JPH03119069A - Binder for printing ink - Google Patents

Binder for printing ink

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JPH03119069A
JPH03119069A JP1256882A JP25688289A JPH03119069A JP H03119069 A JPH03119069 A JP H03119069A JP 1256882 A JP1256882 A JP 1256882A JP 25688289 A JP25688289 A JP 25688289A JP H03119069 A JPH03119069 A JP H03119069A
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JP
Japan
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parts
butadiene
polyurethane
diisocyanate
binder
Prior art date
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Pending
Application number
JP1256882A
Other languages
Japanese (ja)
Inventor
Koichiro Oshima
大島 弘一郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Arakawa Chemical Industries Ltd
Original Assignee
Arakawa Chemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Arakawa Chemical Industries Ltd filed Critical Arakawa Chemical Industries Ltd
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Publication of JPH03119069A publication Critical patent/JPH03119069A/en
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Abstract

PURPOSE:To provide a binder capable of giving printing inks with high adhesivity to various kinds of plastic film, boiling resistance, etc., comprising a polyurethane containing a specified amount of specific butadiene/acrylonitrile copolymer unit. CONSTITUTION:The objective binder comprising a polyurethane containing, in the resinous solid component, 20-90 (pref. 30-80)wt.% of butadiene/acrylonitrile copolymer unit 700-10000 (pref. 1000-6000) in number-average molecular weight made from (A) 10-30 (pref. 15-25)wt.% of acrylonitrile and (B) 90-70 (pref. 85-75)wt.% of butadiene.

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention] 【産業上の利用分野】[Industrial application field]

本発明は印刷インキ用バインダーに関する。 The present invention relates to a binder for printing ink.

【従来の技術・発明が解決しようとする課題】近年、被
包装物の多様化、包装技術の高度化に伴ない、包装材料
として各種のプラスチックフィルムが開発され、被包装
物に適したものが適宜選択して使用されるようになって
きている。ところで、プラスチックフィルムを包装材料
に使用するにあたってはプラスチックフィルムの装飾ま
たは表面保護のために印刷が施されるが、かかる印刷の
ための印刷インキには、これら種々のプラスチックフィ
ルムに対する接着性が良好であるなどの高度な性能が要
求されるようになってきている。 従来からかかる印刷インキに用いられる印刷インキ用バ
インダーとして、ポリウレタンが多く用いられている。 一般に、ポリウレタンをバインダーとする印刷インキは
ポリエステルフィルムおよびナイロンフィルムに対して
は単独で優れた接着力を有するが、汎用フィルムである
ポリエチレンフィルムやポリプロピレンフィルムに対す
る接着力は不充分であるため、ポリエチレンフィルムや
ポリプロピレンフィルムに印刷する場合には、接着力を
補うためにポリウレタンにポリイソシアネート化合物を
配合せしめた二液反応型インキが使用されている。 しかしながら、二液反応型インキは印刷直前に硬化剤を
配合しなければならず、取り扱いが不便であり、しかも
、ポットライフ(可使時間)の点でも実用上程々の制限
を受けるという不利を有する。そのため斯界では種々の
プラスチックフィルムに対して接着性が良好であり、か
つポリイソシアネート化合物を配合する必要のない一液
型インキ用バインダーとして使用しうるポリウレタンに
ついて種々の研究、開発が行なわれており、接着性の点
についてはある程度改善されている。しかしながら、た
とえば食品を包装した後にボイル殺菌、レトルト殺菌工
程等が施される包装基材として用いられるプラスチック
フィルムの印刷に前記−波型インキを用いたばあいには
、かかる印刷物は耐ボイル性、耐レトルト性(以下、耐
ボイル性などという)が依然劣るという問題がある。し
たがって、耐ボイル性などが要求される分野では一液型
インキは使用しがたいため、前記欠点を有するにもかか
わらず依然としてポリイソシアネート化合物を配合せし
めた二液反応型インキが主流を占めているのが現状であ
る。
[Prior Art/Problems to be Solved by the Invention] In recent years, with the diversification of packaged items and the advancement of packaging technology, various plastic films have been developed as packaging materials. It has come to be used by selecting it as appropriate. By the way, when plastic films are used as packaging materials, printing is applied to the plastic films for decoration or surface protection, and printing inks for such printing have good adhesion to these various plastic films. Increasingly, advanced performance is required. Conventionally, polyurethane has been widely used as a printing ink binder used in such printing inks. In general, printing inks that use polyurethane as a binder have excellent adhesion to polyester and nylon films, but their adhesion to polyethylene and polypropylene films, which are general-purpose films, is insufficient. When printing on or polypropylene film, a two-component reactive ink containing polyurethane and a polyisocyanate compound is used to supplement adhesive strength. However, two-component reactive inks require a curing agent to be added immediately before printing, making them inconvenient to handle, and they also have the disadvantage of being fairly limited in terms of pot life (pot life). . For this reason, various research and development efforts have been conducted in the industry on polyurethane, which has good adhesion to various plastic films and can be used as a binder for one-component inks without the need to incorporate polyisocyanate compounds. Adhesion has been improved to some extent. However, when the above-mentioned wave-type ink is used for printing a plastic film used as a packaging base material, which is subjected to boil sterilization, retort sterilization, etc. after food packaging, such printed matter has boil resistance, There is a problem that retort resistance (hereinafter referred to as boil resistance) is still poor. Therefore, it is difficult to use one-component inks in fields where boiling resistance is required, so two-component reactive inks containing polyisocyanate compounds are still the mainstream, despite having the above-mentioned drawbacks. is the current situation.

【課題を解決するための手段】 本発明者らは前記のごとき課題を解決し、被印刷物とし
てポリエステル、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロピ
レンなとの各種プラスチックフィルムに対する優れた接
着性、耐ボイル性などを有する一液型印刷インキ用バイ
ンダーを提供することを目的として鋭意検討を重ねた結
果、特定のブタジェン/アクリロニトリル共重合体単位
を有するポリウレタンを印刷インキ用バインダーとして
用いた場合に、前記従来技術の課題をことごとく解決し
つることを見出し本発明を完成するに至った。 すなわち本発明は、アクリロニトリル10〜30重量%
およびブタジェン90〜70重量%からなり、かつ数平
均分子量が700〜10000であるブタジェン/アク
リロニトリル共重合体単位を、樹脂固形分中に20〜9
0重量%含むポリウレタンを含むことを特徴とする印刷
インキ用バインダーに関する。 本発明の印刷インキ用バインダーに用いられるポリウレ
タンは、前記のとおりアクリロニトリルが10〜30重
量%(以下、単に%という)およびブタジェンが90〜
70%からなるブタジェン/アクリロニトリル共重合体
単位を有するポリウレタンである。好ましくはアクリロ
ニトリルが15〜25%、ブタジェンが85〜75%か
らなるブタジェン/アクリロニトリル共重合体単位を有
するポリウレタンである。ここに、ブタジェン/アクリ
ロニトリル共重合体単位中でアクリロニトリルの割合が
10%に満たない場合には一液型インキとして用いた場
合の耐ボイル性などが低下する傾向があり、また、30
%を越えるとプラスチックフィルムに対する接着性が低
下する傾向がある。また、ブタジェン/アクリロニトリ
ル共重合体単位の数平均分子量は700〜10000、
ざらには1000〜6000のものが好ましい。 数平均分子量が700に満たない場合には一液型インキ
として用いた場合の耐ボイル性などが低下する傾向があ
り、また、10000を越えるとプラスチックフィルム
に対する接着性が低下する傾向がある。 また、ブタジェン/アクリロニトリル共重合体単位は前
記に示すものであればよく、いかなる構造を有するもの
でもよい。すなわち、アクリロニトリル単位はブタジェ
ン単位とランダム共重合体またはブロック共重合体のい
ずれを形成していてもよい。また、共重合体単位中のブ
タジェン単位は1.4結合または1.2結合のいずれで
共重合体を形成していてもよく、また1、4結合および
1.2結合がランダム共重合体またはブロック共重合体
を形成していてもよい。 前記ポリウレタン中のブタジェン/アクリロニトリル共
重合体単位の含有量は、ポリウレタン樹脂固形分中20
〜90%が好ましく、さらに30〜80%が好ましい。 該含有量が20%よりも少ない場合には、−波型インキ
として用いた場合の耐ボイル性などが低下する傾向があ
り、また90%を越えると、プラスチックフィルムに対
する接着性が低下する傾向がある。 本発明のポリウレタンは、一般に高分子ポリオール、ジ
イソシアネート化合物および釦伸長剤などを反応せしめ
て得られるものであり、前記ブタジェン/アクリロニト
リル共重合体単位をポリウレタンに導入するにあたって
、その導入方法は、何ら限定されるものではなく前記構
成単位を有するポリウレタンを製造しうる限りいずれの
方法であワてもよいが、たとえば、次のような方法によ
ればよい。 たとえば、ブタジェン/アクリロニトリル共重合体単位
の末端に水酸基を有するポリオール化合物を高分子ポリ
オール成分として使用すればよい。このポリオール化合
物とは、具体的には、ブタジェンおよびアクリロニトリ
ルを共重合して得られるものであり、市販品としては商
品名HYCARHTBN(B、F、GoodrichC
hemical  Co、製)、商品名POLYBD 
 CN−15(ARCOChemicalCo、製)な
どがあげられる。 また、ブタジェン/アクリロニトリル共重合体の末端に
アミノ基を有するポリアミン化合物を鎖伸長剤成分とし
てのポリアミン類として使用すればよい。このポリアミ
ン化合物とは、具体的には、ブタジェンおよびアクリロ
ニトリルを共重合して得られるものであり、市販品とし
ては商品名HYCARATBN(B、F、Goodri
ch  Chemical  Co、製)などがあげら
れる。 本発明では、高分子ポリオール成分として、前記ブタジ
ェン/アクリロニトリル共重合体単位を有するポリオー
ル化合物の他に、一般にポリウレタンの高分子ポリオー
ル成分として知られている各種公知のものを併用して使
用しつる。たとえば、酸化エチレン、酸化プロピレン、
テトラヒドロフラン等の重合体もしくは共重合体等のポ
リエーテルポリオール類;エチレングリコール、ジエチ
レングリコール、トリエチレングリコール、1.2−プ
ロパンジオール、1.3−プロパンジオール、1.3−
ブタンジオール、1.4−ブタンジオール、ネオペンチ
ルグリコール、ベンタンジオール、3−メチル−1,5
−ベンタンジオール、ヘキサンジオール、オクタンジオ
ール、1.4−ブチンジオール、ジプロピレングリコー
ル等の飽和および不飽和の各種公知の低分子グリコール
類またはn−ブチルグリシジルエーテル、2−エチルへ
キシルグリシジルエーテル等のアルキルグリシジルエー
テル類、パーサティック酸グリシジルエステル等のそノ
カルボン酸グリシジルエステル類と、アジピン酸、マレ
イン酸、フマル酸、無水フタル酸、イソフタル酸、テレ
フタル酸、コハク酸、しゆう酸、マロン酸、グルタル酸
、ピメリン酸、アゼライン酸、セバシン酸、スペリン酸
等の二塩基酸またはこれらに対応する酸無水物やダイマ
ー酸などとを脱水縮合せしめてえられるポリエステルポ
リオール類;環状エステル化合物を開環重合してえられ
るポリエステルポリオール類;その他ポリカーボネート
ポリオール類、ポリブタジェングリコール類、ビスフェ
ノールAに酸化エチレンもしくは酸化プロピレンを付加
してえられたグリコール類等の一般にポリウレタンの製
造に用いられる各種公知の高分子ポリオールがあげられ
る。 なお、前記高分子ポリオール成分のうちグリコール類と
二塩基酸とから得られる高分子ポリオールの場合には、
該グリコール類のうち5モル%までは以下の各種ポリオ
ールに置換することができる。たとえばグリセリン、ト
リメチロールプロパン、トリメチロールエタン、1,2
.6−ヘキサンジオール、1,2.4−ブタントリオー
ル、ソルビトール、ペンタエリスリトール等があげられ
る。 前記高分子ポリオールの数平均分子量は、得られるポリ
ウレタンの溶解性、乾燥性、耐ブロッキング性等を考慮
して適宜決定され、通常は700〜1oooo、好まし
くは1000〜6000の範囲内とするのがよい。該数
平均分子量が700未溝になると溶解性の低下に伴ない
印刷適性が低下する傾向があり、またtooooを越え
ると乾燥性及び耐ブロッキング性が低下する傾向がある
。 また、前記高分子ポリオールは、ポリウレタンを印刷イ
ンキ用バインダーとして使用するのに必要な性能を有す
る範囲でその一部が低分子ポリオール、たとえば前記高
分子ポリオールの製造に用いる各種低分子グリコールに
置換されてもよい。その際の低分子グリコールは全ポリ
オール成分中、20%以下が好ましく、さらに10%以
下が好ましい。前記低分子グリコールの割合が20%を
越えると、稀釈溶剤に対する溶解性や得られるインキ組
成物のプラスチックフィルムに対する密着性が低下する
傾向がある。 本発明ではジイソシアネート化合物として、芳香族、脂
肪族または脂環族の各種公知のジイソシアネート類を使
用することができる。たとえば、1.5−ナフチレンジ
イソシアネート、4.4/−ジフェニルメタンジイソシ
アネート、4,4′ジフエニルジメチルメタンジイソシ
アネート、4.47−ジベンジルイソシアネート、ジア
ルキルジフェニルメタンジイソシアネート、テトラアル
キルジフェニルメタンジイソシアネート、1.3−フェ
ニレンジイソシアネート、1,4−フェニレンジイソシ
アネート、トリレンジイソシアネート、ブタン−1,4
−ジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート
、2,2.4−トリメチルへキサメチレンジイソシアネ
ート、2.4.4−トリメチルへキサメチレンジイソシ
アネート、シクロヘキサン−1,4−ジイソシアネート
、キシリレンジイソシアネート、イソホロンジイソシア
ネート、リジンジイソシアネート、ジシクロヘキシルメ
タン−4,4′−ジイソシアネート、1.3−ビス(イ
ソシアネートメチル)シクロヘキサン、メチルシクロヘ
キサンジイソシアネート、m−テトラメチルキシリレン
ジイソシアネートやダイマー酸のカルボキシル基をイソ
シアネート基に転化したダイマージイソシアネート等が
その代表例としてあげられる。 本発明では鎖伸長剤成分として、前記ブタジェン/アク
リロニトリル共重合体単位を有するポリアミン化合物の
他に、一般に鎖伸長剤として知られている各種公知のも
のを併用することができる。たとえばエチレンジアミン
、プロピレンジアミン、ヘキサメチレンジアミン、トリ
エチレンテトラミン、ジエチレントリアミン、イソホロ
ンジアミン、ジシクロヘキシルメタン−4,4′−ジア
ミンなどがあげられる。その他、2−ヒドロキシエチル
エチレンジアミン、2−ヒドロキシエチルプロとレンジ
アミン、ジー2−ヒドロキシエチルエチレンジアミン、
ジー2−ヒドロキシエチルプロピレンジアミン、2−ヒ
ドロキシプロピルエチレンジアミン、ジー2−ヒドロキ
シプロピルエチレンジアミン等の分子内に水酸基を有す
るジアミン類および前記したポリエステルジオールの項
で説明した低分子グリコールやダイマー酸のカルボキシ
ル基をアミノ基に転化したダイマージアミン等もその代
表例としてあげられる。 更には必要に応じて鎖長停止剤を用いることもできる。 かかる鎖長停止剤としては、たとえば、ジ−n−ブチル
アミン等のジアルキルアミン類やエタノール、イソプロ
ピルアルコール等のアルコール類があげられる。 ポリウレタンを製造する方法については特に制限はされ
ず、−船釣なポリウレタンの製法と同様の方法にしたが
って製造すればよい。たとえば高分子ポリオール成分と
ジイソシアネート化合物とをイソシアネート基過剰の条
件で反応させ、高分子ポリオールの末端にイソシアネー
ト基を有するプレポリマー(好ましくはイソシアネート
含量0.5〜10%)を調製し、次いでこれを適当な溶
媒中で鎖伸長剤、および必要に応じて鎖長停止剤と反応
させる二段法ならびに高分子ポリオール成分、ジイソシ
アネート化合物、鎖伸長剤および必要に応じて鎖長停止
剤を、適当な溶媒中で一度に反応させる一段法のいずれ
の方法をも採用できるが、均一なポリマー溶液がえやす
いという点で二段法を採用するのが好ましい。 本発明に用いられるポリウレタンを二段法で製造する場
合、高分子ポリオール成分とジイソシアネート化合物と
を反応させる際の条件はインシアネート基が過剰になる
ようにするほかは特に限定はされないが、水酸基/イソ
シアネート基が当量比で1/1.2〜1/3の範囲にな
るように反応させるのが好ましい。また、得られたプレ
ボリマーと鎖伸長剤および必要に応じて用いる鎖長停止
剤とを反応させる際の条件にも特に限定はされないがプ
レポリマーの末端に有する遊離のイソシアネート基を1
当量とした場合に、鎖伸長剤中のイソシアネート基と反
応しうる活性水素の合計当量が0.5〜2.0当量の範
囲内であるのがよい(とくに活性水素含有基がアミノ基
の場合には0.5〜1.3当量の範囲内であるのが好ま
しい)。前記活性水素が0.5当量未満の場合、乾燥性
、耐ブロッキング性、皮膜強度が充分でなく、前記活性
水素が2.0当量より過剰になった場合には、鎖伸長剤
が未反応のまま残存し、印刷物に臭気が残りやすくなる
。 これら製造法において、使用される溶剤としては通常、
印刷インキ用の溶剤としてよく知られているベンゼン、
トルエン、キシレン等の芳香族系溶剤;メタノール、エ
タノール、イソプロパツール、n−ブタノール等のアル
コール系溶剤:アセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソブチルケトン等のケトン系溶剤;酢酸エチル、酢酸
ブチル等のエステル系溶剤があげられ、これらを単独ま
たは2種以上の混合物で用いる。 如上のごとくしてえられる本発明のポリウレタンの数平
均分子量は、5000〜100000の範囲とするのが
よい。数平均分子量が5000に満たない場合には、こ
れをビヒクルとして用いた印刷インキの乾燥性、耐ブロ
ッキング性、皮膜強度、耐油性等が低下しやすくなり、
一方、100000を越える場合にはポリウレタン樹脂
溶液(バインダー)の粘度が上昇したり、印刷インキの
光沢が低下しやすくなる。また、ポリウレタン樹脂溶液
の樹脂固形分濃度は特に制限はされないが、印刷時の作
業性等を考慮して適宜決定すればよく、通常は15〜6
0重量%、粘度は50〜l O0000c P / 2
5℃の範囲に調整するのが実用上好適である。 また、本発明では必要に応じて、本発明の主成分である
ポリウレタンの他に以下に示すような樹脂を副成分とし
て本発明のバインダーとして併用しうる。たとえば、本
発明以外のポリウレタン、ポリアミド、ニトロセルロー
ス、ポリアクリル酸エステル、ポリ塩化ビニル、塩化ビ
ニルと酢酸ビニルのコポリマー、ロジン系樹脂、ケトン
レジン等があげられる。 こうした本発明のバインダーは着色剤、溶剤、さらに必
要に応じてインキ流動性およびインキ表面皮膜を改良す
るための界面活性剤、ワックス、その他添加剤を適宜配
合しボールミル、アトライター、サンドミル等の通常の
インキ製造装置を用いて混錬することにより印刷インキ
組成物を製造することができる。なお、印刷インキ組成
物中の本発明のバインダーの配合量は印刷インキ組成物
中、その樹脂固形分が3〜20重量%になるように配合
するのが好ましい。 以下に製造例、実施例および比較例をあげて本発明の詳
細な説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。 製造例! 撹拌機、温度計および窒素ガス導入管を備えた丸底フラ
スコに、水酸基価34の液状ブタジェン/アクリロニト
リル共重合体(商品名POLYBD  CN−15、A
RCOChemicalCo、製、アクリロニトリル含
有量15重量%)1000部とイソポロンジイソシアネ
ート133部を仕込み、窒素気流下に130’eで6時
間反応させ遊離イソシアネート含fi2.13%のプレ
ポリマーを製造したのちメチルエチルケトン815部を
加えてウレタンプレポリマーの均一溶液とした。次いで
、イソホロンジアミン38.7部、ジ−n−ブチルアミ
ン15.3部、メチルエチルケトン1032部及びイソ
プロピルアルコール923部からなる混合物に前記ウレ
タンプレポリマー溶液1948部を添加し、次いで50
℃で3時間反応させた。こうしてえられたポリウレタン
樹脂溶液(以下、樹脂溶液Aという)は、樹脂固形分濃
度が30%、粘度が1100cP/25℃であった。ま
た、ポリウレタン樹脂の数平均分子量は21000であ
った。 製造例2 撹拌機、温度計および窒素ガス導入管を備えた丸底フラ
スコに、水酸基価34の液状ブタジェン/アクリロニト
リル共重合体(商品名POLYBD  CN−l5、A
RCOChemicalCo、製、アクリロニトリル含
有量15重量%)300部、水酸基価56のポリ(1,
2−プロピレンアジペート)グリコール700部及びイ
ソホロンジイソシアネート195部を仕込み、窒素気流
下に130℃で6時間反応させ遊離イソシアネート含量
2.99%のプレポリマーを製造したのちメチルエチル
ケトン815部を加えてウレタンプレポリマーの均一溶
液とした。次いで、イソホロンジアミン64.7部、ジ
−n−ブチルアミン11.5部、メチルエチルケトン1
162部及びイソプロピルアルコール989部からなる
混合物に前記ウレタンプレポリマー溶液2010部を添
加し、次いで50℃で3時間反応させた。こうしてえら
れたポリウレタン樹脂溶液(以下、樹脂溶液Bという)
は、樹脂固形分濃度が30%、粘度が720 c P 
/ 25℃であった。また、ポリウレタン樹脂の数平均
分子量は26000であった。 製造例3 撹拌機、温度計および窒素ガス導入管を備えた丸底フラ
スコに、水酸基価56のポリ(ブチレンアジペート)グ
リコールi ooo部とイソホロンジインシアネート2
22部を仕込み、窒素気流下に100℃で6時間反応さ
せ遊離イソシアネート含i!3.36%のプレポリマー
を製造したのちメチルエチルケトン815部を加えてウ
レタンプレポリマーの均一溶液とした。次いで、アミン
価62の液状ブタジェン/アクリロニトリル共重合体く
商品名Hycar  ATBN、BFGoodrich
  Chemical  Co。 製、アクリロニトリル含有量16.5重量%)1507
.4部、ジ−n−ブチルアミン35.7部、メチルエチ
ルケトン3486部及びイソプロピルアルコール215
1部からなる混合物に前記ウレタンプレポリマー溶液2
037部を添加し、次いで50℃で3時間反応させた。 こうしてえられたポリウレタン樹脂溶液(以下、樹脂溶
液Cという)は、樹脂固形分濃度が30%、粘度が38
0 c P / 25℃であった。また、ポリウレタン
樹脂の数平均分子量は19000であった。 製造例4 撹拌機、温度計および窒素ガス導入管を備えた丸底フラ
スコに、水酸基価47の液状ポリブタジェン(商品名P
o1y  BD  R45HT、ARCOChemic
al  Co、製、アクリロニトリル含有量0型景%)
1000部及びインホロンジイソシアネート186部を
仕込み、窒素気流下に130℃で6時間反応させ遊離イ
ソシアネート含量2.88%のプレポリマーを製造した
のちメチルエチルケトン815部を加えてウレタンプレ
ポリマーの均一溶液とした。次いで、イソホロンジアミ
ン58.3部、ジ−n−ブチルアミン16.3部、メチ
ルエチルケトン1146部及びイソプロピルアルコール
980部からなる混合物に前記ウレタンプレポリマー溶
液2001部を添加し、次いで50℃で3時間反応させ
た。こうしてえられたポリウレタン樹脂溶液(以下、樹
脂溶液りという)は、樹脂固形分濃度が30%、粘度が
980 c P / 25℃であった。また、ポリウレ
タン樹脂の数平均分子層は22000であワた。 製造例5 撹拌機、温度計および窒素ガス導入管を備えた丸底フラ
スコに水酸基価56のポリ(1,2−プロピレンアジペ
ート)グリコール1000部とイソホロンジイソシアネ
ート222部を仕込み、窒素気流下に100℃で6時間
反応させ遊離イソシアネート含1i3.34%のプレポ
リマーを製造したのちメチルエチルケトン815部を加
えてウレタンプレポリマーの均一溶液とした。次いで、
イソホロンジアミン77.0部、ジ−n−ブチルアミン
8.4部、メチルエチルケトン1219部及びイソプロ
ピルアルコール1017部からなる混合物に前記ウレタ
ンプレポリマー溶液2037部を添加し、次いで50℃
で3時間反応させた。こうしてえられたポリウレタン樹
脂溶液(以下、樹脂溶液Eという)は、樹脂固形分濃度
が30%、粘度が620 c P / 25℃であった
。また、ポリウレタン樹脂の数平均分子量は28000
であった。 実施例1〜3及び比較例1〜3 チタン白(ルチル型)        30部製造例1
〜5で得られた ポリウレタン樹脂溶液       50部トルエン 
             10部イソプロピルアルコ
ール      10部からなる組成の混合物をそれぞ
れペイントシェイカーで練肉して白色印刷インキを調製
した。えられた混合物100部に、トルエン35部及び
イソプロピルアルコール15部を加えて粘度を調整し第
1表に示すような5点の白色印刷インキを調製した。な
お、比較例3の白色印刷インキは比較例2でえられたも
のにさらにイソホロンジイソシアネート2部を添加して
2液型印刷インキとしたものである。 えられた6点の白色印刷インキを、版深30μmのグラ
ビア版を備えた簡易グラビア印刷機により厚さ15μm
のコロナ放電処理ナイロンフィルム(NY)の放電処理
面と厚さ11μmのポリエチレンテレフタレート(PE
T)の片面に印刷して、40〜50℃で乾燥し、印刷フ
ィルムを得た。 そして、得られた印刷フィルムの印刷面上に固形分7%
のイソシアネート系アンカーコート剤を版深15μmの
グラビア版を備えた簡易グラビア印刷機にて塗布乾燥し
た。次に簡易エクストルージョンラミネーターにより、
塗布面上にさらに20μmおよび40μmのポリエチレ
ンをエクストルージョンラミネートしてラミネートフィ
ルムを得た。こうして得られたラミネートフィルムのラ
ミネート強度(接着力)および90℃でのボイル適性を
評価した。評価結果を第1表に示す。 ■    ル゛     フ    ム       
   にラミネートフィルムのポリエチレンフィルム側
を内側にしてヒートシールして得られた袋体に内容物と
してサラダ油/食酢/水=1/1/1 (重量比)の混
合物を充填し、90℃で30分間煮沸した後の外観変化
を観察した。 0−−−−−−−−フィルムに異常なし。 △−−−−−−−−フィルムのごく一部がデラミネート
しているか、またはブリスターがわ ずかであるが発生している。 X−−−−−−−−フィルムの一部がデラミネートして
いるか、またはブリスターが発生し ている。 ■−ミ゛−の亦 に サラダ/食酢/水=1/1/1 (重量比)の混合物を
充填したラミネートフィルムを90℃で30分間煮沸し
た後、ラミネートフィルムを15mm幅に切断し、剥離
試験機にて速度300mmZ分でT型剥離強度(単位:
g/15mm)を測定し、ボイル前の強度と比較した。
[Means for Solving the Problems] The present inventors have solved the above-mentioned problems, and have excellent adhesion and boiling resistance to various plastic films such as polyester, nylon, polyethylene, and polypropylene as printing substrates. As a result of extensive research aimed at providing a binder for one-component printing ink, we found that when polyurethane having a specific butadiene/acrylonitrile copolymer unit is used as a binder for printing ink, the problems of the prior art described above can be overcome. They found a solution to all the problems and completed the present invention. That is, the present invention uses 10 to 30% by weight of acrylonitrile.
and butadiene/acrylonitrile copolymer units consisting of 90 to 70% by weight and having a number average molecular weight of 700 to 10,000 in the resin solid content.
The present invention relates to a binder for printing ink, characterized in that it contains 0% by weight of polyurethane. As mentioned above, the polyurethane used in the printing ink binder of the present invention contains 10 to 30% by weight of acrylonitrile (hereinafter simply referred to as %) and 90 to 90% by weight of butadiene.
It is a polyurethane having 70% butadiene/acrylonitrile copolymer units. Preferably, it is a polyurethane having a butadiene/acrylonitrile copolymer unit consisting of 15 to 25% acrylonitrile and 85 to 75% butadiene. Here, if the proportion of acrylonitrile in the butadiene/acrylonitrile copolymer unit is less than 10%, boil resistance etc. tend to decrease when used as a one-component ink;
%, the adhesion to plastic films tends to decrease. In addition, the number average molecular weight of the butadiene/acrylonitrile copolymer unit is 700 to 10,000,
The grain size is preferably 1,000 to 6,000. If the number average molecular weight is less than 700, the boiling resistance when used as a one-component ink tends to decrease, and if it exceeds 10,000, the adhesiveness to plastic films tends to decrease. Further, the butadiene/acrylonitrile copolymer unit may have any structure as long as it is shown above. That is, the acrylonitrile unit may form either a random copolymer or a block copolymer with the butadiene unit. In addition, the butadiene unit in the copolymer unit may form a copolymer with either 1.4 bonds or 1.2 bonds, and 1,4 bonds and 1.2 bonds may form a random copolymer or A block copolymer may be formed. The content of butadiene/acrylonitrile copolymer units in the polyurethane is 20% in the solid content of the polyurethane resin.
-90% is preferable, and 30-80% is more preferable. If the content is less than 20%, the boiling resistance when used as a wave ink tends to decrease, and if it exceeds 90%, the adhesion to plastic films tends to decrease. be. The polyurethane of the present invention is generally obtained by reacting a polymer polyol, a diisocyanate compound, a button extender, etc., and there are no restrictions on the method of introducing the butadiene/acrylonitrile copolymer unit into the polyurethane. Any method may be used as long as it can produce a polyurethane having the above-mentioned structural units, but for example, the following method may be used. For example, a polyol compound having a hydroxyl group at the end of a butadiene/acrylonitrile copolymer unit may be used as the polymer polyol component. Specifically, this polyol compound is obtained by copolymerizing butadiene and acrylonitrile, and is commercially available under the trade name HYCARHTBN (B, F, GoodrichC).
(manufactured by chemical Co.), product name: POLYBD
Examples include CN-15 (manufactured by ARCO Chemical Co.). Furthermore, a polyamine compound having an amino group at the end of a butadiene/acrylonitrile copolymer may be used as the polyamine as the chain extender component. Specifically, this polyamine compound is obtained by copolymerizing butadiene and acrylonitrile, and is commercially available under the trade name HYCARATBN (B, F, Goodri
ch Chemical Co., Ltd.). In the present invention, as the polymeric polyol component, in addition to the polyol compound having the butadiene/acrylonitrile copolymer unit, various known compounds generally known as polymeric polyol components of polyurethane are used in combination. For example, ethylene oxide, propylene oxide,
Polyether polyols such as polymers or copolymers such as tetrahydrofuran; ethylene glycol, diethylene glycol, triethylene glycol, 1.2-propanediol, 1.3-propanediol, 1.3-
Butanediol, 1,4-butanediol, neopentyl glycol, bentanediol, 3-methyl-1,5
- Various known saturated and unsaturated low molecular weight glycols such as bentanediol, hexanediol, octanediol, 1,4-butynediol, and dipropylene glycol, or n-butylglycidyl ether, 2-ethylhexylglycidyl ether, etc. Alkyl glycidyl ethers, glycidyl esters of carboxylic acids such as persatic acid glycidyl ester, adipic acid, maleic acid, fumaric acid, phthalic anhydride, isophthalic acid, terephthalic acid, succinic acid, oxalic acid, malonic acid, glutaric acid. Polyester polyols obtained by dehydration condensation of acid, dibasic acids such as pimelic acid, azelaic acid, sebacic acid, and speric acid, or their corresponding acid anhydrides and dimer acids; ring-opening polymerization of cyclic ester compounds. Various other known polymer polyols commonly used in the production of polyurethane, such as polycarbonate polyols, polybutadiene glycols, and glycols obtained by adding ethylene oxide or propylene oxide to bisphenol A. can be given. In addition, in the case of a polymer polyol obtained from glycols and dibasic acid among the polymer polyol components,
Up to 5 mol% of the glycols can be substituted with the following various polyols. For example, glycerin, trimethylolpropane, trimethylolethane, 1,2
.. Examples include 6-hexanediol, 1,2,4-butanetriol, sorbitol, and pentaerythritol. The number average molecular weight of the polymer polyol is appropriately determined taking into consideration the solubility, drying properties, blocking resistance, etc. of the polyurethane obtained, and is usually within the range of 700 to 1oooo, preferably 1000 to 6000. good. When the number average molecular weight is less than 700, printability tends to decrease due to a decrease in solubility, and when it exceeds too much, drying properties and blocking resistance tend to decrease. The polymer polyol may be partially substituted with a low-molecular polyol, such as various low-molecular glycols used in the production of the polymer polyol, to the extent that the polyurethane has the performance necessary for use as a printing ink binder. You can. In this case, the amount of low molecular weight glycol is preferably 20% or less, more preferably 10% or less, based on the total polyol component. If the proportion of the low molecular weight glycol exceeds 20%, the solubility in a diluting solvent and the adhesion of the obtained ink composition to a plastic film tend to decrease. In the present invention, various known aromatic, aliphatic, or alicyclic diisocyanates can be used as the diisocyanate compound. For example, 1,5-naphthylene diisocyanate, 4.4/-diphenylmethane diisocyanate, 4,4' diphenyldimethylmethane diisocyanate, 4,47-dibenzylisocyanate, dialkyldiphenylmethane diisocyanate, tetraalkyldiphenylmethane diisocyanate, 1,3-phenylene Diisocyanate, 1,4-phenylene diisocyanate, tolylene diisocyanate, butane-1,4
-diisocyanate, hexamethylene diisocyanate, 2,2.4-trimethylhexamethylene diisocyanate, 2.4.4-trimethylhexamethylene diisocyanate, cyclohexane-1,4-diisocyanate, xylylene diisocyanate, isophorone diisocyanate, lysine diisocyanate, dicyclohexyl Representative examples include methane-4,4'-diisocyanate, 1,3-bis(isocyanatomethyl)cyclohexane, methylcyclohexane diisocyanate, m-tetramethylxylylene diisocyanate, and dimer diisocyanate, which is obtained by converting the carboxyl group of dimer acid into an isocyanate group. It can be given as In the present invention, as a chain extender component, in addition to the polyamine compound having a butadiene/acrylonitrile copolymer unit, various known chain extenders can be used in combination. Examples include ethylenediamine, propylenediamine, hexamethylenediamine, triethylenetetramine, diethylenetriamine, isophoronediamine, and dicyclohexylmethane-4,4'-diamine. Others include 2-hydroxyethylethylenediamine, 2-hydroxyethylpro and diamine, di-2-hydroxyethylethylenediamine,
Diamines having a hydroxyl group in the molecule such as di-2-hydroxyethylpropylenediamine, 2-hydroxypropylethylenediamine, and di-2-hydroxypropylethylenediamine, and carboxyl groups of low molecular weight glycols and dimer acids explained in the above section of polyester diols. Typical examples include dimer diamine converted into an amino group. Furthermore, a chain terminator can also be used if necessary. Examples of such chain terminators include dialkylamines such as di-n-butylamine, and alcohols such as ethanol and isopropyl alcohol. There are no particular restrictions on the method for producing polyurethane, and it may be produced in a manner similar to the method for producing polyurethane on a boat. For example, a polymer polyol component and a diisocyanate compound are reacted under conditions in which an excess of isocyanate groups is present to prepare a prepolymer (preferably isocyanate content: 0.5 to 10%) having isocyanate groups at the terminals of the polymer polyol. A two-step process in which the polymeric polyol component, diisocyanate compound, chain extender, and optionally chain terminator are reacted in a suitable solvent with a chain extender and optionally a chain terminator. Although any of the one-stage methods in which the polymers are reacted all at once can be employed, it is preferable to employ the two-stage method since it is easier to obtain a homogeneous polymer solution. When producing the polyurethane used in the present invention by a two-step process, the conditions for reacting the polymeric polyol component and the diisocyanate compound are not particularly limited, except that the inocyanate groups are in excess; It is preferable to react so that the equivalent ratio of isocyanate groups is in the range of 1/1.2 to 1/3. Furthermore, the conditions for reacting the obtained prepolymer with a chain extender and a chain terminator used as necessary are not particularly limited.
The total equivalent of active hydrogen that can react with the isocyanate group in the chain extender is preferably within the range of 0.5 to 2.0 equivalents (especially when the active hydrogen-containing group is an amino group). (preferably within the range of 0.5 to 1.3 equivalents). If the active hydrogen is less than 0.5 equivalents, the drying properties, blocking resistance, and film strength are insufficient, and if the active hydrogen is in excess of 2.0 equivalents, the chain extender is unreacted. The odor tends to remain on printed matter. In these manufacturing methods, the solvents usually used are:
Benzene, a well-known solvent for printing inks;
Aromatic solvents such as toluene and xylene; Alcohol solvents such as methanol, ethanol, isopropanol, and n-butanol; Ketone solvents such as acetone, methyl ethyl ketone, and methyl isobutyl ketone; Ester solvents such as ethyl acetate and butyl acetate. These can be used alone or in a mixture of two or more. The number average molecular weight of the polyurethane of the present invention obtained as described above is preferably in the range of 5,000 to 100,000. When the number average molecular weight is less than 5000, the drying properties, blocking resistance, film strength, oil resistance, etc. of printing inks using this as a vehicle tend to decrease,
On the other hand, if it exceeds 100,000, the viscosity of the polyurethane resin solution (binder) tends to increase and the gloss of the printing ink tends to decrease. In addition, the resin solid content concentration of the polyurethane resin solution is not particularly limited, but may be determined appropriately taking into consideration workability during printing, and is usually 15 to 6.
0% by weight, viscosity is 50~l O0000c P/2
It is practically preferable to adjust the temperature within the range of 5°C. Further, in the present invention, in addition to the polyurethane which is the main component of the present invention, the following resins may be used as subcomponents as the binder of the present invention. Examples include polyurethanes other than those of the present invention, polyamides, nitrocellulose, polyacrylic esters, polyvinyl chloride, copolymers of vinyl chloride and vinyl acetate, rosin resins, ketone resins, and the like. The binder of the present invention is prepared by appropriately blending coloring agents, solvents, and, if necessary, surfactants, waxes, and other additives to improve ink fluidity and ink surface film. A printing ink composition can be manufactured by kneading using an ink manufacturing apparatus. The amount of the binder of the present invention in the printing ink composition is preferably such that the resin solid content is 3 to 20% by weight. The present invention will be described in detail below with reference to Production Examples, Examples, and Comparative Examples, but the present invention is not limited to these Examples. Manufacturing example! A liquid butadiene/acrylonitrile copolymer with a hydroxyl value of 34 (trade name POLYBD CN-15, A
RCO Chemical Co., Ltd., 1000 parts of acrylonitrile containing 15% by weight) and 133 parts of isopolone diisocyanate were reacted at 130'e for 6 hours under a nitrogen stream to produce a prepolymer containing free isocyanate with a fi of 2.13%, followed by methyl ethyl ketone 815. 1 part was added to form a homogeneous solution of urethane prepolymer. Next, 1948 parts of the urethane prepolymer solution was added to a mixture consisting of 38.7 parts of isophorone diamine, 15.3 parts of di-n-butylamine, 1032 parts of methyl ethyl ketone and 923 parts of isopropyl alcohol, and then 50 parts of the urethane prepolymer solution was added.
The reaction was carried out at ℃ for 3 hours. The polyurethane resin solution thus obtained (hereinafter referred to as resin solution A) had a resin solid content concentration of 30% and a viscosity of 1100 cP/25°C. Further, the number average molecular weight of the polyurethane resin was 21,000. Production Example 2 A liquid butadiene/acrylonitrile copolymer with a hydroxyl value of 34 (trade name POLYBD CN-15, A
RCO Chemical Co., acrylonitrile content 15% by weight) 300 parts, poly(1,
700 parts of 2-propylene adipate) glycol and 195 parts of isophorone diisocyanate were charged and reacted at 130°C for 6 hours under a nitrogen stream to produce a prepolymer with a free isocyanate content of 2.99%, and then 815 parts of methyl ethyl ketone was added to produce a urethane prepolymer. A homogeneous solution was obtained. Next, 64.7 parts of isophorone diamine, 11.5 parts of di-n-butylamine, and 1 part of methyl ethyl ketone were added.
2010 parts of the urethane prepolymer solution was added to a mixture consisting of 162 parts and 989 parts of isopropyl alcohol, and then reacted at 50° C. for 3 hours. The polyurethane resin solution thus obtained (hereinafter referred to as resin solution B)
has a resin solid concentration of 30% and a viscosity of 720 cP.
/25℃. Further, the number average molecular weight of the polyurethane resin was 26,000. Production Example 3 In a round bottom flask equipped with a stirrer, a thermometer, and a nitrogen gas inlet tube, poly(butylene adipate) glycol i ooo part with a hydroxyl value of 56 and isophorone diincyanate 2
22 parts were charged and reacted at 100°C for 6 hours under a nitrogen stream to contain free isocyanate. After producing a 3.36% prepolymer, 815 parts of methyl ethyl ketone was added to form a homogeneous solution of urethane prepolymer. Next, a liquid butadiene/acrylonitrile copolymer having an amine value of 62 (trade name: Hycar ATBN, BFGoodrich) was used.
Chemical Co. (Acrylonitrile content: 16.5% by weight) 1507
.. 4 parts, 35.7 parts of di-n-butylamine, 3486 parts of methyl ethyl ketone, and 215 parts of isopropyl alcohol.
Add the urethane prepolymer solution to a mixture consisting of 1 part 2
037 parts were added thereto, followed by reaction at 50° C. for 3 hours. The polyurethane resin solution thus obtained (hereinafter referred to as resin solution C) has a resin solid content concentration of 30% and a viscosity of 38%.
It was 0 cP/25°C. Further, the number average molecular weight of the polyurethane resin was 19,000. Production Example 4 Liquid polybutadiene with a hydroxyl value of 47 (trade name P
o1y BD R45HT, ARCOChemic
Made by al Co, acrylonitrile content 0%)
1,000 parts of inphorone diisocyanate and 186 parts of inphorone diisocyanate were charged and reacted for 6 hours at 130°C under a nitrogen stream to produce a prepolymer with a free isocyanate content of 2.88%, and then 815 parts of methyl ethyl ketone was added to form a homogeneous solution of urethane prepolymer. . Next, 2001 parts of the urethane prepolymer solution was added to a mixture consisting of 58.3 parts of isophoronediamine, 16.3 parts of di-n-butylamine, 1146 parts of methyl ethyl ketone, and 980 parts of isopropyl alcohol, and then reacted at 50°C for 3 hours. Ta. The thus obtained polyurethane resin solution (hereinafter referred to as resin solution) had a resin solid content concentration of 30% and a viscosity of 980 cP/25°C. Further, the number average molecular layer of the polyurethane resin was 22,000. Production Example 5 1000 parts of poly(1,2-propylene adipate) glycol having a hydroxyl value of 56 and 222 parts of isophorone diisocyanate were placed in a round bottom flask equipped with a stirrer, a thermometer and a nitrogen gas inlet tube, and the mixture was heated at 100°C under a nitrogen stream. After reacting for 6 hours to produce a prepolymer containing 1i3.34% of free isocyanate, 815 parts of methyl ethyl ketone was added to form a homogeneous solution of urethane prepolymer. Then,
2037 parts of the urethane prepolymer solution was added to a mixture consisting of 77.0 parts of isophoronediamine, 8.4 parts of di-n-butylamine, 1219 parts of methyl ethyl ketone, and 1017 parts of isopropyl alcohol, and then heated at 50°C.
The mixture was allowed to react for 3 hours. The thus obtained polyurethane resin solution (hereinafter referred to as resin solution E) had a resin solid content concentration of 30% and a viscosity of 620 cP/25°C. In addition, the number average molecular weight of polyurethane resin is 28,000
Met. Examples 1 to 3 and Comparative Examples 1 to 3 Titanium white (rutile type) 30 parts Production example 1
- Polyurethane resin solution obtained in step 5 50 parts toluene
A white printing ink was prepared by kneading a mixture of 10 parts of isopropyl alcohol in a paint shaker. To 100 parts of the resulting mixture, 35 parts of toluene and 15 parts of isopropyl alcohol were added to adjust the viscosity, and five white printing inks as shown in Table 1 were prepared. The white printing ink of Comparative Example 3 was obtained by adding 2 parts of isophorone diisocyanate to the ink obtained in Comparative Example 2 to obtain a two-component printing ink. The resulting six white printing inks were printed to a thickness of 15 μm using a simple gravure printing machine equipped with a gravure plate with a plate depth of 30 μm.
The discharge treated surface of the corona discharge treated nylon film (NY) and the 11 μm thick polyethylene terephthalate (PE)
T) was printed on one side and dried at 40 to 50°C to obtain a printed film. Then, on the printing surface of the obtained printing film, a solid content of 7%
An isocyanate-based anchor coating agent was applied and dried using a simple gravure printing machine equipped with a gravure plate having a plate depth of 15 μm. Next, using a simple extrusion laminator,
A laminate film was obtained by extrusion laminating polyethylene of 20 μm and 40 μm on the coated surface. The laminate strength (adhesive strength) and boilability at 90° C. of the laminate film thus obtained were evaluated. The evaluation results are shown in Table 1. ■ Room
Heat-seal the laminated film with the polyethylene film side inside, fill the resulting bag with a mixture of salad oil/vinegar/water = 1/1/1 (weight ratio), and heat it at 90°C for 30 minutes. Changes in appearance after boiling were observed. 0---------No abnormality with the film. Δ------A small portion of the film is delaminated or a small amount of blistering occurs. X---------A part of the film is delaminated or blistering occurs. ■- After boiling the laminate film filled with a mixture of salad/vinegar/water = 1/1/1 (weight ratio) at 90°C for 30 minutes, the laminate film was cut into 15 mm width pieces and peeled off. T-peel strength (unit:
g/15mm) was measured and compared with the strength before boiling.

【発明の効果】【Effect of the invention】

本発明の印刷インキ用バインダーを用いた1液型印刷イ
ンキは、被印刷物であるポリエステル、ナイロンフィル
ム、ポリエチレン、ポリプロピレン等の各種プラスチッ
クフィルムに対して優れた接着性および耐ボイル性など
を呈するという効果を奥する。
The one-component printing ink using the printing ink binder of the present invention exhibits excellent adhesion and boiling resistance to various plastic films such as polyester, nylon film, polyethylene, and polypropylene as printing substrates. Deepen.

Claims (1)

【特許請求の範囲】[Claims] 1、アクリロニトリル10〜30重量%およびブタジエ
ン90〜70重量%からなり、かつ数平均分子量が70
0〜10000であるブタジエン/アクリロニトリル共
重合体単位を、樹脂固形分中に20〜90重量%含むポ
リウレタンを含むことを特徴とする印刷インキ用バイン
ダー。
1. Consists of 10-30% by weight of acrylonitrile and 90-70% by weight of butadiene, and has a number average molecular weight of 70
A binder for printing ink, comprising polyurethane containing 20 to 90% by weight of butadiene/acrylonitrile copolymer units of 0 to 10,000 in the resin solid content.
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013151653A (en) * 2011-12-26 2013-08-08 Sanyo Chem Ind Ltd Binder for printing ink, and printing ink using the same

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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