JPH027569Y2 - - Google Patents

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JPH027569Y2
JPH027569Y2 JP17747484U JP17747484U JPH027569Y2 JP H027569 Y2 JPH027569 Y2 JP H027569Y2 JP 17747484 U JP17747484 U JP 17747484U JP 17747484 U JP17747484 U JP 17747484U JP H027569 Y2 JPH027569 Y2 JP H027569Y2
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pressure
chamber
patient circuit
gas
breathing gas
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は気道内ガスに高頻度振動を与えるこ
とにより気道内圧の上昇を招くことなく人工呼吸
を行なうことのできる高頻度人工呼吸器に関する
ものである。
「従来の技術」 従来、高頻度人工呼吸器として第2図に示す構
造のものが知られている。図中、符号1は周知の
患者回路を示すもので、この患者回路1の一端に
はモータ2aによつて駆動されるピストン2が接
続され、他端の排気口1aにはローパスフイルタ
3が接続されており、さらに中間部分には呼吸圧
力測定用回路4と加湿兼呼吸用ガス供給管5とが
接続されている。
上記ピストン2はモータ2aによつて駆動さ
れ、上記患者回路1内のガスに通常4Hz以上の高
頻度振動を付与するもので、これによつて気道内
でのガスの拡散を促進して人工的に呼吸を行なわ
せることができる。
また、上記ローパスフイルタ3は、8〜10mm程
度の内径で、3〜5mの長さのチユーブであり、
図に示すようにできるだけスペースを占有しない
ように渦巻状にまとめられている。このローパス
フイルタ3は比較的細い径で、しかも3〜5mも
の長さがあるので、急激な流れに対して抵抗を生
じ、この急激な流れの外部への放出を阻止するこ
とになる。従つて、このローパスフイルタ3は患
者の自発呼吸や供給ガスの連結流のようなゆつく
りした流れ成分は通過(排気)させるが、上記ピ
ストン3によつて発生された高頻度振動成分は保
存されることになる。
また、上記加湿兼呼吸用ガス供給管5の末端は
呼吸用ガス源6に連結されており、このガス供給
管5の前記ガス源6の近傍にはソレノイドバルブ
7が介装されている。そして、一方呼吸圧力測定
用回路4の末端には圧力トランスデユーサー8が
取りつけられている。この圧力トランスデユーサ
ー8によつて患者回路1内のガス圧を検出するこ
とができ、その検知信号はコントロールボツクス
9へ供給するようになつている。また、上記加湿
兼呼吸用ガス供給管5のソレノイドバルブ7から
患者回路連結部までの間には順次流量調整弁付ガ
ス流量計10−加湿器11が介装されている。こ
れによつて患者の気道内に供給する呼吸用ガスに
適切な湿度を与えることができる。
さらに上記コントロールボツクス9は、上記し
たように圧力トランスデユーサー8に電気的に接
続されるとともに、上記モータ2aおよびソレノ
イドバルブ7にもそれぞれ接続されている。この
コントロールボツクス9は、圧力トランスデユー
サー8が検知した患者回路1内のガス圧値に基づ
いてソレノイドバルブ7を開閉し、供給ガス圧
(患者回路内圧)を常に適正範囲に置くことがで
きる。
「考案が解決しようとする問題点」 ところで、上記従来の高頻度人工呼吸器におい
ては、次のような問題点がある。すなわち、自発
呼吸や供給ガスによる連続流のようなゆつくりし
た成分を通過させ、ピストン2で発生させた高頻
度成分を失なわれにくくするローパスフイルタ3
は、8〜10mm程度の径で、長さ3〜5m程必要な
ので、装置全体に対する占有スペースが大きく、
装置をコンパクト化する上での支障となつてい
る。また、このローパスフイルタ3は装置の使用
時において、通常、床面に置かれるので、操作者
が操操作中に踏みつけたりして、装置の正常な運
転に支障を来す場合がある。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
コンパクト化することができ、操作中に支障を来
すことがない安全な高頻度人工呼吸器を提供する
ことを目的とするものである。
「問題点を解決するための手段」 この考案に係る高頻度人工呼吸器は、患者回路
の排気口に円筒状のチヤンバーをその一端を外気
に開口するように連結するとともに、このチヤン
バーの外気開口部にこのチヤンバー内に向けて所
定圧の呼吸用ガスを噴出する陽圧発生ノズルを取
りつけたものである。
「作用」 上記構成によれば、患者回路の排気口に設けた
チヤンバーは、外気中に開口しているにもかかわ
らず、内部に向かつて常に所定の陽圧力がかかつ
ているので、患者回路内の高頻度成分は外に漏れ
でて減衰してしまうことがなく、しかも連続流に
対しては上記ノズルによる陽圧力が障害となるこ
となく、連続流を容易に外部へ排出させ、従来の
ローパスフイルタと同様の作用を発揮することが
できる。そして、このチヤンバーノズルからなる
装置は、たいへんコンパクトなものなので、装置
全体を一体化して、しかもコンパクト化すること
ができ、小型で操作上安全な人工呼吸器を得るこ
とができる。
以下、この考案を実施例によりさらに詳しく説
明する。
「実施例」 第1図はこの考案の一実施例を示すもので、図
中第2図と共通する部分には同一符号を付して説
明を簡略化する。図中符号12は陽圧チヤンバー
を示すもので、この陽圧チヤンバー12は患者回
路1の排気口1aに取りつけられている円筒状の
チヤンバー12aとこのチヤンバー12aの外気
開口部にこのチヤンバー12a内に噴出口を向け
て取りつけられているノズル12bとから構成さ
れている。上記チヤンバー12aの開口部は、図
に示すように、ノズル12bが挿入された状態に
おいても充分に外気に開口する大きさに形成され
ている。
上記ノズル12bにはガス供給管13が接続さ
れている。このガス供給管13は3方に分岐し、
一つは逆止弁14、ガスレギユレータ15を介し
て前記ソレノイドバルブ7と流量計10とを連結
する管路16に接続されている。もう一つは前記
コントロールボツクス9によつて駆動されるソレ
ノイドバルブ17を介して上記管路16に接続さ
れている。残りの一つは上記ソレノイドバルブ1
7から逆止弁18とガスレギユレータ19を介し
て上記管路16に接続されている。このように前
記ノズル12bへガスを供給するガス供給管13
は、レギユレータ15を経由する系統と、ソレノ
イドバルブ17〜レギユレータ19を経由する系
統とを介してそれぞれガス源6に接続されてい
る。したがつてノズル12bには、レギユレータ
15を経由する管路を介して、常時、ある程度の
流量の呼吸用ガスが流されるとともに、レギユレ
ータ19を経由する管路を介して、ソレノイドバ
ルブ17による流量制御をしながら呼吸用ガスが
流される。また前記ソレノイドバルブ17はコン
トロールボツクス9から供給される制御信号によ
り開閉動作するものであり、コントロールボツク
ス9は、従来例の場合と同様、圧力トランスデユ
ーサー8が検知した患者回路1内の圧力値P2
基づいてソレノイドバルブ17へ制御信号を出力
する。したがつて、例えば、患者回路1の圧力
P2が設定値に達するまでの間はソレノイドバル
ブ17へ流量増加方向への制御信号を供給すると
いつた制御を行うことにより、上記陽圧チヤンバ
ー12内をP1<P2なる設定値P1に維持すること
ができる。また、圧力維持に必要な最小限の流量
を、レギユレータ15を経由する系統から常時供
給するように流量を設定しておけば、もう一方の
系統に設けられたソレノイドバルブ17には、予
測される変動範囲内の流量調整ができるよう程度
の小口径のものが採用されていれば足りる。
また、上記ピストン2と患者回路1との連結部
には外気中に開口する分岐管20が連結されてお
り、この分岐管20の開口部には、この開口部を
適宜開閉するソレノイド駆動式の自動開閉栓21
が取り付けられている。この自動開閉栓21は、
上記圧力トランスデユーサー8の検出値に基づ
き、上記コントロールボツクス9からの制御信号
により自動開閉されることにより、万一、患者回
路1内が異常に高い圧力となつた場合などに、こ
れを直ちに逃がして患者の安全性を確保すること
ができる。すなわち通常は、自動開閉栓21が閉
じられているので、患者回路1内は上記陽圧チヤ
ンバー12内の圧力P1に依存して、これより僅
かに高い圧力P2に維持され、自然呼気、定常ガ
ス流などの連続流を支障なく陽圧チヤンバー12
を介して外部へ排出することができ、また、例え
ばソレノイドバルブ17が全開状態で固着してし
まつて陽圧チヤンバー12の圧力P1が異常に上
昇するような事故の場合に、陽圧チヤンバー12
の圧力P1の上昇に依存することなく、自動開閉
栓21の開放によつて患者回路1内を所定のP2
なる圧力に維持することができる。
なお、患者回路1から圧力測定用回路4を通じ
てセンサ8に水分または水滴が入らないように、
上記ソレノイドバルブ7と圧力トランスデユーサ
ー8との間に圧力トランスデユーサー保護回路4
aが設けられ、この回路4aには上流から下流に
かけて順次ガスレギユレータ22、圧力スイツチ
23、抵抗器24が介装されている。上記ガスレ
ギユレータ22はガス供給圧を常に一定に保つ目
的で介装したものである。また、圧力スイツチ2
3は、レギユレータ22と抵抗器24に生じる圧
力に対して10%低い圧力に設定され、もしレギユ
レータ22が何らかの原因で上記の圧力より10%
低くなつた場合つまり圧力トランスデユーサー8
にレギユレータ22からガスが正常に流れなくな
る可能性のある場合、警報信号を出す役目を果す
ものである。
上記構成によれば、患者回路1の排気口1aに
設けたチヤンバー12aは、外気中に開口してい
るにもかかわらず、ノズル12bにより内部に向
かつて常に所定の陽圧力P1がかかつているので、
患者回路1内の高頻度成分は外に漏れでて減衰し
てしまうことがない。しかも、連続流(圧力P2
>P1)に対しては上記ノズル12bによる陽圧
力P1が障害となることなく、連続流を容易に外
部へ排出させ、患者の気道内圧を不必要に高めて
しまうことがない。そして、このチヤンバー12
aとノズル12bとからなる陽圧チヤンバー12
は、たいへんコンパクトなものなので、人工呼吸
器全体を一体化して、しかもコンパクト化するこ
とができ、小型で操作上安全なものとすることが
できる。
「考案の効果」 以上説明したように、この考案によれば、患者
回路内の圧力の測定値に基づいて呼吸用ガスの噴
出量が制御されるチヤンバー内に患者回路の排気
口を開口させるようにしたから、このチヤンバー
内の圧力が適正に制御されることにより、患者回
路の排気側の負荷が適正に設定され、また、この
チヤンバーは、その内容積に基づいていわゆるロ
ーパスフイルタとしての機能を果すことができる
から、従来用いられていたコイル状の流路からな
るローパスフイルタに比して、コンパクトで、か
つ操作中に踏み付けられることなどによる動作不
良を生じることのない安全な高頻度人工呼吸器を
得ることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る高頻度人工呼吸器の一
実施例を示す構成図、第2図は従来の高頻度人工
呼吸器の一例を示す構成図である。 1……患者回路、1a……排気口、2……ピス
トン、4……圧力測定用回路、4a……圧力トラ
ンスデユーサー保護回路、5……呼吸用ガス供給
管、8……圧力トランスデユーサ、9……コント
ロールボツクス、12……陽圧チヤンバー、12
b……ノズル、13……ガス供給管、14……逆
止弁、15……ガスレギユレータ、16……管
路、17……ソレノイドバルブ、18……逆止
弁、19……ガスレギユレータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 呼吸用ガス供給管が接続されている患者回路に
    この患者回路内を流れるガスに高頻度振動を与え
    るピストンが連結され、前記患者回路の排気口に
    筒状のチヤンバーがその一端を外気に開口するよ
    うにして連結されるとともに、このチヤンバーの
    外気開口部にこのチヤンバー内へ呼吸用ガスを噴
    出する陽圧発生ノズルが設けられ、該陽圧発生ノ
    ズルと呼吸用ガスの供給源との間に呼吸用ガスの
    流量を調整するバルブが設けられてなり、該バル
    ブは、コントロールボツクスから供給される制御
    信号により開度が調整され、該コントロールボツ
    クスは、前記患者回路内の圧力を検出する検出手
    段から供給される信号により前記バルブを制御す
    ることを特徴とする高頻度人工呼吸器。
JP17747484U 1984-11-22 1984-11-22 Expired JPH027569Y2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17747484U JPH027569Y2 (ja) 1984-11-22 1984-11-22
PCT/JP1985/000646 WO1986003128A1 (en) 1984-11-22 1985-11-21 High-frequency artificial respiratory apparatus
EP85905887A EP0202342B1 (en) 1984-11-22 1985-11-21 High-frequency artificial respiratory apparatus
DE8585905887T DE3582593D1 (de) 1984-11-22 1985-11-21 Kuenstliche hochfrequenz-atemvorrichtung.
US07/145,633 US4788974A (en) 1984-11-22 1985-11-21 High-frequency artificial respirator

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JPS6194034U JPS6194034U (ja) 1986-06-17
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