JPH0258814B2 - - Google Patents

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JPH0258814B2
JPH0258814B2 JP62292269A JP29226987A JPH0258814B2 JP H0258814 B2 JPH0258814 B2 JP H0258814B2 JP 62292269 A JP62292269 A JP 62292269A JP 29226987 A JP29226987 A JP 29226987A JP H0258814 B2 JPH0258814 B2 JP H0258814B2
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JP62292269A
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JPS63167526A (ja
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Ogosuto Gonzaresu Shiiizaa
Rabaan Mitsucheru Jon
Boon Penbaakaa Uiriamu
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International Business Machines Corp
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International Business Machines Corp
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Publication date
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Publication of JPH0258814B2 publication Critical patent/JPH0258814B2/ja
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/10Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding
    • H04N19/102Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using adaptive coding characterised by the element, parameter or selection affected or controlled by the adaptive coding
    • H04N19/124Quantisation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/50Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N19/00Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals
    • H04N19/50Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding
    • H04N19/593Methods or arrangements for coding, decoding, compressing or decompressing digital video signals using predictive coding involving spatial prediction techniques

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
以下の順序で本発明を説明する。 A 産業上の利用分野 B 従来技術 C 発明が解決しようとする問題点 D 問題点を解決するための手段 E 実施例 F 発明の効果 A 産業上の利用分野 本発明は、一般的には、差分パルス・コード変
調(DPCM)データ圧縮に関する。特に本発明
は、エントロピー・エンコーデイングのために画
素(ピクセル)をモデル化するための装置及び方
法に関するものである。 B 従来技術 多くの場合、記録されたイメージに関連するデ
ータは蓄積されまたは通信されることになる。例
えば、テレビ会議では、遠隔地の視聴者に通信リ
ンクを介して高速かつ明瞭に連続的なグレイレベ
ル・イメージを送る必要がある。また、銀行業界
では、銀行小切手上の情報を、後で検索できるよ
うに蓄積する必要がある。さらに、フアクシミリ
及びそれの関連の環境においては、ある場所から
別の場所へテキストまたはグラフイツク・イメー
ジが通信されることになる。 これらのさまざまな環境においては、通常、イ
メージは、限定された記憶容量に収め迅速に伝送
することができるようにコード化された形式に変
換される。 デイジタル・コーデイング処理においては、あ
る瞬間のイメージを、各々がイメージの特定の部
分をあらわすような複数の画素(“ピクセル”ま
たは“ペル”とも呼ばれる)として定義すること
が良く知られている。従つて、イメージはn個の
画素からなるm本のラインとして見ることができ
る。そして集合的に、複数の画素からなるライン
の複数本の集まりがイメージをあらわす。 各画素は対応するグレイレベルまたは暗レベル
をもつことに注意しなくてはならない。イメージ
中に含まれるこの情報をコード化する1つの方法
は、画素をライン毎に走査して各画素のグレイレ
ベルを識別することである。例えば、左上の画素
がX1,1であるとする。ここで第1の添字はライン
番号に対応し、第2の添字はそのライン内の画素
番号に対応する。従つて、第1のライン中の第2
の画素はX1,2である。もしラインが480本あり、
各ラインが512個の画素から成つているなら、所
与の瞬間のイメージは、480×512画素の走査によ
つて集められた情報によつてあらわすことができ
る。 各画素は典型的には、黒値(例えば0)と白値
(例えば255)の間の範囲に亘る対応するグレイレ
ベルを有する。すなわち、所与の8ビツトであ
る、画素のグレイレベルは、256個の値のうちの
どれかをとりうる。イメージをあらわすために
は、イメージを、規定された様式で、画素の値を
1つずつ記録しながら走査することができる。例
えば、ライン毎に進行して、イメージを連続的に
記録された画素の値X1,1、X1,2……X480512によ
つてあらわすことができる。 尚、場合によつては、イメージの上方から下方
への走査が“フイールド”と呼ばれ、“フレーム”
を形成するために複数のフイールドがインターレ
ースされる。例えば、あるフイールドが、最初に
走査される奇数番号のラインを有し、別の第2の
フイールドが、その後走査される偶数番号のライ
ンを有する。これら2つのフイールドは併せて単
一の“フレーム”を形成する。 上述の簡単な技法によれば、各イメージを記録
するために莫大な量のビツトが必要となる。しか
し、そのようにビツト量が莫大であると、記憶空
間が限定され、または高速のデータ伝送が要求さ
れるときに、データを記憶しデータを伝送するこ
とが非実際的になつてしまう。 そのような必要ビツトの量の低減の問題に対処
するために、多くのデータ圧縮技術が教示されて
いる。 データ圧縮のある技術に、“エントロピー・コ
ーデイング”と呼ばれるものがある。エントロピ
ー・コーデイングにおいては、事象をあらわすた
めに使用されるビツトの数が、事象確率に逆相関
するように意図される。すなわち、尤度のより高
い事象が比較的短い(ビツト)長さによつて特徴
づけられるコード・ワードによつてあらわされ、
一方尤度の低い事象は比較的長いビツトによつて
あらわされる。 エントロピー・コーデイングを実行するため
に、典型的にはエントロピー・コーダは2つの入
力を有する。その第1の入力は“半断”であり、
第2の入力は、判断入力のための前後関係ないし
は文脈(context)を与える状態入力である。例
えば、2進判断入力は、硬貨投げの裏表の事象
や、スイツチのONまたはOFFの状態や、ストリ
ング中のビツトの1または0の値をあらわすこと
ができる。状態入力は、通常、活動記録、理論ま
たは推定に基づき、判断入力をいかに処理すべき
か示唆を与えるある文脈的なインデツクスを与え
る。例えば、画素が黒か白かのどちらかであるよ
うなイメージにおいては、画素の異なる近傍で、
その近傍の画素が白である尤度が異なることがあ
り得る。すなわち、各近傍は、めいめいが個別に
推定された黒白確率比を関連づけられているので
ある。それゆえ、判断入力に意味を与えるため
に、状態入力は判断入力に対応する近傍関係を反
映するように設けられている。そして、状態入力
に基づき、エントロピー・コーダは、判断入力を
適当な長さのコード・ワードに変形する。 エントロピー・コーダに対する状態入力は、モ
デル化、すなわちコード・ワードを判断に割当る
ために依存する文脈を決定したことの結果であ
る。これのよく知られた例としては、マルコフ状
態として文献に教示されているものがある。エン
トロピー・コーダの効率はモデル化の品質、すな
わちエントロピー・コーダに対する状態入力が、
判断入力の確率の変動をどれほどよくあらわすか
に依存する。 コード・ワードの長さの正確な割当ては、情報
理論の教示するところであり、それは事象の発生
の推定確率に基づく。すなわち確率の推定が良好
であるほど、コード・ワードの割当てがより効率
的になり、そのことはより良い圧縮につながる。 エントロピー・コーダの例は次の文献に詳述さ
れている。 (1) 出願中の米国特許出願第06/907700号 (2) 出願中の米国特許出願第06/907695号 (3) 出願中の米国特許出願第06/907714号 上述の米国特許出願は本願の発明者及びその協
同研究者によつて発明されたものである。 他のコーダとしてはハフマン(Huffmann)コ
ーデイング・コーダ及びエリアス(Elias)コー
デイング・コーダがある。そのような手法は多く
の刊行物に記載されている。 データ圧縮に使用される別の技術として、“差
分パルス・コード変調(DPCM)”と呼ばれるも
のがある。基本的なDPCMの教示に従うと、1
つまたはそれ以上の近傍画素値に基づく予測値
が、ある“対象の”画素、すなわちその情報内容
が現在コード化されつつある画素につき決定され
る。その対象の画素の値と予測された値の間の差
が次に、以下のコーデイングのための基準として
使用される。すると、近隣の画素間に高い相関が
存在する場合に、実際の測定値ではなく差分値を
用いることによつて相当な圧縮をはかることがで
きる。典型的には、DPCM技術を用いることに
よつて2桁の圧縮を達成することができる。 C 発明が解決しようとする問題点 本発明の目的は、高い程度の圧縮を達成するた
めに、DPCMコーデイング技術とエントロピ
ー・コーデイング技術を結合した新規なコーデイ
ング技術を提供することにある。 D 問題点を解決するための手段 本発明によれば、殊にイメージ・データ圧縮環
境においてデータ圧縮率を高めるために、
DPCMコーデイングがエントロピー・コーデイ
ングと組合わせて使用される。 さらに詳しく説明すると、画素が1つずつ“対
象”画素として選択される。その対象画素の近く
に隣接画素が存在する。量子化テーブルに基づく
と、各隣接画素の大きさは量子化レベルによつて
あらわされる。例えば、1から9までのしきい値
差分信号値が第1の量子化レベルであり(例えば
値“4”によつてあらわされる)、10から17まで
が第2の量子化レベルであり(例えば値“12”に
よつてあらわされる)、それから複数の量子化レ
ベルを経て249から上が最終の量子化レベルであ
る(例えば“255”によつてあらわされる)。一
方、量子化レベルは、再マツピング
(remapping)される。この再マツピングにおい
ては、好適に最底量子化レベルを含む第1のセツ
トがビツト0からなる2進ストリングとして再マ
ツプされる。その次に高い量子化レベルを含む第
2のセツトが、ビツト0の後の下位(最下位)ビ
ツトに少くとも1つのビツト1が続く2進ストリ
ングとして再マツプされ、最高量子化レベルを含
む最後のセツトが、すべてビツト1からなる2進
ストリングとしてマツプされる。各隣接画素は、
対応する再マツプ値をもつ。 隣接画素の再マツプされた値は、対象画素の画
素近傍をあらわす単一の値を与えるために合併
(aggregate)される。尚、この再マツピングと
合併の段階は、慣用的なマルコフ・モデルより
も、可能な状態の数を指数関数的に低減させる働
きをすることに注目されたい。一般的には、再マ
ツプ値の合併により、mN(m**N)個の可能な
履歴表現(または状態)からm個の履歴表現(ま
たは状態)への隣接画素の2進表現における低減
がはかられる。ここで、Nは隣接画素の数であ
り、mは各隣接画素毎の可能な再マツプされた値
の数である。尚、以下の説明において、単一アス
タリスク*が数式中にあらわれたときはそれは乗
算をあらわすものとし、2重アスタリスク**が
数式中にあらわれたときはそれは指数をあらわす
ものとする。 さて、対象画素の左の画素がA、左上対角画素
がB、上方画素がC、右上対角画素がDであると
すると、再マツプされた大きさの値MMnが割当
てられる(ここでnは画素A,B,CまたはDで
ある)。大きさの状態を決定する際に、好適には
次の合併式が適用される。 状 態 定 義 0 Mmax=0000 1 Mmax=0001 2 Mmax=0011 3 Mmax=0111 4 Mmax=1111 ここでMmax=MMA|MMB|MMC|
MMDである(この説明においては、縦線|は論
理ORをあらわすものとする)。 再マツピングと集合化の手法を採用することに
より、本発明は、実施が簡単であり計算の効率を
高めるという目的を達成する。 尚、各集合値は、対象画素に隣接する画素の
DPCMの大しさを反映する個別の“大きさの”
状態(0から4まで)に対応することに注意され
たい。すなわち、対象の画素の隣接画素から決定
される合併された大きさの状態が、その対象画素
に対応するDPCM値の確率の履歴、または文脈
をあらわす。合併された大きさの状態は、
DPCM値を圧縮するために使用されるエントロ
ピー・コーダへの状態入力として作用する。 その合併値に対応する合併された大きさの状態
はまた、適応性量子化においても使用される。特
に、複数の量子化器が与えられる。それらの量子
化器のうちの1つは対象画素のために選択され、
その選択は対象画素に対応する大きさの状態に基
づく。 その合併値に対応する合併された大きさの状態
はまた、適応性予測にも使用される。本発明によ
れば、DPCMコーデイングのために複数の選択
可能な予測器が設けられる。すなわち、差分(信
号)値を与えるために対象画素に対応するグレイ
レベル値から引き算するべく複数の予測器のうち
の1つが選択される。予測器の選択は、対象画素
に対応する大きさの状態によつて決定される。 本発明によれば、隣接画素の差分信号値が量子
化され再マツプされ、再マツプされた値が合併さ
れる。この合併値は、対象画素の周囲、履歴、ま
たは文脈をあらわす大きさの状態を表示する。こ
の大きさの状態は、(1)エントロピー・コーダに状
態入力を与え、(2)対象画素のために複数の量子化
器のうちの1つを選択するための入力を与え、(3)
対象画素のDPCMコーデイングにおける差分値
を決定する際に使用する複数の選択可能な予測器
のうちの1つを選択するための入力を与える、と
いう3重の機能を果たす。 選択された予測器と選択された量子化器は任意
の所与の大きさの状態について常に同一であるけ
れども、それらが状態に応じて変化し得る。この
特徴は、従来技術の他のアルゴリズムに比較し
て、システムの計算必要量を相当に減少させる。 切換予測は、グラフイツク及びテキストなどの
きわめて非類似のグレイレベル・イメージを有効
に処理することにおいて、本発明の優秀さを担う
主要な要因である。切換量子化は、約7%高い圧
縮率を担う主要な要因である。 このコーデイング手法は、好適にはエントロピ
ー・コーデイングのためにDPCMの符号と
DPCMの大きさを分離することに注目されたい。
すなわち、上述したDPCMの大きさの処理のみ
ならず、本発明はまたDPCM符号モデルをも与
える。大きさのモデルと同様に、符号モデルは
(例えば、強い負から強い正までの)複数の可能
な符号値を与え、これはある式に従つて“符号”
状態を生成するために合併される。 好適な符号モデルはDPCM符号を2進形式で
(a)符号なし000、(b)“弱いプラス”010、(c)“弱い
マイナス”001、(d)“強いプラス”110、(e)“強い
マイナス”101のように表示する。これらの2進
表示のうちの1つが各々の隣接画素に加えられ、
MSn(nは画素A,B,CまたはDである)とし
て示される。DPCM符号状態を合併する際に、
好適には次の式が適用される。 MSA;(MSA|MSB|MSC|MSD) ここでセミコロン;は連結をあらわす。 これから、それに対応するDPCMの大きさの
値及び状態が決定され、それに対応するDPCM
符号及び状態が決定される。各対象画素につき、
その大きさが、対応する大きさの状態上の条件つ
きでエントロピー・エンコードされ、その符号が
対応する符号状態上の条件つきでエントロピー・
エンコードされる。大きさと符号の状態は履歴デ
ータのみを用いて生成されるので、それらは伝送
する必要がなく、すなわち、デコーデイング装置
もまた履歴からその状態を生成することができ
る。 上述の各特徴、すなわち(a)大きさの状態の数を
減らすために再マツプされた大きさの値を併合す
ること、(b)エントロピー・コーデイング、適応性
量子化及び適応性予測のために対象画素の活動ま
たは履歴に対応する大きさの状態を採用するこ
と、及び(c)DPCM差分値の大きさと符号のエン
トロピー・エンコーデイングで個別のモデルを与
えることにより、実施の容易さと、計算の効率
と、すぐれた圧縮性能がもたらされる。 本発明は、(写真のように)イメージが固定さ
れている場合にも、(テレビやテレビ会議伝送の
場合のように)イメージが時々刻々と変化する場
合にも適用可能である。 さらに、本発明は、画素以外の事象が画素と同
様にして処理されるような、イメージ・データ処
理以外の環境にも拡張される。 E 実施例 第1図を参照すると、複数の画素A,B,C,
D及びXを含むイメージの一部が図示されてい
る。ここでこのイメージが左から右へ1ラインず
つ下方へ走査されると仮定すると、対象画素Xが
現在のライン中の現在の画素であると考えられ
る。画素Aは画素Xの直前に走査された画素であ
る。また、画素B,C及びDは、前に走査された
ライン中の画素をあらわす。 本発明によれば、画素AからDまでが画素Xの
隣接画素をあらわす。そして、この隣接画素に関
連する情報が、エントロピー・コーデイング及び
DPCMコーデイングを使用することによつて画
素Xに含まれている情報をコーデイングする際に
使用される。 第2図を参照すると、データ圧縮エンコーダ1
00が図示されている。これにおいて、(画素X
の)グレイレベル値Xが予測値Pとともに加算器
102に入る。加算器102はXからPを減算し
て出力として差分信号を与える。この差分信号は
量子化器104aないし104cに向けられる。
各量子化器104aないし104cは差分値をあ
るレンジで単一の量子化レベルに関連づける。す
なわち、各量子化器104aないし104cは差
分値入力を、テーブルに基づき量子化された出力
に変換する。これに関する2つのテーブル1及び
テーブル2が以下に示されている。 テーブル1 THRESHV 判 断 しきい値 Qn 2* 9 2* 4 2* 17 2* 12 2* 18 2* 22 2* 41 2* 34 2* 56 2* 48 2* 73 2* 64 2* 92 2* 82 2*113 2*102 2*136 2*124 2*161 2*148 2*188 2*174 2*217 2*202 2*248 2*232 上記より大きい 2*255 テーブル1の第1列THRESHVは大きさの差
分値の範囲を示し、第2列は各範囲に関連づけら
れた量子化レベル(Qn)を示す。テーブル1は
14個の範囲と、それに関連づけられた14個のQn
値を有する。尚、判断しきい値レベルと量子化レ
ベルにはそれぞれ2が掛けられていることに注意
されたい。判断しきい値と量子化レベルを2倍す
ることによつて、精度のための余分なビツトが実
現される。この余分なビツトを設けた理由は、予
測値とDPCM差分値も余分な桁の精度で計算さ
れるからである。実験によると、このようにして
算術計算が実行されたときに圧縮の改良がはから
れたことが分かつた。以下に示すテーブル2は12
個の範囲と12個のQn値を有する。テーブル2は、
量子化範囲が少ないという点でテーブル1よりも
やや粗い。 テーブル2 判 断 しきい値 Qn 2* 15 2* 6 2* 32 2* 22 2* 52 2* 42 2* 73 2* 62 2* 92 2* 82 2*113 2*102 2*136 2*124 2*161 2*148 2*188 2*174 2*217 2*202 2*248 2*232 上記よりも大きい 2*255 テーブル1の第1の範囲は0から2*9−1の
範囲に亘り、量子化レベル2*4によつて識別さ
れる。この範囲の値にはすべて値2*4が割り当
てられている。第2の範囲は2*9から2*17−
1に亘り、この範囲のすべての値には値2*12が
割り当てられている。そして、第3の範囲から第
13番目の範囲も同様に定義され、それぞれQn値
が割り当てられる。第14番号の範囲は2*248以
上から無限に亘り、それは量子化レベル2*255
によつてあらわされる。テーブル2も同様に構成
されているが、範囲の区分けがやや粗い。 第2図に戻つて、論理回路(量子化器セレク
タ)106は、量子化器104aないし104c
のうちの1つを選択する。再構成された画素デー
タを生成するべく(このことはDPCMコーダに
おいて慣用的である)入力用加算器130からも
たらされたセレクタ出力は他の2つの構成要素に
入力を与える。第1に、対応する符号によつて拡
張された量子化レベル出力の表現がエントロピ
ー・エンコーダ108に入力する。この表現は、
量子化レベルの2進数表現でよいが、より一般的
には、エントロピー・コーデイング処理を容易な
らしめる表現(Qnトリー)であろう。エントロ
ピー・コーダ108は判断入力(例えば、量子化
レベルをあらわす判断入力)と、それに割当てら
れたコードを入力する。所与の判断に割当てられ
たコードは、所与の判断が生起する確率に逆相関
する長さをもつ。すなわち、ある量子化レベルの
尤度が高ければ高いほど、エントロピー・エンコ
ーダ108によつてそれに割当てられるコードが
小さいという訳である。 エントロピー・エンコーダ108は好適には、
前記米国特許出願第06/907695号に記載されてい
るような算術コーデイング・エンコーダである。
あるいは、エントロピー・エンコーダ108は、
ハフマン(Huffmann)コーデイング・エンコー
ダであつてもよい。エントロピー・エンコーダ1
08は、(符号によつて拡張された)量子化レベ
ルのみならず、状態入力も印加される。後述する
ように、状態入力は、判断入力のための文脈を与
える。例えば、エントロピー・エンコーダ108
は、判断確率のテーブルと、現在の判断確率を示
すためのポインタと、特定の次の判断の生起に応
答して現在の判断確率に続く次の判断確率を選択
する方法を含んでいてもよい。すなわち、判断の
タイプが異なるか、または判断が同一であつても
基づく履歴が異なる場合、確率テーブル中のポイ
ンタの位置が異なる。状態入力は、確率テーブル
中で、次の判断を処理する前に確率テーブル中の
どの位置にポインタが位置づけられるべきかを示
す。状態入力については、前述の米国特許出願第
06/907695号及びエントロピー・コーデイングの
文献中に述べられている。 第2図の実施例において、さらに2つの状態入
力が示されている。その一方は符号モデル110
のための状態入力をあらわし、他方は大きさモデ
ル112のための状態入力をあらわす。これに関
連して、DPCMが符号という観点の導入をもた
らすということが観察される(XからPを減算す
る際に、差分値は正または負のどちらかになり得
る)。DPCM符号に関する情報は、DPCM(量子
化レベルの)大きさの情報とともにエントロピ
ー・エンコーダ108に供給される。DPCM符
号情報は、+または−をあらわす単なる1ビツト
であり、このビツトは、XとPとを比較する比較
器(図示しない)によつて容易に決定される。エ
ントロピー・エンコーダ108に対する判断は、
量子化レベル・タイプの情報かまたは符号タイプ
の情報のどちらかである。量子化レベル情報がエ
ントロピー・エンコーダ108に入力されると
き、大きさ状態入力がエントロピー・エンコーダ
108に印加され、符号情報が入力されるとき、
符号状態入力が印加される。 選択された量子化器104aないし104cか
らの量子化レベル出力Qnとそれに関連する符号
がモード・ルツク・アツプ・テーブル(LUT)
114に入力される。ルツク・アツプ・テーブル114
において、量子化レベルが、きわめて低減された
数の代表値に再マツプされる。同様に、差分値の
符号も、次の2進値定義に従つて再マツプされ
る。すなわち、その2進値定義とは、(a)符号なし
が000(大きさゼロ)に対応する、(b)“弱いプラ
ス”が010に対応する、(c)“弱いマイナス”が001
に対応する、(d)“強いプラス”が110に対応する、
及び(e)“強いマイナス”が101に対応する、であ
る。 画素nの再マツプされた大きさはMMnと定義
され、画素nの再マツプされた符号はMSnと定
義される。 以下のテーブル3及び4は、2つの量子化テー
ブル1及び2のための、本発明に基づく再マツピ
ング・スキームをあらわす。
【表】 大きい
【表】
【表】 大きい
1つずつの画素(対象画素)の再マツプされた
大きさの値、及び再マツプされた符号の値がテー
ブル114中でルツク・アツプされ、履歴モード遅
延要素116中に記憶される。(現在の対象画素
である)画素Xの隣接画素AないしDすべての再
マツプされた大きさの値及び再マツプされた符号
の値が遅延要素116に記憶される。符号モデル
110と大きさモデル112は入力としてこれら
の再マツプされた符号値及び再マツプされた大き
さ値を受け取り、それに応答して個別の状態を発
生する。 次に大きさモデル112について説明する。 大きさモデル 前述の再マツプ段階において、テーブル1の14
個の量子化レベル及びテーブル2の12個の量子化
レベルは、0000,0001,0011,0111または1111の
5個の4ビツト表現のうちの1つによつてあらわ
される。再マツプ・スキームを観察すると、量子
化レベルが高くなるほど、より多くのMMnの下
位ビツトがセツトされることが見てとれる。そし
て、最下位量子化レベルに対しては、再マツプ値
が0000である。最高位量子化レベルに対しては、
再マツプ値が1111である。 遅延要素116中に記憶されているMM値を使
用することによつて、大きさモデル112が現在
の対象画素の大きさの状態を次のように定義す
る。 状 態 定 義 0 Mmax=0000 1 Mmax=0001 2 Mmax=0011 3 Mmax=0111 4 Mmax=1111 ここで、Mmax=MMA|MMB|MMC|
MMD この式に基づくと、5個の状態0ないし4のう
ちの1が現在の対象画素(画素X)に帰因する。
この状態は、その量子化レベル入力のための文脈
を与えるために大きさ状態入力としてエントロピ
ー・エンコーダ108に入力される。 画素Xに対応する大きさ状態は、(前に走査さ
れ処理された)隣接画素中の“活動度”の固有の
測度である。特に、併合式の結果は、隣接画素の
ゲシユタルト(形態)タイプの図式を与える。す
なわち、4個の隣接画素における2〓(αはある正
の整数)個のグレイレベル差分が量子化レベルに
割当てられる。この量子化レベルは、4ビツト長
のMMn値に再マツプされ、状態0ないし4を決
定する際に隣接画素値の“最大”のもののみが使
用されるように上述の式が再マツプされた値に適
用される。 大きさの状態はまた、複数の予測器126aな
いし126cのうちの1つを選択するセレクタ1
24と、複数の量子化器104aないし104c
のうちの1つを選択するセレクタ106に入力を
与える。この適応性予測及び適応性量子化の処理
について、以下でより詳細に説明する。 適応性量子化 大きさの状態値(0ないし4)はまた、量子化
器セレクタ106にも指向される。好適な実施例
においては、テーブル1及び2によつてあらわさ
れる2つの量子化器のうちの1つが次のスキーム
に従つて選択される。 状態0の場合: IF DIFFM<10 then: Qn=0を割当て else Qnを決定するためにテーブル1を使
用 endif 状態1の場合: Qnを決定するためにテーブル1を使用 状態2,3及び4の場合: Qnを決定するためにテーブル2を使用 ここでDIFFMは、画素XにおけるDPCM差分
値の大きさの2倍である。尚、状態0の場合、
Qn=0という追加的な値が含まれることに注意
されたい。 より粗い量子化を導入することによつて、イメ
ージの歪みの実効値が増加するが、この増加は、
知覚される歪みにおいては同様の増加としては反
映されない。実験によれば、テーブル2の粗量子
化器はイメージの活動性領域でのみ使用されるの
で、増加した歪みは、人間の視覚のマスキング効
果によつて隠されることが分かつた。 適応性予測 量子化セレクタ106(第2図)の量子化レベ
ル出力は加算器130にも入る。 加算器130は、差分値(X−P)に大まかに
対応する量子化レベルQと、現在の予測値Pとを
結合して再構成された値を生成する。以前に走査
された画素に対応して決定された再構成値の履歴
が遅延要素132に記憶されている。予測器12
6aないし126cは、遅延要素132に記憶さ
れた予定の値を結合して、個別の、選択可能な予
測器の値を作成する。 好適な実施例においては、2個の予測器126
a及び126bが存在する。予測器126aはP
を、画素Aに対応して遅延要素132に記憶され
た値に等しく設定する。予測器126bは、P=
A+(C−B)/2として定義される勾配予測器であ る。 (予測器の数に拘らず)予測器の選択は大きさ
の状態によつて決定される。上述の2つの予測器
126a(P=A)及び126b(勾配予測器P)
の場合、(1)大きさの状態0の場合、勾配予測器1
26bを使用し、(2)大きさの状態1,2,3及び
4の場合、予測器126a(P=A)を使用する、
という切換の方策になつている。このように予測
器は、大きさの状態によつて与えられる“活動
性”の測度に基づき選択される。 DPCM符号モデル 量子化されたDPCM差分の符号のエントロピ
ー・エンコーデイングのモデルは、A,B,C及
びDにおけるコード化された差分の符号に基づ
く。このモデルにおいては、小さい量子化レベル
に関連する符号(弱符号)と、大きいレベルに関
連する符号(強符号)の間に区別がある。このシ
ステムに使用される符号の厳密な定義はテーブル
3及び4に与えられている。すなわち、量子化さ
れたDPCMの大きさがゼロのとき(例えば、大
きさモデルの状態0の場合)、“符号なし”が定義
される。これらの符号の2進表現は次のとおりで
ある。 定 義 2進表現 符号なし(ゼロ) 000 弱プラス(+) 010 弱マイナス(−) 001 強プラス(++) 110 強マイナス(−−) 101 この定義及び2進表現からは、“強”符号に対
して最高位ビツト(msb)がセツトされ、“プラ
ス”に対して中間のビツトがセツトされ、“マイ
ナス”に対して最下位ビツト(lsb)がセツトさ
れることが見てとれる。従つて、A,B,C及び
D近傍を使用するマルコフ・モデルは625個の可
能な状態を生成することになる。尚、DPCMの
大きさのモデリングの場合にも同様であるが、あ
る種の経験式に従いいくつかの状態を併合するこ
とによつて状態の数を低減することが望ましい。
この併合式は次のようである。 MSA;(MSA|MSB|MSC|MSD) ここで、MSA、MSB、MSC及びMSDは、2
進表現における画素A,B,C及びDの符号であ
る。この式の結果は、併合された状態の2進表現
を与える。この状態の2進表現(6ビツト)ゆえ
に、64個の併合状態に対応して記憶を割振るのが
好都合である。しかし、上述の合併式の場合、35
個の状態しか可能でないことが容易に分かる。 上述の式の大きな恩恵は、それが、DPCM大
きさモデルの合併式に非常によく似ていることで
ある。実際、モデル関数は、連続されたMMn及
びMSn値として定義することができる。すなわ
ち、 Mn=MMn;MSn このモデル関数を使用することによつて、符号
式中の第2の項の評価が、DPCM大きさ値の評
価と同時に実行される。 グレイレベル・デコーダ 第3図は、グレイレベル・デコーダ150をあ
らわす。これにおいて、2進形式で圧縮されたデ
ータがエントロピー・デコーダ152に入り、エ
ントロピー・デコーダは出力として、インデツク
スを表示する2進シーケンス(BSTREAMに関
する後述の説明を参照されたい)を与える。この
インデツクスは、複数の逆量子化器154aない
し154cの各々におけるQn値を識別する。逆
量子化器のうちの1つが、対応するQn出力を与
えるためにセレクタ156によつて選択される。
セレクタ156からのQn及びそれに関連する符
号出力はモード・ルツク・アツプ・テーブル15
8に入る。モード・ルツク・アツプ・テーブル1
58は遅延要素160に入力を与え、それからの
出力が、符号モデル162及び大きさ(活動度)
モデル164に入る。構成要素158ないし16
4は、グレイレベル・エンコーダ100(第2
図)中の対応する構成要素と同一である。大きさ
モデル164は、(a)エントロピー・デコーダ15
2と、逆量子化器セレクタ156と、(c)予測器セ
レクタ166にその出力を与える。 予測器セレクタ166は、予測器168aない
し168cによつて生成された(再構成された履
歴データに基づく)複数の予測値のうちの1つを
選択する。予測器の選択においては、対象画素の
ための再構成されたグレイレベル値X′を得るた
めに、加算器170中で、選択された量子化値
Qnに、最も新しい選択された予測値Pが加えら
れる。X′は遅延バツフア172に格納され、(以
前つて生成されたX′値とともに)後の予測値を
計算するために使用される。予測器168aない
し168cはグレイレベル・エンコーダ100
(第2図)の予測器126aないし126cに対
応し、(活動度に基づき)グレイレベル・エンコ
ーダ100中の適応性予測と同様にして選択され
る。 2進判断トリー 第4図を参照すると、第2図に示すものと同一
のグレイレベル・エンコーダ200が、(統計ポ
インタSPの形式の)状態入力と、2進算術エン
コーダ204に対する判断入力YNを与えるグレ
イスケール・モデル204を有している(算術エ
ンコーダ204は第2図のエントロピー・エンコ
ーダ204に対応する)。算術エンコーダ204
の出力は圧縮されたデータであり、それは要素2
06によつて転送され、第3図に示すものと同一
のグレイレベル・エンコーダ210によつて後で
デコードされることになる。グレイレベル・デコ
ーダ210は、グレイスケール・モデル214と
協働して動作する算術デコーダ212を有する。
デコーダ210の各要素は、エンコーダ200中
の各要素に対応し、コーデイングを元に戻す働き
を行う。適応性算術エンコーダと対応するデコー
ダは、前述の米国特許出願第06/907700号、第
06/907695号及び第06/907714号などに記載され
ている。 エンコーダ204とデコーダ212の好適な実
施例は、2進判断入力を、YN入力ラベルによつ
て示唆されたものとして処理する。グレイレベル
に関連して前に説明した判断は、2進ではなく多
重記号(multisymbol)である。 2進算術エンコーダ204と2進算術デコーダ
212が、グレイスケール・モデル202及び2
14と協働することを可能ならしめるために、グ
レイレベル判断は、第2図の“QNトリー”ラベ
ルによつて示唆されるような樹系化(treeing)
方法によつて2値形式でフオーマツトされる。 第5図には、2値判断トリー300が図示され
ている。この2値判断トリーは、多重レベル・デ
ータを2進データ・シーケンスに変換する。すな
わち、テーブル1の14の量子化レベル、またはテ
ーブル2の12の量子化レベルの各々が2値判断の
シーケンスによつてあらわされる。所与の量子化
レベルをあらわす2進シーケンスは、根から葉へ
とトリーに従つて下降することによつて決定され
る。もし左の枝が選択され、“葉”に到達すると、
“1”がコード化され、そうでないなら“0”が
コード化される。 各状態(0ないし4)毎に、自身の割振記憶を
もつ個別のトリーが存在する。尚、さまざまなト
リーにつき、“共通統計”領域が存在することに
注意されたい。それらのトリーのうちの1つが第
5図に示すようなものである。 第5図において、各2値判断に関連する確率分
布は、その2値判断とは別の2値判断とは別個に
評価されることに注意されたい。前述の米国特許
出願のQ−コーダーの場合、このことは、トリー
の各ノード毎に個別の記憶が割振られていること
を意味する。 理論的には、第5図に示されているトリーと同
一の葉をもつ別の2進トリーが、圧縮率の損失を
伴うことなく使用することができる。しかし、そ
のような別のトリーは、計算の労力の増大をもた
らしかねない。第5図のトリーは、トリーにより
生成されるシーケンスの期待される長さが最小に
近づくように量子化レベルの統計に一致する。 以下に示す量子化テーブル5及び量子化テーブ
ル6は、判断トリーを効率的に縦断するために使
用することができる2進判断トリーのための16進
(hex)コードを示す。このシステムの好適な実
施構成においては、この16進コードがレジスタ中
にロードされ、レジスタは次に負の数が存在する
かどうか(最高位ビツトが1であるかどうか)に
ついてテストされる。各テストの後、1だけ左に
シフトすることにより、レジスタはストリーム中
の次のビツトのテストの準備完了となる。そして
検出された負ビツトが、葉または共通統計領域の
どちらかを表示する。7番目のエントリ(テーブ
ル5におけるQn=2*82、テーブル6における
Qn=2*124)からは、状態に拘らず統計領域が
同一である。
【表】
【表】
【表】 例えば、テーブル5のビツト・ストリーム値を
検査すると、2*4に対応する第1のテーブル・
エントリQ1が16進8000または2進
1000000000000000であらわされることが見てとれ
る。第2のテーブル・エントリQ2は2*12に対
応し、16進4000または2進0100000000000000によ
つてあらわされる。テーブル5の7番目のエント
リQ7は、2進シーケンス0000001100000000(すな
わち16進0300)によつてあらわされる。 再び第2図を参照すると、トリー処理は、エン
トロピー・エンコーダ108に至る判断入力線に
沿つて配置することができる変換器によつて実行
し得る。あるいは、各量子化器104aないし1
04c中で量子化レベルを個々の2進シーケンス
に変換し、以てトリーの2進シーケンスがエント
ロピー・エンコーダ108の入力に直接与えられ
るようにすることもできる(これは第2図中に示
唆されている手法である)。より好適である後者
の手法は、加算器130とモード・ルツク・アツ
プ・テーブル114中で必要とされる多重レベル
値を移送する、選択された量子化器からの第2の
出力を要する。さらに、もしモード再マツピング
も量子化器からの第3の出力によつて直接与えら
れ、以て量子化、2進化及びモード再マツピング
を記憶された単一のテーブル(テーブル5または
テーブル6参照)から実行することを可能ならし
めるなら、さらなる能率の増大がもたらされる。 どの場合にも、2*4または2*255などの値
が入力としてエントロピー・エンコーダ108に
与える代わりに、1000000000000000または
0000001000000010などの2値判断入力のエントリ
ーをトリー変換が与える。 状態0においては、上述の適応性量子化器が
Qn=0という値を発生することができる。この
固有の場合は、上述の方法が適用される前に単一
の2値判断により個別にコード化される。すなわ
ち、状態0においては、Qnがゼロでないときの
み上述のトリーが生成される。 グレイスケール圧縮器とグレイスケール伸張器
の実施 (QCGRAYと呼ばれる)Q−コーダ2進算術
コーデイングを行うグレイレベル・コーデイング
が、以下に示すアルゴリズム及びテーブルに基づ
きIBMパーソナル・コンピユータAT上で実施さ
れた。 以下に示すテーブル7及び8は、適応性量子化
のために使用され、それらはテーブル5及び6に
対応する。それらのテーブルはTHRESHV(9ビ
ツト精度のため2倍されている)、Qn(9ビツト
精度のために2倍されている)、BSTREAM(Qn
をエンコードするためのトリー・ビツト・パター
ン)、正符号のためのMn+及び負符号のための
Mn−のそれぞれのためのエントリをもつ。最後
の4ビツトは留保されているが、不使用である。
テーブル・ポインタを12バイトだけ増分すること
により、テーブル中の次の行がアクセスされる。
テーブル7は大きさ状態0と大きさ状態1のため
に使用される。テーブル8は大きさ状態2,3及
び4のために使用される。
【表】
【表】 大きさをコーデイングする際に使用される統計
領域は、状態の各々に割当てられた連続的な5つ
のセルからなる。各セルは、状態0に割当てられ
た、32バイトをもつセルを除いては28バイトの記
憶領域をもつ。状態0セルに割当てられたこの余
分の4バイトはQn=0判断の統計のためのもの
である(状態0では、THRESHV=THRO=2
*5としてQn=0レベルがテーブル7の開始地
点に始まれている)。各セルの24バイトは、第5
図中のQ1〜Q6に対応する6個の2値判断の統計
のために使用される。各セル中の最後の4バイト
は、対応する状態によつて使用されるテーブル
(7または8)のアドレスを記憶するために使用
される。各ボツクスが4バイト単位をあらわすよ
うな次の表が、この構造をあらわす。
【表】 − − − − − − − − − − −
| テーブル7のアドレス |
− − − − − − − − − − −
【表】 − − − − − − − − − − −
| テーブル8のアドレス |
− − − − − − − − − − −
QCGRAYのフロー・チヤート 第4図を再び参照すると、本発明のグレイスケ
ール圧縮/伸張システムが示されている。以下の
構成ではグレイスケール・エンコーダ200が
GSEMAINとして示される。グレイスケール・
デコーダ210は、GSDMAINとして示される。
エンコーダ・グレイスケール・モデル202は
DATAINとして画素グレイレベル値を受け取り、
出力としてYN(yes/no)単一ビツト2進判断の
シーケンスを発生する。これらの判断は、
DATAINに対する近似でありさえすればよい
DATAOUTを発生するに十分である。エンコー
ダとデコーダはDATAOUT値を履歴としてしか
使用しない。 また、コーデイング処理のための統計がどこで
見出され更新されるべきかを表示するために、
(状態入力をあらわす)統計ポインタSPが各判断
に伴う。圧縮されたデータは一度に1バイトずつ
完了し、記憶するかまたはデコーダ210への転
送の間に伝送することができる。デコーダ210
は、2値判断のシーケンス中で各ビツトYNを回
復するために適応性算術デコーデイングを使用す
る。デコーダ210中の統計ポインタSPは、エ
ンコーダ200のために生成されたのと同一の、
所与の判断のための情報を指定する。 適応性コーダ204とデコーダ212は、圧縮
データ・ストリームの発生の一部として確率更新
の段階を有する。 尚、実施されたシステムの説明を容易ならしめ
るために、次の用語定義リストを与えておく。 YN−2値判断。YN=0は、0がエンコード
またはデコードされたことを意味する。YN=1
は、1がエンコードまたはデコードされたことを
意味する。 THRO−状態0におけるゼロ量子化エラーの
ための判断レベル。 STATS−統計記憶領域。この領域には、テー
ブル7及び8のアドレスを含むポインタも記憶さ
れている。 SIGNSTAT−符号(めいめいが4バイトから
なる64エントリ)の条件づけのための統計記憶領
域。 STATBIT−6を超える大きさビツトをコー
デイングするためにすべての状態によつて共有さ
れる共有統計領域。 BUFFI−もとの画素(DATAIN)のラインを
含む入力バツフア。 MBUFFER−各画素のモードを含みBUFFIか
らの固定オフセツトであるモード・バツフア。 HBUFFER−再構成された画素を含み、
MBUFFERからの固定オフセツトである履歴バ
ツフア。 X−次の入力画素値。 A−Xの左の画素のための再構成された値。 B−Aの上の画素のための再構成された値。 Aが記憶される前にBが使用される限り、Bは
Aと同じ位置にあり得る。こうして、
HBUFFERは、あるラインのエンコーデイン
グ/デコーデイングの間に現在のラインの再構成
された値と置き換えられた履歴画素をもつことが
できる。 C−Xの上及びBの右の画素のための再構成さ
れた値。 D−Cの右の画素のための再構成された値。 Mn−モード・ビツト・パターンのためのテー
ブル7及び8を参照。実際の画素に対してlsbは
常に0である。次の3ビツトは符号に関連する。
上位4ビツトは大きさに関連する。“FF”は、イ
メージの右端をフラグするために使用される。
MAが記憶される前にMBが完全に使用されてい
る限り、その履歴ラインのモードを、エンコーデ
イング/デコーデイング処理の間に現在のライン
のためのモードに置き換えることができる。 MA−Aのモード(符号なしのバイト)。 MB−Bのモード(符号なしのバイト)。 MC−Cのモード(符号なしのバイト)。 MD−Dのモード(符号なしのバイト)。 M−MA、MB、MC及びMDをOR演算した値
(符号なしのバイト)。 HP−履歴ポインタ。X、A、B、C、D、
M、A、MB、MC及びMDはすべてHPからの固
定オフセツトである。HPに1を加えるとこれら
の値は右に1つの位置だけシフトする。 SD−統計ポインタ。SPを4だけ増加すると、
SPは次の統計セツトを指定する。 SPSV−SPを復元できるようにSPをセーブ。 TP−THRESHV、Qn、BSTREAM、Mn+、
及びMn−データ・セツトを含むテーブル7また
はテーブル8にアドレスするテーブル・ポイン
タ。TPを12だけ増加すると次のデータ・セツト
に移行する。 THRESHADDR−TPをテーブル7または8
のアドレスに初期化するSPに基づくポインタ。 THRESHV−テーブル7または8からの判断
レベル。 Mn−テーブル7または8からのモード。これ
は、コード化された差の符号に応じてMn+また
はMn−のどちらかである。 Qn−テーブル7または8からの量子化大きさ
値。 BSTREAM−テーブル7または8からのQnの
ための2値判断として使用すべきビツト・パター
ン。 BITS−BSTREAMのエンコーデイングの間
に一時変数として使用される。 PEL1−最初のライン上の一番左の画素のため
のもとの画素値。この値は、デコーダ中で使用す
ることができるようにヘツダの一部として伝送さ
れる。履歴ラインはこの値に予め初期化される。 PRED2−9ビツト精度予測値。画素ループ毎
のエンコーデイングまたはデコーデイングの開始
時点で、PRED2は9ビツト精度の再構成値を含
む。 DIFF2−もとの画素値の2倍と予測値(9ビツ
ト精度)PRED2の間の差。 DIFFM−DIFF2の大きさ。 SLOPE−C及びBの間の差。この値は、なめ
らかな領域において9ビツト精度予測子を形成す
るためにPRED2に加えられる。 L1−第1のグレイスケール・エンコーデイン
グ・スキームのライン毎の画素の数。それ以上の
データがないときL1はゼロである。 L2−第2のグレイスケール・エンコーデイン
グ・スキームのライン毎の画素の数。それ以上の
データがないときL2はゼロである。 フローチヤートにおけるボールド(太線強調)
文字は、他の箇所で示されているより詳細なフロ
ーチヤートをシンボル化したものである。エンコ
ーダ200とデコーダ210についての同一の処
理は多くの場合ボールド文字で与えられ、その共
通性を強調するため(簡単な計算でしかない場合
すらも)別個の図で説明する。すべての掛算
(*)及び割算(/)は2のべき乗により、すな
わち適当な左シフトまたは右シフトにより実施す
ることができる。 第6図は、走査される出力が非インターレー
ス・デイスプレイである場合に使用することがで
きるグレイスケール・エンコーダGSEMAIN−
Nのフローチヤートである。INITGSE(第7図)
で初期化処理が行なわれた後、1ラインの画素が
入力バツフアに読み込まれる。圧縮すべき別のラ
インが存在する限り、各ラインの開始時点でエン
コーダはCODELINE0に0をエンコードする。こ
れは、0がより確からしいと仮定する固定確率
(非適応性)を用いて0を算術コーデイングする
ことによつてなされる。グレイスケールで圧縮さ
れたデータの1ラインの圧縮はGSE1(第8図)
でなされる。それ以上のデータがないとき、エン
コーダは、CODELINE0と同じ固定確率を用いて
CODELINE1に1をエンコードする。これにより
デコーダが、停止の時期を一意的に知ることが可
能となる。FLUSHは最終の圧縮されたデータ・
ビツトを伝送する。Qコーダについて記述する前
記米国特許出願の第33〜39図には、Qコー
ダ・システムのためのFLUSHの詳細な実施例が
与えられている。もし適応性算術コーデイングの
代わりに、ビツトが連結されるなら、FLUSHは
最終のバイトを完了するために十分な0を追加す
るだけである。 第7図は、グレイスケール・エンコーダ初期化
処理、INITGSEを示す。これは、適応性算術コ
ーダと、INITENC中の統計記憶領域の初期化か
ら始まる。INITENCの例は、前述のQコーダに
関する米国特許出願の第14図(及び第15図)
に与えられている。HBUFFER中の履歴ライン
には左上画素の値、PEL1が入れられる。この履
歴ラインは定値をもつので、最初のライン画素の
予測の間にゼロ勾配が生成されることになる。こ
のモードを含むバツフアはクリアされる。また、
右端を超えるバイトがクリアされ、右端をフラグ
するために第2のバイトが不法モード“FF”に
セツトされる。さらにしきい値アドレスがセツト
アツプされなくてはならない。 第1のフイールド・エンコーデイング・スキー
ムを用いるラインのためのグレイスケール・エン
コーダがGSE1(第8図)に示されている。
SETUPGS1(第9図)における初期化の後、画素
毎のループが、モードMC及びMDのORを含むM
で開始される。というのは、左端ではMA及び
MBがゼロに定義されているからである。一般的
には、MはMA、MB、MC及びMDの論理ORと
定義される。そのループの開始時点で、Mについ
てその非符号関連ビツト(バイト中の上位4ビツ
ト)がすべて0かどうか調べるための判断がなさ
れる。Mは非符号バイトであつて、第8図におけ
るそれに関するすべての判断は算術的比較ではな
く論理的比較である。 もしMの上位4ビツトが0(状態0)なら、Qn
=0という特殊なコーデイングが試みられる。
尚、画素毎のループの各反復の開始時点で
PRED2が9ビツト精度の以前の画素を含んでい
ることに注意されたい。CALCPRDS(第10図)
は、PRED2に勾配項を加えることによつて予測
子を計算する。DIFF2は、入力画素Xの値を2倍
し、それからPRED2を引くことによつて得られ
る。もしDIFF2の絶対値が定数THROよりも大
きくないなら、CODEYN1(前記Qコーダに関連
する米国特許出願の第19図)で1というYN値
がコード化される。NEXTPIXEL0(第11図)
がQn=0というコーデイングの処理を完了する。
エンコーデイング処理は、画素エンコーデイング
を継続するためにループを戻る。この経路によつ
て統計ポインタSPは乱されない。 もし画素差分がTHROよりも大きいなら、
CODEYNO(前記Qコーダに関する米国特許出願
の第21図)が、デコーダにQn=0であること
を教えるために0をエンコードする。最初の画素
の量子化された差分符号及び大きさは
CODESIGNMAG(第12図)中でエンコードさ
れる。NEXTPIXEL(第13図)は次の画素を処
理する準備をする。このとき、統計ポインタSP
はSTATSの開始地点にリセツトされなくてはな
らない。 隣接モードのどれかが状態1,2,3または4
のどれかであるなら(そのことはセツトされつつ
あるMの上位4ビツトのいくつかによつて表示さ
れる)、CALCPREDA(第14図)は、何の勾配
項も追加することなく予測子のためにPRED2(精
度の余分のビツトをもつ前の画素)のみを使用す
る。こうして適応性予測が達成される。次に、X
の2倍とPRED2の差分としてDIFF2が計算され
る。統計ポインタは、M‘OE'経路で使用され
る統計上をスキツプするために増分される。 次に現在の状態を識別するためにMが‘1E'、
‘3E'、‘7E'及び‘FE'と順次比較される。SP
は、より高い状態に達する場合毎に28バイトだけ
増分される。その線の最後の地点を超える最初の
バイトのためのモードは‘FF'という不法値であ
り、従つてそれにより状態もやはり不法値‘FF'
となされる。この状態はGSE1からの脱出をひき
起こす。一たんMが次のより高い状態のための判
断に失敗すると、状態0でQn=0を処理するた
めに、処理は、失敗のために既に説明したのと同
一の経路をたどる。 第9図(SETUPGS1)は、ライン毎の初期化
処理の詳細を示す。ここでは、統計ポインタSP
が、統計記憶領域であるSTATSのアドレスに初
期化される。履歴ポインタHPは入力バツフア
BUFFIの開始地点を指定する。PRED2は、前の
ラインの左端画素Cの2倍に初期化される。C
は、第1の画素のためにゼロ勾配が自動的に生成
されるようにBに複写される。C及びDのための
モードは、開始M値を作成するためにOR演算さ
れる。 第10図は、勾配項を用いての予測子の計算を
示す。この勾配は、BとCの間の差分として計算
される。次に古いBを、PRED2の半分である新
しいAと置換することができる。次に勾配が
PRED2に加えられる。その結果は、0から510に
亘る値に限定される。 第11図中のNEXTPIXEL0は、状態0でQn
=0がコード化された後の次の画素のための準備
を与える。履歴に対するポインタは上方へ1位置
移動される。そして、MAがゼロなので新しいM
がMDから直接セツトされる。また、MB及び
MCがモード0であることも分かつているので、
MBまたはMCからのいかなる寄与も無視し得る。
この特徴はフローチヤート中に具現されている。 第12図は、差分の符号及び量子化された大き
さをエンコードするCODESIGNMAGのための
詳細なフローチヤートである。これにおいて、
SPの値は、符号コーデイングのための条件づけ
状態の計算(SETSIGNSP(第15図))の前に
SPSV中にセーブされる。DIFF2の値は、大きさ
コーデイングに使用するためにDIFFM中にコピ
ーされる。もしその差が負でないなら、
CODEYN1においてYNの1がエンコードされ
る。また、統計ポインタは、セーブされた値であ
るSPSVにリセツトされる。量子化された大きさ
はFINDQN(第16図)中で見出され、それは
CODEMAG(第17図)中でコード化される。こ
の正の場合の経路のための再構成された画素の計
算はRECONSTRUCTPIXELP(第18図)中で
なされる。負の差の場合の経路は、0がエンコー
ドされ量子化された値を見出す前に正の差を得る
べくDIFFMが反転されなくてはならないことを
除いてはそれと同様である。CODEMAG内での
エンコーデイングの後、この負の差の経路のため
にRECONSTRUCTPIXELN中で画素が再構成
される。 NEXTPIXEL(第13図)中で履歴ポインタが
1位置上方に移動され、以て最も新しくエンコー
ドされた画素を画素Aとして再定義する。履歴モ
ードMB、MC及びMDは互いにORされてMにセ
ーブされる。次に、テーブル7または8からの新
しいモードMNをMAに記憶し、やはりORして
Mに入れることができる。 CALCPREDA(第14図)の処理は、PRED2
の値の半分をAに記憶すること以外要しない。
PRED2は既に0から510の間の値にクランプされ
ているので、この経路上ではアンダーフローまた
はオーバーフローについてのチエツクは不要であ
る。 SETSIGNSP(第15図)は、M及びMAから
3つの符号ビツトのみをそれぞれ選択するマスク
’OE'Xを示す。これらの3ビツトは、符号のた
めの統計領域であるSIGNSTATのアドレスで始
まる64個の状態から1つを選択するために使用さ
れる。尚、この統計は4バイト量であるので下位
2ビツトがゼロであることに注意されたい。 FINDQN(第16図)は、適正な量子化の大き
さを決定するためのエンコーダ・ループを示す。
SPによつて指示される28バイト統計セルのうち
の最後の4バイト中に見出される
THRESHADDRが、テーブル・ポインタTPを
初期化するために使用される。各状態のための適
切なテーブル(テーブル7または8)のアドレス
がINITGSEにセツトアツプされている。このよ
うにして、適応性量子化が実施される。もしTP
に基づくTHRESHVがDIFFMよりも小さいかそ
れに等しいなら、テーブル・ポインタがテーブ
ル・エントリの次のセツトに移動される。そうで
ないなら、最終のTPアドレスに基づき
BSTREAM中でBITSにビツト・ストリームが
ロードされる。 CODEMAG(第17図)は、2値判断トリーに
よつて大きさをエンコードする。BITSは、スキ
ツプすべき各量子化レベルのための先行する複数
のゼロを含む。もしBITSに1つよりも多いビツ
ト1が存在しているなら、CODEBITSLEFT(第
20図)においていくつかの余分なビツトがコー
ド化されなくてはならない。CODEYN0は各先
行ゼロ毎に0をエンコードし、統計ポインタが次
の位置に移動され、BITが1だけ左へシフトされ
る。そして、もしBITSの最高位ビツトが1な
ら、先行ゼロの末端が見出されたということにな
る。1ビツトをシフトアウトした後、コード化す
べきビツトがさらに残つているかどうかを調べる
ため残りのビツトが判断される。もしBITSがゼ
ロでないなら、CODEBITSLEFT(第20図)
が、共通の統計領域を用いて残りのビツトをエン
コードする。そして、1をコード化することによ
つてCODEYN1は処理を終了させる。 RECONSTRUCTPIXELP(第18図)では、
テーブル7(または8)からのQn値がPRED2に
加えられる。このときPRED2に正の値が加えら
れるので、PRED2が、許容される最大値である
510を超えるかどうかを調べるためのチエツクが
なされる。そしてもしそうなら、PRED2が510に
リセツトされる。 RECONSTRUCTPIXELN(第19図)は、画
素を負のQで再構成するためにPRED2から正の
Qnを引く。もしその新しいPRED2が負なら、
PRED2は、PRED2に許容される最小値であるゼ
ロにリセツトされる。テーブル・ポインタは、
MNの負のバージヨンが後でMAにセーブされる
ように1位置移動される。 次の1までの残りのゼロはCODEBITSLEFT
(第20図)中でエンコードされる。統計ポイン
タはSTATBIT領域にセツトされる。これは、
6つ以上の判断が必要とされるときすべての状態
の統計を集めるための領域である。各先行ゼロ毎
にゼロを送るコーデイング処理はCODEMAG(第
17図)と同様である。そして一たん1が見出さ
れるとすべてのゼロがエンコードされたことにな
る。 第21図は、出力が非インターレース・デイス
プレイである場合に使用することができるグレイ
スケール・デコーダGSDMAIN−Nのフローチ
ヤートである。INITGSD(第22図)で初期化
処理が行なわれた後、DECODELINE(図示しな
い)中で最初の判断がデコードされる。もしYN
が0なら、別のラインをデコードする必要があ
る。ライン毎デコータGSD1(第23図)は、記
憶またはデイスプレイに書かれる準備が出来てい
るラインをデコードする。もしDECODELINEが
YNの1を検出するなら、イメージが完全にデコ
ードされたことになる。 第22図は、グレイスケール・デコーダ初期化
処理、INITGSDを示す。これは、適応性算術コ
ーダまたは統計記憶領域のための初期化が
INITDEC中でデコーダのためになされることを
除けばINITGSEに類似する。INITDECの例は、
前記Qコーダに関連する米国特許出願の第40図
に与えられている。 第1のフイールド圧縮スキームを使用する、ラ
インのためのグレイスケール・デコーダがGSD1
(第23図)に示されている。SETUPGS1(第9
図)での初期化の後、もし非符号関連ビツト(バ
イト中の上位4ビツト)がすべて0であるかどう
かを調べるためのMの値の判断で画素毎のループ
が始まる。Mは非符号バイトであつて、従つて第
23図におけるその判断は算術的比較でなく論理
的比較である。もしMの上位4ビツトがゼロな
ら、Qn=0という特殊なコーデイングが試行さ
れる。CALCPREDS(第10図)が勾配項と前の
画素とを用いてその画素のための予測値
(PRED2)を計算する。次にDECODE(前記Qコ
ーダに関連する米国特許出願の第22図)が、
Qn=0がデコードされた(YN=0)かどうか
を判断する。NEXTPIXEL0(第11図)が、Qn
=0でデコードされた画素に続く処理を完了す
る。このデコーデイング処理は、画素エンコーデ
イングを継続するためにループを戻る。尚、統計
ポインタSPはこの経路によつて乱されない。 もしQn=0(YN=0)なら、
DECODESIGNMAG(第24図)において最初
の画素の量子化された差の符号及び大きさがデコ
ードされる。そしてNEXTPIXEL(第13図)が
次の画素を処理する準備をする。このとき、統計
ポインタSPが動かされているので、SPは
STATSの開始地点にリセツトされなくてはなら
ない。 他方もしMが‘OE'よりも大きいなら、現在の
状態を識別するためにMは‘1E'、‘3E'、‘7E'
及び‘FE'と順次比較される。また、より上の状
態に到達するため毎に、SPが28バイトずつ増分
される。このとき、ラインの最後を超える最初の
バイトのためのモードが‘FF'という不法値であ
るので、不法状態を強いることによつてGSD1か
らの戻りをひき起こす。Mが一たん次の高位状態
についての判断で失敗すると、Qn=0を処理す
るために、処理は既に説明したのと同一の失敗用
の経路をたどる。 第24図は、差分の符号と量子化された大きさ
をデコードするDECODESIGNMAGのための詳
細なフローチヤートである。SPの値は、符号コ
ーデイングのための条件づけ状態の計算、すなわ
ちSETSIGNSP(第15図)の前にSPSV中にセ
ーブされる。DECODEは次のYN値を決定する。
もしYNがゼロでないなら、正のQnがエンコー
ドされたということである。統計ポインタSPは
セーブされた値である、SPSVにリセツトされ
る。量子化された大きさはDECODEMAG(第2
5図)でデコードされる。この正の経路のための
再構成された画素の計算は
RECONSTRUCTPIXELP(第18図)で実行さ
れる。もし符号が0としてデコードされたなら、
それは負であつたということである。SPは
SPSVからリセツトされる。DECODEMAGでデ
コードされた後、この負の差分の経路に応じて画
素がRECONSTRUCTRIXELN中で再構成され
る。 DECODEMAG(第25図)は大きさをデコー
ドする。テーブル・ポインタが(SPに基づく)
THRESHADDRからセツト・アツプされる。ゼ
ロである各YN判断に対して、SPが次の統計領域
に移動され、TPがテーブル・エントリの次のセ
ツトへ増分される。6個のゼロがデコードされた
後に、統計ポインタSPを共通統計領域へ移動す
る必要があり、そうしてDECODEBITSLEFT
(第26図)中でデコーデイングが継続される。
その限界を識別するためにSLが前以つて計算さ
れ、各ゼロの後にSPに比較される。 次の1までの残りのビツトが
DECODEBITSLEFT(第26図)中でデコード
される。統計ポインタSPはSTATBIT領域にセ
ツトされる。そして、各々のゼロがデコードされ
る毎に、SPとTPが増分される。 インターレースされた映像を使用するデイスプ
レイのために、第28図及び第29図に第2のグ
レイスケール・エンコーダGSEMAIN−I及び
デコーダGSDMAIN−Iシステムが図示されて
いる。このとき、2つのコーデイング・スキーム
がインターリーブされている。それらは交替的な
イメージ・ライン上、すなわち第1及び第2のフ
イールド上で動作する。第1のフイールド・ライ
ンのために使用することのできるアルゴリズムは
上述のフローチヤートに詳細されている。このと
きもし望むなら適応性算術コーデイングを採用す
ることができる。第2のフイールドは、それと同
一または異なるアルゴリズムのどれを用いて圧縮
してもよい。 第27図及び第28図に示すように、ライン毎
に2つの技術を交番させることができる。(第2
のフイールドのアルゴリズムのための初期化を含
むように拡張されることになる)INITGSE中の
初期化の後、ラインが入力バツフア中に読み込ま
れる。L1は、成功裡に読み込まれたバイトの数
をセーブする。L1(またはL2)がゼロのとき、そ
れ以上の入力データは存在しない。さて、第1の
ラインがエンコードされ、次に再構成された出力
が、GSE2のための履歴バツフア中にコピーされ
る。一対のラインを第1及び第2のフイールド入
力バツフアに読み込むことができる限りは、残り
の第1フイールド・ラインがエンコードされ、そ
のあと直ぐにGSE2における先行する第2フイー
ルド・ラインのエンコーデイングが続く。そして
最早第1フイールド・ラインが存在しなくなる
と、第1フイールドのアルゴリズムを用いて最後
の第2フイールド・ラインがエンコードされる。
あるいは、最後の第2フイールド・ラインをスキ
ツプすることもできる。 デコーダGSDMAIN−Iは第1のラインをデ
コードし、次に第3のラインをデコードした後第
2のラインをデコードする。ラインの対は、
DECODELINEが、それ以上のラインの対をデコ
ードすべきでないことを検出するまでデコードさ
れる。最後のラインは第1フイールドのアルゴリ
ズムを用いてデコードすることができる。 本発明のシステムは、ハードウエアまたはソフ
トウエアで簡単且つ効率的に実施できるように設
計されたものである。例えば、IBM PC−ATパ
ーソナル・コンピユータ中で512×480×8のグレ
イレベル・イメージの第1のフイールドを圧縮す
るのに費した典型的なCPU時間は9秒であつた。
このシステムの効率と簡易性は、その大部分が本
発明の特徴に起因するものである。実験によれ
ば、この適応性予測及び適応性量子化方法に関連
して改善がはかられたことが分かつた。 尚、本発明は好適な実施例に関連して説明され
たが、本発明の範囲から逸脱することなくさまざ
まな変更がなしうることがこの分野の当業者によ
り理解されよう。例えば、適応性算術コーダ及び
デコーダは、Yes/No判断のビツト連結で置き
換えることができる。そうして、圧縮されたデー
タ・ストリームのビツト毎の検査がYNシーケン
スを回復する。さらに、本発明は、再マツピング
のために特定のビツト表現を開示しているけれど
も、その表現は本発明に従い変更することができ
る。例を掲げると、再マツプされたビツトは反転
することができ(例えば、弱いマイナス符号のた
めの“001”を“110”であらわしてもよい)、そ
れに従つて必要となる実施の変更は当業者の通常
の技術の範囲内にある。また、再マツプされる2
進値も異なるように定義することができる。例え
ば、最下位量子化レベルに対応する0000と、最高
位量子化レベルに対応する1111の代わりに、最下
位が1111に対応し、下から2番目のレベルが0111
に対応し、……最高位レベルが0000に対応するよ
うに表現を反転することができる。さらに、もし
望むなら、ビツトの数を、4ビツトを超えるよう
にしてもよい。再マツプ値の他の2進表現も簡単
な論理の変更で容易に置き換えることができ、そ
のこともまた、当業者の通常の技術の範囲内でな
し得る。 F 発明の効果 以上のように、この発明によれば、DPCMコ
ーデイング技術とエントロピー・コーデイング技
術を結合して高い比率のデータ圧縮を達成する新
規な技術が提供される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、対象画素に関連する情報のDPCM
コーデイングに使用される対象画素とその隣接画
素の位置関係を示す図、第2図は、本発明に基づ
くイメージ・データ圧縮エンコーダの概要ブロツ
ク図、第3図は、本発明に基づくイメージ・デー
タ・デコーダの概要ブロツク図、第4図は、本発
明のグレイスケール・エンコーデイング及びデコ
ーデイング・システムに適応性算術エンコーデイ
ング及びデコーデイングが採用されてなるブロツ
ク図、第5図は、2値判断トリーの図、第6図な
いし第28図は、本発明の実施例の動作を示すフ
ローチヤートである。 104a〜104c……量子化器、126a〜
126c……予測器、108……エントロピー・
デコーダ、116……履歴モード遅延要素、10
6……第1のセレクタ、124……第2のセレク
タ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 量子化されるべき差分信号値を与えるために
    入力信号値Xから予測値Pが引算される差分パル
    ス・コード変調データ圧縮装置であつて、 (a) 差分値入力を量子化するための選択可能な複
    数の量子化器と、 (b) 選択可能な複数の予測子計算手段と、 (c) 上記複数の量子化器のうちの選択された量子
    化器の量子化レベル出力をあらわす値と、現在
    の差分値の、それ以前の差分値に対する関係を
    あらわす状態値を入力してそれらに応答し、コ
    ード出力を生成するためのエントロピー・エン
    コーデイング手段と、 (d) 上記量子化された差分値の履歴に基づき、上
    記状態値を示す出力を発生するための活動度表
    示手段と、 (e) 上記活動度表示手段からの出力を入力として
    受け取つて、上記状態値を示す出力に基づき上
    記複数の量子化器のうちの1つの量子化器を選
    択するための第1の選択手段と、 (g) 上記活動度表示手段からの出力を入力として
    受け取つて、上記状態値を示す出力に基づき上
    記複数の予測子計算手段のうちの1つの予測子
    計算手段の出力を予測値Pとして選択するため
    の第2の選択手段とを具備する、 データ圧縮装置。
JP62292269A 1986-12-22 1987-11-20 データ圧縮装置 Granted JPS63167526A (ja)

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US946542 1986-12-22
US06/946,542 US4725885A (en) 1986-12-22 1986-12-22 Adaptive graylevel image compression system

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Publication Number Publication Date
JPS63167526A JPS63167526A (ja) 1988-07-11
JPH0258814B2 true JPH0258814B2 (ja) 1990-12-10

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