JPH02502819A - 燐の有機大環式化合物及び製造方法及び応用 - Google Patents

燐の有機大環式化合物及び製造方法及び応用

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JPH02502819A JP63502569A JP50256988A JPH02502819A JP H02502819 A JPH02502819 A JP H02502819A JP 63502569 A JP63502569 A JP 63502569A JP 50256988 A JP50256988 A JP 50256988A JP H02502819 A JPH02502819 A JP H02502819A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 燐の有機入環式化合物及び製造方法及び応用本発明は燐の新規な有機入環式化合 物(a+acrocycle)及びその製造方法に関する0本発明はこれらの大 環式化合物の若干のもの一特別な応用に関する。
有機入環式化合物が対称的又はそうでない幾何学的配列によるそれ自体に対して 再形成された炭化水素を含む連鎖であることを知っている。「大環式化合物」に よって連鎖の中に最少限14の原子を有する環式化合物(compose cy clique)を意味する。
これらの大環式化合物の興味はその生物学的特性(特に抗生物質的な)にあって 、特に陽イオンに対する複合特性に於て特に陽イオンを1つの媒質から他の媒質 に搬送するのを可能になすのである。
これらの大環式化合物の特別な種類は燐又はホスホリル(phos−phory le)又はチオホスホリル(thiophosphoryle)物質群の存在に よって強調される複合特性及び他の大環式化合物によって種々に複合可能に陽イ オンを複合するのを可能になす選択特性を有する燐の有機入環式化合物の中にあ る。この効果は立体特性(caracteristique 5terique )から来るもので、特に燐により、又はホスホリル又はチオホスホリル物質群に よって与えられる自由ダブレット(doublet 1ibre)から来るので ある。
就中、現在では極めて少ない燐火環式化合物しか製造することが出来ず、公知の 合成方法は特別な化合物に制限され、更にこの方法は実施が複雑微妙で甚だ高価 であった。
例えば環式エーテル(ether couronne)から導かれる燐火環式化 合物の合成方法が知られているが、この方法はポリアルコールを燐ハロゲン化合 物と反応させることより成っていて、この方法は次の刊行物に記載されている。
即ち−ラエヴスキー(Raevskii) ・O,A、、ソロトノヴ(Solo tnov) ・A、F、、シュテパネク(Shtepanek)  ・A、S、 、クドリ−1−(Kudrya) ・T、N、、Izv、 Akad、Nauk  5SSRSer、Khi+111984 、(4) p797−803、−ク ドリャ(Kudrya) ・T、N、、チャイコヴスカヤ(Chaikovsk a−ya)  ・A、A、、ロシュコヴ7 (Roshkova) ・Z、Z、 、ピンチュク・A。
Hl、0bshch、Khim 1982、(5) 、p 952−4又はp  1092−5、−ゴロヴアティイ(Golovatyi)  1.G、、コロル (Korol)  ・E。
No、Teor Eksp、Khio+1981.17 (6) p 849− 51、−キルサノフ(Kirsabov) ・A、V、、ザソリナ(Zasor ina) ・V、A。
、シュテバネク(Shtepanek)  ・A、S、、ビンチュク(Pibc huk)  ・A、M、、Dokl、Nauk 5SSR1981,259、p 1112−13、−シアムボリニ(Ciampolini) ・M、、ダツポル ト(Dapporto) ・Po、ナルディ(Nardi)  ・N、、ザノビ ニ(Zanobini) ・F、、J、Chem、 Soc、 Chew、 C om11.1980 、(4) p177−8、−ヤツィミルスキ−(Yats imirskii) ・K、B、、カバチンク(Ka−bachinck)   ・M、1.、シニャヴスカヤ(Sinyavskaya)  ・E+1−%’コ ントタンティノヴスカヤ0[onstantinovskaya)  ・M、A 、、メドウヴエド(Medved) −T、Ya、ポリカルボヴ(Polika rpov) ・Yu、M、ボドリン(Bodrin) ・G、V、 Zh、 N eorg、Khim 1980.25 (7) p 1788−92、 一カブラン(Kaplan) ・L、Jl、ウニイスマン(Weis+++an )  ・G、R。
、Gra+m、 DJ、 J、 Org、Chem、 1979.44 (13 ) p 2226−33、−ヤツィミルスキー(Yatsimirskii)  ・K、B、、ビドウジリャ(Bidzilya)  ・V、A、、ゴロヴコヴy  (Golovkova)  ・L、P、、シュテパネラ(Shtepanek )  ・A、S、、Dokl、 Akad、 Nauk 5SSR1979,2 44(5)  p 1142−5、 −二ュウカム(Newkome)  ・G’、R,、バーゲル(Hager)   ・D、C。
J、  Am、  Chew、  Soc、  197B 、 100  (1 7)p 5567−8、−クドゥリ−1−(Kudrya) ・T、N、、シュ テバネク(Shtepanek)  ・A、S、、キルサノヴ(Kirsano v) ・A、V、、Zb、 0bshch、Khim 197B、48  (4 )  p 927 。
この方法は必然的に多段階を含む出発化合物に対する大環式化合物の分離の最終 的な位相を伴い、甚だ複雑微妙で高価になり、甚だ低い全体効率しか与えないの である。
他の方法は金属ホスフィンによって第3アミンを環式化(cy−cliser) させて飽和大環式化合物を得ることより成っている。
「シャンポリm;(Ciaa+polini)、i9、ナルディ(Nardi)  、N、、ザノビニ(Zanovini)、Fo、シニ(Cini)R,、オリ オリ(Oriori)、P、L、、Inorg、 Chin、 Acta、 1 983.76 (1) Li2−L19J 、このような大環式化合物は複合化 (cowplexation)に応用した場合に反応性が更に少ない、これの製 造は達成するのが困難で準備が高価な出発化合物に依存するのである。
他の方法は添加及び除去の反応の繰返しによって燐の多種酸化天理式化合物(m acrocycle polyoxygene phosphore)の準備を 可能になすものである。「クリストル(Christol)、Ho、ゲスタウ( Gus tau)、)1.J、、ファルー(Fallouh) s F、、フロ ント(Hullot) 、P、、Tetrahedron Lett、 197 9、(28) p 2591−4 J 、この準備は甚だ長く、極めて複雑(最 少限7段階)で、その効率が制限されるのである。
他の方法はホスフィンのジピリジル−フェニルオキシド(di−pyridil −phenyloxyde)をアルコキシド(alcowide)と反応させて 唯1つの燐を有する非対称的な大環式化合物の製造を可能になすものである。「 ニュウカム(Newkoa+e) 、G、R,、ヘイガ−(Hager)、D、 R,、J、 Am、 Chew、 Soc、 1978.100 (17) p  5567−8 J、この出発燐化合物は得るのが極めて困難である。
これらの大環式化合物は総て研究の為に研究所で合成されて来たものであって、 極めて高価な費用及び極めて複雑な製造方法の為に実際に工業的製造の対象には ならなかったのである。
更に、これらの大環式化合物は、本発明者が明らかにしたように多数の応用面に 於て著しく興味のある複合化(co+*plexation)にて選択性を与え る誘因(+IIotif) N−N−P−N−Nを有していないkのである。
注目されることは、誘因N−N−P−N−Nを有する異種環式物質即ちペテロサ イクル(hetero−cycle) (即ち少なくとも14の原子、一般的に 6乃至8の原子を有する連鎖)を別のところから作ることも知っている。しかし ながら、これらの化合物は大環式化合物ではなく、その大きさは大環式化合物の 特別な特性、特に複合化の特性を示すのには甚だ小さい、これらのへテロサイク ルの成る製造方法は2つの反応Th質の間の通常の縮合反応によって行われ、一 方の反応物質の分子を他方の反応物質の分子上に固定するようになすものである 0例えば次の論文、「ジャーナル・オプ・ゼネラル・ケミストリー・オブll5 sR1第45巻、第6号、パート2.6月75 p 1362 Jはジケトン( dicetone)1−2の1つの分子及びホスホヒドラジド(phospho hydrazide)の1つの分子の間のこのような反応を記載している。化学 の分野でよく知られているこの型式の反応はへテロサイクルを導くものであって 、全く異なる化学の分野の部分をなす大環式化合物の製造の為の教訓を与えるも のではない。
本発明は、少なくとも2つの誘因N−N−P−N−Nを存する燐の有機入環式化 合物(即ち連鎖の中に少なくとも14の原子を有する)の新規な製造方法を提供 することを提案するものである。本発明は適当な値段で取引き出来る出発化合物 を利用して著しく容易に合成天理式化合物の分離を簡単に実施し得る方法を提供 することである。
他の目的は80%以上の高い収量(収量は出発反応物質の量に対する得られる大 環式化合物の量の比として定義される)を得ることである。
他の目的は甚だ多様化されているが常に少なくとも2つの誘因N−N−P−N− Nを有する種類の大環式化合物の合成を可能になして化合物の大なる選択を行い 得ることによって応用面に通するようにその特性を調整する可能性を得ることで ある。
他の目的は増大された複合化特性(propriete complexant e)(複合体の甚だ大なる数、形成された複合体の増大された安定性)又は新規 な特性を与えることの出来る燐火環式化合物を提供することである。
この為に、新規な燐の有機入環式化合物を製造する為の本発明による方法はホス ホヒドラジドの分子をジアルデヒド又はジケトンの分子と反応させ、その際にカ ルボニル基が一般式で少なくとも1つの炭素によって分離され、この場合X、R +及びR2は1つの水素原子又は炭化水素の1つの群又は連鎖であって、前記分 子が夫々の分子を分解する溶剤内で混合する為に作用させるようになされ、少な くとも4に等しい多数の対のシンソン(synthon)を含む大環式化合物を 沈澱させるようになすが、夫々のシンソンは他の分子に対応するシンソンを有す る連鎖内の後に続く分子に対応する。
溶剤内に上述の分子の2つの型式が存在することは予期しない情況で少な(とも 4つの分子の間の架橋反応を与えてこれらの型式の内の1つの型式の少なくとも 2つの分子及び他の型式の少なくとも2つの分子の組合せを生じさせ、存在する 2つの型式の分子の化学的性質が閉環内の少なくとも2つの誘因N−N−P−N −Nを生じさせるのである。当業者には驚くべきこの特別の現象はその変化を考 えるとジアルデヒド又はジケトンの分子の2つのカルボニル群の間の基Xの存在 により、又はホスホヒドラジドの分子の燐の群の存在によって誘起される立体的 (steri−que)及び電子的な秩序(ordre)と解釈される。
混合は攪拌を行う状態で環境温度にて行われるが、同様に媒体の僅かな冷却(0 °C程度の温度)によって沈澱を遅らせ、従って沈着を調整することが出来る。
形成される大環式化合物の自然的な沈澱が観察され、これが例えば濾過によって 容易に離隔され、再結晶と最後に乾燥することによって純化されることが出来る 。
このような冷却の為の1つの段階を行うことは著しく簡単で安価である。2つの 出発化合物は適当な価格で市場で直接入手出来、又は公知の方法によって製造す ることによって容易に得られ、特にホスファヒドラジドの製造の為の次の刊行物 「マジッラル(MAJORAL)J、P、 、フレマー(KRAE!IER)   レイモンド、ナヴェ7り(NAVECH) J、、マチスF1、テトラヘドロ ン(Tetrahedron)第32号、p2633以降、1976年」を参照 することが出来る。液体媒体内の専らの沈澱物である得られた大環式化合物の分 離はそれ自体簡単な作業で安価である。観察された収量は80乃至95%であっ た。
少なくとも2つの誘因N−N−P−N−Nを有する多数の大環式化合物が出発分 子内の可能な置換基の甚だ大なる種類にて本発明の方法により製造出来るのであ る。
望ましい実施態様によれば、次の出発分子を使用するのである。
一ジアルデヒド又はジケトンの分子: この場合Xは次のもの1間から選ばれている。即ちアリール、フリル、アルキル 、フェノキジル、ピリジルから選ばれている。又R8及びR2は次のものから選 ばれた1つの原子又は群で、即ち水素、アリールフリル、アルキル、フェノキジ ルから選ばれている。
一ホスホヒドラジドの分子: Rz P (Y)(NR4NHz )t 、この場合R3は水素又は炭化水素の 群又は連鎖、特に次のものから選ばれた1つの原子又群で、即ち水素、ハロゲン 、アリール、フルフリル、アミノ、ヒドラジノ(hydrazino)から選ば れたもので、又R4は1つの水素又は炭化水素の群又は連鎖で、特に1つの水素 又はアルキル群であって、Yは1つの酸素、硫黄、セレン原子、自由ダブレット (doublet 1ibre) 、窒化金属又は群である。
良好な収量を得る為に、混合は化学量論的な比率で行われる本発明は新規な製品 である限りに於て上述の方法によって製造可能の新規な燐の有機天理式化合物に 拡張壺れるが、これの分子構造は、 であって、この場合Xは炭化水素の群又は連鎖で、R+、Rz及びR4は1つの 水素原子又は炭化水素群又は連鎖で、R3は1つの水素原子又は炭化水素又は窒 化物群又は連鎖で、Yは酸素、硫黄、セレンの1つの原子、自由ダブレット、窒 素が燐に二重に連結されている窒化金属又は群である。
このマクロサイクルの種類は環式構造の為、及び誘因N−N−P−N−N内の自 由ダブレットの担体原子の存在、場合により陰イオン群(Xの適当な選択により )の存在の為に著しい複合特性を有し、これらの大環式化合物は特に約0.05 乃至5ナノメーターの大きさの小さい分子の捕捉の為又は特に金属又は有機陽イ オン(ナトリウム、カリウム、アンモニウム、バリウム、鉛、クロム・・・)の 捕捉の為に使用されることが出来る。複合作用は文献に記載されている燐の大環 式化合物とは異なり、本発明による大環式化合物によって特に効果的である。原 子、基又は群X、R,、R,、R3及びR4は特に既述の種類のものによって構 成されることが出来る。
注目されることは、複合化は一般的に予め′f!a備された大環式化合物から出 発して直接に行われることである。就中捕捉される分子又は陽イオンの存在に於 て本発明の製造方法を実施して複合化を達成することが可能であることが証明さ れている。従って分子又は陽イオンをその上への固定によって大環式化合物の形 成を観察するのである。よく判るように、本発明の方法は又直接複合化される大 環式化合物と同様に自由人環式化合物の製造にも拡張されるのである。
次の大環式化合物が実際上2つの出発化合物の入手の容易性によって望まれるの である。!IIち この場合Rxはアリール、アルキル、アミノ又はヒドラジノの群で、Yは酸素又 は硫黄の原子で、Xはアリール又はフリルの群である。
以下の例は本発明の方法、得られる大環式化合物及びその特性を示している。
土工 +1、  のま ビス(メチルヒドラジノ)フェニル・チオホスフィンの合成は環境温度にてメチ ルヒドラジンのクロロフォルム溶液C50m1)に−清缶に攪拌状態で添加され るフェニル・ジクロロホスフィンの硫黄のクロロフォルム溶液(50ml)によ って行われる。
攪拌は3時間続けられる。クロロフォルムは次に水流ポンプの真空によって除去 される。油の残留物がベンジン−ヘキサンの混合物(1/2)によって加熱によ り回収される。冷却後に得られる結晶は同じ混合物内で再結晶される。効率90 %、溶融点95−96°Cである。
次の例にて使用されるアルデヒドは会社「アルトリフチ」により市場で得られ、 本例で使用されたフラン・ジカルボキシアルデヒド−2,5は次の作業モードに よって準備された。
1.6gのヒドロキシメチルフルメチル(参考「アルドリッチH4,080−7 J )が乾燥塩化カルシウムの脱水塔及び温度計を備えた250m lの反応装 置内で50m1のジメチルスルフオキシド(D、M、S、0.)及び50m1の メチルイソブチルケトン(M、1.B、C,)によって構成される混合物に溶解 される。4gのジシクロヘキシカルボジイミド(dicyclohexycar bodiimide)  (参考「アルドリッチ D8.000−2J )が次 に2+alのDJ、S、O,内に溶解された0、25gのオルトリン酸と共に添 加される0反応は数分後に開始され、温度の上昇、ジシクロへキシルニレ−(d icyclohexyluree)の沈澱及び硫化ジメチルの除去を生ずる。
4時間の攪拌の後で、この沈澱物が濾過されて40m1のM、1.B。
C0によって洗滌される。 D、!’1.s、o、がloo+alの水によって 回収された有機相から抽出される。傾瀉及び2つの相の分離の後で、M、1.B 、C,を蒸発させ、有機相の要部を形成する。フランジカルボキシアルデヒド2 −5(furrannedicarboxaldehyde 2−5)が沈澱さ れ、90%の収量で純粋に得られた。
エ ムの1゛告 −o、ooaモルのジカルボキシアルデヒド2−5のフランが45m1のメタノ ール内に溶解され、 −o、oosモルのビス(メチルヒドラジノ)フェニルチオホスフィンが45a +1のメタノール内に溶解された。
これらの2つの溶液は環境温度にて攪拌状態で一滴毎に30+n 1のメタノー ル内で混合された。最終的な添加を行って、攪拌が環境温度で約1時間保持され た。
形成された大環式化合物は透明な黄色の粉末の形態で反応媒体内に沈澱された。
この大環式化合物は簡単な濾過によって分離され、メタノールの環流洗滌によっ て純化された。
重量収量は95%であった。
この大環式化合物は燐及びプロトンの核の質量分光測定、マクロ分析、磁気的共 鳴スペクトル及び赤外線分光記録によって特徴付れられた。この大環式化合物は 次の構造を有する。
質量の分光測定によって得られた分子質量(pic moleculaire) (masse moleculaire)は636であって、大環式化合物は1 つの環の中に20の原子を有していた。
■ヱ 例1と同じ作業条件(同じ量)が次の2つの出発化合物について行われた。即ち −フェニル・ジカルボキシアルデヒド1−3、−ビス(メチルヒドラジド)フェ ニルチオホスフィン。
得られたマクロサイクルは次の構造を有していた。
収量は80%であった0分子質量は656であった。大環式化合物は1つの環の 中に20の原子を有していた。
■主 上述と同じ作業条件、 一フェニル・ジカルボキシアルデヒド1−4、−ビス(メチルヒドラジド)フェ ニルチオホスフィン。
得られた大環式化合物は次の構造を有していた。
収量は80%であった0分子質量は656であった。大環式化合物は1つの環の 中に22の原子を有していた。
■土 上述と同じ作業条件、 一ピリジル・ジカルボキシアルデヒド2−6、−ビス(メチルヒドラジノ)フェ ニルチオホスフィン。
得られた大環式化合物は次の構造を有していた。
収量は85%であった0分子質量は658であった。大環式化合物は1つの環の 中に20の原子を有していた。
L ホスフィンのビス メ ルヒ゛−ジノ フェニル・オキシ゛bis  meth  Ih drazino  hen 1 ox de de  hos hin e  の人 は環境温度で攪拌状態で一滴毎にメチルヒドラジン(0,4モル) のクロロフォルム溶液(5抛l)に添加されるフェニルジクロロホスフィン(0 ,1モル)の酸化物のクロロフォルムm液(50+al)によって行われる。攪 拌は3時間保持された。クロロフォルムは次に水流ポンプの真空によって除去さ れた。残留油がベンジン−ヘキサン(1/2)の混合物によって加熱されて回収 された。冷却後に得られた結晶は同じ混合物内で再結晶される。収量は80%で 、溶融点は125−126℃であった。
エ ム の制゛告 次の出発化合物により前述の例と同じ作業条件で行われた。
−フラン・ジカルボキシアルデヒド2−5、−ホスフィンのビス(メチルヒドラ ジノ)フェニルオキシド。
得られた大環式化合物は次の構造を存していた。
収量は85%であった0分子質量は604であった。大環式化合物は1つの環の 中に20の原子を有していた。
里1 作業条件は同じで、 一フラン・ジカルボキシアルデヒド2−5、−ビス(メチルヒドラジノ)フェノ キジテオホスフィン。
得られた大環式化合物は次の構造を有していた。
収量は80%であった0分子質量は668であった。この大環式化合物は1つの 環の中に20の原子を有していた。
■ユ ビス メ ルヒドージノ フェノキシ・ オホス インのAその合成過程は例5 について説明されたものと同じであるが、フェノキシ・ジクロロホスフィンの硫 化物から出発し、収量は85%、溶融点は58−59°Cであった。
z 人 のgh1告 作業条件は同じで、 一フラン・ジカルボキシアルデヒド2−5、−ホスフィンのビス(メチルヒドラ ジノ)フェノキシ−オキシド。
得られた大環式化合物は次の構造を有していた。
収量は88%であった0分子質量は636であった。この大環式化合物は1つの 環の中に20の原子を有していた。
五l ホスフィンのビス メチルヒト−ジノ ジノ ルアミノ−〇豆炭 合成過程は例5及び7と同様であるが、ジノチルチミノ・ジクロロホスフィン酸 化物から出発し、収量は46%で、溶融点は73°Cであった。
人 の制′告 作業条件は同じで、 一フラン・ジカルボキシアルデヒド2−5、−ホスフィンのビス(メチルヒドラ ジノ)ジメチルアミノ酸化物。
得られた大環式化合物は次の構造を育していた。
収量は82%であった0分子質量は538であった。この大環式化合物は1つの 環の中に20の原子を有していた。
コニ ハ”い  の ” coIIllexationこの例は小さい分子に対して製 造された大環式化合物の複合の著しい特性を証明するようになされている。
例3にて製造された大環式化合物が過剰のメタノールの存在下に置かれた(0. 3ナノメ一ター程度の分子の長さ)。溶液から完全に蒸発され、乾燥された後で 、無色の粉末が得られ、これが質量分光測定によって分析され、大環式化合物及 びメタノールによって構成された複合分子の存在が証明された。集合体を完全に 破壊してメタノールを除去するのに10−3ダイン7cm”にて180°Cにこ だ強い複合化傾向を有していた。
クロロフォルムによっても同じ確認を行うことが出来た。
旦上皇 l土主ヱ立髪企 例5にて製造された大環式化合物がクロロメタン内に溶解されて、この溶液がバ リウムの過塩素酸塩(2つの大環式化合物に対して1つの過塩素酸塩の分子)の 存在下に置かれた。完全な1発及び乾燥の後で、黄色の粉末が得られ、これが通 常の物理化学的方法(赤外線、核磁気共鳴)で分析され、2つの大環式化合物に 結合されるバリウムの1つの原子によって構成された複合分子の存在が示された 。2つの大環式化合物の間に介在されるバリウムは夫々の大環式化合物に対する 6つのドナー/アクセプターの連鎖によって接続されている。
この例に於ては、1つの大環式化合物を準備したが、この大環式化合物の全体的 な式は次の通りであった。
作業条件は例1乃至8と同じであった。
土工上 基は次の通りであった。
出発化合物ニ ーフェニル・ジカルボキシアルデヒド1−3、−ホスフィンのビス(メチルヒド ラジノ)フェニルオキシド。
収量:80%。
収量分光測定:640゜ 大環式化合物は1つの環の中に20の原子を有していた。
−フェニル・ジカルボキシアルデヒド1−4、−ホスフィンのビス(メチルヒド ラジノ)フェニルオキシド。
収量:85%、         収量分光測定:640゜大環式化合物は1つ の環の中に22の原子を有していた。
−ホスフィンのビス(メチルヒドラジノ)ジメチル・アミノ・酸化物 収量二60%。
収量分光測定:562゜ 大環式化合物は1つの環の中に22の原子を有していた。
■1土 陽イオンの複合 この例では、製造された成る大環式化合物によってバリウム又は鉛の複合体化を 行った。複合体化は配位子のような唯1つの大環式化合物又は2つの大環式化合 物(サンドインチ複合体)によって行われた。
この作業条件は次のよなものであった。 0.5gの大環式化合物がMeo)( /(j(C乏s混合物((1/1)  15C!+り内に溶解された。環境温度 で一滴毎にバリウムの過塩素酸塩(同じ混合物内に溶解)の1/2等量又は鉛の 過塩素酸塩の1等量を添加した。攪拌を一時間保持した。製品が簡単な濾過によ って分離された。
下記の表は得られた結果を示す。
脂ロー1 同じような複合化による大環式化合物の製造この例に於ては、マトリックス効果 (effet matrice)によりバリウムを固定する大環式化合物を得る 目的でバリウム塩の存在下で本発明の方法を実施することによる複合大造式化合 物の直接の製造を示す。
作業条件は次の通りであった。即ち ・ジアルデヒドo、oosモル ・ホスホジヒドラジドo、oosモル ・バリウムの過塩素酸塩0.002モルが同時にメタノールに環流(200cm ’)に溶解された。10分後に複合大造式化合物が沈澱し始めた。この環流を2 時間加熱した。形成された複合大造式化合物は簡単な濾過によって分離され、メ タノールによって多回数洗滌された。
複合大造式化合物の収量及び外観は下記に概略的に示される。
このものは式: (BaMz)(Czoa)zによって示される。
補正書の写しく翻訳文)提出書 (特許法第184条の8) 平成1年9月U日 特許庁長官 吉 1)文 毅 殿 1、特許出願の表示 PCT/FR88100131 、発明の名称 燐の有機入環式化合物及び製造方法及び応用名称 サンドル ナショナル ドウ  ラ ルシェルシュ シ4、代理人 ■164 住所東京都中野区弥生町5丁目6番23号(1)補正書の写しく翻訳文)            1通信の方法はホスフィンのジピリジル−フェニルオキシド( di−Pyridi 1−phenyloxyde)をアルコキシド(alco xide)と反応させて唯1つの燐を有する非対称的な大環式化合物の製造を可 能になすものである。「ニュウカム(Newkome) 、G、R,、ヘイガー (Hager)、D、R,、J、 Am、 CheIll、 Soc、 197 8.100 (17) p 5567−8 J、この出発燐化合物は得るのが極 めて困難である。
これらの大環式化合物は総て研究の為に研究所で合成されて来たものであって、 極めて高価な費用及び極めて複雑な製造方法の為に実際に工業的製造の対象には ならなかったのである。
更に、これらの大環式化合物は、本発明者が明らかにしたように多数の応用面に 於て著しく興味のある複合化9complexation)にて選択性を与える 誘因(mottf) N−N−P−N−N 、を有していない。
注目されることは、誘因N−N−P−N−Nを有する異種環式物質即ちヘテロサ イクル(hetero−cycle) (即ち少なくとも14の原子、一般的に 6乃至8の原子を有する連鎖)を別のところから作ることを知っている。しかし ながら、これらの化合物は大環式化合物ではなく、その大きさは大環式化合物の 特別な特性、特に複合化の特性を示すのには甚だ小さい、これらのへテロサイク ルの成る製造方法は2つの反応物質の間の通常の縮合反応によって行われ、一方 の反応物質の分子を他方の反応物質の分子上に固定するようになすものである0 例えば次の論文、「ジャーナル・オブ・ゼネラル・ケミストリー・オプtlss R1第45巻、第6号、パート2.6月75 p 1362 、はジケトン(d icetone)1−2の1つの分子及びホスホヒドラジド(phosphoh ydrazide)の1つの分子の間のこのような反応を記載している。化学の 分野でよく知られているこの型式の反応はへテロサイクルを導くものであって、 全く異なる化学の分野あ部分をなす大環式化合物の製造の為の教訓を与えるもの ではない。
本発明は、少なくとも2つの誘因N−N−P−N−Nを有する燐の有機入環式化 合物(即ち連鎖の中に少なくとも16の原子を有する)の新規な製造方法を提供 することを提案するものである0本発明は適当な値段で取引き出来る出発化合物 を利用して著しく容易に合成天理式化合物の分離を簡単に実施し得る方法を提供 することである。
他の目的は80%以上の高い収量(収量は出発反応物質の量に対する得られる大 環式化合物の量の比として定義される)を得ることである。
他の目的は甚だ多様化されているが常に少なくとも2つの誘因N−N−P−N− Nを有する種類の大環式化合物の合成を可能になして化合物の大なる選択を行い 得ることによって応用面に適するようにその特性を調整する可能性を得ることで ある。
他の目的は増大された複合化特性(propriete complexant e)(複合体の甚だ大なる数、形成された複合体の増大された安定性)又は新規 な特性を与えることの出来る燐火環式化合物を提供することである。
この為に、新規な燐の有機入環式化合物を製造する為の本発明による方法は、ホ スホヒドラジドの分子をジアルデヒド又はジケトンの分子と反応させ、その際に カルボニル基が一般式であって、少なくとも1つの炭素によって分離されるが、 この場合Xは炭素原子又は炭化群又は連鎖であって、R1及びR2は水素の1つ の原子又は炭化水素の群又は連鎖であり、前記分子は夫々の分子を分解する溶剤 内で混合する為に作用させるようになされ、少なくとも4に等しい多数の対のシ ンソン(syn −thon)を含む大環式化合物を沈澱させるようになすが、 夫々のシンソンは他の分子に対応するシンソンを有する連鎖内の後に続く分子に 対応する。
溶剤内に上述の分子の2つの型式が存在することは予期しない情況で少なくとも 4つの分子の間の架橋反応を与えてこれらの型式の内の1つの型式の少なくとも 2つの分子及び他の型式の少なくとも2つの分子の組合せを生じさせ、存在する 2つの型式の分子の化学的性質が閉環内の少なくとも2つの誘因N−N−P−N −Nを生じさせるのである。当業者には驚くべきこの特別の現象はその変化を考 えるとジアルデヒド又はジケトンの分子の2つのカルボニル群の間の基Xの存在 により、又はホスホヒドラジドの分子の燐の群の存在によって誘起される立体的 (steri−que)及び電子的な秩序(ordre)と解釈される。
請求の範囲 1、少なくとも16の原子の閉環を有する燐の有機入環式化合物の製造方法に於 て、ホスホヒドラジドの分子をジアルデヒド又はジケトンの分子と反応させ、そ の隙にカルボニル基が一最式 であうで、少なくとも1つの炭素によって分離されるが、その際にXが炭素の1 つの原子又は炭化群又は連鎖であって、R8及びR2が水素原子又は炭化水素の 群又は連鎖であり、前記分子が夫りの分子を溶解して少な(とも4に等しいシン ソンの多数の対を含む大環式化合物を沈鐙するように混合され、夫々のシンソン が他の分子に対応するシンソンを有する連鎖内の引続く分子に対応するようにな されていることを特徴とする前記スカラーの16の原子の閉環を有する燐の大環 式化合物の製造方法2、次のホスホヒドラジド、即ちR1を水素又は炭化水素又 は窒素の群又は連鎖とし、R4を水素又は炭化水素の群又は連鎖とし、Yを酸素 、硫黄、セレンの1つの原子、自由ダブレット、窒素の金属又は群として、R2 P (NR4NHz)zの分子を使用することを特徴とする請求の範囲第1項記 載の方法。
3、一方に於て、Xを次のもの、即ちアリール、フリル、アルキル、フェノキジ ル、ピリジルの間で選ばれた群とし、R8及びR2を次のもの、即ち水素、アリ ール、フリル、アルキル、フェノキジル、の間で選ばれた1つの原子又は群とす るジアルデヒド又はジケトンの分子を、又他方に於て、R3を次のもの、即ち水 素、ハロゲン、アリール、アルキル、フルフリル、アミノ、ヒドラジノの間で選 ばれた1つの原子又は群とし、R4を次のもの、即ち水素、アルキルの間で選ば れた1つの原子又は群とするホスホジヒドラジドの分子を使用することを特徴と する請求の範囲第2項記載の方法。
4、前記分子の混合が化学量論的比率で行われることを特徴とする請求の範囲第 2項及び第3項記載の方法。
5、溶剤としてメタノール又はエタノールを使用する請求の範囲第1項、第2項 、第3項又は第4項の何れかに記載の方法。
6゜混合が攪拌状態で環境温度で行われることを特徴とする請求の範囲第1項、 第2項、第3項、第4項又は第5項の何れかに記載の方法。
7、前記大環式化合物が濾過によって離隔され、次に再結晶及び乾燥によって精 製されることを特徴とする請求の範囲第1項、第2項、第5項又は第6項の何れ かに記載の方法。
8、Xを炭化水素の群又は連鎖とし、R1、R1及びR4を水素の1つの原子又 は炭化水素の群又は連鎖とし、R8を水素の1つの原子又は炭化水素又は窒素の 群又は連鎖とし、Yを酸素、硫黄、セレンの1つの原子、自由ダブレット、窒素 が燐に二重に連結されている窒素の金属又は群として次の分子構造を有すること を特徴とする燐の有機入環式化合物。
9、Xが次のもの、即ちアリール、フリル、アルキル、フェノキジル、ピリジル の間で選ばれた1つの群で、R1及びR2が次のもの、即ち水素、アリール、フ リル、アルキル、フェノキジルの間で選ばれた原子又は群で、R1が次のもの、 即、ち水素、ハロゲン、アリール、アルキル、フルフリル、アミノ、ヒドラジノ の間で選ばれた原子又は群で、R4が次のもの、即ち水素、アルキルの間で選ば れた原子又は群で、Yが酸素又は硫黄の原子であることを特徴とする請求の範囲 第8項記載の大環式化合物。
10、R,をアリール、アルキル、アミノ又はヒドラジノの群とし、Yを酸素又 は硫黄の原子とし、Xを1つの群:アリール又はフリルとして、次の分子構造 を有することを特徴とする請求の範囲第9項記載の大環式化合物。
11、予め製造された大環式化合物から出発した複合化により、又は直接にマト リックス効果による複合化によって大体0゜05乃至5ナノメーターの大きさの 小さい分子の捕捉を行う為の請求の範囲第8項、第9項又は第10項の何れかに 記載の大環式化合物の応用。
12、予め製造された大環式化合物から出発する複合化により、又は直接マトリ ックス効果による複合かによって特に金属又は有機陽イオンの捕捉を行う為の請 求の範囲第8項、第9項又は第10項の何れかに記載の大環式化合物の応用。
国際調査報告

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.少なくとも14の原子の閉環を有する燐の有機大環式化合物の製造方法に於 て、ホスホヒドラジドの分子をジアルデヒド又はジケトンの分子と反応させ、そ の際カルボニル基が一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ で少なくとも1つの炭素によって分離され、その際にX、R1及びR2が水素原 子又は炭化水素の群又は連鎖であって、前記分子が夫々の分子を溶解して少なく とも4に等しいシンソンの多数の対を含む大環式化合物を沈澱するように混合さ れ、夫々のシンソンが他の分子に対応するシンソンを有する連鎖内の引続く分子 に対応するようになされていることを特徴とする前記少なくとも14の原子の閉 環を有する燐の大環式化合物の製造方法。
  2. 2.次のホスホヒドラジド、即ちR3を水素又は炭化水素又は窒素の群又は連鎖 とし、R4を水素又は炭化水素の群又は連鎖とし、Yを酸素、硫黄、セレンの1 つの原子、自由ダブレット、窒素の金属又は群として、R3P(NR4NH2) 2の分子を使用することを特徴とする請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 3.一方に於て、Xを次のもの、即ちアリール、フリル、アルキル、フェノキシ ル、ピリジルの間で選ばれた群とし、R1及びR2を次のもの、即ち水素、アリ ール、フリル、アルキル、フェノキシル、の間で選ばれた1つの原子又は群とす るジアルデヒド又はジケトンの分子を、又他方に於て、R3を次のもの、即ち水 素、ハロゲン、アリール、アルキル、フルフリル、アミノ、ヒドラジノの間で選 ばれた1つの原子又は群とし、R4を次のもの、即ち水素、アルキルの間で選ば れた1つの原子又は群とするホスホジヒドラジドの分子を使用することを特徴と する請求の範囲第2項記載の方法。
  4. 4.前記分子の混合が化学量論的比率で行われることを特徴とする請求の範囲第 2項及び第3項記載の方法。
  5. 5.溶剤としてメタノール又はエタノールを使用する請求の範囲第1項、第2項 、第3項又は第4項の何れかに記載の方法。
  6. 6.混合が撹拌状態で環境温度で行われることを特徴とする請求の範囲第1項、 第2項、第3項、第4項又は第5項の何れかに記載の方法。
  7. 7.前記大環式化合物が濾過によって離隔され、次に再結晶及び乾燥によって精 製されることを特徴とする請求の範囲第1項、第2項、第5項又は第6項の何れ かに記載の方法。
  8. 8.Xを炭化水素の群又は連鎖とし、R1、R2及びR4を水素の1つの原子又 は炭化水素の群又は連鎖とし、R3を水素の1つの原子又は炭化水素又は窒素の 群又は連鎖とし、Yを酸素、硫黄、セレンの1つの原子、自由タブレット、窒素 が燐に二重に連結されている窒素の金属又は群として次の分子構造▲数式、化学 式、表等があります▼ を有することを特徴とする燐の有機大環式化合物。
  9. 9.Xが次のもの、即ちアリール、フリル、アルキル、フェノキシル、ピリジル の間で選ばれた1つの群で、R1及びR2が次のもの、即ち水素、アリール、フ リル、アルキル、フェノキシルの間で選ばれた原子又は群で、R3が次のもの、 即ち水素、ハロゲン、アリール、アルキル、フルフリル、アミノ、ヒドラジノの 間で選ばれた原子又は群で、R4が次のもの、即ち水素、アルキルの間で選ばれ た原子又は群で、Yが酸素又は硫黄の原子であることを特徴とする請求の範囲第 8項記載の大環式化合物。
  10. 10.R3をアリール、アルキル、アミノ又はヒドラジノの群とし、Yを酵素又 は硫黄の原子とし、Xを1つの群:アリール又はフリルとして、次の分子構造 ▲数式、化学式、表等があります▼ を有することを特徴とする請求の範囲第9項記載の大環式化合物。
  11. 11.予め製造された大環式化合物から出発した複合化により、又は直接にマト リックス効果による複合化によって大体0.05乃至5ナノメーターの大きさの 小さい分子の捕捉を行う為の請求の範囲第8項、第9項又は第10項の何れかに 記載の大環式化合物の応用。
  12. 12.予め製造された大環式化合物から出発する複合化により、又は直接マトリ ックス効果による複合かによって特に金属又は有機陽イオンの捕捉を行う為の請 求の範囲第8項、第9項又は第10項の何れかに記載の大環式化合物の応用。
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