JPH03133110A - 電磁結合接続器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電磁結合接続器、とくに電力或は電気信号を
伝達するためのコンセントやケーブルコネクタなどに関
するものである。

〔従来の技術〕

第８図は９例えば実開昭５７−３１８１８号公報に示さ
れた従来のトランスを用いたコンセントの断面構成図で
ある。図において、　　（ｌａ）（ｘｂ）は鉄心であり
，１次鉄心（１ａ）の巻線可能な窓わ（（ｌｏｇ）に対
し１次巻線（２ａ）を１次鉄心中足（ｌｌａ）のまわシ
に巻き、コンセントボディ（３）を構成している。また
、２次鉄心（１ｂ）の巻線可能な窓わ（（１０ｂ）に対
し、２次巻線（２ｂ）を２次鉄心中足（ｌｌｂ）のまわ
シに巻き。

コンセントキャップ（４）を構成している。（６ａ）（
６ｂ）は、それぞれ１次巻線（２ａ）及び２次巻線（２
ｂ）に至るコードであ’）、　　（７ａ）、　（７ｂ）
は、１次巻線（２ａ）及び２次巻線（２ｂ）をそれぞれ
巻くためのボビンであって、（８）は上記コード（６ａ
）に接続した商用電源であｆｉ、＋９）は上記コード（
６ｂ）に接続した負荷である。

次にこの従来例の動作について説明する。コンセントボ
ディ（３）に、コンセンチキャップ（４）を結合させ、
商用電源（８）から交流電圧をコード（６ａ）に印加す
ると、１次巻線（２ａ）に電流が流れ、１次側鉄心（１
ａ）及び２次側鉄心（１ｂ）に磁束ができる。この磁束
によシ、電磁誘導が起こり、２次巻線（２ｂ）に電流が
流れ、コード（６ｂ）から電気エネルギーを取シ出すこ
とができ、負荷（９）Ｋ電力を保給することができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のトランスを用いたコンセントは以上のように構成
されているので、１次巻Ｍ（２ａ）と２次巻線（２ｂ）
との間の結合度が悪くなる。即ち、漏れインダクタンス
が大きくなる。漏れインダクタンスの増大は、電圧降下
を生じさせ２次側への電力伝達を困難にする。特に、高
周波の交流電圧を伝達する場合は、漏れインダクタンス
によるインピーダンスが大きく、電圧降下が非常に大き
くなるため電力伝達が著しく困難になる。また、コンセ
ントボディ（３）及びコンセントキャップ（４）をそれ
ぞれ、電気的絶縁保護或は防水等のためケースに入れる
。またはモールド或はコーティングすると、１次鉄心（
ｌａ）と２次鉄心（１ｂ）の間にギャップができ１次巻
線（２ａ）と２次巻線（２ｂ）との間の結合度が更に悪
くなる。

また、ケーブルコネクタとして電気信号を伝達する場合
にも、上記構成のものは１次巻線（２ａ）と２次巻線（
２ｂ）との間の結合度が悪いため正確碌信号伝達が困難
であり，高周波信号の伝達は著しく困難になるなどの問
題があったこの発明は上記のような従来技術の問題点を
解決するためになされたもので、１次巻線と２次巻線と
の間の結合度を改善し、即ち、漏れインダクタンスを小
さくすることによシ、電力伝達が容易に、かつ効率良く
できるトランスを用いたコンセント、或は正確な電気信
号の伝達ができるトランスを用いたケーブルコネクタ等
を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る電磁結合接続器は、１次巻線及び２次巻
線が、結合時に１巻線の周方向全周にわたっ一〇重なる
ように各鉄心に各巻線を各々巻装したものである。

〔作用〕

この発明における電磁結合接続器においては、結合時に
１次巻線と２次巻線が重なるように各々鉄心に巻かれて
いるので、１次巻線と２次巻線の結合が改善され、漏れ
インダクタンスが小さくなる。

〔実施例〕

以下、この発明の一実施例を図によって説明する。第１
図はトランスを用いたコンセント又はケーブルコネクタ
の断面図であシ９図中の（ｌａ　）（ｌｂ　）　（２ａ
　）（２ｂ）　（３）（４）　（１０ａ）（１０ｂ）（
１１ａ）（１１ｂ）は前記従来のトランスを用いたコン
セントにおけると同−又は相当するものであり，同一符
号で示す。（５）は、コンセントボディ（３）及びコン
セントキャップ（４）をそれぞれ電気的絶縁保護或は防
水等の為に入れるケース、又は、モールド或はコーテイ
ング材である。

上記のように構成されたコンセント又はケーブルコネク
タにおいては１次巻線（２ａ）及び２次巻線（２ｂ）は
１例えばコンセントボディ（３）とコンセントキャップ
（４）の結合時において１巻線の周方向全周にわたって
１次巻線と２次巻線が重なるように各鉄心（１ａ）（ｌ
ｂ）の中足（ｌｌａ）（１１ｂ）のまわシに巻かれてい
る。このようにすることによシア１次巻線（２ａ）と２
次巻線（２ｂ）の結合度が改善でき、漏れインダクタン
スを小さくすることができる。

漏れインダクタンスの減少は、電圧降下を小さくするこ
とができ、１次側から２次側への電力伝達を容易にでき
、或は正確な電気信号の伝達ができる。特に、高周波の
交流電圧の伝達が容易にできるため電力伝送効率が高く
、シかも小形軽量のコンセントを提供することができる
。また、高周波の電気信号の伝達が容易なケーブルコネ
クタをも提供することができる、また、上記実施例では
１次側と２次側をそれぞれ電気絶縁物のケースに入れる
。又は電気絶縁物でモールド或はコーティングした構造
にしたので、感電、漏電の危険がなく、金属片による接
触不良を起こさないため、湿気の多い場所での使用が可
能なコンセント又はケーブルコネクタを提供することが
できる。

なお、上記実施例では、Ｅ形鉄心のトランスを用いたコ
ンセント又はケーブルコネクタについて述べたが、鉄心
の形状に限定されないことは言うまでもない。第２図及
び第３図にＵ形とＴ形鉄心のトランスを用いたコンセン
ト又はケーブルコネクタの断面図を、第４図及び第５図
ＫＫ形と工形鉄心のトランスを用いたコンセント又はケ
ーブルコネクタの断面図を、第６図にＵ形鉄心のトラン
スを用いたコンセント又はケーブルコネクタの断面図を
、第７図にＵ形と工形鉄心のトランスを用いたコンセン
ト又はケーブルコネクタの断面図を示す。上記第２図よ
シ第７図において、符号は前記実施例（第１図）と同様
のものであり，同様の効果を奏する。

また、上記第１図から第７図までのコンセントボディ（
３）とコンセントキャップ（４）をそれぞれ入れかえた
構造のものについても、同様の効果を奏することは論を
待たない。

〔発明の効果〕

以上のように、この発明によれば１次巻線及び２次巻線
が結合時に１巻線の周方向全周にわたって重なるように
各巻線を各鉄心に各々巻装したので、１次巻線と２次巻
線の結合度が改善され、漏れインダクタンスが小さくな
る効果がある。従っ曵例えばトランスを用いたコンセン
トにおいては電力伝達が容易に、かつ効率よくでき、ケ
ーブルコネクタにおいては正確な電気信号の伝達ができ
る等の効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の一実施例に係るトランスを用いた
コンセント又はケーブルコネクタを示す断面図、第２図
ないし第７図は、各々この発明の他の実施例に係るトラ
ンスを用いたコンセント又はケーブルコネクタを示す断
面図、及び第８図は、従来のトランスを用いたコンセン
トを示す断面構成図である。 図において、（ｌａ）は１次鉄心、（ｔｂ）は２次鉄心
、　　（２ａ）は１次巻線、　　（２ｂ）は２次巻線。 （３）はコンセントボディ、（４）はコンセントキャッ
プである。 なお１図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １次鉄心に１次巻線が巻装された１次巻線側と２次鉄心
   に２次巻線が巻装された２次巻線側が分離・結合自在で
   あり，結合時に，電磁誘導によって，１次巻線側から２
   次巻線側に電力又は電気信号が伝達するものにおいて，
   １次巻線及び２次巻線は結合時に，巻線の周方向全周に
   わたって１次巻線と２次巻線が重なるように各々巻装さ
   れたことを特徴とする電磁結合接続器。