JPH025909A - 保温容器およびその保温容器による保温方法 - Google Patents

保温容器およびその保温容器による保温方法

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JPH025909A
JPH025909A JP15759488A JP15759488A JPH025909A JP H025909 A JPH025909 A JP H025909A JP 15759488 A JP15759488 A JP 15759488A JP 15759488 A JP15759488 A JP 15759488A JP H025909 A JPH025909 A JP H025909A
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heat storage
temperature
latent
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JP15759488A
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Yuzuru Tamura
田村 譲
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Original Assignee
Nok Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L2201/00Properties
    • C08L2201/12Shape memory
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F2255/00Heat exchanger elements made of materials having special features or resulting from particular manufacturing processes
    • F28F2255/04Heat exchanger elements made of materials having special features or resulting from particular manufacturing processes comprising shape memory alloys or bimetallic elements

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は保温容器およびその保温容器による保温方法に
関し、特に、潜熱放出型蓄熱材を封入した複数個の蓄熱
材パックを内蔵して、その複数個の蓄熱材パックを順次
放熱させて保温容器内容物を所定の設定温度に長時間保
温できる保温容器およびその保温容器による保温方法に
関するものである。
(従来技術および解決しようとする課題)従来、潜熱放
出型蓄熱材を用いた保温容器においては、第15図に示
すように、内部に飲食用容器等の保温対象物を収納する
空間部31aを有した保温容器31の容器本体32の底
板32aに中空部33を形成し、この中空部33に、無
機塩類の水和物等に適宜の発核処理を施した潜熱放出型
蓄熱材34をアルミラミネートシート35で封入した蓄
熱材パック36を配設し、この蓄熱材パック36を内蔵
した保温容器31の全体を前記蓄熱材34の融点温度以
上に加温して保温を開始し、保温容器31内の温度が徐
々に下がり、蓄熱材34の融点温度以下に温度が下がっ
た時に前記蓄熱材34が結晶固化し、その時に放出され
る潜熱を利用して保温を図るものである。
前記潜熱放出型蓄熱材34として、融点5日°Cの酢酸
ナトリウム・3水和物に適宜の発核処理を施したものを
用い、これをアルミラミネートシート35で封入し蓄熱
材パック36を形成しこの蓄熱材パック36を保温容器
31内に配設し、保温したときの保温状態を調べた結果
を第16図に示す。
第16図によれば、前記蓄熱材34を内蔵した保温容器
31の全体を蓄熱材34の融点である58°C以上に加
温して保温を開始した保温容器31内の温度は、はぼ5
8°C付近まで徐々に自然な温度低下を示した後、蓄熱
材34の融点温度である58°C以下に下がる際、前記
潜熱放出型蓄熱材34が固化して潜熱を放出し発熱する
ため、58°C付近で所定時間保温状態が維持される。
そして、蓄熱材34の固化が完了した後は、外気温度で
ある室温まで保温容器31全体で自然な温度低下を示す
ものである。
したがって、上記従来の保温容器31にあっては、前記
潜熱放出型蓄熱材34に使用する蓄熱材材料の物性によ
って決まってくる融点温度付近において、前記蓄熱材3
4が融点温度以下になる際に徐々に結晶固化して普熱を
放出し、保温状態が所定時間維持されて保温されるため
、その融点温度以外の温度、例えば、食べ頃温度が前記
融点温度以下の40〜50°Cである場合であっても、
保温温度を適宜の食べ頃温度に設定出来ないという問題
点を有していた。
本発明は前記のような従来のもののもつ問題点を解決し
たものであって、保温容器内の保温温度を潜熱放出型蓄
熱材の融点温度以下で任意に設定することができて、そ
の融点温度以下の所望の温度における保温状態を長時間
維持することができる保温容器およびその保温容器によ
る保温方法を提供することを目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために本発明の保温容器は、内部
に保温対象物を収納する空間部を存するとともに、過冷
却状態を可能とした潜熱放出型蓄熱材を封入した蓄熱材
パックを複数個内蔵し、各蓄熱材パックに、摺動摩擦力
を付与する任意固化手段を設け、過冷却状態にある前記
蓄熱材から潜熱を取り出すようにした構成を有し、この
保温容器にあっては、前記任意固化手段が、前記蓄熱材
パックに内蔵するコイル状ばねと、前記蓄熱材パックの
外部に設けた加衝撃手段とからなり、この加衝撃手段に
より前記コイル状ばねを変形して前記蓄熱材に摺動摩擦
力を付与するものであったり、前記任意固化手段が、前
記蓄熱材パックに内蔵する形状記憶合金製ばねと、ステ
ンレス製ばねとを具え、前記形状記憶合金製ばねの形状
変化時に前記蓄熱材に摺動摩擦力を付与するものである
ことができ、また、本発明の保温容器による保温方法は
、内部に保温対象物を収納する空間部を存するとともに
、過冷却状態を可能とした潜熱放出型蓄熱材を封入した
蓄熱材パックを複数個配設し、さらに、前記各蓄熱材パ
ックのそれぞれに任意固化手段を設けた保温容器による
保温方法であって、前記蓄熱材パックを複数個内蔵した
保温容器の全体を前記蓄熱材の融点温度以上に加温した
後、前記保温容器の内部温度が下降して、蓄熱材の融点
温度以下となり、蓄熱材が過冷却状態となったとき、ま
ず1番目の蓄熱材パック内の蓄熱材を前記任意固化手段
により固化して潜熱を放出させて内部温度を上昇し、こ
の後温度が下降したとき、2番目の過冷却状態にある蓄
熱材パック内の蓄熱材を前記任意固化手段により固化し
て潜熱を放出させて内部温度を上昇し、以下同様に残る
複数個すべての蓄熱材パック内の蓄熱材を順次任意固化
手段により固化して潜熱を放出させて内部温度を上昇さ
せる手段を有している。
〔作用〕
本発明は上記の構成および手段を採用したことにより、
潜熱放出型蓄熱材の融点温度以下の所望の保温設定温度
において、複数個の蓄熱材パックに封入した潜熱放出型
蓄熱材を順次過冷却状態で固化し、潜熱を放出させ、保
温容器内を保温して保温容器内に収納した保温対象物を
所望の温度において長時間保温維持することができるこ
ととなる。
〔実施例〕
以下、図面に示す本発明の実施例について説明する。
第1図〜第7図には本発明による保温容器の第1の実施
例が示されていて、内部に飲食用容器等の保温対象物を
収納する空間部1aを有した保温容器1は、断熱材から
なる容器本体2の底板2aの内部に中空部3を形成する
とともに、この中空部3に、潜熱放出型蓄熱材4として
、過冷却状態を可能とした融点58°Cの酢酸ナトリウ
ム・3水和物(発核処理を施さないもの)をアルミラミ
ネートシート5により封入して形成した蓄熱材パック6
を複数個(図面では4個、第2画人から第1の蓄熱材パ
ック6a、第2の蓄熱材パック6b、第3の蓄熱材パッ
クロC1第4の蓄熱材パック6d)配設する。
また上記各蓄熱材パック6a、6b、6C16dのそれ
ぞれの内部には、前記潜熱放出型蓄熱材4とともに第2
図〜第4図に示すようなコイル状ばね7が配設され、さ
らに前記各蓄熱材パック6a、6b、6c、6dのそれ
ぞれの外部には、各蓄熱材パックロa、6b、6c、6
d内のコイル状ばね7に順次衝撃を与えて前記潜熱放出
型蓄熱材4に摺動摩擦を付与する加衝撃手段8が設けら
れて、前記蓄熱材パック6内に配設されるコイル状ばね
7と加1#I撃手段8とで任意固化手段11を構成する
前記加衝撃手段8は、第4図〜第6図に示すように、所
定温度において回転作動する感温アクチュエータ9と、
この感温アクチュエータ9の作動に伴い上下動して前記
蓄熱材パック6a、6b、6c、6d内のコイル状ばね
7を打撃するでこ捧10とを具え、前記感温アクチュエ
ータ9は、一方を形状記憶合金製ばね9a(所望の設定
温度例えば50°Cで形状変化するもの)、他方をばね
9bに係止されて直線状に作動する係合部材9cと、こ
の保合部材9cに係合する歯を有して回転する歯車9d
と、この歯車9dの回転に伴い回転する作動棒9eと、
作動棒9eの先端のヘッド部9[とを有し、また、前記
歯車9dには初期位置に復帰させるための形状記憶合金
製ばね9gが取り付けられている。
前記てこ棒10は、支点10aが底板2aに軸止されて
、先端が作用点となる打撃部10bを形成し、この打撃
部10bと支点10aとの間にコイル状ばね10cが取
り付けられて常態時には作用点となる打撃部10bは下
方に付勢されている。
そして、力点となる作動部10dが前記感温アクチュエ
ータ9のへンド部9fに押圧接触した際に前記コイル状
ばね10cの付勢力に抗して力点が下方に押し下げられ
る、すなわち、前記打撃部10bが上方に立ち上がる。
そして、前記ヘッド部9fの押圧接触が解放されたとき
、このてこ棒10は前記作用点側のコイル状ばね10c
の付勢力により前記打撃部10bで下方に位置する前記
コイル状ばね7を打撃するようになっている。
以下に上記のコイル状ばね7と加衝撃手段8とからなる
任意固化手段11の作用を説明する。
■前記初期位置復帰用の形状記憶合金製ばね9gとして
90°Cを越える温度で収縮して形状が変化するものを
用い、この形状記憶合金製ばね9gを90°Cを越える
温度に加温して、その収縮力により第5図のように感温
アクチュエータ9の初期状態をセットする。
この状態では、前記感温アクチュエータ9のヘッド部9
丁が第1の蓄熱材パック6aに設けられるでこ棒10の
作動部10dに第4図の実線に示すように接触して下方
に押し下げていて、打撃部10bは上方に位置している
■次に、90°C以下に温度が下がった時点で前記形状
記憶合金製ばね9gの収縮力がなくなり、さらに温度が
50°C以下に下がった時点で、50゛Cで収縮して形
状が変化する形状記憶合金製ばね9aの収縮力がなくな
り、ばね9bの付勢力により係合部材9cがばね9b側
に移動し、この保合部材9cに係合する歯車9dが時計
方向に−ピノチ分回転する。
そして、この歯車9dの回転とともに先端にへ・7ド部
9fを有する作動棒9eが回転する。
■一方、上記■の初期状態でヘッド部9fに接触して第
4図の実線状態にあったでこ棒10は、温度が50°C
以下に下がった時点で、上記■でヘッド部9rが回転す
ることにより、ヘッド部9fが作動部10dからはずれ
、コイル状ばねlocの付勢力により打撃部10bが下
方に位置する蓄熱材パック6内のコイル状ばね7を叩き
、融点58°Cで過冷却状態にある潜熱放出型蓄熱材4
に摺動摩擦力を付与し、潜熱放出型蓄熱材4を固化して
潜熱を放出させ、再び50°Cを越える温度雰囲気とす
る。
この50°Cを越える温度とすることにより、上記感温
アクチュエータ9の形状記憶合金製ばね9aが収縮して
保合部材9Cを形状記憶合金製ばね9a側に移動して歯
車9dの2番目の歯に係合した状態で待機する。
また、上記■でへンド部9fが回転すると同時に、この
ヘッド部9fは、第2の蓄熱材パック6bのてこ捧10
の作動部10dを第4図の実線に示すように下方に押し
下げ、 打撃部iobを上方に押し上げる。
このときの第1の蓄熱材パック6aおよび第2の蓄熱材
パック6bのそれぞれのてこ棒10の作動部LOdとヘ
ッド部9fとの関係は第6図(a) (b)に示すよう
になっている。
■次に、上記■および■と同様の作動を第2の蓄熱材パ
ック6bに対しておこなう。
■同様の作動を第3の蓄熱材パック6cに対しておこな
う。
■同様の作動を第4の蓄熱材パック6dに対しておこな
う。
■最後に、上記すべての蓄熱材パック6が放熱した後、
全体を再び90 ’Cを越える温度に加温することによ
り、■の初期状態に戻すことができ、上記■〜■の作動
を繰り返し行うことができる。
第7図には上記のように保温したときの保温容器1内の
温度の経時変化を示す。
上記第7図の結果から、本発明によれば、過冷却状態を
可能とした潜熱放出型蓄熱材4を封入した蓄熱材パック
6の複数個を過冷却温度以下の所望の設定温度(前記形
状記憶合金製ばね9aの形状変化の設定温度を選択する
ことにより任意に決められる)において、順次その過冷
却状態を解消して、その潜熱を放出させることにより、
潜熱放出型蓄熱材4の融点温度以下の所望の保温温度に
おける保温状態を長時間にわたって維持することができ
ることとなる。
第8図〜第12回には本発明による保温容器の第2の実
施例が示されていて、内部に飲食用容器等の保温対象物
を収納する空間部21aを有した保温容器21は、断熱
材からなる容器本体22の底板22aの中空部23に潜
熱放出型蓄熱材24をアルミラミネートシート25で封
入した蓄熱材パック2Gを複数個(図面では3個)配設
し、この蓄熱材パック26にはそれぞれ、第10図(a
)に示すような形状記憶合金製ばね27と、第1O図(
b)に示すようなステンレス類ばね28とを組み合わせ
て第10図(C)に示すようなステンレス製箱29の内
部に入れて、第11図に示すように両端を固定して構成
する任意固化手段30が配設されている。
上記任意固化手段3oの形状記憶合金製ばね27として
50°C(設定温度)以下で伸長して形状が変化するも
のを用いることにより、潜熱放出型蓄熱材24が50 
’Cを越える温度では形状記憶合金製ばね27が縮んで
ステンレス類ばね28が伸長して第11図(a)に示す
状態となっていて、潜熱放出型蓄熱材24が50 ’c
以下に温度が下がったときには前記形状記憶合金製ばね
27が伸長してステンレス類ばね28が縮んで第11図
(b)に示す状態となる。
したがって、前記第1の実施例と同様に潜熱放出型蓄熱
材24として、過冷却状態を可能とした融点58℃の酢
酸ナトリウム・3水和物(発核処理を施さないもの)を
用いた場合には、蓄熱材パック26を内蔵した保温容器
21を融点温度以上に加温した後、温度が再び融点温度
以下の50°Cに下降したとき、過冷却状態となった潜
熱放出型蓄熱材24内で前記任意固化手段30が第11
図(a)の状態から第11図ら)の状態に瞬時に変化し
、この変化によって潜熱放出型蓄熱材24に発核が起き
、この時に潜熱を放出し、保温容器21を保温可能とし
ている。
第12図には上記の実施例において、52°c150°
C148°Cで形状が変化する形状記憶合金製ばね27
を用いたそれぞれの任意固化手段3゜を内蔵した3つの
蓄熱材パック26により保温容器21を保温した場合の
保温温度の経時変化が示されていて、最初52℃以下に
温度が下がったときに第1の蓄熱材パック24が潜熱を
放出し、次に50°C以下に温度が下がったときに第2
の蓄熱材パック24が潜熱を放出し、最後に48°C以
下に温度が下がったときに第3の蓄熱材パック24が潜
熱を放出し、このように順次蓄熱材パック24から潜熱
を放出させることにより、所望の保温設定温度(この場
合的5゜°C)での保温状態を長時間維持することがで
きることとなる。
第13図(a) (b)および第14図(a)(b)ニ
ハ上記第2の実施例の形状記憶合金製ばね27とステン
レス類ばね28との組み合わせの変形例を示す。
第13図(a)(b)に示すようにステンレス類ばね2
8をステンレス製箱29に張設するとともに、このステ
ンレス類ばね28の中央部とステンレス製箱29との間
に形状記憶合金製ばね27を張設すれば、所定の温度時
は第13図(a)に示す状態であるとともに、形状記憶
合金製ばね27の形状記憶合金の設定温度以下となれば
第13図(b)に示す状態に変化し、この変化によって
潜熱放出型蓄熱材24の発核が行われるものである。
また、第14図(a) (b)に示すものにあっては、
形状記憶合金製ばね27とステンレス類ばね28とをス
テンレス製箱29に直列に張設したものであり、所定の
温度時は第14図(a)に示す状態であるとともに、形
状記憶合金製ばね27の形状記憶合金の設定温度以下と
なれば第14図(b)に示す状態に変化し、この変化に
よって潜熱放出型蓄熱材24の発核が行われるものであ
る。
以上説明した如くの上記本発明の第2の実施例の保温容
器21にあっては、前記第1の実施例のものに比べてよ
り簡単な構成で本発明の効果を達成できるものである。
なお、上記の各実施例においては、潜熱放出型蓄熱材を
封入した蓄熱材パックの複数個を保温容器本体の内部の
同一平面上に配設したが、その配設状態はこれに限定さ
れることがなく、積層して配設してもよい。
〔発明の効果] 本発明は上記のように過冷却状態を可能とした潜熱放出
型蓄熱材を封入した蓄熱材パックを複数個容器本体に配
設し、前記複数個の蓄熱材パックのそれぞれに過冷却状
態を解消して前記潜熱放出型蓄熱材が固化し潜熱を放出
する任意固化手段を設ける構成とし、また、前記潜熱放
出型蓄熱材の蓄熱材パックを複数個内蔵した保温容器の
全体を前記蓄熱材の融点温度以上に加温した後、前記蓄
熱材パック内の蓄熱材が融点温度以下の過冷却状態とな
ったとき、前記複数個の蓄熱材パック内の潜熱放出型蓄
熱材を順次過冷却状態で固化し、潜熱を放熱させる手段
を採用したことにより、保温容器の保温温度を潜熱放出
型蓄熱材の融点温度以下で任意に設定することができて
、食べ頃の所望の温度における保温状態を長時間維持す
ることが簡単に達成することができ、また、潜熱放出型
蓄熱材の蓄熱量を有効に利用することができて熱効率が
よいなどのすぐれた効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による保温容器の第1の実施例の概略断
面図、第2図は第1図の要部説明図、第3図は第1図の
保温容器に用いる蓄熱材パックの一部を切り欠いた斜視
図、第4図、第5図および第6図は第2図の作動部の拡
大説明図、第7図は第1図の保温容器による保温状態の
温度と時間との関係を示す図、第8図は本発明による保
温容器の第2の実施例の概略断面図、第9図は第8図の
要部説明図、第10図は第8図の保温容器に用いる任意
固化手段の分解説明図、第11図は第1O図の任意固化
手段が温度によって変化した状態を示す図、第12図は
第8図の保温容器による保温状態の温度と時間との関係
を示す図、第13図および第14図は第11図に示した
任意固化手段の変形例を示す図、第15図は従来の保温
容器の概略断面図、第16図は従来の保温容器による保
温状態の温度と時間との関係を示す図である。 ■ 、 21 、 la、21 2 、22. 2a、22 3 、23. 4 、24. 5 、25. 6 、26. 31・・・・・・保温容器 a、31a・・・・・・空間部 32・・・・・・容器本体 a・・・・・・底板 33・・・・・・中空部 34・・・・・・潜熱放出型蓄熱材 35・・・・・・アルミラミネートシート36・・・・
・・蓄熱材パック 7、lOc・・・・・・コイル状ばね 8・・・・・・加衝撃手段 9・・・・・・感温アクチュエータ 9a、9g、27・・・・・・形状記憶合金製ばね9b
・・・・・・ばね 9c・・・・・・係合部材 9d・・・・・・歯車 9e・・・・・・作動棒 9r・・・・・・ヘッド部 10・・・・・・てこ棒 10a・・・・・・支点 10b・・・・・・打撃部 10d・・・・・・作動部 11.30・・・・・・任意固化手段 28・・・・・・ステンレス製ばね 29・・・・・・ステンレス製箱 第3図 第4図 第7図 晦責 第8図 第9図 ↑ 第11図 第12図 宇1項

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内部に保温対象物を収納する空間部(1a)(2
    1a)を有するとともに、過冷却状態を可能とした潜熱
    放出型蓄熱材(4)(24)を封入した蓄熱材パック(
    6)(26)を複数個内蔵し、各蓄熱材パック(6)(
    26)に、摺動摩擦力を付与する任意固化手段(11)
    (30)を設け、過冷却状態にある前記蓄熱材(4)(
    24)から潜熱を取り出すようにしたことを特徴とする
    保温容器。
  2. (2)前記任意固化手段(11)が、前記蓄熱材パック
    (6)に内蔵するコイル状ばね(7)と、前記蓄熱材パ
    ック(6)の外部に設けた加衝撃手段(8)とからなり
    、この加衝撃手段(8)により前記コイル状ばね(7)
    を変形して前記蓄熱材(4)に摺動摩擦力を付与する請
    求項1記載の保温容器。
  3. (3)前記任意固化手段(30)が、前記蓄熱材パック
    (26)に内蔵する形状記憶合金製ばね(27)と、ス
    テンレス製ばね(28)とを具え、前記形状記憶合金製
    ばね(27)の形状変化時に前記蓄熱材(24)に摺動
    摩擦力を付与する請求項1記載の保温容器。(4)内部
    に保温対象物を収納する空間部(1a)(21a)を有
    するとともに、過冷却状態を可能とした潜熱放出型蓄熱
    材(4)(24)を封入した蓄熱材パック(6)(26
    )を複数個配設し、さらに、前記各蓄熱材パック(6)
    (26)のそれぞれに任意固化手段(11)(30)を
    設けた保温容器(1)(21)による保温方法であって
    、前記蓄熱材パック(6)(26)を複数個内蔵した保
    温容器(1)(21)の全体を前記蓄熱材(4)(24
    )の融点温度以上に加温した後、前記保温容器(1)(
    21)の内部温度が下降して、蓄熱材(4)(24)の
    融点温度以下となり、蓄熱材(4)(24)が過冷却状
    態となったとき、まず1番目の蓄熱材パック(6)(2
    6)内の蓄熱材(4)(24)を前記任意固化手段(1
    1)(30)により固化して潜熱を放出させて内部温度
    を上昇し、この後温度が下降したとき、2番目の過冷却
    状態にある蓄熱材パック(6)(26)内の蓄熱材(4
    )(24)を前記任意固化手段(11)(30)により
    固化して潜熱を放出させて内部温度を上昇し、以下同様
    に残る複数個すべての蓄熱材パック(6)(26)内の
    蓄熱材(4)(24)を順次任意固化手段(11)(3
    0)により固化して潜熱を放出させて内部温度を上昇さ
    せることを特徴とする保温容器による保温方法。
JP15759488A 1988-06-25 1988-06-25 保温容器およびその保温容器による保温方法 Pending JPH025909A (ja)

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JP (1) JPH025909A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1580512A1 (en) * 2004-03-24 2005-09-28 C.R.F. Società Consortile per Azioni Heating device having a shape memory actuactor

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EP1580512A1 (en) * 2004-03-24 2005-09-28 C.R.F. Società Consortile per Azioni Heating device having a shape memory actuactor

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