JPH02502118A - 回転可能なシャフト用シール - Google Patents

回転可能なシャフト用シール

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JPH02502118A JP1504327A JP50432789A JPH02502118A JP H02502118 A JPH02502118 A JP H02502118A JP 1504327 A JP1504327 A JP 1504327A JP 50432789 A JP50432789 A JP 50432789A JP H02502118 A JPH02502118 A JP H02502118A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の名称] 回転可能なシャフト用シール 隨帆虱旦! 本発明はシール装置、特に回転可能なシャフト周りの乾式シールに関する。
発明の背長 ロータリーポンプ、ファン、コンプレッサー、撹拌機等では、“スタッフィング ボックス”あるいは“バッキングボックス”として知られている領域内のケーシ ングを貫通している。これらの用語は、二つの環境すなわちポンプ、ファン、コ ンプレッサー、撹拌機等の環境と外気とを分けるために、そして一方の環境から 他方の環境への漏れを防ぐために、ケーシングを通るシャフトの周りに物を詰め たりあるいは充填したりしなければならなかったという事実に由来する。
現在ではメカニカルシールは回転シャフトを用いルトきに液体に対するシールと して一般に使用されている。
これらのシールはシャフト軸に垂直の平坦な放射状表面からなる。この表面が作 用してベアリングとして機能する。
ラビリンスシールはメカニカルシールの一つである。
このシールは流体密ではないが、曲がりくねった通路と誘導乱流とにより漏れを 抑える。このシールは、流体の連続する膨張を与えるシャフト周りの一つのリン グあるいは一連のリングからなる。いずれの個々の制限を横切る差圧は小さいの で、総リークは最小化される。これらのリングは一定に維持されているシャフト クリアランスを有する。ラビリンスシールの例はアレン等の英国特許第705. 444号である。
外部、のリークが許されないときには、通常は不活性ガスによるパージを与える 。このようなシールの例はフリベルブの米国特許第3,071,384号に示さ れているものである。このようなシールは真空と組み合わせて一定流量の不活性 ガスを利用してシャフトに沿うリークを防ぐ(5t130−74行を参照された い)。これはシールと回転子と固定子との空間域の間にクリアランスを必要とす る。
別法として液体をパージ媒体として使用してシャフトを過ぎるリークを防ぎそし て潤滑性を与える。しかしながらこれらのシールは高価である。さらにこれらの シールは設置するのに時間を要する。こうしてこのようなシールに置き換えると きには過度の装置停止時間を必要とする。また他の多くの理由でも望ましくない 。液体パージ媒体は環境あるいはポンプ、タービン等にしばしばリークし、その 結果、媒体を送るときに環境や装置それ自身は汚染される。液体パージ媒体はま た外気にリークするかもしれず、そして実際にリークし、そして潜在的な火災の 危険性を含む望ましくない安全条件を示すかもしれない。
加えて、従来のシールの多くは、シャフトにより操作される装置が、シールを交 換するためにばらばらになで1することが必要とされる。これは、装置を分解し たり組み立てたりするのに必要な人手と休止時間を要するため望ましくない。
従って、乾式で、シャフトに沿う流体のリークを防ぎ、そして設置の容易なシー ルを提供することが望ましい。
本発明はこれらの要望を満足するものである。
良肌旦!1 本発明は、比較的少ない費用でかつ容易に取り換えることのできる、回転可能な シャフト用シールを意図する。
このシールはシャフトに沿って一体的であってそして、非対称断面を有する多数 の円周フィンを利用して、シャフトとともに複数のシールチャンバーを定めそし て望ましくないリークを防ぎあるいは最小にする。
本発明のシールは、単一の軸方向に一体的の細長い弾性シールエレメント、ある いは多数のこのシールエレメントであって、各々がシャフト面とケーシング面と を有するものを含む乾式シールである。シャフト面は、各々のフィンが先端に向 かってテーバになっている半径方向内側に伸びる円周フィンを複数備えている。
シャフトの軸を含む平面内の各々の断面は非対称である。二つの間隔を置いたフ ィンはそれらの間で、弾性シールエレメントを通ってパージチャンバーに伸びる 少な(とも一つの入口を有する円周パージチャンバーを定める。I(−ジチャン バーの各々の面上のフィンの先端はパージチャンバーから離れて軸方向に向いて いる。シールをシャフトの周りに置いたときには、各々のフィンの先端は最小の クリアランスあるいは実質的にクリアランスなしでシャフトに伸びている。任意 には、パージチャンバーから離れて同じ軸方向に向かう先端を有する隣接する複 数のフィンをパージチャンバーの各面に与えてそれらの間でシールチャンバーを 定める。
使用時には、シールをシャフトの周りに配置する。次いで不活性ガスを加圧下で パージチャンバー人口を通ってパージチャンバーに導入する。こうして不活性ガ スは、フィンの間で定められる隣接するどのシールチャンバーにも流入しそして パージする。使用時には、パージガスの主たる流れは、シャフトが伸びる容器の 内側に向かう。
本発明のシールは最小の休止時間で容易に設置される。
さらに、このシールは“乾式°シールであるから、従来の液体パージシールの望 ましくない安全条件は潤滑性の損失を伴うことなく克服できる。加えて、フッ素 エラストマー等のシール材料の選定はシールとシャフトとの間の摩擦を最小化す るのに役立つ。
本発明の他の多(の利点および特徴は以下の記述、実施例、添付図面および請求 の範囲から容易に分かるであろう。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明を具現化しているシールの部分断面斜視図である。
第2図は、シールケーシングに固定されそして回転可能シャフトの周りに配置さ れた本発明のシールの縦断面図である。
第3図は、回転可能シャフトの周りに配置された本発明を具現化しているスプリ ットシールの未組み立てエレメントを示している拡大斜視図であり、シャフトは 部分的に影を付けて示されている。
好ましい態様の記述 本発明は多(の異なる形態で表されるが、本発明の好ましい態様は図面に示され ており、以下で詳細に記載する。しかしながら、この開示は本発明の原理を例示 するものとして考慮すべきであり、本発明を例示されている態様に限定するつも りはないことを理解すべきである。
以下の明細書および請求の範囲にて用いられている用語“軸方向に一体的の”と は、シャフトに沿って軸方向に単一の長く伸びたシールエレメントがあることを 意味する。しかしながら、一つあるいはそれ以上のこの軸方向に一体的のシール エレメントがシャフトの周囲にシールを構成してもよい。
本発明の一態様である回転可能シャフト36用のシール10、は第1図および第 2図に示されている。シール10は、軸方向に並びに円周方向に一体的であって 、シャフト面12とケーシング面14とを有する弾性シールエレメントを含む。
シャフト面12は、半径方向内側に伸びる円周フィン20を複数備えており、こ れらのフィンはシャフト3自とともに円周パージチャンバーを、そして任意には パージチャンバー32の各面のシャフト36の周りに一つあるいはそれ以上の円 周シールチャンノ(−24を定める。
各々のフィンは先端22に向かってテーパになっている。フィン20は、シャフ ト36の軸を含む平面内での非対称断面を有する。フィン20の先端22がパー ジチャンバー32から離れて軸方向に向かう角度は通常は、約25′′ないし約 406でありそして好ましくは約30゜である。フィン20の深さは通常は約0 .275ないし約0.375インチであり、好ましくは約0.3インチである。
隣接するフィンの間隔は通常は約0.1ないし0゜75インチでありそして好ま しくは約0.4インチである。
互いに別方向に向かう先端材の二つの間隔を置いたフィンはそれらの間で円周パ ージチャンバー32を定め、このチャンバー32は少なくとも一つのパージチャ ンバー人口30を経て入口ガス源(図示せず)と連通している。
好ましくは、シャフト36の軸に対して垂直の平面内でパージチャンバー32の 周りにほぼ等間隔の6個のパージチャンバー人口30を与える。
好ましい態様では、複数のフィンをパージチャンバー32の各々の側面に提供し て、パージチャンバー32から離れて同じ軸方向に向かう先端22を有する二つ の隣接するフィン20が互いに円周シールチャンバー24を定める。好ましくは 、少なくとも一つのシールチャンバー24はパージチャンバー32にその各々の 側面で隣り合っており、そしてより好ましくほこのようなシールチャンバーが少 な(とも三つある。このようにして定められるシールチャンバー24は第2図に 示すように、シャフト36の軸を通る平面内で非対称断面を有する。シールチャ ンバーとパージチャンバーとの容積比は通常は約0゜25ないし約2の範囲であ る。好ましくは、各々のシールチャンバーの容積はパージチャンバーの容積の約 半分である;しかしながら、シールの各々の個々のシールチャンバーの容積は同 じである必要はない。
各々のフィ°ン20の先端は回転可能シャフト36の方に伸びている。先端22 はシャフト36に接触する必要はないが、先端22とシャフト36との間のクリ アランスは最小である、すなわち0.05インチあるいはそれ以下である。これ により改良された全体的なシール特性を付与する。多くても比較的少ない表面積 のシール10が実際にバンド接触域34でシャフト36と接触するだけであるか ら、シールとシャフトとの全接触表面積はいずれにしても比較的少なく、こうし て摩擦を最小にする。
シャフトに関して比較的小さい摩擦係数の充填剤入りフッ素ポリマーから弾性シ ールエレメントを作ることにより摩擦を更に低下できる。好ましい充填剤入りフ ッ素ポリマーは、クムニツク等の米国特許第2,891.921号に開示されて いるタイプの炭素充填剤入りフッ素ポリマーである。これらのフッ素ポリマーは 市販されている。
0−リング受は溝16は弾性シールエレメント11の一端に定められる。溝16 内に入ったO−リング17はシール10とシールケーシング26との間のリーク を防ぐ。
弾性シールエレメント11はまた、シール10をシールケーシング26に固定す るためのシールケーシング26のねじ山28を収容するために一端でめねじが付 けら第3図はシール110の別の態様を解説している。この別の態様においては 、弾性シールエレメント111はシールエレメント11と外部形状および内部形 状が同じであるが、シャフト136の周りに位置する二つの軸方向一体的補充部 分138と140とからなる。こうして、シールエレメント111はシャフト3 6に沿って軸方向に一体的であるが、シャフト36の周りには円周方向には一体 的でない。軸方向一体的部分138と140は互いに補い、そして設置したとき にシャフトを完全に囲む。
この場合には、シール110は未集成のものとして示される。それ故に、フィン 120の先端122はシャフト136と接触した状態では示されていないが、集 成されたシールでは先端122はシャフト136を支える。
第3図にはまた、パージチャンバー132と、シャフト136の軸に対して直角 な平面内でパージチャンバー132の周囲にほぼ等間隔で配置された6個のパー ジチャンバー人口130とが示されている。パージチャンバー人口130のこの 配列は、第1図および第2図の態様におけるそれぞれの配列と同じである。
本発明の好ましい態様の使用を第1図および第2図に関して述べる。第3図のこ の別の態様は同様に使用されるが、二つの補充部分により取り付は時の時間をさ らに節約する。
最初にシール10をシャフト36の周りに置き、次いでシールケーシング26の ねじ山28をシール10のめねじ18とかみ合わせる。0−リング受は溝16内 のO−リング17はそれによりシールケーシング26に押されて接触し、シール 10とシールケーシング26との間のリークを防ぐ。
所定の源(図示せず)からの不活性ガスをパージチャンバー人口30を通って円 周パージチャンバー32に導入する。好ましくは、6個のパージチャンバー人口 30を利用して均等な分布の不活性ガスを与える。不活性ガスの導入により総て のシールチャンバー24をパージした後に、シャフトに沿いそしてシャフトが伸 びる容器の内側に向かう方向で、不活性ガスの流れを維持する。
パージチャンバー32およびシールチャンバー24と共同しそしてシャフト36 と協力するフィン20は、シャフト36に沿う流体の望ましくないリークを防ぐ 。こうして、環境や装置の汚染を防ぐことができあるいは少なくとも最小にでき る。フィン20の形と向きのために、フィンに及ぼす軸方向の外圧に抗する。
本発明は所望により、操作環境と適合する材料の構造体から成型しあるいは機械 加工できる。特に好ましい材料は前記した充填剤入りフッ素ポリマーである。
本発明のシールは、シャフトにより操作される装置の解体は通常は必要とされな いので、最小の休止時間で設置できる。
以上の記載は例示を意図するものであり、制限的に理解すべきではない。また、 本発明の精神および範囲内において他の変形が可能であり、そのような変形を当 業者に容易に示すであろう。
本発明のシールは、アルキル置換芳香族炭化水素の液相酸化による芳香族カルボ ン酸の製造方法での使用に適している。特に本発明のシールは、パラ−キシレン の液相酸化によるテレフタル酸の製造に有用である。テレフタル酸は、ポリエス テル材料並びに他の高分子材料の製造に使用される重要な市販化学物質である。
パラ−キシレンからテレフタル酸を製造する方法において、比較的純粋なパラ− キシレン(p−キシレン)カ必要とされる。純粋なパラ−キシレンを製造する一 つの特に適した方法は、p−キシレン、m−キシレンおよび0−キシレンの混合 物からp−キシレンの低温結晶化とそれに続いて低温分離工程により残存母液か ら結晶化p−キシレンの分離とからなり、ここで母液から結晶化p−キシレンを 分離する好ましい方法は遠心分離である。
本発明のシールは特に、純粋な結晶化p−キシレンを回収するのに使用される遠 心分離機での使用に適している。このような遠心分離機において、キシレン母液 は遠心分離機のシャフトに沿ってそして遠心分離機のケーシングの外に漏れては いけない。さもないと液体キシレンの漏れは製造プラントにおいて深刻な火災の 危険性を示すであろう。さらに、うまく作動しないわけではない部品をそして頻 繁に摩損するわけではない部品を遠心分離機に提供することにより、遠心分離機 が作動していない時間を最小にすることが重要である。
本発明のシールは前記した総ての臨界条件に合致する。
シールのラビリンス構造、ガスパージ構成およびパージチャンバーのために、本 シールは遠心分離機のシャフトに沿う可燃性キシレン混合物の漏れを防ぐ。本発 明のシールは従来のメカニカルシールよりも耐久性があり、このため作動不良や 摩損による交換の必要性を低下させる。
さらに、本シールの構造、特にスプリットシールの構造のために、本発明のシー ルは従来のシールよりもより容易にそしてより急速に交換できる。
テレフタル酸製造における次の工程は、精製p−キシレンの液相酸化を必要とす る。この工程では、空気などの酸素含有ガスを用いて、低分子量脂肪族カルボン 酸溶媒からなる液体媒体中で、コバルト成分、マンガン成分および臭素成分から なる触媒の存在下で、100℃ないし約350℃の温度で、そして溶媒の少なく とも一部分を液相に維持するのに十分な圧力で精製p−キシレンを酸化してテレ フタル酸を含む反応生成物を形成させる。
この液相酸化中に、p−キシレン芳香族核に付いている二つのメチル基はともに カルボン酸基へと酸化される。
この方法において、酢酸は好ましい反応溶媒であり、そして臭化水素は臭素触媒 成分の好ましい源である。マンガン触媒成分およびコバルト触媒成分は種々の源 から得ることができるが、これら金属の酢酸塩が好ましい。
空気あるいは他の酸素含有ガスのための入口と出口と、撹拌を促進するために容 器の内壁に沿って設けられた邪魔板と、そして酸化反応工程中に酸化反応混合物 を激しく撹拌するための撹拌機とからなる反応容器中でテレフタル酸へのp−キ シレンの液相酸化を行う。撹拌機は反応容器の壁を通って伸びるシャフトを含み 、シャフトの一端は容器内に位置し、そしてシャフトの回転中に反応混合物の撹 拌を行うためにシャフトには1個あるいはそれ以上の撹拌羽根が固定されている 。シャフトの他の端部には撹拌機のシャフトを急速に回転させるための手段に接 続されている。シャフトが反応器の壁を通る地点で、反応混合物の気相あるいは 液相成分の漏れを防ぐためのシールが必要とされる。本発明のシールは、撹拌機 のシャフトと反応容器の壁との有効なシールを提供するうえで特に有用である。
本発明のシールは容易に交換でき、特に本発明のスプリットシールはかなり長い 使用期間を有する。この構成のために、本シールは頻繁な作動不良の影響を受け にくい。加えて、弾性シール材料は、酢酸と臭化水素などの他の酸性成分とを含 む腐食性酸化反応混合物に対し不活性である。それゆえに、本シールは腐食によ り摩損したり作動不良になったりしに(い。
液相酸化反応に続いて、酸化反応混合物を冷却しあるいは他の方法で処理して、 酸化反応混合物からテレフタル酸の結晶化を行ってそれにより酸化反応母液中の テレフタル酸のスラリーを得る。次いで粗テレフタル酸を母液から物理的に分離 し、そして遠心分離は、酸化反応母液から粗テレフタル酸を分離する特に適した 手段である。
本発明のシールは、酸化反応母液から粗テレフタル酸を回収するのに使用される 遠心分離機に使用するのに特に適している。本シールは、遠心分離機のケーシン グから外に伸びるシールシャフトに沿って母液が漏れるのを防ぐ。酸化反応母液 は酢酸および他の酸性成分を含み、そして潜在的な危険性を除(ために遠心分離 機からの漏れを防がなければならない。加えて、本発明のシールの構成に用いる 弾性材料は腐食を受けに(い。酸化反応母液は、特に遠心分離工程中に昇温下で 保持するときには、酸性成分のために腐食性である。本発明のシールに用いる弾 性材料は、腐食性酸化反応母液への暴露に耐えるという点で従来のメカニカルシ ールよりも優れている。
本発明のシールは、酸化反応母液からテレフタル酸を分離するのに使用される遠 心分離機に設置したときに、従来のシールよりもより耐性がありそしてより容易 に交換でき、それにより遠心分離機が停止している時間を低減する。この事は製 造工程に対してかなりの費用の節約をもたらす。本発明のスプリットシールは、 尤も容易に交換できるので特に好ましい。
テレフタル酸の製造においてもう一つの工程は精製工程であり、ここで粗テレフ タル酸水溶液を周期律表の第■族金属から選ばれる金属触媒上で水素に!露させ ることにより粗テレフタル酸を精製テレフタル酸に転換する。
好ましくは、第■族金属は支持体材料に担持される。約100℃ないし約350 ℃の温度でそして粗テレフタル酸の溶液を実質的に液相に維持するのに十分な圧 力で水素処理を実施する。この方法で処理された溶液を冷却すると、はぼ純粋な テレフタル酸が結晶化する。精製テレフタル酸を水溶媒から分離し、そして遠心 分離はこの分離を行う特に適した手段である。本発明のシールは、長い有効寿命 でそしてまた容易に交換できるために、この方法のための遠心分離装置に有利に 使用される。本スプリットシールは尤も容易にそして尤も急速に交換できるため に特に有利である。
上記した酸化方法はp−キシレンのテレフタル酸への酸化であるが、同様の方法 が総てのアルキル置換芳香族炭化水素の液相酸化にも適用でき、例えばメタ−キ シレンのイソフタル酸への酸化、0−キシレンのフタル酸あるいはその無水物へ の酸化、プソイドクメンのトリメリット酸あるいはその無水物への酸化、ズレン のピロメリット酸あるいはその無水物への酸化、メシチレンのトリメシン酸への 酸化、2.6−シメチルナフタレンの2,6−ナフタレンジカルボン酸への酸化 、および他のアルキル置換芳香族化合物の酸化であり、ここで液相酸化条件を用 いてアルキル基はカルボン酸へ酸化され得る。本発明のシールはこれら総ての方 法に用いる装置に有用である。
加えて、本発明のシールは、芳香族カルボン酸を製造するプラント内の他の機械 や装置に使用でき、ここでこのような機械や装置は回転シャフトを含み、回転シ ャフトと乾燥器用循環ファン、酸化工程用エアーコンプレッサー、ロタリーポン プおよび酸化触媒回収用遠心分離機などの装置や機械のハウジングやケーシング との間に耐性で漏れを防ぐ容易に交換可能なシールを提供することが有用である 。
国際調査報告 一一鴫瞳−^−4−一   Kテ/墓89101222

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.シャフト面とケーシング面とを有し、各々のフィンが先端に向かってテーパ 状になっている半径方向内側に伸びる複数の円周フィンをシャフト面に備えた、 少なくとも一つの軸方向に一体的の弾性シールエレメント;これらのフィンの各 々は前記シャフトの軸を通る平面内で非対称断面を有し; 前記フィンのうちの二つは互いに間隔を置いて離れており、そしてこれら二つの フィンの間で円周バージチャンバーを規定し; 前記各々のフィンの先端は、シールがシャフトの周りに位置するときには前記シ ャフトに向かって伸びており;複数の隣り合うフィンは前記バージチャンバーの 各側面上に備わっており、その間で円周シールチャンバーを規定し; 前記の隣接するフィンは前記パージチャンバーから離れて同じ軸方向に向かう先 端を有し、そして前記シールチャンバーは前記シャフトの軸を通る平面内で非対 称断面を有する; 上記の構成からなる回転可能なシャフト用のシール。
  2. 2.前記弾性シールエレメントを通って前記パージチャンバーへと伸びる定めら れた少なくとも一つのパージチャンバー入口を備えた請求の範囲第1項記載のシ ール。
  3. 3.6個のバージチャンバー入口が前記パージチャンバーの周りにほぼ等間隔で 配置されている請求の範囲第2項記載のシール。
  4. 4.前記弾性シールエレメントは複数の補充部分からなる請求の範囲第1項記載 のシール。
  5. 5.前記弾性シールエレメントは充填剤入りフッ素ポリマーでできている請求の 範囲第1項記載のシール。
  6. 6.前記充填剤入りフッ素ポリマーは炭素充填フッ素ポリマーである請求の範囲 第5項記載のシール。
  7. 7.前記弾性シールエレメントはシールエレメントの一方の端面にO−リング受 け溝を備えた請求の範囲第1項記載のシール。
  8. 8.前記弾性シールエレメントは前記弾性シールエレメントの一端に複数の円周 めねじを備えており、このめねじは前記弾性シールエレメントのシャフト面上で 半径方向内側に伸びている請求の範囲第1項記載のシール。
  9. 9.シャフト面とケーシング面とを有し、各々のフィンが先端に向かってテーバ 状になっている半径方向内側に伸びる複数の円周フィンをシャフト面に備えた、 少なくとも一つの軸方向に一体式の弾性シールエレメント;これらのフィンの各 々は前記シャフトの軸を通る平面内で非対称断面を有し; 前記フィンのうちの二つは互いに間隔を置いて障れており、そしてこれら二つの フィンの間で円周パージチャンバーを規定し; 前記各々のフィンの先端は、シールがシャフトの周りに位置するときには前記シ ャフトに向かって伸びており;複数の隣り合うフィンは前記パージチャンバーの 各側面上に備わっており、その間で円周シールチャンバーを規定し; 前記の隣接するフィンは前記パージチャンバーから離れて同じ軸方向に向かう先 端を有し; そして前記シールチャンバーは前記シャフトの軸を通る平面内で非対称断面を有 し; 前記弾性シールエレメントは前記弾性シールエレメントの一方の端面でO−リン グ受け溝を備えており;そして 前記弾性シールエレメントは、前記O−リング受け溝を有する前記弾性シールエ レメントのその端部に複数の円周めねじを備えており、このめねじは前記弾性シ ールエレメントのシャフト面上で半径方向内側に伸びている;上記の構成からな る回転可能なシャフト用のシール。
  10. 10.前記弾性シールエレメントは二つの相補的部分として存在する請求の範囲 第1項記載のシール。
  11. 11.テレフタル酸の製造方法であって、液相中で、酸素含有ガスでもって、低 分子量の脂肪族カルボン酸溶媒中で、コバルト成分、マンガン成分および臭素成 分からなる触媒の存在下で、約100℃ないし約350℃の温度で、そして溶媒 の少なくとも一部を液相に維持する圧力でバラーキシレンを酸化して、テレフタ ル酸からなる反応生成物混合物を形成させ;生成混合物を冷却してテレフタル酸 の少なくとも一部を結晶化させ; 請求の範囲第1ないし10項に記載のシールを備えた遠心分離機を使用して、残 存反応生成物混合物から結晶化されたテレフタル酸を分離する; 上記各工程からなる方法。
  12. 12.前記低分子量の脂肪族カルボン酸溶媒は酢酸である請求の範囲第11項記 載の方法。
  13. 13.前記臭素成分は臭化水素である請求の範囲第11項記載の方法。
  14. 14.前記酸素含有ガスは空気である請求の範囲第11項記載の方法。
  15. 15.組テレフタル酸の精製方法であって、約100℃ないし約350℃の温度 でそして粗テレフタル酸の水溶液を実質的に液相に維持するのに十分な圧力で、 この水溶液を水素の存在下で触媒床に送り、前記触媒床は周期律表の第VIII 族金属の少なくとも一つから選ばれる触媒金属を支持体材料に担持したものから なり;水素処理した水溶液を冷却して、結晶化により精製テレフタル酸の分離を 行い; 請求の範囲第1ないし10項に記載のシールを備えた遠心分離機を使用して、残 存溶液から前記精製テレフタル酸を分離する; 上記各工程からなる方法。
  16. 16.前記触媒金属はパラジウムでありそして支持体材料は炭素である請求の範 囲第15項記載の方法。
  17. 17.液相中で、酸素含有ガスでもって、低分子量の脂肪族カルボン酸溶媒中で 、コバルト成分、マンガン成分および臭素成分からなる触媒の存在下で、約10 0℃ないし約350℃の温度で、そして溶媒の少なくとも一部を液相に維持する 圧力でパラ−キシレンを酸化して、テレフタル酸を形成させることからなる方法 であって、酸素含有ガス用の少なくとも一つの入口、邪魔板および撹拌機からな る反応容器中で前記液相酸化を行い、前記撹拌機は少なくとも一つの羽根車の付 いたシャフトとこのシャフトを反応容器に対して密封するシールとからなり、こ のシールは請求の範囲第1ないし10項に記載のシールである、テレフタル酸の 製造方法。
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