JPH0317206Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0317206Y2
JPH0317206Y2 JP18406684U JP18406684U JPH0317206Y2 JP H0317206 Y2 JPH0317206 Y2 JP H0317206Y2 JP 18406684 U JP18406684 U JP 18406684U JP 18406684 U JP18406684 U JP 18406684U JP H0317206 Y2 JPH0317206 Y2 JP H0317206Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
angle
measuring wheel
ruler
measuring
alidade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP18406684U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6199006U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP18406684U priority Critical patent/JPH0317206Y2/ja
Publication of JPS6199006U publication Critical patent/JPS6199006U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0317206Y2 publication Critical patent/JPH0317206Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Length Measuring Devices With Unspecified Measuring Means (AREA)
  • Length-Measuring Instruments Using Mechanical Means (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 a 産業上の利用分野 本考案は、平板測量において使用する測角アリ
ダードに関するもので、更に詳しく言えば、測角
に際し、その測定値をデイジタル表示する測角ア
リダードに関するものである。
b 従来の技術 地形測量に際し、測角アリダードを使用する平
板測量は、通常野外で水平図板上に置かれた図紙
上に、直接作図を行う測量で、作業の迅速性か
ら、複雑な地形、市街地、農地などの細部測量に
多く活用されている。
このため、測角アリダードとしては、図板上で
目標物を視準し、この視線の方向を図紙上に描く
装置であり、ある程度の測量精度が要求されるた
め、望遠鏡付き測角アリダードが多用されてい
る。
望遠鏡付き測角アリダードは近年、プリズムを
備えた高倍率の望遠鏡、バーニヤ付き水平分度目
盛盤及び高低角分度目盛盤、気ほう管などが取付
けられたものがある。望遠鏡内にはプリズムが備
えられ、上から完全正像の目標物を明確に視準で
き、測角上、作業性がよい。また、望遠鏡内には
スタジアヘアがあり、これによつて距離及び高低
差も測定できる機構になつている。
従来この種の測角アリダードは、第3図の斜視
図に示すように、通常、三脚(図には省略)の上
の図板20上に、固定金具21によつて設置され
た測角アリダード1は、その固定部2の一点A
(第1図参照)を通る垂直中心軸I〜Iを中心と
して、ある角度範囲を回動可能な定規3を備え、
目標物を視準する望遠鏡11は定規3と連動して
いるため、その視準線は定規3の縁と同一垂直面
上にある。
この測角アリダード1による水平角の測定は、
定規3、望遠鏡11と共に連動する水平角分度目
盛盤12上において、固定部2に固定されている
バーニヤ付き指標13によつて、分の単位で読み
とることができる。また、高低角の測角は、望遠
鏡の高低角に連動する高低角分度目盛盤14上に
おいて、水平角分度目盛盤12に固定されている
バーニヤ付き指標15で、分の単位で読みとるこ
とができる。
なお、気ほう管16,17は、定規3の長さ方
向及び幅方向にそれぞれ直角に配置され、測角ア
リダード1の取付面の水平の検知に使用される。
また、望遠鏡の水平方向の視準線の検知に使用す
るため、望遠鏡の高低角方向と連動する気ほう管
を備えたものもある。
c 考案が解決しようとする問題点 平板測量においては、「地表上にある地形など
の形と、地形図紙上のそれらの形が相似形をなし
ている」という性質を利用したもので、二つの図
形が相似の場合には、この図形の二辺がつくる角
度は正確に等しく、角辺の長さは、その地形図の
縮尺の比に等しくしなければならない。
平板測量は、この性質を利用して、現地で任意
の点の角度、高さ、距離を測定し、それをそのま
ま図紙上に一定の縮尺に縮めて描いていくのであ
る。この平板測量に使用される測角アリダード
は、角度、高さ、距離を直角三角形の三角関数を
利用して測定するもので、特に水平角、高低角の
測定は重要な役目をもつている。
しかしながら、測角アリダード1、水平角分度
目盛盤12又は、高低角分度目盛盤14上におい
てバーニヤ付き指標13,15を使用して、通常
分の単位まで測定することが要求される。このバ
ーニヤ付き指標13,15を使用して、分の単位
まで測定することは、分度目盛盤12,14上の
細かい目盛盤とバーニヤ付き指標13,15のバ
ーニヤ部分に刻まれた細かい目盛線とが一致する
目盛線を読みとる必要がある。
この読みとり作業は測定者にとつて神経を集中
して行うので、肉体的な苦痛を伴い、拡大鏡を使
用するにしても眼が疲れ、かつ拡大鏡を使用しな
ければ読みとれないという不便さがあつた。また
時として測定者による読み違いなどを生じ、結果
的に測量結果の精度にも影響を及ぼす等の問題点
があつた。
d 問題点を解決するための手段 本考案は、かかる点に鑑みなされたもので、そ
の目的は、 一点を中心に、回動可能な定規を備えた測角ア
リダードにおいて、その定規に測輪、デイジタル
変換器および演算表示部を設けることにより、目
標物の視準によつて、測定すべき角度等を、自動
的にデジタル表示する測角アリダードを提供する
ことにある。
上記目的を達成するための本考案の構成は、 固定部に対し、回動可能な定規を備えた測角ア
リダードにおいて、上記固定部の一点を中心軸
に、ある角度範囲を回動する上記定規に、図板に
接して回転する測輪を、その輪軸方向が上記中心
軸に向くように設け、定規の回動時、該測輪の図
板との接点が描く円弧長を、該測輪の回転角によ
り検出し、該測輪に連結され、該測輪の回転角を
電気的デイジタル量に変換するデイジタル変換器
と、該電気的デイジタル量を演算表示する演算表
示部からなること を特徴とする。
e 作用 図板20の図紙上において、測角アリダード1
の可動定規3が固定部2の一点A(第1図のA点)
を中心軸に、目標物を視準して回動すれば、定規
に設けられた測輪(第1図の5)の図板20との
接点B(第1図のB点)の描く軌跡はA点を中心
として円弧を描く。
今第4図に示すように、可動定規3と連動する
望遠鏡11によつて、第1目標Cを視準したとき
の測輪の接点をB1とする。次に望遠鏡11によ
つて第2目標Dを視準すれば、定規3はA点を中
心に回動し、測輪の接点はB2に移動する。
中心点Aから測輪の接点B1までの距離AB1
r(一定)とし、第1目標Cと第2目標Dとなす
角度∠CADをα(度)とすれば α=360°×B1B2/2πr(度) …………(1) となる。したがつてB1B2の円弧長を測定すれば、
自動的にαを求めることができる。
測輪の接点Bの移動に伴つて、測輪5は図板2
0に接しながら回転し、その接点が描く円弧長
B1B2を測輪5の回転角で検出する。その測輪の
回転角は、測輪の軸に連結されたデイジタル変換
器によつて、電気的デイジタル量に変換され、そ
の後、演算表示部8にて、上記(1)式にしたがつて
演算処理し、その結果を角度の数字で表示面9に
表示する。この場合、第1目標を視準したとき、
演算表示部8をキーボード10上でリセツトし
て、表示面9の表示を零に表示させた後、第2目
標を視準すれば、そのときの表示面9の表示は、
そのまま、移動した角度を示す。また演算処理を
させなければ、その表示は円弧の長さを表示す
る。
f 実施例 以下、本考案の好適な実施例を図面に基づい
て、例示的詳細に説明する。
第1図、第2図は本考案の実施例であつて、第
1図は、本考案の要部を示すために一部を破断し
た測角アリダードの取付正面図を示し、第2図
は、第1図の〜矢視図で、本考案の要部を示
すため一部を破断した平面図である。第1図は水
平に置かれた図板20上に測角アリダード1の固
定部2を固定金具21で固定した正面図(一部を
破断)で、定規3は固定部2の一点Aを通る垂直
中心軸〜を中心に図板20上を回動可能な定
規で、その縁の斜面に長さ目盛尺4が取付けてあ
る。この固定部2の一点Aは測角アリタードの視
準線と同一垂直面にある定規3の縁線上で、長さ
目盛尺4の目盛の基準点を一致した点でもある。
この定規3に連動して望遠鏡11、水平角分度目
盛盤12、高低角分度目盛盤14とそのバーニヤ
付き指標15が設置され、固定部2には水平角分
度目盛盤用のバーニヤ付き指標13が設けられて
いる。気ほう管16,17は定規3の長さ方向及
び幅方向にそれぞれ直角に設置されている。
測輪5は定規2の一部に組込まれ、測輪の外周
が図板20に接して回転できる機構で、第2図に
示すように測輪5の軸方向は、その測輪5の中心
と、中心点Aを結んだ直線の方向と一致するよう
に配設されている。この測輪5の軸に伝達機構6
を介して連結するデイジタル変換器7があり、こ
のデイジタル変換器7からの出力は演算表示部8
に入力され、演算処理の結果を演算表示部8の表
示面9に数字で表示される。また、演算表示部8
にはキーボード10を備え、予め演算すべき数字
を、こキーボード10から設定できるようになつ
ているほか、リセツトも可能である。
作動については、前項(作用)で述べた通りで
あるが、更に、細部について説明すると、第4図
において中心点Aから測輪の図板との接点B1
での距離rを、今一例として172mmとし、測輪の
接点における測定可能な最小移動距離を0.01mmと
すると、測角の最小角は0.2分となる。したがつ
て、測輪5に伝達機構6を介して、連結されてい
るデイジタル変換器7らの出力の1パルスを、測
輪の接点での最小移動距離相当とすれば、デイジ
タル変換器7からのパルス数量に0.2分を乗ずれ
ば測角の結果を分単位で求めることができる。
また、演算表示部8にて演算処理を行い、角度
表示として○○度○○分を、表示面9に表示する
ことができる。
なお、測輪5に伝達比1:1で連結するデイジ
タル変換器7として、例えばその分解能(分割ご
とに識別可能な分割数)を4320のものを採用し、
かつ外周の長さが43.20mmを有する測輪5を使用
すれば、測輪の接点での最小移動距離0.01mmに対
し、デイジタル変換器によるデイジタル変換が可
能である。
次に、測角アリダードによつて水平距離の測定
をする場合、第5図に示すように、測距すべき地
点に1000mm(1m)の測桿22を水平に、かつ測
角アリダードのA点と測桿22の中心点Mとを結
ぶ線に対して直角に設置する。この場合は、他の
望遠鏡付き測角アリタードを測桿22の中心点M
に置き、逆にA点を視準し、その視準線に対して
直角に測桿22を設置する。測角アリタードによ
り測桿の一方の端E点を視準し、次に測桿の他端
F点を視準する。そのときの演算表示部8の表示
面9の表示から測輪の接点における移動距離B1
B2を求めることにより、測角アリタードのA点
から測桿22の一端F点まで近似的な水平距離を
求めることができる。勿論、演算表示部に、予め
演算すべき数値をキーボード10から設定してお
き、この数値とデイジタル変換器からのデイジタ
ル量とを演算せしめて、その結果を表示部の表示
面に直接水平距離として表示させることもでき
る。
なお、本実施例でのデイジタル変換器の一例と
して光電式エンコーダを使用した。このエンコー
ダは発光ダイオードと半導体光電素子等を使用し
た回転角−デイジタル変換器で、その入力軸の角
度や回転量をデイジタル量に変換し、正確なパル
ス数を出力するものである。この種のエンコーダ
として、例えばインクレメンタルエンコーダの分
解能は10000位までのものが実用化されており、
本考案が要求する分解能に対し充分実用に供しう
る。このほか、エンコーダとして、磁気式、刷子
式(または擢動式)のエンコーダがあり、いずれ
も本考案に実施可能である。
また演算表示部の一例としては、エンコーダか
らの電気的デイジタル量を演算表示する部分で、
任意の数値の設定が可能で、この設定数値と前記
デイジタル量との加算、減算、乗算、除算のほか
関数による計算が可能で、かつ零リセツトが可能
なものを含むものである。表示面を含む表示部分
としては液晶表示器のほか、プラズマデイスプレ
イ、エレクトロルミネツセンスデイスプレイなど
の表示器を用いてよい。
なお、本実施例に使用される電源としては、例
えば小かたの乾電池などがあ。
このほか、測輪の外周については、使用時、図
紙とのスリツプを防止するため、図紙との摩擦係
数の大きいプラスチツク材、合成ゴム材などを密
着または被覆させることが好ましい。
以上は、測角アリタードを水平図板上に設置し
た実施例であるが、測角アリタードを垂直図板面
に取付けることにより、高低角及び高さなどの精
密な測定ができることは言うまでもない。
g 考案の効果 以上説明したように、測角アリダードの可動定
規に測輪、エンコーダ及び演算表示部を設けるこ
とにより、測角に際し、その測定値が定規上に数
字で表示されるため読みとりが容易となり、従来
のような目盛線の読みとりに伴う肉体的苦痛、読
みとり誤差がなくなり、かつ短時間に正確に読み
とりができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る測角アリダードの実施例
の正面図(考案の要部を示すため一部を破断)、
第2図は第1図中の〜線による平面図(考案
の要部を示すため一部を破断)、第3図は従来の
測角アリダードの斜視図、第4図は本考案の作用
説明図、第5図は本考案の測角アリダードによる
水平距離測定の場合の説明図である。 1……測角アリダード(本体)、2……固定部、
3……定規、4……長さ目盛尺、5……測輪、6
……伝達機構、7……デイジタル変換器、8……
演算表示部、9……表示面、10……キーボー
ド、11……望遠鏡、12……水平角分度目盛
盤、14……高低角分度目盛盤、13,15……
バーニヤ付き指標、16,17……気ほう管、2
0……図板、21……固定金具、22……測桿。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 固定部に対し、回動可能な定規を備えた測角ア
    リダードにおいて、上記固定部の一点を中心軸
    に、ある角度範囲を回動する上記定規に、図板に
    接して回転する測輪を、その輪軸方向が上記中心
    軸に向くように設け、定規の回動時、該測輪の図
    板との接点が描く円弧長を、該測輪の回転角によ
    り検出し、該測輪に連結され、該測輪の回転角を
    電気的デイジタル量に変換するデイジタル変換器
    と、該電気的デイジタル量を演算表示する演算表
    示部からなることを特徴とする測角アリダード。
JP18406684U 1984-12-04 1984-12-04 Expired JPH0317206Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18406684U JPH0317206Y2 (ja) 1984-12-04 1984-12-04

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18406684U JPH0317206Y2 (ja) 1984-12-04 1984-12-04

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6199006U JPS6199006U (ja) 1986-06-25
JPH0317206Y2 true JPH0317206Y2 (ja) 1991-04-11

Family

ID=30741553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18406684U Expired JPH0317206Y2 (ja) 1984-12-04 1984-12-04

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0317206Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6199006U (ja) 1986-06-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA2204557C (en) Surface profiling apparatus and method
US3810312A (en) Alignment instrument
GB2165946A (en) Measuring straightness and flatness
CN209783472U (zh) 一种轮式测距测亩仪
JPH0317206Y2 (ja)
US2656818A (en) Apparatus for measuring relative
AU2018100746A4 (en) Didactic theodolite measuring instrument which makes it possible to interpret an interactive form the trigonometric and geometric reasoning usable in the pedagogy
Walker et al. Total station: measurements and computations
JPH01184411A (ja) 測高測距計
US2471327A (en) Angular and linear calculating instrument
JPS6454212A (en) Profile measuring apparatus for pipe body
CN87210507U (zh) 圆弧形水准器
CN114812495B (zh) 一种基于激光测距的水准测量装置、测量系统及测量方法
US1785284A (en) Surveying instrument
SU821919A1 (ru) Устройство дл определени внецентренногопОлОжЕНи ТЕОдОлиТА
SU655891A1 (ru) Тангенциальна установка дл аттестации угломерных приборов
JPH0262008B2 (ja)
Bagdziunaite Influence of the horizontal eccentricity on geodetic measurements in construction.
US218065A (en) Improvement in rotary measures
CN2132157Y (zh) 航海方位测量器
US20020095803A1 (en) Compass ruler measurement device
SU726420A1 (ru) Способ калибровки талькоттовского уровн
SU1474468A1 (ru) Прибор дл составлени крупномасштабных топографических планов
Crawford Steven D. Johnson
RU1789853C (ru) Устройство дл разметки объектов