAs量子井戸、厚さ50〜200人)、p型ガイド層
5 (p A !! −zG a 1xg A s
を厚さ500A〜3000A典型的には1000人)
、p型クラッF層6(p−ACcGal−xeAs、厚
さ0.8〜3μm)、p型キャッフ層7(p−GaAs
、厚さ1000〜5000人)を結晶成長する。
ず、第2図(a)に示す様にn型GaAs(100)基
板l上にn型クラッド層2 (n A J xc e
a 1−++cAs、0.45≦xc≦0.85.厚
さ0.8〜3μm)、n型ガイド層3 (n−Ai7.
、Ga+−x、A s 、 x g<XC,厚さ500
A〜3000人典型的には1ooo人)、活性層4(G
aAs量子井戸、厚さ50〜200人)、p型ガイド層
5 (p A !! −zG a 1xg A s
を厚さ500A〜3000A典型的には1000人)
、p型クラッF層6(p−ACcGal−xeAs、厚
さ0.8〜3μm)、p型キャッフ層7(p−GaAs
、厚さ1000〜5000人)を結晶成長する。
次に第2図(b)に示す様にホトリソグラフィー技術に
よって、<011>方向に延びるホトレジストから成る
ストライプ状のマスク8を形成してこれをマスクにして
メサストライプ9を形成する。
よって、<011>方向に延びるホトレジストから成る
ストライプ状のマスク8を形成してこれをマスクにして
メサストライプ9を形成する。
メサストライプ9の幅は1〜10μm1典型的には2〜
3μm、深さに関してはメサストライプ9底部から活性
層4のまでの距離が1000〜5000A程度になるの
が好ましい。エツチング方法としてはリン酸と過酸化水
素水等の混合液を用いた従来の化学エツチングの他にH
F系等の選択エツチング法を用いる事が出来る。HF系
の液はp型ガイド層5のAA組成を0.35以下に設定
すると、エツチングがA(組成が高い(>0.4)p型
クラッド層6のみをエツチングしてp型ガイド層5に達
するとエツチングが自動的に停止させる事が出来るため
利用すると便利である。
3μm、深さに関してはメサストライプ9底部から活性
層4のまでの距離が1000〜5000A程度になるの
が好ましい。エツチング方法としてはリン酸と過酸化水
素水等の混合液を用いた従来の化学エツチングの他にH
F系等の選択エツチング法を用いる事が出来る。HF系
の液はp型ガイド層5のAA組成を0.35以下に設定
すると、エツチングがA(組成が高い(>0.4)p型
クラッド層6のみをエツチングしてp型ガイド層5に達
するとエツチングが自動的に停止させる事が出来るため
利用すると便利である。
この場合には、HF系のエツチング液を用いる前にあら
かじめp型キャップ層7を別のエツチングで除去してお
く必要がある。又、エツチング方法としてリアクティブ
イオンビームエツチング(RIBE)法等のドライエツ
チングを用いても良い。この場合にはエツチング深さが
精密に制御出来るため、狙ったところにエツチングを止
める事が出来て、又、サイドエツチングも少ないため狭
いストライプ幅(〜1μm)を形成する事が容易である
。又、マスクとしてホトレジストの代わりに5iOz等
の絶縁膜を用いても良い。この場合には密着性が良いた
めメサエッチングの際のサイドエツチングが少なく、又
、次の工程のSi蒸着の際の温度上昇に対する耐熱性も
良好である利点を有する。
かじめp型キャップ層7を別のエツチングで除去してお
く必要がある。又、エツチング方法としてリアクティブ
イオンビームエツチング(RIBE)法等のドライエツ
チングを用いても良い。この場合にはエツチング深さが
精密に制御出来るため、狙ったところにエツチングを止
める事が出来て、又、サイドエツチングも少ないため狭
いストライプ幅(〜1μm)を形成する事が容易である
。又、マスクとしてホトレジストの代わりに5iOz等
の絶縁膜を用いても良い。この場合には密着性が良いた
めメサエッチングの際のサイドエツチングが少なく、又
、次の工程のSi蒸着の際の温度上昇に対する耐熱性も
良好である利点を有する。
次に第2図(c)に示す様にSi膜10(厚さ〜500
0人)を形成する。この形成方法として真空蒸着法が好
ましい、なぜなら図に示す様に、Si膜10が断切れを
伴って形成されるためである。スパッタ蒸着法の様に側
面のまわり込みが大きい方法によると、図に示した様な
断切れは生ぜず側面にSiが蒸着されてこの部分にSi
が拡散するためにメサストライプ9の上にp型電極13
を形成した際に活性層4からなるpn接合が短絡される
可能性があり好ましくない。
0人)を形成する。この形成方法として真空蒸着法が好
ましい、なぜなら図に示す様に、Si膜10が断切れを
伴って形成されるためである。スパッタ蒸着法の様に側
面のまわり込みが大きい方法によると、図に示した様な
断切れは生ぜず側面にSiが蒸着されてこの部分にSi
が拡散するためにメサストライプ9の上にp型電極13
を形成した際に活性層4からなるpn接合が短絡される
可能性があり好ましくない。
次に第2図(d)に示す様にリフトオフによってメサス
トライプ9の上のSi膜10を除去する。
トライプ9の上のSi膜10を除去する。
マスクがポジ型レジストの場合にはアセトン等の有機用
材を用いて容易にリフトオフが出来る。又マスクが5i
n2等の絶縁膜からなる場合にはバッファドHFによっ
てリフトオフ可能でアル。
材を用いて容易にリフトオフが出来る。又マスクが5i
n2等の絶縁膜からなる場合にはバッファドHFによっ
てリフトオフ可能でアル。
次にSi拡散を行なった。Si拡散は水素雰囲気中で8
50℃、1時間行なった。Si拡散中にGaAs表面か
らのAsの脱離を防ぐためにレーザウェハーの表面にダ
ミーのG a A s基板をかぶせる事が有効であった
。又、この代わりにアルシン(AsHl)ガスを水素ガ
スに混合して流す方法や、真空アンプル中にAsの粉末
とレーザウェハーとをいっしょに入れて、As雰囲気中
で熱処理する方法を取っても良い。このプロセスでは、
SiN膜等の保護膜無しで熱処理するため、保護膜とG
aAsの熱膨張係数の違いから来る熱的ストレスが無く
、メサストライプ9の活性層4の熱変成を極力抑える事
が出来る。このため発光領域となるメサストライプ9の
活性層4の発光効率が高く、保護膜付きで熱処理した場
合に比べてさらに低重。が実現出来る。又、メサエッチ
ングによって必要な拡散深さが2000〜3000Aと
短いために、拡散は850℃、1時間で良く、前述の文
献の報告値8.5時間よりも短い時間で拡散出来る。た
だし、この条件はメサエッチングの深さおよび厚み方向
のA4組成プロファイルに依存して変える必要がある。
50℃、1時間行なった。Si拡散中にGaAs表面か
らのAsの脱離を防ぐためにレーザウェハーの表面にダ
ミーのG a A s基板をかぶせる事が有効であった
。又、この代わりにアルシン(AsHl)ガスを水素ガ
スに混合して流す方法や、真空アンプル中にAsの粉末
とレーザウェハーとをいっしょに入れて、As雰囲気中
で熱処理する方法を取っても良い。このプロセスでは、
SiN膜等の保護膜無しで熱処理するため、保護膜とG
aAsの熱膨張係数の違いから来る熱的ストレスが無く
、メサストライプ9の活性層4の熱変成を極力抑える事
が出来る。このため発光領域となるメサストライプ9の
活性層4の発光効率が高く、保護膜付きで熱処理した場
合に比べてさらに低重。が実現出来る。又、メサエッチ
ングによって必要な拡散深さが2000〜3000Aと
短いために、拡散は850℃、1時間で良く、前述の文
献の報告値8.5時間よりも短い時間で拡散出来る。た
だし、この条件はメサエッチングの深さおよび厚み方向
のA4組成プロファイルに依存して変える必要がある。
拡散深さはこの条件において2000〜4000人程度
である。この時にメサストライプ9の底部のみにSi膜
1oがあるため、ここのみにSi拡散領域11が形成さ
れ、この領域の活性層4の量子井戸が無秩序化した。
である。この時にメサストライプ9の底部のみにSi膜
1oがあるため、ここのみにSi拡散領域11が形成さ
れ、この領域の活性層4の量子井戸が無秩序化した。
次に、第2図(e)に示す様に絶縁膜12を形成する。
次にメサストライプ9の上部の絶縁膜12のみを除去す
る。これは通常のホトリソグラフィ技術によってパター
ニングする。つぎにp型電極13およびn型電極14を
形成して半導体レーザが完成する。
る。これは通常のホトリソグラフィ技術によってパター
ニングする。つぎにp型電極13およびn型電極14を
形成して半導体レーザが完成する。
以上示された製造方法ではメサストライプ9を形成する
のに用いたマスク8を再びS i膜10゜リフトオフに
対するマスクとして用いることによってSi拡散領域1
1をメサストライプ9の底部のみセルファライン的に形
成出来るための高歩留まりで、リーク電流が小さく閾値
電流の低い半導体レーザが製造出来る。更に、上記の例
ではキャップレスアニールによる方法をとっているが、
第2図(d)のSiの拡散においてはSiN膜等の保護
膜を形成後アニールを行うことも可能である。
のに用いたマスク8を再びS i膜10゜リフトオフに
対するマスクとして用いることによってSi拡散領域1
1をメサストライプ9の底部のみセルファライン的に形
成出来るための高歩留まりで、リーク電流が小さく閾値
電流の低い半導体レーザが製造出来る。更に、上記の例
ではキャップレスアニールによる方法をとっているが、
第2図(d)のSiの拡散においてはSiN膜等の保護
膜を形成後アニールを行うことも可能である。
この場合には保護膜と結晶の間に熱的ストレスが生ずる
欠点があるが、簡便にAsの脱離を防ぐ事が出来る特徴
もある。
欠点があるが、簡便にAsの脱離を防ぐ事が出来る特徴
もある。
しかし、かかる方法ではメサストライプ上部の絶縁膜の
みを選択的に除去するためには、精密な目合せ技術が必
要であり、更に、絶縁膜の除去時のサイドエッチによる
pn接合のショート等による歩留り劣化や、複雑な工程
による工数が増加する問題があった。また半導体レーザ
としてはメサストライプ幅を狭くする必要があるが、活
性層のストライフ幅を1μm程度とする場合にはメサス
トライプトップの面積が非常に小さくなりコンタクト抵
抗が大きくなる問題も生じていた。
みを選択的に除去するためには、精密な目合せ技術が必
要であり、更に、絶縁膜の除去時のサイドエッチによる
pn接合のショート等による歩留り劣化や、複雑な工程
による工数が増加する問題があった。また半導体レーザ
としてはメサストライプ幅を狭くする必要があるが、活
性層のストライフ幅を1μm程度とする場合にはメサス
トライプトップの面積が非常に小さくなりコンタクト抵
抗が大きくなる問題も生じていた。
本発明の目的は、上記した様なメサストライプ上部の絶
縁膜のみを選択的に除去する工程を無くし、高い歩留り
でかつ簡単な工程により製造可能な半導体レーザの製造
方法を提供することにある。
縁膜のみを選択的に除去する工程を無くし、高い歩留り
でかつ簡単な工程により製造可能な半導体レーザの製造
方法を提供することにある。
以上の問題点を解決するために本発明の半導体レーザの
製造方法は、第1伝導型半導体基板の上方に第1導電型
クラッド層を形成する工程と、この第1導電型クラッド
層の上方に量子井戸を含む活性層を形成する工程と、こ
の活性層の上方に第2導電型クラッド層を形成する工程
と、選択エッチングのためのストライプマスクを前記第
2導電型クラッド層の上方に形成する工程と、このスト
ライプマスクを用いて前記第2導電型クラッド層の一部
をエツチングする事によって逆メサ形状のストライプを
形成する工程と、このエツチング工程の後に第1導電型
不純物を蒸着する工程と、この蒸着工程の後に前記スト
ライプマスクのみを除去する事によって前記ストライプ
マスク上の前記不純物を除去する工程と、この後に熱処
理する事によって前記不純物を拡散して、メサストライ
プ両脇の領域の活性層に含まれる量子井戸を無秩序化す
る工程と、少なくともメサ側面は被覆せずかつ、前記不
純物拡散部は被覆する絶縁膜を形成する工程とを少くと
も含むことを特徴とする構成である。
製造方法は、第1伝導型半導体基板の上方に第1導電型
クラッド層を形成する工程と、この第1導電型クラッド
層の上方に量子井戸を含む活性層を形成する工程と、こ
の活性層の上方に第2導電型クラッド層を形成する工程
と、選択エッチングのためのストライプマスクを前記第
2導電型クラッド層の上方に形成する工程と、このスト
ライプマスクを用いて前記第2導電型クラッド層の一部
をエツチングする事によって逆メサ形状のストライプを
形成する工程と、このエツチング工程の後に第1導電型
不純物を蒸着する工程と、この蒸着工程の後に前記スト
ライプマスクのみを除去する事によって前記ストライプ
マスク上の前記不純物を除去する工程と、この後に熱処
理する事によって前記不純物を拡散して、メサストライ
プ両脇の領域の活性層に含まれる量子井戸を無秩序化す
る工程と、少なくともメサ側面は被覆せずかつ、前記不
純物拡散部は被覆する絶縁膜を形成する工程とを少くと
も含むことを特徴とする構成である。
本発明の半導体レーザの製造方法では逆メサ構造の側面
に絶縁膜を形成させず、全面に電極を形成することによ
りメサ側面から電流注入させメサトップの絶縁膜除去工
程を省略するものである。
に絶縁膜を形成させず、全面に電極を形成することによ
りメサ側面から電流注入させメサトップの絶縁膜除去工
程を省略するものである。
それに伴い、その工程で生じていた工数が削減でき、更
にその工程での歩留が低下がなくなるため歩留りが大幅
に改善できる。
にその工程での歩留が低下がなくなるため歩留りが大幅
に改善できる。
次に本発明の実施例について図面を参照して詳細に説明
する。第1図は本発明の実施例を示したものである。こ
こでSi拡散工程まではメサ形状が逆メサであること以
外従来例と同様である。すなわち、第2図(a)に示し
たウェーノ・と同様のものを用い(第1図(a))、第
1図(b)に示す様にフォトリングラフィ技術によって
、<011>方向に延びるフォトレジストから成るスト
ライプ状のマスク8を形成してこれをマスクにして、リ
ン酸と過酸化水素水と水から成る混合液を用いた選択エ
ツチングにより、逆メサ形状のストライプ9を形成する
。このときのストライプ下部での幅。
する。第1図は本発明の実施例を示したものである。こ
こでSi拡散工程まではメサ形状が逆メサであること以
外従来例と同様である。すなわち、第2図(a)に示し
たウェーノ・と同様のものを用い(第1図(a))、第
1図(b)に示す様にフォトリングラフィ技術によって
、<011>方向に延びるフォトレジストから成るスト
ライプ状のマスク8を形成してこれをマスクにして、リ
ン酸と過酸化水素水と水から成る混合液を用いた選択エ
ツチングにより、逆メサ形状のストライプ9を形成する
。このときのストライプ下部での幅。
深さは従来例と同様とすることが望ましい。その後従来
例と同様にSi膜1θを形成しく第1図(C))、リフ
トオフ法によりメサストライプ9上のSi膜10を除去
し、熱処理によりSi拡散を行い、Si拡散領域11を
形成した(第1図(d))。
例と同様にSi膜1θを形成しく第1図(C))、リフ
トオフ法によりメサストライプ9上のSi膜10を除去
し、熱処理によりSi拡散を行い、Si拡散領域11を
形成した(第1図(d))。
その後、ウェーハ全面に絶縁膜12を形成した。
この絶縁膜の形成方法としてはまわり込みの少ない方法
とすることが重要である。本実施例ではECRプラズマ
装置により約2000大要の5in2膜を形成した。S
i拡散領域11はメサストライプ9上のマスク8により
メサストライプのサイドエッチ分だけメサストライプ9
から離れて形成されている。しかし絶縁膜12はメサス
トライプ9上のマスク8が除去されているために、Si
膜10よりメサストライプ9に近い位置まで形成される
ことになり、Si拡散により形成されたSi拡散領域は
完全に絶縁膜12により被覆される。
とすることが重要である。本実施例ではECRプラズマ
装置により約2000大要の5in2膜を形成した。S
i拡散領域11はメサストライプ9上のマスク8により
メサストライプのサイドエッチ分だけメサストライプ9
から離れて形成されている。しかし絶縁膜12はメサス
トライプ9上のマスク8が除去されているために、Si
膜10よりメサストライプ9に近い位置まで形成される
ことになり、Si拡散により形成されたSi拡散領域は
完全に絶縁膜12により被覆される。
その後、第1図(e)に示すように、p型電極13゜n
型電極14を形成する。
型電極14を形成する。
p型電極13は絶縁膜のないメサ側面でコンタクトがと
れ、そこから電流が注入される。そのために従来方法で
必要であったメサトップの絶縁膜除去が必要なく工数低
減でき、その工程によるpn接合ショート等の歩留り劣
化がなくなった。
れ、そこから電流が注入される。そのために従来方法で
必要であったメサトップの絶縁膜除去が必要なく工数低
減でき、その工程によるpn接合ショート等の歩留り劣
化がなくなった。
更に、従来例ではメサトップで電極コンタクトをとって
いたがメサ幅が小さくなるに従いコンタクト面積が小さ
くなり、コンタクト抵抗が増加する問題もあった。しか
し、本発明を用いることによりストライプ幅に依存せず
一定のコンタクト抵抗が得られ、キャップ層厚を厚くす
ることで、低抵抗とすることができる。
いたがメサ幅が小さくなるに従いコンタクト面積が小さ
くなり、コンタクト抵抗が増加する問題もあった。しか
し、本発明を用いることによりストライプ幅に依存せず
一定のコンタクト抵抗が得られ、キャップ層厚を厚くす
ることで、低抵抗とすることができる。
なお、逆メサ形状のストライプは、従来から知られてい
る方法、例えば、用いる結晶の面方位、ストライプの延
びる方向、エツチング方法・条件(例えばエツチング液
の選択等)等を適宜選ぶことで実現できる。
る方法、例えば、用いる結晶の面方位、ストライプの延
びる方向、エツチング方法・条件(例えばエツチング液
の選択等)等を適宜選ぶことで実現できる。
以上述べた実施例では活性層を単一量子井戸の単層構造
としたが、これに限らず多重量子井戸構造等の多層構造
としても良い。また、本実施例では材料系として、A(
蓼a A s / G a A s系を用いたが、これ
に限らずInGaAsP/InP系、I n A II
G a A s / I n P系等の他の材料にお
いても適用可能である事は言うまでも無い。又以上述べ
た実施例では拡散する元素としてSiを用゛・たがこれ
に限らすZn、Mg、Ga等の不純物が利用可能である
。ただし、Zn、Mg等のp型不純物ではp型基板上に
レーザ構造を形成する必要がある。又Gaは最近本発明
穴らによってAAGaAs中に導入するとn型不純物と
してふるまう事がわかっているためn型半導体基板上の
レーザ構造に適用出来ると考えられる。
としたが、これに限らず多重量子井戸構造等の多層構造
としても良い。また、本実施例では材料系として、A(
蓼a A s / G a A s系を用いたが、これ
に限らずInGaAsP/InP系、I n A II
G a A s / I n P系等の他の材料にお
いても適用可能である事は言うまでも無い。又以上述べ
た実施例では拡散する元素としてSiを用゛・たがこれ
に限らすZn、Mg、Ga等の不純物が利用可能である
。ただし、Zn、Mg等のp型不純物ではp型基板上に
レーザ構造を形成する必要がある。又Gaは最近本発明
穴らによってAAGaAs中に導入するとn型不純物と
してふるまう事がわかっているためn型半導体基板上の
レーザ構造に適用出来ると考えられる。
第1図は本発明の実施例の半導体レーザの製造方法を示
した工程図である。第2図は従来の半導体レーザの製造
方法を示した工程図である。 図中、1・・・・・・n型GaAs基板、2・・・・・
・n型クラッド層、3・・・・・・n型ガイド層、4・
・・・・・活性層、5・・・・・・p型ガイド層、6・
・・・・・p型クラッド層、7・・・・・・p型キャッ
プ層、8・・・・・・マスク、9・・・・・・メサスト
ライプ、10・・・・・・Si膜、11・・・・・・S
i拡散領域、12・・・・・・絶縁膜、13・・・・・
・P型電極、14・・・・・・n型電極である。 l(埋人弁理土肉豚 皿 β
した工程図である。第2図は従来の半導体レーザの製造
方法を示した工程図である。 図中、1・・・・・・n型GaAs基板、2・・・・・
・n型クラッド層、3・・・・・・n型ガイド層、4・
・・・・・活性層、5・・・・・・p型ガイド層、6・
・・・・・p型クラッド層、7・・・・・・p型キャッ
プ層、8・・・・・・マスク、9・・・・・・メサスト
ライプ、10・・・・・・Si膜、11・・・・・・S
i拡散領域、12・・・・・・絶縁膜、13・・・・・
・P型電極、14・・・・・・n型電極である。 l(埋人弁理土肉豚 皿 β
Claims (1)
- 第1導電型半導体基板の上方に第1導電型クラッド層を
形成する工程と、この第1導電型クラッド層の上方に量
子井戸を含む活性層を形成する工程と、この活性層の上
方に第2導電型クラッド層を形成する工程と、選択エッ
チングのためのストライプマスクを前記第2導電型クラ
ッド層の上方に形成する工程と、このストライプマスク
を用いて前記第2導電型クラッド層の一部をエッチング
する事によって逆メサ形状のストライプを形成する工程
と、このエッチング工程の後に第1導電型不純物を含む
材料を蒸着する工程と、この蒸着工程の後に前記ストラ
イプマスクのみを除去する事によって前記ストライプマ
スク上の前記不純物を除去する工程と、この後に熱処理
する事によって前記不純物を拡散して、ストライプ両脇
の領域の活性層に含まれる量子井戸を無秩序化する工程
と、少なくともメサ側面には被覆せずかつ前記不純物拡
散部は被覆する絶縁膜を形成する工程とを少くとも含む
ことを特徴とする半導体レーザの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5544190A JPH03256388A (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 半導体レーザの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5544190A JPH03256388A (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 半導体レーザの製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03256388A true JPH03256388A (ja) | 1991-11-15 |
Family
ID=12998684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5544190A Pending JPH03256388A (ja) | 1990-03-06 | 1990-03-06 | 半導体レーザの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03256388A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006074043A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Samsung Electro Mech Co Ltd | レーザダイオードの製造方法 |
-
1990
- 1990-03-06 JP JP5544190A patent/JPH03256388A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006074043A (ja) * | 2004-08-31 | 2006-03-16 | Samsung Electro Mech Co Ltd | レーザダイオードの製造方法 |
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