JPH0290431A - 空圧センサ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「技術分野」 本発明はζ空気圧力を検出する空圧センサに関する。

「従来技術およびその問題点」 従来空圧スイッチは知られているが、その検出圧力を調
整することができなかった。すなわち高圧、低圧を１種
類のもので利用できなかった。当然、従来の空圧スイッ
チでは、圧力の変動を連続的に検知するととはできない
。

「発明の目的」 本発明は、従って、空圧回路の検出圧力を調整できる、
簡単な構造の空圧センサを得ることを目的とする。

また本発明は、空圧回路の圧力を連続的に検知すること
のできる、簡単な構造の空圧センサを得ることを目的と
する。

「発明の概要」 本発明は、空圧回路の圧力に応じて変位する可撓性薄膜
と、この可撓性薄膜に対する距離を調節可能な検出圧力
調整部材を設け、この可撓性薄膜と検出圧力調整部材と
に、両者の接離に応じてオンオフの接触信号を発するス
イッチ手段を設けたことを特徴としている。

この構成によれば、検出圧力調整部材の可撓性薄膜に対
する距離を調節することで、検出圧力を調整することが
でき、高圧、低圧のいずれにも利用できる。

また本発明は、圧力変動を連続的に検知するため、上記
可撓性薄膜に近接させて圧力検出部材を設け、この可撓
性薄膜と圧力検出部材の少なくとも一方に、両者の距離
または接触圧力の大小に応じて出力を変化させる圧力セ
ンサを設けたことを特徴としている。

この構成によると、可撓性薄膜を利用した圧力検知セン
サによって、空気圧力を連続して検出することが可能と
なる。

圧力検出部材は、可撓性薄膜に対する距離を調節可能と
することにより、検出初期圧力を調節することができる
。

圧力センサとしては、圧電素子、ストレインゲージ、導
電性ゴム、ホール素子等を利用することができる。

「発明の実施例」 以下図示実施例について本発明を説明する。第１図、第
２図は本発明の空圧センサｌＯの第一の実施例を示すも
のである。センサボディ１１には、空圧回路１２が貫通
し、この空圧回路１２に通路１３を介して圧力変動室１
４が連通している。圧力変動室１４の上部には、大気通
路１５を介して大気と連通ずる定圧室１６が設けられて
おり、この圧力変動室１４と定圧室１６の間が可撓性の
薄膜１８によって区画されている。１８ａは、この可撓
性薄膜１８の周縁に設けた環状ビードまたは０リング、
１９は大気通路１５に設けたフィルタである。

センサボディ１１には、定圧室１６側からこの可撓性薄
膜１８に向けて検出圧力調整部材２０が螺合されている
。従ってこの検出圧力調整部材２０は螺合位置を変える
ことにより、その先端と可撓性薄膜１８との距離が変化
する。２１は調節後の位置に検出圧力調整部材２０を固
定するためのロックナツトである。検出圧力調整部材２
０にはその先端に、導電部材２２が固着されている。

可撓性薄膜１８には、この検出圧力調整部材２０の導電
部材２２の位置に対応させて、一対の導電接片２３、が
設けられて下り、この導電部材２２と導電接片２３．２
３がスイッチ手段２４を構成する。いる。この導電接片
２３．２３と導通ずるリード線２５．２５は、センサボ
ディ１１の外部に導かれ、圧力検知表示器２７に接続さ
れている。圧力検知表示器２７は、導電部材２２によっ
て導電接片２３と２４が導通したとき、またはその導通
が解除されたときこれを表示する。すなわちスイッチ手
段２４のスイッチ状態を表示する。

上記構成の本空圧センサは、空圧回路１２の圧力に応じ
て可撓性薄膜１８が変位し、その変位量が一定値を越え
ると、つまり空圧回路１２の圧力が一定値を越えると、
可撓性薄膜１８の一対の導電接片２３が、検出圧力調整
部材２０の導電部材２２に接触する。そしてこの接触に
よってスイッチ手段２４がオンになり圧力検知表示器２
７が作動して、圧力が一定値に達したことを表示する。

圧力検知表示器２７が作動する圧力の検出点は、検出圧
力調整部材２０を上下させて可撓性薄膜１８との距離を
変えることにより、任意に調整することができるから、
任意の過大圧、過小圧の検出ができる。過小圧の検出は
、導電接片２３．２３が導電部材２２から離れたこと、
つまりスイッチ手段２４のオフで検出する。

第３図は、上記空圧センサ１０を用いた空圧回路の一例
を示すものである。圧縮空気源３１と単動シリンダ３２
とを結ぶ空圧回路３３には、タンク（アキュームレータ
）３４が配設され、このタンク３４と圧縮空気源３１の
間に第１電磁開閉弁３５が設けられている。またタンク
３４と単動シリンダ３２との間には、本空圧センサ１０
と第２電磁開閉弁３６とが設けられている。空圧センサ
１０はコントローラ３７を介して上記第１電磁開閉弁３
５の開閉制御をし、第２電磁開閉弁３６は単動シリンダ
３２を駆動するために開閉制御される。

このシステムにおいては、空圧センサ１ｏが検知する空
圧回路１２（３’３）の圧力が一定値以下にならなけれ
ば、第１電磁開閉弁３５が開かず、空圧回路３３内の圧
縮空気が使用される。そして空圧回路３３内の空気が使
用された結果、空圧回路１２の圧力が下降すると、空圧
センサ１０がこれを検知して第１電磁開閉弁３５を開き
、タンク３４に圧縮空気を補充する。この構成によれば
、圧縮空気源３１として小さい容量のコンプレッサな用
いることができる。

第４図は本発明の別の実施例を示すものである。この実
施例の空圧センサＩＯＡは、検出圧力調整部材２０に代
わる圧力検出部材４０の先端に、加わる圧力によって出
力を変化させる圧力センサ４１を設けたものである。圧
力センサ４１の出力は、圧力表示器４２に入力される。

この実施例によれば、可撓性薄膜１８が変位して圧力セ
ンサ４１を押すと、その押圧力に応じて、圧力センサ４
１の出力が変化する。この押圧力は、明らかに空圧回路
１２の圧力変化に対応するから、圧力表示器４２によっ
て空圧回路１２の圧力変化を知ることができる。検出圧
力調整部材２０は固定して設けても良いが、先の実施例
と同様に可撓性薄膜１８に対する距離を調整できるよう
にすれば、検出初期圧力の設定ができる。圧力センサ４
１の出力を制御対象機器に直接入力してフィードバック
系を構成することができる。

圧力センサ４１としては、圧電素子、ストレインゲージ
、導電性ゴム、ホール素子等を利用することができる。

ホール素子の場合、第５図に示すように、可撓性薄膜１
８にホール素子４５を添着し、圧力検出部材４ｏにマグ
ネット４６を設ける。そうすると、可撓性薄膜１８とマ
グネット４６との距離に応じて、ホール素子４５の出力
が変化するから、これを圧力表示器４２に入力して表示
すればよい。

「発明の効果」 以上のように本発明の空圧センサは、空圧回路の圧力変
化に応動して変位する可撓性薄膜と、これに対する距離
を調整できる圧力調整部材とによって、スイッチ手段を
構成したので、検知すべき空圧回路の圧力を任意に調整
することができる。また圧力調整部材に代えた圧力検出
部材と、可撓性薄膜との少なくとも一方に、両者の距離
または圧力によって出力の変化する圧力センサを設ける
ことにより、空圧回路の圧力を連続的に検出できる。そ
してそのための構成は極めて簡単であるから、安価な空
圧センサを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の空圧センサの第一の実施例を示す縦断
面図、第２図は第１図の■−■線に沿う矢視図、第３図
は第１図、第２図の空圧センサを用いた空圧システムの
一例を示す回路図、第４図、第５図は本発明の別の実施
例を示す要部の縦断面図である。 １０、ＩＯＡ・・・空圧センサ、１１・・・センサボデ
ィ、１２・・・空圧回路、１４・・・圧力変動室、１６
・・・定圧室、１８・・・可撓性薄膜、２０・・・検出
圧力調整部材、２２・・・導電部材（スイッチ手段）、
２３・・・導電接片（スイッチ手段）２７・・・圧力検
知表示器、３１・・・圧縮空気源、３２・・・単動シリ
ンダ、３３・・・空圧回路、３４・・・タンク、３５・
・・第１電磁開閉弁、３６・・・第２電磁開閉弁、４１
・・・圧力センサ、４２・・・圧力表示器。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）空気圧力を検知すべき空圧回路の圧力変動に応じ
   て変位する可撓性薄膜を設け、 この可撓性薄膜に対する距離を調節可能な検出圧力調整
   部材を設け、 この可撓性薄膜と検出圧力調整部材とに、両者の接離に
   応じてオンオフの接触信号を発するスイッチ手段を設け
   たことを特徴とする空圧センサ。
2. （２）空気圧力を検知すべき管路に連通する圧力変化室
   と、大気に連通する定圧室とを、該圧力変化室の圧力変
   動に応じて変位する可撓性薄膜で区画し、 この可撓性薄膜に近接させて圧力検出部材を設け、 この可撓性薄膜と圧力検出部材の少なくとも一方に、両
   者の距離または接触圧力の大小に応じて出力を変化させ
   る圧力センサを設けたことを特徴とする空圧センサ。
3. （３）請求項２において、圧力センサは、圧電素子、ス
   トレインゲージ、導電性ゴム、またはホール素子からな
   っているる空圧センサ。
4. （４）請求項２または３において、圧力検出部材は可撓
   性薄膜に対する距離を調節可能である空圧センサ。