JPH03230811A - 耐食性亜鉛合金被覆鋼線の製造方法 - Google Patents

耐食性亜鉛合金被覆鋼線の製造方法

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JPH03230811A
JPH03230811A JP2698590A JP2698590A JPH03230811A JP H03230811 A JPH03230811 A JP H03230811A JP 2698590 A JP2698590 A JP 2698590A JP 2698590 A JP2698590 A JP 2698590A JP H03230811 A JPH03230811 A JP H03230811A
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JP
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steel wire
alloy
path
coated steel
transport passage
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Application number
JP2698590A
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Inventor
Akinori Ishida
石田 昭徳
Masahiro Nagai
雅大 永井
Mitsuaki Onuki
大貫 光明
Yasuhiko Miyake
三宅 保彦
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Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、海岸地帯のような原菌な腐食環境において優
れた耐食性を発揮する耐食性亜鉛合金被覆鋼線の改良さ
れた製造方法に関するものである。
[従来の技術] 発明者らは、先に、海岸地帯などにおいて一般に耐食性
に優れていることが認められているアルミ被覆鋼線より
も一層優れた耐食性を発揮し得る複合線として、AlI
を1〜15%含有するZnAj合金被覆鋼線について提
案した。(例えば特開昭64−78617あるいは特開
昭6478618) しかし、上記提案したZn−Al合金複合線の製造方法
は、いずれもコンテナー内にビレットを挿入押出するラ
ム式押出法によるものであり、長尺線材を製造する場合
にはこのビレットの押し継ぎが必要になる。
このビレットの押し継ぎを行なう際には、押出作業をい
ったん停止させ、新たなビレットのコンテナー内への再
挿入か必要であり、この押出停止時間に高温に加熱され
た状態で押出機内に停止した鋼線に軟化が生ずるおそれ
があるし、ビレットの押し継ぎ部は酸化物の混入が生じ
易いといった幾つかの問題点がある。
そこで、前記間けつ的なラム押出法に代えて、第2図に
示すような回転ホイール1を用いた連続的押出法が提案
され実用化されている。以下この押出法をコンフォーム
方式と呼ぶことにする。
このコンフォーム方式の連続押出法は、回転ホイール1
にエンドレス溝2を形成し、当該エンドレス溝2に係合
する固定シューブロック3を設けることにより材料11
を送り込むための輸送通路を形成し、該輸送通路の奥に
当該通路を閉塞するアバツトメント4を配置し、前記回
転ホイール1を回転させることにより前記材料11を輸
送通路内に送り込むと共にエンドレス溝2の内面と材料
11との接触摩擦抵抗により前記アバツトメント4近傍
における材料11に高圧力を発生させ、当該高圧力に依
存して別途ニップル6を介して供給された鋼線10の周
囲にダイス5を通して前記材料11を連続的に押出被覆
することにより複合線12を得るものである。図におい
て7は材料11を供給する際のガイドとなる供給ロール
であり、8は押出装置のスタンドである。
本方法において前記Zn−Aj合金被覆鋼線を製造する
には、材料11としてZn−Al合金ロッドを使用する
このコンフォーム方式によれは、前記したラム押出方式
と異なり、押出の一時停止がなく、理屈の上では無限長
の押出が可能となるものである。
第3図は、Zn−AN合金ロッド11を被覆材料とし、
該材料が回転ホイール1のエンドレス溝2と固定シュー
ブロック3とにより形成された輸送通路内に送り込まれ
た状態を示す部分横断面図である。
上記輸送通路内においては、図にみるように、Zn−A
l!合金ロッド11は固定シューブロック3により形成
される一つの面とエンドレス溝2の底面および左右側面
の3つの面とに接触することになり、エンドレス溝2の
接触摩擦抵抗の方が固定シューブロック3側の約3倍と
なる状態になるために、このエンドレス溝3flllの
接触摩擦抵抗が優る状態となって、回転ホイール1の回
転に伴いZn−Aj合金ロッド11は輸送通路の奥に引
き込まれる。輸送通路の奥には前記アバツトメント4が
あり、それによってロッド11はその移動を強制的に阻
止され、後続する材料の押込み力によってアバツトメン
ト4近傍の材料に高い内圧が発生する。この高い内圧を
押出圧力として使用するものである。
具体的には、1.5rpHの回転数で、300℃±10
℃に加熱した回転ホイール1を回転させ、そのように構
成される2基の回転ホイール1.1の間におけるアバツ
トメント4に第2図に示すように例えば4.2m+径の
ダイス5を取付け、ダイス5に対応して4.0m径のニ
ップル6を固定シューブロック3側に配置し、当該ダイ
ス5とニップル6の間に例えば3.9rsm径の JISG3502で規定する5WR362Bの研磨した
鋼線10を貫通させ、鋼線10を通電加熱により150
±5℃に昇温させておいて、6m/1nの速度で移動さ
せる。
一方、上下の回転ホイール1.1のエンドレス溝2,2
と固定シューブロック3により形成されている輸送通路
には8.3關径の例えばzn7wt%Aj合金線が常温
で連続的に供給され、」ユニの回転ホイール1.1とア
バツトメント4および固定シューブロック3とにより形
成される空間部分において先に説明した原理に従い高い
押出圧力が発生せしめられ、ダイス径と鋼線径との差の
肉厚を有するZn−Al合金被覆層がダイス5において
押出被覆され、亜鉛合金被覆鋼線12が形成される。
[発明が解決しようとする課題] 上記のようにしてZn−Aj合金被覆鋼線をコンフォー
ム方式により製造した場合、常に満足できる複合線を入
手できるとは限らず、複合線の表面に割れが生じなり、
最悪の場合にはZn −Al合金の未被覆部が生じたり
することが多い。
その原因としては、Zn−AlI合金にみられる熱間脆
性すなわちZn−Al合金の温度が一定以上に高くなる
と合金が固相一液相の混合相となり、Zn合金に特有の
現象として知られる熱間での脆化が起るために被覆層の
割れが発生するようになるものと考えられる。
さらに、温度が上昇すると、Zn−Al合金は液相温度
以上となり、溶融状態となるために鋼線を把持し摩擦圧
接を生じさせることができなくなり、鋼線だけが抜は出
してくる状態となり未被覆部を生ずるようになることが
考えられる。
上記熱間脆性の初期では末だ固相分が多く、鋼線との間
に若干摩擦圧接を生ずるために断続的な小さな間隔(1
++m以下)で未被覆部が生じ、外見上は割れのように
見える。そして、温度が上昇するに伴い割れの間隔は5
〜10n++nと大きく途切れたようになり、最後には
上記したように鋼線だけが抜は出て来て、被覆層がなく
なってしまうものである。
Zn−Al合金被覆層に上記した現象を惹き起す原因と
なる材料の温度上昇は、先に説明した輸送通路における
材料の独特の摩擦変形による変形加工熱に起因している
と考えられる6すなわち、回転ホイール1の溝内面との
接触摩擦があるばかりでなく、固定シューブロック3側
に接している材料は余り移動しないのに対しエンドレス
消2側に接している材料の移動は大きく、材料自体の内
部に大きなせん断変形が生じ、そのための内部摩擦に起
因する材料の昇温も大きいのである。従って、安定した
zn−A、11合金被覆層をコンフォーム方式により形
成させるには、上記変形加工熱の発生を最小限に抑え、
上記したような熱間脆性温度にまで昇温するのを回避す
るようにすればよいことになる。
本発明の目的は、上記したような実情にかんがみ、Zn
−Al合金被覆鋼線をコンフォーム方式で押出被覆する
に当り、輸送通路における変形加工の程度をやわらげ、
高い加工熱の発生を防止して、常に安定した状態でZn
−Al合金被覆層を形成し得る新規な耐食性亜鉛合金被
覆鋼線のコンフォーム方式による押出製造方法を提供し
ようとするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、Zn−A、lI合金をコンフォーム方式を用
いて鋼線上に押出被覆するに当り、輸送通路にZn−A
l合金ロッドを供給するに際して、従来例のように常温
のまま供給せず、当該ロッドを110〜200℃の範囲
に予め加熱しておいて供給するものである。
[作用コ 常温の材料が輸送通路内で強制的に変形加工されれば大
きな変形抵抗を有する状態で無理な加工が行なわれ、結
果的に押出部での温度上昇が異常に高くなる。しかし、
ある程度供給材料を加熱した状態で輸送通路に供給すれ
ば、加熱されている分だけ変形抵抗は小さくなり、加工
に無理が加わらなくなって、異常温度上昇は低減される
[実施例] 以下に、本発明について実施例を参照し説明する。
第1図は本発明に係る方法により鋼線10の外周にZn
−A、11合金被覆を行なっている様子を示す断面説明
図であり、先に説明した第2図と同一符号は同一構成を
示すものである。
本発明が第2図の場合と相違するところは、Zn−Aj
合金ロッド11を回転ホイール1.1の輸送通路に供給
するに先立って、加熱炉9.9を通過さぜ、Zn−Al
合金ロッドを予め加熱している点であり、その余の点で
は第2図における構成と変るところはない。
第1表は、Zn−7wt%Al合金をコンフォーム方式
により押出被覆するに当り、当該ロッドをさまざまな温
度に加熱して輸送通路に供給し、その熱間脆性の有無を
外観上から観察した結果を示すものである。
第 1 表 Zn−AlI合金ロッドの加熱温度が常温から100℃
までにおいて熱間脆性が見られたのは、この程度の加熱
では未だ変形抵抗が大きく押出部の昇温が大きくなって
いるためと考えられる。
加熱温度が110〜200℃の間においては熱間脆性が
見られなくなる。この範囲の温度に加熱1 することで変形抵抗が低下し、常温の変形抵抗の1/3
〜1/10となる。このような変形抵抗の低下により変
形加工熱による温度上昇が大巾に低減され、押出部の温
度を熱間脆性温度にまで上昇させなくなると考えられる
しかし、加熱温度が210℃以上になると再び熱間脆性
が見られるようになる。これは予備加熱温度が高くなれ
ば、たとえ変形抵抗の低下およびそれによる変形加工熱
の発生は低減されても、全体の温度は熱間脆性温度にま
で到達してしまう結果であると考えられる。
実施例 第1図に示すようなコンフォーム方式の押出装置を用い
、上下2基の回転ホイール1.1を300℃±10℃に
加熱して、それぞれ1.5rpnの回転数で回転させた
。ダイス5の内径は4.2mn、ニップル6の内径は4
.0關とし、このダイス、ニップルの間に3.9市径の
JISG3502で規定する5WR362Bの研2 磨した鋼線10を貫通させ、当該鋼線10を通電加熱に
より150±5℃に昇温させておいて、6m/ninの
速度で移動させた。
一方、上下の回転ホイール1.1のエンドレス消2,2
と固定シューブロック3により形成されている輸送通路
には8.3m径のzn 7wt%Al合金ロッド11を電気炉9を通過させるこ
とにより連続的に150℃±5℃に加熱し、そのままエ
ンドレス漬2と固定シューブロック3により形成される
輸送通路内に連続的に供給し、Zn−’lt%Al合金
被覆鋼線12を製造した。
その結果、複合線の被覆層に熱間脆性の外観は見られず
安定した被覆層を有する複合線を効率良く製造すること
ができた。
なお、上記の加熱炉として電気炉を用いたが、ガス炉や
赤外線加熱炉を使用しても差支えはない。
[発明の効果] 以上詳記の通り、本発明に係る製造方法によれば、コン
フォーム方式を用いてZn−Al合金を熱間脆性を生じ
させることなく安定して鋼線上に3 被覆することができるものであり、ラム押出方式の有す
欠点を解消し、品質に優れた耐食性亜鉛合金被覆鋼線を
効率よく入手し得る工業上の意義は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る製造状況を示す説明断面図、第2
図は従来の製造状況を示す説明断面図、第3図は輸送通
路内の材料の様子を示す部分横断面図図である。 1:回転ホイール、 2:エンドレス湧、 3:シューブロック、 4:アバツトメント、 5:ダイス、 6:ニップル、 9:加熱炉、 10:鋼線、 11 : Zn−Al合金ロッド、 12:亜鉛合金被覆鋼線。  4 6 ニ アプル 7:供給ロール 8:スタンド 第 図 第2図 第3図 1:回転ホイール 2:エンドレス溝 3:シューブ口−1り 11:Zn−At合金ロツド

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)外周面にエンドレス溝を有する回転ホイールと、
    前記エンドレス溝に係合する固定シューブロックとによ
    り材料を送り込むための輸送通路を形成し、該輸送通路
    の奥に当該通路を閉塞するアバットメントを配置し、前
    記回転ホイールを回転させることにより前記材料を輸送
    通路内に送り込むと共にエンドレス溝内面と材料との接
    触摩擦抵抗により前記アバットメント近傍における材料
    に高圧力を発生させ、当該高圧力に依存して別途ニップ
    ルを介して供給された鋼線の周囲にダイスを通して前記
    材料を連続的に押出被覆する方法を用い鋼線の周囲にZ
    n−Al合金層を押出被覆する場合において、供給する
    Zn−Al合金ロッドを110〜200℃の範囲に予め
    加熱された状態で前記輸送通路内に供給する耐食性亜鉛
    合金被覆鋼線の製造方法。
JP2698590A 1990-02-06 1990-02-06 耐食性亜鉛合金被覆鋼線の製造方法 Pending JPH03230811A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007521968A (ja) * 2004-02-13 2007-08-09 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 金属クラッディングされた金属マトリックス複合体ワイヤの製造方法

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JP2007521968A (ja) * 2004-02-13 2007-08-09 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 金属クラッディングされた金属マトリックス複合体ワイヤの製造方法

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