JPH02820Y2 - - Google Patents

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JPH02820Y2
JPH02820Y2 JP1983093498U JP9349883U JPH02820Y2 JP H02820 Y2 JPH02820 Y2 JP H02820Y2 JP 1983093498 U JP1983093498 U JP 1983093498U JP 9349883 U JP9349883 U JP 9349883U JP H02820 Y2 JPH02820 Y2 JP H02820Y2
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JP
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movable contact
contact plate
operating handle
terminal
pair
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JP1983093498U
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案はスイツチ、殊に共通端子と一対の端子
との接触を切り換え開閉する単極双投型のスイツ
チに関するものである。
[背景技術] 上記単極双投型のスイツチとしては、可動接点
板の動作で分類すると一般にシーソー型のものと
スライド型のものとがある。シーソー型は第1図
に示すようにスイツチボデイ10に操作ハンドル
1を摺動自在に取り付け、またキヤツプ18とベ
ース19とからなるスイツチボデイ10内の中央
に共通端子3に接続されたシーソー台13を、こ
の両側に夫々端子4を配置し、両端に可動接点を
有している可動接点板2の中央をシーソー台13
で支持するとともに可動接点板2の中央上面に操
作ハンドル1に取り付けられてばね15により付
勢された鋼球16を接触させたものであり、図示
の両接点部が共にオフの状態から操作ハンドル1
を可動接点板2の長手方向に摺動させれば可動接
点板2が揺動して操作ハンドル1を摺動させた方
向に位置する端子4に接触する。後者のスライド
型のものは第2図に示すように摺動自在な操作ハ
ンドル1にばねで形成した可動接点板2を取り付
けたものであつて、常時共通端子(図示せず)に
摺接する可動接点板2が操作ハンドル1の摺動に
より両側に配置された一対の端子4のいずれかに
接触するものである。ところでこれらのスイツチ
においては次のような問題点がある。すなわち前
者においては可動接点板2が平衡位置にある時に
両接点部が共にオフとなることから、可動接点板
2と各端子4との間の絶縁距離はこの状態を基準
に設定しなくてはならない。そしてこの距離をA
とすると、可動接点板2の一端がいずれかの端子
4に接触した時には可動接点板2の他端と他方の
端子4との間の距離は図からも明らかなように上
記絶縁距離Aよりも長い距離Bとなる。つまり必
要以上の距離となつてしまうわけであり、これが
故にこのスイツチでは図中の上下寸法が大きくな
つてしまう。また後者においては、上下寸法が短
くて小型のものとすることができるが、接点部を
開く際の端子4と可動接点板2との離れる速度は
操作ハンドル1を操作する速度と同じであり、従
つて接点部の開離時に生ずるアークの影響が大き
く、電源電圧を120Vと140Vとに切り換えるスイ
ツチとしては不向きである。
もちろんこれら両者の有する問題点をなくした
ものもある。これか第3図に示すように、スイツ
チボデイ10に摺動自在に取り付けた操作ハンド
ル1の下面に一対の突起9を設け、またスイツチ
ボデイ10内に各一端が共通端子3と一体とされ
ているばね性を有する一対の可動接点板2とこれ
ら可動接点板2の各自由端に対面する一対の端子
4とを設けたものであり、各可動接点板2には上
記操作ハンドル1の突起9と係合する突部8を形
成してある。そして両突起9は操作ハンドル1の
摺動方向における位置が異なることから操作ハン
ドル1を一方に摺動させれば一方の可動接点板2
のみが突起9で押圧されて端子4と接触し、操作
ハンドル1を他方に摺動させれば他方の可動接点
板2のみが突起9に押圧されて端子4と接触する
ものである。この片持の可動接点板2を備えたも
のにおいては第1図示したものと異なり可動接点
板2に必要以上の動作ストロークを与えなくとも
よいために上下寸法が短く、しかも突起9が突部
8より外れると可動接点板2が自身のばね性で急
速に復帰するものであるために第1図に示したも
のと同様に接点部の開離速度が操作ハンドル1の
操作速度より速くなることから接点面を荒らすア
ークの発生が少ない。しかしながら次のような新
たな問題点を有しているものがある。すなわちこ
のスイツチにおいては可動接点板2の復帰動作を
可動接点板2自体のばね性に依存するものであ
り、端子4と接触していない可動接点板2はフリ
ーな状態にある。このために落下などの衝撃が加
わつた場合、あるいは操作ハンドル1と可動接点
板2との間に異物がはさまつたりした場合、両接
点部が共にオンとなつてしまうおそれを有してい
る。従つてこのスイツチを第4図に示す120Vと
240Vとの電源電圧で使用できるヘヤードライヤ
ーにおける回路に電源電圧の切り換えスイツチを
兼ねたスイツチSW1,SW2として用いた時には上
記誤動作で短絡状態を招いて大電流により接点の
溶着を引き起こすという問題があり、また第5図
に示すような電源電圧切り換え回路に用いたもの
においても両接点部の同時オンにより電源電圧が
240Vの時に定格の2倍の電流が流れてしまうこ
とになる。尚、スイツチSW1,SW2は端子cが
120V、端子hが240V側であり、また図中Thは
サーモスイツチ、Fは電流ヒユーズ、ThFは温
度ヒユーズ、RH1,RH2,RH3,RH4はヒータ
コイル、Dはダイオード、Cはコンデンサー、L
は雑防コイル、Mはモータである。
[考案の目的] 本考案はこのような点に鑑み為されたものであ
り、その目的とするところは上記の各問題点を解
決し、片持の可動接点板を有するものにおいて両
接点部の同時投入という事態を防止したスイツチ
を提供するにある。
[考案の開示] しかして本考案は、共通端子から延出した一対
の可動接点板の各自由端とこれら自由端に対面す
る一対の端子とで形成した一対の接点部を、操作
ハンドルによる両可動接点板の選択的押圧によつ
て切り換え制御するスイツチにおいて、操作ハン
ドルの切り換え制御に応動して非押圧側の可動接
点板の端子との接触方向への動きを規制する規制
手段を設けたものであり、規制手段が両接点部の
同時投入を防ぐようにしたものである。
以下本考案を第6図以下に示す図示実施例に基
づいて詳述すると、第6図は本考案の一実施例を
示すものであり、偏平なスイツチボデイ10の上
面には操作ハンドル1を摺動自在に取り付けてあ
り、またスイツチボデイ10内には各一端が共通
端子3と一体となつている互いに平行な一対の可
動接点板2と各可動接点板2の自由端に対面する
一対の端子4とを配設してある。操作ハンドル1
はその下面に摺動方向において異なる位置に突起
9を備え、この突起9が各可動接点板2の長手方
向略中央部に形成されている突部8を押圧する
と、押された可動接点板2がたわんで端子4と接
触するものであり、2つの突起9の位置が異なる
ことから一方の可動接点板2の突部8に一方の突
起9が接触する時には他方の可動接点板2の突部
8は他方の突起9と接触しておらない状態となる
ものである。
さて規制手段は、両可動接点板2の間で且つ突
部8と端子4との間にスイツチボデイ10から突
設されて形成された支持突起11の上端で中央が
揺動自在に支持されているシーソー板5で構成し
ている。両端を各可動接点板2の下方に位置させ
ているこのシーソー板5は絶縁材で形成されたも
のであり、操作ハンドル1が中間位置にある時に
は第7図に示すように平衡位置にあるが、操作ハ
ンドル1の摺動で一方の可動接点板2が押圧され
て一方の端子4と接触する時、この可動接点板2
に押されて揺動して他方の可動接点板2を押しあ
げる方向に動き、この他方の可動接点板2が端子
4と接触する方向に動くことを妨げる。操作ハン
ドル1を逆の方向に摺動させて共通端子3に導通
する端子4を切り換えれば、第8図に示すように
シーソー板5も逆の方向に揺動してオフとなつて
いる可動接点板2が端子4と接触する方向に動く
ことを妨げる。両接点部が同時にオンとなること
がシーソー板5によつて阻止されるものである。
第9図以下に規制手段をスライドカム6で形成
した実施例を示す。このスライドカム6は絶縁材
で形成されるとともにスイツチボデイ10の中央
部に操作ハンドル1の摺動方向と直交する方向に
摺動自在に配置されたものであり、上面に斜めに
走る係合溝12を有している。20はスイツチボ
デイ10と一体の摺動ガイドリブである。そして
操作ハンドル1の下面にはこの係合溝12と係合
するガイドピン7が突設されている。しかして操
作ハンドル1が一方にある時にはスライドカム6
は一方の可動接点板2の下方に位置してこの可動
接点板2の端子4へと向かう動きを妨げるととも
に、他方の可動接点板2の下方から逃げるために
この可動接点板2が操作ハンドル1の突起9に押
されて端子4と接触することを許す。操作ハンド
ル1を中間のオフ位置とすれば、第10図に示す
ようにガイドピン7と係合溝12との係合で摺動
するスライドカム6は両可動接点板2の下方に位
置して両可動接点板2の端子4へと向かう動きを
妨げる。つまり前記実施例に示したものでは両接
点部が共にオフの時に衝撃を与えるといずれか一
方の接点部が共にオフの時に衝撃を与えるといず
れか一方の接点部がオンとなつてしまう可能性を
有しているが、このものにおいてはどちらの接点
部もオンとなるようなことがないものである。さ
らに操作ハンドル1を他方に位置させれば、第1
1図に示すようにオフであるべき可動接点板2が
端子4と接触することをスライドカム6が妨げ
る。
[考案の効果] 以上のように本考案においては小形化と、接点
部の開離速度を速くしてアークの問題を少なくす
ることとを図ることができるはもちろん、衝撃な
どを受けても両接点部が同時にオンになつて短絡
を招いたり大電流が流れる事態を招いたりするこ
とがないものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の断面図、第2図は他の従来例
の断面図、第3図a,bは更に他の従来例のキヤ
ツプと操作ハンドルとを除いた状態の平面図及び
断面図、第4図及び第5図はスイツチの使用例を
示す回路図、第6図a,b,cは本考案一実施例
の破断平面図と縦断面図と横断面図、第7図a,
bは同上の切り換え状態の縦断面図及び横断面
図、第8図a,bは同上の切り換え状態の縦断面
図及び横断面図、第9図a,b,cは他の実施例
のキヤツプと操作ハンドルとを除いた状態の平面
図と縦断面図及び横断面図、第10図a,b,c
は同上のオフ状態におけるキヤツプと操作ハンド
ルとを除いた状態の平面図と縦断面図と横断面
図、第11図a,b,cは同上の切り換え状態に
おけるキヤツプと操作ハンドルとを除いた状態の
平面図と縦断面図と横断面図である。 1は操作ハンドル、2は可動接点板、3は共通
端子、4は端子、5はシーソー板、6はスライド
カムを示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 共通端子から延出した一対の可動接点板の各
    自由端とこれら自由端に対面する一対の端子と
    で形成した一対の接点部を、操作ハンドルによ
    る両可動接点板の選択的押圧によつて切り換え
    制御するスイツチにおいて、操作ハンドルの切
    り換え制御に応動して非押圧側の可動接点板の
    端子との接触方向への動きを規制する規制手段
    を設けて成るスイツチ。 (2) 規制手段は一対の可動接点板の間に位置する
    支点により支持されて両端を各可動接点板に当
    接させるシーソー板である実用新案登録請求の
    範囲第1項記載のスイツチ。 (3) 規制手段は操作ハンドルに連動して操作ハン
    ドルの摺動方向と略直交する方向に摺動するス
    ライドカムである実用新案登録請求の範囲第1
    項記載のスイツチ。
JP9349883U 1983-06-17 1983-06-17 スイツチ Granted JPS60829U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9349883U JPS60829U (ja) 1983-06-17 1983-06-17 スイツチ

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JP9349883U JPS60829U (ja) 1983-06-17 1983-06-17 スイツチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60829U JPS60829U (ja) 1985-01-07
JPH02820Y2 true JPH02820Y2 (ja) 1990-01-10

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ID=30224347

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JP9349883U Granted JPS60829U (ja) 1983-06-17 1983-06-17 スイツチ

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0525084Y2 (ja) * 1986-09-25 1993-06-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53112788U (ja) * 1977-02-16 1978-09-08
JPS5690332U (ja) * 1979-12-14 1981-07-18

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JPS60829U (ja) 1985-01-07

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