JPH03179269A - 運動している物体の動きの種々の成分の測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 １９８７年６月１０日に出願され、第２，６１６．３３
７号として公開されたフランス特許出願第８７．０８０
５０号において、馬の動きの種々の成分の変化を表わす
グラフを描き、これらをシミュレータで再現することが
できる方法について記載されている。

この方法によれば、実際に動いている馬に測定手段、例
えば加速度計およびジャイロ旋回計、あるいはさらには
慢性航法装置を置く。これらの手段を介して、３つの軸
Ｘ、Ｙおよび２に沿う線移動速度、およびこれらの軸に
沿う回転移動速度を測定する。

この方法を実施するために、初めのうちは、飛行機に用
いられている型の慢性航法装置を馬の鞍に固定し、この
慢性航法装置に磁気記録装置を組合わせた、このような
装置は、あまり満足すべきものではないことが直ぐに明
らかになった。実際に、比較的重く、サイズら大きいこ
のような装備品は騎手の存在を許さず、従って馬は自由
に放任され、様々な速力（宮参、速歩、駆歩、飛越）を
記録するために、引き綱を倒けざるをえなくなり、従っ
てこれらの速力は、円形経路または短い直線での相対的
表示しか示さない。その他に、必然的にかなり大きいこ
のような装備品の重心は、馬の背中の上の高すぎる位置
にある。これは加速の測定値をゆがめるので、誤りの補
正計算を導入せざるをえなくなるが、これらの計算は近
似でしかない。最後に、この装備品が重く、かつ鞍の上
に固定されているという事実によって、揺れによるよけ
いな動きがでないようにするのは難しい。

このため、この点がさらに、測定値をゆがめ、補正が非
常に複雑である。

従って、金属の上枝（Ｓｕｒｓｃ　１１　ｅ）すなわち
皮製の従来の鞍の形に正確に従うような形状の金属部品
を用いることが提案された。次、この上枝が、鞍に非常
にしかつりと固定された。

最後に、３つのジャイロ旋回計と、３つの加速度計を備
える金属の台が、この上枝に溶接された。

このようにして、測定手段のよけいな動きをほとんどす
べて排除することに成功した。しかしながら、この装備
品の重心は下げられたが、まだ馬の背中の上約１２ｃｍ
のところにあり、特に以前のように、馬にはまだ騎手が
ついていなかった。

本発明は、前記のような不都合が、これによって排除で
きるようになった装置に関する。

この装置は、２つの分枝を有するアーチ形を有する支持
部品からなり、１つの高い中央点と、この支持体の正中
平面に対して対称の２つの低い点を備えるようになって
いる。このアーチ形部品の内部は、馬のき甲の断面と類
似の曲線を有し、この支持体は、６つの加速度計を備え
る。このうち３つは縦軸Ｘに平行な軸に沿って配置され
、２つは鉛直軸２に平行な軸に沿って配置され、１つは
横軸Ｙに沿って配置されている。

好ましくはこの支持体を、支持体の対称軸および横軸Ｙ
の一数点Ｏが、馬のき甲のレベルに位置するように、鞍
の鞍骨の直ぐ前に固定する。

このようにして、下記のような非常に軽い装備品が得ら
れる。すなわち２ｋｇ以下であり；馬のき甲に対する測
定手段のずれがほとんどなく；馬に騎手を騎乗させるこ
とができ、騎手の方が、背中に記録装置を付けているも
のである。

非限定的な例として、添付図面に、本発明の実施態様を
示した。

［実施例］ 第１図を参照すると、装置は、おおむねアーチ形を有す
る、あるいは丸い逆ｖ形の支持体またはケース（１）を
備え、対称平面ＭＭ’上に位置する１つの高い点と、前
記平面ＭＭ’　に対して対称の２つの低い点を備えるよ
うになっているのがわかる。

高い点に、加速度計（３）が配置され、その軸（６）は
、縦軸Ｘに平行である。低い点には、２つの加速度計（
４）および（５）が配置され、それらの各々の軸（７）
（８）もまた前記軸Ｘに平行であり、平面ＭＭ’に垂直
な水平面ＮＮ’内に位置する。

加速度計（４）および（５）の近くに別の２つの加速度
計（９）および（１０）が配置されている。これらの２
つの加速度計は、対称平面ＭＭ’に対して対称である。

他方、それらの各軸（１１）（１２）は、鉛直軸Ｚに平
行である。

支持体（１）の２つの分枝の１つに、最後の６番目の加
速度計（１３）が配置されている。この軸（１４）は、
対称平面ＭＭ°に垂直な、水平横軸Ｙに平行である。

示されている例では、６つの加速度計（３）（４）（５
）（９）（１０）（１３）は、直径約３ｃｍ、高さ３ｃ
ｍの円筒状ケース内にある。

支持体は、その他に、平面ＭＭ’に対して対称な２つの
固定用オリフィス（１５）（１６）を備える。これらは
、好ましくはわずかに円鐘形であり、鞍（２２）に鞍骨
と連動する金属部品（２１）に備えられた２つの固定用
指状突起（２０）を受は入れるためのものである（第２
図）。この装置によって、迅速な取外し、および鞍に対
して同一の位置へ再び取付けることが可能になる。

第２図において、鞍（２２）を付けた馬体を、点線（１
８）によって図式的に示した。き甲は、（１９）で示さ
れている。支持体（１）の内側の輪郭（１７）は、馬の
き甲（１９）をいわば飛び越すように決定されているの
がわかり、加速度計（１３）の軸（１４）が、点Ｏにお
いて、対称平面ＭＭ°をカットしているのが見える。支
持体（１）の形状および前記軸（１４）の配置は、前記
０が第１および２図に示されているように、馬のき甲（
１９）のレベルに来るように決定される。軸ＸおよびＺ
の方位は、対称平面ＭＭ’内で馬の頚を自由にし、かつ
鞍に適応させるために傾斜していてもよい。

このように記載された装置の機能は、下記のとおりであ
る。

線移動を測定する；軸Ｘにい沿って、３つの加速度計（
３）（４）（５）によって、加速度計（３）（４）（５
）の測定値から、組立ての幾何学から生じる係数を用い
て、点Ｏにおいての綿加速度を計算する。軸Ｚに沿って
は、２つの加速度計（９）（１０）の測定値の平均によ
って、また軸Ｙに沿っては、加速度計（１３）によって
与えられる測定値によって、点Ｏにおいての加速度が得
られる。

回転については、ジャイロ施回計を利用せず、専ら加速
度計を利用する。軸Ｚまたは横揺れ軸のまわりの回転の
測定値は、２つの加速度計（４）と（５）との間の微分
によって得られる。軸Ｙまたは縦揺れ軸のまわりの回転
の測定値は、一方で、加速度計（３）から来る測定値と
、他方で２つの加速度計（４）（５）から来る測定値の
平均値との間の微分によって得られる。軸Ｙまたはロー
リング軸のまわりの回転の測定は、２つの加速度計（９
）（１０）によって与えられる測定値間の微分によって
行なわれ、これらの計算から、角加速度が与えられる。

多種多様な補正計算を導入しなければならないという事
実によって、既知の装置を用いた場合は不可能であった
のに、このようにして、非常に優れた精度の測定が得ら
れる。もはやジャイロ施回計を備える必要はないので、
はるかにサイズが小さく、はるかに軽く、またはるかに
単純かつ信頼性のある手段を用いて測定が行なわれる。

最後に、この装置によって、鞍（２２）の上に騎手が存
在することが許され、従って馬を随意に指揮し、かつ自
然な条件で、馬に種々の速力および運動図形を行なわせ
ることができる。

実験的に製作された例では、支持体（１）は、幅が３０
ｃｍであり、高さ１６ｃｍ、厚さ８ｃｍ電量２ｋｇであ
った。種々の加速度計（３）（４）（５）（９）（１０
）および（１３）は、多重埋め込みコンセントに連結さ
れている。これは図示されておらず、約２０センチメー
トルの長さの多心ケーブルの先端にある。騎手は、前記
コンセントに連結された記録手段を背中に付けている。

騎手または馬は、電気供給電池を身に付けている。騎手
が付けている荷重は、８ｋｇ程度であった。

本発明の枠から逸脱することなく、記録および電気供給
手段は、馬のそばを移動する人間が付けていてもよいこ
とはもちろんである。

本発明は、装置が鞍の鞍骨に固定されている馬の動きの
調査と関連させて記載されている。しかしながら、ここ
では、限定的なものではない１つの実施例に係わってい
るだけであることは、十分に理解されなければならない
。実際に、この装置は、あらゆる運動している物体（こ
れが何であっても）の動きの種々の成分の測定を行なう
ために使用できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この支持体の正面図である。 第２図は、鞍に取付けられた、本発明による支持体の透
視図である。

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）運動している物体の動きの種々の成分の測定装置
   において、例えば馬のき甲（１９）を飛び越えることが
   できるように、２つの分枝を有するアーチ形の支持体（
   １）からなり、前記支持体（１）は、１つの高い点と、
   前記支持体（１）の正中縦平面に対して対称の２つの低
   い点を有し；前記支持体は（１）は、６つの加速度計（
   ３、４、５、９、１０、１３）を備え、そのうち３つ（
   ３、４、５）は、それらの軸（６、７、８）が縦軸Ｘと
   平行になるように配置され、２つ（９、１０）は、それ
   らの軸（１１、１２）が鉛直軸Ｚと平行になるように配
   置され、１つの加速度計（１３）は、その軸（１４）が
   横軸Ｙと平行になるように配置されていることを特徴と
   する装置。
2. （２）線移動の測定が下記のようになされる；すなわち
   、軸Ｘに沿っては、軸Ｘに平行な軸（６、７、８）を有
   する３つの加速度計（３、４、５）から来る測定値の平
   行によって：軸Ｚに沿っては、前記軸Ｚに平行な軸（１
   １、１２）を有する２つの加速度計（９、１０）から来
   る測定値の平均によって；軸Ｙに沿っては、前記軸Ｙに
   平行な軸（１４）を有する加速度計（１３）から来る測
   定値により；一方、同転移動の測定は、下記のようにな
   される；すなわち横揺れ軸Ｚに沿っては、２つの加速度
   計（４、５）から来る測定値の微分によって；縦揺れ軸
   Ｙに沿っては、一方で２つの加速度計（４）（５）の平
   均、他方で加速度計（３）から来る測定値の微分によっ
   て；ローリング軸Ｘに沿っては、２つの加速度計（９、
   １０）から来る測定値の微分によって行なわれる、請求
   項１による装置。
3. （３）３つの３直角軸に沿って実施される角加速度およ
   び線加速度の測定値は、角度および線の速度および移動
   、従って１点にもたらされる、運動している物体の動き
   全体を再現するために積分されることができる、請求項
   ２による装置。
4. （４）運動している物体が馬であり、支持体（１）の内
   部が、き甲（１９）のレベルで、馬体の輪郭（１８）に
   ほぼ対応する曲線（１７）を有し、この装置は、支持体
   （１）の対称軸ＭＭおよび横断加速度計（１３）の軸（
   １４）の一致点０が、馬のき甲（１９）のレベルに位置
   するように、鞍（２２）の鞍骨にい固定されている、請
   求項１〜３のうちの１つによる装置。
5. （５）支持体（１）が２つの固定用オリフィス（１５、
   １６）を備え、これらの甲を好ましくは腹帯の近くに、
   または上腹帯（特に病気の馬用のもの）の上で、鞍（２
   ２）の鞍骨と運動する金属部品（２１）に付いている２
   つの指状突起（２０）が通っていることを特徴とする、
   請求項４による装置。
6. （６）加速度計（３、４、５、９、１０、１３）が、騎
   手あるいは馬あるいは馬のそばを移動する人間が付けて
   いる、電気エネルギー源および記録手段と電気的に接続
   されている、請求項４または５による装置。
7. （７）馬の動き全体は、き甲のレベルに位置する１点に
   もたらされる、請求項４、５および６のうちの１つによ
   る装置。