JPH03112041A - カラーイメージ管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は微弱光像のカラー撮像を可能にした高感度カラ
ーイメージ管に関するものである。

「従来の技術」 従来より、微弱光像の観察、例えば夜間の警備、夜間の
動物の生態観察には、撮像素子やカメラの前に、イメー
ジインテンシファイヤ（ＩＩ）管を配置した例があり、
このＩＩ管によって輝度増強して撮像素子やカメラの入
力像とすることで高感度化を図り、テレビカメラまたは
カメラで撮影している。

第４図はこのＩＩ管の断面図を示している。

この第４図において、入射光がファイバープレート（１
）を通って光電面（２）に達すると、その入射光像は光
電子像に変換され、マイクロチャンネルプレート（ＭＣ
Ｐ）（３）で数千倍〜−万倍に増倍される。このＭ　ｃ
　Ｐ　（３）で増倍された電子は電圧で加速されて蛍光
体（４）に衝突し、この蛍光体（４）を発光させ、それ
をファイバープレート（５）を介してカメラ等へ送り、
撮影するものである。

「発明が解決しようとする課題」 ところが、このＩＩ管は単色（モノクロ）であるためカ
ラー撮像は不可能であるという問題があった。

本発明は夜間等でも撮影可能な高感度カラーイメージ管
を得ることを目的とするものである。

菰 「課題を解決するための手段」 本発明は光電面と、この光電面の入射光側に配置された
カラーフィルタと、前記光電面の出力側に配置され前記
カラーフィルタに対応して同色の発光をするカラー蛍光
体とからなるものである。

「作用」 入射光像は、ファイバープレートを介してカラーフィル
タを通り、ここでＲ，Ｇ、Ｂに分解されて光電面に達す
る。カラーフィルタの透過光が光電面に達することで、
入力像に対応した強度分布および色分布に応じて光電子
像に変換される。この光電子像がＭＣＰに達すると、こ
のＭＣＰによって、数千倍から一万倍に増倍され、後段
のカラー蛍光体はＭＣＰの出力電子数（電流）に応じた
明るさで光る。このカラー蛍光体でのＲ，Ｇ、Ｂ毎の２
次元の光分布はカメラ等へ送られカラー撮影される。

「実施例」 以下、本発明の一実施例を図面に基き説明する。

第１図はイメージインテンシファイヤ（ＩＩ）管の断面
図を示すもので、入力側よりカラーフィルタ（６）、フ
ァイバープレート（１）、光電面（２）、増倍部として
のマイクロチャンネルプレート（以下ＭＣＰという）（
３）、カラー蛍光体（７）およびファイバープレート（
５）が順次配置されている。

前記カラーフィルタ（６）は第２図に示すように、Ｒ（
赤）、Ｇ（緑）、Ｂ（青）の３色を、例えば−辺（ａ）
が凡そ１５μｍの正方形をなすようにしてピッチ（ｐ）
が約３０μｍで縦横に配置する。そして、Ｒ２Ｏ，Ｈの
個々のフィルタは、入射光のうち、それぞれ対応するＲ
、Ｇ、Ｂだけを通過させるものである。また、このカラ
ーフィルタ（６）はＣｅ　Ｏ，とＭｇＦｚ多層膜で形成
されている。

前記光電面（２）はマルチアルカリ光電面などの可視光
全領域に高い感度を有するものが用いられている。

前記カラー蛍光体（７）は第３図に示すように、前記カ
ラーフィルタ（６）と同じピッチ（ｐ）（約３０μｍ）
で、かつＲ，Ｇ、Ｂも同一配列で縦横に配置されている
。ただし、１辺（ｂ）の長さは、電子の広がりを考慮し
て、カラーフィルタ（６）の−辺（ａ）の長さより大き
くしである。具体的には凡そ２５μｍにしである。なお
、このカラー蛍光体（７）はＲ（赤）がＹ、０３：　Ｅ
ｕＹ、０２ＳｉＥｕ、Ｇ（緑）が（ＺｎＣｄ）Ｓ　：　
Ｃｕ、Ａｌ１モしてＢ（青）がＺｎＳ、Ａｇからなって
いる。

以上のような構成において、入射光像は、カラーフィル
タ（６）を通り、Ｒ，Ｇ、Ｈに分解されてファイバープ
レート（１）を介して光電面（２）に達する。

ここで、光電面（２）は可視光全領域に高い感度を有す
るものを用いており、カラーフィルタ（６）を透過した
透過光は光電面（２）に達することで、入力像に対応し
た強度分布および色分布に応じて光電子像に変換される
。この光電子像がＭ　ＣＰ　（３）に達すると、このＭ
　ＣＰ　（３）によって、数千倍から一万倍に増倍され
、後段のカラー蛍光体（７）はＭ　ＣＰ　（３）の出力
電子数（電流）に応じた明るさで光る。このカラー蛍光
体（７）でのＲ，Ｇ、Ｂ毎の２次元の光分布はファイバ
ープレート（５）を通りカメラ等へ送られる。

前記実施例では増倍部であるＭ　ＣＰ　（３）で数千倍
〜−万倍に増倍しているが、この光増倍が１０〜１００
程度でよければＭ　ＣＰ　（３）を省略して、光電面（
２）からの電子を加速してカラー蛍光体（７）に直接ぶ
つけるようにしてもよい。

前記実施例において、カラーフィルタ（６）はファイバ
ープレート（１）の外側に配置したが、内側であっても
よい。

「発明の効果」 本発明は上述のように光電面と、カラーフィルタと、カ
ラー蛍光体とで構成したので、簡単な構成でありながら
、小型で高感度のカラーイメージ管を提供できる。また
増倍部を配置すればより一層高感度化できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明によるカラーイメージ管の−実流側を示
す正面図、第２図は本発明のイメージ管に用いたカラー
フィルタの説明図、第３図は本発明のイメージ管に用い
たカラー蛍光体の説明図、第４図は従来のカラーイメー
ジ管の正面図である。 （１）・・・ファイバープレート、（２）・・・光電面
、（３）・・・マイクロチャンネルプレート（ＭＣＰ）
、（４）・・・蛍光体、（５）・・・ファイバープレー
ト、（６）・・・カラーフィルタ、（７）・・・カラー
蛍光体。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）光電面と、この光電面の入射光側に配置されたカ
   ラーフィルタと、前記光電面の出力側に配置され前記カ
   ラーフィルタに対応して同色の発光をするカラー蛍光体
   とからなることを特徴とするカラーイメージ管。
2. （２）カラーフィルタとカラー蛍光体とはそれぞれ同一
   ピッチでＲ，Ｇ，Ｂを縦横に配置し、１辺の大きさをカ
   ラーフィルタに比し、カラー蛍光体を大きくしてなる請
   求項（１）記載のカラーイメージ管。
3. （３）カラーフィルタとカラー蛍光体との間に拡大用の
   電子レンズを介在してなる請求項（１）または（２）記
   載のカラーイメージ管。