JPH029186Y2 - - Google Patents

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JPH029186Y2
JPH029186Y2 JP1984102539U JP10253984U JPH029186Y2 JP H029186 Y2 JPH029186 Y2 JP H029186Y2 JP 1984102539 U JP1984102539 U JP 1984102539U JP 10253984 U JP10253984 U JP 10253984U JP H029186 Y2 JPH029186 Y2 JP H029186Y2
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JP
Japan
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flange
liquefied gas
gasket
chamber
mating surface
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JP1984102539U
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English (en)
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JPS6119189U (ja
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  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は低温液化ガスの配管フランジ構造に係
り、特に配管フランジから漏洩した液化ガスを周
囲に飛散させることなく、一箇所に導けるように
したものに関する。
[従来の技術] 第2図は、LNGやLPG等の低温液化ガスを貯
蔵する半地下タンクを示すが、この半地下タンク
では、屋根1に支持されてタンク2内に配管3が
垂下している。この配管3の頂部には、盲フラン
ジ4が設けられ、液化ガスの供給あるいは払出し
のために下部に挿入したポンプ5をメンテナンス
時に配管3から取り出せるようにしてある。
ところで、上記盲フランジ4はその合せ面にガ
スケツトを介してボルト締めされているが、低温
液化ガスによつて冷却され、ガスケツトが縮んだ
り、劣化したりして接合部が開いて液化ガスが飛
散・漏洩するおそれがある。漏洩した液化ガス
は、ひとたび着火すれば消火は困難であり、また
貯蔵量が大きいためタンクの破壊をもたらすと大
きな被害を生じる故、これを未然に防止する必要
がある。
そこで、従来は、盲フランジ4の全体を覆う飛
散防止カバー6を取り付け、該カバー6から漏洩
した液化ガスを一箇所に導いて、安全を図つてい
た。
[考案が解決しようとする問題点] ところが、従来の飛散防止カバー6は盲フラン
ジ4の全体を覆うようになつているため、大掛り
であり、また相当重くなるという欠点をもつてい
た。
[考案の目的] 本考案の目的は、上記従来技術に基づく、飛散
防止カバーの大型化に起因する、組立容易化・低
コスト化阻害等の問題点に鑑み、フランジ外周に
ではなくその内部に漏洩した液化ガスを溜めるこ
とによつて、上記欠点を除去して、大型の飛散防
止カバーを廃し、もつて安全性を確保しつつ、小
型軽量で、しかも組立容易且つ低コスト化を図る
ことができる低温液化ガスの配管フランジ構造を
得ることである。
[考案の概要] 上記目的に沿う本考案は、ガスケツトの径方向
外方に形成されたフランジ間空隙の開口をシール
材で塞いで上記ガスケツトとシール材との間にチ
ヤンバを形成して、このチヤンバ内にフランジ合
せ面から漏洩する液化ガスを溜め、この溜めた液
化ガスを、上記チヤンバを区画するフランジ部に
設けた孔から外部に導くように構成したものであ
る。これにより、フランジにカバーを設けること
なく漏洩した液化ガスを溜めて外部の一箇所に導
くことができるようにし、装置が大規模になつた
り、重量が重くなつたりしないようにしたもので
ある。
[考案の実施例] 本考案の実施例を第1図に基づいて説明すれば
以下の通りである。なお、本実施例のフランジは
盲フランジに限定されるものではない。
第1図に示す如く、ガスケツト7を介在させた
フランジ合せ面8をボルト9締めする配管フラン
ジ10のフランジ合せ面端部11には、これを撓
ませてフランジ合せ面8を緊締させるために周端
12に開口した空隙が設けられている。この空隙
の開口をシール材13で塞ぎ、該空隙を、フラン
ジ合せ面8から漏洩する液化ガスを溜めるチヤン
バ14となしている。そして、このチヤンバ14
を形成するフランジ合せ面端部11には、チヤン
バ14内に溜まる液化ガスを外部に導くための孔
15が設けられ、この孔15に接続された導管1
6を通つて所定の箇所に液化ガスを導出するよう
になつている。
さて、上記のような配管フランジ構造を組立て
るには、空隙が設けられているフランジ合せ面端
部11の一方のフランジ11aに、その厚さ方向
に貫通した孔15を予め形成しておき、双方のフ
ランジ11a,11bを合せることによつて形成
される空隙の開口にシール材13を介設する。そ
して、上記孔15に導管16を接続することによ
り組立てが完了する。
したがつて、本実施例ではフランジ合せ面端部
11に設けられている既存の空隙を有効利用し、
フランジ外周に大掛りなカバーを設けることな
く、フランジ合せ面端部11に僅かな変形を施す
だけで配管フランジ構造を組立てることができ
る。
また、上記構成例の作用について述べるに、配
管を流れる低温液化ガスにより、これに直接触れ
るガスケツト7が縮んだり、徐々に劣化したりし
はじめると、フランジ合せ面8に僅かな隙間がで
き液化ガスが外部に滲み出てくる。しかるとこ
ろ、フランジ合せ面端部11にチヤンバ14を形
成してあるので、液化ガスは周囲に飛散すること
なくこのチヤンバ14に溜められ、次いで孔15
及び導管16を経由して一箇所に導かれる。ま
た、上記ガスケツトの径方向外方のフランジ間空
隙の部分をボルト締めするので、上記ガスケツト
が低温液化ガスと接触して縮んでもボルトをさら
に堅締めすれば上記チヤンバの容積が可変であ
り、一時的であつても低温液化ガスの漏洩を止め
ることができる。
なお、シール材13もガスケツト7と同一材料
とした場合、ガスケツト7と同様の問題が生じる
可能性があるが、ガスケツト7は低温液化ガスと
常時接触するに対し、シール材13は異常時のみ
接触するので、ガスケツト7に比しシール材13
の耐久性の方が格段と高く問題とならない。
このように、本実施例によれば、液化ガスの外
部への飛散・漏洩を有効に防止することができ、
これに起因する火事等の大災害を確実に防ぐこと
ができる。
[考案の効果] 以上要するに本考案によれば次のような優れた
効果を発揮する。
(1) フランジ合せ面端部にチヤンバと孔を設ける
だけでよく、フランジ外周やフランジ全体を覆
うカバーを設ける必要がないので、小型軽量
で、しかも組立て容易且つ低コスト化を図るこ
とができる。
(2) 小型軽量化を図れるので、配管を支持する支
持物の負担が軽減できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る好適一実施例を示す低温
液化ガスの配管フランジ構造の要部拡大断面図、
第2図は地下タンクにおける従来の配管フランジ
構造を示す説明図である。 図中、7はガスケツト、8はフランジ合せ面、
9はボルト、10は配管フランジ、11はフラン
ジ合せ面端部、14はチヤンバ、15は孔であ
る。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. フランジ合せ面にガスケツトを介在させ、該ガ
    スケツトの径方向外方をボルト締めする配管フラ
    ンジ構造において、上記ガスケツトの径方向外方
    に形成されたフランジ間空隙の開口をシール材で
    塞いで上記ガスケツトとシール材との間に上記合
    せ面から漏洩する液化ガスを溜めるチヤンバを形
    成するとともに、該チヤンバを区画するフランジ
    部にチヤンバ内に溜まる液化ガスを外部に導くた
    めの孔を設けたことを特徴とする低温液化ガスの
    配管フランジ構造。
JP10253984U 1984-07-09 1984-07-09 低温液化ガスの配管フランジ構造 Granted JPS6119189U (ja)

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JPS6119189U JPS6119189U (ja) 1986-02-04
JPH029186Y2 true JPH029186Y2 (ja) 1990-03-06

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6229755U (ja) * 1985-08-08 1987-02-23

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5127917U (ja) * 1974-08-21 1976-02-28

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6229755U (ja) * 1985-08-08 1987-02-23

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JPS6119189U (ja) 1986-02-04

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