JPH025815Y2 - - Google Patents

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JPH025815Y2
JPH025815Y2 JP19245782U JP19245782U JPH025815Y2 JP H025815 Y2 JPH025815 Y2 JP H025815Y2 JP 19245782 U JP19245782 U JP 19245782U JP 19245782 U JP19245782 U JP 19245782U JP H025815 Y2 JPH025815 Y2 JP H025815Y2
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ball
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、バツクネツトや防球フエンスと相ま
つて場外に飛び出すハールボールを極めて有効に
阻止するハールボール補球装置に関するものであ
る。
今日、野球は我国の国技ともいえるほど隆盛を
極め、全国津々浦々に到るまで多くの学校や職場
において広く行われている。ただ、野球はその性
質上極めて広い場所を必要とするため、専用グラ
ンドを有する特定の学校や企業を除きいずれも場
所の確保に頭を悩ましている。
特に、都会地の中学や高校などにあつては、敷
地が狭いうえに他のクラブ活動との兼ね合いもあ
り、通常第1図に例示する如く運動場を兼ねた校
庭Gのコーナーぎりぎりにホームベース1を配設
した構造をとつているものが多い。ところがこの
場合、打球が主として飛ぶフエアゾーン側の校舎
BやテニスコートT等はホームベース1から比較
的遠く離れており、簡単な防球フエンスF…等が
あればまず安全であるが、問題は、打球がハール
ボールとなつたときである。即ち図示の高校の場
合、塀Wに沿つてライト側Rにはバツクネツト5
の近傍から75mの位置までは高さ13mで他は6m
の防球フエンス2が、レフト側Lにはライト側と
同様にバツクネツト5の近傍から72mの位置まで
は高さ13mで他は4mの防球フエンス3がそれぞ
れ設けられ、且つ高さ8.5mのバツクネツト5の
上面に補助ネツト6が張設されているにもかかわ
らず、敷地外の道路Rや民家・工場Hなど、図中
◎印の箇所等に1試合中10数個もハールボールが
打ち込まれる。(尚図中、円弧はホームベース1
からの距離、符号4はピツチヤープレートを示
す。)従つて、この近辺の民家や工場の人々は
度々窓ガラスや器具・自動車等を破損され、試合
や練習中はいつ落下するかわからぬボールに戦々
競々であるし、選手達はのびのびと打撃ができ
ず、双方とも精神衛生上極めて悪い状態が続いて
いた。
ところで、かかる校庭外へのハールボールの飛
び出しを防止するには、打者と捕手を鳥篭と言わ
れるネツトの囲いの中にいれるか、ゴルフ練習場
の如く塀に沿つて高いネツトを張るなどが考えら
れるが、前者は試合には用いられず、後者はコス
トの点で実現困難である。
そこで本考案者は、かかる事態を解消すべくハ
ールボール及び打球一般について種々解析を行つ
た結果、前記補助ネツト6の前方に、補助ネツト
6の前方のうちダイヤモンド7部分を除いてライ
ト側Rのハールゾーン8部分およびレフト側Lの
ハールゾーン9部分の上方を覆う防球ネツト10
を張設すれば、校庭外に飛び出すハールボールを
有効に阻止しうることを見いだして本考案を完成
させたものである。
即ち、第1図の状態においては、打球は第2図
の如く種々の角度をもつて打ち上げられるが、点
線角度のものはその向き及び球速によつては校庭
外へ飛び出す可能性を持つている。また、打球は
略放物線を描いて飛び、その第1着地点までの距
離(飛距離)及び最高到達点は、打ち上げ角度θ
と初速度V0によつて定まり、初速度は本考案者
が求めたところ〔普通の高校選手が公認球(硬
球)と金属バツトを用いた場合〕、凡そ15〜35
(m/s)であつた。しかして、この条件下で打
球の軌跡を求めると第3図、第4図の如くなる。
尚、第3図は打ち上げ角度θが30゜と60゜の場合に
ついて、それぞれ初速度V0が15m/秒、20m/
秒、30m/秒および35m/秒について、Y軸を打
ち上げ高さmを、X軸は第1着地点までの距離
(飛距離)mとして、打球の飛距離と最高到達展
との関係を示している。尚、第3図にθ=45゜、
V0=31.1m/秒、飛距離100mを参考までに仮想
線で示した。第4図は、普通の高校選手において
一応の限界と見られるところの100mの飛距離と
なるための打ち上げ角度θが10゜,20゜,30゜,45゜,
60゜,70゜に関し打ち上げ高さmをY軸方向、飛距
離mをX軸方向で例示している。そして、これら
の角度においてはいずれもバツクネツト5及び補
助ネツト6は役に立たず、防球フエンス2,3で
止められないものも多い。
そこで本考案者は第3図、第4図に点線で示す
ように補助ネツト6の前方に、更にハールゾーン
8,9の一部分上方を覆う防球ネツト10を張設
することを考えた。
なお、この防球ネツト10の前端部より垂下げ
ネツト11を連設すると、打ち上げ角度θの大き
いものは防球ネツト10、小さいものは垂下げネ
ツト11、更に小さいものは防球フエンス2,
3、によつてさえぎられ、校庭G外への打球の飛
出しを略ぼ完全に抑えることができる。しかし、
前記防球ネツト10と垂下げネツト11を組合せ
たものは、後者の垂下げが少ないと防止効果が落
ち、垂れすぎるとプレーの邪魔になりまた選手に
心理的圧迫を加えることになる。この問題を解決
するためには、垂下げネツト11を省略するかご
く僅かの垂下げとし、第2図、第3図の打球軌跡
に基づき防球ネツト10を大きくするとか、低く
する前傾させるなど張り方に工夫をこらすとか、
防球フエンス2,3を高く又は各ラインに近づけ
るとか、更にはこれらを組合せて、できるだけ低
コストでしかも敷地外へ飛び出すハールボールを
有効に阻止する防球ネツト10を組立てればよ
い。従つて、上述の垂下げネツト11を省いても
本考案の目的を達成できる。
その場合実際上の基準になるのが、何mの高さ
のフエンス2,3が技術的乃至コスト的に張設可
能か、及び各ラインからフエンス2,3までの距
離がいくらとれるか(近い方がフエンス2,3を
低く出来るがプレーしにく。又、敷地の問題もあ
る。)である。そして、前述の如く打球の最大初
速度が35m/s程度、ボールのバツトへの当たり
方から30゜程度が最も大きな初速度が得られるこ
とも考慮する。
第6図はその1例を示すもので、これは両ハー
ルゾーン8,9上空9mの高さに夫々菱形の防球
ネツト10を張設すると同時に、各防球フエンス
2,3の一部をa図の如く13mにかさ上げしたも
のである。かくすると、第6図bの如くプレーの
邪魔にもならずうつとうしくもなく、且つ第6図
cに示すように、ホームベース1から防球フエン
ス3までの距離が、()30mの場合〔第6図a
のイ点まで〕は、すべて、()50mの場合〔第
6図aのロ点まで〕は、打ち上げ角度θが13゜乃
至31゜の間を除いてすべて、()100mの場合
〔第6図aのハ点まで〕は、打ち上げ角度θが1,
5゜(フエンスが13mの場合7゜)〜35゜間を除いて全
てのハールボールが阻止される。しかも、この除
外された危険角度で防球フエンス3を越えるため
には相当の打撃力が必要で、通常ではこれらの防
球ネツト10と防球フエンス3を越えることはな
い。
尚、防球ネツト10を第6図a点クロス線で示
す部分だけ拡張し、ホームベース1から半径20m
程度の範囲(この寸法はホームベース1とピツチ
ヤープレート4までの距離18.4mより幾分長い)
をカバーするようにすると、上記除外される危険
角度は、夫々ロの場合13゜〜23゜、ハの場合1.5゜(7゜

〜25゜となり、更に完全な飛び出し防止が行われ
る。また、防球ネツト10を前傾させると、この
危険角度の上限がさらに小さくなる。その程度
は、例えばロにおいて前縁を2m下げれば(鎖線
の状態)、8゜低くなる。尚、前記各例において、
防球ネツト10はフエアボールが引掛からぬよう
ハールゾーン8,9部分のみを覆うようにしてあ
るが、安全をみこして敷地の形状等に応じて数度
程度ハールゾーン部分も除くようにしてもよい。
ところで、前記各例は敷地内のハールゾーン
8,9の幅が夫々7mと4m程度の場合であり、
この幅やバツクネツト5の大きさ、高さ等の条件
により、防球ネツト10の大きさ、張設位置、防
球フエンス2,3の高さなどが種々選定される。
次に、この防球ネツト10の張り方の1例を第
7図、第8図に示す。この場合防球ネツト10は
第6図aと同様2個の菱形のものからなり、夫々
の周囲及び横方向中央部分を支持ワイヤ13…で
補強している。そして、この支持ワイヤ13を各
支柱12或いはバツクネツト5と支柱12間に張
設固定してもよいが、本例では各々の防球ネツト
側方3個所に昇降用ワイヤロープ14…を固定
し、この昇降用ワイヤロープ14を、中央の支柱
12下部に固設した昇降用ウインチ15によつて
捲き取り捲き戻しして防球ネツト10を昇降させ
るようにしてある。尚、図中符号16は滑車、1
7は支柱間の連結線、18は支柱支線である。こ
の支線18は支柱12に基礎のしつかりした鉄柱
などを用いると省略でき、立設箇所の自由度が大
きくなり且つ支線がないため衝突の危険性が減少
する。
また、防球ネツト10本体は合成繊維製のもの
で、目の大きさ37.5mm程度のものが好適に用いら
れる。
更に、この支持ワイヤ13を、第9図の如く防
球ネツト10の周囲を補強する補助ワイヤ13a
と、2つの防球ネツト10,10を連結する連結
ワイヤ13bに分け、この連結ワイヤ13b並び
に昇降用ワイヤロープ14と防球ネツト10をリ
ング19とフツク20などで切り離し可能に連結
するようにしてもよい。かくすると、大雨や台風
時、長期不使用時或いは修理時等に取り外して収
納出来て便利である。また、昇降用ウインチ15
も各支柱毎に設け、夫々を操作して防球ネツトを
前傾さすなどすることもできる。
また、前記各例では補助ネツト6と防球ネツト
10を別体に設けているが、これを一体化してホ
ームベース上をも広く覆うようにしてもよい。
本考案は以上説明したように、バツクネツト上
方を含めてその前方の両ハールゾーン部分上方を
覆う防球ネツトを張設したものである。従つて、
打ち上げ角度が大きくて遠方へ飛ぶ可能性の大き
いハールボールを有効に阻止でき、比較的低い防
球フエンスとの組合せで敷地外に飛び出すハール
ボールを略完全にそし出来るものである。また、
従来のバツクネツトを有効に利用するので、背の
高い防球フエンスを長区間設ける場合に比較して
コストも大幅に安く出来る。更にプレーの邪魔に
ならず冬期や強風時には外しておくことが出来る
など極めて実用性の高いものである。
なお、本考案の実施にあたり、防球ネツト10
は、ダイヤモンド7部分を除き左右の両フアール
ゾーン8,9に設けているので、ダイヤモンド7
部分での飛球(即ち、フエアフライ)は防球ネツ
ト10に当たることがなく、且つ、フエアライン
と間隔を置いて立設された支柱12により架設さ
れたワイヤ13で張設されているので、フエアラ
イン上に障害物が存在しない。よつて、本考案の
防球ネツト10を装備してもプレーには何ら支障
を生じることがない。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のグランドの状態を示す平面図、
第2図は同じく打球の軌跡を示す説明図、第3図
及び第4図は打球の打ち上げ角度及び初速度と飛
距離との関係を示すグラフ、第5図は本考案の1
例を示す平面図、第6図は他の実施例でaは平面
図bは斜視図cは飛球の阻止角度を示す説明図、
第7図及び第8図は防球ネツトの張り方の一例を
示すもので第7図は平面図第8図は側面図、第9
図は防球ネツトの張り方の他の例を示す部分斜視
図である。 1……ホームベース、2,3……フエンス、5
……バツクネツト、6……補助ネツト、8,9…
…ハールゾーン、10……防球ネツト、11……
垂下げネツト、12……支柱、13……支持ワイ
ヤ、14……昇降用ワイヤロープ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) バツクネツト5とホームベースで包囲される
    部分の上面に張設した補助ネツト6の前方に、
    ダイアモンド7部分を除いて両ハールゾーン
    8,9のダイアモンド7寄りの上方を覆う防球
    ネツト10を、ホームベースを基点としホーム
    ベースとピツチヤープレート間の距離程度の半
    径範囲内に、両ハールゾーン8,9にフエアラ
    インと間隔を置いて立設した複数の支柱12間
    または該支柱12とバツクネツト5間に架設し
    たワイヤ13によつて張設したことを特徴とす
    るハールボール補球装置。 (2) 両ハールゾーン8,9に立設する支柱12を
    グランド側縁の防球フエンス2,3の支柱12
    で兼用してなる実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のハールボール補球装置。 (3) 防球ネツト10は、ワイヤ13と共に昇降さ
    れるものである実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のハールボール補球装置。 (4) 防球ネツトと支柱ワイヤは一体化され、別途
    取りつけた複数の昇降用ワイヤによつて各支柱
    間に昇降自在に吊持されるものである実用新案
    登録請求の範囲第1項記載のハールボール補球
    装置。 (5) 防球ネツトはその周囲を補強ワイヤで補強さ
    れ、支持ワイヤ及び昇降用ワイヤを着脱自在に
    取りつけてなる実用新案登録請求の範囲第1項
    記載のハールボール補球装置。
JP19245782U 1982-12-20 1982-12-20 ハ−ルボ−ル捕球装置 Granted JPS5996066U (ja)

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JP19245782U JPS5996066U (ja) 1982-12-20 1982-12-20 ハ−ルボ−ル捕球装置

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JP19245782U JPS5996066U (ja) 1982-12-20 1982-12-20 ハ−ルボ−ル捕球装置

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Publication Number Publication Date
JPS5996066U JPS5996066U (ja) 1984-06-29
JPH025815Y2 true JPH025815Y2 (ja) 1990-02-13

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JP19245782U Granted JPS5996066U (ja) 1982-12-20 1982-12-20 ハ−ルボ−ル捕球装置

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JPS5996066U (ja) 1984-06-29

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