JPH0293386A - 3次元磁場解析装置 - Google Patents
3次元磁場解析装置Info
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- JPH0293386A JPH0293386A JP24634088A JP24634088A JPH0293386A JP H0293386 A JPH0293386 A JP H0293386A JP 24634088 A JP24634088 A JP 24634088A JP 24634088 A JP24634088 A JP 24634088A JP H0293386 A JPH0293386 A JP H0293386A
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- magnetic
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Landscapes
- Measuring Magnetic Variables (AREA)
- Complex Calculations (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野コ
この発明は、有限要素法を用いた3次元磁場解析装置に
関する。
関する。
[従来の技術と発明が解決しようとする課題]電子計算
機の発展とともに、有限要素法による磁界解析の研究が
さかんに行われており、二次元問題に対しては既に磁気
ベクトルポテンシャルを用いた手法が確立されている。
機の発展とともに、有限要素法による磁界解析の研究が
さかんに行われており、二次元問題に対しては既に磁気
ベクトルポテンシャルを用いた手法が確立されている。
しかし、三次元の磁界解析問題に対しては種々の手法が
提案されているが、確たる手法がないのが現状である。
提案されているが、確たる手法がないのが現状である。
磁気ベクトルポテンシャル法は変分法によって定式化さ
れたが、ゲージ条件の取り扱いに問題があるl1lM3
1 (1) M4.に、Chari、 P、5ilvest
er、 A、Konrad、 Z、JCsendes
and M、A、Pa1n+o、“Three−D
imensionalMagnetostatic F
ield Analysis of Electric
allAachinery by the Fi
nite−Element Method”。
れたが、ゲージ条件の取り扱いに問題があるl1lM3
1 (1) M4.に、Chari、 P、5ilvest
er、 A、Konrad、 Z、JCsendes
and M、A、Pa1n+o、“Three−D
imensionalMagnetostatic F
ield Analysis of Electric
allAachinery by the Fi
nite−Element Method”。
IEEE Trans、 on Power
八pp、 5yst、、 vol、 PAS
+00. I)り、4007−4019.Aug、 (
1981)(2) N、^、 De+++erdash
、 T、 W、 Nehl、 F、 A、 Fouad
andO,A、Moham+med、 ”Three
Dimensional FiniteElemen
t Vector Potential ForIIl
ulation orMagnetic Fields
in Electrical Apparatus
。
八pp、 5yst、、 vol、 PAS
+00. I)り、4007−4019.Aug、 (
1981)(2) N、^、 De+++erdash
、 T、 W、 Nehl、 F、 A、 Fouad
andO,A、Moham+med、 ”Three
Dimensional FiniteElemen
t Vector Potential ForIIl
ulation orMagnetic Fields
in Electrical Apparatus
。
IEEE Trans、 on Power App
、 5ysL、 vol。PASMoo。
、 5ysL、 vol。PASMoo。
pp4104−4111.Aug、 (1981)(3
) J、L、Coulomb、 ”Finite El
e+aent ThreeDimensional M
agnetic Field Computation
。
) J、L、Coulomb、 ”Finite El
e+aent ThreeDimensional M
agnetic Field Computation
。
IEEE Trans、 on Magn、、
vol、 MAGM7,pp、32413246、
Nov、 (1981) また、1つの節点につき3個の未知数が存在するため、
多くの計算時間とメモリが必要となるなどの問題がある
。
vol、 MAGM7,pp、32413246、
Nov、 (1981) また、1つの節点につき3個の未知数が存在するため、
多くの計算時間とメモリが必要となるなどの問題がある
。
そこで現在はスカラーポテンシャル法141″35′あ
るいは、スカラー・ベクトルポテンシャル併用法11に
ついての研究が中心となっている。
るいは、スカラー・ベクトルポテンシャル併用法11に
ついての研究が中心となっている。
(4) J、5iskin and C,1,T
rowbridge、 Threedimensio
nal Non1inear Electromagn
etic FieldCos+putations、
using 5calar PotenLial
s″、IEEProc、、 vol、 127. PL
、B、 pp、368−374. Nov、(1911
G)(5)1.D、Mayergoyz、 M、V
、に、Chari and j、D’Angelo
。
rowbridge、 Threedimensio
nal Non1inear Electromagn
etic FieldCos+putations、
using 5calar PotenLial
s″、IEEProc、、 vol、 127. PL
、B、 pp、368−374. Nov、(1911
G)(5)1.D、Mayergoyz、 M、V
、に、Chari and j、D’Angelo
。
A New 5calar Potential
Formulation forThree−D
imensional Magnetostatic
Problems 。
Formulation forThree−D
imensional Magnetostatic
Problems 。
IEEE Trans、 on Magn、、 vol
、 WAG−23,pp、3889〜3894、 No
v、(191117)(6)C1,Carpenter
、 ”Comparison or Alternat
iveFormulation or 3−Disen
sional Magnetic−Fieldand
Eddy−Current Problems
at PowerFrequencies 、
Proc、 IEE、 vol、 124.
pp、10261034、 Nov、 (197
?)しかし、これらの手法は電流領域、あるいは磁性体
の取り扱いや異なる磁性体間の境界条件の与え方が不明
確である(7) (7) 八、Krawczyk and J、’r
urowski、 ”RecentDevelopm
ent in Eddy Current Analy
sis”、 IEEETrans、 on 鳩agn
、、 pp、3032−3037. vol、 MAG
−23゜Sep、 (19g?) これらのことから、多媒質を含む問題を統一的に扱うに
は磁気ベクトルポテンシャルを用いた手法が最も優れて
いるといえる。
、 WAG−23,pp、3889〜3894、 No
v、(191117)(6)C1,Carpenter
、 ”Comparison or Alternat
iveFormulation or 3−Disen
sional Magnetic−Fieldand
Eddy−Current Problems
at PowerFrequencies 、
Proc、 IEE、 vol、 124.
pp、10261034、 Nov、 (197
?)しかし、これらの手法は電流領域、あるいは磁性体
の取り扱いや異なる磁性体間の境界条件の与え方が不明
確である(7) (7) 八、Krawczyk and J、’r
urowski、 ”RecentDevelopm
ent in Eddy Current Analy
sis”、 IEEETrans、 on 鳩agn
、、 pp、3032−3037. vol、 MAG
−23゜Sep、 (19g?) これらのことから、多媒質を含む問題を統一的に扱うに
は磁気ベクトルポテンシャルを用いた手法が最も優れて
いるといえる。
この発明は、このような背景の下になされたもので、有
限要素法を使用して3次元磁場解析を容功に行うことの
できる3次元磁場解析装置を提供することを目的とする
。
限要素法を使用して3次元磁場解析を容功に行うことの
できる3次元磁場解析装置を提供することを目的とする
。
[課題を解決するための手段]
上記課題を解決するためにこの発明は、3次元静磁界の
ポアソンの方程式を基礎とし、有限要素法を用いて異な
る磁性体を含む3次元磁場の解析を行う3次元磁場解析
装置において、真空の透磁率μ。と磁界強度IIとの積
に磁化r’1を加算して磁束密度Bを求める第1の演算
手段と、磁気ベクトルポテンシャルAの発散を零とする
クーロンのゲージ条件の下に、前記磁気ベクトルポテン
シャルAを用いて3次元静磁界のポアソンの方程式を形
成する第2の演算手段と、前記異なる磁性体間の境界条
件からベクトルポテンシャルAの境界条件を求める第3
の演算手段と、 前記ポアソンの方程式および補間関数を用いてガラ−キ
ン法によって離散化を行、い、前記ベクトルポテンシャ
ルAの境界条件を用いて3次元の各成分毎に分離された
3つの有限要素式を求める第4の演算手段と、 前記有限要素式に基づいて、各有限要素につきベクトル
ポテンシャルAの各成分の係数からなる係数マトリック
スを求める第5の演算手段と、前記係数マトリックスを
用いた行列式を解いてベクトルポテンシャルAを求める
第6の演算手段と、 前3QベクトルポテンシヤルAから前記磁束密度Bを求
めるとともに、磁化r’lを修正する第7の演算手段と を具備することを特徴とする。
ポアソンの方程式を基礎とし、有限要素法を用いて異な
る磁性体を含む3次元磁場の解析を行う3次元磁場解析
装置において、真空の透磁率μ。と磁界強度IIとの積
に磁化r’1を加算して磁束密度Bを求める第1の演算
手段と、磁気ベクトルポテンシャルAの発散を零とする
クーロンのゲージ条件の下に、前記磁気ベクトルポテン
シャルAを用いて3次元静磁界のポアソンの方程式を形
成する第2の演算手段と、前記異なる磁性体間の境界条
件からベクトルポテンシャルAの境界条件を求める第3
の演算手段と、 前記ポアソンの方程式および補間関数を用いてガラ−キ
ン法によって離散化を行、い、前記ベクトルポテンシャ
ルAの境界条件を用いて3次元の各成分毎に分離された
3つの有限要素式を求める第4の演算手段と、 前記有限要素式に基づいて、各有限要素につきベクトル
ポテンシャルAの各成分の係数からなる係数マトリック
スを求める第5の演算手段と、前記係数マトリックスを
用いた行列式を解いてベクトルポテンシャルAを求める
第6の演算手段と、 前3QベクトルポテンシヤルAから前記磁束密度Bを求
めるとともに、磁化r’lを修正する第7の演算手段と を具備することを特徴とする。
[作用コ
上記構成によれば、有限要素式を3次元の各成分t4に
分離することができる。
分離することができる。
すなわち、あとで詳しく説明するように、(1)B−μ
IIに代えてB=μ、II+、%lなる式を用いること
、(2)ベクトルポテンシャルAの発散を零とする(d
i vA=0という)クーロンのゲージ条件を課する
ことによって、有限要素式の表面積分項を消去すること
が可能となる。これによって、有限要素式を3次元の各
成分ごとに分離することが可能となる。
IIに代えてB=μ、II+、%lなる式を用いること
、(2)ベクトルポテンシャルAの発散を零とする(d
i vA=0という)クーロンのゲージ条件を課する
ことによって、有限要素式の表面積分項を消去すること
が可能となる。これによって、有限要素式を3次元の各
成分ごとに分離することが可能となる。
この結果、ベクトルポテンシャルAの3成分を独立に解
析できるため、解析装置のメモリ容量および計算時間を
大幅に減らすことができる。
析できるため、解析装置のメモリ容量および計算時間を
大幅に減らすことができる。
[実施例]
以下、本発明の詳細な説明する。
第1図はこの発明の一実施例による3次元磁場解析装置
の構成を示す機能ブロック図である。この図を参照して
説明する。
の構成を示す機能ブロック図である。この図を参照して
説明する。
[1] 3次元静磁界におけるポアソンの方程式静磁
界における基本方程式は次式で与えられる。
界における基本方程式は次式で与えられる。
rotll=Jo (1)divZ]
= O(2) B=μ。II十声!(3) ただし、ll:磁界強度、Jo:励@電iAt密度、B
:磁束密度、μ。・真空の透磁率、 声!=磁化である。
= O(2) B=μ。II十声!(3) ただし、ll:磁界強度、Jo:励@電iAt密度、B
:磁束密度、μ。・真空の透磁率、 声!=磁化である。
第1図に示す第1の演算手段1は、式(3)を演算する
ものである。
ものである。
上記式(2)より、次式に示す磁気ベクトルポテンシャ
ルAを定義できる。
ルAを定義できる。
Z? = rot A (4)式(1)、
(3)、(4)より、 rot−(rotA−PI>= J o (5)
μO なるrot−rot式を得るが、この形式では数学的に
境I/l!条件が不明確である。
(3)、(4)より、 rot−(rotA−PI>= J o (5)
μO なるrot−rot式を得るが、この形式では数学的に
境I/l!条件が不明確である。
ところで、式(4)のAにはgradφなる不定性か許
されるか、次式に示すクーロン((:□ulomb)の
ケージを課することによって、/Xの一意性を保証する
ことかできる。
されるか、次式に示すクーロン((:□ulomb)の
ケージを課することによって、/Xの一意性を保証する
ことかできる。
divA=o (6)
式(6)を式(5)に代入し、
なる3次元静磁界のポアソン(Poisson)の方程
式を得る。第1図に示す第2の演算手段は、上述した演
算を実行して、ポアソンの方程式を出力するものである
。
式を得る。第1図に示す第2の演算手段は、上述した演
算を実行して、ポアソンの方程式を出力するものである
。
式(7)は境界値問題として解く際に境界条(′トか明
確であり、また、クーロンのゲージ条件式(6)を含ん
でおり、Aの一意性が保証されている。
確であり、また、クーロンのゲージ条件式(6)を含ん
でおり、Aの一意性が保証されている。
[2コ 異なる磁性体間の境界条件
第2図に示すように、解析領域中に異なる磁性体間の境
界が存在する場合、境界条件を吟味する必要がある1B
+ (8)長谷部、鹿野: [三次元磁界解析における境界
条件の取り扱いについて]、日本シミュレーンヨン学会
第7回電気・電子工学への有限要素法の応用シンポジ
ウム論文集、pp、133M38 (昭61)式(1
)、(2)より異なる磁性体間の境界条件は次式のよう
になる。
界が存在する場合、境界条件を吟味する必要がある1B
+ (8)長谷部、鹿野: [三次元磁界解析における境界
条件の取り扱いについて]、日本シミュレーンヨン学会
第7回電気・電子工学への有限要素法の応用シンポジ
ウム論文集、pp、133M38 (昭61)式(1
)、(2)より異なる磁性体間の境界条件は次式のよう
になる。
II X v): continuous (8
)B ・n : continuous (9)
いま、直角座標(x、Y+ z)を考え、境界面をV−
Z平面にとり、y、z方向の単位ベクトルをJ、にとす
れば、式(8)、(9)は次式のように書ける。
)B ・n : continuous (9)
いま、直角座標(x、Y+ z)を考え、境界面をV−
Z平面にとり、y、z方向の単位ベクトルをJ、にとす
れば、式(8)、(9)は次式のように書ける。
II X n = j Hw−k H、: conti
nuous (10)1) 6n = B x :
continuous (11)式(10
)、(11)は11.11に対する境界条件式であるが
、式(3)、(4)を用いてベクトルポテンシャルAに
対する境界条件式に書き換えれば次のようになる。
nuous (10)1) 6n = B x :
continuous (11)式(10
)、(11)は11.11に対する境界条件式であるが
、式(3)、(4)を用いてベクトルポテンシャルAに
対する境界条件式に書き換えれば次のようになる。
まず、磁界強度11のy成分H,および2成分l]よが
連続なことから、 ここで、境界面における磁気ベクトルポテンシャルAの
連続性を仮定し、クーロンのゲージ条件を用いれば、式
(12)〜(14)を成立させる十分条件として次式を
得る。
連続なことから、 ここで、境界面における磁気ベクトルポテンシャルAの
連続性を仮定し、クーロンのゲージ条件を用いれば、式
(12)〜(14)を成立させる十分条件として次式を
得る。
A、11) −八、++++ (+6)が得られ
る。また、磁束密度BOX成分が連続なことから、次式
が得られる。
る。また、磁束密度BOX成分が連続なことから、次式
が得られる。
ただし、右肩の添字(1)、(II)はそれぞれ磁性体
(+)側、及び([)側を表す。
(+)側、及び([)側を表す。
式(15)〜(17)は式(12)〜(14)の十分条
件であり、ポアソンの方程式(7)に対する境界条件と
して完備されている。
件であり、ポアソンの方程式(7)に対する境界条件と
して完備されている。
これらの境界条件式を求めるのが第1図に示す第3の演
算手段3である。
算手段3である。
上記演算を、クーロンのゲージ条件を用い、ない従来の
方法と比較する。すなわち、境界面上における磁気ベク
トルボテンンヤルAの連続性は仮定するが、クーロンの
ケージ条件式(6)を用いない場合には、式(12)〜
(14)を成立させる十分条件として次式を得る。
方法と比較する。すなわち、境界面上における磁気ベク
トルボテンンヤルAの連続性は仮定するが、クーロンの
ケージ条件式(6)を用いない場合には、式(12)〜
(14)を成立させる十分条件として次式を得る。
^、(1) −八xIII)
ら、a A、/δXにχ・!する条件が不足している。
ところで、磁気ベクトルポテンシャルAを用いたポアソ
ンの方程式(7)を解くためには、境界」二におけるA
の値とその微分値に対する境界条件とが必要である。し
たがって、式(18)〜(20)に示した境界条件では
不十分であり、式(7)は−意には解けないことが分か
る。
ンの方程式(7)を解くためには、境界」二におけるA
の値とその微分値に対する境界条件とが必要である。し
たがって、式(18)〜(20)に示した境界条件では
不十分であり、式(7)は−意には解けないことが分か
る。
なお、ここでは境界面をy−z平面に仮定したが、z−
x平面、x−y平面が境界面のときにも同様の議論が成
立する。
x平面、x−y平面が境界面のときにも同様の議論が成
立する。
A、11)=Ay1111
これら3つの式(18)〜(20)が成立すれば、[3
]ガラ−キン法による離散化と境界積分項の検討 次に、第1図に示す演算手段4について説明する。この
演算手段4は、ポアソンの方程式(7)を要素ごとに離
散化するものである。以下の説明は、一つの要素に着目
して行う。すなわち、積分記号の下の符号■、Sは、そ
れぞれ一つの要素の体積積分、面積積分を示している。
]ガラ−キン法による離散化と境界積分項の検討 次に、第1図に示す演算手段4について説明する。この
演算手段4は、ポアソンの方程式(7)を要素ごとに離
散化するものである。以下の説明は、一つの要素に着目
して行う。すなわち、積分記号の下の符号■、Sは、そ
れぞれ一つの要素の体積積分、面積積分を示している。
式(12)〜(14)は十分に成立する。しかじなか(
a) ガラ−キン法による@数比 ポアソンの方程式(7)と補間関数とのノルムをとりガ
ラ−キン法により1ift敗化を行なえば、次・式%式
% ただし、式(21)において、 N = (N、、 N、、 N、) :補間関数、n:
境界面における単位法線ベクトル1、J 、k : x
、y、z方向の単位ベクトルである。
a) ガラ−キン法による@数比 ポアソンの方程式(7)と補間関数とのノルムをとりガ
ラ−キン法により1ift敗化を行なえば、次・式%式
% ただし、式(21)において、 N = (N、、 N、、 N、) :補間関数、n:
境界面における単位法線ベクトル1、J 、k : x
、y、z方向の単位ベクトルである。
(b) 境界積分項の検討
式(21)における境界積分項を取り出せば次式のよう
になる。
になる。
’ JJNll(gradA、)・ndS +μO8
’ IjN、(1,−&M、)・1νdSμO8
境界面をy−z平面に選べば、式(22)は次式となる
。
。
境界積分式(23)の被積分項中にあるδA、/δX<
a A、/ a X −M、)、 (δA、/ a X
十M、)は、それぞれ式(15)、(16)、(17)
に示すとおり、異なる磁性体が接する境界面の両側で連
続である。そして、補間関数Nは連続に選ばれるので、
上記境界積分式(23)は、境界面の両側で逆符号とな
って打ら消され、全体を消去することができる。
a A、/ a X −M、)、 (δA、/ a X
十M、)は、それぞれ式(15)、(16)、(17)
に示すとおり、異なる磁性体が接する境界面の両側で連
続である。そして、補間関数Nは連続に選ばれるので、
上記境界積分式(23)は、境界面の両側で逆符号とな
って打ら消され、全体を消去することができる。
なお、ディリクレ条件を与える境界上では補間関数Nが
零であり、ノイマン条件を与える境界上ではδ^x/x
δ−〇であるという事実、および上述した式(16)、
(17)を用いることにより、式(23)の彼積分項全
体を零とおくことができる。
零であり、ノイマン条件を与える境界上ではδ^x/x
δ−〇であるという事実、および上述した式(16)、
(17)を用いることにより、式(23)の彼積分項全
体を零とおくことができる。
したがって、式(23)に示す境界積分項は、ディリク
レ、ノイマンの条件に対しても消去可能である。
レ、ノイマンの条件に対しても消去可能である。
一方、前述した式(15)と式(18)との比較から分
かるように、クーロンのゲージを課さない場合には、異
なる磁性体の要素間でδ^X/δXの連続性が保証され
ないから、式(23)の被積分項中(こあるδ^X/δ
Xをl自失できない。
かるように、クーロンのゲージを課さない場合には、異
なる磁性体の要素間でδ^X/δXの連続性が保証され
ないから、式(23)の被積分項中(こあるδ^X/δ
Xをl自失できない。
以上、ここでは境界面をy−z平面と仮定して議論を進
めてきたが、境界面がz−x、y−2平面の時にも全く
同様な議論が成り立つ。
めてきたが、境界面がz−x、y−2平面の時にも全く
同様な議論が成り立つ。
このように、クーロンのゲージ条件式(6)を課するこ
とによって、ポアソンの方程式(7)の境界条件を完(
1iiiすることができるばかりでなく、ガラ−キン法
による渦形式化も可能である。
とによって、ポアソンの方程式(7)の境界条件を完(
1iiiすることができるばかりでなく、ガラ−キン法
による渦形式化も可能である。
[4]有限要素式
上記
[3]
項で述べた議論から次式に示す有限
要素式が得られる。
ところで、式(24)は境界条件を満たす任意の補間関
数N (Nx、 Ny Nz)に対して成立する必要か ある。つまり、 次式が成り立つ必要がある。
数N (Nx、 Ny Nz)に対して成立する必要か ある。つまり、 次式が成り立つ必要がある。
式(25)〜(27)を用いれば磁気ベクトルポテンシ
ャルの3成分を独立に取り扱うことができるため計算機
のメモリー、計算時間の節約が可能である。
ャルの3成分を独立に取り扱うことができるため計算機
のメモリー、計算時間の節約が可能である。
[5]¥i値計算のためのデータの作成3次元の磁場解
析を行うには、解析対象を含んだ3次元空間をたとえば
細かい直方体からなる要素に分け、その一つ一つに対し
て、磁気特性(この場合は、測定によって得られた磁化
7%lと磁束密度8の関係式)、励磁”a流密度J。(
大きさと方向)、磁化−Iの初期値、およびベクトルボ
テンシ。
析を行うには、解析対象を含んだ3次元空間をたとえば
細かい直方体からなる要素に分け、その一つ一つに対し
て、磁気特性(この場合は、測定によって得られた磁化
7%lと磁束密度8の関係式)、励磁”a流密度J。(
大きさと方向)、磁化−Iの初期値、およびベクトルボ
テンシ。
ルAの初期値を与える。
この際、材料が変わる境界面をまたいだ要素を作っては
ならない。また、3次元空間の外周にはベクトルポテン
シャルAの境界条件を与える。なお、解析対象が対称性
を有する場合には、その対称性を利用して、全体領域の
1/2.l/4.・・の領域を解析空間とし、対称面に
もベクトルポテンシャルAの境界条件を与える。以上の
手順によって有限要素法のデータを作成する。
ならない。また、3次元空間の外周にはベクトルポテン
シャルAの境界条件を与える。なお、解析対象が対称性
を有する場合には、その対称性を利用して、全体領域の
1/2.l/4.・・の領域を解析空間とし、対称面に
もベクトルポテンシャルAの境界条件を与える。以上の
手順によって有限要素法のデータを作成する。
[6] 数値計算
上で作成したデータを入力し、ベクトルポテンシャルA
の係数マトリックスを求める(演算手段5)。なお、励
磁電流密度J。、磁化lへlの効果は、列ベクトルとし
て求められ、全体系の行列式が得られる。この係数マト
リックスを解いてベクトルポテンシャルAの各成分を算
出しく演算手段6)、算出したベクトルポテンシャルA
から磁束密度11等を求める(演算手段7)。
の係数マトリックスを求める(演算手段5)。なお、励
磁電流密度J。、磁化lへlの効果は、列ベクトルとし
て求められ、全体系の行列式が得られる。この係数マト
リックスを解いてベクトルポテンシャルAの各成分を算
出しく演算手段6)、算出したベクトルポテンシャルA
から磁束密度11等を求める(演算手段7)。
以下、具体的な数値計算に入る。この数値計算は、測定
によってあらかじめ得た値を入力データとし、上記[5
]項の手法を適用して実施するもので、上記の式(25
)〜(27)を利用する点を除き、計算手順は従来と同
様である。
によってあらかじめ得た値を入力データとし、上記[5
]項の手法を適用して実施するもので、上記の式(25
)〜(27)を利用する点を除き、計算手順は従来と同
様である。
■ 一つ一つの要素にス・!し、励磁電流密度J。と磁
化Mの数値を式(25)に代入し、ガウス積分を行い、
各節点i (i=l〜未知節点総数n)におけるベク
トルポテンシャルAのx成分Axlノ係数を求める(演
算手段5)。
化Mの数値を式(25)に代入し、ガウス積分を行い、
各節点i (i=l〜未知節点総数n)におけるベク
トルポテンシャルAのx成分Axlノ係数を求める(演
算手段5)。
■ 要素毎に求めた未知数Δ□の係数を加え合わせ、未
知数A、□全体の係数マトリックスを作成する。これに
よって、nxnの係数マトリックスができあがる(演算
手段5)。なお、励磁電流密度JOs磁化^lの効果も
列ベクトルとして同時に求められ、全体系の行列式がで
きあがる。
知数A、□全体の係数マトリックスを作成する。これに
よって、nxnの係数マトリックスができあがる(演算
手段5)。なお、励磁電流密度JOs磁化^lの効果も
列ベクトルとして同時に求められ、全体系の行列式がで
きあがる。
■ 未知数Δxlに対するnxnのマトリックス計TE
ヲ行い、各節点iにおけるベクトルポテンシャルAの
値A□を求める(演算手段6)。
ヲ行い、各節点iにおけるベクトルポテンシャルAの
値A□を求める(演算手段6)。
■ 式(26)、(27)を用い、ベクトルポテンシャ
ルAのY I’X 分A y l、 z成分A□につい
ても同様にして、その値を求める(演算手段5,6)。
ルAのY I’X 分A y l、 z成分A□につい
ても同様にして、その値を求める(演算手段5,6)。
■ B=rotAによって、要素中の磁束密度Bを求め
る(演算手段7)。
る(演算手段7)。
■ 磁束密度Bと磁化ptとの関係によって、要素中の
磁化ノ%Iを修正する。
磁化ノ%Iを修正する。
■ A、u、ptの収束の判定を行い、収束しているな
らば求めた値を出力し、収束が不十分ならば上記■〜■
の演算を繰り返す。
らば求めた値を出力し、収束が不十分ならば上記■〜■
の演算を繰り返す。
数値計算例1
第3図に示すモデルを用いて静磁界解析を行ない旧vA
の値を調べた。8節点1次要素を用いて領域10を均等
に分割し、中央にM、= l[T]、し−L= 0[T
]の永久磁石11を配し、境界条件としてノイマン条件
を与えた。本モデルは異なる磁性体(永久磁石11と真
空12)間の境界を含んでねり、本実施例の理論及び定
式化を確認するのに適している。
の値を調べた。8節点1次要素を用いて領域10を均等
に分割し、中央にM、= l[T]、し−L= 0[T
]の永久磁石11を配し、境界条件としてノイマン条件
を与えた。本モデルは異なる磁性体(永久磁石11と真
空12)間の境界を含んでねり、本実施例の理論及び定
式化を確認するのに適している。
第4図に磁束密度Bの分布を示す。矢印の向き、長さが
それぞれ磁束密度Bの向きと大きさを示しており、永久
磁石11を配した位置において磁束密度Bの最大値がB
、−0,3709[T]、By= B、= O[Tコと
なっている。
それぞれ磁束密度Bの向きと大きさを示しており、永久
磁石11を配した位置において磁束密度Bの最大値がB
、−0,3709[T]、By= B、= O[Tコと
なっている。
上で述べたように、磁気ベクトルポテンシャルAを用い
た三次元静磁界解析では、異なる磁性体間の境界条件が
満たされているかどうかが問題となる。これを調べるた
めに、永久磁石11と真空12の境界節点におけるdi
vAの値を求めた。この例では異なる磁性体間の境界節
点は8個の要素を共有するため、まず境界節点を共有す
る8個の要素中のがウス積分点でのdivAの値を求め
、表1に示す。
た三次元静磁界解析では、異なる磁性体間の境界条件が
満たされているかどうかが問題となる。これを調べるた
めに、永久磁石11と真空12の境界節点におけるdi
vAの値を求めた。この例では異なる磁性体間の境界節
点は8個の要素を共有するため、まず境界節点を共有す
る8個の要素中のがウス積分点でのdivAの値を求め
、表1に示す。
表1
論と定式化の妥当性を示している。ここでは境界条件が
ノイマン条件の場合を示したが、ディリクレ条件の場合
も同様に領域内の任意の節点においてdivAミ0であ
った。
ノイマン条件の場合を示したが、ディリクレ条件の場合
も同様に領域内の任意の節点においてdivAミ0であ
った。
この表より、divAの値を平均し、異なる磁性体間の
境界上の節点における値として求めれば、その値は零と
なる。池の境界節点及び領域内の任意の節点においても
その値は零であり、上述の理数値計算例2 第5図、第6図は、電気学会モデルを用いた数値計算例
を示す図である。
境界上の節点における値として求めれば、その値は零と
なる。池の境界節点及び領域内の任意の節点においても
その値は零であり、上述の理数値計算例2 第5図、第6図は、電気学会モデルを用いた数値計算例
を示す図である。
このモデルは、100X LOOX 200mmの柱状
の鉄心21(比透磁率μ、M000)に励磁巻線22を
巻回したものであり、「電気学会三次元電磁界計算技術
調査専門委員会」で制定された精度検証用標準モデルで
ある。上記鉄心21の上面および横面の空間部分でx、
y、z各方向の磁束密度を測定し、検証用の標準データ
としている。この標準データに基づいて計算結果の評価
を行うことができる。
の鉄心21(比透磁率μ、M000)に励磁巻線22を
巻回したものであり、「電気学会三次元電磁界計算技術
調査専門委員会」で制定された精度検証用標準モデルで
ある。上記鉄心21の上面および横面の空間部分でx、
y、z各方向の磁束密度を測定し、検証用の標準データ
としている。この標準データに基づいて計算結果の評価
を行うことができる。
このモデルを用い、その重心の位置を原点とし、1/8
体積につき、上述した実施例装置によって3次元磁場解
析を行った結果を示すものが第5図である。各矢印は、
磁束密度の大きさと方向を示している。表2および第6
図は、X ” Y =6.25m+sの位置で高さ方向
(2方向)に沿って得た実測値と計算値とを示している
。この表と図から分かるように良好な計算結果が得られ
ている。なお、このとき巻線22に流した電流は300
0ATであった。
体積につき、上述した実施例装置によって3次元磁場解
析を行った結果を示すものが第5図である。各矢印は、
磁束密度の大きさと方向を示している。表2および第6
図は、X ” Y =6.25m+sの位置で高さ方向
(2方向)に沿って得た実測値と計算値とを示している
。この表と図から分かるように良好な計算結果が得られ
ている。なお、このとき巻線22に流した電流は300
0ATであった。
表 2
数値計算例3
第7図〜第8図は、磁気ヘッドの磁場解析に上記実施例
装置を適用したものである。
装置を適用したものである。
磁気ヘッド30のコア31には、コイル32が巻回され
、コア31にはギャップ33が形成されている。この磁
気ヘッド30につき、その対称性を利用し、第7図に一
点鎖線の枠■で示すように、ギャップ33近傍の1/4
領域を解析した。
、コア31にはギャップ33が形成されている。この磁
気ヘッド30につき、その対称性を利用し、第7図に一
点鎖線の枠■で示すように、ギャップ33近傍の1/4
領域を解析した。
第8図は、その結果を示すものであり、矢印は磁束密度
Bの大きさと方向とを示している。
Bの大きさと方向とを示している。
本実施例と従来法との比較
従来、磁気ベクトルポテンシャルAを用いた変分法によ
る3次元静磁界解析の定式化が示されている(上記文献
(1)〜(3))。これらは、ラグランジェ定数法によ
りゲージ条件を扱っている。しかしながら、この手法に
よるゲージ条件の導入は数値計算上極めて性質が悪く、
扱いにくいことが報告されている1101Mll) (lO)横井、荒谷、小貫:「三次元有限・境界要素併
用法による開領域静磁界検討用モデルの磁界解析」、日
本シミュレーション学会 第8回電気電子工学への有限
要素法の応用シンポジウム論文集、pp、 99M04
、(昭62) (11)長谷部、鹿野、「三次元磁界解析における境界
条件とゲージの関係−検証モデルによる−4、電学会静
止器・回転機会同研資、5A−87M,RM−8712
、pp、l−9,(昭62) そのため、ゲージ条件を無視した解析が行われてきた。
る3次元静磁界解析の定式化が示されている(上記文献
(1)〜(3))。これらは、ラグランジェ定数法によ
りゲージ条件を扱っている。しかしながら、この手法に
よるゲージ条件の導入は数値計算上極めて性質が悪く、
扱いにくいことが報告されている1101Mll) (lO)横井、荒谷、小貫:「三次元有限・境界要素併
用法による開領域静磁界検討用モデルの磁界解析」、日
本シミュレーション学会 第8回電気電子工学への有限
要素法の応用シンポジウム論文集、pp、 99M04
、(昭62) (11)長谷部、鹿野、「三次元磁界解析における境界
条件とゲージの関係−検証モデルによる−4、電学会静
止器・回転機会同研資、5A−87M,RM−8712
、pp、l−9,(昭62) そのため、ゲージ条件を無視した解析が行われてきた。
モハメノド(Mohanused)らは、gradφな
る磁気ベクトルポテンンヤルの不定性は、74921条
件によって抑えることができるため、ゲージ条件を課す
必要がないことを示した(目〉(12) 0.^、Mo
hammed、 W、A、Davis、 B、D、Po
povic、 T11、Nehl and N、^
Denerdash、 ”On the Ll
niquenessof 5olution of M
agnetostatic VectorPotent
ial Problems by Three−Dil
IlensionalFinite−Element
Methods″、 Journal or Appl
iedPhysics、 vol、 53(11)、
pp、8402−8404. Nov。
る磁気ベクトルポテンンヤルの不定性は、74921条
件によって抑えることができるため、ゲージ条件を課す
必要がないことを示した(目〉(12) 0.^、Mo
hammed、 W、A、Davis、 B、D、Po
povic、 T11、Nehl and N、^
Denerdash、 ”On the Ll
niquenessof 5olution of M
agnetostatic VectorPotent
ial Problems by Three−Dil
IlensionalFinite−Element
Methods″、 Journal or Appl
iedPhysics、 vol、 53(11)、
pp、8402−8404. Nov。
その中で、節点でgradφの値を抑えることが可能で
あるため要素間の境界でのgradφの値が連続である
、として理論を展開している。同一の磁性体ならば、要
素間におけるgradφの連続性は保証される。しかし
、異なる磁性体間の要素境界で各々の媒質から見た基礎
方程式の接合条件を課さないにもかかわらず、単一節点
であるからgradφの値が連続であるとするのは誤り
である。従って、得られた計算結果における旧vAの値
は零となっていない。
あるため要素間の境界でのgradφの値が連続である
、として理論を展開している。同一の磁性体ならば、要
素間におけるgradφの連続性は保証される。しかし
、異なる磁性体間の要素境界で各々の媒質から見た基礎
方程式の接合条件を課さないにもかかわらず、単一節点
であるからgradφの値が連続であるとするのは誤り
である。従って、得られた計算結果における旧vAの値
は零となっていない。
ぞの他、全く同じようにして議論をすすめている例もあ
る(I31 (13)池田: 「有限要素法による三次元磁界解析に
おけるげ一ジの問題」、電学会静+L器・回転代合同研
資、5A−87−20、R11147−57、pp、2
+−29(昭62)これに対して、本実施例は、 (1) 有限要素法による三次元静磁界解析において
は、異なる磁性体間の境界における境界条件を満たすた
めにゲージ条件の導入が必要であることを示し、 (2)ゲージ条件を含んだ新しい有限要素式を定式化し
、 (3)数値計算結果によりその理論と定式化が正しいこ
とを確認した。
る(I31 (13)池田: 「有限要素法による三次元磁界解析に
おけるげ一ジの問題」、電学会静+L器・回転代合同研
資、5A−87−20、R11147−57、pp、2
+−29(昭62)これに対して、本実施例は、 (1) 有限要素法による三次元静磁界解析において
は、異なる磁性体間の境界における境界条件を満たすた
めにゲージ条件の導入が必要であることを示し、 (2)ゲージ条件を含んだ新しい有限要素式を定式化し
、 (3)数値計算結果によりその理論と定式化が正しいこ
とを確認した。
本定式化によれば、磁気ベクトルポテンシャルAの各成
分の独立に解析できるため計算機のメモリ、計算時間の
節約が可能である。
分の独立に解析できるため計算機のメモリ、計算時間の
節約が可能である。
[発明の効果]
以上説明したように、この発明は、n=μIIに代えて
Z? =μolI十1%!なる式を用いたこと、および
ベクトルポテンシャルAの発散を零とするクーロンのゲ
ージ条件を課したことによって、有限要素式の表面積分
項を消去することが可能となる。
Z? =μolI十1%!なる式を用いたこと、および
ベクトルポテンシャルAの発散を零とするクーロンのゲ
ージ条件を課したことによって、有限要素式の表面積分
項を消去することが可能となる。
これによって、有限要素式を3次元の各成分ごとに分離
することが可能となる。
することが可能となる。
この結果、ベクトルポテンシャルAの3成分を独立に解
析できるため、解析装置のメモリ容量および計算時間を
大幅に減らすことができる。
析できるため、解析装置のメモリ容量および計算時間を
大幅に減らすことができる。
第1図はこの発明の一実施例による3次元磁場解析装置
の構成を示す機能ブロック図、第2図は異なる磁性体間
の境界条件を示す図、第3図、第4図は数値計算例を示
す斜視図、第5図、第6図は他の数値計算例を示す図、
第7図および第8図は磁気ヘッドの3次元磁場の数値計
算例を示す図であり、第7図は磁気ヘッドの構造および
磁場解析の対象となる位置■を示す図、第8図は磁場解
析の結果を示す図である。 1〜7・・・・・・第1〜第7の演算手段。
の構成を示す機能ブロック図、第2図は異なる磁性体間
の境界条件を示す図、第3図、第4図は数値計算例を示
す斜視図、第5図、第6図は他の数値計算例を示す図、
第7図および第8図は磁気ヘッドの3次元磁場の数値計
算例を示す図であり、第7図は磁気ヘッドの構造および
磁場解析の対象となる位置■を示す図、第8図は磁場解
析の結果を示す図である。 1〜7・・・・・・第1〜第7の演算手段。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 3次元静磁界のポアソンの方程式を基礎とし、有限要素
法を用いて異なる磁性体を含む3次元磁場の解析を行う
3次元磁場解析装置において、真空の透磁率μ_0と磁
界強度Hとの積に磁化Mを加算して磁束密度Bを求める
第1の演算手段と、磁気ベクトルポテンシャルAの発散
を零とするクーロンのゲージ条件の下に、前記磁気ベク
トルポテンシャルAを用いて3次元静磁界のポアソンの
方程式を形成する第2の演算手段と、 前記異なる磁性体間の境界条件からベクトルポテンシャ
ルAの境界条件を求める第3の演算手段と、 前記ポアソンの方程式および補間関数を用いてガラーキ
ン法によって離散化を行い、前記ベクトルポテンシャル
Aの境界条件を用いて3次元の各成分毎に分離された3
つの有限要素式を求める第4の演算手段と、 前記有限要素式に基づいて、各有限要素につきベクトル
ポテンシャルAの各成分の係数からなる係数マトリック
スを求める第5の演算手段と、前記係数マトリックスを
用いた行列式を解いてベクトルポテンシャルAを求める
第6の演算手段と、 前記ベクトルポテンシャルAから前記磁束密度Bを求め
るとともに、磁化Mを修正する第7の演算手段と を具備することを特徴とする3次元磁場解析装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24634088A JPH0778522B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 3次元磁場解析装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24634088A JPH0778522B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 3次元磁場解析装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0293386A true JPH0293386A (ja) | 1990-04-04 |
JPH0778522B2 JPH0778522B2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=17147110
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24634088A Expired - Lifetime JPH0778522B2 (ja) | 1988-09-30 | 1988-09-30 | 3次元磁場解析装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0778522B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104360293A (zh) * | 2014-11-07 | 2015-02-18 | 中国人民解放军海军工程大学 | 一种船舶感应磁场实时获取方法 |
JP2017049938A (ja) * | 2015-09-04 | 2017-03-09 | 富士通株式会社 | シミュレーション装置、シミュレーションプログラムおよびシミュレーション方法 |
-
1988
- 1988-09-30 JP JP24634088A patent/JPH0778522B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN104360293A (zh) * | 2014-11-07 | 2015-02-18 | 中国人民解放军海军工程大学 | 一种船舶感应磁场实时获取方法 |
CN104360293B (zh) * | 2014-11-07 | 2017-02-08 | 中国人民解放军海军工程大学 | 一种船舶感应磁场实时获取方法 |
JP2017049938A (ja) * | 2015-09-04 | 2017-03-09 | 富士通株式会社 | シミュレーション装置、シミュレーションプログラムおよびシミュレーション方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0778522B2 (ja) | 1995-08-23 |
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