JPH03224990A - 無動力海底コアドリル - Google Patents

無動力海底コアドリル

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JPH03224990A
JPH03224990A JP2095090A JP2095090A JPH03224990A JP H03224990 A JPH03224990 A JP H03224990A JP 2095090 A JP2095090 A JP 2095090A JP 2095090 A JP2095090 A JP 2095090A JP H03224990 A JPH03224990 A JP H03224990A
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JP
Japan
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attached
core drill
weight
core
main body
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Application number
JP2095090A
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English (en)
Inventor
Yutaka Kaneko
豊 金子
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KOKEN KOGYO KK
Original Assignee
KOKEN KOGYO KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、海底の岩石コアを採取するための無動力海底
コアドリルに関する。
[従来の技術] 従来の海底コアドリルには、ドリルロッドを回転駆動す
るためのモータや制御装置等を台上に搭載したものをワ
イヤで吊り下げて降下させ、船上からケーブルを介して
駆動、制御して海底の岩石コアを採取していた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら上記従来の海底コアトリルでは、特に深海
域において高水圧による動力、制御系統の水密トラブル
が発生する恐れがあるため、現在のところ約6,500
m以上の深海域では使用することが困難であった。また
コア採取に難しい技術を要するため、操作が容易ではな
かった。
本発明は上記のような事情に鑑みてなされたもので、無
動力とすることにより6,500m以上の超深海でも使
用することができると共に、コア採取に難しい技術を要
しない無動力海底コアドリルを提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために本発明の無動力海底コアドリ
ルは、ワイヤローブで回転自在に吊下された本体と、該
本体の外側に上下方向にスライド可能に取り付けられた
筒体とから構成され、前記本体は、ワイヤローブ方向の
軸心に、上端閉塞で下端が開口した孔を有すると共に、
外側の下方にマグネットを取り付けた重錘と、該重錘に
設けた前記孔上端の底に下向に立設され、下端が開口し
た孔を軸心に有し、該孔下端の開口にボールねじのナツ
トを装着した内筒と、上下方向摺動自在に前記内筒に外
嵌した円筒形のケース下端に増速機を装着し、該増速機
は入力軸のホールねじが上向に前記ナツトを挿通し、出
力軸が下向に配設され、該出力軸にはクラウンビットを
先端に有するコアバーレルが取り付けられたドリル部と
を具備し、前記筒体は外側に複数の伸縮自在な支持脚と
、外側下部に取り付けられ、マグネチックセンサを有す
る音響発信器とを具備し、前記マグネチックセンサは前
記重錘に取り付けられたマグネットを感知して信号音を
発することを特徴とする第1の請求項と、 第1の請求項において、筒体外側に複数の安定翼を取り
付けたことを特徴とする第2の請求項とより成る。
[作 用] 着底すると、伸縮自在な支持脚で支持されて停止する筒
体に対し、本体は重錘の重みでなおも降下し、その先端
のクラウンビットが岩石に当接する。これによりボール
ねじの部分に垂直方向の応力が発生するため、この応力
がボールのねじの作用によってねじ軸の回転給進運動に
転換される。
ねじ軸の回転は増速機の作用により増速されて出力軸に
伝達され、コアバーレルが回転給進を開始する。これに
より海底の岩石はクラウンビットによって切削され、円
柱形のコアが採取される。
本体が所定の位置まで下降すると、筒体に設けたマグネ
チックセンサが本体のマグネットを感知するため、音響
発信器から掘削終了の音波信号が発信される。これを受
信した船上ではワイヤローブな巻き揚げてコアドリルを
引き上げる。
第1の請求項では、コアバーレルの回転トルクによる反
動で本体と筒体はコアバーレルの回転方向と反対方向に
回転しようとするが、複数の支持脚が海底に突きささっ
て本体と筒体を静止状態に保つ。
第2の請求項では、筒体に取り付けられた安定翼に接す
る海水の抵抗によるトルクが、コアバーレルの回転によ
る削孔のトルク反動で本体と筒体がコアバーレルの回転
と反対方向に作用し、本体と筒体の静止状態の保持を更
に確実なものとする。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
無動力海底コアドリル(以下、コアドリルと略称する)
1は、筒体2とその内部に上下にスライド可能に収容さ
れる本体3とから成る。
筒体2の外周面には、等分3個所にチューブ4が取り付
けてあり、その内部にピストン5が収納されていると共
に、該ピストン5の下面には下部がチューブ4の下端か
ら延出している支持脚6が取り付けである。各チューブ
4の内部上部には適宜の液体が充填されていると共に、
パイプ7により互に連通されて液圧バランスピストンを
形成している。また、第2の請求項の無動力海底コアド
リルでは、各チューブ4の外周面には、回転トルクを受
ける安定翼8が放射方向に取り付けである。
筒体2の内周面の等分3個所には、上下端にストツバ9
a、9bを形成した断面路H形のガイドレール9が取り
付けである。また、他の個所に後述するポンプ7のピニ
オンギヤ20と噛合するラックギア21が取り付けであ
る。また筒体2の外周面の下部には、下端にマグネチッ
クセンサ10を備えた音響発信器(ソナー)11が取り
付けである。
次に本体3は、第3図のように鉛等の重錘12を備えた
ケーシング13と、このケーシング13に対し上下動及
び回転可能に取り付けられたドリル部14とから成る。
ケーシング13の上端にはワイヤーロープ15が接続さ
れるロープソケット16が設けてあり、該ロープソケッ
ト16に内装されたスラストボールベアリング16aに
より本体3がワイヤロープ15に対し回転自在となって
いる。また、ケーシング13の外周面の上部には水ポン
プ17が、下部には前記マグネチックセンサ10に対応
するマグネット18(第1図)がそれぞれ取り付けであ
る。該水ポンプ17は海水を取水しパイプ19及び送水
孔19a等を介してドリル部14の先端に送るもので、
その駆動軸に取り付けたビニオンギア20が前記筒体2
の内周面に設けたラックギア21(第2図)に噛合して
いる。
ケーシング13の重錘12の中心には、下面が開口する
孔22が設けであると共に、この孔22内には内筒23
がその上端をケーシング13に固定されて収容されてい
る。該内筒23は軸心に孔24が設けであると共に、そ
の下端開口部にボールねじ25を構成するナツト26が
取り付けである。
なお、ケーシング13の外周面の3個所には、前記ガイ
ドレール9にスライド可能に係合する上下一対のスライ
ド部材27が取り付けである(第1図)。
ドリル部材14は、前記ナツト26をボールを介して貫
通するねじ軸28と、その下端に連結された増速機20
とを収容した筒状のケース35゜及びそのケース35の
下端に取り付けられたコアバーレル30からなる。
上記増速機29はハーモニックドライブと称されるもの
で、第5図に示したように楕円状のカム31の外周にボ
ールベアリング32を取り付けたウェーブ・ジェネレー
タ33と、ボールベアリング32の外側に嵌合し外周に
多数の歯36を設けたカップ状の金属弾性体からなるフ
レクスプライン34と、内周に上記歯36の数よりも多
い数の歯37を設けたリング状のサーキュラ・スプライ
ン38とから構成されている。そして、フレクスプライ
ン34は入力軸である前記ねじ軸28に、ウェーブ・ジ
ェネレータ33は出力軸にそれぞれ連結され、サーキュ
ラ・スプライン38はケース35の下端にボルトで固着
されている。従って、ねじ軸28の回転が増速されて出
力軸39に伝達される。
コアバーレル30は、上記出力軸39にカップリング4
0を介して連結され、先端にクラウンビット41を有す
るアウターチューブ42と、第6図のように断面略C形
の金属弾性体からなるコアリフター43とから構成され
ている。該コアリフター43の外周面はテーパ状に形成
され、第5図のようにアウターチューブ42の内周面下
部に形成されたテーバ面42aに嵌合して上下にスライ
ド可能に収容されている。
なお、前記ケース35はその内周に設けたガイドレール
44が内筒23の外周に取り付けたスライド部材45と
係合して上下にスライド可能に取り付けられている。
次に本コアドリルlの作動を説明する。まず第7a図の
ように船上からワイヤロープ15でコアドリル1を吊り
下げて海中に自重降下させ、着底前にウィンチに制動を
かけ約211/□Inの速度で着底させる(第7b図)
着底すると、伸縮自在な支持脚6で支持されて停止する
筒体2に対し、本体3は重錘12の重みでなおも降下し
、その先端のクラウンビット41が岩石に当接する。こ
れによりケース35内に取り付けられているねじ軸28
と、重錘12の重みで降下しようとするケーシング13
内に取り付けられているナツト26との間、即ちボール
ねじ25の部分に垂直方向の応力が発生するため、この
応力がボールねじ25の作用によってねじ軸28の回転
給進運動に転換される。ねじ軸28の回転は増速機29
の作用により増速されて出力軸39に伝達され、コアバ
ーレル30が回転給進を開始する。これにより第7c図
に示すように海底の岩石はクラウンビット41によって
切削され、円柱形のコア50がコアリフター43内に侵
入する。その場合、コアリフター43はコア50との摩
擦によりアウターチューブ42のテーパ面42aをスラ
イドして若干上昇し、その弾性によってやや拡開する。
クラウンビット41による切削が進行し、第7d図のよ
うに本体3が所定の位置まで下降すると、筒体2に設け
たマグネチックセンサlOが本体3のマグネット28を
感知するため、音響発信器11から掘削終了の音波信号
が発信される。これを受信した船上ではワイヤローブ1
5を巻き揚げてコアドリル1を引き」−げる。この引き
上げによりコアバーレル30が上昇すると、そのアラ1 ターチューブ42のテーパ面42aとコアリフタ−43
外周のテーパ面とが密着してコアリフター43が縮径す
るため、コア50はコアリフター43により確実に保持
されると共に岩石から切断され、採取することができる
[発明の効果] 以上の通り本発明の海底コアドリルは重力のみの無動力
で作動するので、高水圧下でも水密トラブルが発生する
恐れは全く無く、6,500m以上の超深海でも使用す
ることが可能であり、またコア採取に特別の技術を要し
ないため操作が容易である。
第1の請求項の場合、コアトリルの掘削力の反力は海底
に突きささった支持脚で受けるが、第2の請求項の場合
は安定翼も掘削力の反力に抵抗するので、掘削力を大き
く設計することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す一部を断面した正面図
、第2図は同、筒体の斜視図、第3図は同、一部を切断
した本体の正面図、第4図は増速 2 機の横断面図、第5図はコアバーレルの要部の縦断面図
、第6図はコアリフターの横断面図、第7a図〜第7d
図は本発明コアドリルによるコア採取状態を示す説明図
である。 1・・・コアドリル、2・・・筒体、3・・・本体、6
・・・支持脚、8・・・安定翼、 10・・・マグネチックセンサー 11・・・音響発信器、12・・・重錘、15・・・ワ
イヤロープ、18・・・マグネット、22.24・・・
孔、23・・・内筒、25・・・ボールねじ、28・・
・ねじ軸、29・・・増速機、30・・・コアバーレル
、39・・・出力軸、41・・・クラウンビット。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ワイヤロープで回転自在に吊下された本体と、該
    本体の外側に上下方向にスライド可能に取り付けられた
    筒体とから構成され、 前記本体は、ワイヤロープ方向の軸心に、上端閉塞で下
    端が開口した孔を有すると共に、外側の下方にマグネッ
    トを取り付けた重錘と、 該重錘に設けた前記孔上端の底に下向に立設され、下端
    が開口した孔を軸心に有し、該孔下端の開口にボールね
    じのナットを装着した内筒と、上下方向摺動自在に前記
    内筒に外嵌した円筒形のケース下端に増速機を装着し、
    該増速機は入力軸のボールねじが上向に前記ナットを挿
    通し、出力軸が下向に配設され、該出力軸にはクラウン
    ビットを先端に有するコアバーレルが取り付けられたド
    リル部とを具備し、 前記筒体は外側に複数の伸縮自在な支持脚と、外側下部
    に取り付けられ、マグネチックセンサを有する音響発信
    器とを具備し、前記マグネチックセンサは前記重錘に取
    り付けられたマグネットを感知して信号音を発すること
    を特徴とする無動力海底コアドリル。
  2. (2)第1の請求項において、筒体外側に複数の安定翼
    を取り付けたことを特徴とする無動力海底コアドリル。
JP2095090A 1990-01-31 1990-01-31 無動力海底コアドリル Pending JPH03224990A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102628337A (zh) * 2012-04-28 2012-08-08 长沙矿山研究院有限责任公司 一种深海多金属硫化物矿区烟囱水平取样钻机
CN107461166A (zh) * 2017-09-14 2017-12-12 吉林大学 磁制冷管式保温取样钻具

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