JPH0235099Y2 - - Google Patents

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JPH0235099Y2
JPH0235099Y2 JP15446081U JP15446081U JPH0235099Y2 JP H0235099 Y2 JPH0235099 Y2 JP H0235099Y2 JP 15446081 U JP15446081 U JP 15446081U JP 15446081 U JP15446081 U JP 15446081U JP H0235099 Y2 JPH0235099 Y2 JP H0235099Y2
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valve
pilot
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、電流制御により設定油圧を変更制
御する電磁比例圧力制御弁に、関するものであ
る。
この種の電磁比例圧力制御弁は、各種の産業分
野で各種の制御目的に巾広く利用されているが、
市販されている電磁比例圧力制御弁は、電流値に
対し設定油圧が比例的に上昇し電流が流れなくな
ると設定油圧が零もしくは零近くまで低下せしめ
られるものに、構成されている。
ところでこのような市販の電磁比例圧力制御弁
を、トラクタとかコンバイン等の農用車輌に設け
られた車速変更用の油圧クラツチ式変速装置にお
ける油圧クラツチに対する作用油圧を制御するた
めとか、油圧作動型の舶用減速逆転機におけるク
ラツチ作動用の油圧作動筒に対する作用油圧を制
御するためとかに用いた場合、電気系統が故障し
電流が流れなくなつたときには油圧が零もしくは
その近くまで低下しクラツチのエンゲージングが
得られなくなるから、以後の車輌走行ないし船舶
航行が不能となり、危険な状態が現出し得る。ま
た一定の目的、例えば車速変更用の油圧クラツチ
式変速装置を設けられたトラクタにおいて深耕ロ
ータリ作業とかトレンチヤ作業、除雪作業等の、
車速を超低速として行なうべき作業時のための超
低速車速を、上記変速装置における油圧クラツチ
に対する作用油圧を低下させ該油圧クラツチをス
リツプ運転させて行なうこととした場合であつ
て、作業負荷に応じ該負荷が高いほどクラツチス
リツプ率を高めて車速を下げるべくクラツチ作用
油圧を低めようとする場合に、同油圧の制御を、
負荷センサーからの電流値に応じ油圧を制御する
電磁比例圧力制御弁によつて行なうこととすると
き、市販の制御弁のように電流値に対し油圧が比
例的に上昇するものであつてはそれだけ、制御回
路構造が複雑化する。
この考案は、上記した事実に鑑み、電流値に対
し設定油圧を比例的に減少制御し、電流が流れな
くなつたときには自動的に最高油圧を設定するこ
ととする、新規な電磁比例圧力制御弁を、提供し
ようとするものである。
図示の実施例について、この考案に係る電磁比
例圧力制御弁の構成を説明すると、先ず第1図に
は、直動形の圧力制御弁に構成された第1の実施
例が示されている。第1図において1はバルブケ
ースであり、このバルブケース1には、弁穴2
と、該弁穴2に内端で開口するポンプポート3及
びタンクポート4とを、穿設してある。両ポート
3,4の開口端間で弁穴2の内周面上には弁座5
を形成してあり、この弁座5に図上で左側から着
座するポペツトに形成されたパイロツトバルブ6
が、弁穴2内に摺動可能に配設されている。パイ
ロツトバルブ6は、図上で左向きに延出する第1
の杆部6aを備えており、弁穴2端でバルブケー
ス1外面上に固定したナツト7に螺合し弁穴2内
へと挿入してある調整ねじ8には、上記第1の杆
部6aを支承するガイド孔8aを形成してある。
パイロツトバルブ6は、調整ねじ8に基端を受け
させ先端をパイロツトバルブ6に当てて第1の杆
部6a上に設けられた油圧制御用スプリング9に
よつて、弁座5への着座方向に移動附勢されてい
る。
同様に第1図に示すように、図上でバルブケー
ス1の右側にはソレノイドケース10を連設して
あり、このソレノイドケース10内には固定鉄芯
11と可動鉄芯12とを、前記パイロツトバルブ
6と同心的に、且つ、固定鉄芯11をパイロツト
バルブ6側に位置させて、直列的に配設してあ
る。固定鉄芯11は、バルブケース1端の筒状部
分1aの内端面13に前端のフランジ部11aを
衝合させると共に該フランジ部11aの背面に当
てて筒状部分1a内周面に止輪14を装着するこ
とによつて、位置を固定されている。該固定鉄芯
11にはその軸線上においてピン挿通穴11bを
形成してあり、可動鉄芯12に基端でピン15結
合したプツシユピン16が、該ピン挿通穴11b
を挿通させ先端を前記弁穴2内に臨ませて、設け
られている。ソレノイドケース10内において固
定鉄芯11の外周にはソレノイドコイル17を捲
回してあり、またソレノイドケース10上には制
御ボツクス18を設置してある。
以上よりして、ソレノイドコイル17に電流が
流れ固定鉄芯11に磁気が誘起されると、可動鉄
芯12が固定鉄芯11に吸引されプツシユピン1
8が弁穴2内方向へ突出することとなるが、第1
図に図示の電磁比例圧力制御弁におけるパイロツ
トスプリング19は、次のように設けられてい
る。すなわち、パイロツトバルブ6にはプツシユ
ピン16方向に延出する第2の杆部6bを一体的
に設けてあり、この第2の杆部6bの中途に大径
部6cを設けてある。またプツシユピン16の先
端部は、小径部16aに形成されている。そして
上記したパイロツトスプリング19は、パイロツ
トバルブ6本体の反対側で上記大径部6cに当て
て第2の杆部6b上に設けられたばね受リング2
0と上記小径部16a上に該小径部16a端の段
部に当てて設けられた他のばね受リング21とに
両端を受けさせて、弁穴2内に設けられている。
したがつて、該パイロツトスプリング19はパイ
ロツトバルブ6に対し、前記した油圧制御用スプ
リング9の反対側から作用させてあり、このパイ
ロツトスプリング19に対しプツシユロツド16
は、パイロツトバルブ6の反対側から作用させて
ある。
第1図において22は、可動鉄芯12の基端面
に当てて設けられた手動プツシユピンであつて、
この手動プツシユピン22を前進位置させること
で可動鉄芯12を、固定鉄芯11に衝合する最前
進位置にロツク可能とされている。
第1図に図示の直動形の電磁比例圧力制御弁
は、以上に説明して来たように構成されているか
ら、ポンプポート3からパイロツトバルブ6に作
用する油圧が油圧制御用スプリング9のスプリン
グ力に打克つと同圧力制御弁がリリーフ動作する
ことになつて、油圧制御用スプリング9のスプリ
ング力に応じた油圧がポンプポート3に成立す
る。そして油圧制御用スプリング9のスプリング
力は、プツシユピン16がパイロツトバルブ6方
向へと前進位置するほど、パイロツトバルブ6を
油圧制御用スプリング9とは反対方向に移動附勢
するパイロツトスプリング19のスプリング力が
高められて、実質的に低められて来るから、ソレ
ノイドコイル17に流れる電流値が高くプツシユ
ピン16が前進位置するほど、ポンプポート3に
成立する油圧が低められる。すなわち、電流値に
対し設定油圧が比例的に減少制御される。また電
気系統の故障等でソレノイドコイル17に電流が
流れなくなつたときは、プツシユピン16が図示
の最後退位置まで後退するから、そのときパイロ
ツトスプリング19のスプリング力が最大限に弱
められ、油圧制御用スプリング9のスプリング力
が実質上、最大限に強められるから、ポンプポー
ト3には最高油圧が成立する。そしてこのような
最高油圧は、前記調整ねじ8を螺回して前後させ
油圧制御スプリング9のスプリング力を調整する
ことによつて、変更制御できる。なお必要な場合
には、前記手動プツシユピン22を前進位置さ
せ、可動鉄芯12を固定鉄芯11に当てプツシユ
ピン16を最大限に突出させて、パイロツトスプ
リング19のスプリング力を最大限に高め油圧制
御スプリング9のスプリング力を実質的に最大限
に低めた状態を得、ポンプポート3に成立する油
圧を最低油圧に維持することもできる。
また第1図の図示の電磁比例圧力制御弁は、前
記のように構成されていることから、第2図に示
すように、ソレノイド機構とパイロツトスプリン
グ19とを取外し、固定鉄芯11の前記フランジ
部11a位置に蓋23を、前記端面13と止輪1
4とを利用して装着することで、一般の直動形リ
リーフ弁に簡単に転用できる。
次に第3図に示す第2の実施例について説明す
ると、この第2の実施例は、バランスピストン形
の電磁比例圧力制御弁としてこの考案を実施した
例に係る。第3図において30は、バランスピス
トン形圧力制御弁におけるピストンで、このピス
トン30は、前記同様の弁穴2に平行させてバル
ブケース1に穿設された他の弁穴31内に摺動可
能に設けられている。該ピストン30は、弁穴3
1内を図上で左右の室32,33に区画する大径
部30aを備えており、ポンプポート3は該大径
部30aに引続く小径部30bの外周に位置する
左側の室32に開口させて、またタンクポート4
は上記大径部30a外周面位に開口させて、それ
ぞれバルブケース1に形成されている。ポンプポ
ート3は上記した左側の室32から、ピストン3
0基端の大径部外周面に形成した溝穴34を介し
てピストン30基端に位置する室35へと連通さ
せてあると共に、ピストン小径部30bに形成し
たオリフイス36とピストン30内とを介して前
記右側の室33へと連通させてあり、該右側の室
33が、バルブケース1内の油通路穴37を介し
てパイロツトバルブ5前面位の弁穴2内へと連通
させてある。またタンクポート4は、弁穴31内
周面に形成された環状溝38とバルブケース1内
の油通路穴39とを介して、パイロツトバルブ5
背面位の弁穴2内へと連通させてある。ピストン
30を移動附勢するオーバロード制御用スプリン
グ40は、ピストン30と弁穴31内端面とに両
端を当てて室33内に設けられている。第3図に
おいて41は、弁穴31端を閉塞するプラグであ
る。
第3図に図示のバランスピストン形の電磁比例
圧力制御弁においては、ピストン30がオーバロ
ードリリーフバルブとして機能するのに対し、パ
イロツトバルブ6は、該ピストン30を油圧パイ
ロツトによりリリーフ動作させるバルブとして機
能し、電磁的なパイロツトによりリリーフ動作せ
しめられるが、このパイロツトバルブ6と附設の
ソレノイド機構は、第1図に図示の第1の実施例
におけると全く同様に構成されている。
この第3図に図示の電磁比例圧力制御弁は、パ
イロツトバルブ6が第1の実施例について説明し
たのと同様にリリーフ動作すると直ちに、室33
から油通路穴37、パイロツトバルブ6前面位の
弁穴2内、パイロツトバルブ6、パイロツトバル
ブ6背面位の弁穴2内、油通路穴39及び環状溝
38を介しタンクポート4へと油がドレンされて
室33内の油圧が低下し、且つ、ポンプポート3
の油圧がオリフイス36を介して徐々にしか室3
3内に作用しないため、室35内と室33内とに
油圧差が生じ、この油圧差によりオーバロード制
御スプリング40のスプリング力に抗しピストン
30が第3図上で右側に移動せしめられ、ピスト
ン小径部30bが環状溝38位置に到達すること
で、ポンプポート3から弁穴31内を介してタン
クポート4への油リリーフが行なわれる状態が得
られて、ポンプポート3に所期の油圧を成立させ
る。そしてこの油圧は、パイロツトバルブ6のリ
リーフ動作時の油圧となるから、第1の実施例に
ついて説明したのと同様に、電流値に対し設定油
圧が比例的に減少制御されると共に、ソレノイド
コイル17に電流が流れなくなつたときはポンプ
ポート3に最高油圧が成立する。
第3図に図示の第2の実施例において、上記し
た最高油圧を調整ねじ8により変更制御できるこ
と、及び手動プツシユピン22を前進させて設定
油圧を最低油圧に維持できることも、第1の実施
例の場合同様である。またこの第2の実施例に係
る電磁比例圧力制御弁も、第4図に示すようにソ
レノイド機構を取外し蓋23をバルブケース1端
に装着することで、一般のバランスピストン形リ
リーフ弁に簡単に転用できる。
以上の説明から明らかなように、この考案の電
磁比例圧力制御弁は、パイロツトバルブ6に対
し、該パイロツトバルブ6を弁座5への着座方向
に移動附勢する油圧制御用スプリング9の反対側
からパイロツトスプリング19を作用させ、この
パイロツトスプリング19に対しプツシユ型ソレ
ノイドのプツシユピン16を、上記パイロツトバ
ルブ6の反対側から作用させたことを、特徴とし
てなる構成のもので、プツシユ型ソレノイドに流
れる電流値が高くプツシユピン16がパイロツト
バルブ6方向に突出位置するほど、パイロツトス
プリング19によるパイロツトバルブ6着座反対
方向への附勢力が高められ油圧制御用スプリング
9によるパイロツトバルブ6着座附勢力が実質低
下せしめられて、電流値に対し設定油圧が比例的
に減少制御され、またプツシユ型ソレノイドに電
流が流れなくなつたときは、プツシユピン16が
最後退しパイロツトスプリング19によるパイロ
ツトバルブ6着座反対方向への附勢力が最大限に
低下せしめられて、最高油圧が成立せしめられる
ようにするものと、なつている。
したがつてこの考案は、所期の目的を達成し
て、電流値に対し設定油圧を比例的に減少制御
し、電流が流れなくなつたときには自動的に最高
油圧を設定しそのときも油圧クラツチ等の油圧機
器を所定の作動状態に保つて安全を確保すること
とする、新規な電磁比例圧力制御弁であつて、車
速変更用の油圧クラツチ式変速装置を設けられた
農用車輌とか油圧作動型の舶用減速逆転機等にお
いて油圧制御目的に極く好適に利用できる電磁比
例圧力制御弁を、提供し得たものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の第1の実施例を示す縦断面
図、第2図は同第1の実施例を一般のリリーフ弁
に転用した状態を示す縦断面図、第3図はこの考
案の第2の実施例を示す縦断面図、第4図は同第
2の実施例を一般のリリーフ弁に転用した状態を
示す縦断面図である。 1……バルブケース、2……弁穴、3……ポン
プポート、4……タンクポート、5……弁座、6
……パイロツトバルブ、6b……第2の杆部、6
c……大径部、9……油圧制御用スプリング、1
1……固定鉄芯、12……可動鉄芯、16……プ
ツシユピン、16a……小径部、17……ソレノ
イドコイル、19……パイロツトスプリング、2
0,21……ばね受リング、30……ピストン、
40……オーバロード制御用スプリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. パイロツトバルブに対し、該パイロツトバルブ
    を弁座への着座方向に移動附勢する油圧制御用ス
    プリングの反対側からパイロツトスプリングを作
    用させ、このパイロツトスプリングに対しプツシ
    ユ型ソレノイドのプツシユピンを、上記パイロツ
    トバルブの反対側から作用させたことを、特徴と
    してなる電磁比例圧力制御弁。
JP15446081U 1981-10-16 1981-10-16 電磁比例圧力制御弁 Granted JPS5860072U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15446081U JPS5860072U (ja) 1981-10-16 1981-10-16 電磁比例圧力制御弁

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15446081U JPS5860072U (ja) 1981-10-16 1981-10-16 電磁比例圧力制御弁

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Publication Number Publication Date
JPS5860072U JPS5860072U (ja) 1983-04-22
JPH0235099Y2 true JPH0235099Y2 (ja) 1990-09-21

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ID=29947058

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15446081U Granted JPS5860072U (ja) 1981-10-16 1981-10-16 電磁比例圧力制御弁

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JPS5860072U (ja) 1983-04-22

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