JPH03128012A - 太陽電池を電源とするターンテーブル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、物品、特に植木鉢あるいは展示品、装飾品を
載せるのに適した、太陽電池を電源とするターンテーブ
ルに関する。

従来の技術及び発明が解決しようとする問題点向日性の
強い鉢植えの植物の花や葉が日光の方向に偏ったまま成
長することを防止し、花や葉を形良く成育させるために
は、植木鉢をときどき回転させる必要がある。又、展示
品や装飾品を人目につくようにし、それらの全体が良く
見えるようにするために、展示品や装飾品を回転させる
ことが望ましい場合がある。植木鉢あるいは展示品、装
飾品（以下単に物品という場合もある）を回転させるた
めの方法としては、ターンテーブルの回転台上に物品を
載せて回転台を回転させることが最も簡便な方法である
。

商用電源で駆動されるモーターによって回転させられる
回転台を有するターンテーブルは周知である。商用電源
を用いる場合、配線をしなければならず工事が繁雑であ
るという問題を有し、更にターンテーブルの設置場所に
よっては商用電源が容易に得られない場合がある。電池
を電源とするモーター駆動のターンテーブルも知られて
いる。

電源として乾電池を使用する場合、商用電源を使用する
場合の問題は回避できるが、乾電池の寿命が短いため乾
電池を頻繁に交換するという繁雑な作業が必要である。

電池として太陽電池を使用することも又知られているが
、通常太陽電池とモーターが直結されているため、太陽
電池に太陽光が十分当たる晴天でないと、モーターを駆
動するための太陽電池の起電力が不足しターンテーブル
を回転できないという問題がある。太陽電池と蓄電池を
組合わせて使用することも考えられるが、太陽電池に光
が照射されていないときのモーターの制御のために別個
の受光素子を必要とし、制御装置が複雑なものとなる。

従って、本発明の目的は、電源として太陽電池を使用し
、曇天や雨天でも回転可能なターンテーブルを提供する
ことである。

更に本発明の目的は、モーターの制御のために別個の受
光素子が不要であり、簡単な電子回路によってモーター
の回転を制御することができるターンテーブルを提供す
ることである。

問題点を解決するための手段 上記の目的は、太陽電池と、太陽電池に接続された蓄電
池と、太陽電池に接続されたモーターによって回転する
回転台と、太陽電池と蓄電池の間に設けられた照度設定
回路と、太陽電池とモーターの間に設けられた制御装置
とから威り、太陽電池の起電力が予め設定された値以上
になると前記照度設定回路が作動し、該照度設定回路の
作動によって前記制御装置が作動し、該制御装置の作動
から一定時間経過後、該制御装置によって前記モーター
が駆動させられ、これによって前記回転台を一定角度回
転することを特徴とするターンテーブルによって、達成
することができる。

太陽電池は通常販売されているいかなる形式の太陽電池
であってもよい。蓄電池及びモーターは、使用する太陽
電池に適合するものであればよく、回転台上に載せる物
品の重量、回転台の回転割合等を考慮して選択すればよ
い。

太陽電池と蓄電池の間に設けられた照度設定回路は太陽
電池の起電力を測定し、太陽電池の起電力が予め設定さ
れた値以上になると作動を開始する。太陽電池の起電力
の測定は、太陽電池が発生する電流の測定あるいは電圧
の測定とすることができる。照度設定回路は、例えば照
度測定部及び照度設定シュミット回路から構成すること
ができる。

太陽電池とモーターの間に設けられた制御装置はモータ
ーの回転を制御する。蓄電池に対する負荷を考慮すると
、モーターを間欠的に駆動することが望ましい。制御装
置は、電源制御回路、モーター制御タイマー及びモータ
ー駆動回路からＷＩＩＦｉＣすることができる。

制御装置の作動からモーターが間欠的に駆動を開始させ
られるまでの一定時間は、ターンテーブル上に載せられ
る物品により、任意に設定することができる。即ち、展
示品や装飾品の場合にはこの時間を短くすることが望ま
しいし、鉢植の場合にはこの時間を長くすることが望ま
しい。モーターの回転による回転台の回転角も任意とす
ることができる。

モーターのみを備えた少なくとも１つの第２の回転台を
前記のターンテーブルと組合わせることができる。この
場合には、前記制御装置に外部接続端子を設け、この外
部接続端子に第２の回転台のモーターを接続すればよい
。

照度設定回路によって制御装置が作動させられた後一定
時間経過前に、太陽電池の起電力が予め設定された値以
下になった場合、照度設定回路の作動が中断し、これに
よって制御装置の作動が中断するように、照度設定回路
を設計することも可能である。

作用 太陽電池に光が照射されると、太陽電池には起電力が生
じる。この起電力が予め設定された以上の値になったこ
とを照度設定回路が検出すると、照度設定回路は信号を
制御装置に送る。この信号によって制御装置の電源制御
回路がオンとなり、制御装置のモーター制御タイマーが
作動を開始し、該タイマーによる一定時間の計時後、該
タイマーによってモーター駆動回路が作動させられる。

モーター駆動回路はモーターを駆動し、回転台は一定角
度回転する。その後、制御装置によってモーターは停止
させられる。この時点で太陽電池の起電力が予め設定さ
れた値以上の場合には、上記が繰り返される。

実施例 以下本発明を図面を参照して詳しく説明する。

第１図は、本発明のターンテーブルｌの分解斜視図であ
る。ターンテーブルＩは、回転台１０゜ターンテーブル
本体１４、太陽電池２０、蓄電池２２、駆動装置２４及
び照度設定回路と制御装置を含む制御ユニット３０から
成る。

回転台１０の頂面の周辺には、ターンテーブル本体１４
の内部に水等が侵入しないように、下向きに延びる壁部
を設けることが望ましい。回転台ｌＯの頂面の下面中心
部にはシャフト１２が一体に設けられている。ターンテ
ーブル本体１４の中心部には突起が設けられ、該突起内
に孔１６が設けられている。シャフト１２を孔１６に挿
入することにより、回転台１０はターンテーブル本体１
４によって回転可能に支持される。駆動装置２４は、図
示されていないモーター２６及び図示のギアユニットか
ら戊る。シャフト１２に固定されたギアを駆動装置２４
のギアユニットと係合させれば、モーター２６の回転に
よって回転台１０が回転させられる。モーター２６の回
転を回転台１０に伝達する手段は、図示以外の適切な手
段に変更することができる。回転台ｌＯ及びターンテー
ブル本体１４は、金属、プラスチック材料等の適切な材
料から作ることができる。

太陽電池２０．蓄電池２２、モーター２６及び制御ユニ
ット３０の回路図を第２図に示す。

制御ユニット３０は、照度設定回路及び制御装置から成
る。照度設定回路は、照度測定部３２及び照度設定シュ
ミット回路３４から構成することができる。照度測定部
３２は、例えば第２図に示すように抵抗Ｒとトランジス
ターＴｒを組合わせて構成することができる。照度が増
加すると太陽電池が生成する電流値は増える。ＰＮＰ形
トランジスターＴｒのベースとエミッター間に一定の電
位差が生ずることにより、トランジスターＴｒをオンす
ることができる。この動作を利用してトランジスターＴ
ｒのエミッターとベースの間に抵抗Ｒを挿入し照度測定
部を構成した。抵抗Ｒの値をＶ／Ｉに設定した。ここで
ＶはトランジスターＴｒをオンにするための電位差であ
る。又、■は照度設定電流値であり、照度２．０００乃
至３，０００ルクスにおける太陽電池の生成する電流値
に相当する。制御装置は、電源制御回路３６、モーター
制御タイマー３８、モーター駆動回路４０から構成する
ことができる。モーター制御タイマー３８は、発振回路
、カウンター回路及びタイマー回路から構成することが
できるが、これに限定するものではない。

第２図に示すように、照度設定回路は太陽電池２０と蓄
電池２２の間に設けられている。太陽電池の起電力の測
定を太陽電池が生成する電流によって行う場合、予め設
定された太陽電池の起電力は、２．０００乃至３．００
０ルクスの光が太陽電池に照射されたときの太陽電池が
生成する電流値とすることができる。

第２図に示すように、制御装置が太陽電池２０とモータ
ー２６との間に設けられている。太陽電池２０によって
発生する起電力の値、例えば電流値、が予め設定された
値を越えると、照度設定回路の照度測定部３２で信号が
発生し、信号は照度設定シュミット回路３４を作動させ
る。照度設定シュミット回路３４の作動によって発生し
た信号が制御装置の電源制御回路３６をオンにし、制御
装置に電流が流れ始め制御装置のモーター制御タイマー
３８の作動が開始する。モーター制御タイマー３８は一
定時間を計時した後信号をモーター駆動回路４０に送り
、モーター駆動回路４０がオンになる。モーター駆動回
路４０がオンになると、太陽電池２０及び蓄電池２２か
らモーター２６へと電流が流れ、モーター２６は回転す
る。モーター制御タイマー３８は、回転台ｌＯが一定角
度回転するのに要する時間を計時した後モーター駆動回
路４０をオフにし、これによってモーター２６の回転は
中断する。

使用した太陽電池の規格は、ソーラーシュミレータ−で
１２万ルクスの光を照射したとき６Ｖ１１４ｍＡの起電
力、１万ルクスの光を照射したとき４．８Ｖ％　１．５
５ｍＡの起電力を生皮するものであった。モーターは無
負荷時１．５Ｖ−５ｍＡ。

２ｇ−ｃｍの負荷時１．５Ｖ−１５ｍＡの定格を有する
ものを使用した。蓄電池は３．６Ｖ−２７０ｍ　Ａの規
格のものを使用した。回転台の直径を１９０ｍｍとし高
さを４０ｍｍとした。回転台の上に５ｋｇの植木鉢を載
せ、前記一定時間を１０分間にそして回転台ｌＯの一定
回転角度を１２０度に設定した。このように設定するこ
とによって、太陽電池の起電力が予め設定された値以上
になると、それから１０分経過後に回転台１０は１２０
度回転し、長時間の使用に十分耐えることができＩこ　
。

モーター２６の回転に関係なく、蓄電池２２は、太陽電
池２０に光が照射されている限り充電され続ける。しか
しながら、太陽電池２０の起電力が予め設定された値以
下の場合には、照度設定回路が作動せず、その結果、回
転台ＩＯは回転しない。

第１図に示すターンテーブルｉにおいては、ターンテー
ブル本体１４の内部に制御ユニット３０及び蓄電池２２
は収容されているが、制御ユニット３０及び蓄電池２２
をターンテーブル本体１４の外部、例えば太陽電池２０
と共に１つのケースに収容することもできる。

太陽電池、照度設定回路及び制御装置を有さす、モータ
ーのみを備えた第２の回転台を前記のターンテーブルｌ
と併置することができる。この場合には、ターンテーブ
ルｌに備えられたモーター２６と第２の回転台に備えら
れたモーターを並列に接続できるように、制御装置のモ
ーター駆動回路４０に外部接続端子を設け、この外部接
続端子に第２の回転台に設けられたモーターを接続すれ
ばよい。このような第２の回転台は１台であっても複数
台であってもよい。第２の回転台を設けることによって
、物品の展示効果が高まるだけでなく、組合わされたタ
ーンテーブル全体のコスト低減が図れる。

照度設定回路によって制御装置が作動させられた後一定
時間経過前に、太陽電池の起電力が予め設定された値以
下になった場合、照度設定回路の作動が中断し、これに
よって制御装置の作動が中断するように、照度設定回路
を設計することも可能である。即ち、制御装置の作動開
始後一定時間経過に至るまで太陽電池が予め設定されＩ
；起電力以上の起電力を生威し続けない場合、モーター
の回転は生じない。このようにすることによって、制御
装置の作動開始後太陽電池の起電力が低下し蓄電池が太
陽電池によって充電されなくなる場合あるいは殆ど充電
されなくなる場合に、モーターは回転せず、蓄電池の放
電を効果的に防ぐことができる。

回転台が１回転する毎にメロディ−を流すことができる
。このためには、ターンテーブルｌの回転台１０の頂面
の下面周辺部の近くに下向きに延びる突起を１つ設け、
ターンテーブル本体１４の内部に該突起と係合可能なリ
ミットスイッチ４２（第１図参照）を設け、該リミット
スイッチとスピーカー４４（第１図参照）とをメロディ
−回路に接続すればよい。メロディ−回路はモーター駆
動回路４０と並列に接続する。回転台が１回転する毎に
上記突起がリミットスイッチと係合しメロディ−回路が
オンとなり、スピーカーからメロディ−が流れる。これ
によって、回転台が回転していることが確実に分かる。

発明の効果 本発明のターンテーブルは、成る照度以上の光源がある
場所に単に設置するだけで回転するので、繁雑な電気配
線は不要である。又、照度設定回路を有するので、制御
装置のオンオフのために３１１個の受光素子が不要であ
り、回路全体を簡素化できる。更に、照度設定回路及び
制御装置によるモーターの間欠的な駆動と蓄電池の組合
わせによって、曇天や雨天の場合でも回転台を回転させ
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のターンテーブルの分解斜視図、第２
図は本発明の実施例を示す回路図である。 図中、ｌ・・・ターンテーブル、１０・・・回転台、１
４・・・ターンテーブル本体、２０・・・太陽電池、２
２・・・蓄電池、２４・・・駆動装置、２６・・・モー
ター３０・・・制御ユニット、３２・・・照度測定部、
３４・・・照度設定シュミット回路、３６・・・電源制
御回路、３８・・・モーター制御タイマー ４０・・・モーター駆 動回路、 ４２・・・リミ ットスイッチ、 ４４・・・スピー カー、 である。 外１名 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、太陽電池と、 太陽電池に接続された蓄電池と、 太陽電池に接続されたモーターによって回転する回転台
   と、 太陽電池と蓄電池の間に設けられた照度設定回路と、 太陽電池とモーターの間に設けられた制御装置とから成
   り、 太陽電池の起電力が予め設定された値以上になると前記
   照度設定回路が作動し、 該照度設定回路の作動によって前記制御装置が作動し、 該制御装置の作動から一定時間経過後、該制御装置によ
   って前記モーターが駆動させられ、これによって前記回
   転台を一定角度回転することを特徴とするターンテーブ
   ル。 ２、前記制御装置には外部接続端子が設けられ、モータ
   ーを備えた少なくとも１つの第２の回転台を更に具備し
   、該少なくとも１つの第２の回転台のモーターは前記外
   部接続端子に接続されている特許請求の範囲第１項記載
   のターンテーブル。 ３、前記制御装置の作動後前記一定時間の経過前に、太
   陽電池の起電力が前記予め設定された値以下になると、
   前記照度設定回路の作動が中断し、これによって前記制
   御装置の作動が中断する特許請求の範囲第１項又は第２
   項に記載のターンテーブル。