JPH024805B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH024805B2 JPH024805B2 JP12132985A JP12132985A JPH024805B2 JP H024805 B2 JPH024805 B2 JP H024805B2 JP 12132985 A JP12132985 A JP 12132985A JP 12132985 A JP12132985 A JP 12132985A JP H024805 B2 JPH024805 B2 JP H024805B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diameter
- female thread
- thread
- tubular protrusion
- sheet metal
- Prior art date
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- Expired
Links
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- 229910000881 Cu alloy Inorganic materials 0.000 claims description 2
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Landscapes
- Forging (AREA)
- Table Devices Or Equipment (AREA)
- Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)
- Food-Manufacturing Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は板材をプレス加工して作られた袋ナ
ツトに関する。
ツトに関する。
従来、ナツト製造の生産性を向上させるべく、
ナツトを板材から塑性加工して製造することが考
慮されている(例えば特開昭60−18612号公報)。
ナツトを板材から塑性加工して製造することが考
慮されている(例えば特開昭60−18612号公報)。
然しながら、斯る技術を袋ナツトに応用せんと
する場合、ナツト素材に形成されるねじ下孔が盲
孔であるため、従来のようにタツプや転造ダイス
を通すことができず、生産性の向上を果たすこと
が出来なかつた。また、盲孔用の工具のように、
下孔の最深部にも有効にねじが形成されるよう、
先端近くまで所定のねじ山が形成され、先端の案
内部を極端に短くした盲孔用の工具を用いるとき
は、加工のため大きな加工力を必要とし、工具の
損耗を早めている。
する場合、ナツト素材に形成されるねじ下孔が盲
孔であるため、従来のようにタツプや転造ダイス
を通すことができず、生産性の向上を果たすこと
が出来なかつた。また、盲孔用の工具のように、
下孔の最深部にも有効にねじが形成されるよう、
先端近くまで所定のねじ山が形成され、先端の案
内部を極端に短くした盲孔用の工具を用いるとき
は、加工のため大きな加工力を必要とし、工具の
損耗を早めている。
この発明は上記不具合を除去し生産性の優れた
袋ナツトを得ることを目的としたものであり、板
材を絞り加工して形成したフランジ部と、そこか
ら一側へ突出する外面が正多角形の有底の管状突
部とを一体的に有し、その管状突部の内面にめね
じを刻設するものにおいて、前記管状突部の内面
にめねじの山径よりも大径の軸方向の凹溝を形成
した点に特徴がある。
袋ナツトを得ることを目的としたものであり、板
材を絞り加工して形成したフランジ部と、そこか
ら一側へ突出する外面が正多角形の有底の管状突
部とを一体的に有し、その管状突部の内面にめね
じを刻設するものにおいて、前記管状突部の内面
にめねじの山径よりも大径の軸方向の凹溝を形成
した点に特徴がある。
以下、この発明を図示の実施例によつて説明す
る。図中、1はこの発明に係る袋ナツトであり、
材料は銅板のほかに銅合金或いはアルミニウム合
金など、耐蝕性、展延性のすぐれた板材を絞り加
工して、フランジ部2と、そこから一側へ突出す
る管状突部3とを一体的に有する。第6図はこの
発明の係る袋ナツト1を使用する例を示すもの
で、物品Aを貫いたスタツドボルトBの上端にシ
ールワツシヤWを介して袋ナツト1が螺着されて
いる。
る。図中、1はこの発明に係る袋ナツトであり、
材料は銅板のほかに銅合金或いはアルミニウム合
金など、耐蝕性、展延性のすぐれた板材を絞り加
工して、フランジ部2と、そこから一側へ突出す
る管状突部3とを一体的に有する。第6図はこの
発明の係る袋ナツト1を使用する例を示すもの
で、物品Aを貫いたスタツドボルトBの上端にシ
ールワツシヤWを介して袋ナツト1が螺着されて
いる。
袋ナツト1の管状突部3はフランジ部2から絞
り加工によつて膨出させ、リストライク工程を経
て外面形状を精密に仕上げたもので、外面には略
正六角形をなすスパナその他工具の係合面3aが
形成され、端部には帽体3bをなす円形のねじ下
孔Hの底部が一体的に設けられる。この絞り工程
および整形工程においては、母材の板厚があまり
大きく変化させることは金型の寿命の点で容易で
ないので、外面に突出させた六角形の頂部は鋭角
とはならず半径の小さい円弧状をなすが、逆に、
外方へ膨出した六角形の頂部の裏面では、頂部に
対応して6個の軸方向の凹溝4が形成され、内面
のねじ下孔Hは正しい円形とはならない。これに
ねじが刻設された状態を同図で説明すれば、sは
めねじの山径或いはおねじの谷径を示し、mはめ
ねじの谷径或いはおねじの山径を示す。
り加工によつて膨出させ、リストライク工程を経
て外面形状を精密に仕上げたもので、外面には略
正六角形をなすスパナその他工具の係合面3aが
形成され、端部には帽体3bをなす円形のねじ下
孔Hの底部が一体的に設けられる。この絞り工程
および整形工程においては、母材の板厚があまり
大きく変化させることは金型の寿命の点で容易で
ないので、外面に突出させた六角形の頂部は鋭角
とはならず半径の小さい円弧状をなすが、逆に、
外方へ膨出した六角形の頂部の裏面では、頂部に
対応して6個の軸方向の凹溝4が形成され、内面
のねじ下孔Hは正しい円形とはならない。これに
ねじが刻設された状態を同図で説明すれば、sは
めねじの山径或いはおねじの谷径を示し、mはめ
ねじの谷径或いはおねじの山径を示す。
こゝで、6個の凹溝4はねじの下孔Hの周囲に
等配に配置され、それらの底面を連結する仮想円
(図示してない)は前記下孔Hと同芯であり、そ
の径はめねじの山径sよりも大径に形成される。
すなわち、工具の係合面3aにおける−断面
では第4図或いは第8図で示すように、下孔Hの
内径はめねじの山径sと略一致しており、従来の
下孔と異なる点はないが、六角形の頂部における
−断面では凹溝4の存在により、下孔Hは凹
溝4の底面の位置まで拡大しているため、めねじ
の谷径mに近い寸法となつている。よつて、この
部分には図面上めねじの山は存在しないことゝな
るが、この点について詳しいことは後述する。
等配に配置され、それらの底面を連結する仮想円
(図示してない)は前記下孔Hと同芯であり、そ
の径はめねじの山径sよりも大径に形成される。
すなわち、工具の係合面3aにおける−断面
では第4図或いは第8図で示すように、下孔Hの
内径はめねじの山径sと略一致しており、従来の
下孔と異なる点はないが、六角形の頂部における
−断面では凹溝4の存在により、下孔Hは凹
溝4の底面の位置まで拡大しているため、めねじ
の谷径mに近い寸法となつている。よつて、この
部分には図面上めねじの山は存在しないことゝな
るが、この点について詳しいことは後述する。
袋ナツト1は以上の構造を有するので、板厚を
適当に選べば、管状突部3の内面にはめねじの山
径sよりも深い6個の凹溝4を持つめねじの下孔
Hが形成される。斯くて、その下孔にボルト形の
転造ダイスやタツプを挿入してねじ山を形成する
際には、転造によつて移動する材料が凹溝4内を
充填し、或いはタツプによつて切削された切り屑
が凹溝4内へ逃げるので、工具に作用する加工力
が低減し、案内部が短い盲孔用のタツプを用いて
も、負荷が比較的軽いので耐久性が増し、生産性
の向上が可能となる。
適当に選べば、管状突部3の内面にはめねじの山
径sよりも深い6個の凹溝4を持つめねじの下孔
Hが形成される。斯くて、その下孔にボルト形の
転造ダイスやタツプを挿入してねじ山を形成する
際には、転造によつて移動する材料が凹溝4内を
充填し、或いはタツプによつて切削された切り屑
が凹溝4内へ逃げるので、工具に作用する加工力
が低減し、案内部が短い盲孔用のタツプを用いて
も、負荷が比較的軽いので耐久性が増し、生産性
の向上が可能となる。
なお、袋ナツト1の形状は以上説明したものに
限らず、第7図及び第8図で示すように、フラン
ジ部2の上面2aを縁側が薄い緩い円錐面とする
ことも出来、これにより、袋ナツトを一層軽量化
することが出来る。また、同時に下面2bにも円
錐状の逃げを設け、周縁2cのみを座面としねじ
孔近傍を円錐形に形成することにより、フランジ
部2に弾力を生ぜしめて袋ナツト1の締付け時に
座金を不要とすることも可能である。
限らず、第7図及び第8図で示すように、フラン
ジ部2の上面2aを縁側が薄い緩い円錐面とする
ことも出来、これにより、袋ナツトを一層軽量化
することが出来る。また、同時に下面2bにも円
錐状の逃げを設け、周縁2cのみを座面としねじ
孔近傍を円錐形に形成することにより、フランジ
部2に弾力を生ぜしめて袋ナツト1の締付け時に
座金を不要とすることも可能である。
この発明は以上のように、板材を絞り加工して
形成したフランジ部と、そこから一側へ突出する
外面が正多角形の有底の管状突部とを一体的に有
し、その管状突部の内面にめねじを刻設するもの
において、前記管状突部の内面にめねじの谷径よ
りも大径の軸方向の凹溝を形成したものであるか
ら、加工に際して転造によれば材料の移動が容易
であり、また、タツプ加工によれば切り屑の排除
が容易に行われ、めねじの成形が容易で工具の寿
命を長くし、生産性の向上を果たすことが出来る
効果を奏する。
形成したフランジ部と、そこから一側へ突出する
外面が正多角形の有底の管状突部とを一体的に有
し、その管状突部の内面にめねじを刻設するもの
において、前記管状突部の内面にめねじの谷径よ
りも大径の軸方向の凹溝を形成したものであるか
ら、加工に際して転造によれば材料の移動が容易
であり、また、タツプ加工によれば切り屑の排除
が容易に行われ、めねじの成形が容易で工具の寿
命を長くし、生産性の向上を果たすことが出来る
効果を奏する。
図面はこの発明の一実施例を示すもので、第1
図は袋ナツトの外面図、第2図はその平面図、第
3図はその底面図、第4図は第2図中の−断
面図、第5図は−断面図、第6図は使用状態
を示す断面図、第7図および第8図は他の実施例
を示す第1図および第4図相当の図である。 1……袋ナツト、2……フランジ部、3……管
状突部、3a……工具の係合面、3b……帽体、
4……凹溝。
図は袋ナツトの外面図、第2図はその平面図、第
3図はその底面図、第4図は第2図中の−断
面図、第5図は−断面図、第6図は使用状態
を示す断面図、第7図および第8図は他の実施例
を示す第1図および第4図相当の図である。 1……袋ナツト、2……フランジ部、3……管
状突部、3a……工具の係合面、3b……帽体、
4……凹溝。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 板材を絞り加工して形成したフランジ部と、
そこから一側へ突出する外面が正多角形の有底の
管状突部とを一体的に有し、その管状突部の内面
にめねじを刻設するものにおいて、前記管状突部
の内面にめねじの山径よりも大径の軸方向の凹溝
を形成してなる板金製袋ナツト。 2 前記めねじの谷径よりも大径の凹溝は外面に
形成される角部の内面に形成されている特許請求
の範囲第1項記載の板金製袋ナツト。 3 前記板材はアルミニウム合金、銅合金など大
気中において耐蝕性のよい軟質の金属である特許
請求の範囲第1項記載の板金製袋ナツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12132985A JPS61278613A (ja) | 1985-06-04 | 1985-06-04 | 板金製袋ナツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12132985A JPS61278613A (ja) | 1985-06-04 | 1985-06-04 | 板金製袋ナツト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS61278613A JPS61278613A (ja) | 1986-12-09 |
JPH024805B2 true JPH024805B2 (ja) | 1990-01-30 |
Family
ID=14808558
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12132985A Granted JPS61278613A (ja) | 1985-06-04 | 1985-06-04 | 板金製袋ナツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS61278613A (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006297444A (ja) * | 2005-04-20 | 2006-11-02 | Kato Seisakusho:Kk | 袋ナットの製造方法 |
-
1985
- 1985-06-04 JP JP12132985A patent/JPS61278613A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61278613A (ja) | 1986-12-09 |
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