JPH0317329Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［考案の技術分野］ 本考案は、水中ポンプの表示札装着装置に関す
るものである。

［従来技術とその問題点］ 一般に、各種の機械類においてはその型式や品
番等を表示する文字や符号を記入した銘板やシー
ルが製品の外表部に貼着されている。しかし、土
木、建設現場における湧水の排出に使用される水
中ポンプ等では、汚水中で粗暴に酷使されるた
め、従来のように銘板やシールを製品外周部に直
接貼着した表示形態では、汚損、磨損、腐触等に
より、表示内容が把握し難くなることは周知の通
りである。

［考案の目的］ 本考案の目的は、土砂やヘドロを含んだ汚水中
で粗暴に酷使される水中ポンプであつても、その
型式や品番等の表示が滅失することのない表示形
態を提供することにある。

［考案の構成］ 本考案に係る水中ポンプの表示札装着装置にお
いては、水中ポンプのヘツドカバー上壁に小穴を
開口して空所を形成させ、当該製品の型式や品番
等を表示する符号や文字を記入した表示札を、前
記空所内へ抽出可能に収容し、前記小穴の開口部
を蓋体により開蓋可能に閉塞して、閉塞時には前
記空所内が水密に保持されるよう構成せられてい
る。

［実施例］ 以下図面について説明すると、１は従来の銘板
やシールに代わる表示札であつて、表示の対象と
される当該製品の型式や品番等を、視覚により認
識されるよう文字や符号で表示してもよく、或は
バーコードにより機械で読み取らせるように記入
してもよい。２は上記表示の対象とされる水中ポ
ンプのヘツドカバー上壁３に開口された小穴、４
は小穴２の開口部を水密に閉塞する蓋体であつ
て、必要時には開蓋できるよう、ねじ込み構造あ
るいはビス止め等により締着される。５は蓋体４
の直下に形成せられた空所であつて、蓋体４の蓋
装により水密に保たれる。表示札１は蓋体４に直
接支承されるか或は他の部材６により支承されて
空所５内に収容せしめられ、蓋体４の開蓋により
外部へ自由に取り出される。

［考案の効果］ 本考案装置によれば、表示札１が水密に構成さ
れた空所５内に収容せられているため、土砂やヘ
ドロを含んだ汚水中で粗暴に酷使される水中ポン
プであつても、表示札１に記入された表示が滅失
することはなく、蓋体３を開蓋して空所５内より
表示札１を取り出すことにより、当該製品の型式
や品番を明確に把握することができるのである。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第４図は本考案の実施態様を例示
した要部縦断側面図である。 １……表示札、２……小穴、３……水中ポンプ
のヘツドカバー上壁、４……蓋体、５……空所。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 水中ポンプのヘツドカバー上壁３に小穴２を開
   口して空所５を形成させ、当該製品の型式や品番
   等を表示する符号や文字を記入した表示札１を、
   前記空所５内へ抽出可能に収容し、前記小穴２の
   開口部を蓋体４により開蓋可能に閉塞して、閉塞
   時には前記空所５内が水密に保持せられるよう構
   成したことを特徴とする、水中ポンプの表示札装
   着装置。