JPH0230968Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ この考案は時計ケースとバンドの取付部構造に
関するものである。

＜この考案が解消しようとする問題点＞ 時計ケースとバンド間をばね棒などの止軸を用
いて連結するときは、運動によつて止軸を中心に
時計ケースとバンドが互いに反対方向に回動して
一体観が損なわれるという問題があつた。本考案
はかかる問題点を解消しようとするものである。

＜考案の構成＞ 本考案は時計ケースの両側の下半に下面開放形
の凹部を設け、該凹部を挟んで前記時計ケースの
両側に段落した足部を突出し形成し、時計バンド
の先部に前記足部上に載上して時計ケースの側面
に接面する平板部と該平板部下に前記足部間に嵌
入するばね棒案内溝付の時計取付部を形成し、該
時計取付部の先部に前記凹部に嵌合する突部を形
成したことを特徴とする時計ケースとバンドの取
付部構造にある。

＜実施例＞ 以下図面に基づいて実施例を説明する。

第１図、第２図は第１実施例であつて、平面視
円形の時計ケース１の両側側面に下面開放形の凹
部４を設け、該凹部４を挟んで段落した足部２，
２′を突出形成する。時計バンド５は先端に時計
ケース１の円弧膨出形の側面３に接面するように
凹曲した端面７を先部に有して足部２，２′上に
載上する平板部９と、該平板部９下に増厚により
形成する足部２，２′間に接面嵌入する時計取付
部６と、該取付部６の中間に横断形成する下面開
放のばね棒案内溝１２と、さらに取付部６の先部
に前記凹部４に上面を接面して嵌合する突部８を
設けて、これを時計取付部６の背面１０を用いて
ろー付け取付けしている。

以上の構成によつて、ばね棒案内溝１２にばね
棒１１を嵌めて時計バンド５を時計ケース１に取
付けると、時計取付部６は足部２，２′間に接面
嵌入し、平板部９が足部２，２′上に載つて凹曲
した端面７を時計ケースの円弧膨出形の側面３に
接面し、突部８が時計ケース１の凹部４に上面を
接面して嵌合し連結することとなる。

第３図、第４図は角型の時計ケース１ａと時計
バンド５ａについての第２実施例であつて、バン
ド５ａの先部下半を切欠して残置された部分にて
平板部９ａを形成し、該平板部９ａ下に突部８を
先部に有し、ばね棒案内溝１２ａを中間下に設け
て足部２，２′間に接面嵌合するように形成した
時計取付部６ａを取付けて構成したほかは第１実
施例と同じである。

＜考案の効果＞ 本考案は以上のように構成したので、時計ケー
スに時計バンドをばね棒を用いて連結すると、時
計ケースの足部間に時計取付部が接面嵌入し、平
板部が足部に載上し、時計ケースに設けた下面開
放の凹部にバンドの突部が上面を接面して嵌合す
るために、運動が生じても時計ケースと時計バン
ドは互いに反対方向に動くことが封じられて時計
ケースとバンド間を〓間のない連結状態にて保持
し続けるという効果を生ずる。

【図面の簡単な説明】

第１図は円型の時計ケースと時計バンドの取付
部構造を各部分にて切離した状態にて示す第１実
施例の斜視図、第２図は同、連結状態を示す拡大
平面図、第３図は第２実施例の斜視図、第４図は
同、連結状態を示す側断面図。 １は時計ケース、２，２′は足部、３は時計ケ
ースの側面、４は凹部、５は時計バンド、６は時
計取付部、７は端面、８は突部、９は平板部、１
０は背板、１１はばね棒、１２はばね棒案内溝で
ある。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 時計ケースの両側の下半に下面開放形の凹部を
   設け、該凹部を挟んで前記時計ケースの両側に段
   落した足部を突出し形成し、時計バンドの先部に
   前記足部上に載上して時計ケースの側面に接面す
   る平板部と該平板部下に前記足部間に嵌入するば
   ね棒案内溝付の時計取付部を形成し、該時計取付
   部の先部に前記凹部に嵌合する突部を形成したこ
   とを特徴とする時計ケースとバンドの取付部構
   造。