JPH03123825A - 回転機用振動スペクトル解析装置 - Google Patents

回転機用振動スペクトル解析装置

Info

Publication number
JPH03123825A
JPH03123825A JP1255340A JP25534089A JPH03123825A JP H03123825 A JPH03123825 A JP H03123825A JP 1255340 A JP1255340 A JP 1255340A JP 25534089 A JP25534089 A JP 25534089A JP H03123825 A JPH03123825 A JP H03123825A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
input
output
frequency
frequency multiplier
vibration
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1255340A
Other languages
English (en)
Inventor
Vasiliev Kulikov Viktor
ビクトル バシリエビチ クリコフ
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
N PROIZV OB ISPYTAT TEKH
Original Assignee
N PROIZV OB ISPYTAT TEKH
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by N PROIZV OB ISPYTAT TEKH filed Critical N PROIZV OB ISPYTAT TEKH
Priority to JP1255340A priority Critical patent/JPH03123825A/ja
Publication of JPH03123825A publication Critical patent/JPH03123825A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は振動および衝撃負荷に関し機器または構造物を
試験する分野に関し、特に回転機用振動スペクトル解析
装置に関する。
本発明は自動車と航空機産業および農業用機器工学にお
いて、回転部分をもつ機器と電動機の振動を研究および
診断するために有利に使用できるものである。本発明は
また、電気駆動装置の研究用電力産業、工作機械産業と
基礎段と本体の建設時の重機械工作機械の効果の研究用
産業工学、および電力プラントのつり合いおよび振動と
騒音のレベル減少用造船産業において有用となり得る。
〔従来技術、および発明が解決しようとする課題]振動
スペクトル解析機は当該技術において周知であり(例え
ばソビエト連邦、A特許Nα834579)、該特許は
、振動検知用ピックアップ、ミキサ(混合器)、可変フ
ィルタ、記録装置および制御装置を具備するものである
。ミキサの第1の入力は振動ピックアップの出力に接続
され、ミキサ出力は可変フィルタの入力端に接続され、
そのフィルタの出力は記録装置入力を駆動する。スペク
トル解析器は更に局部発振器、回転速度センサ、周波数
対電圧比例変換器、微分変換器、および加算器を具備し
ている。局部発振器の出力はミキサの第2の入力端に接
続され、回転速度センサおよび比例型と微分型周波数対
電圧変換器の入力端とに接続された局部発振器入力端を
有している。それぞれの周波数対電圧変換器の出力端は
加算器入力に接続され、その出力端は、記録器の第2入
力端と制御装置の入力端とに接続されている。制御装置
の出力は可変フィルタの出力を駆動する。
この当業者周知の振動スペクトル解析装置の特徴とする
所は、その分析時間が長いことと、実時間での広帯域振
動スペクトル選択的解析を実施することが不可能である
ということに起因しての低い有効性を特色とするもので
、その結果として、振動スペクトル解析の結果をあいま
いさなしに評価するような適切なデータが得られない。
また従来技術で周知であるのは、回転機用振動スペクト
ル解析器(S、M、Doroshko“振動パラメータ
によるガスタービン機関の監視と診断” 1984年刊
行、第75頁、ロシャ語)であって、この振動スペクト
ル解析器は、「k」次の直列接続の動作部分の低域通過
フィルタに接続された振動ピックアップであって、その
各々は演算増幅器と周波数設定用抵抗・コンデンサ回路
網、アナログ・ディジタル変換器であって、その入力が
低域通過フィルタの出力信号により駆動される変換器、
演算装置、記録器であって、アナログ・ディジタル変換
器の出力に接続された演算装置の第1の入力端と記録器
入力に接続される演算装置出力端とを有するもの、直列
接続された回転速度センサと周波数逓倍器であって、そ
の出力がアナログ・ディジタル変換器の出力に接続され
ているもの、および演算装置の出力端に接続された出力
を有する制御ユニット、とを具備している。上記振動ス
ペクトル解析器は、低域通過フィルタの出力端とアナロ
グ・ディジタル変換器の入力端とに接続された評価用(
scaling)増幅器、および回転速度センサの出力
端と演算装置の第2の入力端とに接続された周期針であ
って、その第3入力端が制御装置の入力端に接続され、
その出力端は解析中の回転機の出力端に接続されている
もの、を更に具備している。上記解析装置は演算装置の
第4の入力に接続された記憶装置を具備している。
上記周知の解析装置の特色は、解析されている回転機の
回転速度の変化の広範囲にわたる振動スペクトル解析中
に、ディジタル信号処理システムに固有の解析結果の干
渉ひずみの発生する可能性に帰因する、振動スペクトル
解析の有効性の低いことである。更に、この周知の解析
装置は、同期スペクトル解析中に分解能を変更すること
が不可能であり、したがって高い分解能をもった振動ス
ペクトルにおける、特別の利点に関する詳細な評価部分
を除去することによって振動スペクトル解析の有効性を
改良し、かつ回転機器における欠陥の継続的な診断の正
確さを改良するものである。
本発明の目的は、振動スペクトル解析の有効性が、スペ
クトル解析の解像度の変更、および通過帯域の自動制御
によって解析結果の干渉ひずみが除去される特色を有す
る回路構成の使用により改善されることを特徴とする、
回転機用振動スペクトル解析装置を提供することにある
〔課題を解決するための手段〕
本発明によれば、回転機用振動スペクトル解析装置にお
いて、該装置が、低域通過フィルタに接続された振動ピ
ックアップ、該フィルタは“′に°′段の直列接続の動
作セクションであって、演算増幅器と周波数設定用RC
回路網を備えた各セクションを有するもの;アナログ・
ディジタル変換器であって、その入力が低域通過フィル
タの出力に接続されているもの;演算装置および記録計
であってアナログ・ディジタル変換器の出力に接続され
た演算器入力と、記録計の入力に接続された演算装置出
力とを備えたちの;直列接続の回転速度センサと周波数
逓倍器であって、その出力がアナログ・ディジタル変換
器の出力に接続されて、いるもの;演算装置の出力に接
続された出力端を有する制御ユニット;とを具備し、該
解析装置は周波数逓倍器の出力に接続された周波数・コ
ード変換器の入力端を有する、直列接続の周波数・コー
ド変換器とスイッチであって、その逓倍率は振動スペク
トル解析装置の設定分解能に従って可変であるもの、お
よび周波数逓倍器の出力に接続されたスイッチングユニ
ットとを更に具備するものであって、対応するスイッチ
に直列に接続された各抵抗器に対し、パm′”個の抵抗
器とm゛″個のスイッチとを具備する各アクティブなフ
ィルタセクションの夫々のRC周波数設定用回路網に対
し低域通過フィルタが可変であり、この低域通過フィル
タの出力はスイッチングユニットの出力に接続され、可
変低域フィルタの出力は記録計の出力に接続されること
を特徴とする振動スペクトル解析装置によりこの発明は
達成される。
される。
推薦されるべきことは、周波数逓倍器が、直列に接続さ
れた積分増幅器とパルス発生器、スイッチ、該積分増幅
の入力と該スイッチの第1の入力とに接続された出力を
もつ一致回路ユニットであって、その第2の入力端はパ
ルス発生器の出力に接続され、この出力は周波数逓倍器
の出力を構成するもの、該−数回路ユニットの第1の入
力に接続された出力を有するパルスカウンタであって、
その第2の入力は周波数逓倍器の出力を構成し、スイッ
チ出力に接続されたパルスカウンタのカウント入力と、
周波数逓倍器の入力を構成するパルスカウンタのリセッ
ト入力とを存するものとを具備することである。
更に推薦されるべきことは、該周波数逓倍器は順方向カ
ウンタ;該順方向カウンタ出力に接続された第1の入力
と、該順方向カウンタのリセット入力に接続された出力
とをもつ第1のスイッチングユニットであって、このリ
セット入力が周波数逓倍器入力を構成するもの;メモリ
ユニットの出力に接続された第1の入力をもつ第2のス
イッチングユニットであって、その入力が第1のスイッ
チングユニットの出力に接続されたもの;逆方向カウン
タ;該逆方向カウンタの入力に接続されたパルス発生器
であって、その出力が周波数逓倍器の出力を構成し、第
2のスイッチングユニットの出力に接続され、その出力
が逆方向カウンタの入力に接続されたちの;パルス発生
器に接続された入力と順方向カウンタのカウント入力お
よび周波数逓倍器の出力を構成する周波数分割器の出力
とに接続された出力とをもつ周波数分割器;とを具備す
ることである。
振動スペクトル解析の特定の分解能に従って設定された
可変の逓倍係数をもつ周波数逓倍器および回転機用振動
スペクトル解析装置の設計配置におけるスイッチングユ
ニットとは振動スペクトル解析の分解能と解析される周
波数範囲との制御を許容する。この可能性は有歯ギヤ駆
動装置をもつ運動学的に複雑な機構の研究に特に有用で
ある。
振動スペクトル解析の分解能を変更する可能性は、例え
ば減速ギヤの如き機構の振動の一般的レベルと振動用成
分部品の個別の構成部品との査定を許容し、これは解析
の有効性を改善する。
振動スペクトル解析装置に周波数・コード変換器、スイ
ッチと、各フィルタセクションの各周波数設定用RC回
路網が“m ”個の抵抗器と“m”個のスイッチとを具
備する可変フィルタとして実現された低域フィルタとを
導入することは、処理される信号の上限周波数を変化す
ることにより、解析結果の干渉歪みの消滅を可能にする
が、このことは試験中の物体の速度と周波数逓倍器の逓
倍係数を変更することにより完成され、振動スペクトル
解析の有効性の改善を賓らすことになる。
回転機用の向上された有効性をもつ振動スペクトル解析
装置は、動的および過渡的動作モードを含む大部分の情
報の振動特性により、研究されるべき機械の設計の特徴
を許容する。試験中の回転機の構成部品と組立部の周知
の運動学的結合に関連したスペクトル振動特性は、振動
源の検知と振動源間の相互作用の扱い難い点を容易に促
進するものである。本発明はまた試験中および実時間稼
動中の回転機の振動スペクトルにおける変化の観察をも
許容するものである。
〔実施例〕 本発明は特定の実施例と添付図面を参照してより詳細に
説明することにする。
回転機用振動スペクトル解析装置は、可変低域通過フィ
ルタ2として具体化された低域通過フィルタに接続され
た振動ピックアップ1(第1図)を備えている。解析装
置は、アナログ・ディジタル変換器3と演算器4とを更
に具備している。アナログ・ディジタル変換器3の入力
は低域通過フィルタ2の出力に接続され、変換器3の出
力は演算器4の入力に接続されている。解析装置は、記
録器5、制御ユニット6、および直列接続の周波数逓倍
器7と回転速度センサ8とを更に具備している。演算器
4の出力は記録計5の入力に接続されている。周波数逓
倍器7の出力はアナログ・ディジタル変換器3の出力に
接続されている。
制御ユニット6の出力は記録器5の出力に接続されてい
る。振動スペクトル解析装置は更にまた直列接続の周波
数・コード変換器9とスイッチ10、およびまたスイッ
チングユニット11とを具備している。周波数・コード
変換器9の入力は周波数逓倍器7の出力に接続され、逓
倍器における逓倍率は振動スペクトル解析装置の特定化
された分解能に従って可変である。スイッチングユニツ
1−11は周波数逓倍器7の制御入力に接続されている
。低域フィルタ2の出力はスイッチ10の出力に接続さ
れている。低域フィルタ2(第2図)は活性化誘導m形
RCフィルタ回路網に基づいており次の種類 の一般化伝達関数に関する2次の“′に°個の直列接続
の活性化セクション12+、 12z、・・’、12i
、 12t。
・・・、12kを具備する。こ\にpは複素周波数、a
 z、 a In a (1+ b In b’は周波
数独立の係数テアル。
それぞれの活性化セクション12I、・・・、12には
低域フィルタ2の特定化パラメータに依存し、方程式(
1)の係数a’+ a2+ aO+ b r、b oの
適切な選択により設定されたセクションパラメータをも
つ高域通過、低域通過または除波セクションである。
活性化セクション12r、12□、・・・、 12にノ
制?itl入力は相互接続され低域フィルタ2の出力を
構成する。活性化セクション12にの出力は低域フィル
タ2の出力である。第3図は直列接続の活性化セクショ
ン128.・・・、 12..12i、・・・、12に
、帰還成分および加算器14を備えた、可変低域フィル
タ2の他の実施例の単線結線図を提供している。それぞ
れの活性化セクション12r、12□、・・・、12に
の出力は、加算器14のそれぞれの入力に対する対応の
帰還成分13r、13□、・・・、13kを介して接続
され、そのデータ入力は低域フィルタ2の入力であり、
その出力は活性化セクション12.の入力に接続されて
いる。活性化セクション12、・・・、12、の出力は
相互接続され、低域フィルタ2の出力を構成し、活性化
セクション12にの出力は低域フィルタ2の出力である
。第4図は低域フィルタ2の遮断周波数を変化させるの
に用いられる低域通過セクションである活性化セクショ
ン121の概略図を示している。活性化セクション12
.は負帰還ループと2個の周波数設定用RC回路網をも
つ演算増幅器15を具備し、その第1のものは抵抗組立
部16とコンデンサ17とを含み、その第2のものは抵
抗組立部18とコンデンサ19とを具備している。抵抗
組立部16は、°“m”個の抵抗器20r、・・・、 
20..20.とm個のスイッチ20m;221。
・・・、 20m;221、・・・、211とを具備し
、共通点に相互接続された抵抗20r、・・・、 20
1Iの第1のリード群をもち、活性化セクション12+
の入力と、それぞれのスイッチ213.・・・、20m
;221の第1のリードに接続された各々の抵抗20r
、・・・、20.の第2のリードとを構成するものであ
り、その第2のリード線は共通点に相互接続され、コン
デンサ17の第1のリード線に接続されている。コンデ
ンサ17の第2のリード線は、活性化セクション12t
の出力を構成する演算増幅器15の出力に接続されてい
る。抵抗組立部18は、“′m”個の抵抗22□・・・
、 22r、・・・22、と“m”個のスイッチ23r
、 ・、 23r、・、23r、。
とを具備し、かつ共通点に相互接続されて、演算増幅器
15の非反転入力とコンデンサ19の第1のリード線に
接続された抵抗器220m;221・・・、22.の第
1のリード線群をもち、その第2の′リード線は共通バ
ス24に接続されている。それぞれの抵抗228.・・
・、22.の第2のリード線は夫々のスイッチ238.
・・・、 231Iの第1のリード線に接続され、その
第2のリード線群は共通点に相互接続され、スイッチ2
1□・・・、211の第2のリード線群に接続されてい
る。抵抗20□、・・・、20oと抵抗22、・・・。
22、とはこの与えられた活性化セクション12.の特
定化パラメータに従ってスイッチ21r、・・・、 2
1゜により同期的に開閉される。各々のセクション12
8.・・・、12には同様の設計上の配置を有している
第5図は広帯域アナログ・ディジタル周波数逓倍器7の
単線結線図を示している。周波数逓倍器7は直列接続の
積分用増幅器25とパルス発生器26とを具備している
。周波数逓倍器は更に一致回路ユニット27、パルスカ
ウンタ28およびスイッチ29とを具備している。一致
回路ユニット27の第1の入力はパルスカウンタ28の
出力に接続され、一致回路ユニット27の第2の入力は
周波数逓倍器7の制御入力を構成する。一致回路ユニッ
ト27の出力は積分用増幅器250入力とスイッチ29
の第1の入力とに接続され、その第2入力は可変パルス
発生器26の出力に接続され、その出力はパルスカウン
タ28のカウント入力に接続され、そのリセット入力は
周波数逓倍器7の入力である。パルス発生器26の出力
は周波数逓倍器7の出力を構成する。
第6図はフォワードカウンタ30、スイッチングユニッ
ト31およびメモリユニット32を具備するディジタル
・パルス周波数逓倍器7の一実施例の単線結線図である
。スイッチングユニット31の第1の入力は、周波数逓
倍器7の入力を構成するフォワードカウンタ30のリセ
ット入力に接続されている。周波数逓倍器7は更にスイ
ッチングユニット33、周波数逓倍器7の出力を構成し
、スイッチングユニット33の出力に接続された出力を
有するバックワード(逆方向)カウンタ34、パルス発
生器35、パルス発生器35の出力とパルスカウンタ3
4の入力とに接続された入力と、順方向カウンタ30の
カウント入力に接続された出力とをもつ周波数分割器3
6、とを更に具備している。スイッチングユニット33
の出力は逆方向カウンタ34の入力に接続され、スイッ
チングユニット33の入力はメモリユニット32の出力
に接続され、その入力はスイッチングユニット31の出
力に接続されている。周波数分割器36の出力は周波数
逓倍器7の出力を構成する。
成する。
〔発明の詳細な説明〕
本発明に係る回転機用振動スペクトル解析装置は次のよ
うに動作する。
振動ピックアップ1(第1図)による(図示されてない
)回転機から拾われた振動信号は低域フィルタ2の入力
端に到達する。低域フィルタ2の通過帯域は活性化セク
ション120m;221・・・、 12k(第2図)と
帰還成分13、・・・、 13.!(第3図)によって
整形される。低域フィルタ2(第1図)は信号スペクト
ルの上限周波数を限定する。その場合、信号はアナログ
・ディジタル変換器3の入力まで送られ、変換器内で機
械の回転速度r2に比例する標本化速度f、において振
幅と時間がディジタル化される。回転速度f2は回転速
度センサ8により検知され、周波数逓倍器7の入力に印
加される。
したがって、周波数逓倍器7の出力における振動信号の
標本化周波数f、は f+ =に+  fz           (2)で
、芸にに、は周波数逓倍率である。
振動信号の標本化周波数f、は、解析される振動信号ス
ペクトルの上限周波数f、に関係するので、 f、≧2 r 3(3) 方程式(2)と(3)式から、機械回転速度f2の変化
に伴って、解析される振動スペクトル信号の上限周波数
f3の対応する変化が生ずることが導かれる。
アナログ・ディジタル変換器3の出力からのディジタル
コードの形式のデータは演算器4の入力に送られ、そこ
で高速フーリエ変換アルゴリズムが実施される。周波数
を含む項で表わした解析分解能Δfは次式を構成する。
Δf =に+  f z /N         (4
)扛でΔfは分解能で、Nは振動信号ディジタル化層の
振動信号サンプル数である。
したがって、振動スペクトル内の任意の周波数fQ=q
fは fQ ””f2 kl  q/N、       (5
)として記述され得る。蕊にqは振動スペクトルにおけ
るこの周波数の順序数q=1;2;3;・・・;N−1
である。
方程式(5)から、強制振動の周波数成分の機械の回転
速度r2に対する比は、f2に対し同期的に変化するf
Qにより一定に維持され、係数qとに+の積にのみ依存
すること、即ち q =に+  q/N         (6)2 が導かれる。
信号のディジタル化の後に周波数逓倍器7の出力におけ
る標本化周波数f1の変化の結果として発生する干渉の
重ね合わせに帰因するスペクトル歪みを消去するために
、スペクトル解析装置において低域フィルタ2の通過帯
域を自動的に変化するための手段が得られこの手段によ
り振動スペクトル解析の有効性が改善される。
低域フィルタ2の通過帯域周波数即ち遮断周波数の制御
は次の如くして完成される。
周波数変換器9は、周波数逓倍器7の出力からの周波数
f1をスイッチ10に送られたコードに変換し、それと
共に低域フィルタ2の周波数設定用成分がスイッチされ
、したがってフィルタの遮断周波数もしくは通過帯域を
変更する。したがって、本発明のスペクトル解析装置は
、回転速度f2に対応する機械の回転子回転の基本周波
数f!の検知のみならず、その主軸に運動学的に結合し
た該機械の他の回転部分の強制振動の成分の検知をも成
就するものである。これらの部分の振動周波数は回転率
f2よりも高または低となり得る。
方程式(6)式より、設定値Nとqとにおいて、同期解
析の相対的分解能の変化は適切な逓倍率に1を選定する
ことにより完成され得ることが導かれる。この選定はス
イッチングユニット11の助けをかりて操作者が手動的
に行い得るものである。
例えば、N =512とq=1;2;・・・;  15
0.において、k+ =10と設定すれば、0.019
5の相対解析分解能と振動基本周波数の0.0195か
ら2.93までの解析範囲とが得られる。。このような
状態は減速ギアをもつ機械の研究に関しては典型的なも
のである。
k+=100において、分解能は0.195となり、同
期解析範囲は0.195から29.3まで、即ちこの値
は高次の振動高周波の解析にとって一層適切なものであ
る。
結果としての回転機の振動スペクトルは記録器5により
相対周波数目盛(例えば回転子の回転率に縮小された)
に記録される。結果的の振動スペクトルのすべての歪み
は、機械の動作モードのある変化と、周波数逓倍器7の
逓倍率のある変化において除去されるが、その理由は、
いずれの時にも低域フィルタ2の通過帯域が最適化され
るからである。記録計5の動作の開始は演算器4からの
データ出力に常に同期される。このタイミングは制御ユ
ニット6により行われる。記録計5は研究中の機械の技
術的状態の査定において、その後継続的に使用するため
の振動スペクトル解析の結果を記録する。
広帯域アナログ・ディジタル周波数逓倍器7の動作(第
5図)態様は一層詳細に取扱われる。パルスカウンタ2
8がリセットされた後に多くのパルスは、スイッチ29
を介してパルス発生器26からそのカウント入力に印加
される。パルスカウンタ28からの2進コードのパルス
カウントは一致回路ユニット27の第1の入力に送られ
、その第2入力はスイッチングユニット11からの設定
逓倍係数に1を規定する2進コード化数を受信する。こ
れらの2進化コード数の一致は一致回路ユニット27の
出力端にパルスを生じ、その立下り区間はf2周波数の
次のパルスの到来によって決定される。この出力パルス
は積分増幅器25とスイッチ29の入力とに送られ、こ
の出力パルスが存在する時間間隔の間、パルスカウンタ
28の入力におけるパルス発生器26からの複数パルス
を禁止する。積分増幅器25の出力信号は周波数f、に
同調しているパルス発生器26に加えられる。したがっ
て、スイッチングユニット11によって一致回路ユニッ
ト27の入力端に到達する2進化数を変更することは周
波数逓倍器7(第1図)の逓倍係数に、の値を設定する
のに使用できて、その出力A3号は低域フィルタ2の遮
断周波数を制御するために、周波数・コード変換器9に
送られる。
第6図にその単線結線図が示される周波数逓倍器7の一
実施例の動作をこ\により詳細に説明することにする。
順方向カウンタ30のリセット入力におけるf2パルス
の間の時間間隔の間に、このカウンタはQ個のパルスを
貯蔵する: Q= r 4 T / kz          (7
)本に、f4はパルス発生器35の周波数、k2は周波
数分割器36の分割係数、Tは入力パルスの繰返し期間
である。
カウンタ30の各々のリセットの前に、パルスの貯蔵数
Qはスイッチングユニット31を介してメモリユニット
32に入れられる。パルスの貯蔵数Qに対応する信号は
周期的に(カウンタ34の出力からのパルスの繰返し率
をもって)スイッチングユニット33を介してカウンタ
34に送られる。カウンタ34はパルス発生器34が設
定した割合f4におけるパルスの数Qの読取りを行って
、次の式により述べられる標本化率f、のパルスを発生
する;即ち 4 f+  =     =kz  fz        
 (8)その結果として、周波数逓倍器70逓倍係数に
1は、スイッチングユニット11により制御される周波
数分割器36の分割係数に2に数値的に等しくなる。そ
れ故、スイッチングユニット11の助けをかりて周波数
分割器36の入力におけるコードの設定は、周波数逓倍
器7の逓倍係数に、を制御する。周波数逓倍器7の出力
信号は、特定の振動スペクトル解析の分解能に従って低
域フィルタ(第1図)の遮断周波数を制御する如く周波
数・コード変換器9に送られる。
〔発明の効果〕
この発明によれば、スペクトル解析の分解能を制御する
ことにより、および振動スペクトル解析の結果の干渉歪
みを除去する如く通過帯域の自動制御を行うことにより
、振動スペクトル解析の有効性を改良することができる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る回転機用振動スペクトル解析装置
の単線結線図; 第2図は本発明に係る、“k”個の直列接続活性化セク
ションをもつ低域フィルタの単線結線図;第3図は本発
明に係る、“k′”個の活性化セクションと帰還成分を
もった低域フィルタの単線結線図; 第4図は本発明に係る、低域フィルタの活性化セクショ
ンの単線結線図; 第5図は本発明に係る、広帯域アナログ・ディジタル周
波数逓倍器の単線図; 第6図は本発明に係る、ディジタル・パルス周波数逓倍
器の単線結線図、を夫々示している。 1−振動ピックアップ、2〜・−低域フィルタ、3−・
アナログ・ディジタル変換器、 4・・・演算器、      5−・記録器、6・・・
制御ユニット、  7・−周波数逓倍器、8・・一回転
率センサ、 9−周波数・コード変換器、 121、・・・、12い120m;221・・・、12
k・−活性化フィルタセクション、 131、・・・、13い13正、・・・、13に−・−
帰還成分、14−加算器、      15−演算増幅
器、16、18・−・抵抗組立部、  17.19−・
コンデンサ、24−・共通バス、 26−パルス発生器、 28−・・パルスカウンタ、 3〇−順方向カウンタ、 3r、33− スイッチングユニット、32− メモリ
ユニット、34・−逆方向カウンタ、35・−パルス発
生器、 36・−周波数分割器。 25−積分増幅器、 27−・−数回路ユニント、 29−・−スイッチ、 Fk;、4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、回転機用の振動スペクトル解析装置であって、該装
    置は、 それぞれのセクションが演算増幅器(15)と周波数設
    定用RC回路網とを含む“k”個の直列接続活性化セク
    ション(12_1、・・・、12_l、12_i、・・
    ・、12_k)を備えた低域フィルタ(2)に接続され
    た振動ピックアップ(1); アナログ・ディジタル変換器(3)であって、その入力
    が低域フィルタ(2)の出力に接続されたもの;演算器
    (4); アナログ・ディジタル変換器(3)の出力に接続された
    演算器(4)の入力と、記録器(5)の入力に接続され
    た出力とをもつ記録器(5); 直列接続の回転率センサ(8)と周波数逓倍器(7)で
    あって、その出力がアナログ・ディジタル変換器(3)
    の制御入力に接続されているもの;および該演算器(4
    )の制御入力に接続された出力を有する制御ユニット(
    6); とを具備する振動スペクトル解析装置において、該解析
    装置は、 直列接続の周波数・コード変換器(9)とスイッチ(1
    0)であって、周波数逓倍器(7)の出力に接続された
    周波数・コード変換器(9)の入力をもち、この周波数
    変換器は特定された振動スペクトル解析の分解能に従っ
    て可変の逓倍係数を制御せしめたもの;周波数逓倍器(
    7)の制御入力に接続されたスイッチングユニット(1
    1); 制御可能な低域フィルタとして用いられる低域フィルタ
    (2)であって、それぞれの活性化セクション(12_
    1、・・・、12_l、12_i、・・・、12_k)
    のそれぞれの周波数設定用RC回路網がm個の抵抗(2
    0_1、・・・、20_r、・・・、20_m;22_
    1、・・・、22_r、・・・、22_m)とm個のス
    イッチ(21_1、・・・、21_r、・・・、21_
    m;23_1、・・・、23_r、・・・、23_m)
    の抵抗組立部(16、18)とを具備し、こゝにそれぞ
    れの抵抗(20_1、・・・、20_r、・・・、20
    _m;22_1、・・・、22_r、・・・、22_m
    )は対応するスイッチ(21_1、・・・、21_r、
    ・・・、21_m;23_1、・・・、23_r、・・
    ・、23_m)と直列接続されており、可変低域フィル
    タ(2)の制御入力はスイッチ(10)の出力に接続さ
    れており、かつ制御ユニット(6)の出力は記録器(5
    )の制御入力に接続されているもの、 を更に具備することを特徴とする、回転機用振動スペク
    トル解析装置。 2、周波数逓倍器(7)は、 直列接続の積分増幅器(25)とパルス発生器(26)
    ;スイッチ(29); 上記積分増幅器(25)の入力と該スイッチ(29)の
    第1入力とに接続された出力をもつ一致回路ユニット(
    27)であって、その第2入力が周波数逓倍器(7)の
    出力を構成するパルス発生器(26)の出力に接続され
    ているもの; 該一致回路ユニット(27)の第1の入力に接続された
    出力をもつパルスカウンタ(28)であって、その第2
    入力は周波数逓倍器(7)の制御入力を構成するもの; パルスカウンタ(28)のカウント入力はスイッチ(2
    9)の出力、および周波数逓倍器(7)の入力を構成す
    るパルスカウンタ(28)のリセット入力とに接続され
    ているもの、 を具備することを特徴とする、請求項1記載の回転機用
    振動スペクトル解析装置。 3、周波数逓倍器(7)は、 順方向カウンタ(30)、 該順方向カウンタ(30)の出力に接続された第1の入
    力と、該順方向カウンタ(30)のリセット入力に接続
    され、前記周波数逓倍器(7)への入力として用いられ
    る制御入力とをもつスイッチングユニット(31); メモリユニット(32); 該メモリユニット(32)の出力に接続された入力をも
    つスイッチングユニット(33)であって、その入力が
    スイッチングユニット(31)の出力に接続されている
    もの; 逆方向カウンタ(34); 該逆方向カウンタ(34)の入力に接続されたパルス発
    生器(35)であって、その出力が周波数逓倍器(7)
    の出力を構成し、スイッチングユニット(33)の制御
    入力に接続され、その出力が逆方向カウンタ(34)の
    入力に接続されているもの; パルス発生器(35)に接続された入力と、上記順方向
    カウンタ(30)のカウント入力に接続された出力とを
    もつ周波数分割器であって、該周波数分割器(36)の
    制御入力が周波数逓倍器(7)の制御入力を構成するも
    の、 を具備することを特徴とする、請求項1記載の回転機用
    振動スペクトル解析装置。
JP1255340A 1989-10-02 1989-10-02 回転機用振動スペクトル解析装置 Pending JPH03123825A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1255340A JPH03123825A (ja) 1989-10-02 1989-10-02 回転機用振動スペクトル解析装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1255340A JPH03123825A (ja) 1989-10-02 1989-10-02 回転機用振動スペクトル解析装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH03123825A true JPH03123825A (ja) 1991-05-27

Family

ID=17277429

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1255340A Pending JPH03123825A (ja) 1989-10-02 1989-10-02 回転機用振動スペクトル解析装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH03123825A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106546400A (zh) * 2016-09-30 2017-03-29 南京航空航天大学 一种多输入多输出非高斯随机振动试验系统及试验方法
CN109900447A (zh) * 2019-02-19 2019-06-18 上海交通大学 一种基于谐波信号分解的循环冲击振动检测方法及系统
CN117537874A (zh) * 2024-01-08 2024-02-09 深圳市宏大联合实业有限公司 一种生产车间的环境监测方法及系统

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106546400A (zh) * 2016-09-30 2017-03-29 南京航空航天大学 一种多输入多输出非高斯随机振动试验系统及试验方法
CN106546400B (zh) * 2016-09-30 2018-11-09 南京航空航天大学 一种多输入多输出非高斯随机振动试验系统及试验方法
CN109900447A (zh) * 2019-02-19 2019-06-18 上海交通大学 一种基于谐波信号分解的循环冲击振动检测方法及系统
CN109900447B (zh) * 2019-02-19 2020-07-14 上海交通大学 一种基于谐波信号分解的循环冲击振动检测方法及系统
CN117537874A (zh) * 2024-01-08 2024-02-09 深圳市宏大联合实业有限公司 一种生产车间的环境监测方法及系统
CN117537874B (zh) * 2024-01-08 2024-03-29 深圳市宏大联合实业有限公司 一种生产车间的环境监测方法及系统

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4419897A (en) Apparatus for harmonic oscillation analysis
US5825657A (en) Dynamic, non-uniform clock for resampling and processing machine signals
US4488240A (en) Vibration monitoring system for aircraft engines
US3758758A (en) Weighting rotational statistical vibration analysis employing sidebands and/or
US6633822B2 (en) Vibration data processor and processing method
Brandt et al. Main principles and limitations of current order tracking methods
CN109682597A (zh) 一种齿轮箱振动信号处理和分析方法
US4303979A (en) Frequency spectrum variation monitoring system
Altay et al. Acoustic emission signal processing based on polynomial filtering method
Zhao et al. Vold-Kalman generalized demodulation for multi-faults detection of gear and bearing under variable speeds
Lopatinskaia et al. Monitoring varying speed machinery vibrations—I. The use of non-stationary recursive filters
JPH03123825A (ja) 回転機用振動スペクトル解析装置
JPH0252971B2 (ja)
CN113074941A (zh) 基于自适应时变梳状滤波的变转速齿轮故障信号提取方法、诊断方法、系统及存储介质
US5661659A (en) Instrumentation power supply and read unit for testing gearboxes through various speeds and gears
JP2596081B2 (ja) ギヤノイズ測定装置
US6370482B1 (en) Method for automated diagnosis of diagnostic objects
RU2643696C1 (ru) Способ вибрационной диагностики шестерён редуктора газотурбинного двигателя
SU1613897A1 (ru) Способ определени амплитуды и фазы гармонических составл ющих сигнала
DE10135674A1 (de) Verfahren und Vorrichtung zur Auswertung von Meßsignalen
RU2224223C1 (ru) Устройство для виброакустической диагностики передач зацеплением
HU205456B (en) Device for analysing vibration spectrum of the rotary machines
RU2104510C1 (ru) Способ комплексной вибродиагностики подшипников качения и устройство для его осуществления
SU1652862A1 (ru) Устройство вибрационного контрол турбоагрегата
JPH05264335A (ja) 回転次数比分析方法および装置