JPH0244700Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、犬猫用歯ブラシに関するものであ
る。

〔従来の技術〕

飼犬や飼猫は、人と同じように歯や歯肉を清潔
に保ち、虫歯、歯肉炎、歯槽膿漏等を予防する方
法として歯ブラシを用いることがある。この歯ブ
ラシとしては通常人用の柄付歯ブラシを用いて飼
主が歯をみがいてやつていた。

〔考案が解決しようとする問題点〕

しかしながら、飼主が人用の柄付歯ブラシを用
いて飼犬や飼猫の歯をみがく際に手をかまれる危
険があつた。このため犬猫の習性を利用し人手を
要せず遊びながら自然に歯をみがくことができる
犬猫用歯ブラシが要望されていた。

〔問題を解決するための手段〕

この考案は、上記のような問題を解決するため
に、所要長さの軸の両端に鍔を設け、前記鍔又は
軸にブラシを植毛してなるものである。

〔作用〕

この考案によれば、犬猫のかみぐせを利用して
くわえさせると密生しているブラシによつて歯間
の清掃、歯石の除去、歯肉の鍛練が自然に行なわ
れる。

〔実施例〕

第１図から第３図は、この考案の一実施例を示
すものである。この犬猫歯ブラシは、犬猫がくわ
えやすく且つ歯を傷めない木材から形成された所
要長さ、例えば60mm〜70mmの丸棒軸１の両端に厚
手の円盤形鍔２が取付けられ、前記鍔２の対面す
る内側面に突出長さ約10mmのブラシ３が略密生状
態に軸１に沿つて起立植毛されて成るものであ
る。

前記軸１及び鍔２は、木材のほか強靭な半硬質
プラスチツク、半硬質ゴム等同じような硬度で多
少弾性を有するような他の材料からも作成するこ
とができる。

前記ブラシ３は、粗硬なナイロン製で鍔２の輪
形内側面に２列の小孔に束状に植毛されており、
歯でかんでも切断したら抜けたりするようなこと
はない。

なお、前記犬猫用歯ブラシには軸部に犬や猫が
好む臭を発生する発臭物を埋設したり、浸透させ
たりすることもである。

この考案の犬猫用歯ブラシは、これを使用する
場合、第４図に示すように、例えば犬小屋付近に
放置しておくと、犬のかみぐせによつては軸１を
くわえたり離したりするため、その都度ブラシ３
が歯や歯肉の外側面に接触し歯間の清掃や歯肉に
刺激を与えて血行をよくする等の作用が自然に行
なえる。また歯ブラシ本体が転がるため地面に落
した際回転してブラシが位置替えしブラシの部分
的摩耗が防止できる。

第５図及び第６図は、この考案の他の実施例を
示すものである。この実施例は、軸１の全周面に
放射状にブラシ４が直立状に植毛されて成るもの
である。この実施例の歯ブラシは、くわえた軸に
ブラシが密生しており、歯みがき効果が更に増大
する利点がある。

なお、この考案の犬猫用歯ブラシは、使用する
犬猫の大きさに対応してＬ，Ｍ，Ｓ等各種サイズ
のものがあり、また形状も上述のような形状に限
定されるものではない。

〔効果〕

以上のように、この考案に係る犬猫用歯ブラシ
は、くわえやすく且つくわえた時落ちないよう
に、軸の両端に鍔を設け、鍔又は軸にブラシを植
毛してなるものであつて、例えば犬小屋の付近に
放置しておくだけで、遊びながらくわえたり、離
したりしている間に歯肉の清掃、歯石の除去や歯
肉の鍛練ができ、虫歯、歯肉炎、歯槽膿漏等が予
防できる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この考案の一実施例を示す平面図、
第２図は同上の横断面図、第３図は第２図−
線に沿つた断面図、第４図は同上の使用状態を示
す説明図、第５図及び第６図はこの考案の他の実
施例を示す平面図及び第５図−線に沿つた断
面図である。 １……軸、２……鍔、３，４……ブラシ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 所要長さの軸の両端に鍔を設け、前記鍔又は軸
   にブラシを植毛してなる犬猫用歯ブラシ。