JPH03223140A - 光透過性カラー複合材 - Google Patents

光透過性カラー複合材

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JPH03223140A
JPH03223140A JP1953390A JP1953390A JPH03223140A JP H03223140 A JPH03223140 A JP H03223140A JP 1953390 A JP1953390 A JP 1953390A JP 1953390 A JP1953390 A JP 1953390A JP H03223140 A JPH03223140 A JP H03223140A
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JP
Japan
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glass
light
composite material
refractive index
resin
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Application number
JP1953390A
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English (en)
Inventor
Atsushi Nishino
敦 西野
Kosei Kajiwara
梶原 孝生
Kunio Kimura
邦夫 木村
Masaki Ikeda
正樹 池田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、色調豊かなステンドガラス、テーブル、間仕
切等のインチリヤ建材に用いることの可能な光透過性カ
ラー複合材に関する。
従来の技術 生活の多様化やオフィスの多様化により様々な建材が要
望されている。また、天然大理石も資源的にも人手不足
による加工律速の問題、コスト上の問題から、人工大理
石がブームとなっている。
この人工大理石のカラー化や品質の高級化のニーズは高
く、その対応に様々な方法が提案されている。従来の人
工大理石の代表的な製法は、樹脂に充填材として、結晶
型を有する水酸化アルミニウム、水酸化カルシウム、水
酸化バリコウム、酸化チタン、珪石等の1〜100μ腸
の粒径を有する粉末を添加し、これに硬化剤を加えて、
樹脂を混練し、これを成形型に、注入して天然石の様な
風合い(以・、゛′ス二′パ 下、石調柄と称する)を表わすための着色材を部分的に
塗布または挿入して人工大理石としていた。
発明が解決しようとする課題 このような従来技術では、色違いの人工大理石の品種を
種々設けるには樹脂を着色側割に、種々配合する必要が
あり、そのため色別に生産計画や工程を組まねばならず
、生産管理上煩雑となるなどの欠点を有していた。
さらに、着色剤、顔料等は高価であるにもかかわらず、
紫外線劣化で変色、退色したり、顔料により陰蔽力が異
なり、大理石特有の透明感が色彩や色調等により異なる
等の問題があった。
特に、用いる樹脂が透明であっても充填材として結晶質
からなる種々の微粉末を多量に添加したものや、種々の
着色剤、顔料、石粉を添加したものは、透明の樹脂が不
透明となるので、光を透過するような人工大理石やカラ
ー複合材はこれまで実用化されなかった。
また、充填剤である水酸化アルミニウム、水酸化カルシ
ウム、酸化チタン等の超微粒杖粉末を添加した複合材は
、充填材の種類と配分量等により最適な樹脂硬化条件が
種々異なっていた。このように樹脂硬化条件が変化する
と、人工大理石の需要が増大するに伴い量産上極めて大
きな問題となっていた。
本発明は上記課題を解決した光透過性カラー複合材を提
供することを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明は、屈折率(n)が1.49〜1.59の物性を
有するガラスの破砕粒と屈折率1.48〜1.59の物
性を有する光透過性合成樹脂とで構成されることを特徴
とする光透過性カラー複合材である。
作用 本発明の構成により、光が透過する大理石のようなカラ
ー複合材が得られる。
実施例 まず構成材料について説明する。
(a)光透過性母ガラス 光透過性の着色ガラスを調製する上で、その原料となる
母ガラスの組成が重要である。この母ガラスとして光の
屈折率nが1.48〜1.59のものが樹脂との整合性
や建材としての利用価値を勘案して適当である。この範
囲の屈折率を有するガラスは、石英ガラス、ソーダガラ
ス、ソーダ石灰ガラス、鉛・アルカリガラス、アルミナ
硼硅酸ガラス、硼硅酸ガラス等がコスト、量産性、品質
等の観点から適当である。
上記の母ガラスの代表的な組成は、5lotは、Bo〜
99.5wtX、  Na2Oは+0.1〜1(ivt
%、K2Oは、0〜6wt%、Cao、MgOは、0”
 13wtX5  Bedsは、0〜13wt%である
。また、これら母ガラスの代表的な物性は、軟化点が7
20℃〜1670℃で比重は2.20〜2.90、屈折
率は1.49〜1.59で、可視部380〜780μm
の透過率はガラスの肉厚がl腸腸厚で5〜100%のも
のが好ましい。
(b)着色ガラス 上記の母ガラスを用いて、表1に示す着色原料を使用し
、母ガラス中に金属イオンまたはコロイド状に分散させ
、着色ガラスを調製する。この方法は従来法の顔料や着
色剤を用いる方法と比較して、着色原料の使用料が極め
て少量で、色彩的には豊かな色調を発現でき、しかもコ
スト的にも、量産的にも育利な方法である。
表1 着色ガラス (C)母ガラス、着色ガラスの調製性 透明ガラスとしての母ガラスおよび母ガラスを出発原料
とした着色ガラスは、通常公知の方法で溶解し、使用目
的により5〜15mm肉厚の板状ないしは円板状に一時
成型し、成型からそれぞれのガラスの徐冷点まで長時間
かけて徐冷を行う。この徐冷工程の如何により着色ガラ
スの屈折率、透過率が影響される。また、複合材に用い
るため0.1〜5mmの大きさの破砕粒にジョークラッ
シャやロールクラッシャにて、粗粉砕と微粉砕を行ない
、粒度を調整する。この粉砕工程で、ガラスの成形後の
徐冷が適当でなければ、粉砕時に破砕粒片にヘヤークラ
ックが入り易く、複合材中で可視光が部分散乱を生じ、
光透過性複合材の品位を低下することになるので、着色
ガラスの一時成型、徐冷、粗粉砕工程は特に重要である
。さらに0.1〜5mmの破砕粒の粒度構成は、0.1
〜5m+oの範囲内で大骨中・小の粒度バランスがとれ
ていることが重要である。
しかし、目的用途により、粒度構成を変更することも可
能である。
なお、ガラス粒子は破砕粒子でなくとも、ガラス材料か
ら直接所定形状の粒子としてもよい。
(d)着色ガラスの表面処理 光透過性着色ガラスの破断面の樹脂硬化に対する活性は
、着色ガラスの色や母ガラスの種類、組成、濃度、粒度
等により影響される。このため、着色ガラスの破断面と
樹脂との界面での接合強度を安定化させるために、樹脂
と着色ガラスの破砕粒を混練する前に、着色ガラス破断
面に予めシリコーン樹脂系のカップリング剤で表面処理
を施す。
この表面処理により、ガラス破断面と樹脂の界面との接
合時間、結合強度、気泡発生、複合材の美観等を安定化
できる。
(e)光透過性カラー複合材用樹脂 本発明の光透過性カラー複合材用樹脂の必要条件は、先
ず、光透過性であること、次に、母ガラスの屈折率1.
49〜1.59の範囲の屈折率を有すること、複合材と
しての種々の耐久性、コスト力を有すること等である。
このような条件を満足させ得る樹脂として、不飽和ポリ
エステル系とアクリル系が本発明の目的に適った樹脂で
ある。
次に本発明の具体的実施例について述べる。
〈実施例1〉 ・ 不飽和ポリエステル樹脂(大日本インキ化学工業(
株)製ポリライ)  TP−237・・・25重量部、
・ ソーダ石灰ガラス(透明、粒径l〜3 all、 
 軟化点ニア30°C1屈折率: 1.52、軟化点=
730℃、屈折率:1.52、Pt 、Se含有、透過
率: 40〜GO) ・10重量部、 ・ ソーダ石灰ガラス(ピンク、粒径1〜3mm)・・
5重量部、 拳 ソーダ石灰ガラス(赤、粒径l〜3 aml  軟
化点=730°C1屈折率: 1.52、CdS 、S
e含有、透過率=10〜20)・・3重量部、 ・ カップリング剤:信越化学(株)製(KBM−50
3)・・0.1重量部、 ・ 触媒(日本油脂(株)製:パーメックNとBPO)
・・0.2重量部 の混練物を光透過性複合材の肉厚が10mmとなる型に
注ぎ、100℃で20分間、熱プレスし、厚み10mm
の可視部透過性の複合材を得た。
〈実施例2〉 ・ 不飽和ポリエステル樹脂(大日本インキ化学工業(
株)製ポリライ)  TP−237)・・25重量部、
・ 硼珪酸ガラス(透明、粒径l〜5m+1 s  軟
化点ニア95℃、屈折率: 1.49)・・10重量部
、・硼硅酸ガラス(ブラウン、粒径1〜5關、同上ガラ
スにMnO2、Fe5Oa含有、透過率20〜30) 
・3重量部 ・ カップリング剤:信越化学(KBN−503)・・
0.1重量部、 拳 触媒(日本油脂(株)製:パーメックN)・・0.
2重量部 の混練物を光透過性複合材の肉厚がlosmとなる型に
注ぎ、100℃で20分間、熱プレスし、厚み10mm
の可視部透過性の複合材を得た。
〈実施例3〉 ・ 25℃で溶液粘度が1ポイズの25%メチルメタク
リレート重合体と75%のメタクリル酸メチルよりなる
アクリルシロップ・・25重量部、φ ソーダ石灰ガラ
ス(透明、粒径:l〜3關、軟化点ニア30℃、屈折率
: 1.52)・・15重量部、・ ソーダ石灰ガラス
(ブルー 粒径:l〜3Ill11同上ガラスにCod
: O,Svt%含有、透過率30〜40%)・・10
重量部、 ・ カップリング剤:信越化学(株)製(KBN−50
3)・・0.1重量部、 ・触媒二過酸化ベンゾイル の混練物を充分混練して、複合材の肉厚が10mmとな
るよう型に注ぎ、100℃で20分間、熱プレスして可
視部透過性の複合材を得た。
上記の実施例で得た厚み10+nの光透過性カラー複合
材を可視部(380〜780μ騰)の吸収率を測定した
結果を表2に示す。複合材の肉厚を3〜5■履とすると
ほぼ厚みに比例して光透過率は改善された。
このような光透過性カラー複合材は、ステンドグラス、
テーブル、電気スタンド用カサ、ジャンプリヤ、間仕切
用建材等かっての複合材とは趣の異なる内装建材として
多様化した建材ニーズに応え得るものであった。
なお、一般の複合材に用いる充填材(水酸化カルシウム
、水酸化マグネシウム等)や補強材(ガラス繊維、繊維
状物質等)は、可視部の透過率を低下させるため実施例
として示さなかったが、光透過性カラー複合材の強化の
目的にこれらの充填材、補強材を適量添加することも本
発明の範囲内にある。
また、上記実施例ではガラスを破砕して混入していたが
、他の製法によるガラス粒子であってもよい。
以上のように、本実施例においては、常に品質の安定し
た光透過性カラー複合材を、大量に供給することが可能
となる。また、これまでの人工大理石と異なり、光透過
性のカラー複合材を提供できる。石調柄やカラー化に天
然石、顔料、着色剤を用いることなく、光透過性ガラス
を母ガラスとして、これにPt、CoO,CdS、Se
、Fe、In、CrtOs等のイオンやコロイドを分散
させた着色ガラスを0.1〜5+n+aの大きさに破砕
したものを用いるので、着色原料は、品質的に安定で、
安価で、量産も容易であり、かつ長期間の使用でも紫外
線による劣化もほとんど生じない。さらに、これまでの
補強材としてのガラス繊維の微粒子や充填材としての水
酸化アルミニウムや水酸化カルシウム等の微粒子は、樹
脂の養生硬化条件を様々に変化させていたが、本実施例
では、着色ガラスを大きな破砕粒としであるので、従来
の充填材と比較し、表面積を著しく(1〜3桁分)減少
させているので、量産時の硬化条件の安定化が図れる。
このように着色ガラスの粒度を著しく大きくすることに
より、複合材の色彩や色調の彩やかさ、深み、光の透過
率等が著しく改善されることになる。また、二次的効果
として破砕粒を大きくすることにより複合材への耐熱温
度を従来の方法により約20〜30℃改善でき、220
〜250℃の耐熱性を維持でき、複合材の用途範囲をさ
らに拡大することが可能となる。
表2 光透過性カラー複合材 発明の効果 以上のように本発明の光透過性カラー複合材は、ステン
ドガラスとほぼ同等の機能を有し、かつ、低コストで、
生産および二次加工が容易であるだけでなく、長期にわ
たり破損や機械的衝撃に対しても強い。また、この材料
は安定に、大量に、工業的に生産することが可能である

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)屈折率(n)が1.49〜1.59の物性を有す
    るガラスの粒子と屈折率1.48〜1.59の物性を有
    する光透過性合成樹脂とで構成されることを特徴とする
    光透過性カラー複合材。
  2. (2)光透過性樹脂が不飽和ポリエステル系およびアク
    リル系樹脂であることを特徴とする請求項1記載の光透
    過性カラー複合材。
  3. (3)屈折率1.49〜1.59の物性を有する母ガラ
    スが石英ガラス、ソーダ石灰ガラス、鉛アルカリガラス
    、アルミナ硼硅酸ガラス、硼硅酸ガラスであることを特
    徴とする請求項1記載の光透過性カラー複合材。
  4. (4)屈折率1.49〜1.59の母ガラスに着色剤と
    してCeO_2、TiO_2、Se、CdS、CoO、
    Cr_2O_3、Pt、Fe、Mn、Ni等を用いて合
    成した着色ガラスの破砕粒を用いることを特徴とする請
    求項1または3記載の光透過性カラー複合材。
  5. (5)着色ガラスの粒子が0.1〜5mmの粒径を有す
    ることを特徴とする請求項1、3または4記載の光透過
    性カラー複合材。
JP1953390A 1990-01-30 1990-01-30 光透過性カラー複合材 Pending JPH03223140A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2828684A1 (fr) * 2001-08-14 2003-02-21 Claude Destenay Materiau de revetement a charges dures apparentes colorees, et son procede de fabrication

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2828684A1 (fr) * 2001-08-14 2003-02-21 Claude Destenay Materiau de revetement a charges dures apparentes colorees, et son procede de fabrication
WO2003016235A3 (fr) * 2001-08-14 2003-11-27 Claude Destenay Materiau de revetement a charges dures apparentes colorees, et son procede de fabrication

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