JPH0320078Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はプレス機械のカウンタバランス装置に
関するものである。

従来の技術 従来のプレス機械のカウンタバランス装置ｃは
第２図のようにプレスフレームａ内に取付ける場
合、駆動部分との干渉を避けたり、オイルバスの
油もれを防ぐため、プレスフレームａの上部に取
付けられていた。

考案が解決しようとする問題点 このためにプレス全高が非常に高くなつてい
た。

本考案は上記の事情に鑑みなされたものであつ
て、その目的とするところはオイルバス室の油洩
れを防ぎながらオイルバス室内にカウンタバラン
ス装置を取付けることを可能にしてプレス機械の
全高を低くすることにある。

問題点を解決するための手段及び作用 本考案は、オイルバス室１の底部に孔状部３を
設けると共にオイルバス室１内に、オイルバス室
１内の油を孔状部３より仕切る仕切り部材４を設
け、プレスフレーム５にオイルバス室１内に突入
させて円筒部材６を設け、円筒部材６の下部にば
ね室９を設け、スライド１２に連結されたロツド
１１を孔状部３を介して円筒部材６内に挿入して
ロツド６をフランジ１０に連結し、ばね室９に設
けたスプリング１３でフランジ１０を支持してカ
ウンタバランス装置を構成し、このカウンタバラ
ンス装置をオイルバス室１内に設けることを可能
にするものである。

実施例 以下、本考案の実施例を第１図を参照して説明
する。

１はオイルバス室であり、オイルバス室１の底
板２には孔状部３が設けてあり、このオイルバス
室１内に円筒状の内側の仕切り部材４が設けてあ
つて、内側の仕切り部材４は孔状部３の周縁部に
接続されている。

プレスフレーム５の上部には円筒部材６が取付
けてあり、円筒部材６の下端部にはリング部材７
を介して円筒状の外側の仕切り部材８の下端部が
接続してあり、円筒部材６と外側仕切り部材８と
の間は環状のばね室９になされている。円筒部材
６内には円筒状のフランジ１０が挿入してあり、
フランジ１０に連結されたロツド１１は前記内側
の仕切り部材４の内方及び孔状部３を通つてい
て、ロツド１１はスライド１２の上部に連結して
ある。前記ばね室９内にはスプリング１３が収容
してあつて、スプリング１３はフランジ１０を支
持している。

内、外側の仕切り部材４，８の上端部はオイル
バス室１の油面１４より高くしてあり、油の外部
へのもれを防止している。

考案の効果 本考案は上記のようになるから、オイルバス室
１の油洩れを防ぎながら、オイルバス室１内にカ
ウンタバランス装置を取付けることが可能にな
り、プレス機械の全高を低くすることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案一実施例のカウンタバランス装
置を備えたプレス機械の一部断面した正面図、第
２図は従来のカウンタバランス装置を備えたプレ
ス機械の縦断面図である。 １はオイルバス室、３は孔状部、４は仕切り部
材、６は円筒部材、９はばね室、１１はロツド、
１３はスプリング。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. オイルバス室１の底部に孔状部３を設けると共
   にオイルバス室１内に、オイルバス室１内の油を
   孔状部３より仕切る仕切り部材４を設け、プレス
   フレーム５にオイルバス室１内に突入させて円筒
   部材６を設け、円筒部材６の下部にばね室９を設
   け、スライド１２に連結されたロツド１１を孔状
   部３を介して円筒部材６内に挿入してロツド６を
   フランジ１０に連結し、ばね室９に設けたスプリ
   ング１３でフランジ１０を支持したことを特徴と
   するプレス機械のカウンタバランス装置。