JPH028960Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は自動車用ジヤツキなどを回転させる
ハンドルにおいて、ハンドル棒と嵌合結合するハ
ンドルクランクに関する。

従来、この種物品では強度その他の関係で丸棒
鋼が用いられていた。しかし、重く取り扱いに不
便であるので、この考案では、軽量化による使い
勝手のよさと、低コストを目的になされたもので
ある。

以下、この考案を実施例である図面により説明
すると、ハンドル棒１とハンドルクランク２とに
よりハンドルが構成されそのハンドルクランク２
はパイプ材をＬ形に折曲して構成されると共に、
そのハンドル棒１との嵌合結合部３は外装補強パ
イプ４を外側に追加嵌合した後、その部分をプレ
ス成形し、板状に折曲し、四重厚に重合すると共
に、中央を角穴５に設けるものである。

この考案は以上のような構成されるものである
から、ハンドル棒に嵌合結合するための角穴が開
口されることによりきわめて強度が弱くなるが、
外側にパイプが外装されるものであるから、四重
厚に重合し、強度は倍加する。しかも上下縁が湾
曲されているので、その部分も強化され、回転に
より加わる力と対応するように縦厚も設けられる
のできわめて大きな強度が出るものである。特に
上下縁はＵ字に屈曲添設されるものであるから、
縦方向（回転方向）に、また横方向（前後方向）
にも曲げ応力は強化され、実用に供することがで
きる。

ハンドル棒とハンドルクランクとは取り外し自
在の嵌合でも、またカシメ着による一体結合で同
じように強度が得られる。

以上から、この考案によるとハンドルクランク
はパイプ材により構成できるので軽量で使い勝手
がよく、またハンドル棒との嵌合結合部は強度が
強化されるから十分使用に耐え、また低コストを
達成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案ハンドルクランクおよび嵌合
結合するハンドル棒の分割斜視図、第２図は第１
図Ａ−Ａ線に沿う要部の横断面図、第３図は従来
のハンドルクランクの単体斜視図である。 １……ハンドル棒、２……ハンドルクランク、
３……ハンドル棒嵌合結合部、４……外装補強パ
イプ、５……角穴。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. ハンドルクランク用部材をパイプ材で構成し、
   そのハンドル棒との軸結用角穴部に所要肉厚のパ
   イプを外装した後、プレスして平板状に重合する
   と共に、角穴を穿設したことを特徴とするジヤツ
   キ用ハンドルクランク。