JPH03249299A - 有害生物忌避難燃紙 - Google Patents

有害生物忌避難燃紙

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JPH03249299A
JPH03249299A JP4222090A JP4222090A JPH03249299A JP H03249299 A JPH03249299 A JP H03249299A JP 4222090 A JP4222090 A JP 4222090A JP 4222090 A JP4222090 A JP 4222090A JP H03249299 A JPH03249299 A JP H03249299A
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JP
Japan
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paper
terpenoid
repellent
flame
pts
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Pending
Application number
JP4222090A
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English (en)
Inventor
Kazumi Ito
伊藤 一巳
Fumio Aida
会田 二三夫
Etsuo Hosokawa
細川 悦雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的コ (産業上の利用分野) 本発明は、カビ、ダニ、白蟻等の有害生物による被害を
受けることがなく、かつ難燃性にも優れた有害生物忌避
難燃紙に関する。
(従来の技術) 従来から、紙材は各種壁紙からケーブルの介在や抑えテ
ープ等に至るまで幅広く使用されている。
近年、これらの用途において、カビの発生やダニの寄生
かなく、また白蟻等による食害も受けることかないうえ
に、火災時においては燃え難く煙の発生も少ないという
、有害生物に対する忌避効果と難燃性とを兼ね備えた紙
材か要求されている。
しかしなから、難燃剤を添加して難燃性を付与した難燃
紙は従来からあったものの、難燃性と有害生物忌避効果
とをともに具備したものはもちろんのこと、カビ、ダニ
、白蟻等の有害生物に対し広くかつ長期にわたって忌避
効果を示すものもなかった。
(発明が解決しようとする課題) このように、有害生物に対する忌避効果と難燃性とを兼
ね備えた紙材が要求されているか、未だ開発されていな
いのが現状である。一方カビの発生やダニの寄生を防ぐ
薬剤が各種出回っており、このような薬剤を難燃剤とと
もに紙に添加することか考えられるが、難燃性が阻害さ
れたり、また火災時に有毒ガスや煙を多量に発生すると
いう問題がある。
本発明はこのような従来の事情に対処してなされたもの
で、難燃性を有し、かつ燃焼時にも有毒ガスや煙の発生
が少なく、しかも、カビ、ダニ、白蟻といった有害生物
の被害を長期間受けることのない有害生物忌避難燃紙を
提供することを目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の有害生物忌難燃紙は、(A)紙基材100重量
部あたり、(B)多孔質の無機質粒体にテルペノイド化
合物を担持させた忌避剤を、テルペノイド成分で0,0
5〜20重量部と、(C)金属水和物50〜300重量
部とを含有することを特徴とする。
本発明に使用する(A)紙基材としては、天然、合成の
いずれであってもよい。
また本発明の(B)に使用するテルペノイド化合物は、
多くの植物の水蒸気蒸溜によって得られる植物精油また
は樹脂ゴム質に含まれるテルペノイドモノマーおよびそ
の低重合物であり、その本質はイソプレン2個またはそ
れ以上を含むもので、炭素数10個のモノテルペノイト
、炭素数15個のセスキテルペノイド、炭素数20個の
ジテルベノイト、炭素数30個のトリテルペノイドはい
ずれも使用可能である。
本発明に使用可能なテルペノイド化合物モノマーとして
は、β−ミルセン(C1oH16)、アロオシメン(C
H)、シトラール(C1oH160)、0 16 リナロール(CHO)、リモネン(C1oH16)0 
16 ジペンテン(CH)、テルピネン(C1oH016 16)、テルピネオール(C1oH180)、アネトー
ル(CHO)、ピネン(C1oH,6) 、ノボ−10
12 ル(CHO)、カンフエン(C1oH16)、ノ1 1
9 ピルアセテート(C13H21O2)、イソボルニルア
セテート(C12H2oO2)等のモノマー、およびこ
れらの2〜7ji体程度の低重合物や低共重合物で平均
分子量1000以下のものがあげられる。
本発明においては、テルペノイド化合物は、その取扱い
を容易にし、かつ効果を長期にわたって持続させるため
、粒径0,5〜150μm、好ましくは1〜50μ丑の
多孔質の無機質粒体に担持させて固体粒子状のいわゆる
マイクロカプセルとして使用する。これによって難燃効
果も高めることができる。
本発明において多孔質の無機質粒体の粒径を上記範囲に
限定したのは、粒径があまり小さいのは製造が困難な上
に二次凝集して加工が困難になり、また粒径かあまり大
きいと紙の他の特性を阻害するようになるからである。
テルペノイド化合物は、多孔質の無機質粒体、たとえば
シリカ系の粒体ではその 100 gあたり30m1以
上と、多量に担持させることが望ましく、したがって多
孔質の無機質粒体としては、多孔質の無機外壁を有し、
その表面の細孔径が20〜1000μ閣、好ましくは2
0〜600μlで、かつ粒径が上記範囲にある中空粒体
の使用が、テルペノイド化合物を多く担持させることが
できるため、好ましい。
このような中空粒体はたとえば界面反応法により得られ
る。
多孔質の無機質粒体の材料としては、アルカリ土類金属
炭酸塩(炭酸カルシウム、炭酸バリウム、炭酸マグネシ
ウム等)、アルカリ土類金属珪酸塩(珪酸カルシウム、
珪酸バリウム、珪酸マグネシウム等)、金属酸化物(シ
リカ、酸化コバルト、酸化ニッケル)、金属炭酸塩(炭
酸コバルト、炭酸ニッケル、塩基性炭酸銅等)、金属(
コバルト、ニッケル、銅等)等があげられる。
テルペノイド化合物を多孔質の無機質粒体に担持させる
方法としては、前述したテルペノイド化合物に多孔質の
無機質粒体を添加し、そのまま放置してテルペノイド化
合物を粒体に含浸させるようにしてもよいか、効率の点
から、両者を減圧下で混合し、その後徐々に常圧に戻す
か、あるいは混合後減圧し、次いで徐々に常圧に戻す方
法がより適している。
なお動物忌避組成物の粘度が高い場合には、酢酸エチル
、アセトン等の低沸点溶媒で希釈して使用し、内包後温
度を上げて溶媒を除去するようにする。
本発明においては、忌避効果の持続性を高めるために、
テルペノイド化合物の他に保留剤を含有させることかで
きる。
保留剤としては、多価アルコール(グリセリン、プロピ
レンアルコール、ソルビトール、ポリエチレングリコー
ル等)、糖類(蔗糖、乳糖、ブドウ糖等)、フタル酸ジ
エチル、安息香酸ベンジル等が例示される。
このようにして(B)多孔質の無機質粒体にテルペノイ
ド化合物を担持させた忌避剤の(A)紙基材100重量
部あたりの配合量は、テルペノイド成分で005〜20
重量部、好ましくは1−10重量部が適切で、その理由
は0,05重量部より少ないと忌避効果に乏しくなり、
逆に20重量部より多いと紙表面ヘブリードしやすくな
るからである。
本発明に使用する(C)の金属水和物としては、水酸化
アルミニウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム
、ハイドロタルサイト類似化合物等があげられ、難燃剤
として作用する。その配合量は、(A)紙基材100重
量部あたり50〜300重量部が適切であり、その理由
は50重量部より少ないと難燃性に乏しくなり、また逆
に 300重量部より多いと紙の強度か低下するからで
ある。
本発明においては、このような金属水和物の他に、リン
酸アンモニウムカリウム、リン酸アンモニウムマグネシ
ウム等のリン酸アンモニウム塩を0.5〜10市量部添
加すると、難燃効果をさらに向上させることができる (作用) 本発明の有害虫物忌難燃紙は、多孔質の無機質粒体に担
持されて添加されたテルペノイド化合物が長期にわたっ
て優れた有害生物忌避効果を発揮する一方、金属水和物
の難燃効果がさらに補強されて優れた難燃性も具備して
いる。またテルペノイド化合物は天然に存在するもので
あり、人畜に無害で環境を汚染するおそれもない。
(実施例) 次に、本発明の実施例について説明する。
実施例1〜8、比較例1〜4 クラフト古紙と、第1表1こ示す多孔質の無機質粒体と
テルペノイド化合物とからなるマイクロカプセルASB
SCと、難燃剤とを、第2表に示す配合で、全体量の3
0重量%の水とともにビーカーに入れ、約1時間煮沸混
合した後、圧カフ0g1rdの条件で加圧成形してシー
ト状にし、60℃で24時間加熱して乾燥させた。
このようにして得られた紙について、次のような各種評
価試験を行った。結果を第2表の下欄に示す。
[抗カビ試験コ 5cmX5cmの紙をシャーレ内の寒天培地上に置き、
これらの上から 5菌種、Aspergj I Ius
clavatuSC,tropicalis、 Pu5
ariui moniljforaesPenjcil
llus  citrlnu+gS Trichoph
ytonmentagrophytesを混合したもの
を均一にかけ、4週間放置してカビの増殖を観察した。
[ダニ忌避試験コ バラスダスト50gを20cmX20cmのシートで包
んで、28℃、80%R1+の条件下で放置し、 1週
間後に顕微鏡でダニの生存率を調べた。
[難燃性試験] ASTM E6B2に準拠して発煙量を測定し、またJ
IS K 7201に準拠して酸素指数を求めた。
引張試験 紙を幅1OcII+の短冊状とし、オートグラフにより
引張速度25票+*/sinの条件で試験した。
(以下余白) 第1表 第2表 (配合欄の数値は重量部である。) 表から明らかなように、多孔質の無機質粒体に担持させ
たテルペノイド化合物と金属水和物を配合させた紙は、
カビの発生やダニの寄生がなく、難燃性や引張強度も良
好であった。
〔発明の効果] 以上説明したように、本発明の有害生物忌避難燃紙は、
優れた難燃性を有し、かつ燃焼時にも有毒ガスや煙の発
生が少なく、シかも、カビ、ダニ、白蟻といった有害生
物の被害を長期間受けるおそれもない。
さらに環境を汚染したり人畜に被害をもたらすおそれが
ない。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)紙基材100重量部あたり、(B)多孔質
    の無機質粒体にテルペノイド化合物を担持させた忌避剤
    を、テルペノイド成分で0.05〜20重量部と、(C
    )金属水和物50〜300重量部とを含有することを特
    徴とする有害生物忌避難燃紙。
JP4222090A 1990-02-22 1990-02-22 有害生物忌避難燃紙 Pending JPH03249299A (ja)

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JP4222090A JPH03249299A (ja) 1990-02-22 1990-02-22 有害生物忌避難燃紙

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JP4222090A JPH03249299A (ja) 1990-02-22 1990-02-22 有害生物忌避難燃紙

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JP4222090A Pending JPH03249299A (ja) 1990-02-22 1990-02-22 有害生物忌避難燃紙

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110438843A (zh) * 2019-07-11 2019-11-12 陕西科技大学 回用纸尿裤边角料纤维制备的抗菌防水壁纸及制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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