JPH0259456A - 炭素繊維強化コンクリート構造体 - Google Patents

炭素繊維強化コンクリート構造体

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JPH0259456A
JPH0259456A JP6629389A JP6629389A JPH0259456A JP H0259456 A JPH0259456 A JP H0259456A JP 6629389 A JP6629389 A JP 6629389A JP 6629389 A JP6629389 A JP 6629389A JP H0259456 A JPH0259456 A JP H0259456A
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JP
Japan
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carbon fiber
concrete
less
concrete structure
reinforcing steel
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JP6629389A
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English (en)
Inventor
Haruo Shimada
島田 春夫
Takashi Waseda
早稲田 孝
Masayuki Okamatsu
岡松 眞之
Teruo Kimura
輝夫 木村
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Nippon Steel Corp
Original Assignee
Nippon Steel Corp
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  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
  • Manufacturing Of Tubular Articles Or Embedded Moulded Articles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は特に高層ビル等のカーテンウオール、手すり、
ひさし等の外装部材として最近使用され始めた炭素繊維
強化コンクリートの補強鉄筋に発錆防止を目的として耐
食性の良好な鉄筋を使用したプレキャストコンクリート
構造体として有用な炭素繊維強化コンクリート構造体に
関するものである。
従来の技術 最近、例えば、高層ビル等に軽量化とひびわれ防止を狙
って炭素tl#ll維強化のプレキャストコンクリート
板が使用され始めている(コンクリート工学、vol 
24 (H2Se) 、 No、3、p 23/27)
が、炭素繊維自体が電導性の高い非金属材料のため炭素
繊維材料と埋設した普通鉄筋が接した場合、急速に普通
鉄筋の発錆を促進し、外観上、美観を損すると同時に補
強鉄筋自体の腐食によるコンクリート板の劣化が問題に
なっている。この現象は予めよく洗浄した海砂を使用し
たり、海浜地帯の建造物で砕中の塩分が0.05%を越
えるときわめて顕著になる。したがって現状は普通鉄筋
の代りに高価なステンレス鋼を使用せざるを得ない状態
である。
発明が解決しようとする課題 炭素繊維を混入したコンクリート構造体では、マトリッ
クスを構成するコンクリート中に少量の塩分が存在して
いても、電導性の高い炭素繊維と接した従来の補強鉄筋
が容易に発錆する。本発明はこのため、コンクリート中
に混入した炭素繊維に接触した状態でも不(@態被膜が
保持され、コンクリート中に埋設された鉄筋の発錆を防
止することを意図したものである。
課題を解決するための手段 本発明の前記の目的は重量%で、C; 0.001〜0
.2%、Si ; 0.25%以下、Mn ; 0.0
1〜2.0%、P; 0.015%以下、S : 0.
005%以下、M:5.8〜22.3%、Cr ; 1
.0〜15.5%およびCe、La、 Y等の希土類元
素を単独ないし複合して合計0.01〜0.5%含有し
、残部鉄および不可避的不純物からなる鉄筋棒鋼を補強
鉄筋として使用することによって達成することかできる
すなわち本発明は炭素繊維を混入し、前記成分組成を有
する鉄筋を埋設したコンクリート構造体であり、このよ
うな構成とすることによって埋設鉄筋の発錆を防止し、
外観を良好に保つとともに長期間にわたって特性を維持
することを期待したものである。
さらに本発明では使用する鉄筋として前記の基本成分に
必要に応じてNb、 Ti、 V、 No、W、Co、
B等を添加するが、その目的は鉄筋の強度、靭性を向上
するためのものである。
又その他耐候性向上の目、的で(u、 Ni等の元素を
添加する場合もある。さらに鋼中のSを減らすために添
加した脱硫剤範囲のGaが硫化物の形で残留することも
ある。
本発明の最大の特徴はコンクリート中に砕中換算で0.
2%前後の塩分が存在しても炭素amと接触した鉄筋が
全く発錆しないことである。
以下に本発明において各成分を限定した理由を説明する
C量を0.001〜0.2%に限定した理由は、C量0
.001%以下では必要強度が得られず、C量0.2%
超では脆化をひき起こすためである。
Mn量を0.01〜2.0%に限定した理由は、Mn量
0.01%未満では必要強度が得られず、2.0%超で
は脆化をひき起こすためである。
Si量を0.25%以下とした理由は、Si量を下げれ
ば下げるほど錆生成量を飛躍的に低下させるためである
。なお、Sl量の上限を0.25%とした理由は0.2
5%を超えると錆発生傾向が急激に増大するためである
。より好ましい範囲は0.05%以下である。
A9は本発明のカギを握る重要な元素で不働態被膜のF
e2+と置換してAt3+として不働態被膜中に入り不
働態被膜を強化し、塩分が若干増しても不働態被膜の破
壊を防止する効果がある。この効果は5.8%未満では
認められず22.3%超ではその効果が変らないので下
限を5.8%、上限を22.3%とした。
Pを0.015%以下とした理由は、P 0.015%
超ではコンクリートのようなアルカリ性雰囲気で錯生成
を抑制する効果がなく、むしろ助長する傾向があるため
である。
Cr量を1.0%以上とした理由は、Miが5.8%以
上の場合、耐海水性が飛躍的に向上するためであるが、
15.5%を超えると逆に脆化する場合が認められたの
で、CrMを1.0〜15.5%とした。より好ましい
範囲は5.0〜9,0%の範囲である。
又S量を0.005%以下とした理由は、錆の発生起源
であるMnS量を減らすことにあり、このS量低下のた
めに脱硫剤として使用されるCa、 Ca化合物等によ
りMnSが(Ln、 Ca) S等に変化することによ
る耐食性向上も期待できる。
また鋼中のslを低下するために上記のような操業を行
なわれているので、若干のCaが混入してくることがあ
るが、Caは耐食性向上に効果的であり、少量の含有で
他の機械的特性に悪影響を及ぼすもノテはなく、Caを
0.0001〜0.005%含有してもよい。
Ce、 La、 Y等の希土類元素の単独ないし複合添
加の最大の狙いは鋼中の脱硫によりS量を著しく低減さ
せることにあるが、同時にMn量が高い場合でも残存す
る硫化物が完全なαMnSになることを避は希土類元素
を含む硫化物、オキシ硫化物に変化させて、その化学的
性状を変化させ耐塩性が向とすることも期待して添加し
たものである。下限は必要最小限の含有量であり、上限
はこれらの化合物の性状を著しく変化させるために規定
したもので合計で0.01〜0.5%の範囲とした。
又、必要に応じてNb、 Ti、 V、 No、 W、
 Co、 Bなどを添加するが、鉄筋の強度、靭性向上
のための元素として添加するもので、1種又は2種以上
−c’B以外の元素では0.01〜0.5%、Bは0.
0001〜0.005%添加する。
又、必要に応じてコンクリートに埋設するまでの耐候性
向上にGu、旧の1種又は2種を0.1〜5.5%添加
する。
本発明に従い前記の化学成分で構成された鋼は転炉、電
気炉等で溶製され、次いで造塊1分塊の工程を通るが、
あるいは連続鋳造後、圧延された後に必要に応じてパテ
ンティング等の熱処理が施され、線引きされて鉄筋とし
て使用に供される。
次にこれらの鉄筋を補強材として炭素繊維を必要縁混入
させたコンクリートモルタル等を型枠に流し込み高温、
高圧強制養生させたプレキャストコンクリートWとして
一般の使用に供される。
実施例 実施例1 真空溶解炉で本発明の成分範囲の鋼を溶製し、造塊、分
塊後線引きした鉄筋と従来鋼からなる鉄筋との成分およ
び腐食試験結果を表1に示した。
表1に示した鉄筋の中央部よりIl]10mmX長さB
o■X厚さ2mm試片を採取し、機械研削後、表面を研
磨した。しかる後エナメル線を接続し、炭素am束と共
にコンクリートの主成分であるCaOを0.8%NaC
11水溶液中に溶解させたpH12ノCa(OH)2 
+NaC1水溶液に浸漬した。
この際炭素繊維束と鉄筋試片をエナメル線で接続し、両
材料の間に電池を形成させて鉄筋表面の発錆状況を観察
した。その結果を表1 (A)に示す。なお鉄筋試片表
面の裏面、側面、液に触れるエナメル線はすべてシリコ
ン樹脂でシールした。
この試験は僅少の塩分な含むコンクリートの環境をシミ
ュレートしたものである。
第1図は上述の腐食試験の説明図で、容器lに入った0
、8%NaC1を含有したpH12のCa(OH)2水
溶液3中に、炭素繊維束2と試片を浸漬し、両者をエナ
メル線4で接続した。水溶液の旧都は、試験中に炭酸ガ
ス(CO2)が溶は込まないようにミツロウシール5を
施した。
第1図(b)の6は従来鋼の鉄筋試片(表1中のNo、
l)の1週間経過後の表面状態を表わすもので、斜線部
分が発錆したことを示している。
一方、第1図(a)中7で示す本発明鋼(表1中のNo
、7)の場合には、試片の表面に錆が認められなかった
実施例2 砕中のNaCQ($)を0.2%含んだ砂、ポルトラン
ドセメント、水、砂利からなるコンクリートモルタルに
長さ15重量、径15gmの炭素繊維を容請比で3%混
入させ、表1の成分からなる熱延鉄筋(9mIlφ)を
うめ込みオートクレーブ中で180℃、10kgf/c
m2の条件で12時間強制養生させた後、海浜地帯に6
ケ月曝露した。なおコンクリートの水セメント比は0.
80、カブリ厚さは2cmとした。6ケ月曝露後コンク
リートを破砕して鉄筋の発錆状況をしらべた。その結果
を表1の(B)に示す。
(以下余白) 発明の効果 本発明は、特に今後ますます軽量化と強靭化が要求され
る高層ビルのカーテンウオール等の外装部材用の炭素t
a維強化コンクリート構造体の美観と長寿命化に資する
のみならず、炭素繊維を強化剤に使用するコンクリート
中に若干塩分が混入してくる場合にも広範囲の用途に有
利に使用できる顕著な効果を示すものである。
【図面の簡単な説明】
第1図(a) 、 (b)は、本発明における腐食試験
の説明図である。 l−・・容器、2争・φ炭素繊維束、3・・・0.8%
NaCILを含有したpH12のCa(OH)2水溶液
、4 * *・エナメル線、5・・壷ミツロウシール、
6・・・従来用鉄筋試片、7・・・本発明実施測用鉄筋
試片。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)炭素繊維を混入しさらに、 C;0.001〜0.2% Si;0.25%以下 Mn;0.01〜2.0% P;0.015%以下 S;0.005%以下 Al;5.8〜22.3% Cr;1.0〜15.5% および希土類元素を単独ないし複合して合計0.01〜
    0.5%含有し、残部鉄および不可避的不純物からなる
    鉄筋を埋設したことを特徴とする炭素繊維強化コンクリ
    ート構造体。
  2. (2)炭素繊維を混入しさらに、 C;0.001〜0.2% Si;0.25%以下 Mn;0.01〜2.0% P;0.015%以下 S;0.005%以下 Al;5.8〜22.3% Cr;1.0〜15.5% および希土類元素を単独ないし複合して合計0.01〜
    0.5%含有し、さらにNb、Ti、V、Mo、W、B
    、Coの1種又は2種以上をB以外の元素では0.01
    〜0.5%含有し、Bは0.0001〜0.005%含
    有し、残部鉄および不可避的不純物からなる鉄筋を埋設
    したことを特徴とする炭素繊維強化コンクリート構造体
  3. (3)炭素繊維を混入しさらに、 C;0.001〜0.2% Si;0.25%以下 Mn;0.01〜2.0% P;0.015%以下 S;0.005%以下 Al;5.8〜22.3% Cr;1.0〜15.5% および希土類元素を単独ないし複合して合計0.01〜
    0.5%含有し、さらにCu、Niの1種又は2種を0
    .1〜5.5%含有し、残部鉄および不可避的不純物か
    らなる鉄筋を埋設したことを特徴とする炭素繊維強化コ
    ンクリート構造体。
  4. (4)炭素繊維を混入しさらに、 C;0.001〜0.2% Si:0.25%以下 Mn;0.01〜2.0% P;0.015%以下 S;0.005%以下 Al;5.8〜22.3% Cr:1.0〜15.5% および希土類元素を単独ないし複合して合計0.01〜
    0.5%含有し、さらにNb、Ti、V、Mo、W、B
    、Coの1種又は2種以上をB以外の元素では0.01
    〜0.5%、Bは0.0001〜0.005%含有し、
    さらにCu、Niの1種又は2種を0.1〜5.5%含
    有し、残部鉄および不可避的不純物からなる鉄筋を埋設
    したことを特徴とする炭素繊維強化コンクリート構造体
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100840147B1 (ko) * 2007-11-21 2008-06-23 주식회사 대유스틸 콘크리트 보강용 강섬유
CN109723563A (zh) * 2017-10-30 2019-05-07 丹阳市金长汽车部件有限公司 一种发动机缸套

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