JPH03101344A - 周波数弁別器 - Google Patents
周波数弁別器Info
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- JPH03101344A JPH03101344A JP23861489A JP23861489A JPH03101344A JP H03101344 A JPH03101344 A JP H03101344A JP 23861489 A JP23861489 A JP 23861489A JP 23861489 A JP23861489 A JP 23861489A JP H03101344 A JPH03101344 A JP H03101344A
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- 230000001934 delay Effects 0.000 claims description 5
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 3
- 238000004891 communication Methods 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000027311 M phase Effects 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
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- 238000003379 elimination reaction Methods 0.000 description 1
- 238000010295 mobile communication Methods 0.000 description 1
- 238000005070 sampling Methods 0.000 description 1
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
（産業上の利用分野）
本発明は、地上あるいは衛星マイクロ波通信システム等
において、不確定な搬送波周波数偏差を含む受信信号よ
り周波数誤差情報を抽出する周波数弁別器に関する。
において、不確定な搬送波周波数偏差を含む受信信号よ
り周波数誤差情報を抽出する周波数弁別器に関する。
（従来の技術）
地上、及び衛星マイクロ波通信システムでは、搬送波周
波数に数ＧＨｚの高い周波数を用いる。そのため伝送路
上の各部における周波数変換操作、及び衛星や移動局の
動きに伴うドツプラーなどが原因で搬送波周波数に大き
なオフセット変動が生じる。特に、移動通信などの低変
調速度システムでは、最大周波数偏差が変調周波数と同
程度か、それ以上になる場合もあり、この周波数偏差の
補償が大きな問題となる。
波数に数ＧＨｚの高い周波数を用いる。そのため伝送路
上の各部における周波数変換操作、及び衛星や移動局の
動きに伴うドツプラーなどが原因で搬送波周波数に大き
なオフセット変動が生じる。特に、移動通信などの低変
調速度システムでは、最大周波数偏差が変調周波数と同
程度か、それ以上になる場合もあり、この周波数偏差の
補償が大きな問題となる。
一般に、周波数偏差の補償は復調回路前に置かれる自動
周波数制御回路により行われる。自動周波数制御回路は
、受信信号より抽出する周波数誤差情報を用いて電圧制
御発信器を駆動し、ループ制御により逐次、受信搬送波
周波数を補正するように動作する。その中で周波数弁別
器は不確定の周波数偏差を含む受信信号を入力とし周波
数誤差情報を抽出する役割を有している。
周波数制御回路により行われる。自動周波数制御回路は
、受信信号より抽出する周波数誤差情報を用いて電圧制
御発信器を駆動し、ループ制御により逐次、受信搬送波
周波数を補正するように動作する。その中で周波数弁別
器は不確定の周波数偏差を含む受信信号を入力とし周波
数誤差情報を抽出する役割を有している。
従来の周波数弁別器として第２図に示すようなりロスプ
ロダクト型周波数誤差検出器が多用されている。なお、
この詳細については、ＩＥＥＥＴＲＡＮＳＡＣＴＩＯＮ
ＯＮ ＣＯＭＭＵＮＩＣＡＴＩＯＮ誌１９８４年８月
号第９３５頁〜第９４７頁の論文’ＡＦＣＴｒａｃｌｃ
ｉｎｇＡｌｇｏｒｉｔｈｍｓ”（Ｆ、Ｄ、 Ｎａｔａｌ
ｉ著）に記載されているので、以下では概略を説明する
にとどめる。第２図において、第１図の遅延手段１１は
、不確定の搬送波周波数偏差を含むディジタル位相変調
信号を準同期検波して得られる直交信号の実数部を受け
、一定時間だけ入力信号を遅延させる。第２の遅延手段
１２は、直交信号の虚数部を受け、一定時間だけ入力信
号を遅延させる。第１の乗算器１３は、第１の遅延手段
１１の出力と直交信号の虚数部を乗算する。第２の乗算
器１４は、第２の遅延手段１２の出力と直交信号の実数
部を乗算する。減算器１５は、第１の乗算器１３の出力
から第２の乗算器１４の出力を減算する。減算器１５の
出力が周波数誤差情報となる。受信信号の周波数偏差を
Δｆとおくと、受信信号を準同期検波して得られる直交
信号ｒ（ｔ）は、 段１１．１２の遅延時間をＴとおくと、ｒ（ｔ）を入力
としたクロスプロダクト型周波数検出器の出力ｄ（ｔ）
は、ｄ（ｔ） ＝［ｐ（ｔ）ｐ（ｔ−Ｔ） ＋ ｑ（ｔ
）ｑ（ｔ−Ｔ）］ ５ｉｎ（２ｎΔｆＴ）＋［ｑ（ｔ）
ｐ（ｔ−Ｔ）−ｐ（ｔ）ｑ（ｔ−Ｔ）］ｃｏｓ（２ｒｒ
ΔｆＴ）となる。Ｔが変調周期に対して十分小さいとき
には、上式において第１項の［］内の極性は常に正とな
り、第１項は５ｉｎ（２ｎΔｆＴ）で示される周波数誤
差情報を持つ。一方、第２項は変調パターンｐ（ｔ）、
ｑ（ｔ）によりランダムな値をとり、不要なパターンジ
ッタとなる。ただし例外として、ｒ（ｔ）が２相変調信
号の場合には、ｐ（ｔ）＝ ｑ（ｔ）より第２項は零と
なりパターンジッタはなくなる。
ロダクト型周波数誤差検出器が多用されている。なお、
この詳細については、ＩＥＥＥＴＲＡＮＳＡＣＴＩＯＮ
ＯＮ ＣＯＭＭＵＮＩＣＡＴＩＯＮ誌１９８４年８月
号第９３５頁〜第９４７頁の論文’ＡＦＣＴｒａｃｌｃ
ｉｎｇＡｌｇｏｒｉｔｈｍｓ”（Ｆ、Ｄ、 Ｎａｔａｌ
ｉ著）に記載されているので、以下では概略を説明する
にとどめる。第２図において、第１図の遅延手段１１は
、不確定の搬送波周波数偏差を含むディジタル位相変調
信号を準同期検波して得られる直交信号の実数部を受け
、一定時間だけ入力信号を遅延させる。第２の遅延手段
１２は、直交信号の虚数部を受け、一定時間だけ入力信
号を遅延させる。第１の乗算器１３は、第１の遅延手段
１１の出力と直交信号の虚数部を乗算する。第２の乗算
器１４は、第２の遅延手段１２の出力と直交信号の実数
部を乗算する。減算器１５は、第１の乗算器１３の出力
から第２の乗算器１４の出力を減算する。減算器１５の
出力が周波数誤差情報となる。受信信号の周波数偏差を
Δｆとおくと、受信信号を準同期検波して得られる直交
信号ｒ（ｔ）は、 段１１．１２の遅延時間をＴとおくと、ｒ（ｔ）を入力
としたクロスプロダクト型周波数検出器の出力ｄ（ｔ）
は、ｄ（ｔ） ＝［ｐ（ｔ）ｐ（ｔ−Ｔ） ＋ ｑ（ｔ
）ｑ（ｔ−Ｔ）］ ５ｉｎ（２ｎΔｆＴ）＋［ｑ（ｔ）
ｐ（ｔ−Ｔ）−ｐ（ｔ）ｑ（ｔ−Ｔ）］ｃｏｓ（２ｒｒ
ΔｆＴ）となる。Ｔが変調周期に対して十分小さいとき
には、上式において第１項の［］内の極性は常に正とな
り、第１項は５ｉｎ（２ｎΔｆＴ）で示される周波数誤
差情報を持つ。一方、第２項は変調パターンｐ（ｔ）、
ｑ（ｔ）によりランダムな値をとり、不要なパターンジ
ッタとなる。ただし例外として、ｒ（ｔ）が２相変調信
号の場合には、ｐ（ｔ）＝ ｑ（ｔ）より第２項は零と
なりパターンジッタはなくなる。
次に、従来のもう一つの周波数弁別器を第３図に示す。
第３図において、変調除去手段１６は、不確定の搬送波
周波数偏差を含むディジタル位相変調信号を準同期検波
して得られる直交信号を受け、てい倍操作などにより入
力信号の変調を除去する。
周波数偏差を含むディジタル位相変調信号を準同期検波
して得られる直交信号を受け、てい倍操作などにより入
力信号の変調を除去する。
変調除去手段１６の出力を受け、第１、及び第２の遅延
手段１１．１２と第１、及び第２の乗算器１３．１４と
減算器１５で構成されるクロスプロダクト型周波数誤差
検出器は、周波数誤差情報を検出する。ここで、第１、
及び第２の遅延手段１１．１２の遅延時間は変調周期と
する。サンプラ１７は、減算器１５の連続的出力を受け
、その中から収束信号点を用いて計算された正しい周波
数誤差情報を示す信号点だけを変調クロックにてサンプ
ルする。サンプラ１７の出力は変調周期毎に１サンプル
の離散的周波数誤差情報となる。受信信号の周波数偏差
をΔｆ、変調相数をＭとおくと、変調除去手段１０によ
り変調を除去された信号ｒ’（ｔ）は、ｒ’（ｔ）＝
ｅｘｐ（ｊ２ｎＭΔ朗と表される。第１、及び第２の遅
延手段１１．１２の遅延時間をＴとおくと、サンプラ１
７の出力ｄ（ｎＴ）は、ｄ（ｎＴ）＝ ｓｉｎ（２ｎＭ
ΔｆＴ）（ｎは整数）となる。上式より第３図に示す構
成の周波数弁別器の出力には変調によるパターンジッタ
は存在しない。しかし一方で、引き込み可能な周波数偏
差の範囲は、 １Δｆｉ ＜ ｆＪ２Ｍ となり、変調相数Ｍが増加するに従いその範囲は狭くな
る。ここで、ｆ３は変調周波数で１／Ｔで表される。
手段１１．１２と第１、及び第２の乗算器１３．１４と
減算器１５で構成されるクロスプロダクト型周波数誤差
検出器は、周波数誤差情報を検出する。ここで、第１、
及び第２の遅延手段１１．１２の遅延時間は変調周期と
する。サンプラ１７は、減算器１５の連続的出力を受け
、その中から収束信号点を用いて計算された正しい周波
数誤差情報を示す信号点だけを変調クロックにてサンプ
ルする。サンプラ１７の出力は変調周期毎に１サンプル
の離散的周波数誤差情報となる。受信信号の周波数偏差
をΔｆ、変調相数をＭとおくと、変調除去手段１０によ
り変調を除去された信号ｒ’（ｔ）は、ｒ’（ｔ）＝
ｅｘｐ（ｊ２ｎＭΔ朗と表される。第１、及び第２の遅
延手段１１．１２の遅延時間をＴとおくと、サンプラ１
７の出力ｄ（ｎＴ）は、ｄ（ｎＴ）＝ ｓｉｎ（２ｎＭ
ΔｆＴ）（ｎは整数）となる。上式より第３図に示す構
成の周波数弁別器の出力には変調によるパターンジッタ
は存在しない。しかし一方で、引き込み可能な周波数偏
差の範囲は、 １Δｆｉ ＜ ｆＪ２Ｍ となり、変調相数Ｍが増加するに従いその範囲は狭くな
る。ここで、ｆ３は変調周波数で１／Ｔで表される。
（発明が解決しようとする課題）
以上に示されるように従来の周波数弁別器では、クロス
プロダクトを周波数誤差検出器の前で、受信信号の変調
を除去しない場合には、変調によるパターンジッタが問
題となる。一方、受信信号の変調を除去する場合には、
てい倍操作などにより受信信号の周波数偏差はＭ倍され
、その結果として周波数引き込み範囲は、１／Ｍ倍にな
ってしまう。また、大レベル雑音混入時には変調の除去
に伴う非線形損失が問題となる。本発明の目的は、する
ことにより引き込み終了後のパターンジッタを零にし、
同時に広い周波数引き込み範囲を実現する周波数弁別器
を提供することにある。
プロダクトを周波数誤差検出器の前で、受信信号の変調
を除去しない場合には、変調によるパターンジッタが問
題となる。一方、受信信号の変調を除去する場合には、
てい倍操作などにより受信信号の周波数偏差はＭ倍され
、その結果として周波数引き込み範囲は、１／Ｍ倍にな
ってしまう。また、大レベル雑音混入時には変調の除去
に伴う非線形損失が問題となる。本発明の目的は、する
ことにより引き込み終了後のパターンジッタを零にし、
同時に広い周波数引き込み範囲を実現する周波数弁別器
を提供することにある。
（課題を解決するための手段）
本発明による周波数弁別器は、不確定の搬送波周波数偏
差を含むディジタル位相変調信号を準同期検波して得ら
れる直交信号の実数部を受け、１変調符号区間内の第１
の時刻に入力信号が符号間干渉を受けないように等化す
る第１のフィルタと、前記直交信号の虚数部を受け、１
変調符号区間内の第１の時刻に入力信号が符号間干渉を
受けないように等化する第１のフィルタと同特性を有す
る第２のフィルタと、前記直交信号の実数部を受け、１
変調符号区間内の第２の時刻に入力信号が符号間干渉を
受けないように等化する第３のフィルタと、前記直交信
号の虚数部を受け、１変調符号区間内の第２の時刻に入
力信号が符号間干渉を受けないように等化する第３のフ
ィルタと同特性を有する第４のフィルタと、前記第１の
フィルタの出力を受け、前記第１の時刻から前記第２の
時刻までの時間だけ入力信号を遅延させる第１の遅延手
段と、前記第２のフィルタの出力を受け、前記第１の時
刻から前記第２の時刻までの時間だけ入力信号を遅延さ
せる第２の遅延手段と、前記第１の遅延手段の出力と前
記第４のフィルタの出力を乗算する第１の乗算器と、前
記第２の遅延手段の出力と前記第３のフィルタの出力を
乗算する第２の乗算器と、前記第１の乗算器の出力から
前記第２の乗算器の出力を減算する減算器と、前記減算
器の出力を受け、正しい周波数誤差情報を示す信号点だ
けを変調クロックにてサンプルするサンプラとを備えて
いる。
差を含むディジタル位相変調信号を準同期検波して得ら
れる直交信号の実数部を受け、１変調符号区間内の第１
の時刻に入力信号が符号間干渉を受けないように等化す
る第１のフィルタと、前記直交信号の虚数部を受け、１
変調符号区間内の第１の時刻に入力信号が符号間干渉を
受けないように等化する第１のフィルタと同特性を有す
る第２のフィルタと、前記直交信号の実数部を受け、１
変調符号区間内の第２の時刻に入力信号が符号間干渉を
受けないように等化する第３のフィルタと、前記直交信
号の虚数部を受け、１変調符号区間内の第２の時刻に入
力信号が符号間干渉を受けないように等化する第３のフ
ィルタと同特性を有する第４のフィルタと、前記第１の
フィルタの出力を受け、前記第１の時刻から前記第２の
時刻までの時間だけ入力信号を遅延させる第１の遅延手
段と、前記第２のフィルタの出力を受け、前記第１の時
刻から前記第２の時刻までの時間だけ入力信号を遅延さ
せる第２の遅延手段と、前記第１の遅延手段の出力と前
記第４のフィルタの出力を乗算する第１の乗算器と、前
記第２の遅延手段の出力と前記第３のフィルタの出力を
乗算する第２の乗算器と、前記第１の乗算器の出力から
前記第２の乗算器の出力を減算する減算器と、前記減算
器の出力を受け、正しい周波数誤差情報を示す信号点だ
けを変調クロックにてサンプルするサンプラとを備えて
いる。
（実施例）
次に本発明について図面を参照して説明する。
第１図に本発明による周波数弁別器のブロック図を示す
。なお図中で太線は直交信号（または複素信号）、細線
は実数信号を示す。
。なお図中で太線は直交信号（または複素信号）、細線
は実数信号を示す。
第１図において、第１のフィルタ１は、不確定の搬送波
周波数偏差を含むディジタル位相変調信号を準同期検波
して得られる直交信号の実数部を受け、１変調符号区間
内の第１の時刻に入力信号が符号間干渉を受けないよう
にする。第２のフイノし夕２は、直交信号の虚数部を受
け、１変調符号区間内の第１の時刻に入力信号が符号間
干渉を受けないようにする。第２のフィルタ２は、第１
のフィルタ１と同特性を有する。第３のフィルタ３は、
直交信号の実数部を受け、１変調符号区間内の第２の時
刻に入力信号が符号間干渉を受けないようにする。第４
のフィルタ４は、直交信号の虚数部を受け、１変調符号
区間内の第２の時刻に入力信号が符号間干渉を受けない
ようにする。第４のフィルタ４は、第３のフィルタ３と
同特性を有する。ここで、第１の時刻は、第２の時刻よ
りも以前の時刻とする。第１の遅延手段５は、第１のフ
ィルタ１の出力を受け、第１の時刻から第２の時刻まで
の時間だけ入力信号を遅延させる。第２の遅延手段６は
、第２のフィルタ２の出力を受け、第１の時刻から第２
の時刻までの時間だけ入力信号を遅延させる。第１の乗
算器７は、第１の遅延手段５の出力と第４のフィルタ４
の出力を乗算する。
周波数偏差を含むディジタル位相変調信号を準同期検波
して得られる直交信号の実数部を受け、１変調符号区間
内の第１の時刻に入力信号が符号間干渉を受けないよう
にする。第２のフイノし夕２は、直交信号の虚数部を受
け、１変調符号区間内の第１の時刻に入力信号が符号間
干渉を受けないようにする。第２のフィルタ２は、第１
のフィルタ１と同特性を有する。第３のフィルタ３は、
直交信号の実数部を受け、１変調符号区間内の第２の時
刻に入力信号が符号間干渉を受けないようにする。第４
のフィルタ４は、直交信号の虚数部を受け、１変調符号
区間内の第２の時刻に入力信号が符号間干渉を受けない
ようにする。第４のフィルタ４は、第３のフィルタ３と
同特性を有する。ここで、第１の時刻は、第２の時刻よ
りも以前の時刻とする。第１の遅延手段５は、第１のフ
ィルタ１の出力を受け、第１の時刻から第２の時刻まで
の時間だけ入力信号を遅延させる。第２の遅延手段６は
、第２のフィルタ２の出力を受け、第１の時刻から第２
の時刻までの時間だけ入力信号を遅延させる。第１の乗
算器７は、第１の遅延手段５の出力と第４のフィルタ４
の出力を乗算する。
第２の乗算器８は、第２の遅延手段６の出力と第３のフ
ィルタｊの出力を乗算する。減算器９は、第１の乗算器
７の出力から第２の乗算器８の出力を減算する。
ィルタｊの出力を乗算する。減算器９は、第１の乗算器
７の出力から第２の乗算器８の出力を減算する。
第１、及び第２の遅延手段５．６と第１、及び第２の乗
算器７．８と減算器９でクロスプロダクト型周波数検出
器を構成している。サンプラ１０は、減算器９の連統帥
出力を受け、その中から収束信号点を用いて計算された
正しい周波数誤差情報を示す信号点だけを変調クロック
にてサンプルする。サンプラ１０の出力は変調周期毎に
１サンプルの離散的周波数誤差情報となる。
算器７．８と減算器９でクロスプロダクト型周波数検出
器を構成している。サンプラ１０は、減算器９の連統帥
出力を受け、その中から収束信号点を用いて計算された
正しい周波数誤差情報を示す信号点だけを変調クロック
にてサンプルする。サンプラ１０の出力は変調周期毎に
１サンプルの離散的周波数誤差情報となる。
第４図は、受信信号を最適フィルタに通した信号を示し
ている。図において１変調符号区間をＴで表す。第４図
は、受信信号を第１、あるいは第２のフィルタ１．２で
等化した信号を示している。図において時間Ｔの起点か
ら信号が等化されている第１の時刻までの時間をＴ１と
する。第５図は、受信信号を第３、あるいは第４のフィ
ルタ３．４で等化した信号を示している。図において時
間Ｔの起点から信号が等化されている第２の時刻までの
時間をＴ２とする。時間Ｔでは変調による符号の変化は
生じず第１の時刻と第２の時刻の変調符号は同一である
。従って第１の時刻から第２の時刻までの時間（Ｔ２−
Ｔｔ）で生じた位相変化は周波数偏差だけに起因するも
のである。よって第１、及び第２の時刻の各々の収束信
号を用いてクロスプロダクト型周波数検出器により周波
数誤差情報が検出される。第４、第５、第６図では２相
変調信号を例にして説明しているが、Ｍ相変調信号にお
いても同様のことが言える。なお、サンプラ１０は、連
続信号を離散信号へ変換（Ａ／Ｄ変換）するもので、第
１図中ではブロックの最終段におかれているが、これ以
外にもサンプラをおく位置については、いく通りかが考
えられる。例えば、第１、第２、第３、第４のフィルタ
の後に各々サンプラをおき、ん０変換を行う構成なとも
当然者えられ、本質的には第１図の構成と同一とみなせ
る。
ている。図において１変調符号区間をＴで表す。第４図
は、受信信号を第１、あるいは第２のフィルタ１．２で
等化した信号を示している。図において時間Ｔの起点か
ら信号が等化されている第１の時刻までの時間をＴ１と
する。第５図は、受信信号を第３、あるいは第４のフィ
ルタ３．４で等化した信号を示している。図において時
間Ｔの起点から信号が等化されている第２の時刻までの
時間をＴ２とする。時間Ｔでは変調による符号の変化は
生じず第１の時刻と第２の時刻の変調符号は同一である
。従って第１の時刻から第２の時刻までの時間（Ｔ２−
Ｔｔ）で生じた位相変化は周波数偏差だけに起因するも
のである。よって第１、及び第２の時刻の各々の収束信
号を用いてクロスプロダクト型周波数検出器により周波
数誤差情報が検出される。第４、第５、第６図では２相
変調信号を例にして説明しているが、Ｍ相変調信号にお
いても同様のことが言える。なお、サンプラ１０は、連
続信号を離散信号へ変換（Ａ／Ｄ変換）するもので、第
１図中ではブロックの最終段におかれているが、これ以
外にもサンプラをおく位置については、いく通りかが考
えられる。例えば、第１、第２、第３、第４のフィルタ
の後に各々サンプラをおき、ん０変換を行う構成なとも
当然者えられ、本質的には第１図の構成と同一とみなせ
る。
以上が本発明による周波数弁別器である。
（発明の効果）
以上説明したように本発明では、同−変調符号内の異な
る時刻において各々別途等化する２点の収束信号間の位
相変化を観測することにより、変調による符号の変化に
依存せず周波数誤差情報を検出できる。これにより周波
数誤差の平均値がほぼ零となる引き込み終了後では変調
によるパターンジッタがなくなる。さらに変調の除去が
不要となり、てい倍操作などに起因する周波数引き込み
範囲の縮小を回避できる。また、変調の除去に伴う非線
形損失がなくなる等の効果が期待できる。
る時刻において各々別途等化する２点の収束信号間の位
相変化を観測することにより、変調による符号の変化に
依存せず周波数誤差情報を検出できる。これにより周波
数誤差の平均値がほぼ零となる引き込み終了後では変調
によるパターンジッタがなくなる。さらに変調の除去が
不要となり、てい倍操作などに起因する周波数引き込み
範囲の縮小を回避できる。また、変調の除去に伴う非線
形損失がなくなる等の効果が期待できる。
第５図、第６図は第１図に示した実施例の各部の動作を
示す波形図である。 図において、 １、２．３．４・・・フィルタ、５．６．１１．１２・
・・遅延手段、７．８．１３゜１４・・・乗算器、９，
１５・・・減算器、１０．１７・・・サンプラ。
示す波形図である。 図において、 １、２．３．４・・・フィルタ、５．６．１１．１２・
・・遅延手段、７．８．１３゜１４・・・乗算器、９，
１５・・・減算器、１０．１７・・・サンプラ。
Claims (1)
- 不確定の搬送波周波数偏差を含むディジタル位相変調
信号を準同期検波して得られる直交信号の実数部を受け
、１変調符号区間内の第１の時刻に入力信号が符号間干
渉を受けないように等化する第１のフィルタと、前記直
交信号の虚数部を受け、１変調符号区間内の第１の時刻
に入力信号が符号間干渉を受けないように等化する前記
第１のフィルタと同特性を有する第２のフィルタと、前
記直交信号の実数部を受け、１変調符号区間内の第２の
時刻に入力信号が符号間干渉を受けないように等化する
第３のフィルタと、前記直交信号の虚数部を受け、１変
調符号区間内の第２の時刻に入力信号が符号間干渉を受
けないように等化する前記第３のフィルタと同特性を有
する第４のフィルタと、前記第１のフィルタの出力を受
け、前記第１の時刻から前記第２の時刻までの時間だけ
入力信号を遅延させる第１の遅延手段と、前記第２のフ
ィルタの出力を受け、前記第１の時刻から前記第２の時
刻までの時間だけ入力信号を遅延させる第２の遅延手段
と、前記第１の遅延手段の出力と前記第４のフィルタの
出力を乗算する第１の乗算器と、前記第２の遅延手段の
出力と前記第３のフィルタの出力を乗算する第２の乗算
器と、前記第１の乗算器の出力から前記第２の乗算器の
出力を減算する減算器と、前記減算器の出力を受け、正
しい周波数誤差情報を示す信号点だけを変調クロックに
てサンプルするサンプラとを備えたことを特徴とする周
波数弁別器。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23861489A JPH0642687B2 (ja) | 1989-09-13 | 1989-09-13 | 周波数弁別器 |
| CA002025135A CA2025135C (en) | 1989-09-13 | 1990-09-12 | Frequency tracking circuit using samples equalized at different sampling instants of same clock period |
| US07/582,147 US5036296A (en) | 1989-09-13 | 1990-09-13 | Frequency tracking circuit using samples equalized at different sampling instants of same clock period |
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Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23861489A JPH0642687B2 (ja) | 1989-09-13 | 1989-09-13 | 周波数弁別器 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03101344A true JPH03101344A (ja) | 1991-04-26 |
| JPH0642687B2 JPH0642687B2 (ja) | 1994-06-01 |
Family
ID=17032788
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23861489A Expired - Fee Related JPH0642687B2 (ja) | 1989-09-13 | 1989-09-13 | 周波数弁別器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0642687B2 (ja) |
-
1989
- 1989-09-13 JP JP23861489A patent/JPH0642687B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0642687B2 (ja) | 1994-06-01 |
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