JPH0299681A - セルロースパルプの漂白又は脱リグニン化方法 - Google Patents

セルロースパルプの漂白又は脱リグニン化方法

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JPH0299681A
JPH0299681A JP24587888A JP24587888A JPH0299681A JP H0299681 A JPH0299681 A JP H0299681A JP 24587888 A JP24587888 A JP 24587888A JP 24587888 A JP24587888 A JP 24587888A JP H0299681 A JPH0299681 A JP H0299681A
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JP
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slurry
steam
oxygen
pulp
conduit
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JP24587888A
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English (en)
Inventor
Lee Robert
ロバート・リー
Hoonsei Derek
デレック・ホーンセイ
S Paakiresu Arthur
アーサー・エス・パーキレス
A Davidson Jack
ジャック・エー・デイビットソン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canadian Liquid Air Ltd
Original Assignee
Canadian Liquid Air Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D21PAPER-MAKING; PRODUCTION OF CELLULOSE
    • D21CPRODUCTION OF CELLULOSE BY REMOVING NON-CELLULOSE SUBSTANCES FROM CELLULOSE-CONTAINING MATERIALS; REGENERATION OF PULPING LIQUORS; APPARATUS THEREFOR
    • D21C9/00After-treatment of cellulose pulp, e.g. of wood pulp, or cotton linters ; Treatment of dilute or dewatered pulp or process improvement taking place after obtaining the raw cellulosic material and not provided for elsewhere
    • D21C9/10Bleaching ; Apparatus therefor
    • D21C9/147Bleaching ; Apparatus therefor with oxygen or its allotropic modifications

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、セルロースパルプの漂白又は脱リグニン化方
法に関する。
[従来の技術] セルロースパルプスラリーを漂白するための酸素の使用
は、カナダ特許出願第507,000に開示されている
。この出願には、ポンプ圧において乱流を提供するに有
効な高速で移動するように、スラリーを加圧下で断面に
スラリーを限定する拡散及び混合導管を通して送る時に
、酸素をスラリー中に微細な泡の形で導入することによ
り、8〜1696のコンシステンシーを有する水性スラ
リーの形でパルプを漂白するためのプロセス及び装置に
ついて示している。高速下で限定されたパルプスラリー
の液体動作の現象は、「ミーディアム コンシステンシ
ー テクノロジー(MediumConsistenc
y Technology ) J T A P P 
Iジャーナル、Vo 1.64.No、6.1981年
6月、において説明されている。 泡を含むスラリーは
、直ちに混合導管から、比較的遅いプラグ流れを示す断
面にスラリーを放出する反応槽に送られ、セルロースと
反応する時間、それを通して分散する酸素の泡を与える
。処理されたスラリーは反応槽から回収される。乱流ス
ラリー内の泡の分散は、スラリー圧より高い圧力で微孔
壁を通して酸素を送り、スラリーと接触させることを伴
う。
スラリーは、ポンプへの途中にスチームミキサーにそれ
を通すことにより余熱されてもよく、加熱されたスラリ
ーはポンプの上流において貯槽に析出される。
気孔壁を通してスラリーに酸素を拡散させることにより
最初に製造された泡の微細度は、ノ<ルブ全体を通して
良好な分散を与え、その結果ノくルブファイバーと接触
して良好な漂白又は脱リグニン化を与える。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、同量の酸素により供給された漂白作用
を達成するために、酸素とパルプの接触を改善すること
にある。
[課題を解決しようとする手段] 上記目的は、本発明に従って、上述のように拡散−混合
導管に酸素を注入する代わりに酸素とスチームとの混合
物を注入することにより達成される。酸素−スチーム混
合物の微細な泡は、混合物が注入壁の微細な気孔を通る
ごとに形成されるが、それぞれの泡がpパルプと出会う
ごとにスチームは凝縮し、小さな泡として酸素分を残す
。凝縮するスチームは、スラリーに追加の熱を付与する
好ましくは、スラリーを反応温度とするために出来るだ
け多くの熱が、−段で、拡散−混合器を通して注入され
る。このことがなされるかどうかは、拡散−混合器の能
力に依存する。従って、反応に近い温度に上昇させるた
めに、必要ならば、ポンプと酸素−スチーム拡散−混合
器との間のインジェクターを通して、予備段階で追加の
スチームをスチーム混合器に注入してそれを供給温度に
昇温させてもよい。スチームは、ポンプの上流でスラリ
ーを予熱するために注入してもよい。
従って、本発明は、以下の工程を具備する。
a)好ましくは、すべてのスチームを酸素−スチーム混
合物の形で拡散−混合器に注入する工程、または b)ポンプを中間温度に上昇させるために、ある程度の
スチームをポンプと拡散−混合器との間に注入する工程
、および C)工程a)又はb)のいずれかと組合わせて、ポンプ
の上流でパルプ流れを予熱供給温度に予熱するために、
スチームを供給する工程酸素を酸素−スチーム混合物の
形で液状スラリーに注入することにより、同一の条件の
下で同一の微孔面を通して酸素のみを注入することに比
べ、パルプと接触する酸素の有効表面積を2〜10倍に
増加することが出来る。このことは、酸素の漂白効果の
増加をもたらし、化学漂白剤の節約となる。この段階で
注入されたスチームによりスラリーを加熱することもを
利である。
漂白のためには、酸素とスチームとの比(容量比)は重
量比で20〜200:1、好ましくは100〜150:
1、容量比では50〜500:1、好ましくは300〜
400 + 1がよい。脱リグニン化のためには、酸素
はm Q比で80〜800:1、好ましくは400〜6
00 : 1、容量比では200〜2000 : 1、
好ましくは1200〜1600:1がよい。
酸素とパルプの比は、乾燥ベースでパルプ1トン当り1
0〜40ポンドがよい。次いで、酸素スチーム混合物と
ともに出来るたけ多くのスチムを追加することが望まし
い。加えられるスチムの量は拡散器の容量により制限さ
れるので、スラリーを反応温度にもたらすために充分な
熱を注入するために、速い段階でスチームを加えること
が必要となろう。
本発明は、以下に示すように、脱リグニン化又は漂白プ
ロセスにおける酸素及びスチームの潜在的に最大の利用
をもたらす。スラリーに注入されるスチームの総長は、
スラリーを反応槽内において反応温度まで加熱する制御
された量である。好ましくは、本発明においては、拡散
器に酸素−スチーム混合物とともに注入されたスチーム
の総量の割合は、それを注入する拡散器の能力により許
容される最大値であるか又はこの最大値に近い選択され
た量、即ち80%又はそれ以」二であろう。
スラリーを反応温度に加熱するに必要なスチームの残り
は、次に拡散器の上流におけるスラリーに注入される。
良好な脱リグニンか又は漂白のためには、パルプに注入
される酸素の割合は、従来から良く知られているように
、テストにより決定され、特別の装置及び条件について
選択される。次に、酸素の注入は、選択された量が常に
スラリーに供給されるように制御される。酸素とともに
行われるスチームの注入は、酸素のみを注入したときよ
りも小さい泡での酸素の注入をもたらし、その結果、パ
ルプと接触する酸素のより大きい表面積を提供し、所定
苗の酸素をよりよく吸着させる。
従って、本発明は、反応ゾーンの直前に必要とされる場
合に、加熱に用いられる大量のスチームが注入され、同
時に、スチームとともに行われる酸素の注入は注入され
た酸素のより大きな表面積および酸素の所定二について
パルプとのより良好な反応をもたらす、という幾つかの
利点を提供する。
このようにして、酸素及びスチームの利用率は、特定の
プラントについて最大である。
もし、スラリーを反応温度にもたらすに必要なすべての
スチームが拡散器に加えることが出来るならば、酸素の
量を一定にしつつ、酸素−スチーム拡散器の下流におい
てスラリーの温度により酸素−スチーム混合物に供給さ
れるスチームの量を制御することによって、又は適切な
変数を維持しつつそれをコントロールすることによって
、制御が連続的に行われる。もし、拡散器の上流におい
て追加のスチームを加えることが必要ならば、温度コン
トロールはそのような上流の供給をもコントロールする
であろう。
本発明は、特に、酸素によるパルプスラリーの大量の処
理に役立つ。これは、複数の連続段階からなる反応経路
を通して、供給源から、加圧下でセルロースパルプスラ
リー流を供給することによりなされる。複数の連続段階
のそれぞれにおいては、流れは、最初にそれを液体流れ
とする速度となるような断面に限定され、次いでプラグ
流れとする速度となるような断面に拡大される。どの段
階においても、酸素は加圧下微細な泡の形で液体流に注
入され、全体に分散され、それによって、この段階で殆
どの酸素はプラグ流れ中のパルプと反応する。処理され
たスラリーは、次いで最終段階において回収される。
本発明の好ましい態様では、パルプ流動化混合器を通過
させることによる、酸素拡散器から出るスラリーの混合
工程が設けられている。このパルプ流動化混合器は、拡
散器に隣接して、又はそこからある距離下流に位置して
いる。この混合器は、酸素が微細な形に止まり、スラリ
ーと緊密に混合されるように、酸素の効果的な混合と分
散とを提供する。好ましい静的混合器は、絞り部に向か
って先細となるパイプから構成され、その後にパルプス
ラリーが流れるパイプの径に向かって広がるパイプが続
く。絞り部における速度は拡散器における;重度と同一
であろう。
本発明はまた、適切な酸素量を維持するために、パルプ
スラリーの流れに対する酸素の流れを制御する手段を具
備する。これは、拡散器の前に、流れ測定装置例えばオ
リフィス板をスラリーの経路内に含む装置により達成す
ることが出来る。オリフィス板は、コントローラーに接
続された差圧セルに接続されている。
コントローラーは、拡散器への酸素の供給を制御する酸
素流制御パルプに信号を送る。酸素供給ラインには、酸
素の流れを測定するオリフィス板又は他の装置がある。
その制御機構は、パルプスラリーの異なる流量でペース
を維持するため酸素の」を増加及び減少させるように、
一定の、所定の、設定されたパルプに対する酸素の比を
維持するコンピューターを具備している。
本発明の装置は、スラリーの供給槽と、実質的に自由な
流れのための、流れに向かうスラリーを収容する、実質
的に妨げのない注入及び混合導管と、前記導管よりも大
きな断面積を有し、前記導管に接続された反応槽と、加
圧下で前記供給槽から前記導管にスラリーを連続的に強
制供給する手段と、前記導管内のスラリーが乱流となる
ような速度を有し、前記反応中のスラリーがプラグ流と
なるように、供給圧力を制御する手段とを具備する。ま
た、本発明の装置には、パルプ供給圧よりも高い圧力下
で前記スラリーに酸素含有ガスを拡散させることにより
微細な泡を形成し、前記導管内のスラリー中にそれを混
合させ、それによって前記泡は前記プラグ流れを通して
濃いパルプとの接触が維持され、脱リグニンか又は漂白
作用が行われるための、前記スラリーと接する広い微孔
面を有する拡散手段がある。1;IJ御機I14は、前
記拡散手段に酸素とスチームの混合物を供給する供給導
管と、酸素の流れを制御する手段と、スチーム源から前
記供給導管に導くスチーム導管と、前記スチームの供給
を制御する手段とを具備し、前記スチームの供給を制御
する手段は、混合導管がら反応槽へ送られるスラリーの
温度に応答する。
拡散手段への前に、スラリーにスチームを追加する手段
もまた設けることが出来る。この場合、スラリーの温度
に応答するスチームの供給を制御するための手段は、ス
チームの追加の供給を制御することが出来る。
好ましい装置の形態においては、パルプスラリーは、最
初の酸素拡散器と、酸素拡散器の後の複数の反応器を通
る。パルプスラリーのある部分又はすべては、苛性ソー
ダにより更に抽出されるために反応塔に通される。
[実施例] 第1図は、パルプの漂白においてスチームと酸素を一緒
に採用する従来の方法を示す。
第1図において、通常は濃く重い物質であるパルプ混合
物を、供給源から、100〜150’Fから170〜2
00’Fまで予熱するスチームミキサー15を通され、
次いでバイブ16を通して貯蔵ンユート17の頂部に送
られる。スチームと混合されたパルプは、貯蔵シュート
17がらスラリーとしてポンプ19により、他のバイブ
21を通して、かつ第3図に詳細に示すような酸素分散
導管23を通して送られる。スラリーがポンプ輸送され
るときの圧力は、乱流として動作するような速度で導管
23を通して流すのに有効な圧力である。この現象は既
に述べたカナダ特許出願507.000に記載されてい
る。供給源がらバイブ25を通してスチームミキサー1
5にスチームが供給される。スチームの供給は、パイプ
15内のパルプ29に接続された温度コントローラー2
7により制御される。
酸素が、圧力コントローラー33を通して酸素供給源か
ら、ライン31を通して導管23内の拡散装置に供給さ
れる。拡散装置は、スラリーと境をなす微孔壁を有する
このようにして酸素は、乱流として動作する時に微細な
泡の形で拡散装置を通して加熱されたパルプスラリーに
連続的に導入され、その結果、酸素の泡はスラリー中に
拡散され、全体に混合される。酸素を含むスラリーは、
パイプ35を通して背圧コントロールパルプ39が設け
られた滞留管37の底部に送られる。スラリーは、酸素
を徐々に吸収してそれと反応するように、管37内にお
いてプラグ流まで速度を落し、再び通常の濃い状態とな
り、加圧下に維持される。
パルプは、酸素をセルロースと反応させるに充分長く、
滞留管に保持される。
第2図に示す好ましい装置の一部は、第1図の参照数字
に100を付したものである。 本発明の好ましい方法
を示す第2図の装置において、分散導管123内の拡散
装置A(第3図参照)に酸素を導くパイプ131にスチ
ームが加えられ、酸素−スチーム混合物が形成される。
スチームの供給は、分散器123と滞留管137との間
のパイプ135に連結された温度コントローラー127
により制御される。このようにスチームは最初に酸素と
混合され、酸素−スチーム混合物は拡散装置Aを通して
微細な泡の形でスラリーに加えられる。酸素−スチーム
混合物がパルプを接触するとき、スチームは凝縮し、パ
ルプに熱を付与し、パルプ内に、その乱れにより分散す
る(酸素−スチーム泡よりも)小さな泡の形の酸素ガス
を残す。より良好な酸素の微細化及び分散は、スチーム
がない場合よりもスラリーと接する酸素のより大きな有
効表面積を提供するために達成される。このことは、酸
素移動速度を増加し、そうでないよりもより少ない酸素
で同一の漂白効果が得られる。
注入された酸素−スチーム混合物の圧力は、第1図の方
法における酸素圧力とほぼ同一が又は少し高い。
従来の方法に対し、拡散器Aへの混合物の注入直前にス
チームが酸素と混合され、スチームの流れの制御は、分
散器の下流でパルプの温度を検知する温度コントローラ
ーにより行われる。
次いでパルプは加圧された滞留管137に送られ、そこ
でプラグ流れとなり、加圧下で比較的低速で移動し、酸
素は小さな池内のプラグ中を分散し、セルロースと反応
する。
例えば、上述のカナダ出願におけるようにいくつかの拡
散器がシリーズで用いられている場合には、スチームは
最初の段階に加えられる。
酸素−スチーム混合物が拡散器A内のスラリーに注入さ
れる拡散器は、様々な形を取ることが出来、そのいくつ
かは上述のカナダ出願に示されており、そのすべてはス
ラリーを境界をなし、その中を酸素−スチーム混合物が
拡散する微孔壁を具備している。これは、好ましくはブ
リティンM2O1オフ ポールトリニティー ミクロコ
ーポレーション(Bulletin  M ofPal
l Trinity旧cro Corporation
)に記載された焼結ステンレス鋼であり、これはまた米
国特許第2,554゜343号にも記載されている。そ
のようなステンレス鋼は一般に濾過に用いられる。気孔
のサイズは、2〜100ミクロン、好ましくは約10ミ
クロン未満である。気孔率は、壁の容積のほぼ40〜5
0%をなす気孔につきほぼ均一であり、壁の厚さは約1
/32インチ〜1/2インチである。
拡散器の好ましい形は第3図に示されている。
それは、パルプスラリーの通路をなすシリンダー123
から構成される。シリンダーは、バイブラインとの接続
のため、その端部にフランジ63゜64を有している。
管65は通路123を横切って伸び、シリンダー123
の壁に形成された適切なソケット69により保持される
。管65に酸素−スチーム混合物を供給するパイプ13
1は、管65に導かれている。
酸素−スチーム混合物は、管65の壁の気孔を通過する
ときに、スラリーによって微細な泡として取去られる。
スチームはスラリーと接触すると直ぐに泡から凝縮し、
酸素のみが注入された場合にqするであろうサイズを存
する酸素の泡を残す。ある程度の合体はあるが、酸素の
泡は導管中を急速に通過するときの乱れによりスラリー
中に分散し、泡は、比較的遅いプラグ流を示す反応室1
37に運ばれる。
拡散器 拡散要素は、スラリーが通過する導管又はシリンダーを
具備しており、シリンダーの壁は流れの経路を定義して
いる。拡散要素はシリンダーの壁の一部を形成すること
が出来、シリンダーの軸を交差して伸びる気孔質管の形
を取ることが出来、又はシリンダーの軸に沿って伸びる
気孔質管の形を取ることが出来る。すべての場合に、ス
ラリーの経路は比較的障害がない。シリンダーが気孔質
管の場合には、スラリーは障害なく直接シリンダーを通
過する。シリンダー内の管の場合には、シリンダー内の
空間の大部分が気孔質拡散面と接触してそこを通過する
スラリーにより占められるように、管は小さな空間を占
める。
出発物質 本発明で用いられる出発物質は、パルプ処理において脱
リグニン化又は漂白のいずれが採用されるかに依存する
脱リグニン化の場合、水性パルプスラリーは原木洗浄工
程を伴う3つ又は4つの洗浄工程からのものであり、パ
ルプは30〜60、典型的には40〜50のカッパー数
のかなりのリグニンを含有している。それは8〜16、
好ましくは10〜12重−%の固形分を含有している。
本発明の脱リグニン化前には、2〜4重量%、典型的に
は3%の苛性アルカリが加えられるであろう。
本発明においては、通常スラリーの洗浄及び第1の塩素
化後に漂白が行われる。そのときパルプは3〜8、典型
的には4〜5のカッパー値を有する一Cあろう。漂白の
ための出発物質を提供するため、再び2〜4重量%の苛
性アルカリが加えられるであろう。
乱流 典型的な拡散及び混合導管123は、約4から約17平
方インチの断面積であろう。乱流を得るためには、スラ
リーは約20〜200psigの圧力で導管に供給され
る。これは、約0.5〜50m/秒、好ましくは約3〜
10m/秒の速度をスラリーに与える。
混合導管123内の滞留時間は、約0.001〜約0.
120秒であろう。反応管137内の滞留時間は約0.
001〜約0.120分であろつO 温度 スチームは、スラリーを加熱する機能、及び、スラリー
に混合された酸素の泡のサイズを減少させるように酸素
の注入のための媒体としての機能の二つを有する。
好ましい温度は次の通りである。
a)ミキサー15に送られる前の出発パルプスラリーは
、通常130’F付近の温度ををするであろう。
b)ミキサー15内では、温度は]30゜Fから約14
0゜Fに上昇するであろう。
C)ポンプの下流における予備的注入後、及び酸素−ス
チーム拡散器−混合器に送られる前では、140゜Fか
ら160゜Fの中間温度であろう。
d)拡散器−混合器の後は160’Fから180゜Fの
反応温度であろう。
e)反応槽に入る前には、パルプは160゜Fから18
0゜Fの温度を有するであろう。
気孔質表面 スラリーと接する気孔質壁の表面は、約0.05〜約0
.2平方フイートの面積を有するのが好ましく、気孔は
、約10〜約100ミクロンの径を有している。
酸素−スチーム 用いられる酸素は、9096又はそれ以」二、好ましく
は98%又はそれ以上の酸素を含有する市販されている
ものである。又は、酸素は、50%を越える酸素を含有
するガスとすることが出来る。
出発パルプスラリーは、パルプ内に分散し、パルプ容積
の約10〜20%の空気を含有していてもよく、この空
気は酸素を稀釈している。殆ど空気を含まないパルプの
場合、酸素含有ガスの濃度は酸素含有量範囲の下限であ
り、多くの空気を含むパルプの場合には、追加されたガ
スは酸素範囲の」−眼に向かう酸素を含有する。
要求を満たすように酸素量を制御するために、最終処理
槽のベントを出る排ガス中の酸素含有量が測定される。
この値から良好な混合が達成されているかどうかが決定
される。それに従って調整を行なうことが出来、最良の
結果を得るための増加量を調整することが出来る。
多段プロセスでは、大量の酸素が徐々に加えられ、それ
ぞれの段では、以下の式に従って、少量づつ加えられる
酸素+ガスの容積/酸素士ガス+パルプ士スチーム く
屹 1 この式は、その特定の段の操作圧力で計算される。
酸素量はそれぞれの段について均一に比例させることが
出来、又はパルプ等の性質の変化のような条件の変化に
適合させるように変化させることが出来る。
採用される酸素は、標準状態で測定して90%以上、好
ましくは98%以上を有するべきであろつ〇 スチームは飽和されたスチームであるべきである。
酸素−スチーム混合物の注入圧は、約15〜150ps
igのパルプスラリー圧よりも高くあるべきである。注
入時の酸素−スチーム混合物の温度は、266゜F〜約
390″Fであろう。
酸素−スチーム混合物の注入率は、乾燥ベースでパルプ
1トン当り酸素約10ポンド〜50ポンドであろう。
当業者により明らかなように、槽及びパイプは熱を保持
するために絶縁されるべきである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、漂白工程においてスチーム及び酸素を導入す
るために用いられる最近の装置の一部断面図、第2図は
、本発明の好ましい装置を示す一部断面図、及び第3図
は、好ましい拡散装置を示す一部断面図である。 15・・・スチームミキサー 16・・・パイプ、17
・・・貯蔵シュート、19・・・ポンプ、21・・・パ
イプ、23・・・酸素分散導管、27・・・温度コント
ローラ29・・・パルプ。 出願人代理人 弁理士 鈴江武彦

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)パルプの水性スラリー流を、供給源から加圧下で
    ポンプ手段により、乱流として挙動するような速度で拡
    散及び混合導管を通して、次いでプラグ流れを示す速度
    で加圧下で反応槽を通す工程、及び酸素をスラリー中を
    分散する微細な泡の形で、微孔質壁を通して前記導管内
    のスラリーに、スラリーの圧力より高い圧力で注入する
    工程を具備する方法において、前記微孔質壁を通して酸
    素を酸素−スチームの形で前記流れに注入し、それによ
    って前記スチームは凝縮し、スラリーを加熱し、より小
    さな泡として酸素を残し、それによってスラリーと接触
    する酸素の有効表面積が、同一の条件の下でスラリーに
    のみ酸素を注入することにより生ずる表面積より実質的
    に大きいことを特徴とするセルロースパルプの連続漂白
    又は脱リグニン化方法。 (2)前記スチームの注入は、スラリーの温度を約16
    0゜F以上に上昇させるために有効である請求項1に記
    載の方法。 (3)パルプの温度を余熱された供給温度から反応温度
    以下の中間温度に上昇させるために、予備段階において
    、ポンプ手段と酸素−スチーム拡散器との間で、流れを
    もパルプに混合する請求項1に記載の方法。 (4)スチームを供給温度とするために、ポンプ手段の
    上流において、スチームをパルプに混合する請求項1に
    記載の方法。 (5)前記酸素−スチーム混合物は、スラリーへの注入
    直前の酸素に、スラリーを加熱するために採用されるス
    チームの少なくとも大部分を導入し、スラリーの温度に
    応答して酸素と混合されるスチームの量を制御すること
    により作られる請求項1に記載の方法。 (6)パルプを反応温度に加熱するために有効なスチー
    ムの総量をスラリーに注入し、酸素−スチーム混合物に
    供給されたスチームを拡散器の最大流れ処理能力の80
    %以上に調整し、かつスチームの残部を拡散器の上流に
    供給する請求項1に記載の方法。 (7)前記酸素は、乾燥ベースでパルプ1トン当り約1
    0〜50ポンド注入される請求項6に記載の方法。 (8)前記混合物中のスチーム:酸素の比は、約50:
    1〜約400:1である請求項1又は6に記載の方法。 (9)前記微孔質壁の気孔径は100ミクロン以下であ
    る請求項1又は6に記載の方法。(10)前記スラリー
    流れは、約4〜約17平方インチの断面を有する導管を
    通して、約50〜約150psigの圧力でポンプ輸送
    される請求項1〜6のうちのいずれか1項に記載の方法
    。 (11)前記酸素−スチーム混合物は、20〜200p
    sigの範囲内の、スラリーより高い圧力で注入される
    請求項1又は6に記載の方法。 (12)前記スラリーの反応温度は、酸素−スチーム混
    合物の導入の下流においてスラリーの温度に応答して前
    記酸素−スチーム混合物に供給されるスチームの量を制
    御することにより調整される請求項6に記載の方法。 (13)パルプを余熱された供給温度とするために、ポ
    ンプ手段の上流において、スチームをパルプに混合する
    請求項2に記載の方法。 (14)前記反応温度は160〜180゜Fである請求
    項1に記載の方法。 (15)スラリーの供給槽と、実質的に自由な流れのた
    めの、流れに向かうスラリーを収容する、実質的に妨げ
    のない注入及び混合導管と、前記導管よりも大きな断面
    積を有し、前記導管に接続された反応槽と、加圧下で前
    記供給槽から前記導管にスラリーを連続的に強制供給す
    る手段と、前記導管内のスラリーが乱流となるような速
    度を有し、前記反応中のスラリーがプラグ流となるよう
    に、供給圧力を制御する手段と、パルプ供給圧よりも高
    い圧力下で前記スラリーに酸素含有ガスを拡散させるこ
    とにより微細な泡を形成し、前記導管内のスラリー中に
    それを混合させ、それによって前記泡は前記プラグ流れ
    を通して濃いパルプとの接触が維持され、脱リグニンか
    又は漂白作用が行われるための、前記スラリーと接する
    広い微孔面を有する拡散手段と、前記拡散手段へのガス
    コネクションと、前記ガスコネクションに酸素を供給す
    る手段と、前記ガスコネクションにスチームを供給する
    手段と、前記酸素の供給を制御する手段と、前記スチー
    ムの供給を制御する手段と、処理されたスラリーを前記
    反応器から回収する手段とを具備する、酸素含有ガスを
    、8〜16%のコンシステンシーを有し、静止した状態
    でパルプファイバーの濃い水性分散体であるセルロース
    パルプスラリーと反応させて脱リグニン化又は漂白を行
    なう装置。 (16)前記スチームの供給を制御する手段は、前記混
    合導管から出るスラリーの温度に応答する請求項15に
    記載の装置。 (17)前記ポンプと混合導管との間に、スラリーにス
    チームを注入する手段がある請求項15に記載の装置。 (18)前記ポンプの上流に前記スラリーとスチームと
    を混合するためのスチームミキサーがある請求項15に
    記載の装置。
JP24587888A 1987-06-08 1988-09-29 セルロースパルプの漂白又は脱リグニン化方法 Pending JPH0299681A (ja)

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