JPH0311168B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0311168B2
JPH0311168B2 JP9958583A JP9958583A JPH0311168B2 JP H0311168 B2 JPH0311168 B2 JP H0311168B2 JP 9958583 A JP9958583 A JP 9958583A JP 9958583 A JP9958583 A JP 9958583A JP H0311168 B2 JPH0311168 B2 JP H0311168B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
protective case
pressure
cable
variable membrane
insulating oil
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP9958583A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59226612A (ja
Inventor
Keiji Ushitani
Kyoyuki Narumi
Retsu Gomi
Mitsumasa Akimoto
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
National Institute of Advanced Industrial Science and Technology AIST
Original Assignee
Agency of Industrial Science and Technology
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Publication date
Application filed by Agency of Industrial Science and Technology filed Critical Agency of Industrial Science and Technology
Priority to JP58099585A priority Critical patent/JPS59226612A/ja
Publication of JPS59226612A publication Critical patent/JPS59226612A/ja
Publication of JPH0311168B2 publication Critical patent/JPH0311168B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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  • Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
  • Cable Accessories (AREA)
  • Gas Or Oil Filled Cable Accessories (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この発明は、高圧下の使用に適したケーブル接
続部に関する。
(ロ) 従来技術 例えば、水中ケーブルコネクタのように外圧が
大気圧以上となる個所で使用されるケーブル接続
部は、内外の気圧差による浸水をなくすため、コ
ネクタ金具や保護ケース等の接合面を気密にシー
ルする必要がある。第1図は在来の水中コネクタ
を示すもので、ケーブル1,1′端末のゴムモー
ル層2,3及び2′,3′間に設けたコネクタ金具
4,4′の接合界面にOリング5を介在し、雄・
雌端子6,6′接続部への浸水を防止している。
(ニ) 発明が解決しようとする問題点 このように、ケーブル接続部における気密性の
確保は、Oリングを採用して行なつているのが一
般的であるが、Oリングによるシールは外圧200
Kg/cm2ぐらい迄が限度で、それ以上になると特殊
なシール構造を採る必要があり、かつ接続部の信
頼性も低下する。即ち、水中コネクタの結合は大
気中で行なわれるため、その内部気圧は大気圧と
なつている。一方、コネクタに作用する外圧は、
水深が深まるにつれて増大し、そのため、コネク
タの内外圧差が大きくなり、従つて、気圧差が、
200Kg/cm2以上となると複雑かつ技術的にも困難
な気密構造が必要になる。
また、本体部も超高圧に耐えなければならない
ので、金具やケースには高抗張力の特殊かつ高価
な材料が要求され、しかも、その肉厚も厚くする
必要があるため、経済的に極めて不利となり、接
続部の重量も重くなる。
なお、特開昭56−54138号は、流体の粘性抵抗
を利用して密閉効果と外部から耐圧筐体に向かつ
ての圧力緩和効果を得ることを提案しているが、
この構造では供給側の流体が無くなれば効果が無
くなる。また、供給側に粘性流体が残された状態
で流入溜部が満杯になると流入溜部の圧力が外圧
と等しくなるので上述した問題の根本的な解決策
とはなり得ていない。
(ニ) 問題点を解決するための手段 この発明は、簡単な構造で超高圧下の使用に耐
える信頼性の高いケーブル接続部を提供するもの
であり、この接続部は、内部に絶縁油を充填する
保護ケースに内外の連通する窓を設け、かつその
窓は可変膜によつて気密に封鎖し、上記可変膜の
変形を利用して接続部内外の圧力を均衡させるこ
とで、内外の気圧差に基づく諸問題を解決してい
る。
また、同時に、可変膜の保護のために、上記絶
縁油の充填空間の一部を個体の絶縁スペーサで埋
めて高水圧下でも可変膜の変形量を少なくするよ
うにしている。
(ホ) 実施例 以下、添付第2図及び第3図の実施例に基づい
てこの発明を詳しく説明する。
本図は、水中コネクタへの適用例を示すもの
で、図中10が雄コネクタ、20が雌コネクタと
なつている。
雄コネクタ10は、ケーブル1の導体先端に取
付けた雄端子11と、一端がパツキング12を介
してケーブル1の絶縁被覆上に気密に支持される
保護ケース13と、このケースの開口部に挿入さ
れ、開口の封鎖と端子11の支持及びケースの内
部空間の容積削減を行なう円筒状の絶縁スペーサ
14と、ケース13の外周に取付けた可変膜15
と、この可変膜の外部物体への接触を防止する多
数の貫通小孔付の第2の保護ケース16及び保護
ケース13を雌コネクタに結合する袋ナツト17
から成り、上記絶縁スペーサ14の挿入された残
りの空間に絶縁油18が充填されている。
また、保護ケース13には、第3図を見て良く
わかるように、周方向に1ケ所以上窓13aが設
けられ、この窓は、例えばゴム等の環状弾性膜や
ジヤバラ構造の環状膜両端に支持金具を取付ける
等した上記可変膜15によつて気密に封鎖されて
いる。従つて、内部絶縁油の窓からの漏れは起こ
らず、また、可変膜15の内面には常に絶縁油の
圧力が作用し、この膜の外面にはケース16の小
孔より導入された外圧が作用することになる。
なお、絶縁油18は、絶縁スペーサ14の組入
れを油中において行なうことで保護ケース13内
に自然流入させており、その圧力は大気圧と等し
い。
一方、雌コネクタ20は、結合部及び端子の形
状を除いてその構成は雄コネクタと殆んど変わら
ない。即ち、ケーブル1′の導体先端に取付けた
雌端子21と、パツキング22を介してケーブル
被覆上に取付けた保護ケース23と、その内部空
間を埋める絶縁スペーサ24と、保護ケースに設
けた窓23aを気密に封鎖する可変膜25、この
膜を保護する貫通小孔付の第2の保護ケース26
及びケース23前面の溝に嵌めてケース13との
接合界面をシールするOリング27から成り、そ
の保護ケース23内部にも、大気圧と同圧の絶縁
油18が充填されている。
以上から成る雄・雌コネクタは、大気中で結合
するが、水中に沈めた場合、上述した通り可変膜
の外面に外圧が作用するので、例えば水圧10Kg/
cm2になると、可変膜15,25が内側に変形して
絶縁油の圧力も10Kg/cm2となり、このように、内
外の圧力差がほゞ零になるため、シール部よりの
浸水が防止され、保護ケースの荷重支持負担も軽
減される。
また、図のように、保護ケース13,23の内
部空間の一部を絶縁スペーサ14,24の延長部
(薄肉部分)によつて埋めてあるため、可変膜の
少ない伸び又は変形で絶縁油の体積収縮を補つて
内外の圧力を均衡させることができ、可変膜の破
損も効果的に防止することができる。
なお、上記絶縁油としては、シリコンオイルを
使用するのが望ましい。
さらに、第2の保護ケース16,26は本発明
の必須要件ではなく、また、この発明は、コネク
タの他に、ケーブルを恒久的につなぐ接続部にも
適用される。その場合、導体接続部外周に取付け
る絶縁スペーサに軸方向の貫通穴を設ければ、実
施例で示した一方の窓と可変膜を省略できる。
(ヘ) 効 果 以上説明したように、この発明は、保護ケース
の窓を封鎖した可変膜の変形により内外の圧力差
をなくすようにしたので、接続部の各部品は市販
の安価な材料によつて形成でき、また、高圧下で
使用する場合も通常のOリングやパツキングを使
用して分離解体・再組立の可能な状態で長期にわ
たつて気密性を確保できる。また、絶縁油充填空
間の一部を絶縁スペーサで埋めて可変膜の変形量
を小さくしたので可変膜の耐久性も向上する。従
つてこの発明によれば安価で信頼性の高い接続部
が得られ、特に静水圧200Kg/cm2以上の超高圧下
で使用するケーブル接続部に採用して多大の効果
が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の水中コネクタの一例を示す半
断面図、第2図はこの発明の接続部の一実施例を
示す半断面図、第3図は保護ケースの要部を示す
斜視図である。 1,1′…ケーブル、10…雄コネクタ、20
…雌コネクタ、11,21…端子、12,22…
パツキング、13,23…保護ケース、13a,
23a…窓、14,24…絶縁スペーサ、15,
25…可変膜、16,26…第2の保護ケース、
17…袋ナツト、27…Oリング、18…絶縁
油。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ケーブルの接続端側を保護ケースで気密に覆
    い、その保護ケースの内部に絶縁油を充填してこ
    の絶縁油を保護ケースとケーブル被覆との間のシ
    ール部材の部分にまで至らしめるケーブル接続部
    において、上記絶縁油充填空間の一部を個体の絶
    縁スペーサで埋め、さらに、上記保護ケースに内
    外の連通する窓を設け、かつその窓は可変膜によ
    つて気密に封鎖し、上記可変膜の変形により保護
    ケースの内外の圧力を均衡させるようにしたこと
    を特徴とするケーブル接続部。 2 上記可変膜の外周を貫通穴を有する第2の保
    護ケースで覆つたことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項記載のケーブル接続部。 3 上記絶縁油にシリコンオイルを使用したこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項又は第2項記
    載のケーブル接続部。 4 上記接続部が雄・雌コネクタの組合せから成
    り、両コネクタの保護ケースにそれぞれ窓と、そ
    の窓を封鎖する可変膜が設けられていることを特
    徴とする特許請求の範囲第1項乃至第3項のいず
    れかに記載のケーブル接続部。
JP58099585A 1983-06-06 1983-06-06 ケ−ブル接続部 Granted JPS59226612A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58099585A JPS59226612A (ja) 1983-06-06 1983-06-06 ケ−ブル接続部

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58099585A JPS59226612A (ja) 1983-06-06 1983-06-06 ケ−ブル接続部

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59226612A JPS59226612A (ja) 1984-12-19
JPH0311168B2 true JPH0311168B2 (ja) 1991-02-15

Family

ID=14251169

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP58099585A Granted JPS59226612A (ja) 1983-06-06 1983-06-06 ケ−ブル接続部

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59226612A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54104850A (en) * 1978-02-06 1979-08-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Submarine repeater housing
JPS5654138A (en) * 1979-10-09 1981-05-14 Fujitsu Ltd Optical fiber relay device

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS54104850A (en) * 1978-02-06 1979-08-17 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> Submarine repeater housing
JPS5654138A (en) * 1979-10-09 1981-05-14 Fujitsu Ltd Optical fiber relay device

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JPS59226612A (ja) 1984-12-19

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