JPH0229652B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0229652B2
JPH0229652B2 JP55115086A JP11508680A JPH0229652B2 JP H0229652 B2 JPH0229652 B2 JP H0229652B2 JP 55115086 A JP55115086 A JP 55115086A JP 11508680 A JP11508680 A JP 11508680A JP H0229652 B2 JPH0229652 B2 JP H0229652B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drug
parts
polymer layer
layer
buffer layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP55115086A
Other languages
Japanese (ja)
Other versions
JPS5738713A (en
Inventor
Toshuki Yamamoto
Ichiro Kobayashi
Mitsuru Tamada
Yumiko Nishiu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nitto Denko Corp filed Critical Nitto Denko Corp
Priority to JP11508680A priority Critical patent/JPS5738713A/en
Publication of JPS5738713A publication Critical patent/JPS5738713A/en
Publication of JPH0229652B2 publication Critical patent/JPH0229652B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Materials For Medical Uses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】[Detailed description of the invention]

この発明は薬物を含む粘着性のポリマー層を薄
くし、少量の薬物で高い治療効果及び薬物の有効
利用を可能にした薬物含有ポリマー層を皮膚との
接触面側に配し、且つ部材が身体の動きについて
ゆくよう粘着特性を維持する為、担持体と薬物含
有ポリマー層との間に柔軟な緩衝層を配してなる
治療部材に関わるものである。 従来、薬物を含有する粘着テープ製剤として、
プラスター、パツプ剤、あるいは、近年現われた
ステロイド粘着テープ製剤、例えばコルチコステ
ロイドを粘着剤層中に均一に溶解あるいは分散さ
せたものは、その中に含まれる薬物の有効利用率
が悪く、特に粘着基材中での移動速度の低い薬物
は、治療効果も低く、薬物の速効性が出ない等の
問題があつた。一方、かかる問題を解決する提案
として、粘着剤を担持体上に塗工後、この面に薬
物を含む溶液を塗布する方法があるが、この方法
では、製作直後と経時後では薬物の分布が異なり
粘着剤表面付近の薬物の濃度が変り、この為、作
成時と時間を経た後ではその薬理効力に差が生
じ、安定した治療効果が得られないという問題が
ある。 また担持体上に中間層と表面層とを構成する同
一のポリマーからなる2つの粘着剤層を形成し、
その表面層に薬物を含有させた粘着テープ製剤も
提案されているが、同一のポリマーからなるため
に2つの層は同じ挙動を示し中間層は表面層が適
用面に確実に粘着するのに寄与しないばかりか、
表面層中の薬物が中間層に移行し、表面層に高濃
度で薬物を保持しようとした初期の目的が達成で
きないという問題がある。 この発明者達は、これらの従来技術の情況に鑑
み、適用面側のみに高濃度の薬物を含む粘着性の
ポリマー層を有すると共に適用面に大なる有効接
着面積を提供し、しかも薬物は適用面に吸収され
たときのみに減少する構成のものの開発を目的と
して鋭意研究を重ねたところ、かかる目的を、柔
軟な担持体と、薬物を含有する薄い粘着性のポリ
マー層との間に、自在に変形して前記ポリマー層
と適用面との有効接着面積を増大せしめると共に
ポリマー層の粘着力に抗して復元せず且つ下記
イ)〜ホ)の要件を満足する柔軟な緩衝層を設け
ることによつて達成することに成巧したものであ
る。 イ 溶解指数値が10以下 ロ 薬物との溶解指数値差が0.5以上 ハ 薬物非移行性 ニ 10秒剪断クリープコンプライアンスが0.1〜
30×10-6cm2/dyne ホ 柔軟な非多孔性高分子材料 なお、本発明で用いる「溶解指数値」とは、一
般に“Solubility Parameter(SP)”と呼ばれる
値であり、モル凝集エネルギー密度の平方根(δ
=(E/V)1/2E:モル凝集エネルギー,V:分子
の容積)で表わされ、分子間力の大きさを示すも
のであつて、値が近いと溶解しやすく、値が離れ
ると溶解しにくくなるという溶解性の程度を示す
値である。(参考:Polymer Handbook 2nd
Ed.,J.Brandrup,E.H.Immergut,Editors
John Wiley & Sons,New York,1975) この発明の治療部材によれば、薄いポリマー層
とすることによつて少量の薬物でも単位体積当り
の薬物濃度を高くしたので、濃度勾配に起因して
経皮吸収される薬物が無駄なく吸収され、従つて
極めて吸収効率の高いものを提供するという特徴
を有するものである。 この発明を構成する担持体と、薬物非移行性の
柔軟な特定の緩衝層と、薬物と、該薬物を含有保
持する粘着性のポリマー層との組み合わせは、
各々に用いられる化合物の性状によつて決められ
る。また各々を構成する化合物の性状は一定の幅
を有するものであり、従つて近接する相互の化合
物の選択は、この発明の目的によつてなされるも
のである。 この発明で用いられる柔軟な担持体は、この発
明に係る治療部材の一つの表面、即ち適用面とは
反対の面を形成するものであり、また部材を支持
するものである。従つて担持体として用いられる
材料はポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン
―酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル、ポリエ
ステル、ナイロンなどのフイルム又はシートであ
ることができ、またこれらフイルム又シートから
なる多孔質体、発泡体、紙、布、不織布などの通
気性シート状物であることができる。 担持体とポリマー層との間に介在される緩衝層
には、幾つかの機能が付与されている。その一つ
は適用面とポリマー層との接着面積を増大せしめ
る機能であり、他の一つは接着界面に剥離を誘発
させない機能である。そしてもう一つの機能は、
ポリマー層に配合されている薬物が該層及び担持
体に移行してくるのを阻止する機能である。 これらの機能は、次の少なくとも一つの性状を
満足する高分子材料を用いることによつて確実に
得ることができる。 その一つの性状は、10秒剪断クリープコンプラ
イアンスが0.1〜30×10-6cm2/dyneの範囲にある
ことである。クリープコンプライアンスとは特定
の条件下で測定された高分子材料の「ズレ易さ」
をいうものであつて、具体的には、平行板剪断ク
リーププラスト計器中に、平滑なフイルム(例え
ばポリテトラフルオロエチレンフイルム)上に
500μ厚に形成した試料体を載せたものを入れ、
加重をかけて、変形ズレ(d)と試料体面積
(A)と試料の厚さ(h)と加重の重力加速度
(F)を求め、下式にて測定される。 式 J(t)=AAd/hF ここでd及びhがcm、Fがdyneで表わされる
とき、J(t)はcm2/dyneで与えられる。 そしてJ(10)が0.1〜30×10-6cm2/dyneのと
き、適用面へのポリマー層の接着面積が増大され
ると共に界面剥離を誘発しないものである。 もう一つの性状は、溶解指数値(以下SP値と
いう)が10以下で、後述する薬物とのSP値差が
0.5以上有することにより、薬物を保持するポリ
マー層からの薬物の移行が確実に防止できる。な
お、溶解指数値の差は0.5以上あればよく、緩衝
層または薬物の溶解指数値のどちらが大きくても
本発明の効果に影響はないものである。そしてさ
らに好ましくはガラス転移点(Tg)が30℃以下
であることである。これらのSP値及びTgは、後
述するポリマー層との親和性、及び緩衝層の柔軟
性の点から決められる。 これら2つの性状を有する柔軟な緩衝層は、例
えば(メタ)アクリル酸アルキルエステルのホモ
ポリマー、(メタ)アクリル酸エステル―酢酸ビ
ニル共重合体の如きアクリル系共重合体、ポリビ
ニルアルキルエーテル、スチレン―イソプレン
(又はブタジエン)―スチレン共重合体、天然ゴ
ム、ポリ酢酸ビニル、エチレン―酢酸ビニル共重
合体の如きエチレン系共重合体、ポリシロキサン
の如き柔軟で且つ非多孔性の高分子材料から選択
され、さらに必要に応じてこれらに低分子量であ
るか或いはTgの低い樹脂、軟化剤などを配合す
ることができる。 ポリマー層は常温で粘着性を有すると共に薬物
を保持する機能を有するものである。そして好ま
しくは前記柔軟な緩衝層との分配係数が10以上で
ある物質で構成されていることである。 この発明において分配係数は ポリマー層中の薬物の濃度/緩衝層中の薬物の濃度の
関係を意味する。 ポリマー層は薄く形成されているにもかかわら
ず、通用面に対して充分な接着性を有しているこ
とが必要である。該層の厚みは約0.1〜30μmが好
ましく、これ以上の厚みで形成することは可能で
あるが、同一薬物量を用いての単位面積当りの薬
物含有濃度が低くなるので望ましくないものであ
る。 従つて、この発明は単位面積当り薬物含有濃度
の高いポリマー層を適用面に提供すると共に、ポ
リマー層中の薬物が適用面から吸収される以外に
減少することなく、しかも所望期間適用面に接着
固定させることができる治療部材を提供するもの
であることが理解されるであろう。 ポリマー層としては、常温で粘着性を有する多
くの粘着性物質を使用することが可能で、柔軟な
緩衝層の上に形成されたポリマー層は該緩衝層の
保有する前述の如き機能の助けを借りて、その接
着固定能を最大限発揮する。 用いられる粘着性物質としては、C数が4〜10
のアクリル酸エステルと(メタ)アクリル酸、ア
クリルアミド、ビニルピロリドン、マレイン酸或
いはそれらのエステル、酢酸ビニルの如きビニル
単量体とのアクリル系共重合物、高分子量ポリビ
ニルアルキルエーテルと低分子量のポリビニルア
ルキルエーテルとを混合し、さらに必要に応じて
前記のアクリル酸エステルとビニル単量体との共
重合物又はテンペン系樹脂、クマロンインデン樹
脂、α或いはβ―ピネン樹脂、エステルガムの如
き粘着付与樹脂を添加したポリビニルアルキルエ
ーテル系混合物、天然ゴム、合成ゴム、共重合体
系ゴムの如きゴム類に粘着付与樹脂、軟化剤を添
加してなるゴム系混合物、或いはポリオルガノシ
ロキサンを主成分するシリコーン系重合物などが
挙げられる。 ポリマー層と柔軟な緩衝層との組み合せは、前
述した種々の条件を満足させるほかに、例えばポ
リマー層を構成する粘着性物質と緩衝層とを構成
する物質との極性が同一か或いは近似する物質を
一方又は各々に適量含有させて、両層の投錨性
(接着性)を向上させる組み合せとすることもで
きる。 ポリマー層には以下に例示する経皮吸収性を有
する薬物が配合されているが、必要に応じてポリ
マー層の薬物が適用面へ移動するのを補助する助
剤や、例えば適用面である皮膚面を膨化させて薬
物が経皮吸収し易い状態を作る吸収助剤などを適
量配合することができる。 用いられる薬物としては以下のものが例示さ
れ、これらは2種以上用いることもできる。 1 ステロイド系消炎鎮痛剤、例えば吉草酸ベタ
メタゾン、ジプロピオン酸ベタメタゾン、フル
オシノニド、プロピオン酸クロベタゾール、ト
リアムシノロン、トリアムシノロンアセトニ
ド、デキサメタゾン、フルランドレノロンな
ど、 2 非ステロイド系消炎鎮痛剤、例えばジフエヒ
ドラミン、アセトアミノフエン、メフエナム
酸、フルナム酸、インドメタシン、ジクロフエ
ナツク、オキシフエンブタゾン、イブフエナツ
ク、フルルビプロフエン、サリチル酸メチルな
ど、 3 催眠鎮痛剤、例えばフエノバルビタール、ア
モバルタールなど、 4 精神安定剤、例えばフルフエナジン、チオリ
ダジン、ジアゼパム、クロルプロマジンなど、 5 高血圧剤、例えばクロニジン、シクロペンチ
アジド、ベントロフルメチアジド、レセルピン
など、 6 抗性物質、例えばエリスロマイシン、クロラ
ムフエニコール、セフアロスポリン、フラジオ
マイシンなど、 7 局所麻酔剤、例えばリドカイン、コカイン、
プロカインなど、 8 抗菌性物質、例えばアセトスルフアシン、ク
ロトリマゾールなど、 9 抗真菌剤、例えばペンタマイシン、アムホテ
リシンB、ピロールニトリンなど、 10 抗てんかん剤、例えばニトラゼパム、メプロ
バメート、デパゲンなど、 11 冠血管抗張剤、例えばジピリダモール、ニト
ログリセリン、イソソルビドナイトレートな
ど、 12 抗腫瘍剤、例えばブレオマイシン、5―フル
オロウラシル、1―(2―テトラハイドロフリ
ル)―5―フルオロウシルなど、 これらの薬物のポリマー層中の含有量は、薬物
の吸収性と有効治療濃度に依存するが、概して約
0.01〜30重量%、実用的には0.05〜20重量%の範
囲とされる。 また前記の助剤類としては、エチルアルコー
ル、イソプロピルアルコール、1,4―ブタンジ
オール、1,3―ブタンジオール、プロピレング
リコール、グリセリンなどのアルコール類、ステ
アリン酸プロピル、ラウリン酸エチル、ジイソプ
ロピルアジペート、エチルセバケート、ブチルセ
バケート、ジブチルジグリコールアジペートなど
のC級3〜22のアルキルカルボン酸とC数1〜8
のアルキルアルコールとからなるエステル類、エ
チルセロソルブ、ヘキシルセロソルブなどのセロ
ソルブ類、ポリオキシエチレン(15)ステアリル
エーテルの如きポリオキシエチレンアルキルエー
テル類、ポリオキシエチレンラウリルエステルの
如きポリオキシエチレンアルキルエステル類、そ
の他ポリオキシエチレンとポリオキシプロピレン
とのブロツク共重合体、アルキルアミド、アルキ
ルスルフオキサイド、アルキルホスフインなどが
挙げられる。 この発明の治療部材は以上説明したように、担
持体、緩衝層及びポリマー層から構成され、該ポ
リマー層には該層を保護する剥離部材が仮着され
る。 この発明の治療部材は、局所疾患部位の治療や
貼り付け部位から離れた疾患部位の治療に用いら
れ、部材は治療に有効な薬物量を血中に提供す
る。 以下この発明の実施例を示すが、この発明は以
下の各例に限定されるものではない。文中部とあ
るのは重量部を示す。 実施例 1 担持体としてのコロナ放電処理したポリエチレ
ンフイルム(厚さ50μm)の処理面に、K値(1
%テトラヒドロフラン溶液の20℃のときの値であ
り、西独規格(DIN 53726―A)に準じ粘度か
ら算出したポリマー特性を示す数値である。)が
20〜28のポリビニルイソブチルエーテル20部とK
値(0.5%イソオクタン溶液の20℃のときの値)
が123〜127のポリビニルイソブチルエーテル80部
との混合物からなる緩衝層(厚さ30μm)を形成
する。該層の10秒剪断クリープコンプライアンス
は5.4×10-6cm2/dyneで、SP値は7.7である。 一方アクリル酸2―エチルヘキシル60部と酢酸
ビニル40部とを重合開始剤としてのアゾビスイソ
ブチロニトリル(AIBN)を0.2部用いて酢酸エ
チル中で重合した共重合物(3.5%溶液)の固型
分100部に対して、ジブチルセバケート20部、
吉草酸ベタメタゾン0.6部(SP値8.7)を夫々配合
した混合物を用意する。 次に該混合物を上記の緩衝層面に、乾燥後の厚
みが5μmとなるように形成し、この発明の治療
部材を得る。なお緩衝層とポリマー層との分配係
数は15である。 実施例 2 実施例1における吉草酸ベタメダゾンの代りに
ジプロピオン酸ベタメタゾン(SP値8.8)を用
い、担持体としてスパンボンドナイロン不織布
(坪量35g/m2、厚み310μm)を用いた以外は実
施例1と同様である。なお分配係数は13である。 実施例 3 レーヨン不織布(坪量30g、厚さ300μm)の
表面に、ポリブタジエンゴム100部、ポリブテン
(平均分子量1200)30部及び水添ロジン30部との
混合物からなる緩衝層(厚さ30μ)を形成する。
該層の10秒剪断クリープコンプライアンスは2.5
×10-6cm2/dyneで、SP値は7.05である。 次に実施例1で用いたアクリル系の共重合物に
ジエチルセバケート20部及びプロピオン酸クロベ
タゾール(SP値7.6)0.6部を添加した混合物を用
意する。 次にこの混合物を上記の緩衝層面に、乾燥後の
厚みが5μmとなるように形成し、この発明の治
療部材を得る。 なお分配係数は12である。 実施例 4 ポリ塩化ビニルフイルム(厚さ50μm)に、ス
チレン―イソブレン―スチレンブロツク共重合体
ゴム(スチレン:イソプレン=14:86(重量比))
100部に平均分子量1260のポリブテン200部を配合
してなる混合物からなる緩衝層(厚さ30μm)を
形成する。該層の10秒剪断クリープコンプライア
ンスは2.3×10-6cm2/dyneで、SP値は7.4である。 一方メトキシエチルアクリレート70部とアクリ
ル酸30とをAIBNを0.2部用いて酢酸エチル中で
重合し、この重合物の固型分100部に対してポリ
エチレングリコール50部及びNaOHを1.4部含む
水とイソプロピルアルコール(1:1)との混合
液100部を配合し、さらにこれにポリエチレング
リコール(平均分子量400)20部、ジイソプロピ
ルアジペート10部及び架橋剤としてのトリエポキ
シプロピルイソシアヌレート0.2を配合して溶解
混合する。次にこれにインドメタシン(SP値
9.0)を1部配合して混合物を得る。 該混合物を前記のフイルムの緩衝層面に乾燥後
の厚みが10μmとなるように形成し、この発明の
治療部材を得る。なお分配係数は22である。 実施例 5 実施例4におけるインドメタシンの代りにジク
ロフエナツク(SP値8.5)を用いたほかは実施例
4と同様である。なお分配係数は21である。 実施例 6 実施例4においてポリエチレングリコールの部
数を20部から30部に、ジイソプロピルアジペート
をポリオキシエチレンソルビタンモノオレート
に、インドメタシンをイソソルビドナイトレート
(SP値6.63)に夫々代えるほかは、実施例4と同
様である。なお分配係数は13である。 実施例 7 実施例4におけるジイソプロピルアジペートを
ジメチルホルムアミドに、インドメタシンをクロ
ニジン(SP値8.4)に夫々代えたほかは実施例4
と同様である。なお分配係数は17である。 実施例 8 ポリ塩化ビニルフイルム(厚さ50μm)にスチ
レン―イソプレン―スチレンブロツク共重合体ゴ
ム(実施例4と同一)100部、平均分子量450のポ
リテルペン系樹脂300部を配合してなる混合物か
らなる緩衝層(厚さ30μm)を形成する。該層の
10秒剪断クリープコンプライアンスは8.3×10-6
cm2/dyenで、SP値は7.7である。 一方(CH33SiO0.5単位とSiO2単位(モル比で
0.7:1)とからなるシロキサンコポリマー樹脂
溶液(キシレン40重量%)と末端に水酸基を有す
るジメチルポリシロキサン重合体溶液(トルエン
40重量%)とを1:1(重量比)で混合し、これ
に有機過酸化物を1.2部配合したシリコーン系組
成物の固型分100部に対して、ポリプロピレング
リコールとポリエチレングリコールとのブロツク
共重合体10部とジイソプロピルアジペート10部と
を加え、さらにフルルビプロフエン(SP値9.0)
1部配合して混合物を得る。 この混合物を前記のフイルムの緩衝層面に乾燥
後の厚みが15μmとなるように塗布乾燥し、この
発明の治療部材を得る。なお分配係数は35であ
る。 実施例 9 実施例4においてインドメタシンの代りにスコ
ポラミン(SP値9.3)を、ポリプロピレングリコ
ールとポリエチレングリコールとの共重合体を鉱
油に夫々代えたほかは実施例4と同様である。な
お分配係数は34である。 実施例 10 実施例4においてインドメタシンの代りにエリ
スロマイシン(SP値8.4)、ポリプロピレングリ
コールとポリエチレングリコールとの共重合体を
ジメチルホルムアミドに夫々代えたほかは実施例
4と同様である。なお分配係数は14である。 参考例 実施例2で用いたナイロン不織布に、実施例1
の緩衝層を形成する。 一方アクリル酸70部とアクリル酸ブチル30部と
を重合開始剤としての過硫酸アンモニウムを0.2
部配合して熱水中(60℃)で重合し、これに
NaOH30部を水100部に溶解した水溶液を混合す
る。次にこの混合物の固型分100部に対して、ト
リエポキシプロピルイソシアヌレート0.2部、ジ
アゼパム(SP値8.0)10部、N,N′―ジメチルラ
ウリルアミド5部及びグリセリン10部を夫々配合
する。 次にこの配合物を前記の不織物の緩衝層面に乾
燥後の厚みが10μmとなるように塗布乾燥し、こ
の発明の治療部材を得る。なお分配係数17であ
る。 比較例 1〜11 比較例1〜11は実施例1〜11に夫々対応し、各
実施例において緩衝層を形成することなく、但持
体に直接薬物含有ポリマー層(厚さ40μm)を設
けたものである。但し単位面積当りの薬物含有量
は各実施例と同一である。 第1表に実施例1〜3及び比較例1〜3の、第
2表に実施例4〜6及び比較例4〜6の夫々の試
験結果を示す。
In this invention, the adhesive polymer layer containing a drug is made thinner, and the drug-containing polymer layer is disposed on the side that comes into contact with the skin, making it possible to achieve a high therapeutic effect and effective use of the drug with a small amount of drug. The therapeutic device is comprised of a flexible buffer layer between the carrier and the drug-containing polymer layer in order to maintain its adhesive properties to keep up with the movement of the drug. Conventionally, as adhesive tape formulations containing drugs,
Plasters, poultices, and steroid adhesive tape preparations that have appeared in recent years, such as those in which corticosteroids are uniformly dissolved or dispersed in the adhesive layer, have a poor utilization rate of the drug contained therein, and are particularly difficult to use in the adhesive layer. Drugs that move at a low speed in the substrate have problems such as low therapeutic efficacy and lack of rapid drug efficacy. On the other hand, as a proposal to solve this problem, there is a method of coating a pressure-sensitive adhesive onto a carrier and then applying a drug-containing solution to this surface. On the other hand, the concentration of the drug near the surface of the adhesive changes, resulting in a difference in pharmacological efficacy between the time of preparation and after the passage of time, resulting in the problem that stable therapeutic effects cannot be obtained. Further, two adhesive layers made of the same polymer constituting the intermediate layer and the surface layer are formed on the carrier,
Adhesive tape formulations have also been proposed in which the surface layer contains a drug, but since they are made of the same polymer, the two layers behave in the same way, and the intermediate layer helps ensure that the surface layer adheres to the surface to which it is applied. Not only does it not,
There is a problem in that the drug in the surface layer migrates to the intermediate layer, making it impossible to achieve the initial objective of retaining the drug at a high concentration in the surface layer. In view of these prior art situations, the present inventors have developed an adhesive polymer layer containing a high concentration of drug only on the application side, providing a large effective adhesive area to the application surface, and furthermore, the drug is not applied. After intensive research aimed at developing a structure that decreases only when absorbed onto a surface, we found that this purpose could be achieved by freely combining a flexible carrier and a thin sticky polymer layer containing the drug. Providing a flexible buffer layer that deforms to increase the effective adhesive area between the polymer layer and the applied surface, does not restore against the adhesive force of the polymer layer, and satisfies the following requirements a) to e). This is something that has been successfully achieved through. B. Solubility index value is 10 or less. B. Difference in solubility index value from drug is 0.5 or more. C. Non-migration of drug. D. 10 seconds shear creep compliance is 0.1 to
30×10 -6 cm 2 /dyne E Flexible non-porous polymeric material The "solubility index value" used in the present invention is a value generally called "Solubility Parameter (SP)", and is a value based on the molar cohesive energy density. The square root of (δ
= (E/V) 1/2 (E: molar cohesive energy, V: molecule volume), and indicates the magnitude of intermolecular force; when the values are close, they dissolve easily, and when the values are far apart. This value indicates the degree of solubility that makes it difficult to dissolve. (Reference: Polymer Handbook 2nd
Ed., J. Brandrup, EHImmergut, Editors.
John Wiley & Sons, New York, 1975) According to the therapeutic device of the present invention, the drug concentration per unit volume is increased even with a small amount of drug by using a thin polymer layer, so that the drug concentration per unit volume is increased due to the concentration gradient. It is characterized in that the drug that is absorbed through the skin is absorbed without wastage, thus providing extremely high absorption efficiency. The combination of a carrier, a flexible specific buffer layer that does not transfer drugs, a drug, and an adhesive polymer layer that contains and retains the drug, which constitutes this invention, is as follows:
It is determined by the properties of each compound used. Further, the properties of the compounds constituting each compound have a certain range, and therefore, the selection of mutually adjacent compounds is made based on the purpose of the present invention. The flexible carrier used in this invention forms one surface of the therapeutic component according to the invention, ie the surface opposite the application surface, and also supports the component. Therefore, the material used as the carrier can be a film or sheet of polyethylene, polypropylene, ethylene-vinyl acetate copolymer, polyvinyl chloride, polyester, nylon, etc., and porous bodies made of these films or sheets, It can be a breathable sheet-like material such as foam, paper, cloth, or nonwoven fabric. The buffer layer interposed between the carrier and the polymer layer has several functions. One of them is the function of increasing the adhesive area between the application surface and the polymer layer, and the other is the function of not inducing peeling at the adhesive interface. And another feature is
This function is to prevent the drug contained in the polymer layer from migrating to the layer and carrier. These functions can be reliably obtained by using a polymer material that satisfies at least one of the following properties. One property is that the 10 second shear creep compliance is in the range of 0.1 to 30 x 10 -6 cm 2 /dyne. Creep compliance is the "ease of slippage" of a polymer material measured under specific conditions.
Specifically, in a parallel plate shear creep plast instrument, a smooth film (e.g. polytetrafluoroethylene film) is
Place the sample body formed to a thickness of 500μ into the container.
By applying a weight, the deformation deviation (d), sample body area (A), sample thickness (h), and gravitational acceleration (F) of the weight are determined and measured using the following formula. Formula J(t)=AAd/hF Here, when d and h are expressed in cm and F is expressed in dyne, J(t) is given in cm 2 /dyne. When J(10) is 0.1 to 30×10 −6 cm 2 /dyne, the adhesion area of the polymer layer to the application surface is increased and interfacial peeling is not induced. Another property is that the solubility index value (hereinafter referred to as SP value) is 10 or less, and the SP value difference with the drug described later is
By having a ratio of 0.5 or more, migration of the drug from the drug-retaining polymer layer can be reliably prevented. Note that the difference in solubility index values only needs to be 0.5 or more, and the effects of the present invention are not affected no matter which of the solubility index values of the buffer layer or the drug is larger. More preferably, the glass transition point (Tg) is 30°C or lower. These SP values and Tg are determined from the viewpoint of affinity with the polymer layer described later and flexibility of the buffer layer. A flexible buffer layer having these two properties can be made of, for example, a homopolymer of (meth)acrylic acid alkyl ester, an acrylic copolymer such as (meth)acrylic acid ester-vinyl acetate copolymer, polyvinyl alkyl ether, or styrene-based copolymer. Selected from flexible and non-porous polymeric materials such as isoprene (or butadiene)-styrene copolymers, natural rubber, polyvinyl acetate, ethylene-based copolymers such as ethylene-vinyl acetate copolymers, and polysiloxanes. Furthermore, if necessary, a low molecular weight or low Tg resin, softener, etc. can be added to these. The polymer layer is sticky at room temperature and has the function of holding the drug. Preferably, the material has a distribution coefficient of 10 or more with respect to the flexible buffer layer. In this invention, the distribution coefficient means the relationship between the concentration of drug in the polymer layer/concentration of drug in the buffer layer. Even though the polymer layer is formed thin, it is necessary that it has sufficient adhesion to commonly used surfaces. The thickness of the layer is preferably about 0.1 to 30 μm, and although it is possible to form the layer with a thickness greater than this, it is undesirable because the drug-containing concentration per unit area using the same amount of drug becomes low. Therefore, the present invention provides a polymer layer with a high drug-containing concentration per unit area on the application surface, and the drug in the polymer layer does not decrease other than being absorbed from the application surface, and also adheres to the application surface for a desired period of time. It will be appreciated that this provides a treatment element that can be fixed. As the polymer layer, it is possible to use many adhesive substances that are sticky at room temperature, and the polymer layer formed on the flexible buffer layer helps the buffer layer to function as described above. Borrow it to maximize its adhesive fixing ability. The adhesive substance used has a C number of 4 to 10.
Acrylic copolymers of acrylic acid esters and vinyl monomers such as (meth)acrylic acid, acrylamide, vinylpyrrolidone, maleic acid or their esters, vinyl acetate, high molecular weight polyvinyl alkyl ethers and low molecular weight polyvinyl alkyl ethers. ether and, if necessary, a copolymer of the above-mentioned acrylic ester and vinyl monomer, or a tackifying resin such as tenpene resin, coumaron indene resin, α- or β-pinene resin, or ester gum. polyvinyl alkyl ether mixtures, natural rubbers, synthetic rubbers, copolymer rubbers, and other rubbers with tackifying resins and softeners added, or silicone polymers containing polyorganosiloxane as the main component. Examples include things. The combination of the polymer layer and the flexible buffer layer satisfies the various conditions mentioned above, and in addition, for example, the adhesive material that makes up the polymer layer and the material that makes up the buffer layer have the same or similar polarity. It is also possible to create a combination in which one or each layer contains an appropriate amount of the following to improve the anchoring properties (adhesive properties) of both layers. The polymer layer contains the following transdermally absorbable drugs, but if necessary, auxiliary agents may be added to help the drug in the polymer layer move to the application surface, such as the skin, which is the application surface. Appropriate amounts of absorption aids, etc., which swell the surface and create a state in which the drug is easily absorbed through the skin, can be added. Examples of the drugs that can be used include the following, and two or more of these can also be used. 1 Steroid anti-inflammatory analgesics, such as betamethasone valerate, betamethasone dipropionate, fluocinonide, clobetasol propionate, triamcinolone, triamcinolone acetonide, dexamethasone, flurandrenolone, etc. 2 Non-steroidal anti-inflammatory analgesics, such as diphehydramine, acetamino Fuene, mefenamic acid, flunamic acid, indomethacin, diclofenac, oxyphenbutazone, ibufenac, flurbiprofen, methyl salicylate, etc. 3. Hypnotic analgesics, such as phenobarbital, amobaltal, etc. 4. Tranquilizers, such as flufenazine, thioridazine , diazepam, chlorpromazine, etc. 5 Hypertensive agents, such as clonidine, cyclopenthiazide, bentroflumethiazide, reserpine, etc. 6 Antibiotics, such as erythromycin, chloramphenicol, cephalosporin, fradiomycin, etc. 7 Local anesthetics, e.g. lidocaine, cocaine,
8 Antibacterial agents, such as acetosulfacin, clotrimazole, etc. 9 Antifungal agents, such as pentamycin, amphotericin B, pyrrolnitrine, 10 Antiepileptic agents, such as nitrazepam, meprobamate, Depagen, etc. 11 Coronary vascular tensile agents, such as dipyridamole, nitroglycerin, isosorbide nitrate, etc.12 Antitumor agents, such as bleomycin, 5-fluorouracil, 1-(2-tetrahydrofuryl)-5-fluorouracil, etc., polymers of these drugs The content in the layer depends on the absorption and effective therapeutic concentration of the drug, but is generally about
The range is 0.01 to 30% by weight, practically 0.05 to 20% by weight. The auxiliaries mentioned above include alcohols such as ethyl alcohol, isopropyl alcohol, 1,4-butanediol, 1,3-butanediol, propylene glycol, and glycerin, propyl stearate, ethyl laurate, diisopropyladipate, and ethyl alcohol. C-class alkyl carboxylic acids such as sebacate, butyl sebacate, dibutyl diglycol adipate, etc. and C1-8
esters consisting of alkyl alcohols, cellosolves such as ethyl cellosolve and hexyl cellosolve, polyoxyethylene alkyl ethers such as polyoxyethylene (15) stearyl ether, polyoxyethylene alkyl esters such as polyoxyethylene lauryl ester, Other examples include block copolymers of polyoxyethylene and polyoxypropylene, alkylamides, alkyl sulfoxides, and alkyl phosphines. As explained above, the therapeutic device of the present invention is composed of a carrier, a buffer layer, and a polymer layer, and a release member for protecting the polymer layer is temporarily attached to the polymer layer. The therapeutic device of the present invention can be used to treat a localized disease site or a disease site remote from the application site, and the device provides a therapeutically effective amount of drug to the blood. Examples of the present invention will be shown below, but the present invention is not limited to the following examples. The words "part of the text" indicate parts by weight. Example 1 A corona discharge treated polyethylene film (thickness 50 μm) was coated with a K value (1
% tetrahydrofuran solution at 20°C, and indicates the polymer properties calculated from the viscosity according to the West German standard (DIN 53726-A). )but
20 parts of polyvinyl isobutyl ether of 20-28 and K
Value (value at 20℃ of 0.5% isooctane solution)
A buffer layer (thickness: 30 μm) is formed of a mixture with 80 parts of polyvinyl isobutyl ether having 123 to 127. The 10 second shear creep compliance of the layer is 5.4 x 10 -6 cm 2 /dyne and the SP value is 7.7. On the other hand, a copolymer (3.5% solution) of 60 parts of 2-ethylhexyl acrylate and 40 parts of vinyl acetate was polymerized in ethyl acetate using 0.2 parts of azobisisobutyronitrile (AIBN) as a polymerization initiator. 20 parts of dibutyl sebacate per 100 parts of the mold,
A mixture containing 0.6 parts of betamethasone valerate (SP value 8.7) is prepared. Next, the mixture is formed on the surface of the buffer layer so as to have a thickness of 5 μm after drying to obtain a treatment member of the present invention. Note that the distribution coefficient between the buffer layer and the polymer layer is 15. Example 2 Example 1 except that betamethasone dipropionate (SP value 8.8) was used instead of betamedasone valerate in Example 1, and spunbond nylon nonwoven fabric (basis weight 35 g/m 2 , thickness 310 μm) was used as the carrier. It is the same as 1. Note that the distribution coefficient is 13. Example 3 A buffer layer (thickness: 30 μm) made of a mixture of 100 parts of polybutadiene rubber, 30 parts of polybutene (average molecular weight: 1200), and 30 parts of hydrogenated rosin was applied to the surface of a rayon nonwoven fabric (basis weight: 30 g, thickness: 300 μm). Form.
The 10 second shear creep compliance of the layer is 2.5
×10 -6 cm 2 /dyne, and the SP value is 7.05. Next, a mixture is prepared by adding 20 parts of diethyl sebacate and 0.6 parts of clobetasol propionate (SP value 7.6) to the acrylic copolymer used in Example 1. Next, this mixture is formed on the surface of the buffer layer so as to have a thickness of 5 μm after drying to obtain a treatment member of the present invention. Note that the distribution coefficient is 12. Example 4 Styrene-isobrene-styrene block copolymer rubber (styrene:isoprene = 14:86 (weight ratio)) on polyvinyl chloride film (thickness 50 μm)
A buffer layer (thickness: 30 μm) is formed from a mixture of 100 parts of polybutene and 200 parts of polybutene having an average molecular weight of 1260. The 10 second shear creep compliance of the layer is 2.3 x 10 -6 cm 2 /dyne and the SP value is 7.4. On the other hand, 70 parts of methoxyethyl acrylate and 30 parts of acrylic acid were polymerized in ethyl acetate using 0.2 parts of AIBN, and water containing 50 parts of polyethylene glycol and 1.4 parts of NaOH and isopropyl based on 100 parts of solid content of the polymer. Blend 100 parts of a mixture with alcohol (1:1), and further blend 20 parts of polyethylene glycol (average molecular weight 400), 10 parts of diisopropyl adipate, and 0.2 parts of triepoxypropyl isocyanurate as a crosslinking agent, and dissolve and mix. do. Next, add this to indomethacin (SP value
9.0) to obtain a mixture. The mixture is formed on the buffer layer surface of the film so as to have a thickness of 10 μm after drying to obtain the treatment member of the present invention. Note that the distribution coefficient is 22. Example 5 The same as Example 4 except that diclofenac (SP value 8.5) was used instead of indomethacin. Note that the distribution coefficient is 21. Example 6 Same as Example 4 except that the number of parts of polyethylene glycol in Example 4 was changed from 20 parts to 30 parts, diisopropyl adipate was replaced with polyoxyethylene sorbitan monooleate, and indomethacin was replaced with isosorbide nitrate (SP value 6.63). The same is true. Note that the distribution coefficient is 13. Example 7 Example 4 except that diisopropyl adipate in Example 4 was replaced with dimethylformamide and indomethacin was replaced with clonidine (SP value 8.4).
It is similar to Note that the distribution coefficient is 17. Example 8 A mixture consisting of polyvinyl chloride film (thickness 50 μm), 100 parts of styrene-isoprene-styrene block copolymer rubber (same as in Example 4), and 300 parts of a polyterpene resin with an average molecular weight of 450. A buffer layer (thickness: 30 μm) is formed. of the layer
10 seconds shear creep compliance is 8.3×10 -6
cm 2 /dyen, and the SP value is 7.7. On the other hand, (CH 3 ) 3 SiO 0.5 units and SiO 2 units (in molar ratio
siloxane copolymer resin solution (xylene 40% by weight) consisting of
A block of polypropylene glycol and polyethylene glycol is added to 100 parts solids of a silicone composition prepared by mixing 1:1 (weight ratio) of 40% by weight and 1.2 parts of organic peroxide. Add 10 parts of copolymer and 10 parts of diisopropyladipate, and then add flurbiprofen (SP value 9.0)
1 part to obtain a mixture. This mixture is applied and dried on the buffer layer surface of the film to a thickness of 15 μm after drying to obtain the treatment member of the present invention. Note that the distribution coefficient is 35. Example 9 This is the same as in Example 4 except that indomethacin was replaced with scopolamine (SP value 9.3) and the copolymer of polypropylene glycol and polyethylene glycol was replaced with mineral oil. Note that the distribution coefficient is 34. Example 10 The same procedure as in Example 4 was repeated except that erythromycin (SP value 8.4) was used instead of indomethacin, and dimethylformamide was used instead of the copolymer of polypropylene glycol and polyethylene glycol. Note that the distribution coefficient is 14. Reference Example Example 1 was added to the nylon nonwoven fabric used in Example 2.
form a buffer layer. On the other hand, 70 parts of acrylic acid and 30 parts of butyl acrylate were used as a polymerization initiator, and 0.2 parts of ammonium persulfate was used as a polymerization initiator.
Polymerize in hot water (60℃) and add
An aqueous solution of 30 parts of NaOH dissolved in 100 parts of water is mixed. Next, 0.2 parts of triepoxypropyl isocyanurate, 10 parts of diazepam (SP value 8.0), 5 parts of N,N'-dimethyllaurylamide, and 10 parts of glycerin are each added to 100 parts of the solid content of this mixture. Next, this mixture is applied and dried on the buffer layer surface of the non-woven fabric to a thickness of 10 μm after drying to obtain the treatment member of the present invention. Note that the distribution coefficient is 17. Comparative Examples 1 to 11 Comparative Examples 1 to 11 correspond to Examples 1 to 11, respectively, and in each example, a drug-containing polymer layer (40 μm thick) was provided directly on the support without forming a buffer layer. It is something. However, the drug content per unit area is the same as in each example. Table 1 shows the test results of Examples 1 to 3 and Comparative Examples 1 to 3, and Table 2 shows the test results of Examples 4 to 6 and Comparative Examples 4 to 6.

【表】 第1表中のヒスタミン浮腫抑制率は、次の方法
により測定する。 2cm角のサンプルAと対照としての薬物を含有
しないサンプルBを用意する。これらのサンプル
をウイスター系ラツト(200gの雄)の背面除毛
部に脊椎中線をはさんでそれぞれサンプルA及び
Bを対で貼り付け、2時間後に剥離する。次に尾
静脈より1%ポンタミンスカイブルー生理食塩液
を0.2ml/100g(体重)注入し、その直後ヒスタ
ミン2μg/μm生理食塩液を50μ剥離跡に皮内
注射し、30分後に皮内色素漏出円面積を測定し、
次式により抑制率を算出する。 抑制率(%)=So−S/So×100 但しSoは対照サンプルの色素漏出面積Sはサ
ンプル貼布部位の色素漏出面積
[Table] The histamine edema suppression rate in Table 1 is measured by the following method. Prepare a 2 cm square sample A and a sample B that does not contain any drug as a control. Samples A and B were pasted in pairs on the hair-free area of the back of a Wistar rat (male weighing 200 g) across the midline of the spine, and peeled off after 2 hours. Next, 0.2 ml/100 g (body weight) of 1% Pontamine Sky Blue saline was injected through the tail vein, and immediately thereafter, 2 μg/μm histamine saline was injected intradermally into the 50 μm peeling scar, and 30 minutes later, intradermal dye was added. Measure the leakage circle area,
The suppression rate is calculated using the following formula. Suppression rate (%) = So - S / So × 100 where So is the dye leakage area of the control sample S is the dye leakage area of the sample application site

【表】 第2表中のカラゲニン浮腫抑制率は、次の方法
により測定する。 体重約150gのウイスター系ラツト(雄)を用
い、ラツト右後足容積を測定したのち、右後足肢
蹠に2cm2のサンプルをはりつけ、2時間経過後に
剥して同部位に0.5%カラゲニン生理食塩水を
0.05ml皮下注射し、3時間後に右後足容積を測定
し、サンプルはりつけ前と後の差を足浮腫容積と
し、下式にて抑制率を求める。 抑制率(%)=Vc−Vt/Vc×100 但しVc及びVtは夫々のコントロール群及びサ
ンプルはりつけ群の平均足浮腫容積を示す。 次に実施例6,9〜10参考例及び比較例6及び
9〜11の試験結果を示す。 第1図及び第2図は、実施例6(及び比較例6)
及び実施例7(及び比較例7)の試験結果を夫々
示すものである。なお図中の鎖線は正常値であ
る。 第1図及び第2図に示すグラフは、サンプル
(4cm×4cm角)をウイスター系ラツト(体重200
〜250g)の腹部を除毛して貼り付け、尾動脈を
測定したものである。 実施例9(及び比較例9)の試験結果を示す。
スコポラミンは末梢の副交換神経支配器管に対し
遮断作用があるとともに、中枢抑制作用もみられ
るため、効力判定は、瞬目反射を用いた。dd系
マウス(体重18〜20g(雄性))10匹を1群とし、
腹部を除毛し、そこにサンプル(2×2cm角)を
貼り付け(A群)、もう1つ群には薬不含のサン
プルを同様に貼り付けた(B群)。貼り付け20分
後に、薬剤投与群(A群)は瞬目反射が8割に於
いてみられなくなり、1〜4時間目に於いて、瞬
目反射が全ての個体に於いてみられなかつた。一
方対照B群では、瞬目反射は顕著であり、薬剤投
与群と比べ明確な差がみられた。一方、比較例9
に於いては前記と同様に試験した所、1時間目に
3割(3匹)に於いて、瞬目反射がみられなくな
り、3時間目には全て瞬目反射がみられ、対照B
群と何ら変りはなかつた。 実施例10(及び比較例10)の試験結果を示す。
10mm直径に打抜いたサンプルを、寒天栄養培地中
にB.Subtilis(バチルス.サチリス)をまいた上
にのせ、24時間後の細菌生育阻止円をみた所第3
表の如き値が得られた。
[Table] The carrageenan edema suppression rate in Table 2 is measured by the following method. Using a Wistar rat (male) weighing approximately 150 g, the volume of the rat's right hind paw was measured, and a 2 cm 2 sample was attached to the right hind foot pad. After 2 hours, it was removed and 0.5% carrageenan saline was applied to the same area. The water
Inject 0.05ml subcutaneously, measure the volume of the right hind paw 3 hours later, take the difference between before and after mounting the sample as the paw edema volume, and calculate the inhibition rate using the following formula. Inhibition rate (%) = Vc - Vt / Vc x 100, where Vc and Vt represent the average foot edema volumes of the control group and sample attachment group, respectively. Next, the test results of Examples 6, 9 to 10, Reference Examples, and Comparative Examples 6 and 9 to 11 will be shown. Figures 1 and 2 show Example 6 (and Comparative Example 6)
and the test results of Example 7 (and Comparative Example 7). Note that the dashed line in the figure is the normal value. The graphs shown in Figures 1 and 2 are based on samples (4 cm x 4 cm square) taken from Wistar rats (body weight: 200 cm).
(~250g) abdomen was removed and pasted, and the caudal artery was measured. The test results of Example 9 (and Comparative Example 9) are shown.
Scopolamine has a blocking effect on the peripheral accessory sympathetic nerve innervated tract and also has a central depressing effect, so the eye blink reflex was used to evaluate efficacy. One group consisted of 10 dd mice (weight 18-20 g (male)),
Hair was removed from the abdomen, and a sample (2 x 2 cm square) was pasted there (Group A), and a drug-free sample was similarly pasted on the other group (Group B). Twenty minutes after application, 80% of the drug administration group (group A) had no blink reflex, and from 1 to 4 hours, blink reflex was absent in all animals. . On the other hand, in the control group B, the blink reflex was remarkable, and a clear difference was seen compared to the drug-administered group. On the other hand, comparative example 9
When the test was conducted in the same manner as above, 30% (3 animals) no longer showed the blink reflex at the 1st hour, and all showed the blink reflex at the 3rd hour.
There was no difference from the group. The test results of Example 10 (and Comparative Example 10) are shown.
A sample punched to a diameter of 10 mm was placed on top of B. Subtilis sown in an agar nutrient medium, and the bacterial growth inhibition zone was observed after 24 hours.
The values shown in the table were obtained.

【表】 参考例(及び比較例11)の試験結果を示す。
dd系マウス(雄性、体重18〜20g)各群10匹用
い、その腹部を除毛し、そこに2×2cm角のサン
プルを貼り付け、経時的に瞬目反射のある動物数
を観察した。 その結果は第4表に示す。
[Table] Shows the test results of Reference Example (and Comparative Example 11).
Using 10 DD mice (male, weight 18-20 g) in each group, their abdomens were hair-removed, a 2 x 2 cm square sample was pasted thereon, and the number of animals with a blink reflex was observed over time. The results are shown in Table 4.

【表】【table】 【図面の簡単な説明】[Brief explanation of drawings]

第1図及び第2図は、この発明に係る実施例6
及び7の試験結果を示すグラフである。
Embodiment 6 of the present invention is shown in FIGS. 1 and 2.
and 7 are graphs showing the test results.

Claims (1)

【特許請求の範囲】 1 柔軟な担持体と、薬物を含有する薄い粘着性
のポリマー層との間に、自在に変形して前記ポリ
マー層と適用面との有効接着面積を増大せしめる
と共にポリマー層の粘着力に抗して復元せず且つ
下記イ)〜ホ)の要件を満足する柔軟な緩衝層が
設けられていることを特徴とする治療部材。 イ 溶解指数値が10以下 ロ 薬物との溶解指数値差が0.5以上 ハ 薬物非移行性 ニ 10秒剪断クリープコンプライアンスが0.1〜
30×10-6cm2/dyne ホ 柔軟な非多孔性高分子材料。
[Scope of Claims] 1. A thin adhesive polymer layer containing a drug is provided between a flexible carrier and a thin adhesive polymer layer that can be freely deformed to increase the effective adhesion area between the polymer layer and the application surface. A treatment member characterized by being provided with a flexible buffer layer that does not restore its shape against the adhesive force and satisfies the following requirements (a) to (e). B. Solubility index value is 10 or less. B. Difference in solubility index value from drug is 0.5 or more. C. Non-migration of drug. D. 10 seconds shear creep compliance is 0.1 to
30×10 -6 cm 2 /dyne E Flexible non-porous polymer material.
JP11508680A 1980-08-20 1980-08-20 Therapeutic material Granted JPS5738713A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11508680A JPS5738713A (en) 1980-08-20 1980-08-20 Therapeutic material

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11508680A JPS5738713A (en) 1980-08-20 1980-08-20 Therapeutic material

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5738713A JPS5738713A (en) 1982-03-03
JPH0229652B2 true JPH0229652B2 (en) 1990-07-02

Family

ID=14653841

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11508680A Granted JPS5738713A (en) 1980-08-20 1980-08-20 Therapeutic material

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5738713A (en)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6059207B2 (en) * 1981-03-13 1985-12-24 日東電工株式会社 Manufacturing method for complex preparations
JPS61167615A (en) * 1985-01-18 1986-07-29 Teisan Seiyaku Kk Administration of drug
JPH0322081U (en) * 1989-07-12 1991-03-06
JP4890856B2 (en) * 2003-02-12 2012-03-07 テイカ製薬株式会社 Diclofenac-containing patch

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5738713A (en) 1982-03-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU714798B2 (en) Drug delivery device
AU639015B2 (en) Method and device for administering dexmedetomidine transdermally
CA2161004C (en) Active ingredient patch
JPH05194201A (en) Pressure-sensitive silicone adhesive composition for use in percutaneous drug administration apparatus and related medical appliance
JPH0474329B2 (en)
JPH03223212A (en) Gel preparation for transcutaneous absorption
WO1998053815A1 (en) Transdermal drug delivery device for the delivery of tropisetron or granisetron
JPH0229652B2 (en)
JPH0429927A (en) Plaster
JPH07116023B2 (en) Patch using polyurethane film as support
JPS58148815A (en) Preparation of complex medicinal pharmaceutical
JP3197039B2 (en) Tape preparation
JPH0152362B2 (en)
JPH046164B2 (en)
JP2557046B2 (en) Layered formulation
BR112020021173A2 (en) TRANSDERMAL THERAPEUTIC SYSTEM FOR THE TRANSDERMAL ADMINISTRATION OF SOLIFENACIN
JP2565334B2 (en) Drug release variable patch preparation
JP3098095B2 (en) Patch using a moisture-permeable support
JP2572133B2 (en) Patch
JPH03123727A (en) Percutaneous absorption preparation
JP4293478B2 (en) Patch
JPH0722594B2 (en) Patch
JPH0543452A (en) Tape preparation
JPS5823846B2 (en) Hydrophilic medical components
JPH0772131B2 (en) External patch