JPH0316797Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0316797Y2 JPH0316797Y2 JP1748284U JP1748284U JPH0316797Y2 JP H0316797 Y2 JPH0316797 Y2 JP H0316797Y2 JP 1748284 U JP1748284 U JP 1748284U JP 1748284 U JP1748284 U JP 1748284U JP H0316797 Y2 JPH0316797 Y2 JP H0316797Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pipe
- floating body
- ventilation pipe
- intake port
- water
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 27
- 238000009423 ventilation Methods 0.000 claims description 19
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000007654 immersion Methods 0.000 description 2
- 239000013535 sea water Substances 0.000 description 2
- 206010013975 Dyspnoeas Diseases 0.000 description 1
- 230000006835 compression Effects 0.000 description 1
- 238000007906 compression Methods 0.000 description 1
- 238000007599 discharging Methods 0.000 description 1
- 239000007921 spray Substances 0.000 description 1
- 230000004083 survival effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Respiratory Apparatuses And Protective Means (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(技術分野)
本考案は、海難事故等の際に使用される救命防
水マスクの通気管に関するものである。
水マスクの通気管に関するものである。
(従来技術)
海難事故等の際に使用されるイマージヨンスー
ツ(又はサバイバルスーツ)、救命胴衣等の救命
具は、通常主として顔の部分だけが海面上に出る
ように作られているため、海上で救助を待つ間に
大波等によつて顔面が水没し、呼吸困難で死に至
つたり、急速に疲労したりする場合が非常に多か
つた。
ツ(又はサバイバルスーツ)、救命胴衣等の救命
具は、通常主として顔の部分だけが海面上に出る
ように作られているため、海上で救助を待つ間に
大波等によつて顔面が水没し、呼吸困難で死に至
つたり、急速に疲労したりする場合が非常に多か
つた。
そこで、このような事態を防止するために、海
上で救助を待つ間に波浪の影響を受ることなく、
安全に呼吸することのできる救命防水マスクが提
案されている。
上で救助を待つ間に波浪の影響を受ることなく、
安全に呼吸することのできる救命防水マスクが提
案されている。
第1図は、その防水マスクの一例を示したもの
で、1は下部に錘1aを設けた浮体、2は浮体が
水面に浮いているときその浮体から上方に立上
り、先端に吸気口を有する通気管、3は吸気口に
水の飛沫等が侵入するのを防止するためのカバ
ー、4は面体で、呼気を外部に排出する排気弁、
侵入した水を排出する排水弁を備えている。5は
面体4と通気管2とを連結するフレキシブル連結
管である。なお、第1図のA部に水抜装置を設け
てもよい。本図では、イマージヨンスーツあるい
は救命胴衣は省略してある。
で、1は下部に錘1aを設けた浮体、2は浮体が
水面に浮いているときその浮体から上方に立上
り、先端に吸気口を有する通気管、3は吸気口に
水の飛沫等が侵入するのを防止するためのカバ
ー、4は面体で、呼気を外部に排出する排気弁、
侵入した水を排出する排水弁を備えている。5は
面体4と通気管2とを連結するフレキシブル連結
管である。なお、第1図のA部に水抜装置を設け
てもよい。本図では、イマージヨンスーツあるい
は救命胴衣は省略してある。
このように構成された防水マスクを使用する
と、海上で救助を待つ間、安全に呼吸することが
できる。
と、海上で救助を待つ間、安全に呼吸することが
できる。
ところで、海難事故といつても、船舶の浸水に
よる沈没事故のように、避難に比較的時間的余裕
があり、事故を知つて救命具を着用する場合と、
漁業をはじめとして船上作業をしている際に船舶
から海に墜落する等の不慮の事故や船が急に顛覆
するという緊急の場合が考えられる。前者の場
合、防水マスクが相当程度に大きくてもそれほど
問題はない。しかし、平常時で格納する際は、で
きるだけコンパクトにまとめられるようにするこ
とが望ましい。また、後者の場合は、防水マスク
が小形で携帯可能であることが要求される。
よる沈没事故のように、避難に比較的時間的余裕
があり、事故を知つて救命具を着用する場合と、
漁業をはじめとして船上作業をしている際に船舶
から海に墜落する等の不慮の事故や船が急に顛覆
するという緊急の場合が考えられる。前者の場
合、防水マスクが相当程度に大きくてもそれほど
問題はない。しかし、平常時で格納する際は、で
きるだけコンパクトにまとめられるようにするこ
とが望ましい。また、後者の場合は、防水マスク
が小形で携帯可能であることが要求される。
一方、防水マスクの吸気口は、そこから海水が
侵入しないように海面より上方の適当な高さに位
置させることが必要である。
侵入しないように海面より上方の適当な高さに位
置させることが必要である。
(考案が解決しようとする課題)
本考案は、このように要求に鑑みてなされたも
ので、非使用時は格納や携帯に便利なように小
形、コンパクトにまとめられ、使用時は吸気口を
海面より適当な高さに位置させるようにした救命
防水マスクの通気管を提供することを目的とす
る。
ので、非使用時は格納や携帯に便利なように小
形、コンパクトにまとめられ、使用時は吸気口を
海面より適当な高さに位置させるようにした救命
防水マスクの通気管を提供することを目的とす
る。
(課題を解決するための手段)
この目的を達成するために、本考案の救命防水
マスクの通気管は、膨脹式浮体を貫通し、径の異
なる複数のパイプを多段に連結して大径パイプの
中に小径パイプが順次収納可能なように伸縮自在
の構成となつている。最下端のパイプには排水弁
が、また最上端のパイプには吸気口がそれぞれ設
けられ、吸気口には水の飛沫等の侵入を防止する
カバーが付けられている。さらに吸気口と浮体と
の間には、面体につながるフレキシブル連結管が
接続される分岐管が配設されている。
マスクの通気管は、膨脹式浮体を貫通し、径の異
なる複数のパイプを多段に連結して大径パイプの
中に小径パイプが順次収納可能なように伸縮自在
の構成となつている。最下端のパイプには排水弁
が、また最上端のパイプには吸気口がそれぞれ設
けられ、吸気口には水の飛沫等の侵入を防止する
カバーが付けられている。さらに吸気口と浮体と
の間には、面体につながるフレキシブル連結管が
接続される分岐管が配設されている。
(作 用)
上記構成の救命防水マスクの通気管は、非使用
時は格納や携帯に便利なように短縮し、浮体も折
りたたんで小形にする。使用時は浮体を膨脹させ
て水面に浮かせ、かつ通気管を伸長させると、吸
気口は海面より適当な高さに位置し、また、吸気
口はカバーで覆われているので海水の飛沫等の侵
入は極力防止されるが、万一入つても、その水位
が外部の水面より高くなると排水弁が開いて排出
されるので、フレキシブル連結管や面体に水の入
り込みはなく、安全に呼吸することができる。
時は格納や携帯に便利なように短縮し、浮体も折
りたたんで小形にする。使用時は浮体を膨脹させ
て水面に浮かせ、かつ通気管を伸長させると、吸
気口は海面より適当な高さに位置し、また、吸気
口はカバーで覆われているので海水の飛沫等の侵
入は極力防止されるが、万一入つても、その水位
が外部の水面より高くなると排水弁が開いて排出
されるので、フレキシブル連結管や面体に水の入
り込みはなく、安全に呼吸することができる。
以下、図面により実施例を詳細に説明する。
(実施例)
第2図及び第3図は、本考案の一実施例を示し
たもので、第2図は使用時の状態を、又、第3図
は非使用時の状態をそれぞれ示している。図にお
いて、11は下部に適当な錘11aを有する浮体
で、非使用時は小さく折りたたむことができ、使
用時は小形圧縮ボンベなどにより空気等を注入し
て膨張させ、適当な浮力を持たせるようにする。
12は、径の異なる複数のパイプを多段に連結
し、大径パイプの中に小径パイプが順次収納可能
に構成された通気管であり、浮体11を貫通し、
最下端のパイプに排水弁14が設けられている。
通気管12の最上端のパイプは吸気口15を有
し、この吸気口15を覆うようにカバー13が設
けられている。吸気口15と浮体11との間のパ
イプの一つに岐管12aがあり、この分岐管12
aの端部にフレキシブル連結管5が接続される。
たもので、第2図は使用時の状態を、又、第3図
は非使用時の状態をそれぞれ示している。図にお
いて、11は下部に適当な錘11aを有する浮体
で、非使用時は小さく折りたたむことができ、使
用時は小形圧縮ボンベなどにより空気等を注入し
て膨張させ、適当な浮力を持たせるようにする。
12は、径の異なる複数のパイプを多段に連結
し、大径パイプの中に小径パイプが順次収納可能
に構成された通気管であり、浮体11を貫通し、
最下端のパイプに排水弁14が設けられている。
通気管12の最上端のパイプは吸気口15を有
し、この吸気口15を覆うようにカバー13が設
けられている。吸気口15と浮体11との間のパ
イプの一つに岐管12aがあり、この分岐管12
aの端部にフレキシブル連結管5が接続される。
このように構成された本実施例は、平常時は、
第3図に示したように通気管12を短縮し、又浮
体11も折りたたむことができるので、格納する
場合に場所を取らず、また携帯にも便利である。
一方使用する際は、第2図のように浮体11を膨
張させ、通気管12を伸長させれば、浮体11が
水面に浮いたとき吸気口15は海面より上方の適
当な高さに位置し、空気を取り入れることができ
る。
第3図に示したように通気管12を短縮し、又浮
体11も折りたたむことができるので、格納する
場合に場所を取らず、また携帯にも便利である。
一方使用する際は、第2図のように浮体11を膨
張させ、通気管12を伸長させれば、浮体11が
水面に浮いたとき吸気口15は海面より上方の適
当な高さに位置し、空気を取り入れることができ
る。
吸気口15はカバー13によつて水の侵入が防
止されているが、万一水が侵入した場合は通気管
12の下方に流れ落る。通気管12の下端には排
水弁14があり、この排水弁14は外部の水圧に
よつて閉塞されているため、侵入した水が小量の
うちは排水されずに通気管内に溜るが、さらに水
量が増して通気管12内の水面が外部の水面より
高くなると、その水圧によつて排水弁14が開
き、従つて管内の水はその一部が外部へ排出され
る。このようにして、以後水が侵入してきても、
通気管12内の水は外部の水面以上の高さになる
ことはなく、従つて、水が分岐管12aを通つて
フレキシブル連結管5の方へ入つていくことはな
い。
止されているが、万一水が侵入した場合は通気管
12の下方に流れ落る。通気管12の下端には排
水弁14があり、この排水弁14は外部の水圧に
よつて閉塞されているため、侵入した水が小量の
うちは排水されずに通気管内に溜るが、さらに水
量が増して通気管12内の水面が外部の水面より
高くなると、その水圧によつて排水弁14が開
き、従つて管内の水はその一部が外部へ排出され
る。このようにして、以後水が侵入してきても、
通気管12内の水は外部の水面以上の高さになる
ことはなく、従つて、水が分岐管12aを通つて
フレキシブル連結管5の方へ入つていくことはな
い。
なお、通気管12の下端の排水口から波動圧力
等により水が侵入しないように、排水弁14が設
けられているだけでなく、さらにその効果を高め
るために排水口カバー16が設けられている。
等により水が侵入しないように、排水弁14が設
けられているだけでなく、さらにその効果を高め
るために排水口カバー16が設けられている。
(考案の効果)
以上説明したように、本考案によれば、平常時
は小形に縮小することができるとともに、使用す
る場合は浮体を膨張させ、通気管を伸長して吸気
口を海面上適当な高さに保持することができるか
ら、必要十分な機能を有し、しかも格納や携帯に
極めて便利な救命防水マスクの通気管を提供する
ことができる。
は小形に縮小することができるとともに、使用す
る場合は浮体を膨張させ、通気管を伸長して吸気
口を海面上適当な高さに保持することができるか
ら、必要十分な機能を有し、しかも格納や携帯に
極めて便利な救命防水マスクの通気管を提供する
ことができる。
第1図は、従来例の構成及びその使用状態を示
す図、第2図及び第3図は、本考案の一実施例の
構成を示す図である。 4……面体、5……フレキシブル連結管、11
……浮体、12……通気管、12a……分岐管、
13……カバー、14……排水弁、15……吸気
口。
す図、第2図及び第3図は、本考案の一実施例の
構成を示す図である。 4……面体、5……フレキシブル連結管、11
……浮体、12……通気管、12a……分岐管、
13……カバー、14……排水弁、15……吸気
口。
Claims (1)
- 浮体と、該浮体が水面に浮いているときその浮
体から上方に立上り、先端に吸気口を有する通気
管と、前記吸気口を覆つて水の飛沫等の侵入を防
止するカバーと、少くとも人の口、鼻部を覆い排
気弁を有する面体と、該面体に一端が接続され他
端が前記通気管に接続されたフレキシブル連結管
とからなる救命防水マスクにおいて、前記浮体
は、非使用時は縮少し、使用時に膨張させる膨張
式浮体であり、前記通気管は、径の異なる複数の
パイプを多段に連結し、大径パイプを中に小径パ
イプが順次収納可能に構成され、前記浮体を貫通
し、最下端のパイプに排水弁が設けられ、前記吸
気口と前記浮体との間に配設された分岐管の端部
に前記フレキシブル連結管の他端が接続されてい
ることを特徴とする救命防水マスクの通気管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1748284U JPS60130197U (ja) | 1984-02-13 | 1984-02-13 | 救命防水マスクの通気管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1748284U JPS60130197U (ja) | 1984-02-13 | 1984-02-13 | 救命防水マスクの通気管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60130197U JPS60130197U (ja) | 1985-08-31 |
JPH0316797Y2 true JPH0316797Y2 (ja) | 1991-04-10 |
Family
ID=30505224
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1748284U Granted JPS60130197U (ja) | 1984-02-13 | 1984-02-13 | 救命防水マスクの通気管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60130197U (ja) |
-
1984
- 1984-02-13 JP JP1748284U patent/JPS60130197U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60130197U (ja) | 1985-08-31 |
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