JPH0239093Y2 - - Google Patents

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JPH0239093Y2
JPH0239093Y2 JP6898285U JP6898285U JPH0239093Y2 JP H0239093 Y2 JPH0239093 Y2 JP H0239093Y2 JP 6898285 U JP6898285 U JP 6898285U JP 6898285 U JP6898285 U JP 6898285U JP H0239093 Y2 JPH0239093 Y2 JP H0239093Y2
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circuit
control valve
electromagnet
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proportional control
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  • Magnetically Actuated Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電磁石を用いて流量制御する比例制御
弁において電磁石の励磁電流を供給する制御装置
に関するものである。
本考案に用いる比例制御弁の一例を第1図に示
す。図中、1は制御弁本体で、流通路の入口と出
口との間に弁体2が設けられ、該弁体2に弾性部
材すなわちダイヤフラム3と磁性体4とが固着さ
れている。磁性体4は例えば永久磁石を用いてあ
る。5は磁性体4に対向して設けられた電磁石で
その鉄心6は前記磁性体4に一定の間隔を隔てて
対面するように配置してあり、前記電磁石5には
その鉄心6に磁性体4と同じ極性を励磁するよう
に通電される。これにより電磁石5に流れる励磁
電流の強さに応じて磁性体4と鉄心6との間に磁
力即ち吸引力及び反発力が生じ、該両力により弁
体2がガイド7に沿つて上下に作動する。以つて
弁座8との間の流通路の開度を可変することによ
り流通路を流れる流体の流量を比例的に制御す
る。
かかる比例制御弁を例えば燃料ガス流量調節に
適用する。一般に燃料ガスの種類は都市ガス、天
然ガス、LPガス等単位発熱量の異なるガス各種
あり、これらのガスは同一の燃焼入力(総発熱
量)を得るためには単位発熱量に反比例する流量
を得る必要がある。そして流量は弁体2の前後差
圧に対応するので同一燃焼入力を得るには都市ガ
スでは流入圧力(以下一次圧P1という)が最大
で100mmH2O、比例制御弁によつて調節された後
(流出)の圧力(以下二次圧P2という)が最大で
60mmH2O、天然ガスではP1が200mmH2O、P2
120mmH2O、LPガスではP1が280mmH2O、P2
200mmH2Oとなり各ガス種様々である。前記各ガ
スを同一の比例制御弁で調節する場合、電磁石5
の巻線は同一のものとしたなら各ガス種により必
要なアンペアターンの最大値は、都市ガスでは
380AT、天然ガスでは450AT、LPガスでは
640ATとなる。従つて各ガス種に応じた最大印
加電圧を調節して上記アンペアターンを満足させ
る必要がある。また、制御する場合の最低値のア
ンペアターンも各ガス種によりまちまちとなり、
従つて各ガス種毎に最大、最底の電圧を設定する
ことが必要となる。そのためには、例えば前記3
つのガス種で使用する場合には、合計6点の電圧
設定が必要となり、これは回路設計上非常に大き
な手間とコスト高となる原因であつた。
尚、上記欠点を解消するものとして第2図に示
す制御回路があつた。図中、Rcは電磁石5の巻
線抵抗、R1,R2はRcに直列に接続された抵抗、
aは都市ガス使用時での経路を示し、bは天然ガ
スでの経路、cはLPガスでの経路を示す。
かかる構成の励磁回路の抵抗R1とR2とは以下
の如く定められる。LPガスの必要最大アンペア
ターンを得るために該励磁回路に印加する電圧を
Vnaxとすると、LPガスではA〜B間にVnaxを印
加すれば良い。次に天然ガスの必要最大アンペア
ターンを得るための電流値をAoとすると抵抗R1
はVnax=Ao(Rc+R1)の関係を満足するように定
められる。抵抗R2も上記と同様に、都市ガスの
必要最大アンペアターンを得るための電流値を
Acとすると、Vnax=Ac=(Rc+R1+R2)の関係
を満足するように定められる。これにより上記各
ガス種に対する必要最大電圧としてVnaxの電圧
だけを供給すれば良いことになる。従つて最大電
圧を各ガス種により調節する必要はなく制御する
最低電圧のみを設定すれば良い。
前記制御回路を用いた場合の制御特性の1例を
第3図に示す。図中、最大燃焼入力をQ1、最低
燃焼入力をQ2として各ガス種を通じて共通にし
てある。最大燃焼入力は各ガス種を通じて電圧
Vnaxで得られ、最低燃焼入力は、都市ガスで電
圧Vc、天然ガスで電圧Vo、LPガスで電圧VL
夫々得られる。従つて上記励磁回路で設定する必
要のあるものは電圧Vnax、Vc、Vo、VLのみとな
り上記で述べた設定数を大幅に減少させている。
然り乍ら、上記比例制御弁を大量生産する場合、
永久磁石4の磁束密度、電磁石5の巻線抵抗Rc
制御弁本体1の各部の寸法、比例制御弁の出口に
連続される図示しないオリフイスの径寸法及び励
磁回路に用いる抵抗R1,R2等のバラツキにより
ガス流量のバラツキの一定の規格を満足しない比
例制御弁も生産され、従つて従来では電圧Vnax
を制御弁一個一個につき調整して設定していた。
そのため、電圧Vnaxの他に各ガス種に対する最
低電圧Vc,Vo,VLまで調整する必要があり実に
その作業が煩わしいものであつた。
本考案は上記の点に鑑みてなされたもので、制
御弁本体に内装された電磁石の吸引力或いは反発
力を制御するための抵抗可変手段を内蔵した励磁
回路を設けることにより、上記欠点を解消したも
のである。
本考案の第1実施例を第4図に基づいて説明す
る。尚、第2図と同一要素には同一符号を付して
説明を省略する。図中RV1,RV2,RV3は抵抗可変
手段としての可変抵抗である。LPガス使用の場
合に通電する回路は回路cで抵抗Rcと可変抵抗
RV1との直列回路により構成される。天然ガス使
用の場合に通電する回路は回路bで、抵抗Rc
可変抵抗RV2との直列回路で構成される。都市ガ
スの場合では回路aで抵抗Rcと可変抵抗RV3との
直列回路で構成される。
即ち、本考案のこの実施例では巻線抵抗Rc
介装した共通回路に、可変抵抗RV1,RV2,RV3
それぞれ設けた流体種類別の個別回路(回路a,
b,c)をそれぞれ接続しているものである。
かかる構成の励磁回路では、第5図の都市ガス
を適用した時の制御特性曲線で示すように、例え
ば最大燃焼入力Q1部の許容範囲l1より大きい破線
の特性曲線を有する比例制御弁の場合、可変抵抗
RV3をその抵抗値が増すように調節することによ
り許容範囲l1を満足する実線の制御特性曲線を得
ることができる。この時最大燃焼入力に限らず全
範囲に亘つて制御特性曲線は下方向に平行移動す
る。一方、前記許容範囲l1より小さい1点鎖線の
特性曲線を有する比例制御弁の場合では可変抵抗
RV3をその抵抗値が減ずるよう調節することによ
り上記同様に実線で示す制御特性曲線を得る。こ
のように可変抵抗RV3を調節することにより、比
例制御弁がバラツキを有していたとしても、一定
の最大電圧Vnaxですべての比例制御弁を最大燃
焼入力Q1の許容範囲l1に納めることができる。ま
た、最低燃焼入力Q2の許容範囲l2を満足させるた
めには別の調節が必要となると思われるが、考案
者等の実験によると、最大燃焼入力を調整すると
一定の電圧Vc時の最低燃焼入力も同時にバラツ
キが少なくなり許容範囲l2内にほぼ納まる結果を
得ている。即ち、第5図でも判明するように、最
大燃焼入力が許容範囲l1より低い値となつた比例
制御弁では最低燃焼入力もその許容範囲l2より低
く、また最大燃焼入力が許容範囲l1より大きい値
の比例制御弁では最低燃焼入力もその許容範囲l2
より大きい値となつており、最大燃焼入力を許容
範囲l1内に納まるよう可変抵抗RV3を調節すれば
同時に最低燃焼入力も許容範囲l2内に納まる。従
つて上記で述べたバラツキを有する比例制御弁で
も一定の電圧Vnax,Vc,Voで、都市ガス及び天
然ガスでの最大燃焼入力と最低燃焼入力とを可変
抵抗RV3,RV2をそれぞれ調節することにより許
容範囲l1,l2内に納めることができ然もその作業
が簡便である。
また電圧Vnax,Vc,Vo等に量産バラツキがあ
る場合でも可変抵抗RV2,RV3の調整により最大
燃焼入力、最低燃焼入力を許容範囲l1,l2内にお
さめることが容易となる。
また同様にLPガスの場合でも可変抵抗RV1を調
整することにより同様に許容範囲l1,l2内におさ
めることができる。
なお、第6図は本考案の他の実施例を示すもの
で、第4図の実施例と異なる点は回路aに固定抵
抗R30,回路bに固定抵抗R20、回路cに固定抵
抗R10をそれぞれ追加した点にある。
この実施例においても前記実施例と同様な作
用、効果が期待できるうえ、各回路a,b,cの
抵抗値を固定抵抗R10,R20,R30によつて予め設
定できるので、可変抵抗RV1〜RV3の調整範囲は
小さくて良く、逆に言えば可変抵抗RV1〜RV3
より高精度のものを使用できるという新たなメリ
ツトもある。
以上説明したように、本考案によれば、制御弁
本体に内装された電磁石の吸引力或いは反発力を
制御するための電磁石の励磁回路に、電磁石の巻
線抵抗を介装した共通回路と、この共通回路にそ
れぞれ直列に接続されるとともに互いに並列に接
続された液体種類別の少なくとも2つの個別回路
とを備え、各個別回路の中にそれぞれ可変抵抗を
それぞれ設けたので、この可変抵抗を個々に調節
することによつて、比例制御弁、オリフイス及び
抵抗のバラツキによる燃焼入力にバラツキがあつ
ても全流体種類を通じて一定の最大電圧となるよ
う調整することができる。従つてとくにガス燃料
の制御に用いれば安定した燃焼熱を供給すること
ができる。
更に、比例制御弁の製造を多少ばらつきの多い
様に行なつても、前記励磁回路の各可変抵抗によ
つて調整することができるので、大量生産を可能
にし、かつ制御精度が良く然も生産コストを安く
することのできる比例制御弁を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案で用いた比例制御弁の一例を示
す縦断面図、第2図は従来の比例制御弁の動作を
制御する励磁回路図、第3図は同じくその従来の
励磁回路を適用した場合の比例制御弁の制御特性
を示す図、第4図は本考案の第1実施例である励
磁回路図、第5図は本考案の第1実施例である同
上励磁回路を適用した場合の比例制御弁の制御特
性を示す図、第6図は本考案の第2実施例である
励磁回路図である。 図中、2は別体、3はダイヤフラム、4は磁性
体、5は電磁石、Rcは巻線抵抗、RV1,RV2,RV3
はいずれも可変抵抗、R1,R2,R3,R10,R20
R30はいずれも固定抵抗を示すものである。なお
図中同一符号は同一又は相当部分を示す。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 電磁石への通電量を制御することによつて内
    部の弁体を任意の開度に制御し、流体の流量を
    上記通電量と比例的に制御する比例制御弁にお
    いて、上記電磁石の励磁回路には、電磁石の巻
    線抵抗を介装した共通回路と、この共通回路に
    それぞれ直列に接続されるとともに互いに並列
    接続された流体種類別の少なくとも2つの個別
    回路とを備え、これら各々の個別回路には上記
    電磁石へ印加する最大電圧を流体の種類を通じ
    て一定の所定電圧に設定するための可変抵抗を
    それぞれ設けてなる比例制御弁の制御装置。 (2) 流体は種類によつて発熱量の異なる燃焼用ガ
    スであることを特徴とする実用新案登録請求の
    範囲第1項記載の比例制御弁の制御装置。 (3) 各個別回路にはそれぞれその個別回路ごとの
    固有抵抗値を設定する固定抵抗が設けられてい
    ることを特徴とする実用新案登録請求の範囲第
    1項又は第2項のいずれかに記載の比例制御弁
    の制御装置。
JP6898285U 1985-05-10 1985-05-10 比例制御弁の制御装置 Granted JPS6124579U (ja)

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JPS6124579U JPS6124579U (ja) 1986-02-13
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