JPH0239501Y2 - - Google Patents

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JPH0239501Y2
JPH0239501Y2 JP1983138161U JP13816183U JPH0239501Y2 JP H0239501 Y2 JPH0239501 Y2 JP H0239501Y2 JP 1983138161 U JP1983138161 U JP 1983138161U JP 13816183 U JP13816183 U JP 13816183U JP H0239501 Y2 JPH0239501 Y2 JP H0239501Y2
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JP
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ski
brake
brake lever
elastic body
base
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JP1983138161U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案はスキー靴がスキー締具から解放され
た場合にスキー板の自走を阻止するためのスキー
ブレーキに関する。
スキー板に取り付けられたスキーブレーキは、
スキーヤーからスキー板が離脱した場合、迅速か
つ正確にスキー板の自走を阻止する制動能力を備
えたものでなければならない。しかも、スキー板
にスキーブレーキが取りつけられたためにスキー
の滑走性もしくはスキーヤーのスキー操作性を阻
害するものであつてはならない。この考案の目的
は、以上の課題を解決するためのスキーブレーキ
を提供することにある。
(従来の技術) このようなものとしては、例えば特開昭51−
122522発明や、実願昭53−181675考案が公知であ
る。
前者の特開昭51−122522発明の要旨は特許請求
の範囲に記載の通りであり、横枢軸12により回
動自在に設けられたブレーキ3は追加ペダル17
をブーツ21で下方に踏みつけることによりブレ
ーキペダル13が下方へ押し付けられ、スペード
11がスキー表面位置までスキーの幅と並行に引
き上げられる。
つぎにブーツ21がスキーより離脱して追加ペ
ダル17が解放されるとブレーキペダル13はバ
ネ14によつて上方へ押し上げられるからスペー
ド11は下方に押し下げられてスキーの流出を防
止するものである。
後者の実願昭51−181675考案の要旨は、実用新
案登録請求の範囲に記載の通りであり、ブレーキ
アーム4の軸部5は軸受部3に枢着され延長部6
は踏板7の係合用孔9に枢着されている。取付板
2と踏板7は作動アーム12により連結され、踏
板7をスキー靴で踏みつけるとブレーキアーム4
の延長部6が押し下げられて軸受部3に枢着され
た軸部5が回転してブレーキアーム4はスキー板
表面位置までスキーの幅と並行に引き上げられ
る。
つぎにスキー靴がスキーより離脱して踏板7が
解放されると、踏板7は作動アーム12の弾圧力
により上方に押し上げられ係合孔9に枢着された
延長部6は上方に移動するからブレーキアーム4
は下方に移動しスキーの流出を予防するものであ
る。
上記2件のスキーの流出予防装置(以下スキー
ブレーキという)はいずれもスキーヤーがスキー
着装時においてスキーブレーキのスペード11又
はブレーキアーム4はスキー板の幅と並行に上方
に引き上げられるのみであつて、スペード11又
はブレーキアーム4がスキー板幅よりも左右に張
り出した状態になるため、スキーの滑走時に接雪
して滑走に支障を来たすという欠点があつた。
そこで、この欠点を改良したものとしては、例
えば特公昭54−14971発明が提案されて公知であ
る。この場合には、特許請求の範囲に記載してい
るように湾曲枠の回動によつてその弾性作用を介
して制動レバーが旋回され、制動レバーはスキー
板上面上の位置でカムによる湾曲枠の脚部の押圧
によつてスキー縦中心線の方に引き寄せられるよ
う構成されている。したがつて、制動レバーの、
スキー縦中心線方向への引き寄せ作用は制動レバ
ーの上方旋回変位に対してほぼ直線比例的に行な
われることになるため、制動レバーがスキーの側
縁部を通過してスキー板上面に対してほぼ並行な
最終休止位置に至つたとき、制動レバーはスキー
幅寸法よりも狭くなり得ない欠点がある。
さらに従来型式のスキーブレーキとしては例え
ば特開昭56−152665号によるものが公知である。
その場合ブレーキ回動用の弾性体としては例示的
に板ばねを使用することが示されている。しか
し、板ばねは一般的に1枚だけの使用では十分な
技術的特性が得られないため、多数枚重畳的に組
み合せて使用することが要求される結果製造費用
的に不利という欠点を有する。
この種の目的のための弾性体としてはさらに、
上記の重ね板ばねに代えてコイルばね、とくに圧
縮コイルばねを上記と同じ場所に装入使用するこ
とが可能である。この場合の問題点としては、ペ
ダルの厚さに対応した太さのコイルばねでは必然
的に、板ばねの場合と同じく多数の本数のばねを
必要とするうえ、それらを収容するための特別な
ケーシングを準備しなければならないことが挙げ
られる。このような問題点を回避するために、例
えば実開昭55−101177で示されるように、弾性体
として、好ましくは4〜5mm程度の太さのばね線
材を簡單な形状に曲げただけのものも使用され
る。しかし、そこで図示されるように、弾性体と
してのばね線材はやはり複数本(ここでは2本)
要し、さらにこの場合は、ばねのたわみ長さがペ
タル面積の制約から制限される結果、ばねが疲労
し、「へたり」易いという欠点を有する。
(考案が解決しようとする課題) 本願考案によるスキーブレーキは、このような
欠点を解消するために制動レバーのスキー縦中心
線方向への引き寄せ作用が制動レバーの上方旋回
変位に対して直線比例的にではなく、スキーの滑
走面側部を通過するまではスキー板幅にほぼ並行
に移行し、スキー側縁部を通過時点以降にスキー
縦中心線方向への収束が行なわれる構成のスキー
ブレーキである。
さらにこの考案の別の課題はブレーキの回動、
すなわちスキー靴がスキー板から離脱した際制動
レバーをスキー板滑走面下方へ旋回させるための
弾性体を、より少数の、好ましくは単一ばねとし
て形成し、複雑な付加的ケーシングを必要とする
ことなしに、簡単にブレーキ用基台とペダルの間
に装入可能なスキーブレーキを提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記の課題は、本考案の実用新案登録請求の範
囲に記載のスキーブレーキの構造に従つて解決さ
れる。
(実施例) 本願考案によるスキーブレーキの構成に関しそ
の実施例を図面について説明する。
本願考案によるスキーブレーキは第1図におい
てブレーキとしての旋回運動作用に際して本質的
には弾性作用を呈しない左右にそれぞれ別設され
た1対の制動レバー1とその延長部1Aとブレー
ド1Dおよび該制動レバー1に弾性力を付与する
ための弾性体2、制動レバー上方延長部1Aと弾
性体2を相互結合すると共にスキー靴による踏み
おさえのためのペダル3ならびに結合板4および
制動レバー1の制動レバー枢軸部1Bと弾性体2
の弾性体の下方枢軸部2Aを軸支するための基台
5から構成される。
なお合目的的には弾性体の上下の弾性体の下方
枢軸2Aと弾性体の上方枢軸部2Bと、ならびに
制動レバー1の制動レバー枢軸部1Bの3点は弾
性体の下方枢軸部2Aを頂点とする三角形を形成
するものである。
弾性体2は好ましくは線経3〜4mmのばね剛線
材から成り、第1図に示されるようにほぼS字状
またはZ字状に形成され、かつそれの両端は互い
に平行であるように折曲される。この場合平面図
である第1図で右側に位置する下方末端部は基台
5に、嵌装されて下方枢軸部2Aを形成するのに
対して、第1図で左側に位置する上方末端はペダ
ル3に嵌装されて上方枢軸部2Bを形成する。
その場合、下方枢軸部2Aを枢軸支する基台5
は、第2図でそれの下側面に逆U字状断面の溝を
有しており、この溝内に弾性体の下方枢軸部2A
が嵌装された後、スキー板6に直接または硬い材
料から成る敷板を介して基台5と木ねじなどで固
定されることにより、弾性体2には下方枢軸部2
Aを中心とした旋回自在性が付与される。さらに
上方枢軸部2Bを軸支するペダル3は、同じくそ
れの下側面に逆U字状断面の溝を有しており、こ
の溝内に弾性体の上方枢軸部2Bが嵌装された
後、硬い材料から成る結合板4とともにリベツト
などで互いに結合されることにより、弾性体2に
は上方枢軸部2Bを中心とした旋回自在性が付与
される。
(作用) 前述のペダル踏みつけ行程に付随して、制動レ
バー延長部1Aはスキー板幅に平行に移行する。
つぎに該基台内方突出部5Aに回動基部1Cが接
触すると制動レバー延長部1Aはスキー縦中心線
方向に収束されるから制動レバー1のブレード1
Dは第1図に示すストロークaに相当する寸法だ
けスキー縦中心線方向へ収束される。第2図にお
いて角度αは該制動レバー1のスキー幅並行移行
領域、角度βはブレード1Dのスキー縦中心線方
向への収束移行領域を示すものである。
次に第2図から明らかなように、弾性体の下方
枢軸部2A、上方枢軸部2Bおよび制動レバー枢
軸部1Bは、頂点部2Bと1Bを結ぶ間隔を対辺
とする鈍角三角形を形成する。従つて、いま、ペ
ダル3がそれの上面3Aへのスキー靴の踏みおろ
し行程によつて下降するとき、三角形の他の二辺
に相当する頂点部2Aと2Bの間、および2Aと
1Bの間は圧縮される。しかしこの場合、2Aと
1Bの間は剛性的であため不動であるのに対し
て、前者2Aと1Bの間は弾性的にであるため、
弾性材、図の場合は、S字形状のばね鋼線から成
る枠材は弾性的に圧縮変形を生じて、それの内部
に弾性エネルギーを蓄積する。スキー靴が完全に
踏みおろされたとき、上記の弾性材2の変形量は
最大となる。その後、スキー靴が離脱した際は、
それによる強制踏み付け作用が無くなるため、弾
性材2は内部に蓄積されたエネルギーを放出して
伸長し、従つて、ペダル3は再び持ち上げられる
結果、制動レバー1は下降してそれと一体的なブ
レード1Dによつて雪面と接触し制動作用を呈す
る。
すなわち、本願考案によるスキーブレーキは制
動レバーがそれの全旋回角度(α+β)のうち比
較的大きなスキー側面部近傍までの角度の範囲内
ではスキー板幅に並行に上昇移行し、スキー板側
面通過時点以降の比較的小さな角度βの範囲でス
キー縦中心線方向へ収束されるため、該制動レバ
ーをスキー板幅内部により大きく収束させること
ができる特徴を有する。
以上のように、本願考案のスキーブレーキは従
来公知の例えば前述の特公昭54−149171号による
スキーブレーキでは、制動レバー1が上方移行運
動の開始時点からすでにスキー縦中心線方向へ収
束するために、1対の制動レバーの間隔をスキー
板幅に対して十分広くとる必要があり、したがつ
てペダル踏みつけの結果該制動レバーをスキー板
上面の休止位置においてスキー板幅内部に収束さ
せることが不可能である欠点を改良したもので、
スキーの滑走性、操作性を阻害せずしかも迅速か
つ正確にスキー板の自走を阻止する制動能力を備
えたスキーブレーキである。
【図面の簡単な説明】
この考案の実施例を示すもので、第1図は本願
考案の構成を示す平面図、第2図は第1図A−A
線断面図及び制動作用説明図。 1……制動レバー、1A……制動レバー延長
部、1B……制動レバー枢軸部、1C……回動基
部、1D……ブレード、2……弾性体、2A……
弾性体の下方枢軸部、2B……弾性体の上方枢軸
部、3……ペダル、3A……ペダル上面、4……
結合板、5……基台、5A……基台内方突出部、
6……スキー板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 左右にそれぞれ別設された1対の制動レバー1
    を有し、該制動レバー1のスキー板6上方への制
    動レバー延長部1Aが踏みつけのためのペダル3
    および結合板4と相互に結合されると共に、該制
    動レバー1と該制動レバー上方延長部1Aの中間
    がスキー板6幅方向にほぼ直角に屈曲されてお
    り、該屈曲個所がスキー板6に固定された基台5
    内で枢軸支され、その際、該基台5を該ペダル3
    で踏みつけたとき該制動レバー1の回動に付随し
    て該制動レバー上方延長部1Aの回動基部1Cを
    強制的にスキー縦中心線方向へ収束せしめること
    によりブレード1Dをスキー縦中心線方向にへ収
    束させるための1対の基台内方突出部5Aを設け
    ると共に、一方では該基台5のスキー板6幅ほぼ
    中央部に、他方では該ペダル3と該結合板4の間
    に弾性体の下方枢軸2Aと弾性体の上方枢軸2B
    を枢軸とする弾性体2を挿設したスキーブレーキ
    において、上記の弾性体2がばね線材から成り、
    好ましくはほぼS字状またはZ字状に形成される
    ことを特徴とするスキーブレーキ。
JP13816183U 1983-09-05 1983-09-05 スキ−ブレ−キ Granted JPS6045076U (ja)

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JPS6045076U JPS6045076U (ja) 1985-03-29
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