JPH03224044A - 仮想記憶方式におけるタスク間通信制御方式 - Google Patents

仮想記憶方式におけるタスク間通信制御方式

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JPH03224044A
JPH03224044A JP2019428A JP1942890A JPH03224044A JP H03224044 A JPH03224044 A JP H03224044A JP 2019428 A JP2019428 A JP 2019428A JP 1942890 A JP1942890 A JP 1942890A JP H03224044 A JPH03224044 A JP H03224044A
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JP
Japan
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communication
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JP2019428A
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Kiyoshi Komatsu
潔 小松
Yoji Tsuboi
坪井 洋治
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Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
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  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (概 要〕 仮想記憶方式において同一メモリアドレス上に多重され
、かつ異なるアドレス空間に割付られたタスク間の通信
制御方式に関し、 制御が簡単で、他のアドレス空間よりの擾乱を受けずに
迅速な通信を行なうことが可能なタスク間通信制御方式
を提供することを目的とし、複数のアドレス空間を同一
メモリアドレス上に多重する仮想記憶方式において、複
数のアプリケーション・プログラムにそれぞれアドレス
空間として割付けた複数のアプリケーション用固有空間
と、前記複数のアプリケーション用固有空間と同一メモ
リアドレス上に多重され、かつ異なるアプリケーション
用固有空間に割付けられた前記アプリケーション・プロ
グラムのタスク間の通信データを引き継ぐための通信用
バッファを設けた通信用固有空間と、前記複数のアプリ
ケーション用固有空間のそれぞれに設けられて前記通信
用バッファとメモリアドレス上二重に割付けられるデー
タエリアと、前記複数のアプリケーション用固有空間及
び通信用固有空間を制御するオペレーティング・システ
ムとを備え、異なるアプリケーション用固有空間にそれ
ぞれ設けたデータエリア及び該データエリアとメモリア
ドレス上二重に割付けられた通信用バッファを介して異
なるアプリケーション用固有空間に割付けられたアプリ
ケーション・プログラムのタスク間で通信するように構
成する。
〔産業上の利用分野〕
本発明は、仮想記憶方式において同一メモリアドレス上
に多重され、かつ異なるアドレス空間に割付られたタス
ク間の通信制御方式に関する。
近年、物理的に同一のメモリエリアを複数のアプリケー
ション・プログラムなどに対して多重に割りつける仮想
記憶方式が多く使用されている。
かかる仮想記憶方式においては各アプリケーション・プ
ログラムはそれぞれ自己に割付けられたアドレス空間(
以下、固有空間と呼ぶ)を持ち、該固有空間内において
−乃至複数のタスクを実行している。
かかる仮想記憶方式におけるタスク実行中に、他の固有
空間に割付けられているアプリケーション・プログラム
のタスクとの間で通信を行なう必要が生ずることがある
が、仮想記憶方式の場合、自アプリケーション・プログ
ラムの固有空間と他のアプリケーション・プログラムの
固有空間は物理的に同一のメモリエリアを使用している
ため何等かの工夫が必要となり、従来からいくつかの方
法が用いられている。
しかしながら、従来用いられている方法は、通信に時間
を要したり、通信に使用するエリアが第三の固有空間に
存在するアプリケーション・プログラムによって擾乱さ
れたりする欠陥を有し、また、これらの欠陥を避けよう
とすると複雑な処理が必要となる、などの問題がある。
このため、上記の問題を生じない仮想記憶方式のタスク
間通信制御方式が要望されている。
〔従来の技術〕
第6図は従来技術の基本構成図である。
第6図(1)は異なるアドレス空間(以下、固有空間と
記す)に割付けられたアプリケーション・プログラムの
タスク(以下、単にタスクと記す)間の通信データを、
送信側のタスクから受信側のタスクにメモリエリア上で
複写する通信データ複写方式である。まず、固有空間3
1aのタスク32a は自己のワークエリア33aに通
信しようとするデータを書き込むが、これは物理的には
メモリエリア34内でタスクaが使用できるメモリエリ
ア内のエリア34aに書き込むことを意味する。一方、
固有空間31bのタスク32bは、メモリエリア34内
でタスク32bが使用できるメモリエリア内に転送情報
を受は入れるエリア34bを確保し、タスク32bの固
有空間31b内のワークエリア33bをこれに対応する
アドレス空間とする。この状態において図示省略された
オペレーティング・システム(以下O3と記す)により
前記メモリエリア34aと34bの間で物理的に複写を
行なうと、タスク32bのワークエリア33bにはタス
ク32aがワークエリア33aに書込んだデータが複写
されたことになる。
これによってタスク32bはタスク32aよりの通信デ
ータを読み取ることができ、タスク間の通信が行なわれ
たこととなる。しかし、第6図(1)の方法はメモリエ
リア34内において物理的に読出しと書込みが行なわれ
るため時間を要し、特に通信情報の量が多くなると時間
がかかるという欠点がある。
第6図(2)は通信を行なおうとする複数の固有空間が
共通に使用できるシステム共通空間を使用して通信を行
なうシステム共通空間利用方式である。
タスク42aは通信を行なう際に先ずシステム共通空間
44に必要なバッファエリア45を確保し、確保した該
バッファエリア45のアドレスなどを含むアドレス引継
ぎ情報43aをタスク42bに送る。タスク42bは該
アドレス引継ぎ情報を受信したのち、システム共通空間
44内の前記バッファエリア45を読み取ることにより
タスク42aよりの通信データを受信することができる
。この方法ではタスク42aからアドレス引継ぎ情報を
第6図(1)に示した方法でタスク42bに送る必要が
あるが、該アドレス引継ぎ情報は例えば1ワ一ド程度の
内容であるため通信時間は殆ど無視でき、また量の多い
通信データは複写することなく共通のバッファエリア4
5に直接書き込み、直接読み取るので時間は要しない。
しかし、この方法はシステム共通空間44が固有空間4
1aと固有空間41bのみの専有空間ではなく、図示省
略された他の固有空間からも使用されるため、これら第
三の固有空間から擾乱を受ける恐れがある。
第6図(3)は他のタスクに通信を行なおうとするタス
クが自固有空間内の一部を共用空間として宣言し、通信
先の固を空間のタスクに共用させる方法である。この方
法は、第三の固有空間から擾乱を受ける可能性があるシ
ステム共通空間を使用する代わりに固有空間の中に共用
空間を設ける方法である。固有空間51aのタスク52
aは自固有空間51a内に共用空間53aを設けること
を宣言し、○354に共用空間の生成を依頼するととも
に、該共用空間53aを指定する情報を通信相手の固有
空間51bのタスク52bに送る。タスク52bは受信
した該情報を0354に送り、自固有空間51b内に固
有空間51a内の共用空間53aとアドレスを共用する
アドレス空間の割付けを依頼し、該0354の割付けに
従って共用空間53bを確保する。以下、タスク52a
とタスク52bは前記共用空間53a と53bを用い
て通信を行なう。しかし、この方法の問題は、タスク5
2bが自固有空間51b内に設けた共用空間53bの共
用宣言を取り消すことはできても、共用を宣言したタス
ク51aにおいて前記共用空間53aの共用を取り消す
ことができない点である。
このため、通信を終了したのちタスク51aが前記共通
空間53aを別の用途に使用したいときは、タスク52
bより共用空間の使用完了通知を受けて、共用を解除す
る必要があるが、この様な管理をアプリケーション・プ
ログラムにおいて行なうことは制御が複雑となると言う
問題が伴う。
[発明か解決しようとする課題〕 以上の如(、従来技術による仮想記憶方式におけるタス
ク間通信の方法は通信に時間を要したり、通信に使用す
るエリアが第三の固有空間にあるアプリケーション・ブ
ロクラムによって擾乱されたり、あるいは制御が複雑に
なる、と言う欠点を有している。
本発明は、制御が簡単で、他の固有空間よりの擾乱を受
けずに迅速に通信することが可能なタスク間通信制御方
式を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
第1図及び第2図は本発明の原理説明図である。
第1図及び第2図中、同一部分には同一記号を用いてお
り、1a、1bは複数のアプリケーション・プログラム
にそれぞれアドレス空間として割付けた複数のアプリケ
ーション用固有空間、2a、2bは前記複数のアプリケ
ーション用固有空間1a+1bにそれぞれ割付けられた
前記複数のアプリケーション・プログラムのタスク、4
は前記複数のアプリケーション用固有空間1a、Ibと
同一メモリアドレス上に多重され、通信用バッファ5を
設ける通信用固有空間、5は該通信用固有空間4内に設
けられて異なるアプリケーション用固有空間に割付けら
れた前記複数のアプリケーション・プログラムのタスク
2a、2b間の通信データを引き継ぐための通信用バッ
ファ、3a、3bは前記複数のアプリケーション用固有
空間1a、lbのそれぞれに設けられて前記通信用バッ
ファ5とメモリアドレス上二重に割付けられるデータエ
リア、6は前記複数のアプリケーション用固有空間1a
、1b及び通信用固有空間4を制御するオペレーティン
グ・システム、7は該オペレーティング・システム6内
に設けられ、送信側のタスク2aより送信要求を受けた
時に前記データエリア3aを送信側のアプリケーション
用固有空間1aから削除し、受信側のタスク2bより受
信要求を受けた時に受信側のアプリケーション用固有空
間lb内に前記データエリア3bを生成せしめ、二重に
割付られた前記通信用バッファ5を介して前記タスク2
aよりの通信データを該データエリア3bに出現せしめ
るデータエリア制御手段である。
[作 用] 第1図において、アプリケーション用固有空間1a、1
b及び通信用固有空間4は物理的には図示省略された同
一メモリエリアに多重されている。
上記の状況において、アプリケーション用固有空間1a
に割付けられたアプリケーション・プログラムのタスク
2aより異なる固有空間であるアプリケーション用固有
空間1bに割付けられたアプリケーション・プログラム
のタスク2bにデータを送る必要が生ずると、タスク2
aは図示省略された方法によりオペレーティング・シス
テム(以下、O8と記す)6に通信用バッファの確保を
要求する。
O36は該要求に対して、通信用固有空間4内に生成し
た複数の通信用バッファ(図示省略)の中から一つの通
信用バッファ5を割付け、これをタスク2aに知らせる
。タスク2aは該通信用バッファ5と物理的に同一メモ
リエリアを共有するデータエリア3aを自アプリケーシ
ョン用固有空間la内に設定する。一方、○S6は、送
信先のアプリケーション用固有空間lb内に通信バッフ
ァ5と物理的に同一メモリエリアを共有するアドレス空
間を確保し、タスク2bに通知する。タスク2bは該通
知により該アドレス空間をデータエリア3bとして使用
する。
以上により、データエリア3aと3bは通信バッファ5
を介して物理的に同一メモリエリアを共存することにな
るため、タスク2aがデータエリア3aに書き込んだデ
ータは、タスク2bがデータエリア3bを読み出すこと
によってタスク2bに伝えられる。即ち、異なるアプリ
ケーション用固有空間に割付られたアプリケーション・
プログラムのタスク間でデータを複写することなく直接
通信することが可能となるため、通信に時間を要しない
また、以上の通信において通信情報を引き継ぐ役割をも
つ通信用バッファ5は送信元のアプリケーション用固有
空間1aと送信先のアプリケーション用面有空間lb間
の通信のために確保されたものであるため、図示省略さ
れた第三のアプリケーション用固有空間によって使用さ
れることがなく、タスク2aとタスク2b間の通信が擾
乱されることがない。
次に第2図について説明する。
第1図においてはデータエリア3aは一度設定されると
アプリケーション用面有空間Ia内のタスク2aLこよ
って解消することができない。このため、アプリケーシ
ョン用面有空間la内の他のタスクが該データエリア3
aのアドレスを指定してタスク2bへの通信データ以外
のデータを書き込むようなことがあると、タスク2bへ
の通信が擾乱される。第2図はかかる問題を除去する構
成となっている。
第2図においては通信用固有空間4に通信用バッファ5
を設定し、アプリケーション川面を空間la内にデータ
エリア3aを設定するまでは第1図の原理と同一である
が、タスク2aが該データエリア3aに通信データを書
き込み、O36に送信要求を行なうとO36は送信元の
該アプリケーション用面有空間la内から前記データエ
リア3aを消去する。この時、該データエリア3aに書
き込まれた通信データは通信用バッファ5に残されてい
るため、○S6が該通信用バッファ5を管理することに
よって、該O36か通信するデータ記憶していることと
同し状態となる。
次に送信先のアプリケーション用面有空間lb内のタス
ク2bより受信要求があると、O36はアプリケーショ
ン用面有空間lb内に通信バッファ5と物理的に同一メ
モリエリアを共有するアドレス空間を確保し、タスク2
bに通知する。タスク2bは該通知により該アドレス空
間をデータエリア3bとして使用する。これによって、
該データエリア3bは通信バッファ5と共有されること
となるため、物理的なデータの複写なしでタスク2aか
らの通信データの引き継ぎが可能となる。
以上の如く、第2図の場合、送信元のアプリケーション
用固有空間1a内のデータエリア3aは送信要求時に消
去されるため、以後自アプリケーション・プログラムの
イ也のタスクから8亥データエリア3aが使用されるこ
とはない。即ち、アプリケーション・プログラムにおい
て複雑な管理を行なうことなく、通信用のデータエリア
3aが自アプリケーション・プログラムの他のタスクに
対して保護される。
〔実施例] 第3図は本発明の第1図の原理による一実施例の基本構
成図、第4図は第2図の原理による動作側説明図、第5
図は本発明の第2図の原理による一実施例の構成図であ
る。
図中、第1図、第2図と同一部分は同一の記号で示し、
2 a−+〜2 a−=+  2 b−、〜2 b−、
はそれぞれアプリケーション用固有空間1a、lb(以
下、単に固有空間1a、固有空間1bと記す)に割付ら
れたアプリケーション・プログラムのそれぞれ複数のタ
スク、5−1〜5□は通信用固有空間4内の複数の通信
用バッファ(以下、単にバッファと記す)、6aはO3
6内において通信用固有空間4内のバッファを管理する
通信用バッファ管理プログラム、6bは異なる固有空間
1a、Ibに割付られたアプリケーション・プログラム
のタスク間の通信を処理するタスク間通信プログラムで
ある。
第3図において、O36の通信用バッファ管理プログラ
ム6aは固有空間1a、Ibまたは図示省略された他の
固有空間或いは該○S6自身よりのバッファ生成要求■
により通信用固有空間4内に指定されたサイスのバッフ
ァを指定個数分、例えば固定長のバッファ5−1〜5□
を生成する。
この状態において、例えば固有空間1aに割付けられた
アプリケーション・プログラムのタスク2a−、−−2
a−、の一つ、例えばタスク2a−8より他固有空間1
bへの通信のためにハフフッ1個の確保要求■が036
に発行されると、○S6内の通信用バッファ管理プログ
ラム6aは通信用固有空間4内の一つのバッファ、例え
ばバッファ5を選定し、該バッファ5−.と物理的にメ
モリエリア(図示省略)を共有するデータエリア3aを
固有空間la内に確保し、該データエリア3aのアドレ
スを前記タスク2a−0に返却する。
次いで前記タスク2a−1より送信要求■がO36に出
されると、タスク間通信処理プログラム6bは送信先タ
スク、例えばタスク2b−4を有するアプリケーション
・プログラムが割付けられている固有空間lb上に前記
データエリア3a及びバッファ5−8と物理的にメモリ
エリア(図示省略)を共有するデータエリア3bを確保
し、該データエリア3bのアドレスを前記タスク2b−
Jに知らせる(■)。該タスク2b−,はデータエリア
3bを読み出すことによりタスク2a−8よりの情報引
き継ぎが可能となる。
タスク2b−1は情報受信を終わったのち、前記データ
エリア3bを再利用する必要が生じた場合は、データエ
リア解放要求■を○S6に送出する。
O36では通信用バッファ管理プログラム6aがこれを
受けてデータエリア3bとバッファ5−1とのメモリエ
リアの共有を解除するので、固有空間1bの前記データ
エリア3bが使用していたアドレス空間は固有空間1b
内のアプリケーション・プログラムのタスクが自由に使
用できるようになる。なお、送信側のデータエリア3a
は解放手段がないため再利用はてきない。
第4図は第2図の原理による動作を説明する図であり、
第4図(1)は○S6の図示省略された通信用バッファ
管理プログラムが通信用固有空間4内に固定長のバッフ
ァ5−1〜5−.を生成したのち、固有空間la内のア
プリケーション・プログラムのタスク2a−8よりバッ
ファの確保要求が0S6に発行され、O36内が通信用
固有空間4内のバッファ5−、を選定して該バッファ5
−1と物理的にメモリエリア(図示省略)を共有するデ
ータエリア3aを固有空間Ia内に確保し、更にタスク
2a−1がデータエリア3aに通信データを書き込んた
状態を示している。なお、図中の網目部分は送信するデ
ータが記憶されている状態を示し、点線で結ばれたバッ
ファとデータエリアはメモリエリアを共有した状態を示
している。
上記状態で前記タスク2a−8がO36に送信要求を行
なうと、該○S6は第4図(2)の如く送信元の固有空
間Ia内の前記データエリア3aを消去する。この時、
データエリア3aに書き込まれた通信情報は図に示す如
くメモリエリアを共有するバッファ5−5に残されてい
る。
第4図(3)は受信側の固有空間1bのタスク2b−4
よりO36に対して受信要求が発行され、O36が固有
空間lb内にバッファ5−1とメモリエリアを共有する
データエリア3b;f:確保した状態を示している。こ
の状態で、タスク2b−4はデータエリア3bを用いて
先にタスク2a−2がデータエリア3aに書き込んだ通
信情報をバッファ51を介して直接読み取ることができ
る。
第4図(2)に示す如く、送信元の固有空間la内のデ
ータエリア3aは送信要求時に消去されるため、以後固
有空間la内の自アプリケーション・プログラムの他の
タスクから該データエリア3aが使用されることがなく
なり、アプリケーション・プログラムにおいて複雑な管
理を行なうことなく、通信用のデータエリア3aを自ア
プリケーション・プログラムの他のタスクに対して保護
することができる。
第5図は第2図の原理を汎用O3に適用した一実施例の
構成図である。
既に実用に供されていたり、本発明の適用を考慮しない
で開発が進められている仮想記憶方式のオペレーティン
グ・システムに対して本発明を適用するためにはO3を
変更せずに、外付機構を付加することにより本発明の機
能を付与することが望ましい。
第5図はかかる外付通信機構を付加して構成した本発明
の実施例を示しており、図中、8は通信用固有空間4に
おいて通信用バッファを生成するためのバッファ生成タ
スク、10は外付通信機構、11〜15は該外付通信機
構10内の処理部で、11はバッファ生成要求処理部、
12はバッファ確保要求処理部、13は送信要求処理部
、14は受信要求処理部、15はデータエリア解放要求
処理部である。また20は汎用O8(例えば公知のCT
POHのO8基本部)、21〜27は該汎用O8の処理
部で、2】はメモリプール生成部、22はメモリブロッ
ク確保部、23は共有空間生成部、24は共有空間割付
部、25はメツセージ送信部、26は共有空間割付解除
部、27はメツセージ受信部である。
外付通信機構10のバッファ生成要求処理部11は例え
ば通信の送信元の固有空間1a或いは汎用○S20より
バッファ生成要求を受けると、バッファ生成要求処理部
11を介して通信用固有空間4内に指定分のメモリブロ
ックをバッファ5−、〜5−7として生成し、共有宣言
を実行する。また、以上の処理を実行したのち、汎用0
320内においてシステム共通空間を含めてバッファの
生成を処理するメモリプール生成部21、該メモリプー
ル生成部21で生成されたバッファの個々の切出しを行
なうメモリブロック確保部22及び生成したバッファを
共有空間として使えることを宣言する共有空間生成部2
3に処理結果を通知する。
次に送信元の固有空間1aよりバッファ確保要求が出さ
れると、バッファ確保要求処理部12は通信用固有空間
4内のバッファ5−1を選定して該バッファ5−1と物
理的にメモリエリア(図示省略)を共有するデータエリ
ア3aを固有空間Ia内に確保し、0320内において
固有空間に共有空間を生成する処理を行なう共有空間生
成部23に通知する。
次に固有空間1a内でタスク2a−0かデータエリア3
aに通信データを書き込み、送信要求を発行すると、送
信要求処理部13かこれを受けて処理を行ない、通信デ
ータの送信を実行するメソセージ送信部25に通知する
。またこの時、送信要求処理部13はデータエリア3a
の割付けを解除し、0320内において共有空間の割付
けの解除を処理する共有空間割付解除部26に通知する
次に受信側の固有空間1bより受信要求が出されると、
受信要求処理部14はバッファ5−、とメモリエリアを
共有するデータエリア3bを割付け、これを前記共有空
間割付部24に通知する。この状態でデータエリア3b
はバッファ5−1とメモリを共有する状態となるため、
タスク2b−8はデータエリア3bを読み出すことによ
り通信データを受信することができる。前記受信要求処
理部14は受信の実行を行なうとともにこれを通信デー
タの受信を処理するメツセージ受信部27に通知する。
以上により通信が行なわれるが、受信を終わった固有空
間1bにおいてタスク2b−1がデータエリア3bを他
の処理に再利用したい場合はデータエリア解放要求を発
行するので、データエリア解放要求処理部15はこれを
受信し、データエリア3bを共有空間から除き、前記共
有空間割付解除部26に通知する。これにより、データ
エリア3bは他の用途に使用可能となる。
以上の如く、すでに仕様が出来上がっている汎用032
0に対して、外付は通信機構10を付加することにより
、本発明が適用でき、異なる固有空間1a、1bに割付
られたアプリケーション・プログラムのそれぞれのタス
ク間で通信用固有空間4のバッファ5−1を共有空間と
して通信を行なうことが可能となる。
本発明による通信は複写を必要としないため通信速度が
早く、またシステム共通空間を使用しないために第三の
アプリケーション・プログラムからの擾乱を受けること
なく、さらに、送信側の固有空間の通信用のデータエリ
アを送信時に消去するため、送信元のアプリケーション
プログラムにおいて複雑な管理を行なうことなく他のタ
スクに対する保護が可能となる。
なお、以上の実施例の構成は一例を示すものであり、処
理部の構成単位等がこれと異なるものであっても本発明
を適用することが可能であることは明らかである。また
、上記実施例においては送信要求のあとに受信要求が出
される例について説明したが、本発明の原理より受信要
求が先に出された場合についても同様な効果が得られる
ようにすることは容易に可能である。
[発明の効果] 以上説明したように本発明によれば、異なる固有空間に
割付けられたアプリケーション・プログラムのタスク間
において迅速に通信を行なうことが可能となり、かつ通
信データに使用するデータエリアが第三の固有空間に存
在するアプリケーション・プログラムによって擾乱され
ることがなく、また通信に使用したデータエリアを送信
側の他のタスクに対して保護することが可能となるため
、かかる仮想記憶方式のタスク間通信制御方式の性能向
上及び処理手順の簡易化に資するところが大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理説明図(1)、第2図は本発明の
原理説明図(2)、第3図は本発明の第1図の原理によ
る実施例基本構成図、第4図は第2図の原理による動作
側説明図、第5図は本発明の第2図の原理による実施例
構成図、第6図は従来技術の基本構成図である。 図中、 la、1b 2a、2b 3a、3b である。 アプリケーション用固有空間 タスク データエリア 通信用開存空間 通信用ハッファ オヘレーティング・システム データエリア制御手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)複数のアドレス空間を同一メモリアドレス上に多
    重する仮想記憶方式において、 複数のアプリケーション・プログラムにそれぞれアドレ
    ス空間として割付けた複数のアプリケーション用固有空
    間(1a、1b)と、 前記複数のアプリケーション用固有空間(1a、1b)
    と同一メモリアドレス上に多重され、かつ異なるアプリ
    ケーション用固有空間(1a、1b)に割付けられた前
    記アプリケーション・プログラムのタスク(2a、2b
    )間の通信データを引き継ぐための通信用バッファ(5
    )を設けた通信用固有空間(4)と、 前記複数のアプリケーション用固有空間(1a、1b)
    のそれぞれに設けられて前記通信用バッファ(5)とメ
    モリアドレス上二重に割付けられるデータエリア(3a
    、3b)と、 前記複数のアプリケーション用固有空間(1a、1b)
    及び通信用固有空間(4)を制御するオペレーティング
    ・システム(6)とを備え、 異なるアプリケーション用固有空間(1a、1b)にそ
    れぞれ設けたデータエリア(3a、3b)及び該データ
    エリア(3a、3b)とメモリアドレス上二重に割付け
    られた通信用バッファ(5)を介して異なるアプリケー
    ション用固有空間(1a、1b)に割付けられたアプリ
    ケーション・プログラムのタスク(2a、2b)間で通
    信することを特徴とする仮想記憶方式におけるタスク間
    通信制御方式。
  2. (2)複数のアドレス空間を同一メモリアドレス上に多
    重する仮想記憶方式において、 複数のアプリケーション・プログラムにそれぞれアドレ
    ス空間として割付けた複数のアプリケーション用固有空
    間(1a、1b)と、 前記複数のアプリケーション用固有空間(1a、1b)
    と同一メモリアドレス上に多重され、かつ異なるアプリ
    ケーション用固有空間(1a、1b)に割付けられた前
    記アプリケーション・プログラムのタスク(2a、2b
    )間の通信データを引き継ぐための通信用バッファ(5
    )を設けた通信用固有空間(4)と、 前記複数のアプリケーション用固有空間(1a、1b)
    のそれぞれに設けられて前記通信用バッファ(5)とメ
    モリアドレス上二重に割付けられるデータエリア(3a
    、3b)と、 前記複数のアプリケーション用固有空間(1a、1b)
    及び通信用固有空間(4)を制御するオペレーティング
    ・システム(6)と、 該オペレーティング・システム(6)内において、送信
    側のタスク(2a)より送信要求を受けた時に前記デー
    タエリア(3a)を送信側のアプリケーション用固有空
    間(1a)から消去し、受信側のタスク(2b)より受
    信要求を受けた時に受信側のアプリケーション用固有空
    間(1b)内に前記データエリア(3b)を生成せしめ
    るデータエリア制御手段(7)を備え、 異なるアプリケーション用固有空間(1a、1b)に割
    付けられたアプリケーション・プログラムのタスク(2
    a、2b)間でそれぞれのアプリケーション用固有空間
    (1a、1b)に設けたデータエリア(3a、3b)を
    介して通信せしめ、かつ送信側のアプリケーション・プ
    ログラムの他のタスクにより送信側のデータエリア(3
    a)が擾乱されることを防止したことを特徴とする仮想
    記憶方式におけるタスク間通信制御方式。
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